JP2020124713A - 液体分注装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ポータブル液体分注装置を提供することを目的とする。【解決手段】ポータブル液体分注装置は、バッテリー，加熱エレメント、液体リザーバ、ポンプ、流出口、及びリザーバから流出口まで延び、加熱エレメントに隣接して通るパイプ、を含む。操作中、ポンプが、液体をリザーバからパイプに押し入れ、電源により、加熱エレメントが、加熱エレメントに隣接したパイプの部分の中を通る液体を加熱し、周囲の温度よりも高い温度で流出口から噴出させる。【選択図】図４

Description

本発明は、加熱液体又は蒸気分注装置に関する。
この発明の実施形態は、ガム除去装置、清掃装置、又は除草装置及び蒸気又は加熱液体を分注する装置の部品として、これらの仕事及び他の仕事のためにバッテリー電力から加熱液体又は蒸気の関連した発生に関する。

使用済みチューインガムは、しばしば、床や他の面に捨てられる。チューインガムは、特に、機械的手段では除去しにくく、チューインガムを除去するための最もよい技術は、ブラシ掛け／すりへりのような機械的作用を加えるのと同時にチューインガムに蒸気を付与することにある。蒸気は、チューインガム堆積物を砕いて除去を可能にする。従来のガム除去器具は、小型のＬＰＧ／プロパンガス容器を含み、該プロパンガス容器を使用してリザーバからの液体を加熱して、ノズルからチューインガム堆積物へ分注させることができる蒸気を生じさせる。特にこの技術は、予め混合した化学薬品を、コイルにされ、ＬＰＧ／プロパンガスによって発生される炎によって加熱される6mmステンレススチールパイプへ圧送することを伴う。この方法は、金属を、液体を瞬間蒸気にする程の熱い温度に到達させる。

もっと一般的に、加熱液体又は蒸気を生じさせる現在の方法は、主として、ボイラーに加熱エレメントを設けることに基づいている。ボイラー型システムを使用することについての問題は、蒸気を生じさせることができる水の膨張によって引き起こされる圧力変化を処理する事が必要であることである。この問題により、蒸気機械は、弱点であり、かつ生じさせる高圧により破損する「O」リングの交換を絶えず必要とする。圧力が強烈であるから過剰な付着は「O」リングを損傷させるか、或いは.ボイラーの破損をもたらすかのいずれかである。ボイラー室で加熱される水は、蒸気段階に変換され、次いでランスに圧送され清掃仕事を完了する。蒸気清掃機械を使用してチューインガムを除去するために、別の化学薬品源が機械に取り付けられる。この化学薬品は別のチャンバーから圧送され、清掃工程を効果的にするため、(通常、ランスの端で)蒸気に注入される。ボイラー/エレメントシステムは、沸騰させる釜の原理で作動して蒸気を発生させるから、加熱が非常にゆっくりである、システムは、また作業者が接触/清掃箇所に十分な蒸気があるようにするために、2乃至5リットルの水を加熱する必要があるので、相当な電力を必要とする。リザーバ内の絶えず変化する水量に依存する伝統的な蒸気機械のために、該機械は、一定な圧力を維持することができない。内部圧力が変化し、また蒸気圧が変化するとき、機械は、蒸気の発生を停止し、蒸気を再び発生させる程圧力が増大するのを待つために、清掃工程は、停止しなければならない。典型的には、これは、圧力が増大するのに10分かかることがある。結末として、機械の作業者は、特に、一定充填機で圧力が増大するのに絶えず変動する待ち時間をもつ。

ポータブル供給源からの熱水又は他の流体の生産は、多くの理由のために問題であることが出願人によって気づかれた。多くの清掃工程は、清掃工程を行なうために、刺激が強い環境的に損害を与える化学薬品又は有毒な化学薬品としばしば混合される冷水を使用して機械によって行なわれる。これらの清掃工程の安全及び効率は、ポータブル水供給源又は他の清掃流体供給源が容易に入手できたなら、大きく改善することができ、加熱流体の使用は、清掃工程の時間及び要求される化学薬品の量を潜在的に減少させることができる。

