JP2015220738A - アンテナ装置 - Google Patents

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祐次 角谷
高俊 関澤
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高俊 関澤
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Abstract

【課題】小型化及び利得の維持を両立しつつ、よりコストを低減できるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置100は、長方形状の基板10の表面に、接地電位として機能する略長方形状のグランドパターン20と、直線形状の被給電パターン30と、被給電パターンに給電する給電部40と、ループアンテナ50と、を備える。グランドパターン20、被給電パターン30、ループアンテナ50の基板延設部とは、基板10の長手方向において所定の間隔をおいて互いに平行となるように配置する。ここで、ループアンテナ50は、被給電パターン30、及びグランドパターン20のいずれとも接触しないように配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線機や携帯端末に備えられるアンテナ装置、特に車両のスマートエントリーシステムで用いられる携帯端末に備えられるアンテナ装置に関するものである。
近年、例えば自動車のスマートエントリーシステムで用いられる携帯機などの、種々の無線機や携帯端末等は、小型化が進んでおり、これに伴い、内蔵されるアンテナ装置に対しても小型化が要求されている。
一方、アンテナ装置の特性を十分に安定させるためには、グランドパターンの面積は電波の波長に応じた大きさが必要であることが知られている。グランドパターンの面積が不十分である場合、アンテナからグランドパターンを介して同軸ケーブル等の給電線に漏洩する電流(以下、漏洩電流)が増大してしまう。そして、給電線への漏洩電流が大きくなると、給電線の長さや引き回しによってアンテナ装置の特性が不安定となり、アンテナが十分な利得を得られなくなることがある。
すなわち、アンテナ装置の特性を十分に安定させるためには、電波の波長に応じた面積のグランドパターンを必要とするので、小型のためにグランドパターンの面積を縮小しようとすると、アンテナ装置の特性が不安定になるといってしまう。
そこで特許文献1では、一端がグランドパターンに電気的に接続され、かつ、他端がバラン素子を介して給電部に電気的に接続されるループアンテナを備え、ループアンテナの一端部及び他端部を、共にグランドパターンの外周近傍に設けたアンテナ装置が提案されている。
このような構成によれば、ループアンテナに電流が生じることに起因するグランドパターンでの電流の変化を、そのループアンテナが接続されている部分付近で限定的に発生させることができる。つまり、グランドパターンの全体で電流の変化を生じさせることを抑止することができ、給電線の外部導体に漏洩する電流の分布を低減することができる。したがって、グランドパターンの面積を電波の波長に対して小さく設けている場合であっても、給電線への漏洩電流を低減し、その特性を安定させることができる。
特開2011−77827号公報
しかしながら、特許文献1のアンテナ装置では、所望の利得を得るためにはバラン素子が必要となり、コストが増加してしまうといった課題があった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、小型化及び利得の維持を両立しつつ、よりコストを低減できるアンテナ装置を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、基板(10)と、基板に固定され、接地電位として機能するグランドパターン(20)と、基板に固定された被給電パターン(30)と、被給電パターンに給電する給電部(40)と、被給電パターンと所定の間隔をおいて設置されるとともに、グランドパターンと電気的に接続されていない、少なくとも1つのアンテナ素子(50 50A 50B)と、を備えることを特徴とする。
以下、このアンテナ装置の作用及び効果について述べるが、アンテナ装置は送受信の可逆性があるため、電波を送信する場合を例にとって以上の構成について説明する。
以上の構成では、給電部を介して被給電パターンに給電すると、被給電パターンに高周波電流が流れ、磁界が発生する。この被給電パターンで発生された磁界によって、ループアンテナに電流が誘起され、電波が放射される。
ここで、このアンテナ素子はグランドパターンとは非接触であるため、アンテナ素子を流れる強い電流がグランドパターンに漏洩する恐れを低減することができる。言い換えれば、本実施形態の構成によれば、アンテナ素子からグランドパターンに漏洩する電流を抑制することができる。
これに伴って、グランドパターンから給電部を介して給電線の外部導体に漏洩する電流を抑制することができる。給電線に漏洩する電流を低減することができるため、給電線の長さや引き回しによってアンテナ装置の特性が不安定となることを抑制することができる。すなわち、アンテナ装置としての特性を安定させることができるとともに、放射利得を向上させることができる。
