JP2020128245A - 帯巻き包装装置、包装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性が低い(コシがない)帯シートを用いた場合であっても、その帯シートを搬送してループを確実に形成し、物品に帯シートを巻き回すことができる帯巻き包装装置、包装方法を提供する。多種類の帯シートに対応した帯巻き包装装置、包装方法を提供する。【解決手段】長尺の帯シートをループ状に形成して物品に巻き回す帯巻き包装装置は、長尺の帯シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、帯シートをループ状に形成するループ形成手段と、帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させる生成手段とを有する。生成手段は、少なくともループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側に配設されている。また、生成手段は、帯シートの先端から、当該帯シートの断面形状の断面中央部をループ外方に向かって湾曲させる。【選択図】図11

Description

本発明は、帯巻き包装装置、包装方法に関する。
物品に樹脂製フィルム等の帯体を巻き締めるアーチ型の帯巻装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−207847号公報
しかしながら、帯巻装置において、コシのないフィルム(剛性が低いフィルム)を用いた場合、そのフィルムを搬送経路の初期位置に配置する際に、配置し難いことがある。
また、コシのないフィルム(剛性が低いフィルム)を搬送する場合、フィルムの搬送途中でフィルムと搬送路の摩擦等により、フィルムの先端が折れ曲がり、搬送路に詰まる等の不具合が生じる虞がある。
本発明の帯巻き包装装置は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
長尺の帯シートをループ状に形成して物品に巻き回す帯巻き包装装置であって、
長尺の帯シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記帯シートをループ状に形成するループ形成手段と、
前記帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させる生成手段とを有し、
前記生成手段は、少なくとも前記ループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側に配設されていることを特徴とする。
また、本発明の包装方法は、上記帯巻き包装装置による包装方法であって、
搬送手段により長尺の帯シートを搬送方向に搬送するステップと、
ループ形成手段により前記帯シートをループ状に形成するステップと、
前記ループ状に形成した帯シートを物品に巻き回して帯巻き包装するステップと、
少なくとも前記ループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側で、前記帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させるステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、剛性が低い(コシがない)帯シートを用いた場合であっても、その帯シートを確実に搬送しループを形成して、物品に帯シートを巻き回すことができる帯巻き包装装置を提供することができる。
また、本発明によれば、多種類の帯シートに対応した帯巻き包装装置を提供することができる。
また、本発明によれば、剛性が低い(コシがない)帯シートを用いた場合であっても、その帯シートを確実に搬送しループを形成して、物品に帯シートを巻き回すことができる包装方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の一例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の一例を示す側面概念図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の包装動作の一例を示す図、(a)は初期状態の一例を示す図、(b)はフロントクランプにより帯シート(フィルム)を把持した状態を示す図、(c)はフロントクランプ及びリヤクランプにより帯シート(フィルム)を把持した状態を示す図、(d)はヒートシール動作及び切断動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の記憶部に記憶されているデータ(ファイル)を説明するための図、(a)は商品ファイルの一例を示す図、(b)はトレイファイルの一例を示す図、(c)は印字フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置により印字された帯シートの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置により帯シートを巻回した商品(物品)の一例を示す図、(a)は商品の斜視図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の動作の一例を示す図、(a)は初回時に印字部により印字された帯シート(フィルム)を搬送している状態の一例を示す図、(b)はフィードローラを停止した状態で、印字部のプラテンローラにより帯シートを搬送しながら印字し、印字された帯シートを待機部へ一時的に収容(待機)させている状態を示す図、(c)はフィードローラを停止した状態で、印字された帯シートを待機部の収容部へ一時的に収容(待機)させている状態を示す図、(d)は印字部のプラテンローラ(印字ローラ)を停止した状態で、待機部に一時待機していた印字済みの帯シート(フィルム)をフィードローラにより巻回部側へ搬送する動作の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置の一例を示す概念図である。 帯巻き包装装置の巻回部の縦断面図である。 帯巻き包装装置の巻回部の凹部生成手段の概念図である。 帯巻き包装装置の巻回部の平断面図である。 待機位置のブリッジ部材を説明するための概念斜視図である。 メンテナンス時のブリッジ部材を説明するための概念斜視図である。 巻回部(ループ形成部)がオープン状態(手動時)の帯巻き包装装置の正面図である。 図15に示した帯巻き包装装置の斜視図である。 帯シート搬送時にフィードローラ(正回転)の圧力が高い状態の一例を示す図である。 巻絞り時にフィードローラ(逆回転)の圧力が低い状態の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置は、長尺の帯シートをループ状に形成して物品(被帯掛け商品等)に巻き回す。この帯巻き包装装置は、長尺の帯シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、帯シートをループ状に形成するループ形成手段と、帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させる生成手段とを有する。この生成手段は、例えば帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状が凹形状となるように湾曲させる。また、この生成手段は、少なくとも前記ループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側に配設されている。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1、図2、図3、図4に示したように、本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置100は、物品(被帯掛け商品W)に帯シートsを周回させ、その帯シートsの先端部分と重なり合う重合部分(重合部)を溶着することで、例えば被帯掛け商品Wとしての蓋付きの商品Wの蓋を固定する。詳細には、帯巻き包装装置100は、装填部2、ラベル貼付部3、印字部4、フィード部5(帯シート搬送部)、溶着部6、切断部7、巻回部101(ループ形成手段)、待機部80、表示操作部9などを有する。本実施形態では、帯巻き包装装置100は、その本体部100aに上記構成要素を備えている。なお、帯巻き包装装置100は、ラベル貼付部3を備えていてもよいし、備えていなくともよい。
