JP2020128238A - カード状振り出し容器 - Google Patents

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恒 相澤
Hisashi Aizawa
恒 相澤
金野 誠
Makoto Konno
誠 金野
小川 泰明
Yasuaki Ogawa
泰明 小川
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Abstract

【課題】内容物が残り少なくなった場合においても内容物を容易に振り出すことが可能なカード状振り出し容器を提供する。【解決手段】振り出し容器10は、第1容器部材20と、第2容器部材40とを備え、第1容器部材20の内面側に第1係合用突条31が突設され、第2容器部材40の内面側に第2係合用突条51が突設されている。振り出し容器10の側壁面11は、第1側壁面81と、第2側壁面82と、第1側壁面81及び第2側壁面82に対して傾斜する傾斜側壁面83とを有し、傾斜側壁面83に開口部12が形成されている。第2容器部材40には、開口部12を開閉する蓋部材60が設けられ、第1容器部材20及び第2容器部材40の内側に、開口部12の近傍に位置する第1係合用突条31又は第2係合用突条51から延びるガイド部材33、34、53、54が設けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、カード状振り出し容器に関する。
従来、タブレット等の錠剤を収容する容器として、容器本体と、容器本体に嵌合固定されたカバーとを備えた粒状物収納容器が知られている(例えば特許文献1参照)。このような粒状物収納容器では、容器本体とカバーとの間に形成される収納空間に、内容物である粒状物が収納されている。また、粒状物収納容器には、粒状物収納容器の外部と収納空間とを連通し、粒状体を取り出すための開口部が設けられている。
特開2015−209265号公報
しかしながら、従来の粒状物収納容器において、容器内の内容物が少なくなった場合に、収納空間に収納された内容物を開口部まで導くことが困難になる場合がある。この場合、開口部から内容物を振り出すことが困難になるおそれがある。
本開示は、内容物が残り少なくなった場合においても内容物を容易に振り出すことが可能なカード状振り出し容器を提供する。
本実施の形態によるカード状振り出し容器は、第1表面部材を有する第1容器部材と、前記第1表面部材の反対側に位置する第2表面部材を有するとともに、前記第1容器部材に組み付けられる第2容器部材とを備え、前記第1容器部材の内面側に、複数の第1係合用突条が突設され、前記第2容器部材の内面側に、複数の第2係合用突条が突設され、前記第1容器部材の前記複数の第1係合用突条と前記第2容器部材の前記複数の第2係合用突条とが互いに嵌合することにより、前記第1容器部材と前記第2容器部材とが組み立てられ、前記第1容器部材の前記第1表面部材と前記第2容器部材の前記第2表面部材との間に、側壁面が形成され、前記側壁面は、第1側壁面と、前記第1側壁面に対して直交する第2側壁面と、前記第1側壁面及び前記第2側壁面の両方に対して傾斜するように配置された傾斜側壁面とを有し、前記傾斜側壁面に開口部が形成され、前記第2容器部材には、前記開口部を開閉する蓋部材が設けられ、前記第1容器部材及び前記第2容器部材のうち少なくとも一方の内面側に、前記開口部の近傍に位置する前記第1係合用突条又は前記第2係合用突条から延びるガイド部材が設けられている。
本実施の形態によるカード状振り出し容器において、前記蓋部材は、前記第2容器部材と一体成形されていてもよい。
本実施の形態によるカード状振り出し容器において、前記第1容器部材は、前記第1表面部材の周囲に設けられ、前記側壁面の一部を構成する第1側壁部分を有し、前記第2容器部材は、前記第2表面部材の周囲に設けられ、前記側壁面の一部を構成する第2側壁部分を有し、前記開口部は、前記第1容器部材の前記第1側壁部分に形成された第1開口部分と、前記第2容器部材の前記第2側壁部分に形成された第2開口部分とによって、形成されていてもよい。
本実施の形態によるカード状振り出し容器において、前記蓋部材は、前記傾斜側壁面と同一平面上にある外面を有していてもよい。
本実施の形態によるカード状振り出し容器において、前記蓋部材は、前記第1側壁面と同一平面上にある第1外面と、前記第2側壁面と同一平面上にある第2外面とを有していてもよい。
