JP2020127080A - 無線通信装置およびアンテナ構成方法 - Google Patents

無線通信装置およびアンテナ構成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望する方向にアンテナ素子の指向性を付与することが容易に可能なアンテナ構成を有する無線通信装置を提供する。【解決手段】それぞれの給電点に接続した第1アンテナ素子21および第2アンテナ素子22の2本の無指向性アンテナ素子をプリント基板30上に配置したアンテナ構成において、プリント基板30上の電子回路の形成部分以外の領域を覆うように、グランド電位に接続された装置GNDプレーン31をプリント基板30上に形成し、かつ、2本の前記無指向性アンテナ素子それぞれの近傍の位置において該無指向性アンテナ素子と平行な状態に第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれの無給電アンテナ素子を配置するとともに、該無給電アンテナ素子を装置GNDプレーン31に近接した状態に配置し、かつ、前記無給電アンテナ素子の全長を、前記無指向性アンテナが扱う無線電波の波長の(1/2)の長さに設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信装置およびアンテナ構成方法に関し、特に、目的とする無線電波の到来方向にアンテナの指向性を向かわせることが容易に可能な無線通信装置およびアンテナ構成方法に関する。
近年、無線通信の高速化に伴い、より無線通信特性の良好な無線通信装置が求められるようになってきている。かかる無線通信装置の一例として、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)規格やLTE(Long Term Evolution)規格に準拠したホームルータの需要が増加している。
このような規格に準拠したホームルータにおいて無指向性アンテナを用いて快適な無線通信を行うためには、少しでも電波強度が強い場所に、該ホームルータを設置することが必要である。特に、WiMAX規格における通信周波数帯は、GHz帯であり周波数が高く、伝搬損失が大きい。したがって、無線電波の届き難い部屋の中央等にWiMAX規格準拠のホームルータを設置している場合には、快適な無線通信を実現することができない場合が生じる。
かかる事態を防ぐために、現状の技術においては、ホームルータを無線電波が放射し易くなる窓際に設置したり、あるいは、特許文献1の特開2012−5146号公報「偏波共用アンテナ」等に記載されているように、無線電波の到来すべき方向にアンテナの指向性を向けさせるための反射板を付けたりする対策が取られている。
特開2012−5146号公報
しかしながら、逆Lアンテナ素子等の無指向性アンテナ素子を用いてアンテナを構成する現状の無線通信装置においては、無線電波の放射特性の向上には限界がある。例えば、現状の無線通信装置の一例として前述したようなホームルータの対応策を適用しようとしても、次のような問題がある。
例えば、開口部が大きな窓際にホームルータを設置したとしても、アンテナの指向性が窓の外側に向いていない場合には、大きな効果が得られず、快適な無線通信を実現することはできない。
また、無線電波に指向性を与えるように反射板を設置する前記特許文献1等に記載された現状の技術に関しては、ホームルータのサイズ以上の大きさの反射板が必要になる。
さらに、前記特許文献1に記載されたような反射板を用いると、ホームルータと配下の無線通信端末(無線LAN(Local Area Network)端末)との間の通信を行う無線LANアンテナ素子が放射する無線電波に関しても、WiMAX規格やLTE規格の無線電波を放射するアンテナ素子と同じ指向性になってしまうというデメリットが発生する。
すなわち、例えば、WiMAX規格に準拠したホームルータを窓際に設置する場合には、WiMAX用アンテナは窓の外側に向かように無線電波の指向性を付与することが必要になるが、一方、配下の無線通信端末との間の無線通信を行うための無線LAN用アンテナは、逆に、配下の無線通信端末が存在する部屋すなわち窓の内側に向かって無線電波の指向性を付与することを要求される。したがって、前記特許文献1等に記載されているような反射板を用いても、目的とする指向性には対応することができない。
(本開発の目的)
本開発の目的は、かかる事情に鑑み、所望する方向にアンテナ素子の指向性を付与することが容易に可能なアンテナ構成を有する無線通信装置およびアンテナ構成方法の提供にある。
前述の課題を解決するため、本発明による無線通信装置およびアンテナ構成方法は、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による無線通信装置は、
給電点に接続した無指向性アンテナ素子をプリント基板上に配置したアンテナ構成からなる無線通信装置において、
前記プリント基板上の電子回路の形成部分以外の領域を覆うように、グランド電位に接続されたグランドプレーンを前記プリント基板上に形成し、
かつ、
前記無指向性アンテナ素子の近傍の位置において該無指向性アンテナ素子と平行な状態に無給電アンテナ素子を配置するとともに、該無給電アンテナ素子を前記グランドプレーンに近接した状態に配置し、
かつ、
前記無給電アンテナ素子の全長を、前記無指向性アンテナが扱う無線電波の波長の(1/2)の長さに設定する、
ことを特徴とする。
(2)本発明によるアンテナ構成方法は、
給電点に接続した無指向性アンテナ素子をプリント基板上に配置したアンテナ構成からなる無線通信装置におけるアンテナ構成方法であって、
前記プリント基板上の電子回路の形成部分以外の領域を覆うように、グランド電位に接続されたグランドプレーンを前記プリント基板上に形成し、
かつ、
前記無指向性アンテナ素子の近傍の位置において該無指向性アンテナ素子と平行な状態に無給電アンテナ素子を配置するとともに、該無給電アンテナ素子を前記グランドプレーンに近接した状態に配置し、
かつ、
前記無給電アンテナ素子の全長を、前記無指向性アンテナが扱う無線電波の波長の(1/2)の長さに設定する、
ことを特徴とする。
本発明の無線通信装置およびアンテナ構成方法によれば、主に、以下のような効果を奏することができる。
本発明においては、所望する無線電波波長の(1/2)の長さの無給電アンテナ素子を無指向性アンテナ素子の近傍に配置し、かつ、無線通信装置のグランド(GND)電位に接続されたグランドプレーン(装置GNDプレーン)を前記無給電アンテナ素子が放射する無線電波の反射板として利用することが可能な構成としている。したがって、所望の特定方向に向かって強い無線電波を放射することが可能な指向性アンテナを安価に実現することができる。而して、本発明に係る無線通信装置を設置する際に、所望する無線電波の方向にアンテナの指向性を合わせることによって、快適な無線通信環境を実現することが可能になる。