帯シートsは、樹脂製のフィルムや紙製のシートなどであり、厚みや剛性など様々なものを採用することができる。この帯シートsは、帯巻き包装装置100の印字部により、商品情報などが印字可能であってもよい。また、帯シートsは、印字部4により印字されたラベルが、帯シートsに貼付されてもよい。
装填部2は、帯シートsをロール状に巻回した帯シートロールR(フィルムロールともいう)を装填可能に構成されている。
装填部2は、帯シートロールR(フィルムロール)を装填する場所において、中央に回転支持軸21が取り付けられており、その回転支持軸21はモータ15(帯シート巻取り駆動用モータ)で駆動するように構成されている。帯シートロールRから帯シートを繰り出す場合、回転支持軸21が正回転(図1に示す例では左回り)するようにモータ15が駆動制御される。
また、帯シートロールRがモータ15により逆回転することで、フィード部5の逆回転による帯シートsの引き戻し分が帯シートロールRに巻き取られる。また、装填部2は、テンションローラg1と巻取り駆動用モータ15を制御することにより帯シートsのたるみ等を防止するように構成されている。帯シートsのたるみ防止機構については、後述する。
また、帯巻き包装装置100は、装填部2の前面に、開閉自在な扉等のカバー部材(図示省略)が設けられており、帯シートsや帯シートロールRにゴミや埃などが付着しないように構成されている。
ラベル貼付部3は、例えば、バーコード印字用ラベルを配置した台紙が巻回されたバーコードロール体3aからその台紙を引き出し、鋭角形状部を備える剥離部3bにて台紙から剥離したバーコード印字用ラベルを、帯シートロールRから引き出された帯シートsに貼付する。ラベルを取り除いた台紙は、巻取りローラ3cにより巻き取られる。
印字部4は、帯シートロールRからテンションローラg1、ガイドローラg2を介して引き出された帯シートsに商品情報を印字し、帯シートsに貼付されたラベルにバーコードなどのコード情報を印字する。詳細には、印字部4は、サーマルヘッド4a(印字ヘッド)と、プラテンローラ24と、プラテンローラ24を駆動回転させるプラテン駆動用モータと、プラテンローラ24を上下移動させる移動機構(不図示)とを有する。サーマルヘッド4aとプラテンローラ24とは対向して配置されている。帯シートsに商品に関する商品情報が印字され、バーコード印字用ラベルにJANコードバーコードなどのコード情報が印字される。尚、帯シートs及びラベル用紙への印字は、帯シートの先端からの長さによって管理制御される。
また、印字部4は、帯シートsに貼付されたラベルに、商品情報等を印字してもよい。
フィード部5(帯シート搬送部又は帯シート搬送手段)は、印字部4よりも帯シートsの搬送方向の下流側に配置されている。
フィード部5は一対のフィードローラ5a、5bを有し、フィードローラ5aとフィードローラ5bが対向して配置されている。図1に示す例では、フィードローラ5bは大径駆動ローラであり、フィードローラ5aは小径従動ローラである。フィード部5は、帯シートsを巻回部101の初期ループ形成方向(正方向)に搬送し(繰り出し)、又は帯シートである初期ループを被帯掛け商品の外周に沿うように縮径する引き戻し方向(逆方向)に帯シートsを搬送する。
巻回部101(ループ形成手段)は、被帯掛け商品Wを載置する載置部と、フィード部5により搬送された帯シートsを周回させるための初期ループを形成する環状ガイド部1とを有する。巻回部101では、搬送された帯シートsを、被帯掛け商品Wの外周に沿って巻回した後、フィード部5により引き戻し方向に帯シートが引き戻されて、被帯掛け商品を帯シートsにて巻き締めする。
環状ガイド部1は、詳細には、被帯掛け商品Wの出し入れに供する正面略長方形状の窓孔11を開設した前後一対の側板1a,1bと、その前後の側板1a,1bを帯シートsのテープ幅よりやや広い間隔を置いて対峙配置され、且つ窓孔11の開口縁より所定寸法外側に入った位置に沿って周方向に回した底板1cとを有し、底板1cの表面が帯シートsの案内面として作用する。
底板1cは窓孔11の孔縁に沿わせて略楕円形状に湾曲形成され、繰り出される帯シートsがスムーズに案内されて初期ループを確実に形成できるように構成されている。底板1cは繰り出された帯シートsの先端とロールに連続する部分が重なってループを形成できるように該底板1cに開設した開口を挟む始端と終端は上下方向にずらして取り付けられており、更に底板1cの始端側の上方における側板の内面にはストッパが取り付けられ、帯シートsの先端が位置決めされるように構成されている。環状ガイド部1の窓孔の下側孔縁は被帯掛け商品Wの載置部として機能する。
尚、前後の側板1a,1bに開設する窓孔11の形状は長方形状に限定されず、商品の出し入れに支障とならなければ形状は任意である。
溶着部6は、巻回部101により被帯掛け商品Wに巻回された帯シートsの重合部分(重合部)を溶着する。溶着部6は、環状ガイド部1の窓孔11における下側の底板の開口12内に、帯シートsの繰り出し方向に向かい所定間隔をおいて鉛直に起立配置した第1押え板43(フロントクランプ)、第2押え板44(リヤクランプ)と、その第1押え板43と第2押え板44との間に配置した熱溶着部45(ヒータ)と、これら第1押え板43、第2押え板44及び熱溶着部45の真上位置に環状ガイド部1の側方から出没自在に配置した受け板46とで構成されている(図1、図2、図3参照)。また、溶着部6は、上記第1押え板43、第2押え板44、熱溶着部45、受け板46等を駆動する駆動部8を有する。
フィード部5寄りに配置した第1押え板43には、上端面より僅か下方位置に帯シートsが嵌挿される通孔43hが開設されており、フィード部5の作動で繰り出される帯シートの先端はこの通孔43hを通って環状ガイド部1に供給される。
第1押え板43より下流側に配置される第2押え板44の上端は、第1押え板43の通孔43hの下側孔縁と面一か或いは下側孔縁より下方となるように配置されている。
また、第1押え板43と第2押え板44との間に配置する熱溶着部45は、第1押え板43と第2押え板44で帯シートsを押えた後、熱溶着するため、待機時には、熱溶着部45の上端は第2押え板44の上端より下方に位置されている。
第1押え板43と熱溶着部45の上端面を受け止める受け板46は、環状ガイド部1の側方裏側に該ガイドと直交して配置され、且つその受け板46の上面は環状ガイド部1の窓孔11の下側孔縁と面一に保持され、帯シートの搬送時に待機位置から環状ガイド部1内に突出して商品載置面を形成する。
受け板46と環状ガイド部1の底板1cとで区画される通路空間に帯シートの先端部が嵌入し、その帯シートの先端部は開口12より下流側における側板の内面に突出形成したストッパに衝合して先端の位置決めが行われる。
切断部7は、被帯掛け商品Wに巻回された帯シートsを所定の長さに切断する。例えば、切断部7は、帯シートsの重合部の近傍部分を切断する。切断部7のカッタは、第1押え板43と熱溶着部45との間に挾着配置され、且つ第1押え板43の側面に沿って、第1押え板43の通孔43hを越える位置まで上下することで、その通孔43hを貫通している帯シートsは第1押え板43の通孔43hの孔縁と切断部7によるせん断作用で切断されるように構成されている(図3参照)。