キャラバン、レクリエーション用車両、テント及び他の可動住居に設けられる温水設備も問題がある。温水供給源を提供する発生器又は他の既存の手段の使用は、過剰な騒音、軽便性の欠如または容易にアクセスできる電源の欠如の問題のために、多くの状況では望ましくない。再び、エネルギーの効率的な方法での瞬間温水供給源の設備は、使用者にとって大きな利点のものである。このような解決策は、レジャー分野と商業分野の両方で、例えば、入浴用、或いは代替的に、幹線電力又は発電機のような伝統的な電源が利用できない場所で食べ物や飲み物の商業的な調理のために、温水を供給するときに有益である。
本発明の実施形態は、これらの問題に取り組むように努める。

発明の概要
本発明の側面によれば、
バッテリー、
加熱エレメント、
液体リザーバ、
ポンプ、
流出口、及び
リザーバから流出口まで延び、加熱エレメントに隣接して通るパイプ、を含み、
操作中、ポンプが液体をリザーバからパイプへ押し流し、電源により、加熱エレメントが、加熱エレメントに隣接したパイプの部分の中を通る液体を加熱し、周囲の温度よりも高い温度で流出口から噴出させる、ポータブル液体分注装置を提供する。

好ましくは、流体は、少なくとも10℃の温度に、もっと好ましくは、少なくとも40℃の温度に、更にもっと好ましくは、少なくとも100℃の温度に加熱される。周囲の温度と比較して流体の温度のこのような増大は、コストの効果的かつ効率的方法で面を清掃する流体の能力を増すので有利である。
好ましくは、加熱流体の温度は、ポンプによって制御されてもよい。もっと好ましくは、加熱流体の温度は、流体がポンプによってパイプの中を押し通される流速によって制御されてもよい。加熱流体の温度を変更するこのような方法は、流体が加熱される温度の連続スペクトルを提供するので好ましい。加えて、ポンプの流量は、使用者によって大変容易にそして迅速に変えられ、周囲の温度以上の変化する温度の水を容易に発生させることができる。

変形例として、加熱流体の温度がパイプの直径によって制御されることが好ましい。パイプの直径を変えることにより、その表面積と容積との比、かくして、流体を前記パイプで加熱する流量が変化する。かくして、潜在的には、パイプそれ自体に異なるアタチメント又は調節可能な構成部品を設けることで、変化するパイプ直径の使用は、装置が使用中達成することができる加熱流体の温度の大きな変化を可能にする。

また、加熱流体の温度がバッテリーの電圧によって制御されることが好ましい。加熱流体の温度を変えるこのような方法は、使用者が装置内のバッテリーを容易に交換して、加熱エレメントに供給される電圧、かくして加熱エレメントが達成する温度を迅速にかえるので好ましい。このような実施形態は、流体を使用者にとって都合のよい方法で加熱される温度の連続スペクトルを再度提供する。

好ましくは、加熱エレメントに隣接して通るパイプの部分は、加熱エレメントの周りにコイル巻きされる。けれども、その代わりに、加熱エレメントからパイプに十分な熱伝達を可能にする非コイル巻き形態を使用してもよい。また、加熱エレメントの形態が、装置を出る加熱液体の温度の変化を行なわせるために使用者によって変えることが好ましい。

小さいプローブ/エレメントのまわりに延びるコイル巻き銅パイプで液体を加熱することによって、幹線電力又はＬＰＧ／プロパンガスの必要なしに、チューインガムを除去する液体を発生させることが可能である。

好ましくは、加熱エレメントは、流出口に近い。その結果、液体は、実質的に、分注させることが要求される位置で発生され、効率を改善し、加熱液体を長い距離運ぶことから必然的に生じる損失を減少させる。