本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータの内部に実装されるプリント基板に2本の無指向性アンテナ素子(逆Lアンテナ素子)を配置した構成例を示す模式図である。 図1に示したWiMAXホームルータ内のプリント基板を組み込んだ筐体の実装状態の一例を示す模式図である。 本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータのアンテナ構成の一例を示す模式図である。 本発明に係る無線通信装置の一例として図3に示したWiMAXホームルータにおけるアンテナ動作の一例を説明するための模式図である。 図1に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。 図3に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。 図3に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。 本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータの図3とは異なるアンテナ構成の一例を示す模式図である。 図8に示したアンテナ構成におけるアンテナ動作の一例を説明するための模式図である。 図8に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。 本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータの図3、図8とは異なるアンテナ構成の一例を示す模式図である。 図11に示したアンテナ構成からなる無線LAN無給電アンテナ素子のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。 本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータの図3、図8、図11とはさらに異なるアンテナ構成の一例を示す模式図である。 図11に示したアンテナ構成からなる無線LAN無給電アンテナ素子のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。 図13に示したアンテナ構成からなる無線LAN無給電アンテナ素子のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。
以下、本発明による無線通信装置およびアンテナ構成方法の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、無指向性である逆Lアンテナ素子または逆Fアンテナ素子の近傍に無給電アンテナ素子を配置し、かつ、無線通信装置のグランド(GND)電位に接続された装置GNDプレーン(グランドプレーン)を前記無給電アンテナ素子が放射する無線電波の反射板として利用することにより、指向性を有するアンテナとして動作させることを特徴とする。
而して、容易かつ安価に指向性アンテナを実現することが可能になるので、所望する無線電波の到来方向に無線通信装置のアンテナを向けさせることが容易に可能になり、無線通信性能を向上させることができる。
さらに、無給電アンテナ素子の形状を縦、横方向に直角に屈曲させた屈曲形状とすることも本発明の主要な特徴としている。その結果として、水平偏波、垂直偏波の両方の無線電波を送受信し易くすることが可能になり、より無線通信性能を向上させることができる。
つまり、無指向性アンテナ素子の一例である例えば逆Lアンテナ素子または逆Fアンテナ素子の近傍に無給電アンテナ素子を配置する。そして、さらに、該無指向性アンテナ素子を形成するプリント基板上に形成したグランドプレーン(すなわち、装置のグランド電位に接続したアース面)を前記無給電アンテナが放射する無線電波の反射板として効果的に利用して、該無線電波の垂直偏波と水平偏波との双方に指向性を付与することができるように、該無給電アンテナ素子を縦、横方向に直角に折り曲げた屈曲形状にする。而して、優れた無線通信性能を有する指向性アンテナを安価に構成することが可能になる。
(本発明の実施形態の構成例)
次に、本発明に係る無線通信装置の実施形態について、WiMAXホームルータを例にして、その構成例を具体的に説明する。図1は、本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータの内部に実装されるプリント基板に2本の無指向性アンテナ素子(逆Lアンテナ素子)を配置した構成例を示す模式図であり、本発明において必須の構成要素である無給電アンテナを実装する前の状態を示している。図1(A)は、WiMAXホームルータ内のプリント基板を正面から見た場合の模式図であり、図1(B)は、WiMAXホームルータ内のプリント基板を斜め後方から見た場合の模式図である。
図1に示すように、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30上には、それぞれの給電点からZ軸方向に延在させた第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との2本の無指向性アンテナが、例えば逆Lアンテナ素子として、プリント基板30上のX軸方向(図1(A)の横方向)の端辺近傍に並んで配置されている。そして、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との2本の無指向性アンテナ素子は、いずれも、逆Lアンテナ素子として、プリント基板30のZ軸方向の端辺(例えば1(A)の上端辺)の近傍で、互いに対向する方向にL字状に折り曲げた形状に形成される。また、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22と給電点等を含む電子回路の形成部分以外のプリント基板30の領域は、該プリント基板30が実装されているWiMAXホームルータ100のGND(Ground)電位(グランド電位)に接続された装置GNDプレーン(グランドプレーン)31によって覆われている。
なお、本実施形態においては、WiMAXホームルータ100は、2×2MIMO(Multiple-Input & Multiple-Output)を想定して第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との2本の無指向性アンテナを有しており、かつ、WiMAX用の通信周波数として2.6GHz帯の周波数帯の無線電波を扱う場合を想定している。
図2は、図1に示したWiMAXホームルータ100内のプリント基板30を組み込んだ筐体の実装状態の一例を示す模式図であり、図2(A)は、プリント基板30を組み込んだ筐体40Aの形状が円筒形状の筐体である場合を示し、図2(B)は、プリント基板30を組み込んだ筐体40Bの形状が直方体形状の筐体である場合を示している。