詳細には、図3(a)、図3(b)に示したように、帯シートsが第1押え板43(フロントクランプ)の通孔43hを通って、受け板46上に配置された商品(不図示)に巻回された状態で、第1押え板43が上方に移動し、帯シートsを受け板46に押圧することで、その帯シートsを把持する。次に、図3(c)、図3(d)に示したように、第2押え板44が上方に移動し、帯シートsを受け板46に押圧することで、その帯シートsを把持する。そして、熱溶着部45が上方に移動して、帯シートsの重合部に当接して熱溶着する。略同時に、切断部7が上方に移動して、その通孔43hを貫通している帯シートsが第1押え板43の通孔43hの孔縁と切断部7により切断される。帯シートを切断後、図3(a)に示すように、第1押え板43、第2押え板44、熱溶着部45、及び切断部7は、受け板46から離間する方向へ移動し、それぞれの待機位置に戻る。
なお、切断部7は、重合部近傍をせん断作用にて切断して、第1押え板43にて帯シートを押えておき、その後、熱溶着部45にて溶着するようにしてもよいし、帯シートの重合部を溶着部6により溶着したのち切断してもよい。
上記した溶着部6と切断部7を上下駆動する駆動部8は、モータとカム機構とで構成され、カム機構はカムやリンク機構を第1押え板43、第2押え板44、熱溶着部45、切断部7に連結し、更に第1押え板43、第2押え板44、熱溶着部45と切断部7が順次時間差をおいて上下作動するように構成されている。カム機構の動作を制御するためにそのカムを回転する軸に回転板51を固着し、回転板51の外周所定箇所に設けた原点をカム原点センサ52で検知し、駆動部8が制御されるようになっている。
つまり、駆動部8が作動してカム機構が作動することで切断部7が上昇し、受け板46が切断部7の上方位置へ突出移動し、受け板46と切断部7とで帯シートが挟まれ、帯シートが切断される。
環状ガイド部1の帯シートsの先端が位置決め停止される位置より手前側(上流側)の所定位置には、帯掛けする為に供給される帯シートsの先端部が所定位置に到達したことを検出する帯シート先端検出センサ(停止センサ)が配置されている。この帯シート先端検出センサの検出信号により帯シートsを繰り出すフィード部5の駆動が停止され、再度駆動して帯シートsの先端がストッパに当接するまでの繰り出しが制御されている。
環状ガイド部1における被帯掛け商品Wが載置される位置の線上外側には、商品検出センサ54が設置され、環状ガイド部1内の所定位置に被帯掛け商品Wが置かれているか否かが検出されるようになっており、被帯掛け商品Wが検出されるとフィード部5が起動し、帯シートの引き戻しを開始するように構成されている。
待機部80は、印字部4よりも下流側に配置され、且つフィード部5よりも上流側に配置されている。この待機部80は、印字部4により印字された帯シートsを待機させる。または、待機部80は、印字部4により印字されたラベルを貼付した帯シートsを待機させる。
この待機部80は、帯巻き包装装置100の本体部100aの内部に、その本体部100a内の他の部分と区画された構造を有する。詳細には、待機部80は収容部80cを有し、収容部80cの上方に開口部80aが形成されている。開口部80aの帯シート搬送方向の長さは、収容部80cの搬送方向の長さよりも小さい。開口部80aの幅(搬送方向に対して直交する方向の長さ)は、帯シートsの幅と略同じ又はそれよりも大きく規定されている。また、待機部80の内側面は、印字済みの帯シートが汚れないように、インクなどの付着を防止する表面処理が施されていることが好ましい。詳細には、待機部80の内側面にインク付着防止層や鏡面などが形成されていることが好ましい。
表示操作部9は、タッチパネル入力部、キー入力部、表示部などを有し、設定情報や商品情報などの各種データの入力、入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示などを行う。
図4は本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置100の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。帯巻き包装装置100は、帯掛制御部55、印字制御部56などを有する。なお、帯掛制御部55と印字制御部56が協働することで制御手段を実現してもよい。
帯掛制御部55は、通信用INFを介して印字制御部56と接続され相互に交信できるように構成されており、帯掛制御部55及び印字制御部56は、制御部57(CPU)及びCPU61により制御される。
制御部57には、バス(通信線など)を介して、通信部50、ROM58(記憶部)、RAM59(記憶部)、帯掛機構駆動部60、帯シートの先端を検出する帯シート先端検出センサ53(停止センサ)、商品が載置される載置部付近に設けられた商品検出センサ54、カム原点センサ52、ラベル貼付部3(ラベル発行部)等が接続されている。
ROM58は、制御部57が実行する制御プログラム(プログラム)等が格納されており、RAM59は制御部57とCPU61との通信データ等を一時記憶するエリアである。また、RAM59やROM58等の記憶部には、例えば帯シートに関する情報(帯シートの型番、幅、長さ、材質、剛性情報(こしの強さ))等が記憶されている。制御部57は、記憶部に記憶されている帯シートに関する情報等に基づいて帯巻き制御を行う。
制御部57は、制御プログラムを実行することにより、帯巻き包装装置100の各構成要素を統括的に制御する。また、制御部57は、制御プログラムを実行することにより、本発明に係る帯巻き包装装置100に関する機能を実現する。
通信部50は、制御部57の制御により、有線式通信路又は無線式通信路を介して、上位の管理装置や外部のコンピュータ等と通信可能であり、商品情報や帯シートに関する情報などの各種情報を通信することができる。
帯掛機構駆動部60としては、溶着部6の熱溶着板への通電のON/OFF、プラテンローラ24の移動用の駆動モータ33、下側フィードローラ5bの駆動モータ5c、帯シート巻取り駆動用モータ15、溶着部6及び切断部7の上下駆動用モータ48(駆動部8)、プラテンローラ駆動用モータ25が挙げられ、これらの駆動/停止が制御部57により制御される。プラテンローラ24は、バネなどの付勢部(不図示)や駆動モータ33により、サーマルヘッド4aに対して離間させる方向または近づける方向に移動可能に構成されている。
印字制御部56のCPU61には、バス(通信線など)を介してROM62(記憶部)、RAM63(記憶部)、表示操作部9、キー操作部10、印字部4が接続されている。
ROM62には、CPU61が実行する制御プログラムが格納されており、RAM63には被帯掛け商品毎の品名等の商品情報を記憶しておく商品ファイル(図5(a)参照)、トレイに関する各種データを記憶しておくトレイファイル(図5(b)参照)、帯掛けの帯シート(ラベルを含む)に商品に関する所定の項目を印字する為の印字位置情報を記憶しておく印字フォーマットファイル(図5(c)参照)などのファイルが記憶されている。
表示操作部9は、タッチパネルで構成されており、CPU61の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部10は、帯巻き包装装置の起動、停止等のための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
印字部4は、サーマルヘッド4a(印字ヘッド)により印字を行う。
図5(a)に示すように、RAM63に記憶される商品ファイルは、例えば、品番(商品番号)、不図示のJANコード(バーコード)、品名、値段(単価)、印字フォーマット番号等が設けられており、品番を特定することで、被帯掛け商品を特定することができる。