好ましくは、装置は、ハウジングを含み、電源がハウジング内に収容され、又はハウジングに取り付けられる。

１つの実施形態では、パイプは、第２の加熱エレメントの周りにコイル巻きされる。パイプは、加熱エレメント及び第２の加熱エレメントの周りに独立にコイル巻きされてコイル巻き加熱ユニットを形成し、パイプがコイル巻き加熱ユニットの周りに更にコイル巻きされる。

加熱エレメント及び加熱エレメントの周りにコイル巻きされたパイプの部分は断熱材料内に取り付けられるのがよい。

加熱液体に変換される液体は、水を含み、及び又は、例えば、洗浄剤又は除草剤のような化学薬剤を含むのがよい。

電源は、好ましくは再充電可能であるバッテリーからなるのがよい。好ましくは、前記バッテリーは、リチウムイオンバッテリーであるのがよい。またバッテリーは、３３．３ボルトの出力電圧を有するのが好ましい。何故ならば、この電圧のバッテリーは、液体分注装置の大きさと、バッテリーが再充電を要求する前の間バッテリーが使用される時間との間の最適なバランスを提供するからである。携帯能力と再充電回数との間の異なるバランスが望まれるのであれば、別のバッテリー電圧が好ましいかもしれない。

好ましくは、ポータブル液体分注装置は、ブラシを含み、流出口は、加熱液体をブラシに又はそれに隣接して分注する。この方法では、加熱液体は、チューインガム堆積物又は、ブラシによって加えられる機械的なこすり作用と同時に清掃されるべき他の領域に分注される。

好ましくは、パイプは銅パイプである。もっと好ましくは、銅パイプは、約１mmの内径を有する。また好ましくは、銅パイプは、約２mmの外径を有する。更にもっと好ましくは、ポンプは、リザーバからの液体を毎分約２２ｍｌの流量でリザーバから液体を押し流すように操作される。薄肉銅パイプ及び熱の正しい量の液体流への伝達は、低電力エネルギー供給源から加熱蒸気を効率的に発生させ、変化する圧力の問題や爆発的／可燃性の高いガスの使用の危険なしに、チューインガムを絶えず除去することを可能にする。

本発明はまた、商業的な清掃活動に大変有益である、早くて一貫性のある流量でチューインガムの除去及び蒸気清掃を可能にする。

この装置で、捨てられて平になったチューインガム堆積物の効果的な除去が達成される。このような装置は、また、接着テープ／フライヤー／他の除去しにくい粘着残留物によって残された残留物の除去並びにタイル間の目地の薬品なし蒸気清掃，蒸気を使用する他の面の薬品なし蒸気清掃又は薬品なし除草にとって有効である。

ここに記載のバッテリー電力及びコイルシステムを使用する新しい方法は、爆発性の高いガスを使用することと関連した危険なしに、加熱液体の急速な発生を可能にする。新しいバッテリー方法は、また、消費者が危険な性質のために輸送及び貯蔵しにくいＬＰＧ／プロパンのような燃料供給源の購入を続ける約束する必要性を除去する。

本技術は、蒸気／加熱液体を発生こけるのにボイラー又は加熱エレメントを必要としない。電熱を利用する現在の技術では、幹線電源かポータブル発電機のいずれかが液体ヲ加熱液体または蒸気に変換するのに必要である。その結果、機械が幹線電力源から離れて使用されているならば、発電機が要求されるので、騒音の問題がある。既存の加熱液体及び蒸気機械は、最低３０００ワットを引き、引き起こされる騒音汚染を解決するのに小型の静かな発電機を利用できない。幹線電力源が利用できるならば、２４０ワットの後リード線をもつことの問題があり、これは、操作員の運動の自由を妨げるとともに、操作員及び近くを歩いている公衆のメンバーに対する危険を増す。これらの問題は、ポータブルバッテリー（パック）を使用して、水を温水又は蒸気に変換することができる本技術によって回避され又は少なくとも軽減される。
今、本発明を、以下の図を参照して例示として説明する。