そして、以上の構成では、上記の効果を得るためにバラン素子は不要であるため、小型化及び利得の維持を両立しつつ、よりコストを低減できる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
アンテナ装置100の概略的な構成を示す斜視図である。 図1に示す矢印2方向からアンテナ装置100を見た時の側面図である。 本実施形態に対応するシミュレーションモデルである。 比較構成に対応するシミュレーションモデルである。 本実施形態に対応するシミュレーションモデルにおけるシミュレーション結果を示す図である。 比較構成に対応するシミュレーションモデルにおけるシミュレーション結果を示す図である。 本実施形態における放射利得と、比較構成における放射利得とを比較した図である。 変形例におけるループアンテナ50の構成を示す図である。 変形例におけるアンテナ装置100の概略的な構成を示す斜視図である。 変形例におけるアンテナ装置100の概略的な構成を示す斜視図である。 変形例におけるアンテナ装置100の概略的な構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るアンテナ装置100の概略的な構成の一例を示す斜視図である。また、図1において矢印2方向からアンテナ装置100を見た時の側面図を図2に示す。このアンテナ装置100は、例えば車両のスマートエントリーシステムのカードキーなどに適用されるものであり、その体格に対応したケース内に収容されて、カードキーとなる。
また、アンテナ装置100は、アンテナ装置100が受信した電波を利用するとともに当該アンテナ装置100に高周波信号を給電する受信機(図示略)と、例えば同軸ケーブルを介して接続されていることとする。なお、本実施形態ではアンテナ装置100への給電線として同軸ケーブルを採用する場合を想定して説明するが、その他の周知の給電線を用いても良い。
図1に示すようにアンテナ装置100は、基板10、グランドパターン20、被給電パターン30、給電部40、及びループアンテナ50を備えている。
基板10は、樹脂などの電気絶縁材料からなり、グランドパターン20、被給電パターン30、給電部40、及びループアンテナ50が設けられる(固定される)基材である。本実施形態において基板10の形状は、長方形とし、その長辺の長さをD1(例えば150mm)、短辺の長さをD2(例えば120mm)とする。なお、ここでは、便宜上、D1>D2とするが、その他の構成としてD1=D2とする正方形であってもよい。また、長方形以外の形状であってもよい。
本実施形態においてグランドパターン20、被給電パターン30、給電部40、及びループアンテナ50は、何れも基板10の片方の平面に設けられている。以降では、基板10が備える平面部のうち、グランドパターン20、被給電パターン30、給電部40、及びループアンテナ50が設置されている側の面を表面とし、他方の面を裏面とする。
また、便宜上、基板10の長辺方向にX軸、短辺方向にY軸をとり、X軸及びY軸のそれぞれと直交し、かつ、基板10の裏面から表面(各素子が設置されている側の面)に向かう方向にZ軸をとった三次元座標系の概念を適宜導入して、アンテナ装置100の構成について説明する。基板10の表面においてグランドパターン20、被給電パターン30、及びループアンテナ50は、図2に示すように、X軸方向に所定の間隔をおいて並設する。
グランドパターン20は、銅などの導体を素材とする長方形状の板(箔を含む)であって、その1辺が、基板10が備える短辺の1つと略一致するように基板10の表面に沿って設置される。すなわち、グランドパターン20もまた、Y軸方向の辺とX軸方向の辺を備える長方形状とする。グランドパターン20のY軸方向の辺の長さは、基板10の短辺の長さ以下であればよく、ここでは略一致させている。また、グランドパターン20のX軸方向の辺の長さは、基板10の長辺の長さD1から、被給電パターン30及びループアンテナ50の基板延設部51(後述)をそれぞれ所定の間隙を設けて設置するための長さを引いた長さとする。
このグランドパターン20は、図示しない同軸ケーブルの外部導体と電気的に接続されて、グランド電位(接地電位)として機能する。
被給電パターン30は、板状または直線状(すなわち棒状)の導体であって、その長手方向がY軸方向となるように、グランドパターン20とループアンテナ50の基板延設部51との間に設けられている。すなわち、被給電パターン30は、グランドパターン20のY軸方向の辺に対して平行となるように、基板10の表面に延設されている。
この被給電パターン30の長手方向の一端は、同軸ケーブルの内部導体(すなわち信号線)と、給電部40が備える整合回路(図示略)を介して電気的に接続されている。当該同軸ケーブル及び給電部40を介して被給電パターン30に給電すると、被給電パターン30上を高周波電流が流れ、磁界を発生させる。なお、被給電パターン30において給電部40と接続する点を給電点と称する。