また、商品ファイルの各被帯掛け商品(各品番)毎に、後述する印字フォーマット番号が識別子として関連付けられて記憶してあるので、被帯掛け商品を特定することで各印字項目のレイアウトである印字フォーマットも特定できる。
図5(b)に示すように、トレイファイルは、例えば、トレイ番号(番号)毎にトレイサイズ(サイズ幅、サイズ高さ)(mm)、帯シートで形成した初期ループを商品の外周に沿う形状に絞り縮径するため絞り情報(帯シートの引き戻し量、トレイの硬度)、印字フォーマット番号等のトレイデータが設けられており、トレイ番号を被帯掛け商品に設定することで、その特定した商品を帯掛けする際の引き戻し量を特定することができ、安定した帯掛けが可能となる。
また、後述する印字フォーマットファイルの印字フォーマット番号が、識別子として記憶されている。従って、トレイ番号を特定することで、各印字項目のレイアウトである印字フォーマット番号も特定できる。
また、帯シートの引き戻し量などが設定されている絞り情報ファイル(図示省略)をRAM63に有し、該ファイル中の絞り情報を識別するための識別子が、各トレイ番号に割り振られている。
図5(c)に示すように、印字フォーマットファイルは、印字項目毎に印字するレイアウトが設定されているもので、印字フォーマット番号(識別子)毎に、印字開始、印字項目毎の印字位置等の印字位置情報が設定されており、図6に示すように、印字開始は帯シートsの先端からの距離(mm)を示し、印字位置として帯シートsの幅方向の一方端を原点O(0,0)とし、その原点から幅方向(X)、及び長手方向(Y)を始点として、その始点から幅方向(印字領域X幅)と、長手方向(印字領域Y幅)が設定されており、これにより各印字エリアが設定される。尚、JANコード(バーコード)が帯シートsにラベル用紙を貼付して印字する場合、JANコードの印字位置データが、ラベル用紙を貼着された位置と一致するように貼付部を駆動する。
上記のように、前記商品ファイルに印字フォーマット番号を関連付けることで、各被帯掛け商品、品番を選択するだけで、被帯掛け商品に合わせて帯シートの所定の位置に印字することができる。
また、各被帯掛け商品に印字フォーマット番号を関連付ける代わりに、各トレイ番号を関連付けるようにしてもよい。図5(b)に示すように、各トレイ番号には、印字フォーマット番号が識別子として記憶されているので、被帯掛け商品(品番)を特定するだけで、選択した商品の品名等の商品情報、トレイデータ(トレイ番号)、印字位置情報(印字フォーマット番号)が特定されるので、トレイの大きさに合った正しい位置に印字された帯シートで、被帯掛け商品を帯掛け包装することができる。
また、印字フォーマット番号を商品ファイルの各品番、トレイファイルの各トレイ番号の、それぞれに関連付けておいて、且つ、トレイ番号を商品ファイルの各品番に関連付けた場合は、例えば、トレイ番号に関連付けておいた印字フォーマット番号を優先して使用するようにしてもよいし、またその逆で、各品番に関連付けられた印字フォーマット番号を優先するようにしてもよい。
図7は本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置100により帯シートsを巻回した商品(物品)の一例を示す図であり、詳細には、図7(a)は商品の斜視図であり、図7(b)は断面図である。
図7に示した例では、被帯掛け商品W(商品)は、開口部を有する容器W1と、開口部を塞ぐ蓋部W2とを有し、蓋部W2が開口部を塞いた状態で、帯シートsが巻回される。帯シートsには直接またはラベルLに、印字部により印字された印刷部分Pが形成されている。
なお、帯巻き包装装置100により帯シートsを巻回した商品(物品)は、上記実施形態に限られるものではない。
図8は本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の動作の一例を示す図である。詳細には、図8(a)は初回時に印字部により印字された帯シートs(フィルム)を搬送している状態の一例を示す図である。図8(b)はフィード部5のフィードローラ5a,5bを停止した状態で、印字部のプラテンローラ24(印字ローラ)により帯シートsを搬送しながら印字し、印字された帯シートsを待機部80へ一時的に収容(待機)させている状態を示す図である。
図8(c)はフィードローラ5a,5bを停止した状態で、印字された帯シートsを待機部80の収容部80cへ一時的に収容(待機)させている状態を示す図である。図8(d)は印字部のプラテンローラ24(印字ローラ)を停止した状態で、待機部80に一時待機していた印字済みの帯シートs(フィルム)をフィードローラ5a,5bにより巻回部側へ搬送する動作の一例を説明するための図である。
次に、帯巻き包装装置100の帯巻き動作の一例を説明する。
商品(物品)が搬入され、巻回部101(ループ形成手段)の載置部に商品が載置される。検知部により、巻回部の載置部に商品が載置されたことを検知した信号が制御部57に出力される。
制御部57は、印字部4のプラテンローラ24を回転駆動して印字部4のサーマルヘッド4a(印字ヘッド)により印字処理を行う。
制御部57は、帯シートsを搬送方向(正方向)に搬送するように、フィード部のフィードローラを駆動する処理を行う。帯シートsは、巻回部101へ搬送される。
制御部57は、帯シートs(フィルム)の所定部分を把持部としての第1押え板43により把持する処理を行う。
制御部57は、フィード部5のフィードローラ5a、5bを逆方向へ駆動する処理を行う。詳細には、フィード部5により、帯シートである初期ループを被帯掛け商品Wの外周に沿うように縮径する引き戻し方向に搬送する。
制御部57は、フィード部5のフィードローラ5a、5bを停止する処理を行う。
制御部57は、帯シートs(フィルム)の重合部を把持部としての第2押え板44により把持する処理を行い、巻回部101にて被帯掛け商品Wに巻回された帯シートs(フィルム)の所定位置(切断位置)を、切断部7(カッタ)により切断する処理を行う。
制御部57は、溶着部6の熱溶着部45により、被帯掛け商品Wに巻回された帯シートの重合部を溶着する処理を行う。
なお、溶着部6の熱溶着部45による帯シートsの重合部を熱溶着した後、上記切断部7により帯シートsを切断してもよいし、逆に、切断部7により帯シートsを切断した後、熱溶着部45により帯シートsの重合部を熱溶着してもよいし、上記切断と熱溶着を略同時に行ってもよい。
制御部57は、第1押え板43、第2押え板44、熱溶着部45、切断部7等を待機位置に移動するように駆動制御し、巻回部101から、帯シートが巻回されている商品を搬出装置(不図示)などより搬出する処理を行う。
制御部57は、上記した熱溶着部45による熱溶着処理や商品搬出処理と並行して、図8(b)、図8(c)に示したように、フィード部5のフィードローラ5a、5bによる帯シートの搬送を停止した状態で、印字部4により商品情報を印字した帯シートを、印字部4のプラテンローラ24の回転駆動により待機部80に搬送し、その待機部80に帯シートを待機させる処理を行う。
詳細には、フィード部5による帯シートの搬送が停止した状態で、印字部4のプラテンローラ24を駆動することで、帯シートs(フィルム)が撓み、帯シートが撓んだ湾曲部分が下方へ移動し、待機部80の開口部80aから収容部80cに一時的に収容される。
なお、印字部4のプラテンローラ24とフィード部5のフィードローラ5a、5bとの間に規制部88が配置されており、この規制部88は、帯シートの撓んだ部分である湾曲部分が上方へ移動することを規制する。通常時、この規制部88と待機部80の開口部80aとの間に、帯シートs(フィルム)が配置されている。
制御部57は、帯シートを巻回する処理を終了するか否かを判断し、詳細には、例えば、キー操作部10や表示操作部9の終了ボタンなどが操作されたことを検知した場合に一連の帯掛け動作を終了し、それ以外の場合に、商品が搬入され、巻回部の載置部に商品が載置される。検知部により、巻回部の載置部に商品が載置されたことを検知した信号が制御部57に出力される。