図3は、本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータ100のアンテナ構成の一例を示す模式図であり、図1に示したWiMAXホームルータ100内のプリント基板30に実装した2本の無指向性アンテナ素子(第1アンテナ素子21および第2アンテナ素子22)それぞれの近傍に1本ずつ無給電アンテナ素子を追加して配置した構成例を示している。図3(A)は、図1(A)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を正面から見た場合の模式図であり、図3(B)は、図1(B)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を斜め後方から見た場合の模式図である。
図3(B)に示すように、第1無給電アンテナ素子11および第2無給電アンテナ素子12の2本の無給電アンテナ素子は、いずれも、プリント基板30の裏面側の装置GNDプレーン31に近接した状態で配置されている。そして、2本の無給電アンテナ素子のうち、第1無給電アンテナ素子11は、第1アンテナ素子21の近傍に配置し、第1アンテナ素子21に平行な状態でZ軸方向に延在して、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接するように、−Y軸方向(すなわちプリント基板30の表面方向)に直角に折り曲げた形状からなっている。また、第2無給電アンテナ素子12は、同様に、第2アンテナ素子22の近傍に配置し、第2アンテナ素子22に平行な状態でZ軸方向に延在して、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接するように、−Y軸方向(すなわちプリント基板30の表面方向)に直角に折り曲げた形状からなっている。
なお、WiMAXホームルータ100のアンテナの指向性として、図3のY軸方向(すなわち、プリント基板30の裏面から垂直の方向)に向かわせるような指向性を付与することを想定している。また、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とは、いずれも、金属導体であり、それぞれ、2.6GHz帯の周波数帯で第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との無指向性アンテナ素子と共振させるために、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22と平行に配置するとともに、途中で(すなわちプリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で)直角に折り曲げた部分も含む全長を、所望の周波数2.6GHzの無線電波における通信波長λの(1/2)すなわち(λ/2)の長さに設定している。
また、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれの第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との位置関係、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれの幅および途中で直角に折り曲げる位置に関しては、WiMAXホームルータ100のアンテナの指向性に合わせて調整する。
また、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とは、プリント基板30の装置GNDプレーン31を無線電波の反射板として効果的に利用することを可能にするために、前述したように、プリント基板30の端辺(上端)で−Y軸方向(プリント基板30の表面側方向)に直角に折り曲げて、プリント基板30から離れた位置まで延在しないような形状にする。つまり、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12との先端部分がプリント基板30から離れた位置まで延在してしまうと、目的とするY軸方向(すなわち、プリント基板30の裏面から垂直の方向)への指向性が得られなくなるからである。
さらに、目的とするY軸方向への指向性を得るためには、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれの途中で−Y軸方向に直角に折り曲げる位置に関し、少なくとも、全長の半分すなわち(λ/2)×(1/2)=(λ/4)よりも長い長さが、プリント基板30の裏面側になるように(すなわち、それぞれ、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とに平行な状態に配置されて、Z軸方向に向かうアンテナ素子部分側になるように)設定することが必要である。
言い換えると、装置GNDプレーン(グランドプレーン)31に近接して配置した2本の無給電アンテナ素子それぞれは、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接する方向に直角に折り曲げた屈曲形状としているが、その折り曲げる位置を次のように設定することが必要である。すなわち、2本の無給電アンテナ素子それぞれの長さ方向の中央位置が、プリント基板30の端辺(上端辺)に達するまでのアンテナ素子部分(Z軸方向に延在しているアンテナ素子部分)に存在し、装置GNDプレーン(グランドプレーン)と近接している状態にあることが必要である。
何故ならば、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれの長さ方向の中央部分が、アンテナ電流が最も大きい値になるので、最も大きい値の電流を無線電波の反射に利用することを可能にして、無線電波の指向性をより高めることができるからである。つまり、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれが長さ方向の途中で−Y軸方向に直角に折り曲げられて、プリント基板30の裏面側に存在するアンテナ素子部分の長さが全長の半分すなわち(λ/4)よりも短くなると、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とからの無線電波のY軸方向への放射特性が劣化して、指向性が得られなくなるからである。
なお、図1〜図3に例示した第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との無指向性の逆Lアンテナ素子に関しては、プリント基板30上に描画した場合を示しているが、かかる場合に限るものではなく、例えばチップアンテナ等を用いて形成しても構わない。また、無指向性アンテナ素子は、逆Lアンテナ素子ではなく、逆Fアンテナ素子であっても構わない。
(本発明の実施形態の動作例の説明)