給電部40は、アンテナ装置100と、同軸ケーブルの一端とを接続するための接続部である。当該同軸ケーブルの他端は、前述の通り、受信機に接続されている。この給電部40は、整合回路を備えてあって、整合回路を介して同軸ケーブルの内部導体と被給電パターン30とを電気的に接続するとともに、グランドパターン20と同軸ケーブルの外部導体とを接続する。以降では、グランドパターン20と同軸ケーブルの外部導体とが接続される点を接地点と称する。なお、整合回路は、アンテナ装置100と同軸ケーブル(例えば50Ω)との間におけるインピーダンス整合を行うための回路である。
ループアンテナ50は、ループ形状となっており、そのループ面が基板10の平面に対して垂直となるように、基板10が備える短辺のうちのグランドパターン20が設置されていない側の短辺近傍に取り付けられる。ループアンテナ50が形成するループは、図1に示すように長方形状であり、そのループ面はY−Z平面に平行となるように設置される。ループアンテナ50は、より細かくは、基板延設部51、第1立設部52、第2立設部53、浮き部54とからなり、上述のループ面を形成する。
基板延設部51は、図1に示すように、第1基板延設部511、第2基板延設部512、及びコンデンサ513からなる。第1基板延設部511及び第2基板延設部512は、X軸方向の幅が非常に小さい長方形状(略直線状)の部材であって、第1基板延設部511の長手方向の一端と、第2基板延設部512の長手方向の一端とはコンデンサ513を介して接続されている。
また、第1基板延設部511のX軸方向の中心線と第2基板延設部512のX軸方向の中心線とが、Y軸に平行な同一直線に存在するように配置されることで、直線形状の基板延設部51を形成している。基板延設部51は、前述の通り、被給電パターン30に対して所定の間隔をおいて平行となるように基板10の表面に設置されている。
第1立設部52は、第1基板延設部511の長手方向における端部のうち、コンデンサ513と接続していない方の端部から、基板10の表面に対して垂直に立設されている。第1立設部52が備える端部のうち、第1基板延設部511と接続していない方の端部(上端とする)は、浮き部54の一端と接続する。第2立設部53もまた、第2基板延設部512の長手方向における端部のうち、コンデンサ513と接続していない方の端部から、基板10の表面に対して垂直に立設され、第2立設部53の上端で浮き部54の一端と接続する。
なお、基板10の表面から第1立設部52の上端までの高さと、基板10の表面から第2立設部53の上端までの高さは等しいものとする。浮き部54は、一端が第1立設部52の上端と物理的かつ電気的に接続され、また、他端が第2立設部53の上端と物理的かつ電気的に接続されることによって、基板10の表面に対して平行となるように固定される。
なお、以上で述べた第1基板延設部511、第1立設部52、浮き部54、第2立設部53、第2基板延設部512は何れも同じ導電性の部材で構成されてあって、本実施形態では、X軸方向に微小な幅を有する板状の部材とする。ここで、これらの部材のX軸方向の幅は適宜設計されればよく、相対的に小さい値とすることで棒形状となっていてもよい。
また、第1基板延設部511、立設部52、浮き部54、立設部53、及び第2基板延設部512は、1つの金属薄板を所定形状(例えば平面長方形)に打ち抜き、折曲して形成された一連の部材であってもよい。そして、第1基板延設部511と、第2基板延設部512とを基板10に固定し、第1基板延設部511の一端と、第2基板延設部512の一端とをコンデンサ513を介して接続することで、ループアンテナ50を構成すればよい。
なお、ループアンテナ50が備えるコンデンサ513の容量値を調整することによって、ループアンテナ50の長さが送受信する電波の波長よりも短くても、ループアンテナ50上の電流を所望の周波数で共振させることが可能となる。
以上ではアンテナ装置100の概略的な構成の一例について述べた。次に、上述したアンテナ装置100の作動について説明する。なお、アンテナ装置100は、送信と受信の可逆性があるため、送信アンテナとして作動させた場合を例にとって説明する。
まず、給電部40を介して被給電パターン30に給電すると、被給電パターン30上を高周波電流が流れ、磁界が発生する。この被給電パターン30で発生された磁界の一部が、ループアンテナ50のループ面を通過することによって、ループアンテナ50上に電流が誘起される。そして、この電流を所定の周波数で共振させることで、ループアンテナ50上に電流が集中し、電波が放射される。
ここで、このループアンテナ50はグランドパターン20とは非接触であるため、ループアンテナ50を流れる強い電流が、グランドパターン20に漏洩する恐れを低減することができる。言い換えれば、本実施形態の構成によれば、ループアンテナ50からグランドパターン20に漏洩する電流の量を抑制することができる。
本実施形態の構成によってループアンテナ50からグランドパターン20に漏洩する電流を抑制できることを、図3〜図6を用いて説明する。図3は、本実施形態のアンテナ装置100に対応するシミュレーションモデルを示しており、ここでは、グランドパターン20のX軸方向の長さを140mm、Y軸方向の長さを120mmとしている。また、ループアンテナ50の第1立設部52及び第2立設部53の高さは20mm、浮き部54のY軸方向長さを80mmとしている。なお、ループアンテナ50が備えるコンデンサ513の容量は、ループアンテナ50の長さと、対象とする電波の波長とに基づいて適宜設計した値としている。