そして、図8(d)に示したように、制御部57は、帯シートを搬送方向(正方向)に搬送するように、フィード部5のフィードローラを駆動する処理を行う。待機部80に収容されている帯シートは、巻回部101へ搬送される。帯巻き包装装置100は、上記帯巻き包装動作を適宜繰り返す。
<帯シートのたるみ防止機構(ロール支持軸)>
図9は、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置100の一例を示す概念図である。
帯巻き包装装置100は、図9に示すように、帯シートsの送り出し時、帯シートsの送り出しに影響がでないようにセット軸(ロール支持軸)が正回転して、帯シートを振りほどき、帯シートsを送り出す。
詳細には、上述したように、装填部2は、帯シートロールR(フィルムロール)を装填する場所において、中央に回転支持軸21が取り付けられており、その回転支持軸21はモータ15(帯シート巻取り駆動用モータ)で駆動するように構成されている。帯シートロールRから帯シートを繰り出す場合、回転支持軸21が正回転(図9に示す例では左回り)するようにモータ15が駆動制御される。
また、帯シートロールRがモータ15により逆回転することで、フィード部5の逆回転による帯シートsの引き戻し分が帯シートロールRに巻き取られる。また、装填部2は、テンションローラg1と巻取り駆動用モータ15を制御することにより帯シートsのたるみ等を防止するように構成されている。
詳細には、テンションローラg1は、回転支持軸21と同軸上に設けられた回転軸(不図示)に軸支された腕部gu1の端部に設けられている。この腕部gu1には、帯シートsの張力を検出する張力検出部(張力センサ)が設けられ、さらに帯シートsの張力に応じてテンションローラg1の位置を円弧状に移動させる駆動モータ(不図示)が設けられている。
つまり、帯巻き包装装置100の制御部は、制御用の可動式ローラ(従動ローラ)を有する。帯シートの送り出し時と、巻き取り時の帯シートの張り(張力)を一定に維持するように、可動式ローラ(従動ローラ)の移動を制御する。
すなわち、帯シートロールRの外径により、帯シートの搬送に必要な送り量(セット軸(ロール支持軸)の回転角度)が異なる場合であっても、帯シートs(メディア)の張り(張力)を規定値(一定値)に維持することができる。
次に、帯シートロールRから帯シートsの送り出しが停止した時の動作の一例を説明する。
テンションローラg1(可動式ローラ)に負荷が掛からなくなった場合(負荷が大きい状態から小さい状態となった場合)、テンションローラg1(可動式ローラ)は、規定位置(上方位置)に戻るように、駆動モータにより腕部gu1及びテンションローラg1の位置が制御される。この場合、帯シートセット軸(ロール支持軸)の駆動用モータ15は稼働せずに、反力のみで回転するように構成されていてもよい。
次に、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置100の生成手段の一例としての凹部生成手段105を説明する。図10は巻回部101の縦断面図である。図11は巻回部101の凹部生成手段105の概念図である。図12は巻回部101の平断面図である。
図9〜図12に示すように、搬送手段(フィード部5)により、長尺の帯シートsを搬送方向に搬送され、ループ形成手段(巻回部101)により、帯シートsをループ状に形成する。
図9に示すように、ループ形成手段(巻回部101)の最初のループコーナー101caよりも帯シート搬送方向上流側であって溶着部6よりも下流側に、凹部生成手段105が設けられている。
凹部生成手段105は、吸引ファン105fや帯シート両端支持部103等を有する。
図11に示すように、帯シート両端支持部103により帯シートsの端部stが支持された状態で、帯シートsの下部に配置された吸引ファン105fの吸引により、帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外方に向かって湾曲させることができる。つまり、凹部生成手段105は、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状が凹形状となるように湾曲させる。この湾曲状態の帯シートsは、帯シートsの先端がループコーナー101caに沿って曲がりやすくなり、帯シートsの先端をループコーナー101caに沿って確実に搬送し、搬送途中で詰まりを生じることなく、ループを形成することができる。
詳細には、帯シート両端支持部103は、中央部に通気孔103hが設けられており、通気孔103hの下方に吸引ファン105fが配置されている。
帯シート両端支持部103の上部には、突起状の規制部103tが設けられており、この規制部103tにより、湾曲した帯シートsの両端部stが上方に移動することを規制することで、必要以上に帯シートsが湾曲することを規制する。
また、例えば、凹部生成手段105は、静電気を発生させて帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外側に向かって湾曲させるように構成されていてもよい。
<ブリッジ部材>
図13は帯巻き包装装置の待機位置のブリッジ部材BRを説明するための概念斜視図である。図14はメンテナンス時のブリッジ部材BRを説明するための概念斜視図である。
帯シートロールRをセット時、帯シートロールRを配置し、ロールRから帯シートsを引き出し、複雑な経路に従って帯シートを配置し、帯シート搬送部の送り出しローラまでセットする場合、帯シートの経路が複雑であるが、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装では、簡単に帯シートをセットできるように、可動式のブリッジ部材BRを有する。
詳細には、帯巻き包装装置100は、図9、図13、図14に示すように、フィード部5(搬送ローラ部)の手前(帯シート搬送方向の上流側)に、帯シートsを一時的に溜めておく、待機部80(印字溜り用の空間)を有する。
帯シートロールRから繰り出された帯シートsを、帯シート搬送路に沿って押し出すようにセットする場合、待機部80の入り口である開口部80aを、塞ぐようにブリッジ部材BRが架設される。このブリッジ部材BRは可動式であり、帯シートsを回転支持軸21(セット軸)にセットする場合に、待機部80への出入口である開口部80aを塞ぐとともに、開口部80a上を搬送方向に沿って帯シートsが移動可能となるように案内する。
帯シートsをセットした後、詳細には、帯シートsをフィード部5(搬送部)の一対のフィードローラ5a,5b(送りローラ)で挟持した後、そのブリッジ部材BRを移動させ、具体的には、ブリッジ部材BRを搬送方向上流側又は下流側に移動し、待機部80への出入口である開口部80aを開状態とする。
待機部80の上部の開口部80aが開状態であり、印字部4により印字された帯シートs、又は印字部4により印字されたラベルが帯シートsに貼付され、そのラベル付き帯シートsが、開口部80aを通って待機部80に待機可能な状態となる。
また、例えば、帯巻き包装装置には、帯シートロールRの装着部(セット軸(ロール支持軸))を覆うカバーが開閉自在に設けられていてもよい。
また、帯巻き包装装置の制御部は、そのカバーの開閉状態を検出するカバー開閉検出部を設け、カバー開閉動作に応じて、ブリッジ部材BRによる、待機部の開口部を橋渡しする(閉状態)、又は開状態とするように、ブリッジ部材BRの移動を制御してもよい。
また、帯シートロールRを回転支持軸21(ロール支持軸)にセットする場合に、帯シートロールRを回転支持軸21(ロール支持軸)にセットしたことを検出するロールセット検出部を設け、その検出部による検出の結果、ロールRがセットされた場合に、待機部80の開口部80aを、ブリッジ部材BRを規定時間だけ橋渡しするように移動させてもよい。そして所定時間後、又は本体カバーが閉状態となったことをカバー開閉検出部により検出した場合に、待機部80の開口部80aを開状態とするように、ブリッジ部材BRを初期位置(待機位置)に移動する制御を行う。