次に、本発明に係る無線通信装置の一例として図3に示したWiMAXホームルータ100の動作について、その一例を詳細に説明する。図4は、本発明に係る無線通信装置の一例として図3に示したWiMAXホームルータ100におけるアンテナ動作の一例を説明するための模式図である。図4(A)は、図3(A)とは異なり、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を裏面側から見た場合の模式図であり、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との無指向性の逆Lアンテナ素子に高周波電流が給電点から流れた場合の第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12との様子を示している。また、図4(B)は、図3(B)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を斜め後方から見た場合の模式図であり、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とから放射される無線電波の様子を示している。
図4(A)に実線矢印にて示すように、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とのそれぞれに周波数2.6GHzの高周波電流が流れると、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とのそれぞれの近傍に平行に配置された第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれにも、図4(A)に破線矢印にて示すように、励振した周波数2.6GHzの高周波電流が流れる。
つまり、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれは、周波数2.6GHzの通信波長λの(1/2)の長さであり、かつ、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とのそれぞれのZ軸方向に平行に近接して配置されているので、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とのそれぞれに周波数2.6GHzの高周波電流が流れると、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれにも、励振して、同じ周波数2.6GHzの高周波電流が流れる。
第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれに、周波数2.6GHzの高周波電流が流れると、Z軸方向と垂直な面上に無線電波が放射される。ここで、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれに近接した位置にあるプリント基板30の裏面の大半の領域は装置GNDプレーン31によって覆われているので、図4(B)に太い矢印線にて示すように、−Y軸方向に向かって放射された無線電波は、プリント基板30の装置GNDプレーン31にて反射されて、Y軸方向に放射される。したがって、Y軸方向にはより強い無線電波が放射されることになり、Y軸方向に対する指向性を有する無線電波となる。
なお、図3に示したように、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれは、途中で−Y軸方向に直角に(プリント基板30の裏面から表面方向に)折り曲げた形状に形成しているので、XY面における垂直偏波が発生している。
XY面における垂直偏波の放射パターンについて、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とが配置されていない図1のアンテナ構成(すなわち、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との無指向性逆Lアンテナ素子のみからなるアンテナ構成)の場合と、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とが配置されている図3のアンテナ構成の場合とのそれぞれの測定結果を、図5、図6のそれぞれに示す。図5は、図1に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図であり、図6は、図3に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。なお、図1に示したアンテナ構成において第2アンテナ素子22に給電した場合のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図は、図5の特性図とほぼ同様になるので、図示は省略した。また、図3に示したアンテナ構成において第2アンテナ素子22に給電した場合のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図は、図6の特性図とほぼ同様になるので、やはり図示は省略した。
図5に示す放射パターンの測定結果は、XY面のすべての方向に向かってほぼ均等に無線電波の垂直偏波を放射しているので、図1のアンテナ構成においては、無指向性の逆Lアンテナ素子のみであって、特定の方向に指向性を有するアンテナ構成にはなっていないことを確認することができる。これに対して、図6の放射パターンの測定結果に示すように、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とが配置された図3のアンテナ構成においては、プリント基板30の装置GNDプレーン31による反射効果により、プリント基板30の裏面から垂直方向のY軸方向に向かって強い指向性を有するアンテナ構成となっていることを確認することができる。
なお、以上の説明においては、2×2MIMO構成のWiMAXホームルータ100を本発明に係る無線通信装置の一例として説明したが、本発明に係る無線通信装置はかかる場合に限るものではない。例えば、無線通信装置として、ホームルータではなく、事業所用のルータ装置や車載用の無線通信装置や家電機器であっても良いし、また、LTE規格に準拠するルータ装置等の無線通信装置であっても良いし、WiMAX規格やLTEの規格以外のその他の無線通信規格を用いて無線通信を行う無線通信装置であっても構わない。また、MIMO構成ではなく、無指向性アンテナ素子と無給電アンテナ素子とを1本ずつ有する無線通信装置であっても良いし、また、MIMO構成とする場合であっても、2×2MIMO構成ではなく、例えば4×4MIMO構成としても勿論構わない。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、以下のような効果が得られる。