本実施の形態によれば、内容物が残り少なくなった場合においても内容物を容易に振り出すことができる。
図1は、本実施の形態によるカード状振り出し容器を示す斜視図であって、蓋部材が閉鎖位置にある場合の図。 図2は、本実施の形態によるカード状振り出し容器を示す斜視図であって、蓋部材が開放位置にある場合の図。 図3(a)は、カード状振り出し容器の第1容器部材を内面側から見た平面図であり、図3(b)は、カード状振り出し容器の第1容器部材を示す側面図。 図4(a)は、カード状振り出し容器の第2容器部材を示す側面図であり、図4(b)は、カード状振り出し容器の第2容器部材を内面側から見た平面図。 図5は、第1容器部材の第1係合用突条と第2容器部材の第2係合用突条とを示す断面図。 図6は、第1容器部材の第1中央突条と第2容器部材の第2中央突条とを示す断面図。 図7(a)は、カード状振り出し容器を示す断面図(図1のVIIa-VIIa線断面図)であり、図7(b)は、カード状振り出し容器を示す断面図(図7(a)のVIIb-VIIb線断面図)。 図8(a)−(b)は、蓋部材が閉鎖位置と開放位置との間で移動する状態を示す断面図(図7(b)に相当する断面図)。 図9は、変形例によるカード状振り出し容器を示す平面図。 図10は、変形例によるカード状振り出し容器を示す斜視図であって、蓋部材が閉鎖位置にある場合の図。 図11は、本実施の形態によるカード状振り出し容器を示す斜視図であって、蓋部材が開放位置にある場合の図。
以下、カード状振り出し容器の一実施の形態について、図1乃至図8を用いて説明する。図1乃至図8は、一実施の形態を示す図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態によるカード状振り出し容器(以下、振り出し容器ともいう)10は、例えば、厚板状の円形状の錠剤であるタブレット等の内容物Tを複数個収容する容器である。この振り出し容器10は、第1容器部材20と、第1容器部材20に組み付けられる第2容器部材40とを備えている。また振り出し容器10は、周縁に形成された側壁面11を有している。
この側壁面11は、一対の第1側壁面81と、第1側壁面81に直交する一対の第2側壁面82と、第1側壁面81及び第2側壁面82の両方に対して傾斜するように配置された傾斜側壁面83とを有している。側壁面11のうち、傾斜側壁面83には、内容物Tを取り出すための開口部12が形成されている。傾斜側壁面83に開口部12が形成されることにより、内容物Tの残量が少なくなった場合であっても、内容物Tを開口部12に容易に導くことができる。さらに側壁面11には、開口部12を開閉する蓋部材60が設けられている。この蓋部材60は、開口部12を開放する開放位置(図2)と、開口部12を覆う閉鎖位置(図1)とをとることができる。
次に、第1容器部材20について説明する。図3(a)(b)に示すように、第1容器部材20は、第1表面部材21と、第1表面部材21の周囲に設けられた第1側壁部分22とを有する。このうち第1表面部材21は、平面視略五角形形状(角部が丸みを帯びた五角形形状)を有している。第1表面部材21の外面には、平面視略長方形形状の開放用凹部23が形成されている。この開放用凹部23は、蓋部材60に対する使用者の指の指掛かり性を向上させる役割を果たす。なお、本明細書中、「平面視」とは、第1表面部材21及び第2表面部材41の法線方向から見ることをいう。
また、第1側壁部分22は、第1表面部材21の周縁に沿って、第1表面部材21から、第1表面部材21の内面側に突出するように形成されている。第1側壁部分22には、第1段部24が形成されている。この第1段部24は、後述する第2容器部材40の第2段部44と嵌合するようになっている。この第1側壁部分22と、後述する第2容器部材40の第2側壁部分42とにより、振り出し容器10の側壁面11が構成される。また、第1側壁部分22のうち、傾斜側壁面83に対応する部分には、第1側壁部分22を厚み方向に貫通する第1開口部分25が形成されている。第1開口部分25は、後述する第2容器部材40の第2開口部分45と対応しており、第1開口部分25と第2開口部分45とによって、振り出し容器10の開口部12が形成される。さらに第1側壁部分22のうち第1開口部分25の両側に、略長方形形状の第1側壁凹部26がそれぞれ形成されている。この第1側壁凹部26には、蓋部材60が収容されるようになっている。また第1側壁凹部26には、蓋部材60の後述する第2係合突起65と係合する第1係合突起27が形成されており、第1側壁凹部26の第1係合突起27と、蓋部材60の第2係合突起65とが係合することにより、蓋部材60が閉鎖位置にロックされるように構成されている。なお、第1側壁部分22の高さH1は、第1開口部分25を除き、周方向に略一定となっている。