なお、ブリッジ部材BRは、手動にて、待機部80の開口部80aを閉状態、又は開状態とするように、移動可能に構成されていてもよい。ブリッジ部材BRには、図13、図14に示すように、把持部BRhが設けられていてもよい。操作者はブリッジ部材BRから手前側に突出した把持部BRhを把持し、ブリッジ部材を手動にて移動させ、上記閉状態または開状態としてもよい。
<ループ形成部の展開構造>
図15は帯巻き包装装置100の巻回部101(ループ形成部)がオープン状態(手動時)の正面図である。図16は図15に示した帯巻き包装装置の斜視図である。
包装対象の商品には多種のサイズが存在し、巻回部101の窓孔11内に入らない商品を包装する場合、そのまま巻回部101を用いて帯巻き包装することができない。
本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置100は、巻回部101の窓孔11内に載置できない大きいサイズの商品W(物品)に対して、手動にて帯巻きシートを商品W(物品)に巻回可能に構成されている。
例えば、図15、図16に示す帯巻き包装装置100では、ループ形成手段としての巻回部101が、帯巻き包装装置100の本体部100aに対して回転軸100gを回転中心として回動自在に設けられている。
例えば、巻回部101の窓孔11内に巻回できる最大サイズを超える商品W(物品)を、手動にて、帯巻き包装する場合、図15、図16に示すように、回転軸100gを回転中心として、巻回部101を回動させ開状態とすることで、容易に通常サイズ用と大きいサイズ用とに切替えることが可能である。
操作者は、フィード部5(帯シート搬送部)から搬送された帯シートを掴み、手動にて、商品に帯シートを巻回し、重合部を熱溶着部により熱溶着することができる。
また、制御部57は、巻回部101を回動させ開状態とすることで、通常の帯巻き動作の制御を大きいサイズ用の動作に変更するようにしてもいい。また、制御部57は、図16に示すように、本体部100aに大きいサイズ用のアタッチメントAT1,AT2が取り付けられた場合に、それを検知部(不図示)により検知して通常の帯巻き動作の制御を大きいサイズ用の動作に変更するようにしてもいい。
<フィードローラ圧力可変機構>
図17は帯巻き包装装置が帯シート搬送時にフィードローラ(正回転)の圧力が高い状態の一例を示す図である。図18は帯巻き包装装置が巻絞り時にフィードローラ(逆回転)の圧力が低い状態の一例を示す図である。
図17、図18に示すように、本発明の一実施形態に係る帯シート包装装置は、フィードローラ5a(小径従動ローラ)、フィードローラ5b(大径駆動ローラ)により帯シートsを押圧した状態で、モータ15の回転駆動によりフィードローラ5bを回転駆動することにより、帯シートsを搬送する。
詳細には、図17、図18に示した例では、フィードローラ5bの回転軸5brがフィード部5の本体部500Bに軸支されている。この本体部500Bには、制御部により伸縮制御されるアクチュエータ5ACが設けられている。
フィードローラ5aは、支持部材501に回転自在に軸支されており、その支持部材501は、フィード部5の本体部500Bに対して回転軸502により軸支されている。
側面L字形状の連動部材503は、その上端が回転軸502に接続されており、その連動部材503の先端部にはコイル状のバネ5CLの一方の端部が接続されている。バネ5CLの他方の端部は、アクチュエータ5ACの可動部に接続されている。
つまり、バネ5CLの付勢力が、連動部材503、回転軸502、支持部材501を介してフィードローラ5aに伝達されることにより、フィードローラ5aがフィードローラ5b側に(下方に)に押圧される構造となっている。
例えば、帯シートsを帯シート搬送方向(図17に示す右方向(順方向))に搬送する場合、アクチュエータ5ACによりバネ5CLの下端部を下方へ移動させ、バネ5CLの下方への付勢力を増大させることにより、フィードローラ5aがフィードローラ5bへ押圧する圧力を高く設定し、その高い圧力(第1圧力)状態で、モータ5cを回転駆動することにより、無端ベルト5BT等を介してフィードローラ5bを回転させて、帯シートsを帯シート搬送方向(順方向(図17に示す右方向))へ搬送する。
また、例えば、商品W(物品)に巻回した帯シートsを巻締めするときに、帯シートsを帯シート搬送方向の逆方向(図18に示す左方向)に搬送する場合、アクチュエータ5ACによりバネ5CLの下端部を上方へ移動させ、バネ5CLの下方への付勢力を減少させることにより、フィードローラ5aがフィードローラ5bへ押圧する圧力を、上記順方向での圧力よりも低い圧力(第2圧力)状態となるように制御を行う。つまり、第2圧力<第1圧力である。
すなわち、簡単な構造で、商品Wに巻回した帯シートsを、比較的弱い力で巻締めすることができ、商品W(物品)を破損することなく、きれいに帯巻き包装可能な帯巻き包装装置を提供することができる。
以上、説明したように、本発明の帯巻き包装装置100は、長尺の帯シートsをループ状に形成して物品(商品W)に巻き回す。この帯巻き包装装置100は、長尺の帯シートsを搬送方向に搬送する搬送手段(フィード部5)と、帯シートsをループ状に形成するループ形成手段(巻回部101)と、帯シートsを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させる生成手段の一例としての凹部生成手段105(吸引ファン105f、帯シート両端支持部103等)とを有する。詳細には、帯シートsを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状が凹形状となるように湾曲させる。この凹部生成手段(吸引ファン105f、帯シート両端支持部103等)は、少なくともループ形成手段(巻回部101)の最初のループコーナー101caよりも帯シート搬送方向上流側に配設されている。
すなわち、剛性が低い(コシがない)帯シートsを用いた場合であっても、その帯シートsを確実に搬送しループを形成して、物品(商品W)に帯シートsを巻き回すことができる帯巻き包装装置100を提供することができる。
また、剛性が高い帯シートや剛性が低い帯シート等の多種類の帯シートに対応した帯巻き包装装置100を提供することができる。
また、生成手段としての凹部生成手段105(吸引ファン105f、帯シート両端支持部103等)は、帯シートsの先端から、当該帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外方に向かって湾曲させることで、帯シートsの先端がループコーナー101caに沿って曲がりやすくなり、帯シートsの先端をループコーナー101caに沿って確実に搬送し、搬送途中で詰まりを生じることなく、ループを形成することができる。
比較例として、例えば、帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ内側に向かって湾曲させた場合、帯シートsを搬送路に沿って移動させると、帯シートsの先端が、ループコーナーに沿って曲がり難く、ループコーナーで詰まる虞がある。詳細には、ループコーナーのカーブの向きと、断面凹形状の帯シートの湾曲の向きにより、帯シートがループコーナーに沿って曲がり易いか又は曲がり難いかが異なる。
また、例えば、凹部生成手段105は、帯シート両端支持部103により、帯シートsの両端部stが支持された状態で、吸引ファン105fにより、帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外方に向かって吸引することで、帯シートsの先端から、当該帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外方に向かって湾曲させることができる。