ガム除去装置を概略的に示す。 図１の装置の加熱液体発生ユニットを概略的に示す。 図１の装置の加熱液体発生ユニットを概略的に示す。 変形例の加熱液体発生ユニットを概略的に示す。 ハンドルに連結された図３の加熱液体発生ユニットを概略的に示す。

最初に図１を参照すると、ガム除去装置１００が概略的に示されている。ガム除去装置１００は、この場合には、車輪１０５で動き回れる床用装置である。手持ち形態を簡単に構成できることが認識される。ガム除去装置１００は、水／化学薬品タンク110含み、該水／化学薬品タンクは、この場合には、水及び又は化学薬品を２リットルまで入れる。装置がガムの除去以外の清掃（例えば）に使用されるならば、水が使用される。装置が除草に使用されるならば、除草用化学薬品が使用される。ガム除去装置については、ガムを分解するのに適した公知の化学薬品が使用される。好ましくは、このような化学薬品は、装置の比較的小さいピッチの配管をふさがないように配合された非発泡洗浄剤であるべきである。適当な化学薬品は、アルキル ポリグルコシド（５−１０容積％）、両性界面活性剤（１０−３０容積％)、デシルジメチルアミン（＜０．５容積％）及び水から配合される。パイプ又はチューブは、タンク１１０から、加熱ユニット１３０を通過してノズル１２０まで延びる。加熱ユニット１３０は、装置内に取り付けられたバッテリーユニット１４０からの電力を適用することによって加熱することができる１つ又はそれ以上の加熱エレメントを含む。パイプは、以下に説明される方法で、加熱ユニット１３０の加熱エレメントの周りにコイル巻きする。加熱ユニット１３０はまた、加熱エレメント及び加熱エレメントの周りにコイル巻きするパイプの部分を取り囲む熱絶縁態を含む。一定流量の蠕動ポンプ１５０が、液体をタンク１１０からパイプを通して、特に、沸騰させるべき加熱ユニット１３０を通して押し流すために使用され、ノズル１２０から分注され／噴出させる。もしポンプ１５０が加熱ユニット１３０を通して液体の一定流量を提供すれば、液体が加熱ユニット１３０を通して押し流されるのと同じ流量で液体を温水及び又は蒸気に変換するために比較的一定の熱量が要求される。これは、ボイラーの中の液体の量が減少するにつれて、要求される熱量が変化する「ボイラー」式システムとは違う。

例えば、印刷回路ボード及びオンオフスイッチを含むコントローラー１６０が装置を動き回すのに使用されるハンドル１７０の近くに設けられる。もっとも簡単に、装置１００は、簡単なオンオフ操作を有し、装置がオンであるとき、一定量の温水又は蒸気が噴出される。しかしながら、装置は、ノズル１２０から噴出される温水又は蒸気の異なる量に対応する多設定を有してもよい。これらの異なる温水及び又は蒸気の流量設定を達成するために、ポンプ１５０によって押し流される液体流量の増加に加熱エレメントに加えられる電力の増加が伴ない、ノズルから噴出される温水及びまたは蒸気の量を増加させる。液体流量と加熱ユニット１３０に加えられるべき電力との対応は、前もって定められ、装置に予め決定される。操作員は、ノズル１２０で温水及び又は蒸気を得るために、液体の流量又は加えられる電力を直接変更する必要はない。装置の本体の中央の方に、ヒンジ１８０が設けられ、装置を運びやすくするために半分に折り畳める。加熱ユニット１３０はノズルの近くに配置され、温水及び又は蒸気を分注すべき箇所に大変近くで温水及び又は蒸気を発生させることに気づくであろう。