次に、第2容器部材40について説明する。図4(a)(b)に示すように、第2容器部材40は、第2表面部材41と、第2表面部材41の周囲に設けられた第2側壁部分42とを有する。このうち第2表面部材41は、平面視略五角形形状(角部が丸みを帯びた五角形形状)を有している。なお、第2表面部材41の形状は、第1表面部材21の形状と略同一となっている。この第2表面部材41は、第1容器部材20と第2容器部材40とを組み立てた状態で、第1表面部材21の反対側に位置し、第1表面部材21と第2表面部材41と側壁面11(第1側壁部分22及び第2側壁部分42)とにより、内容物Tを収容する空間が構成される。
また、第2側壁部分42は、第2表面部材41の周縁に沿って、第2表面部材41から、第2表面部材41の内面側に突出するように形成されている。第2側壁部分42には、第2段部44が形成されている。また、第2側壁部分42のうち、傾斜側壁面83に対応する部分には、第2側壁部分42を厚み方向に貫通する第2開口部分45が形成されている。さらに第2側壁部分42のうち第2開口部分45の両側に、略長方形形状の第2側壁凹部46がそれぞれ形成されている。この第2側壁凹部46には、蓋部材60が収容されるようになっている。なお、第2側壁部分42の高さH2は、第2開口部分45を除き、周方向に略一定となっている。
図3(a)(b)に示すように、第1容器部材20の内面側に、複数の第1係合用突条31が配置されている。この複数の第1係合用突条31は、第1表面部材21から第1表面部材21の内面側に向けて突設されている。この場合、第1係合用突条31は、第1側壁部分22に沿って7箇所設けられているが、第1係合用突条31の数や場所はこれに限定されるものではない。さらに、第1容器部材20の内面側中央には、第1中央突条32が配置されている。この第1中央突条32は、第1表面部材21から、第1表面部材21の内面側に向けて突設されている。
また、第1容器部材20の内面側において、第1開口部分25の近傍に位置する1つの第1係合用突条31から第1側壁部分22まで延びる第1ガイド部材33が設けられている。この第1ガイド部材33は、少なくとも一部分が第1開口部分25の一端(図3(a)における上側の端部)近傍の第1係合用突条31よりも第1中央突条32の近くに位置し、第1側壁部分22から第1開口部分25の近傍まで直線状に延びる板状の部材からなる。このように、第1ガイド部材33を設けたことにより、内容物Tが第1係合用突条31に引っ掛かることなく開口部12まで導きやすくすることができる。また、第1容器部材20の他の第1係合用突条31から第1側壁部分22まで延びる第2ガイド部材34が設けられている。第2ガイド部材34は、少なくとも一部分が第1開口部分25の他端(図3(a)における下側の端部)近傍の第1係合用突条31よりも第1中央突条32の近くに位置し、第1側壁部分22から第1開口部分25の近傍まで直線状に延びる板状の部材からなる。第2ガイド部材34を設けたことにより、内容物Tが第1係合用突条31に引っ掛かることなく開口部12まで導きやすくすることができる。
また、図4(a)(b)に示すように、第2容器部材40の内面側に、複数の第2係合用突条51が配置されている。この複数の第2係合用突条51は、第2表面部材41から第2表面部材41の内面側に向けて突設されている。この場合、各第2係合用突条51は、第1容器部材20の各第1係合用突条31に対応する位置に配置されている。さらに、第2容器部材40の内面側中央には、第2中央突条52が配置されている。この第2中央突条52は、第1容器部材20の第1中央突条32に対応する位置に配置されている。