なお、凹部生成手段105は、上記実施形態に限られるものではない。例えば、上述した実施形態では、凹部生成手段105は溶着部6よりも帯シート搬送方向下流側に設けられていたが、この実施形態に限られるものではない。また、凹部生成手段105として、例えば、一対のローラにおいて、一方のローラが側面中央に凸面を有する円柱形状のローラ(押圧ローラ)であり、他方のローラの表面が弾性体により構成されており、その一対のローラの間に帯シートを通し、側面中央に凸面を有する円柱形状のローラ(押圧ローラ)により帯シートを押圧して、帯シートを断面凹形状に湾曲させてもよい。帯巻き包装装置では絞り込み動作を行う必要があるために、この側面中央に凸面を有する円柱形状のローラ(押圧ローラ)は、溶着部6よりも帯シート搬送方向上流側に設けられることが好ましい。こうすることで帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外側に向かって湾曲させるようにするとともに、搬送される帯シートにコシがない場合であっても意図的にコシを与えることが可能となりよりスムーズに帯シートsをループ形成手段へ送り出すことが可能になる。
なお、この側面中央に凸面を有する円柱形状のローラ(押圧ローラ)を、ループ形成手段のループ内に配置した場合には、絞り込み制御時に、このローラ(押圧ローラ)を帯シートや物品(商品等)から退避する機構を設けることが好ましい。こうすることで、絞込み時にローラが巻き込まれ、取り外し時に絞込みが緩んでしまうことがなくなる。
また、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置100は、例えば、被貼付物としての商品の商品情報等を示す印字内容を印字する印字手段(サーマルヘッド4a(印字ヘッド)などの印字部4)を有する。この印字手段(サーマルヘッド4aなどの印字部4)は、帯シートsに貼付されるラベルに商品情報等を印字してもよいし、帯シートsに商品情報等を印字してもよい。凹部生成手段105(吸引ファン105f、帯シート両端支持部103等)は、印字手段(サーマルヘッド4aなどの印字部4)よりも帯シート搬送方向下流側に配設されている。すなわち、帯シートsに断面凹形状部を形成する前に、平坦な帯シートにきれいに印字を行うことができる、又は平坦な帯シートにきれいに印字されたラベルを貼付することができる。
また、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置100のループ形成手段(巻回部101)は、帯シートsを帯シート搬送方向に沿って案内するガイド部(環状ガイド部1又は帯シート両端支持部103)を有する。この凹部生成手段105は、帯シートsの断面中央部(搬送方向に直交する断面形状の中央部)を、ガイド部(環状ガイド部1又は帯シート両端支持部103)よりもループ外方に向かって湾曲させる。
すなわち、簡単な構成で、ガイド部(環状ガイド部1又は帯シート両端支持部103)よりもループ外方に向かって、帯シートsの断面中央部を簡単に湾曲することができる。
また、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置100の凹部生成手段105は、帯シートsの断面中央部をループ外方に向かって吸引する吸引手段(吸引ファン105f)と、帯シートsの断面形状の両端部を保持する保持手段(帯シート両端支持部103)とを有する。
すなわち、保持手段(帯シート両端支持部103)により保持された帯シートsを、吸引ファン105fにて簡単に湾曲させることが可能な、帯巻き包装装置を提供することができる。
また、帯巻き包装装置100は、帯シートsの断面中央部をループ外方に向かって押圧する押圧手段106と、帯シートsの断面形状の両端部を保持する保持手段(帯シート両端支持部103)を有してもよい。つまり、吸引ファン105fの代わりに、押圧手段106により帯シートsの断面中央部をループ外方に向かって押圧することで、簡単に帯シートsを湾曲させることができる。例えば、受け板46に押圧手段106を設け、帯シートsを繰り出すときに押圧手段に当接することで帯シートsの断面形状の断面中央部ssをループ外側に向かって湾曲させるように構成してもよい。こうすることで、押圧手段106は受け板46とともに待機位置に戻ることが可能となる。
また、本発明の一実施形態に係る帯巻き包装装置100は、印字部4よりも帯シート搬送方向下流側で、搬送ローラ部の手前(帯シート搬送方向の上流側)に、帯シートsを一時的に待機させるための待機部80(印字溜り用の空間)が設けられている。
帯シートロールを帯巻き包装装置100の本体部にセット時、帯シートロールから繰り出された帯シートを、帯シート搬送路に沿って押し出すようにセットする場合、待機部の入り口である開口部に、可動式のブリッジ部材BRが架設される。
帯シートロールを配置し、ロールから帯シートを引き出し、複雑な経路に従って帯シートを配置し、帯シート搬送部の送り出しローラまでセットする場合、帯シートの経路が複雑であり、煩雑な操作を行う必要があり、簡単にセットできるように、帯巻き包装装置は、可動式のブリッジ部材BRを有する。
この可動式のブリッジ部材BRは、帯ローラをセット軸にセットする場合に、待機部80への出入口である開口部を塞ぐとともに、開口部の上方を通って搬送方向に沿って帯シートが移動可能となるように案内する。帯シートをセットした後、詳細には、帯シートを搬送部の一対の送りローラで挟持した後、そのブリッジ部材BRが移動し、具体的には、ブリッジ部材BRが搬送方向上流側又は下流側に移動し、待機部80の開口部を開状態とする。
待機部80の開口部が開状態であり、印字部により印字された帯シート、又は印字部により印字されたラベルが帯シートに貼付され、そのラベル付き帯シートが、開口部を通って待機部80に待機可能な状態となる。
すなわち、帯シートsを帯巻き包装装置100の本体部にセット時に、待機部80の出入口である開口部に、簡単な構造の可動式のブリッジ部材BRが移動して架設されるので、帯シートsの先端が待機部80内へ進むことなく、ブリッジ部材BR上を通り、フィード部5のフィードローラ5a,5b(送りローラ)へ確実に案内可能である帯巻き包装装置を提供することができる。
また、帯巻き包装装置100は、商品情報を帯シートsに印字する印字部4と、印字部4より帯シートの搬送方向下流側に設けられ、帯シートsを搬送するフィード部5と、印字部4より帯シートの搬送方向下流側かつフィード部5より帯シートの搬送方向上流側で、印字部4により印字された帯シートsを待機させる待機部80とを有する。
また、帯巻き包装装置100は、被帯掛け商品Wに巻回された帯シートの重合部を溶着する溶着部6と、制御部57とを有する。制御部57は、溶着部6による帯シートの重合部を溶着するとともに、フィード部5による帯シートの搬送を停止した状態で、印字部4により商品情報を印字した帯シートを待機部80に搬送し、その待機部80に帯シートを待機させる処理を行う。
すなわち、帯巻き包装装置100は、印字部4により商品情報を印字した帯シート(フィルム)を一時的に待機する待機部80を、フィード部5よりも、帯シートの搬送方向(正方向)に対して逆方向側に備える。巻回部101にて帯シート(フィルム)が被帯掛け商品W(商品)に巻回され、溶着部6によりその巻回された帯シートの重合部を溶着するとともに、その溶着と並行して、次に巻回部101により巻回される帯シート(フィルム)に印字部4により印字して、その印字された帯シートを待機部80に待機させる。
つまり、帯シートの溶着処理と並行して、比較的時間の掛かる次回の帯シートへの印字処理を行い、待機部80にその印字された帯シートを一時的に待機させる。次回、待機部80に一時的に待機していた印字済みの帯シートを、印字部4による印字速度よりも速い搬送速度、例えば印字速度よりも1.5倍〜10倍程度高速の搬送速度で、巻回部101へ搬送することができる。