本実施形態においては、全長が所望する無線電波波長の(1/2)の長さになる第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12との2本の無給電アンテナ素子を、1本ずつ、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との2本の無指向性アンテナ素子それぞれの近傍に配置し、かつ、本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータ100のグランド(GND)電位に接続された装置GNDプレーン(グランドプレーン)31を前記無給電アンテナ素子それぞれが放射する無線電波の反射板として利用することが可能な構成としている。したがって、所望の特定方向に向かって強い無線電波を放射することが可能な指向性アンテナを安価に実現することができる。而して、例えばWiMAXホームルータ100等の無線通信装置を設置する際に、所望する無線電波の方向にアンテナの指向性を合わせることによって、快適な無線通信環境を実現することが可能になる。
(本発明の他の実施形態)
次に、前述の実施形態として図3に示したWiMAXホームルータ100のアンテナ構成とは異なる他の実施形態について説明する。
((本発明の他の第1実施形態))
図3に示したWiMAXホームルータ100のアンテナ構成においては、図6のXY面の放射パターンの測定結果に示したように、XY面の垂直偏波成分に関しては、Y軸方向への指向性を有する放射特性を得ることができる。しかし、XY面の水平偏波成分に関しては、図7の特性図に示すように、十分な指向性を得ることができない可能性がある。その理由は、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれのプリント基板30の裏面に沿って配置されているアンテナ素子部分に、XY面すなわち水平方向の高周波電流が流れないためである。
図7は、図3に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。図7の特性図において、細線で示す曲線が、XY面における垂直偏波の放射パターンを示し、太線で示す曲線が、XY面における水平偏波の放射パターンを示している。図7の特性図に示すように、XY面における水平偏波の放射パターンは、垂直偏波の放射パターンに比して放射特性が劣化しており、かつ、Y軸方向への指向性も余り得られていない状態になっている。なお、図3に示したアンテナ構成において第2アンテナ素子22に給電した場合のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図は、図7の特性図とほぼ同様になるので、図示は省略した。
XY面の水平偏波成分についても、Y軸方向への指向性を有する放射特性を得るためには、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれのプリント基板30の裏面に沿って配置されているアンテナ素子部分に、XY面すなわち水平方向の高周波電流が流れることが必要であり、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とのそれぞれのアンテナ形状を、例えば図8に示すような形状にすることが望ましい。図8は、本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータ100の図3とは異なるアンテナ構成の一例を示す模式図であり、図3(B)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を斜め後方から見た場合の模式図を示している。図8においては、第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとの2本の無給電アンテナ素子それぞれの形状が、図3の第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12との2本の無給電アンテナ素子それぞれと異なっている例を示している。
つまり、図8においては、第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとの2本の無給電アンテナ素子のうち、まず、第1無給電アンテナ素子11aは、第1アンテナ素子21の近傍に配置し、第1アンテナ素子21に平行な状態でZ軸方向に延在するが、プリント基板30の端辺(上端辺)に達するまでの途中で、直角に折り曲げてプリント基板30の裏面と平行する−X軸方向(水平方向)に延在させる。しかる後、さらに、直角に折り曲げてZ軸方向に延在させた形状とし、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接するように、−Y軸方向(すなわちプリント基板30の表面方向)に直角に折り曲げた形状にしている。
また、第2無給電アンテナ素子12aも、同様に、第2アンテナ素子22の近傍に配置し、第2アンテナ素子22に平行な状態でZ軸方向に延在するが、プリント基板30の端辺(上端辺)に達するまでの途中で、直角に折り曲げてプリント基板30の裏面と平行するX軸方向(水平方向)に延在させる。しかる後、さらに、直角に折り曲げてZ軸方向に延在させた形状とし、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接するように、−Y軸方向(すなわちプリント基板30の表面方向)に直角に折り曲げた形状にしている。
なお、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との2本の無指向性アンテナ素子(逆Lアンテナ素子)のアンテナ形状、および、プリント基板30の装置GNDプレーン31の形状については、図3の場合と全く同様である。
図9は、図8に示したアンテナ構成におけるアンテナ動作の一例を説明するための模式図であり、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22との無指向性の逆Lアンテナ素子に高周波電流が給電点から流れた場合の第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとの様子を示している。
図9に実線矢印にて示すように、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とのそれぞれに周波数2.6GHzの高周波電流が流れると、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とのそれぞれの近傍に平行に配置された第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとのそれぞれにも、図9に破線矢印にて示すように、励振した周波数2.6GHzの高周波電流が逆方向に流れる。ここで、第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとのアンテナ形状は、それぞれ、−X軸方向とX軸方向とに、直角に折れ曲がったアンテナ素子成分を有しているので、第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとには、図9に破線矢印にて示すように、Z軸方向のみならず、それぞれ、水平方向のX軸方向と−X軸方向とにも高周波電流が流れる。