第2容器部材40の内面側において、第2開口部分45の近傍に位置する1つの第2係合用突条51から第2側壁部分42まで延びる第3ガイド部材53が設けられている。この第3ガイド部材53は、少なくとも一部分が第2開口部分45の一端(図4(a)における上側の端部)近傍の第2係合用突条51よりも第2中央突条52の近くに位置し、第2側壁部分42から第2開口部分45の近傍まで直線状に延びる板状の部材からなる。第3ガイド部材53は、第1容器部材20の第1ガイド部材33に対応する位置に設けられている。このように、第3ガイド部材53を設けたことにより、内容物Tが第2係合用突条51に引っ掛かることなく開口部12まで導きやすくすることができる。また、第2容器部材40の他の第2係合用突条51から第2側壁部分42まで延びる第4ガイド部材54が設けられている。第4ガイド部材54は、少なくとも一部分が第2側壁凹部46の他端(図4(a)における下側の端部)近傍の第2係合用突条51よりも第2中央突条52の近くに位置し、第2側壁部分42から第2開口部分45の近傍まで直線状に延びる板状の部材からなる。第4ガイド部材54は、第1容器部材20の第2ガイド部材34に対応する位置に設けられている。第4ガイド部材54を設けたことにより、内容物Tが第1係合用突条31に引っ掛かることなく開口部12まで導きやすくすることができる。なお、このようなガイド部材は、第1容器部材20及び第2容器部材40のいずれか一方のみに設けられていても良い。
第1容器部材20と第2容器部材40とを組み付ける場合、第1容器部材20の複数の第1係合用突条31と第2容器部材40の複数の第2係合用突条51とが互いに嵌合する。これにより、第1容器部材20と第2容器部材40とが互いに組み立てられる。すなわち図5に示すように、第1容器部材20の第1係合用突条31は、第1基部35と、第1基部35から外方に突出する嵌合突起36とを有している。また第1係合用突条31には、中央に突条溝37が形成されている。一方、第2容器部材40の第2係合用突条51は、円筒状の第2基部55と、第2基部55から内方に突出する係止突起56とを有している。第1係合用突条31の嵌合突起36が第2係合用突条51の係止突起56に係合することにより、第1係合用突条31と第2係合用突条51とが互いに嵌合される。これにより、第1容器部材20と第2容器部材40とが互いに容易に外れないように組み付けられる。
一方、図6に示すように、第1容器部材20の第1中央突条32は、第1表面部材21内側に向けて突出する円柱状の中央突起38を有している。一方、第2容器部材40の第2中央突条52は、円筒状の中央凹部57を有している。そして第1容器部材20と第2容器部材40とが互いに組み付けられた際、第1中央突条32の中央突起38が第2中央突条52の中央凹部57に収容される。これにより、第1表面部材21及び第2表面部材41の中央部における変形を抑制することができる。
次に、蓋部材60について、図4(a)−(b)および図7(a)−(b)を参照して説明する。図4(b)および図7(b)に示すように、蓋部材60は、ヒンジ61を介して、第2容器部材40に連結されている。これにより、蓋部材60は、第2容器部材40に対してヒンジ61を軸として回動可能に設けられている。また、図4(a)−(b)および図7(a)−(b)に示すように、蓋部材60は、本体部62と、本体部62の略中央部分に設けられた四角筒形状の収納部63とを有する。このうち本体部62は、図7(b)に示すように、本体部62の幅方向に沿った断面において略C字形状を有している。また、図4(a)−(b)および図7(a)に示すように、本体部62の長手方向における各端面64に、第2係合突起65がそれぞれ設けられている。この第2係合突起65は、蓋部材60が閉鎖位置(図1参照)にあるとき、第1容器部材20の第1係合突起27にそれぞれ係合する。
収納部63は、内容物Tを収納することにより、振り出し容器10に収容された内容物を1粒ずつ取り出す役割を果たす。この収納部63の寸法は、開口部12の寸法よりも小さくなっており、蓋部材60が閉鎖位置にあるとき、収納部63の一部分が開口部12に嵌まり込むようになっている。
上述した蓋部材60は、蓋部材60が閉鎖位置にあるとき、傾斜側壁面83と同一平面上にある外面60aを有する。このため、振り出し容器10は、平面視略五角形形状を有する。
上述した第1容器部材20、第2容器部材40及び蓋部材60の材料としては、例えばポリプロピレン(PP)等の合成樹脂を用いることができる。第1容器部材20、第2容器部材40及び蓋部材60を作製する方法としては、射出成形法を挙げることができる。また、本実施の形態では、蓋部材60とヒンジ61と第2容器部材40とは、一体成形されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態について説明する。具体的には、振り出し容器10から、タブレット等の内容物Tを取り出す際の作用について、説明する。