すなわち、短時間に、次回の巻回部101による帯シートの商品への巻回を開始することができ、初回を除く次回以降、1つの商品に印字された帯シート(フィルム)を巻回して熱溶着が完了するまでの時間が短時間となる。
例えば、帯巻き包装装置100は、初回時、1分当り約7.5パックの包装スピードであり、初回を除く次回以降、1分当り約12パックの包装スピードとなり、包装時間を短縮することができる。
また、本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置100の制御部57は、待機部80に帯シートが待機した状態で、巻回部101の載置部に被帯掛け商品Wが載置された場合、フィード部5により、待機部80の帯シートを巻回部101へ搬送する処理を行う。
すなわち、待機部80に一時的に待機している印字済みの帯シートを、フィード部5により、巻回部101へ搬送して、巻回部101の載置部に載置された被帯掛け商品Wに、印字済みの帯シートを巻回することで、帯巻きを短時間で完了することができる。
また、本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置の制御部57は、印字部4による帯シートの印字速度と比較して、高速な搬送速度で、待機部80から帯シートを巻回部101へ搬送する制御を行う。
すなわち、上述したように、印字部4による印字速度よりも高速な搬送速度、例えば、印字速度よりも1.5倍〜10倍程度だけ高速な搬送速度で、巻回部101へ搬送することで、短時間に巻回部101により帯シート(フィルム)を商品に巻回することができる。
また、本発明の実施形態に係る帯巻き包装装置100は、待機部80が、帯巻き包装装置100の本体部100aの内部に、その本体部100a内の他の部分と区画された構造を有する。詳細には、待機部80は収容部80cを有し、収容部80cの上方に開口部80aが形成されている。開口部80aの搬送方向の長さは、収容部80cの搬送方向の長さよりも小さい。開口部80aの幅(搬送方向に対して直交する方向の長さ)は、帯シートの幅と略同じ又はそれよりも大きく規定されている。
すなわち、待機部80が、帯巻き包装装置100の本体部100a内の他の部分と区画された構造を有するので、待機部内に待機した状態の印字済みの帯シート(フィルム)が、帯巻き包装装置の本体部の他の部分に干渉することなく、待機することができる。また、待機部から帯シートを巻回部へ搬送するときに、他の部分と干渉することがなく、印字されている帯シートの汚れや破損などを防止することができる。
また、帯巻き包装装置100は、切断部7を備え、その切断部7により帯シートを切断したのち、溶着部6により帯シート(フィルム)の重合部を熱溶着することができる。
また、制御部57は、巻回部101による巻回処理と、印字部4による印字処理とを並行して処理することができる。また、制御部57(CPU)とCPU61とが協働することで、上記並行処理を行ってもよい。
また、本発明に係る帯巻き包装装置による包装方法は、上記搬送手段により長尺の帯シートを搬送方向に搬送するステップと、ループ形成手段により前記帯シートをループ状に形成するステップと、ループ状に形成した帯シートを物品に巻き回して帯巻き包装するステップと、少なくともループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側で、前記帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させるステップとを有する。
すなわち、剛性が低い(コシがない)帯シートを用いた場合であっても、その帯シートを搬送してループを確実に形成し、物品に帯シートを巻き回すことができる、包装方法を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1…環状ガイド部
4…印字部
4a…サーマルヘッド(印字ヘッド)
5…フィード部(帯シート搬送部、搬送手段)
5a…フィードローラ(小径従動ローラ)
5b…フィードローラ(大径駆動ローラ)
6…溶着部
7…切断部(カッタ)
9…表示操作部
10…キー操作部
24…プラテンローラ
33…駆動モータ
45…熱溶着部(ヒータ)
54…商品検出センサ(検知部)
55…帯掛制御部
56…印字制御部
57…制御部(CPU)
58…ROM(記憶部)
59…RAM(記憶部)
60…帯掛機構駆動部
61…CPU
62…ROM(記憶部)
63…RAM(記憶部)
80…待機部
100…帯巻き包装装置
101…巻回部(ループ形成手段)
101ca…ループコーナー
105…凹部生成手段(生成手段)
106…押圧手段
s…帯シート
ss…帯シートの断面中央部
W…商品(物品,被帯掛け商品)

Claims (7)

  1. 長尺の帯シートをループ状に形成して物品に巻き回す帯巻き包装装置であって、
    長尺の帯シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記帯シートをループ状に形成するループ形成手段と、
    前記帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させる生成手段とを有し、
    前記生成手段は、少なくとも前記ループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側に配設されている
    ことを特徴とする帯巻き包装装置。
  2. 前記生成手段は、前記帯シートの先端から、当該帯シートの前記断面形状の断面中央部をループ外方に向かって湾曲させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯巻き包装装置。
  3. 印字手段を有し、
    前記生成手段は、前記印字手段よりも帯シート搬送方向下流側に配設されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯巻き包装装置。
  4. 巻き回された前記帯シートを溶着する溶着部をさらに有し、
    前記生成手段は、前記溶着部よりも帯シート搬送方向下流側に配設されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯巻き包装装置。
  5. 前記ループ形成手段は、前記帯シートを帯シート搬送方向に沿って案内するガイド部を有し、
    前記生成手段は、前記帯シートの断面中央部を、前記ガイド部よりもループ外方に向かって湾曲させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の帯巻き包装装置。
  6. 前記生成手段は、前記帯シートの前記断面中央部をループ外方に向かって吸引する吸引手段と、
    前記帯シートの前記断面形状の両端部を保持する保持手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の帯巻き包装装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の帯巻き包装装置による包装方法であって、
    搬送手段により長尺の帯シートを搬送方向に搬送するステップと、
    ループ形成手段により前記帯シートをループ状に形成するステップと、
    前記ループ状に形成した帯シートを物品に巻き回して帯巻き包装するステップと、
    少なくとも前記ループ形成手段の最初のループコーナーよりも帯シート搬送方向上流側で、前記帯シートを、帯シート搬送方向に対して直交する方向の断面形状を幅方向に湾曲させるステップとを有する
    ことを特徴とする包装方法。
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