その結果、XY面における放射パターンとして、垂直偏波成分のみならず水平偏波成分も発生して、垂直偏波成分、水平偏波成分のいずれにおいてもY軸方向に指向性を有する放射パターンが得られる。図10は、図8に示したアンテナ構成において第1アンテナ素子21に給電した場合のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。図10の特性図においては、図7の特性図と同様、細線で示す曲線が、XY面における垂直偏波の放射パターンを示し、太線で示す曲線が、XY面における水平偏波の放射パターンを示している。なお、図8に示したアンテナ構成において第2アンテナ素子22に給電した場合のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図は、図10の特性図とほぼ同様になるので、図示は省略した。
図10の特性図に示すように、図3のアンテナ構成における図7の特性図とは異なり、XY面における水平偏波の放射パターンと垂直偏波の放射パターンとのいずれも、Y軸方向への指向性を有している特性が得られていることを確認することができる。
前述したように、図8のアンテナ構成においては、第1無給電アンテナ素子11aと第2無給電アンテナ素子12aとの2本の無給電アンテナ素子のプリント基板30の裏面に沿って配置されているアンテナ素子部分におけるアンテナ形状を、図8に例示したような屈曲形状としている。言い換えると、装置GNDプレーン31(グランドプレーン)に近接して配置した無給電アンテナ素子に関し、プリント基板30の端辺(上端辺)に達するまでのアンテナ素子部分の形状が、該端辺と平行な方向に直角に折れ曲がったアンテナ素子部分を含む屈曲形状からなっている。而して、垂直偏波のみならず水平偏波に関してもY軸方向への指向性を有するアンテナを構成することができるという、先の実施形態の図3におけるアンテナ構成にさらに追加した新たな効果を奏することができる。
((本発明の他の第2実施形態))
次に、本発明の他の第2実施形態として、前述の実施形態および他の第1実施形態とはさらに異なる実施形態について説明する。
無線通信装置として、WiMAX機能を有するホームルータを用いる場合、前述したように、配下の無線通信端末との間の通信には無線LAN(Local Area Network)を用いる場合が多い。該ホームルータのWiMAX機能における通信性能を向上させるために、通常、電波環境の良い窓際に、該ホームルータを設置する。そして、窓の外側に向けてWiMAX機能用のアンテナの指向性を有するように設定するが、かかる場合であっても、配下の無線通信端末との間の通信に用いる無線LAN機能用のアンテナについては、配下の無線通信端末が存在する窓の内側に向けて該無線LAN機能用のアンテナの指向性を有するように設定することが望ましいことは言うまでも良い。
つまり、WiMAX機能用のアンテナ構成に関しては、図3または図8に例示した構成として、Y軸方向に対して指向性を有する構成とする一方、無線LAN機能用のアンテナ構成に関しては、逆に、−Y軸方向に対して指向性を有する構成とすることが望ましい。かかるアンテナ構成の一例を、図11の模式図を用いて、以下に説明する。
図11は、本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータ100の図3、図8とは異なるアンテナ構成の一例を示す模式図であり、無給電アンテナ素子として図3の第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12を配置した場合を例にして、無線LAN機能用のアンテナ素子をさらに追加して配置した場合について示している。ここで、図11(A)は、図3(A)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を正面から見た場合の模式図であり、図11(B)は、図3(B)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を斜め後方から見た場合の模式図である。
図11に示すように、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22とは、図3の場合と同様に、それぞれ、プリント基板30の右端の位置と左端の位置とに分かれて、それぞれの給電点からZ軸方向に延在するように配置されている。また、第1無給電アンテナ素子11と第2無給電アンテナ素子12とは、図3の場合と同様に、プリント基板30の裏面側に配置されていて、それぞれ、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22と平行する状態で(すなわちZ軸方向に延在した状態で)、それぞれ、第1アンテナ素子21と第2アンテナ素子22と近接した位置に配置されている。しかる後、さらに、プリント基板30の端辺(上端辺)の位置で−Y軸方向(プリント基板30の表面側に向かう方向)に直角に折れ曲がった形状になっている。
これに対して、無線LAN機能用のアンテナ素子として追加した無線LANアンテナ素子52および無線LAN無給電アンテナ素子51のうち、無線LANアンテナ素子52は、図11に示すように、プリント基板30上に形成されていて、例えば、プリント基板30のX軸方向(水平方向)のほぼ中央の位置においてZ軸方向に延在するように配置されている。なお、無線LAN機能用の給電点から給電される無線LANアンテナ素子52は、無指向性のアンテナ素子であり、例えば、図11(B)に示すように、逆Lアンテナ素子を用いている場合を示している。
また、無線LAN無給電アンテナ素子51は、WiMAX用の無給電アンテナ素子(すなわち、第1無給電アンテナ素子11および第2無給電アンテナ素子12)とは反対側の方向に指向性を有するアンテナ特性を付与するために、図11に示すように、WiMAX用の無給電アンテナ素子とは反対側の面になるプリント基板30の表面側に近接した位置に配置され、かつ、無線LANアンテナ素子52と平行する状態で(すなわちZ軸方向に延在した状態で)無線LANアンテナ素子52と近接した位置に配置されている。
つまり、図11に示すように、WiMAX用の無給電アンテナ素子(すなわち、第1無給電アンテナ素子11および第2無給電アンテナ素子12)をプリント基板30の裏面側に近接配置している場合には、無線LAN無給電アンテナ素子51は、WiMAX用の無給電アンテナ素子とは反対側のプリント基板30の表面側に近接配置する。そして、無線LAN無給電アンテナ素子51は、Z軸方向に延在して、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接するように、WiMAX用の無給電アンテナ素子とは逆方向になるY軸方向(すなわちプリント基板30の裏面方向)に直角に折り曲げた形状からなっている。