図２Ａ及び２Ｂは加熱ユニット１３０の構造を概略的に示す。図２Ａを参照すると、直径３．５mmの第１の１００ワットエレメント１がその周りに巻き付けられた銅パイプ３のコイルを有する。エレメント１はまた、正負端子を有し、エレメント１を加熱するために、電力がバッテリー１４０から正負端子に供給される。銅パイプ３は、２mmの外径及び１mmの内径を有する。パイプ３のコイルへの流入部２は、外（２次）コイル８（図２Ｂに示す）から来る。次いでパイプ３の連続部４は、第２の１００ワットエレメント５まで延び、ここでパイプ３は、第２エレメント５の周りにコイルまきする。第２のエレメント５は、第１のエレメント１と同じタイプのものであり、再び、正負端子を有し、電力がバッテリー１４０からこれら端子に供給される。図２Ｂに目を向けると、図２Ａに示すのと同じ部品には、同じ参照数字が付けられている。図２Ｂにおいて、外（二次）コイル８が、加熱エレメント１，５の図１の配置の周りにコイルまきし、かつパイプ３（流入部２を経て）の連続部であることを示す。液体は、ポンプ１５０及びタンク１１０から流入供給部７を経て外（二次）コイル８に入る。次いで液体は、最初に外コイル８の中を進み、次いで、流入部２を経てパイプ３の一次コイルの中へ進む。次いで液体は、第１エレメント１、次いで第２エレメント５に隣接して走るパイプ３の中を進み、蒸気・温水流出部６を経てついには加熱ユニットを出る。流入部の中の液体は、比較的冷たいが、それが二次コイル８のまわりを通ると予熱され、次いで第１及び第２エレメントに隣接するパイプ３の中を通ると加熱されることは認識されよう。加熱エレメント及びコイル配管は、絶縁ユニット９内に収容される。２つのプローブ及びコイルを高い耐熱材料９で絶縁することは、（ａ）逃げる熱を銅パイプへ蓄積させるのに役立ち、（ｂ）取り巻く機械部品を銅パイプから逃げる熱から保護するのに役立ち、触ってみると、機械を冷たくする。

この構成は、一組の電気プローブ及び銅パイプを使用することによって、バッテリー電力を介して加熱液体又は蒸気を作ることを可能にする事が認識されるであろう。以前は、清掃目的で十分な加熱液体又は蒸気を発生させるために、既存の機械は、幹線電気又はガスに頼って加熱液体又は蒸気を作る程のエネルギーを発生させていた。しかしながら、最低１．５メートルの外径２mm、内径１mmの銅パイプを、液体の供給を予熱する追加のパイプ（二次）と一緒に、２×１００ワット絶縁金属エレメント又は１×２００ワット絶縁金属エレメントの周りに、コイル巻きすることによって、バッテリー電力を使用して加熱液体又は蒸気を発生させることが可能であることが分かった。この方法により、バッテリーを内蔵させたポータブル機械の設計を可能にし、再充電前（バッテリー容量に応じて）２−４時間の操作を可能にする。小型のリザーバータンク１１０は蠕動ポンプ１５０の作用で、独特の化学薬品，水のいずれかを１．５メートル−４メートルの銅パイプに供給する。ポンプ１５０は、（手での清掃作業に応じて）流体を一定な供給量でのみ流通させるように設定される。熱の液体への急速な伝達のために銅が使用される。テストによると、薄肉の銅パイプを使用するときには、液体は、より急速に加熱しする事がわかった。また銅パイプ及び加熱エレメントのこの形態のためにチューインガムの除去に要する液体の量は毎分２２mlの流量（ポンプ１５０で設定）であることが計算された。