図4は、本実施形態の効果を説明するための比較構成に対応するシミュレーションモデルを示しており、ここでは、比較構成として、一般的なループアンテナを備えたアンテナ装置を採用する。すなわち、比較構成が備えるループアンテナは一端が給電部に接続されるとともに、他端がグランドパターンに接続されている。なお、比較構成のグランドパターンの寸法や、ループアンテナの寸法は、図3に示す本実施形態の構成と同じとする。
図5及び図6は、上述した本実施形態及び比較構成のそれぞれに対応するシミュレーションモデルにおいて、いずれも同じ電力を給電した場合の電流分布を示している。図5及び図6を比較すると分かるように、本実施形態の構成においてグランドパターン20に分布する電流は、比較構成のグランドパターン上に分布するよりも低減されている。すなわち、ループアンテナ50とグランドパターン20とが非接触となる構成とすることによって、ループアンテナ50からグランドパターン20に漏洩する電流の量を抑制できていることを示している。
また、図7は、本実施形態での放射利得と比較構成での放射利得とを比較した図であり、本実施形態の構成によれば、Y軸方向、すなわち、ループ面に垂直な方向において比較構成に対して3.8dB高い放射利得を得ることができることを示している。これは、ループアンテナをグランドパターンに接続した一般的な構成(比較構成)では、給電された電力の(又は受信した電波の)エネルギーがグランドパターンとループアンテナに分散されるのに対し、本実施形態の構成によればエネルギーをループアンテナ50に集中させることができるためである。
したがって本実施形態の構成によれば、ループアンテナ50からグランドパターン20に漏洩する電流を抑制でき、グランドパターン20から給電部40を介して同軸ケーブルの外部導体に漏洩する電流を抑制することができる。これによって、アンテナとしての特性を安定させることができるとともに、放射利得を向上させることができる。そして、本実施形態の構成では、上記の効果を得るためにバラン素子は不要であり、特許文献1に比べてコストを抑えつつ、同様の効果が得ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降に述べる種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、グランドパターン20、被給電パターン30、ループアンテナ50を基板10の長辺方向に所定の間隔で平行に並べた構成としたが、これに限らない。グランドパターン20、被給電パターン30、ループアンテナ50は、基板10の短辺方向に所定の間隔で並べてもよい。
さらに、グランドパターン20と被給電パターン30とは、被給電パターン30とループアンテナ50とが対向する方向に直交する方向に並列した構成としてもよい。例えば、図1において被給電パターン30を、その長手方向がX軸方向に平行となるように給電点を回転の中心として90度回転させた構成としてもよい。そのような構成においては、ループアンテナ50もまた、被給電パターン30と対向するように配置すれば良い。
また、基板10の形状も長方形に限らない。アンテナ装置100の搭載性を考慮して適宜設計されれば良い。ただし、ループアンテナ50の基板延設部51が、被給電パターン30の直線部分に対して平行(略平行を含む)に並ぶように配置されれば良い。
さらに、被給電パターン30は、基板延設部51と所定の間隔をおいて隣接するように配置されていればよく、グランドパターン20、ループアンテナ50、被給電パターン30の順に、基板10の長辺方向(X軸方向)に所定の間隔で並べた構成としてもよい。
また、ループアンテナ50は、コンデンサ513を必須とせず、物理的な構造によって所望のコンダクタンスを備える構成としてもよい。すなわち、図8のように、第1基板延設部511の端部511Aと、第2基板延設部512の端部512Aとを、Z軸方向に所定の距離離れて対向するように配置することによって、ループアンテナ50が所望の容量値を備える構成としてもよい。もちろん、端部511Aと端部512Aとの間隙に、所定の誘電率を有する誘電体が挿入されてあっても良い。
また、アンテナ装置100は、図9に示すように、複数のループアンテナ50A、50Bを備えていても良い。さらに、ループアンテナ50の浮き部54は、図10に示すように、基板10の平面部に平行なループ面を形成するような構成としてもよい。より具体的には、浮き部54は、第1立設部52の上端部から被給電パターン30側に直角に屈曲した直線形状の直角浮き部542と、第2立設部53の上端部から被給電パターン30側に直角に屈曲した直線形状の直角浮き部543と、一端が直角浮き部542と直角に接続し、他端が直角浮き部543と直角に接続する直線形状の平行浮き部541からなる。
このような構成によれば、ループアンテナ50からグランドパターン20に漏洩する電流をさらに抑制することができ、アンテナ装置100の利得を向上させることができる。