図11のようなアンテナ構成とすることにより、WiMAX機能用の無給電アンテナ素子(すなわち、第1無給電アンテナ素子11および第2無給電アンテナ素子12)は、前述したように、Y軸方向に対する指向性を有する無線電波を放射する。これに対して、無線LAN無給電アンテナ素子51は、WiMAX機能用の無給電アンテナ素子とは反対方向となる−Y軸方向に対する指向性を有する無線電波を放射する。図12は、図11に示したアンテナ構成からなる無線LAN無給電アンテナ素子51のXY面における垂直偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図である。
図12の特性図に示すように、図11に示す無線LAN無給電アンテナ素子51は、XY面における垂直偏波の放射パターンとして、−Y軸方向に強い指向性を有するアンテナを構成していることを確認することができる。
なお、図11、図12には、WiMAXホームルータ100において、無線LAN通信用の無線電波をWiMAX通信用の無線電波とは反対方向に送受信する場合に関して説明したが、無線LAN通信用の無線電波に限るものではなく、任意の無線通信用の無線電波をWiMAX用の無線電波と異なる方向や同じ方向に送受信することも可能である。
例えば、第1アンテナ素子21および第2アンテナ素子22の無指向性アンテナ素子が送受信する無線電波とは異なる規格の別規格無線電波として、前記無指向性アンテナ素子が送受信する無線電波と反対方向または同じ方向の指向性を有する放射パターンを形成しようとする場合には、次のようなアンテナ構成にすれば良い。まず、プリント基板30上に前記別規格無線電波の給電点に接続した別規格無指向性アンテナ素子(例えば無線LANアンテナ素子52)を配置する。そして、前記別規格無指向性アンテナ素子の近傍の位置において該別規格無指向性アンテナ素子と平行な状態に別規格無給電アンテナ素子(例えば無線LAN無給電アンテナ素子51)を配置するとともに、該別規格無給電アンテナ素子を前記無指向性アンテナ素子とは反対側または同じ側の装置GNDプレーン(グランドプレーン)31に近接した状態で配置する。さらに、前記別規格無給電アンテナ素子の全長を、前記別規格無指向性アンテナ素子が扱う無線信号の波長の(1/2)の長さに設定する。
かくのごとく、無線電波による通信相手に応じて、WiMAX機能用の無給電アンテナ素子とは別個の指向性を有する無給電アンテナ素子を容易に実装することができる。また、WiMAXホームルータ100ではなく、例えばLTE規格の無線電波を扱ったり、あるいは、車載用の無線電波を扱ったりする場合のように、任意の無線通信装置に適用することも可能である。而して、無線電波による通信相手に応じて、それぞれが別個の指向性を有する無給電アンテナ素子を容易に実装することができるという、新たな効果を奏することも可能である。
さらに、他の第1実施形態として図8に示した屈曲形状のWiMAX機能用無給電アンテナ素子の場合と同様に、無線LAN無給電アンテナ素子51に関しても、プリント基板30の端辺(上端辺)に達するまでの途中でX軸方向(水平方向)へも折り曲げた屈曲形状にするようにしても良い。かかる屈曲形状を形成することにより、無線LAN機能用アンテナにおいても、XY面における垂直偏波のみならず、水平偏波に関しても、−Y軸方向に強い指向性を有するアンテナを構成することが可能になる。図13は、本発明に係る無線通信装置の一例であるWiMAXホームルータ100の図3、図8、図11とはさらに異なるアンテナ構成の一例を示す模式図であり、図11に示した無線LAN無給電アンテナ素子51の形状をX軸方向へも折り曲げた屈曲形状にして無線LAN無給電アンテナ素子51aとして構成している場合を示している。ここで、図13(A)は、図11(A)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を正面から見た場合の模式図であり、図13(B)は、図11(B)と同様、WiMAXホームルータ100内のプリント基板30を斜め後方から見た場合の模式図である。
なお、無線LAN無給電アンテナ素子51a以外のアンテナ素子については、図13(B)に示すように、WiMAX用の無給電アンテナ素子に関し、図11とは異なり、図8に示した場合と同様の屈曲形状を有するアンテナ素子(すなわち第1無給電アンテナ素子11aおよび第2無給電アンテナ素子12a)を用いて構成した場合を示しているが、第1アンテナ素子21、第2アンテナ素子22および無線LANアンテナ素子52に関しては、図11の場合と同様のアンテナ形状である。
次に、無線LAN無給電アンテナ素子51aのアンテナ形状についてさらに説明する。無線LAN無給電アンテナ素子51aは、図11の場合と同様、プリント基板30のX軸方向(水平方向)のほぼ中央の位置に配置し、Z軸方向に延在するが、プリント基板30の端辺(上端)に達するまでの途中で、直角に折り曲げてプリント基板30の表面に沿って例えば−X軸方向(水平方向)に延在させる。しかる後、さらに、直角に折り曲げてZ軸方向に延在させた形状とし、プリント基板30の端辺(上端辺)に達した位置で、プリント基板30に近接するように、Y軸方向(すなわちプリント基板30の裏面方向)に直角に折り曲げた形状からなっている。
なお、無線LAN無給電アンテナ素子51aの全長の(1/2)になる長さ方向の中央の位置が、−X軸方向に直角に折り曲げる前のZ軸方向のアンテナ素子部分に存在している場合には、前述のように、−X軸方向に直角に折り曲げる前のZ軸方向のアンテナ素子部分をプリント基板30のX軸方向(水平方向)のほぼ中央の位置に配置する。しかし、無線LAN無給電アンテナ素子51aの全長の(1/2)になる長さ方向の中央の位置がいずれか異なるアンテナ素子部分に存在している場合には、無線LAN無給電アンテナ素子51aの全長の(1/2)になる長さ方向の中央の位置がプリント基板30のX軸方向(水平方向)のほぼ中央の位置になるように配置することが望ましい。
かくのごとき屈曲形状を有する無線LAN無給電アンテナ素子51aを用いることにより、無線LAN無給電アンテナ素子51aのXY面における放射パターンとして、垂直偏波成分のみならず水平偏波成分も発生して、垂直偏波成分、水平偏波成分のいずれにおいても−Y軸方向に指向性を有する放射パターンを得ることができる。
図14は、図11に示したアンテナ構成からなる無線LAN無給電アンテナ素子51のXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図であり、図13の屈曲形状の無線LAN無給電アンテナ素子51aの効果を説明するための比較対象として示している。なお、図14の特性図において、細線で示す曲線が、XY面における垂直偏波の放射パターンを示し、太線で示す曲線が、XY面における水平偏波の放射パターンを示している。図14の特性図に示すように、XY面における垂直偏波の放射パターンに関しては、図12の特性図に示したものと全く同じパターン(−Y軸方向に指向性を有するパターン)であるが、XY面における水平偏波の放射パターンに関しては、垂直偏波の放射パターンとは異なり、−Y軸方向には指向性を有していない状態になっていることが分かる。