銅パイプ３は、エレメント１の周りにきつく繰り返し巻かれ、次いでエレメント５に渡され、第２エレメント５の周りにきつく巻かれた更に連続のコイルを有する。をさらいコイルをなす。２つのプローブを取り囲む二次コイル８は、一次コイル３から逃げる熱を吸収し、これを二次コイルの中を流れる液体に伝達して流体を効果的に予熱し、確実に、十分な加熱液体又は蒸気がノズルから噴出される。加熱液体又は蒸気は流出部６から、取り付けられた小さいブラシを有するノズル１２０に流出し、ブラシは、ガム堆積物をかき回し、捨てられたチューインガムの片をたちまち破壊する。２つのコイル及び蒸気の流体送出速度（毎分２２ml）を使用する方法は、主として、チューインガムの除去の用途に適する装置を生む。また、同じ銅パイプがコイル巻きされ、耐熱材料で絶縁された単一の２００ワットエレメントを使用することによって同じ結果を達成することができることがわかった。バッテリーの再充電が要求される前、少なくとも２時間の連続操作に備えるのに８アンペア出力の２つの１２ボルトバッテリーが使用される。

バッテリー、加熱エレメント、流体の送出の形態を変えることによって、ステッカー及び粘着性接着残留物の除去，化学薬品を使わない目地清掃，化学薬品を使わない一般的な加熱液体又は蒸気清掃及び化学薬品を使わない除草を含む多くの他の場合がある。図１及び２を参照して説明した装置は、床清掃用に構成されるが、同じ技術を壁タイル間の目地の様な垂直面を清掃する手持ち装置にもまた、絶えず増える問題である不必要なステッカーおよび接着剤残留物の除去にも、使用することができる。手持ち装置は、公共場所及び公共輸送の座席の上及び下のような届きにくい場所から、或いはチューインガムが捨てられる、学校のテーブル、列車のテーブル、及び他の掃除しにくい場所のような下面から、並びに、あらゆる都市及びカーペット面から、チューインガムの除去を可能にする。

図３は、パイプ３が単一の加熱エレメント１の周りに巻き付けられる加熱エレメントを概略的に示す。この実施形態では、流体の加熱は、第２の加熱エレメント５がないために、図２Ａ及び２Ｂに示す実施形態よりも小さい。それなりに、この実施形態では、蒸気の発生はない。

図３及び４では、装置は、コイル３が単一の加熱エレメント１の周りに巻かれ、そしてポータブル蒸気又は液体分注装置２００の温水又は蒸気分注端内に収容されていることを除いて、図１に示す方法と似た方法で働く。有利には、これは、コイル３及び関連した装置の重量が、別のバックパック又は「トウアロング」装置にではなく清掃すべき面に向かって位置した端に収容されることを意味する。これは、使用者による操作を容易にする。加熱すべき液体は、パイプ２２０を通してコイル３の中へ圧送され、加熱され、そしてノズル２３０から分注される。

本技術の利点のいくつかは次の通りである。
（ａ）しずかな操作、したがって、操作員又は機械の近くの者に騒音公害を引き起こさない。

（ｂ）機械は軽量であり、機械を操作し易くし、操作員に対するけがの危険、反復疲労又は長期の悪影響を除去する。軽量（及び折り畳み）設計はまた、保管や持ち運びを簡単にする。

（ｃ）安価な材料及び方法が要求され、これは、蒸気発生及びチューインガム除去の伝統的な機械よりも費用がかからないことを意味する。既存の機械は、初めて購入する人の機械ですら、数千ポンドかかることがある。図１に示す方法と似た方法で働く。電源が依然として要求され、これは、追加の継続コストである。

（ｄ）バッテリーへの完全な充電は、ガス又はガソリン／ディーゼル発電機を使用するよりも数ペンスコストがかかるので蒸気清掃装置を操作するコストの大きな減少。

（ｅ）機械はポータブルであり、操作員が思いバックパックを携え、重い手持ちランスを運ぶ、又は重い機械及び発電機を操作しなければならない要求を除去し又は少なくとも軽減する。後リード線又はホースを考慮する必要がない。操作員は、装置がコンパクトであるから、囲まれた空間内で作業することができる。

（ｆ）水を加熱するためにガスを使用すること、強力な発電機又は水の存在の近くの幹線源から電気を使用しなければならないことと関連した危険がない。

（ｇ）装置に設定流量を有することの選択により、操作員はプラグアンドプレー経験をもつ。これは、個々の操作員の徹底的なトレーニングまたは多数の機械設定に関連した混乱の問題の必要がないことを意味する。