また、被給電パターン30は、図11に示すように、給電接続部31、平行パターン部32と、短絡部33とを備え、被給電パターン30が給電部40と接続していない側において、グランドパターン20と電気的に接続されてあってもよい。平行パターン部32は、ループアンテナ50の基板延設部51と所定の間隔をおいて平行に配置されてあって、給電接続部31は、直線形状の部材であって一端は給電部40と電気的に接続し、他端は平行パターン部32の一端と電気的に接続する。短絡部33も直線形状の部材であって、一端は平行パターン部32が備える端部のうち、給電接続部31と接続していない側の端部と接続し、他端はグランドパターン20に接続する。
また、図11は、図10に示す構成をさらに変形した構成であって、ループアンテナ50は、図10と同様に、基板10の平面部に平行なループ面を形成している。この図11に示す構成において給電接続部31は、直角浮き部542の直下に位置し、短絡部33は、直角浮き部543の直下に位置していることが、より好ましい。そのような構成である場合、ループアンテナ50と被給電パターン30との結合がより強くなり、被給電パターン30から放射される電磁界エネルギーを、ループアンテナ50に集中させることができる。
以上では、アンテナ装置100が備えるアンテナ素子としてループアンテナを採用したが、これに限らない。アンテナ装置100は、逆Lアンテナ等、その他の形状を有するアンテナ素子を備えていても良い。
100 アンテナ装置、10 基板、20 グランドパターン、30 被給電パターン、40 給電部、50・50A・50B ループアンテナ、51 基板延設部、52 第1立設部、53 第2立設部、54 浮き部

Claims (11)

  1. 基板(10)と、
    前記基板に固定され、接地電位として機能するグランドパターン(20)と、
    前記基板に固定された被給電パターン(30)と、
    前記被給電パターンに給電する給電部(40)と、
    前記被給電パターンと所定の間隔をおいて設置されるとともに、前記グランドパターンと電気的に接続されていない、少なくとも1つのアンテナ素子(50 50A 50B)と、を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1において、
    前記アンテナ素子は前記基板に固定されてあって、
    前記被給電パターンは、前記アンテナ素子のうち、前記基板に延設されている部分である基板延設部(51)と前記間隔をおいて隣接するように配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項2において、
    前記被給電パターンは、前記基板上において、前記グランドパターンと前記基板延設部との間に配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記アンテナ素子は、ループ形状となっていることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項4において、
    前記アンテナ素子は、前記ループ形状の一部に間隙を備え、その間隙を形成する端部(511A、512A)が容量結合することによって前記ループ形状を形成することを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項2から4の何れか1項において、
    前記アンテナ素子及び前記被給電パターンはそれぞれ直線形状部分を備え、前記アンテナ素子の直線形状部分の少なくとも一部と、前記被給電パターンの直線形状部分の少なくとも一部とが、互いに平行となるように設置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項6において、
    前記基板延設部及び前記被給電パターンは直線形状であって、
    前記基板延設部及び前記被給電パターンは互いに平行となるように設置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項7において、
    前記被給電パターンは、一端で前記給電部と接続し、他端は前記グランドパターンと非接触であることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 請求項7において、
    前記被給電パターンは、前記給電部と接続していない側の端部は、短絡部(33)を介して前記グランドパターンと電気的に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  10. 請求項7から9の何れか1項において、
    前記アンテナ素子は、
    前記基板延設部の両端のそれぞれにおいて前記基板に対して垂直に立設する第1立設部(52)及び第2立設部(53)と、
    一端が前記第1立設部と接続し、他端が前記第2立設部に接続するとともに、前記基板延設部と平行となる部分を備える浮き部(54)と、を備えることによって、前記ループ形状を形成することを特徴とするアンテナ装置。
  11. 請求項1から10の何れか1項において、
    前記アンテナ素子は、複数設けられていることを特徴とするアンテナ装置。
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