これに対して、図15は、図13に示したアンテナ構成からなる無線LAN無給電アンテナ素子51aのXY面における垂直偏波および水平偏波の放射パターンの測定結果を示す特性図であり、図13の屈曲形状の無線LAN無給電アンテナ素子51aの効果を明確に示していることが分かる。なお、図15の特性図においても、図14の場合と同様に、細線で示す曲線が、XY面における垂直偏波の放射パターンを示し、太線で示す曲線が、XY面における水平偏波の放射パターンを示している。
図15の特性図に示すように、図11のアンテナ構成に関する図14の特性図とは異なり、XY面における水平偏波の放射パターンと垂直偏波の放射パターンとのいずれも、−Y軸方向への指向性を有している特性が得られていることを確認することができる。
而して、図13のアンテナ構成においては、無線LAN用の無給電アンテナ素子としてプリント基板30の表面側に近接して配置した無線LAN無給電アンテナ素子51aのアンテナ形状を水平方向(例えば−X軸方向)へも折り曲げた屈曲形状としているので、垂直偏波のみならず水平偏波に関しても、−Y軸方向への指向性を有するアンテナを構成することができるという、先の実施形態の図11におけるアンテナ構成にさらに追加した新たな効果を奏することができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
11 第1無給電アンテナ素子
11a 第1無給電アンテナ素子
12 第2無給電アンテナ素子
12a 第2無給電アンテナ素子
21 第1アンテナ素子
22 第2アンテナ素子
30 プリント基板
31 装置GNDプレーン(グランドプレーン)
40A 筐体
40B 筐体
51 無線LAN無給電アンテナ素子
51a 無線LAN無給電アンテナ素子
52 無線LANアンテナ素子
100 WiMAXホームルータ

Claims (10)

  1. 給電点に接続した無指向性アンテナ素子をプリント基板上に配置したアンテナ構成からなる無線通信装置において、
    前記プリント基板上の電子回路の形成部分以外の領域を覆うように、グランド電位に接続されたグランドプレーンを前記プリント基板上に形成し、
    かつ、
    前記無指向性アンテナ素子の近傍の位置において該無指向性アンテナ素子と平行な状態に無給電アンテナ素子を配置するとともに、該無給電アンテナ素子を前記グランドプレーンに近接した状態に配置し、
    かつ、
    前記無給電アンテナ素子の全長を、前記無指向性アンテナ素子が扱う無線電波の波長の(1/2)の長さに設定する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記グランドプレーンに近接して配置した前記無給電アンテナ素子が、前記プリント基板の端辺に達した位置で、前記プリント基板に近接する方向に直角に折り曲げた屈曲形状とし、
    かつ
    前記無給電アンテナ素子の長さ方向の中央位置が、前記プリント基板の端辺に達するまでのアンテナ素子部分に存在し、前記グランドプレーンと近接している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記グランドプレーンに近接して配置した前記無給電アンテナ素子では、前記プリント基板の端辺に達するまでのアンテナ素子部分の形状が、該端辺と平行な方向に直角に折れ曲がったアンテナ素子部分を含む屈曲形状からなっている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記無指向性アンテナ素子は、逆Lアンテナ素子または逆Fアンテナ素子からなっている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記無指向性アンテナ素子は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)規格またはLTE(Long Term Evolution)規格に準拠した無線電波を送受信する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記無指向性アンテナ素子が送受信する無線電波とは異なる規格の別規格無線電波について、前記無指向性アンテナ素子が送受信する無線電波と反対方向または同じ方向の指向性を有する放射パターンを形成する場合、
    前記プリント基板上に前記別規格無線電波の給電点に接続した別規格無指向性アンテナ素子を配置し、
    かつ、
    前記別規格無指向性アンテナ素子の近傍の位置において該別規格無指向性アンテナ素子と平行な状態に別規格無給電アンテナ素子を配置するとともに、該別規格無給電アンテナ素子を前記無給電アンテナ素子とは反対側または同じ側の前記グランドプレーンに近接した状態で配置し、
    かつ、
    前記別規格無給電アンテナ素子の全長を、前記別規格無指向性アンテナ素子が扱う無線電波の波長の(1/2)の長さに設定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信装置。
  7. 給電点に接続した無指向性アンテナ素子をプリント基板上に配置したアンテナ構成からなる無線通信装置におけるアンテナ構成方法であって、
    前記プリント基板上の電子回路の形成部分以外の領域を覆うように、グランド電位に接続されたグランドプレーンを前記プリント基板上に形成し、
    かつ、
    前記無指向性アンテナ素子の近傍の位置において該無指向性アンテナ素子と平行な状態に無給電アンテナ素子を配置するとともに、該無給電アンテナ素子を前記グランドプレーンに近接した状態に配置し、
    かつ、
    前記無給電アンテナ素子の全長を、前記無指向性アンテナ素子が扱う無線電波の波長の(1/2)の長さに設定する、
    ことを特徴とするアンテナ構成方法。
  8. 前記グランドプレーンに近接して配置した前記無給電アンテナ素子が、前記プリント基板の端辺に達した位置で、前記プリント基板に近接する方向に直角に折り曲げた屈曲形状とし、
    かつ
    前記無給電アンテナ素子の長さ方向の中央位置が、前記プリント基板の端辺に達するまでのアンテナ素子部分に存在し、前記グランドプレーンと近接している、
    ことを特徴とする請求項7に記載のアンテナ構成方法。
  9. 前記グランドプレーンに近接して配置した前記無給電アンテナ素子では、前記プリント基板の端辺に達するまでのアンテナ素子部分の形状が、該端辺と平行な方向に直角に折れ曲がったアンテナ素子部分を含む屈曲形状からなっている、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のアンテナ構成方法。
  10. 前記無指向性アンテナ素子は、逆Lアンテナ素子または逆Fアンテナ素子からなっている、
    ことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のアンテナ構成方法。
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