（ｈ）再生可能源からではないＬＰＧ／プロパン，ガソリン又はディーゼルのような燃料を使用しなければならないよりも再充電可能なバッテリーの使用により、環境的にやさしい運転。

（ｉ）発電機にＬＰＧ／プロパン又は可燃性の高い燃料が使用されないからあらゆる場所で使用安全。これは、主な輸送中心（特に地下道／地下鉄駅及び飛行場、給油所（内部炎を使用する機械には容認できない危険がある）、及び危険な評価施設が、爆発性の燃料の使用を使用禁止されている場所のような要注意場所で清掃操作を大変容易にする。

熱水又は他の加熱流体で清掃させるために、既存の又は新しい清掃機械にポータブル加熱液体装置を組み込んでもよく、既存の機械を、新しい加熱部品を収容する機械で置き換える必要がある代わりにすでに使用中である清掃機械の効率を改善する。

Claims (19)

1. バッテリー、
   加熱エレメント、
   液体リザーバ、
   ポンプ、
   流出口、及び
   リザーバから流出口まで延び、加熱エレメントに隣接して通るパイプ、を含むポータブル液体分注装置であって、
   操作中、ポンプが液体をリザーバからパイプに押し入れ、電源により、加熱エレメントが、加熱エレメントに隣接したパイプの部分の中を通る液体を加熱し、周囲の温度よりも高い温度で流出口から噴出させる、ポータブル液体分注装置。
2. 液体は、少なくとも４０℃に加熱される、請求項１によるポータブル液体分注装置。
3. 加熱液体の温度は、ポンプによって制御される、請求項１又は２によるポータブル液体分注装置。
4. 加熱液体の温度は、パイプの直径によって制御される請求項１又は２によるポータブル液体分注装置。
5. 加熱液体の温度は、バッテリーの電圧によって制御される請求項１又は２によるポータブル液体分注装置。
6. 加熱エレメントが加熱エレメントに隣接して通るパイプの部分は、加熱エレメントの周りにコイル巻きされる、請求項１乃至５のいずれかによるポータブル液体分注装置。
7. 加熱エレメントは、流出口に近接している、請求項１乃至６のいずれかによるポータブル液体分注装置。
8. ハウジングを含み、電源はハウジング内に収容され又はハウジングに取り付けられる、請求項１乃至７のいずれかによるポータブル液体分注装置。
9. パイプは第２の加熱エレメントの周りにコイル巻きされる、請求項６によるポータブル液体分注装置。
10. パイプは、加熱エレメント及び第２の加熱エレメントの周りにコイル巻きされてコイル巻き加熱ユニットを形成し、パイプは、コイル巻き加熱ユニットの周りにコイル巻きされる、請求項９によるポータブル液体分注装置。
11. 加熱エレメント及び加熱エレメントに隣接するパイプの部分は、断熱材料内に取り付けられている、請求項１乃至１０のいずれかによるポータブル液体分注装置。
12. 液体は水を含む、請求項１乃至１１のいずれかによるポータブル液体分注装置。
13. 液体は、化学薬品を含む、請求項１乃至１２のいずれかによるポータブル液体分注装置。
14. ブラシを含み、流出口は、液体をブラシに又はブラシに隣接して分注する、請求項１乃至１３のいずれかによるポータブル液体分注装置。
15. パイプは銅パイプである、請求項１乃至１４のいずれかによるポータブル液体分注装置。
16. 銅パイプは、約１mmの内径を有する、請求項１５によるポータブル液体分注装置。
17. 銅パイプは、約２mmの外径を有する、請求項１５又は１６によるポータブル液体分注装置。
18. ポンプは、毎分約２２mlの量でリザーバから液体を押し流すように作動する、請求項１５、１６又は１７のいずれかによるポータブル液体分注装置。
19. 実質的に、添付図面を参照して上記したごときポータブル液体分注装置。

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