はじめに、図1に示すように、蓋部材60は閉鎖位置にあり、側壁面11の開口部12を閉鎖している。このとき蓋部材60の各第2係合突起65が、第1容器部材20の各第1係合突起27に係合し(図7(a)参照)、蓋部材60が閉鎖位置において第1容器部材20にロックされる。
次に、使用者は、振り出し容器10を振ることにより、内容物Tを開口部12まで誘導する。この際、開口部12は、傾斜側壁面83に形成されている。また、第1容器部材20及び第2容器部材40の内面側に、開口部12の近傍に位置する第1係合用突条31および第2係合用突条51から延びる第1ガイド部材33乃至第4ガイド部材54が設けられている。これにより、振り出し容器10内で内容物Tが第1係合用突条31又は第2係合用突条51に引っ掛かることを抑え、内容物Tを開口部12までスムーズに導くことができる。
次いで、開口部12まで誘導された内容物Tは、開口部12を通過して、蓋部材60の収納部63に収容される。
次に、蓋部材60を回動させ、蓋部材60を閉鎖位置から開放位置まで移動する。このとき、図8(a)に示すように、使用者が開放用凹部23に指を掛ける。これにより、使用者の指が蓋部材60に当接する。次に、図8(b)に示すように、使用者が、蓋部材60を第2容器部材40に対してヒンジ61を軸として回動させる。これにより、蓋部材60のロックが解除される。このようにして、蓋部材60が開放位置をとり、開口部12が開放される。その後、使用者は、蓋部材60の収納部63に収納された内容物Tを収納部63から取り出すことにより、内容物Tを振り出し容器10から取り出すことができる。
内容物Tを取り出した後、使用者は、上記と逆の手順で蓋部材60を開放位置から閉鎖位置に移動し、蓋部材60を第1容器部材20に対してロックする。
このように本実施の形態によれば、傾斜側壁面83に開口部12が形成され、第1容器部材20には、開口部12を開閉する蓋部材60が設けられ、第1容器部材20及び第2容器部材40の内側に、開口部12の近傍に位置する第1係合用突条31又は第2係合用突条51から延びる第1ガイド部材33乃至第4ガイド部材54が設けられている。これにより、振り出し容器10内で内容物Tが第1係合用突条31又は第2係合用突条51に引っ掛かることを抑え、内容物Tを開口部12までスムーズに誘導することができる。また、第1ガイド部材33乃至第4ガイド部材54が設けられていることにより、これらが補強リブとしての役割を果たし、開口部12周辺における第1容器部材20及び第2容器部材40の強度を高めることができる。
また本実施の形態によれば、蓋部材60は、第2容器部材40と一体成形されている。これにより、開口部12を開閉する蓋部材60を容易に形成することができる。
また本実施の形態によれば、第1容器部材20は、第1表面部材21の周囲に設けられ、側壁面11の一部を構成する第1側壁部分22を有し、第2容器部材40は、第2表面部材41の周囲に設けられ、側壁面11の一部を構成する第2側壁部分42を有し、開口部12は、第1容器部材20の第1側壁部分22に形成された第1開口部分25と、第2容器部材40の第2側壁部分42に形成された第2開口部分45とによって、形成されている。これにより、側壁面11に形成される開口部12の大きさを大きくすることができる。このため、内容物Tを取り出しやすくすることができる。
また本実施の形態によれば、蓋部材60は、傾斜側壁面83と同一平面上にある外面60aを有する。この場合、振り出し容器10は、平面視略五角形形状を有している。このため、振り出し容器10において、振り出し容器10が平面視略長方形形状(角が丸みを帯びた長方形形状)を有する場合と比較して、使用する樹脂量を低減することができる。また、蓋部材60が傾斜側壁面83と同一平面上にある外面60aを有し、振り出し容器10は、平面視略五角形形状を有していることにより、使用者が、蓋部材60の位置を容易に判断することができる。
(変形例)
次に、図9乃至図11を参照して、カード状振り出し容器の変形例について説明する。図9乃至図11において、図1乃至図8に示す形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図9乃至図11に示す振り出し容器10Aにおいて、蓋部材60は、第1側壁面81と同一平面上にある第1外面60bと、第2側壁面82と同一平面上にある第2外面60cとを有している。この場合、図9に示すように、蓋部材60は、平面視略三角形形状(角に1つが丸みを帯びた三角形形状)を有し、振り出し容器10Aは、平面視略長方形形状(角が丸みを帯びた長方形形状)を有している。また、図11に示すように、蓋部材60の収納部63は、本体部62から突出する一対の壁状の部材63aから構成されている。この一対の壁状の部材63aは、蓋部材60が閉鎖位置にある際に本体部62から振り出し容器10Aの内部に向かって延びるようになっている。また、この一対の壁状の部材63aには、第1側壁凹部26と係合する第3係合突起65がそれぞれ形成されており、一対の壁状の部材63aの第3係合突起65と、第1側壁凹部26とが係合することにより、蓋部材60が閉鎖位置にロックされるように構成されている。図9乃至図11に示す変形例においても、振り出し容器10内で内容物Tが第1係合用突条31又は第2係合用突条51に引っ掛かることを抑え、内容物Tを開口部12までスムーズに誘導することができる。
本開示は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 カード状振り出し容器
10A カード状振り出し容器
11 側壁面
12 開口部
20 第1容器部材
21 第1表面部材
22 第1側壁部分
25 第1開口部分
31 第1係合用突条
33 第1ガイド部材
34 第2ガイド部材
40 第2容器部材
41 第2表面部材
42 第2側壁部分
45 第2開口部分
51 第2係合用突条
52 第2中央突条
53 第3ガイド部材
54 第4ガイド部材
60 蓋部材
60a 外面
60b 第1外面
60c 第2外面
81 第1側壁面
82 第2側壁面
83 傾斜側壁面

Claims (5)

  1. カード状振り出し容器であって、
    第1表面部材を有する第1容器部材と、
    前記第1表面部材の反対側に位置する第2表面部材を有するとともに、前記第1容器部材に組み付けられる第2容器部材とを備え、
    前記第1容器部材の内面側に、複数の第1係合用突条が突設され、前記第2容器部材の内面側に、複数の第2係合用突条が突設され、
    前記第1容器部材の前記複数の第1係合用突条と前記第2容器部材の前記複数の第2係合用突条とが互いに嵌合することにより、前記第1容器部材と前記第2容器部材とが組み立てられ、
    前記第1容器部材の前記第1表面部材と前記第2容器部材の前記第2表面部材との間に、側壁面が形成され、
    前記側壁面は、第1側壁面と、前記第1側壁面に対して直交する第2側壁面と、前記第1側壁面及び前記第2側壁面の両方に対して傾斜するように配置された傾斜側壁面とを有し、
    前記傾斜側壁面に開口部が形成され、
    前記第2容器部材には、前記開口部を開閉する蓋部材が設けられ、
    前記第1容器部材及び前記第2容器部材のうち少なくとも一方の内面側に、前記開口部の近傍に位置する前記第1係合用突条又は前記第2係合用突条から延びるガイド部材が設けられている、カード状振り出し容器。
  2. 前記蓋部材は、前記第2容器部材と一体成形されている、請求項1に記載のカード状振り出し容器。
  3. 前記第1容器部材は、前記第1表面部材の周囲に設けられ、前記側壁面の一部を構成する第1側壁部分を有し、前記第2容器部材は、前記第2表面部材の周囲に設けられ、前記側壁面の一部を構成する第2側壁部分を有し、前記開口部は、前記第1容器部材の前記第1側壁部分に形成された第1開口部分と、前記第2容器部材の前記第2側壁部分に形成された第2開口部分とによって、形成されている、請求項1または2に記載のカード状振り出し容器。
  4. 前記蓋部材は、前記傾斜側壁面と同一平面上にある外面を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカード状振り出し容器。
  5. 前記蓋部材は、前記第1側壁面と同一平面上にある第1外面と、前記第2側壁面と同一平面上にある第2外面とを有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカード状振り出し容器。
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