JP6637760B2 - 蓋付き容器 - Google Patents
蓋付き容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6637760B2 JP6637760B2 JP2015254873A JP2015254873A JP6637760B2 JP 6637760 B2 JP6637760 B2 JP 6637760B2 JP 2015254873 A JP2015254873 A JP 2015254873A JP 2015254873 A JP2015254873 A JP 2015254873A JP 6637760 B2 JP6637760 B2 JP 6637760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- pushing
- locking
- container body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
すなわち、押込部を後方に向けて押し込んで弾性支持部を弾性変形させると、押込部は、後方に変位して係止部と被係止部との係止状態を解除させる。そして、押込部を後方に押し込んだまま、蓋体を弾性支持部及び押込部と共にヒンジ回りに容器本体に対して回動させ、容器本体を開放させる。そのため、プッシュピースを設けることなく、容器本体の開閉が可能となり、また、プッシュピースを備える構成と比較して、蓋体を容易に開放できる。
また、容器本体と蓋体との間にプッシュピースが介在しておらず、蓋体と押込部とを一体に形成しているので、プッシュピースを別体として形成する場合と比較して、蓋付き容器全体を低背化できる。さらに、蓋付き容器全体の容積を小さくすることができる。
この発明では、弾性支持部のうち連結部分間の周方向における長さを十分に確保できるので、押込部の押込時に、係止部と被係止部との係止状態をより確実に解除するのに十分に押込部を後方に変位させることができる。
また、本発明の蓋付き容器は、前記蓋体の前記前板部には、前記押込部が挿通される挿通孔部が形成されてもよい。
本実施形態にかかる蓋付き容器1は、図1から図3に示すように、例えば化粧料などの内容物を収容する携帯用のコンパクト容器であり、平面視で矩形状の扁平容器である。この蓋付き容器1は、内容物が充填された中皿A及び塗布具B(図6参照)を収容する平面視で矩形状をなす箱状の容器本体11と、ヒンジ12を介して容器本体11に連結され、容器本体11の内部を開閉する平面視で矩形状の蓋体13と、を備える。なお、中皿Aの数は、1つに限らず、複数であってもよい。
容器本体11は、左右方向に長い平面視で矩形状の底壁部21と、底壁部21の外周縁から上方に向けて立設された平面視で矩形環状の周壁部22と、を備える。
底壁部21のうち中皿Aが配設される部分には、上下方向に貫通し、ピンなどを挿入することによって中皿Aを取り外すための挿入孔21A(図5及び図6参照)が形成されている。
後壁部23のうち左右方向の中間部には、図1及び図5に示すように、ヒンジ12を構成するヒンジ凹部23Aが形成されている。
前壁部24のうち左右方向の中間部の上端部には、図1から図4に示すように、後方に向けて突出する係止突部(係止部)24Aが設けられている。
天板部31は、蓋体13の閉状態において容器本体11の底壁部21の上方で対向して配置されている。また、図1から図5に示すように、天板部31の前側部分のうち左右方向の中間部分31Aにおける上下方向の厚さは、他の部分における上下方向の厚さよりも下面から薄くされており、天板部31の下面は、前側部分への移行部分31Bにおいて、前方に向かうにしたがって漸次上方に向かうように傾斜している。このように、天板部31の前側部分のうち左右方向の中間部分の厚さを薄くすることにより、この部分において、蓋体13の天板部31と容器本体11の底壁部21との間には、後述する弾性支持部41を配設するのに十分な空間が形成される。さらに、天板部31の下面には、図3から図6に示すように、鏡体33が接合されている。
ヒンジ軸壁部34は、図1、図3及び図5に示すように、ヒンジ凹部23Aの左右方向の内側に配設されており、ヒンジ軸壁部34の左右方向の外端部とヒンジ凹部23Aとは、軸部39を回して連結されている。これにより、容器本体11に対して蓋体13を回動可能に支持するヒンジ12を構成する。
さらに、前板部36には、図1から図5に示すように、後方に向けて弾性変形可能である帯状の弾性支持部41が設けられている。
係止部44の下端部は、容器本体11の内側に位置しており、係止部44の下端部には、係止突部24Aと係止する係止孔部(被係止部)44Aが形成されている。また、係止部44のうち係止孔部44Aよりも下側の部分の前面44Bは、下方に向かうにしたがって後方に向かうように傾斜している。なお、係止部44の左右方向の長さは、操作部43の左右方向の長さよりも短いが、係止突部24Aの左右方向の長さよりも長くなっている。
これら操作部43と係止部44との接続部分は、弾性支持部41に一体に連結されている。したがって、弾性支持部41及び押込部42は、蓋体13と一体に形成されている。
まず、蓋体13を開く場合には、押込部42の操作部43を後方へ押し込むと、弾性支持部41が弾性変形することにより、押込部42は、切欠部27C内で後方に向けて移動する。そして、押込部42の係止孔部44Aと前壁部24の係止突部24Aとの係止状態は、解除される。ここで、押込部42の操作部43が蓋体13の前板部36に形成された挿通孔部36Bに挿通されているので、後方への押込動作は、挿通孔部36Bによって案内され、安定する。また、押込部42の後面が内装体27のうち切欠部27Cの後縁部分に当接することによって押込部42の後方への移動を規制できるので、操作部43を過剰に押し込むことが抑制されている。これにより、蓋体13を弾性支持部41及び押込部42と共にヒンジ12回りに回動させ、容器本体11を開放させる。なお、押込部42の押し込みを解除すると、弾性支持部41が復元変形するので、押込部42は、初期位置に復帰する。
以上のようにして、蓋付き容器1を開閉する。
さらに、弾性支持部41のうち前板部36に対する連結部分間における左右方向の長さが押込部42における左右方向の長さよりも長いので、押込部42の押込時に、係止突部24Aと係止孔部44Aとの係止状態をより確実に解除するのに十分に押込部42を後方に変位させることができる。
例えば、弾性支持部の形状は、平面視でコ字状に限らず、他の形状であってもよい。また、弾性支持部は、2箇所において蓋体の前板部に連結されているが、弾性支持部の形状に応じて、1箇所であってもよく、3箇所以上であってもよい。
押込部は、蓋体の前板部に連結されているが、左右の側板部や天板部など他の部分に連結されてもよい。また、押込部は、断面L字状に限らず、他の形状であってもよい。
蓋体の前板部には、押込部の操作部を挿通させる挿通孔部が形成されているが、蓋体の外側から操作部を操作可能であれば、挿通孔部を形成しなくてもよい。なお、蓋体を弾性支持部及び押込部と共に金型を用いて例えば射出成形により一体成形した後に、例えば操作部を覆うように前端を閉じた筒状の部材を配置してもよい。これにより、操作部と挿通孔部の開口縁との間に過剰な隙間が形成されることを抑制できる。
係止部及び被係止部は、互いに係止可能であると共に押込部の後方への押込に伴って係止解除される構造であればよく、例えば係止部を係止溝部として被係止部を係止突部として形成してもよく、係止部及び被係止部双方を係止突部として形成してもよい。
容器本体や蓋体の形状は、上面視で矩形状に限らず、円状など他の形状であってもよく、また、扁平形状に限られない。
容器本体は、2つの内容物を収容する構成となっているが、1つまたは3つ以上の内容物を収容するように構成されてもよい。
Claims (3)
- 内容物を収容する容器本体と、後板部が前記容器本体にヒンジを介して連結され、前記容器本体の内部を開閉する蓋体と、を備え、
前記蓋体には、後方に向けて弾性変形可能であり、前方に向けて突出する押込部が設けられた弾性支持部が設けられており、
前記押込部には、前記容器本体の内部に位置する被係止部が形成されており、
前記容器本体の前壁部には、前記被係止部が係止される係止部が形成されており、
前記蓋体、前記弾性支持部及び前記押込部が、一体に形成されており、
前記弾性支持部が、周方向に延在する帯状をなしており、前記押込部を周方向で挟む位置において前記蓋体の前板部に連結されていることを特徴とする蓋付き容器。 - 前記弾性支持部のうち前記前板部に対する連結部分間における周方向の長さが、前記押込部の周方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
- 前記蓋体の前記前板部には、前記押込部が挿通される挿通孔部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋付き容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015254873A JP6637760B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 蓋付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015254873A JP6637760B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 蓋付き容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017113459A JP2017113459A (ja) | 2017-06-29 |
JP6637760B2 true JP6637760B2 (ja) | 2020-01-29 |
Family
ID=59232511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015254873A Active JP6637760B2 (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | 蓋付き容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6637760B2 (ja) |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2581625Y2 (ja) * | 1990-02-13 | 1998-09-24 | 吉田工業 株式会社 | コンパクト容器 |
JPH0626711U (ja) * | 1992-09-08 | 1994-04-12 | 釜屋化学工業株式会社 | コンパクト容器 |
JP3976805B2 (ja) * | 1995-01-26 | 2007-09-19 | 株式会社吉野工業所 | 化粧用コンパクト容器 |
JP3517801B2 (ja) * | 1995-07-25 | 2004-04-12 | 内藤工業株式会社 | ワンタッチ開閉式プラスチックケース |
JP3847383B2 (ja) * | 1996-10-01 | 2006-11-22 | 株式会社資生堂 | 気密化粧料容器 |
JP3946341B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2007-07-18 | 吉田プラ工業株式会社 | 化粧料容器 |
JP4293654B2 (ja) * | 1998-10-30 | 2009-07-08 | 吉田プラ工業株式会社 | 化粧料容器 |
JP2005074049A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Yoshida Industry Co Ltd | コンパクト容器 |
KR200458617Y1 (ko) * | 2010-03-31 | 2012-03-07 | (주) 이루팩 | 컴팩트 케이스의 푸쉬버튼 구조 |
JP2012115438A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 化粧料容器 |
-
2015
- 2015-12-25 JP JP2015254873A patent/JP6637760B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017113459A (ja) | 2017-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7216938B2 (ja) | スライド式化粧料容器 | |
JP5260199B2 (ja) | コンパクト容器 | |
EP3064447A1 (en) | Lock mechanism and opening/closing device | |
TW201628937A (zh) | 收納容器 | |
JP6637760B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
KR20180000220U (ko) | 수용 케이스 | |
JP2006283415A (ja) | ロック構造 | |
JP6796036B2 (ja) | 錠剤容器 | |
JP2011111224A (ja) | 容器 | |
JP6402040B2 (ja) | 蓋体付き容器 | |
JP7370282B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP6076307B2 (ja) | 収納装置 | |
JP5094171B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP4707429B2 (ja) | スライド式コンパクト容器 | |
JP5965604B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP6072485B2 (ja) | 家庭用薄葉紙収納容器 | |
JP7292809B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP2012018771A (ja) | 電子機器 | |
JP7475776B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP6090969B2 (ja) | 家庭用薄葉紙収納容器 | |
JP4767564B2 (ja) | スライド式コンパクト容器 | |
JP6769121B2 (ja) | 車両用グローブボックス周辺構造 | |
JP2022041063A (ja) | コンパクト容器 | |
JP6084360B2 (ja) | 家庭用薄葉紙収納容器 | |
JP4037396B2 (ja) | 液体貯留ポット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180703 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190625 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6637760 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |