JP2020123617A - 加工装置 - Google Patents

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聖吾 戎
大輔 川越
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大輔 川越
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秀年 万波
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Abstract

【課題】加工装置におけるフルオート動作の途中において、被加工物の除去作業及び回収作業を効率良く行う。【解決手段】タッチパネル190に表示される被加工物イラストW1をドラッグアンドドロップすると、生成手段が、フルオート搬送ルートにおける各構成要素の動作が記憶された記憶手段から、新たな搬送ルートを抽出し、その搬送ルートを構成する構成要素の動作設定を選出し、その搬送ルートに沿って被加工物W1を所望の構成要素に搬送する。【選択図】図6

Description

本発明は、タッチパネルを備えた加工装置に関する。
被加工物を保持するチャックテーブルと、加工具を用いて被加工物を加工する加工手段と、被加工物をチャックテーブルに搬送する搬送手段と、被加工物を棚状に収容したカセットが載置されるカセットステージと、被加工物を洗浄する洗浄手段と、加工装置の加工条件の入力及び加工状態の表示に用いられるタッチパネルとを少なくとも備えた加工装置では、フルオート動作が開始されると、カセットから被加工物を取り出してチャックテーブルに搬送し、チャックテーブルに保持された被加工物を加工手段が加工した後、被加工物を洗浄手段に搬送して洗浄し、洗浄後の被加工物をカセットに収納している。
この一連の動作の状況が確認できるように、タッチパネルでは、加工装置を上矢視した図を表示し、その図に、加工及び搬送される被加工物を表示している。そして、加工装置において何らかのトラブルが発生すると、トラブルが発生した場所を赤く表示するなどして、どこでトラブルが発生したかをオペレータに対してわかりやすく知らせている。例えば、加工中に被加工物が破損するというトラブルが発生すると、その加工が行われている場所の被加工物を赤く表示させる。
特開2018−117003号公報 特開2018−122421号公報
トラブルが発生すると、フルオート動作を止め、トラブルの発生により破損した被加工物をチャックテーブルから除去する除去作業と、そのチャックテーブルにこれから搬送しようと待機していた破損していない被加工物も回収する回収作業とを行う必要がある。しかし、かかる除去作業及び回収作業は、加工装置の各ユニット(各構成要素)を1つずつ動作させることによって行っている。そのため、生産性に欠け、時間がかかるという問題がある。
また、トラブルが発生したとき以外、例えば、加工装置の特定の構成要素における処理が終了した直後の被加工物の状態を確認したい場合等においても、フルオート動作を止め、被加工物をチャックテーブルから除去するとともに待機している被加工物を回収する必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、加工装置におけるフルオート動作の途中において、被加工物の除去作業及び回収作業を効率良く行うことにある。
被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、被加工物を複数収容したカセットが載置されるカセットステージと、該カセットから被加工物を取り出し該チャックテーブルに搬入するとともに該カセットに被加工物を収納するために該チャックテーブルから被加工物を搬出する搬送手段と、各構成要素を上方から見た構成要素イラストと被加工物イラストとを表示するタッチパネルと、フルオート搬送ルートで被加工物を搬送する際の各構成要素の動作が記憶された記憶手段と、を少なくとも備える加工装置であって、該各構成要素には、被加工物を保持していることを認識する被加工物認識部を備え、該タッチパネルに表示される該構成要素イラストには、該被加工物認識部により被加工物を認識している際に該被加工物イラストが表示され、該タッチパネルに表示されている該被加工物イラストを、搬送したい行き先の構成要素イラストにドラッグアンドドロップすると、該被加工物イラストをドラッグした搬送元の構成要素から該被加工物イラストをドロップした搬送先の構成要素への新たな搬送ルートを該フルオート搬送ルートから抽出し、該新たな搬送ルートを構成する構成要素の動作設定を該記憶手段から選出する生成手段を備え、ドラッグした被加工物イラストが示す被加工物を、該新たな搬送ルートを通り、該被加工物イラストをドロップした該構成要素へ搬送する。
本発明では、加工装置において、タッチパネルにおいて被加工物イラストをドラッグアンドドロップするだけで、搬送元から搬送先への被加工物の搬送を自動で行うことができる。したがって、被加工物の除去作業を効率的に行うことができる。また、除去した被加工物を所望の搬送先に搬送することができるため、装置からの回収も容易である。
加工装置の一例の構成を示す平面図である。 加工装置に備える保持部における吸引及びエアブローを行うための構成を示すブロック図である。 タッチパネルにおける入力処理及び表示処理を行うための構成を示すブロック図である。 タッチパネルに表示される画像の例を示す説明図である。 記憶手段に記憶されるフルオート搬送動作の内容を示す説明図である。 タッチパネルに表示された画像においてドラッグアンドドロップする様子を示す説明図である。 タッチパネルに表示された画像においてドラッグアンドドロップすることにより設定された被加工物の搬送ルートを示す説明図である。
図1に示す研削装置100は、加工装置の一例であり、2つのチャックテーブル110に保持された被加工物を加工手段120によって研削加工する装置である。
研削装置100の前部(−Y方向側)には、研削加工前の被加工物、例えばウェーハWを複数収容可能な第1カセット131が載置される第1カセットステージ141と、研削加工後のウェーハを複数収容可能な第2カセット132が載置される第2カセットステージ142とを備えている。第1カセット131及び第2カセット132は、後部側(+Y方向側)に、ウェーハの出し入れを行うための開口を備えている。
第1カセットステージ141及び第2カセットステージ142よりも+Y方向側には、
第1カセット131から研削加工前のウェーハを搬出するとともに第2カセット132へ研削加工後のウェーハを搬入する第1搬送手段150が配設されている。第1搬送手段150は、図2に示すように、バルブ11を介して吸引源12及びエア供給源13に選択的に接続された保持部151と、水平軸を回転軸として保持部151を回転させる回転駆動部152と、保持部151及び回転駆動部152を昇降させるとともに及び水平方向に(X−Y平面上で)移動させるアーム部153とを備えている。保持部151は、吸引源12に接続されているときは、吸引がオンとなり、エア供給源13に接続されているときは、エアブローがオンとなる。
第1搬送手段150の保持部151の移動範囲には、第1搬送手段150が第1カセット131から搬出したウェーハを一定の位置に位置合わせする仮置き手段160が配設されている。仮置き手段160は、ウェーハが載置される載置テーブル161と、載置テーブル161の径方向に移動可能な複数のピン162とを備えている。
第1搬送手段150の保持部151の移動範囲には、研削加工後のウェーハを洗浄する洗浄手段170が配設されている。洗浄手段170は、ウェーハを保持して回転可能な保持部171と、保持部171に保持され回転するウェーハに対して洗浄液及び高圧エアをそれぞれ噴出する図示しないノズルとを備えている。
2つのチャックテーブル110は、回転可能なターンテーブル112によって自転及び公転可能に支持されている。ターンテーブル112の回転により、一方のチャックテーブル110を、加工手段120による研削加工が行われる加工領域113に位置させ、他方のチャックテーブル110を、仮置き手段160又は洗浄手段170との間におけるウェーハの受け渡しが行われる領域である受け渡し領域114に位置させることが可能となっている。各チャックテーブル110には、図2に示すように、バルブ11を介して吸引源12及びエア供給源13に選択的に接続された保持部111を備えている。保持部111は、吸引源12に接続されているときは、吸引がオンとなり、エア供給源13に接続されているときは、エアブローがオンとなる。
加工手段120は、環状に形成され回転可能な研削ホイール121を備えており、この研削ホイール121の下面には、図示しない研削砥石が環状に固着されている。研削ホイール121は、昇降可能に構成されている。
受け渡し領域114の近傍には、仮置き手段160において位置合わせされた研削加工前のウェーハを受け渡し領域114に位置するチャックテーブル110に搬送するとともに、受け渡し領域114に位置しチャックテーブル110に保持された研削加工後のウェーハを洗浄手段170に搬送する第2搬送手段180が配設されている。第2搬送手段180は、昇降および旋回可能なアーム部181と、アーム部181の先端に連結されウェーハを保持する保持部182とを備えている。保持部182は、図2に示すように、バルブ11を介して吸引源12及びエア供給源13に選択的に接続されており、吸引源12に接続されているときは、吸引がオンとなり、エア供給源13に接続されているときは、エアブローがオンとなる。
研削装置100の前部には、オペレータによる加工条件等の入力及びその表示並びに研削装置100の状態を表示するタッチパネル190が配設されている。
図2に示すように、バルブ11は、研削装置100全体の動作を統括する制御手段20によって制御される。保持部111、151、171、182には、それぞれ、ウェーハを保持しているか否かを認識する被加工物認識部21が接続されている。被加工物認識部21としては、例えば、圧力センサ、静電容量センサ、反射型光センサ等を用いることができる。なお、図2においては被加工物認識部21を1つのみ示しているが、実際には、保持部111、151、161、182に対し、別々の被加工物認識部21がそれぞれ接続されている。
図3に示すように、研削装置100には、タッチパネル190に表示させる内容を制御する表示制御部22と、タッチパネル190にタッチされた位置等を検出する入力認識部23と、フルオート搬送動作における各構成要素の動作を記憶する記憶手段24と、入力認識部23が検知した操作に応じて記憶手段24の記憶内容を参照してウェーハの搬送ルートを生成する生成手段25とを備えている。
表示制御部22は、被加工物認識部21による認識結果に応じ、研削装置100の各構成要素の上にウェーハを重畳させてタッチパネル190に表示する。また、いずれかの構成要素にエラーが生じた場合には、その構成要素を点滅させる等してオペレータに報知する。
入力認識部23は、タッチパネル190上においてオペレータによってどのような操作がなされたかを検知し、その操作の内容を示す情報を生成手段25に通知する。また、タッチパネル190上において加工条件が入力された場合は、その加工条件を制御手段20に通知する。
記憶手段24は、少なくともメモリを備え、研削装置100がフルオートにて動作する際の搬送ルートと、その際の各構成要素の動作とをあらかじめ記憶している。
生成手段25は、CPU及びメモリを備え、入力認識部23から操作に関する情報が通知されると、記憶手段24を参照し、オペレータの操作に応じた新たな搬送ルートを求め、その新たな搬送ルートを制御手段20に通知する。
タッチパネル190には、例えば図4に示す画像200が表示される。この画像200は、図1に示した研削装置100の全体を上方から見た状態を示している。以下では、図1に示した各加工構成要素を図4の画像200に表示したものを、構成要素イラストと称する。なお、図4においては、図1に示したチャックテーブル110、加工手段120等の各構成要素のイラストに、下2桁が図1と共通であり、図1における最上位桁の1を2に変更した符号を付している。したがって、例えば図1のチャックテーブル110を図4の画像200に示したものは、チャックテーブルイラスト210となる。他の構成要素についても同様である。
図2に示した被加工物認識部21は、各保持部111、151、171、182においてウェーハWが保持されているか否かを常に監視している。そして、ウェーハWを保持していることを認識すると、その保持部のイラスト上に、ウェーハWを上方から見たウェーハイラストWを表示する。図4の例では、保持部イラスト210及び271においてウェーハWが保持されていることが示されている。
次に、図1を参照して、研削装置100におけるフルオート動作の概要を説明する。なお、フルオート動作とは、図3に示した記憶手段24に、例えば図5に示すような各構成
要素の動作手順を記憶しておくことにより、制御手段20がその手順に沿って制御を行い、オペレータによる操作がなくても自動で加工等を順次進めていく動作モードである。以下では、図5に示す各ステップを参照しつつ、フルオート動作について説明する。
まず、第1搬送手段150を構成する保持部151が第1カセット131に進入し(ステップ1)、図2に示した吸引源12を保持部151に連通させて吸引をオンとし、研削加工前のウェーハWを吸引保持する(ステップ2)。
次に、保持部151に対応する被加工物認識部21によってウェーハWの吸引が確認されると、保持部151が第1カセット131から退出し(ステップS3)、仮置き手段160の載置テーブル161の上方に移動し(ステップS4)、その後に下降して載置テーブル161にウェーハWを載置する。そして、保持部151における吸引を停止するとともに、エアブローを行い、保持部151からウェーハWを離間させる(ステップ5)。そして、アーム部153を上昇させて旋回させることにより、保持部151を元の位置に戻す(ステップ6)。仮置き手段160では、複数のピン162が互いに近づく方向に移動することにより、ウェーハWが一定の位置に位置合わせされる。
次に、第2搬送手段180の保持部182が仮置き手段160の載置テーブル161の上方に移動する(ステップ7)。そして、アーム部181を下降させ(ステップ8)、吸引をオンとし、ウェーハWを吸引保持する(ステップ9)。保持部182に対応する被加工物認識部21により吸引が確認されると、アーム部181が上昇することにより保持部182が上昇し(ステップ10)、アーム部181が旋回することにより、ウェーハWを、受け渡し領域114に位置するチャックテーブル110の上方まで移動させる(ステップ11)。次に、アーム部181が下降することにより保持部182が下降し、これによりウェーハWがチャックテーブル110の保持部111に載置される(ステップ12)。
次に、チャックテーブル110の保持部111が吸引をオンにしてウェーハWを吸引保持する(ステップ13)。チャックテーブル110に対応する被加工物認識部21により吸引が確認されると、第2搬送手段180の保持部182がエアブローをオンにし(ステップ14)、保持部182を上昇させる(ステップ15)。その後、アーム部181が旋回することにより、保持部182は元の位置に戻る(ステップ16)。
次に、ターンテーブル112が所定角度回転することにより、ウェーハWを保持したチャックテーブル110が加工領域113の研削ホイール121の下方に移動する。そして、チャックテーブル110が回転するとともに、研削ホイール121が回転しながら下降し、回転する研削砥石がウェーハの上面に接触して研削が行われる。ウェーハが所定の厚さに形成されると、研削ホイール121が上昇して研削を終了する。
ウェーハの研削が終了すると、ターンテーブル112が所定角度回転し、研削されたウェーハWを保持するチャックテーブル110が受け渡し領域114に戻る。そうすると、第2搬送手段180のアーム部181が旋回し、保持部182がチャックテーブル110に保持されたウェーハWの上方に移動する(ステップ17)。そして、保持部182が下降し(ステップ18)、吸引をオンにしてウェーハWを吸引保持する(ステップ19)。
その後、チャックテーブル110の保持部111のブローをオンにした後(ステップ20)、第2搬送手段180の保持部182が上昇する(ステップ21)。
次に、アーム部181が旋回して保持部182が洗浄手段170の保持部171の上方に移動した後(ステップ22)、保持部182が下降してウェーハWを洗浄手段170の保持部171に載置する(ステップ23)。そして、保持部171の吸引をオンにしてウェーハWを吸引保持する(ステップ24)。その後、第2搬送手段180の保持部182がエアブローをオンにしてウェーハWから離間した後(ステップ25)、保持部182が上昇し(ステップ26)、アーム部181の旋回によって保持部182が元の位置に戻る(ステップ27)。
洗浄手段170においては、ウェーハWを保持して保持部171が低速回転するとともにノズルから洗浄水が噴出され、ウェーハWが洗浄される(ステップ28)。ウェーハWが洗浄された後、保持部171が高速回転するとともにノズルからエアが噴出され、ウェーハWから洗浄水が除去される(ステップ29)。そして、洗浄水の除去が終了すると、保持部171の回転が停止する(ステップ30)。
次に、第1搬送手段150の保持部151が、洗浄手段170の保持部171の上方に移動し(ステップ31)、保持部171の吸引をオンとしてウェーハWを吸引保持する(ステップ32)。次に、洗浄手段170の保持部171のエアブローをオンとした後(ステップ33)、第1搬送手段150の保持部151が洗浄手段170の保持部171から離間する(ステップ34)。
保持部171から離間した第1搬送手段150の保持部151は、第2カセット132に進入する(ステップ35)。そして、保持部151のエアブローをオンとしてウェーハWを保持部151から離脱させて第2カセット132に収容する(ステップ36)。そして、保持部151が第2カセット132から退出し、元の位置に戻る(ステップ37)。
このように行われる図5に示したフルオート搬送手順は、各構成要素の保持部がウェーハWを保持するための保持動作設定と、ウェーハWの保持を解除するための離間動作設定とに分けて、構成要素ごとに記憶手段24に記憶されている。また、ウェーハの保持及び離間は、複数の動作の組合せによって実現するものであり、図5において実線の枠によって囲まれた保持処理ブロックRB1、RB2、RB3、RB4と、破線の枠によって囲まれた離間処理ブロックLB1、LB2、LB3、LB4と、搬送には関係しない洗浄処理ブロックWB1とによって構成されている。保持処理ブロックRB1、RB2、RB3、RB4は、各構成要素の保持部がウェーハを保持するまでの複数の動作をまとめたものであり、離間処理ブロックLB1、LB2、LB3、LB4は、各構成要素の保持部がウェーハを離脱させるまでの複数の動作をまとめたものである。生成手段25は、記憶手段24から、これらの各処理ブロック単位で情報を読み出し、読み出した処理ブロックを組み合わせて新たな搬送ルートを生成すことができる。
例えば、図6に示す画像300においては、2つのチャックテーブル110において、それぞれウェーハW1、W2が保持されていることが示されている。チャックテーブル110がウェーハを保持していることは、図2に示した被加工物認識部21によって認識される。被加工物認識部21は、チャックテーブル110の保持部111がウェーハを保持していることを認識すると、そのことを、図3に示す表示制御部22に通知する。表示制御部22では、かかる通知を受け取ると、図6に示すように、該当するチャックテーブルイラスト210の上にウェーハイラストW1、W2を表示する処理を行う。表示制御部22は、ウェーハイラストW1、W2を異なる色によって表示したり、ハッチングを施して表示したりする。なお、図6には示していないが、第1搬送手段150の保持部151、第2搬送手段180の保持部182又は洗浄手段170の保持部171においてウェーハを保持している場合にも、同様に、該当する構成要素イラストの上にウェーハイラストを重ねて表示する。
図6に示す状態では、受け渡し領域114に位置するチャックテーブル110に保持されたウェーハW1は、研削が終了した状態となっている。一方、加工領域113に位置するチャックテーブル110に位置するウェーハW2に対しては、加工手段120によって加工が行われている最中となっている。この状態において、例えば加工手段120にトラブルが生じると、加工手段120を点滅させる等の処理を表示制御部22が行うことにより、その旨をオペレータに報知する。この報知を受けたオペレータは、タッチパネル190において所定の操作を行うことにより、フルオート動作を停止させる。
次に、オペレータは、研削装置100に対し、まず、研削後のウェーハW1を回収することを指示する。研削装置100は、図5に示した順にしか動作しないため、図5に示した各ステップを踏んでウェーハW1の回収が行われる。ここで、正常に研削が終了していないウェーハW2は、第2カセット132には収容せず、洗浄手段170の保持部171に保持させ、オペレータの手によって回収することとする。また、ウェーハW2を洗浄手段170に回収する前に、正常に研削が終了したウェーハW1については、第2カセット132に収容する。
ウェーハW1を第2カセット132に収容するために、オペレータは、画像300が表示されているタッチパネル190上において、受け渡し領域114に位置するチャックテーブルイラスト210上のウェーハイラストW1に指Fをタッチする。そして、その指FをウェーハイラストW1にタッチした状態を、所定時間以上、例えば1秒以上維持する。そうすると、図3に示した入力認識部23がその操作を認識し、表示制御部22に通知する。その通知を受けた表示制御部22は、タッチされたウェーハイラストW1に対し、色を変える、点滅させる等の処理を行い、他のウェーハや構成要素と区別できるようにする。
次に、オペレータが、その指Fをタッチパネル190から離すことなく第2カセットイラスト232まで移動させ、その後に指Fをタッチパネル190から離す(ドラッグアンドドロップする)。そうすると、図3に示した入力認識部23がその指の動きを認識する。指Fを最初にタッチした位置は、ウェーハW1の搬送元であり、指Fを離した位置は、ウェーハW1を搬送しようとする搬送先である。入力認識部23は、ウェーハイラストW1を指した指Fがどこからどこまで移動したかについての情報を生成手段25に通知する。つまり、タッチパネル190に指Fがタッチした座標と、タッチパネル190から指Fを離した座標の情報を生成手段25に通知する。
その通知を受けた生成手段25は、ウェーハW1の搬送元の構成要素から搬送先の構成要素への搬送を実際に行うための新たな搬送ルートを、記憶手段24に記憶されたフルオート搬送ルートから抽出する。受け渡し領域114に位置するチャックテーブル110から、第2カセット132にウェーハW1を搬送するためには、第2搬送手段180に設定される保持動作設定と、チャックテーブル110に設定される離間動作設定と、洗浄手段170に設定される保持動作設定と、第2搬送手段180に設定される離間動作設定と、洗浄手段170における洗浄動作設定と、第1搬送手段150における保持動作設定と、洗浄手段170における離間動作設定と、第1搬送手段150における離間動作設定とが必要となる。
チャックテーブル110からのウェーハW1の搬出は、チャックテーブル110に保持されたウェーハW1を第2搬送手段180の保持部182が保持することから始まるため、生成手段25は、保持処理ブロックRB3を選択する。その後は、フルオート搬送ルートの最後のステップまで実行すればよいため、生成手段25は、保持処理ブロックRB3に続く離間処理ブロックLB3、洗浄処理ブロックWB1、保持処理ブロックRB4及び離間処理ブロックLB4を選択する。そして、生成手段25は、選択したすべての処理ブロックを構成する各ステップの動作を、制御手段20に指示する。
そうすると、制御手段20は、表示制御部22にその搬送ルートを通知し、表示制御部22は、図7に示す画像400に新たな搬送ルートR1を表示する。そして、制御手段20は、保持処理ブロックRB3の最初のステップ17から離間処理ブロックLB4の最後のステップ37までの処理を制御する。これにより、研削加工済みのウェーハW1は、第2カセット132に収容される。
次に、オペレータは、トラブルの発生により途中で研削を中止したウェーハW2の状態をチェックするために、加工領域113に位置するチャックテーブル110に保持されたウェーハW2を洗浄手段170の保持部171に搬送する旨の指示をタッチパネル190上において行う。すなわち、オペレータが指FでウェーハイラストW2にタッチする。そして、その指FをウェーハイラストW2にタッチした状態を、所定時間以上、例えば1秒以上維持する。そうすると、図3に示した入力認識部23がその操作を認識し、表示制御部22に通知する。その通知を受けた表示制御部22は、タッチされたウェーハイラストW2に対し、色を変える、点滅させる等の処理を行い、他のウェーハや構成要素と区別できるようにする。
オペレータは、その指Fをタッチパネル190から離すことなく洗浄手段170の保持部171まで移動させてから離す(ドラッグアンドドロップする)。そうすると、図3に示した入力認識部23がその指の動きを認識する。入力認識部23は、ウェーハイラストW2を指した指Fがどこからどこまで移動したかについての情報を生成手段25に通知する。
その通知を受けた生成手段25は、ウェーハW2の搬送元の加工領域113に位置するチャックテーブル110から搬送先の洗浄手段170の保持部171への搬送を実際に行うための新たな搬送ルートを、記憶手段24に記憶されたフルオート搬送ルートから抽出する。
ここで、加工領域113に位置するウェーハW2を第2搬送手段180によって保持することはできないため、生成手段は、記憶手段24に記憶させた図5に示したフルオート搬送手順にはないターンテーブル112の回転という動作を制御手段20に指示する。そして、チャックテーブル110からのウェーハW1の搬出は、チャックテーブル110に保持されたウェーハW2を第2搬送手段180の保持部182が保持することから始まるため、生成手段25は、記憶手段24に記憶されたフルオート搬送手順から、保持処理ブロックRB3を選択する。その後は、離間処理ブロックLB3までを実行すればよいため、生成手段25は、保持処理ブロックRB3に続いて離間処理ブロックLB3を選択する。そして、生成手段25は、選択したすべての処理ブロックを構成する各ステップの動作を、制御手段20に指示する。
そうすると、制御手段20は、保持処理ブロックRB3の最初のステップ17から離間処理ブロックLB3のステップ27までの処理を制御する。これにより、研削途中のウェーハW2が、洗浄手段170の保持部171に吸引保持される。したがって、オペレータは、洗浄手段170の保持部171からウェーハWを取り出すことができる。このようにしてウェーハW2の搬送が終了すると、生成手段25は、自身に備えるメモリのうち新たな搬送ルートが記憶された領域を開放する。
なお、ウェーハW2を洗浄手段170に搬送する前におけるウェーハW1の第2カセット132への収容は、オペレータによる指示なしでも行うこともできる。すなわち、回収により点検しようとするウェーハW2よりもフルオート搬送ルートの下流側にウェーハW1が存在することは、各保持部に対応する被加工物認識部21が検出することができる。したがって、ウェーハW2よりもフルオート搬送ルートの下流側のいずれかの保持部においてウェーハが保持されていることが被加工物認識部21によって検出されると、最も下流側において保持されているウェーハを第2カセット132に収容するために、生成手段25は、そのウェーハが保持されている保持部から第2カセット132までの新たな搬送ルートを記憶手段24から抽出し、その新たな搬送ルートに沿った搬送を制御手段20に指示し、そのウェーハを第2カセット132に収容する。また、ほかにも、ウェーハW2よりも下流側であって、第2カセット132に収容したウェーハよりもフルオート搬送ルートの上流側に位置するウェーハがある場合は、同様の処理により、そのウェーハも第2カセット132に収容する。このように、点検等のために回収しようとするウェーハよりもフルオート搬送ルートの下流側にあるウェーハを自動で第2カセットに収容することにより、オペレータによる操作を簡略化しつつも、回収しようとするウェーハのほかのウェーハが邪魔になるのを防止することができる。
このように、研削装置100にトラブルが発生した場合に、タッチパネル190においてドラッグアンドドロップするだけで、搬送元から搬送先へのウェーハの搬送を自動で行うことができる。したがって、トラブルの影響を受けたウェーハを除去することができるため、かかる除去作業を効率的に行うことができる。また、除去したウェーハを所望の位置に搬送することができるため、装置からの回収も容易である。また、例えば加工直後や搬送直後のウェーハの状態を確認したい場合等にも、同様に、ウェーハの除去及び回収を効率良く行うことができる。
なお、研削装置には、搬送手段が1つのみのものや、カセットが1つのみのものや、洗浄手段がないものもある。また、本実施形態では、加工装置の例として研削装置を例に挙げて説明したが、加工装置は、切削装置、レーザー加工装置等であってもよい。
100:研削装置
110:チャックテーブル 111:保持部
112:ターンテーブル
113:加工領域 114:受け渡し領域
120:加工手段 121:研削ホイール
131:第1カセット 132:第2カセット
141:第1カセットステージ 142:第2カセットステージ
150:第1搬送手段 151:保持部
152:回転駆動部 153:アーム部
160:仮置き手段 161:載置テーブル 162:ピン
170:洗浄手段 171:保持部
180:第2搬送手段 181:アーム部 182:保持部
190:タッチパネル
200、300、400:画像
210 :保持部イラスト 210:チャックテーブルイラスト
F:指
11:バルブ 12:吸引源 13:エア供給源
20:制御手段 21:被加工物認識部 22:表示制御部 23:入力認識部
24:記憶手段 25:生成手段
LB1、LB2、LB3、LB4:離間処理ブロック
RB1、RB2、RB3、RB4:保持処理ブロック
WB1 :洗浄処理ブロック
R1 :搬送ルート

Claims (1)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、被加工物を複数収容したカセットが載置されるカセットステージと、該カセットから被加工物を取り出し該チャックテーブルに搬入するとともに該カセットに被加工物を収納するために該チャックテーブルから被加工物を搬出する搬送手段と、各構成要素を上方から見た構成要素イラストと被加工物イラストとを表示するタッチパネルと、フルオート搬送ルートで被加工物を搬送する際の各構成要素の動作が記憶された記憶手段と、を少なくとも備える加工装置であって、
    該各構成要素には、被加工物を保持していることを認識する被加工物認識部を備え、
    該タッチパネルに表示される該構成要素イラストには、該被加工物認識部により被加工物を認識している際に該被加工物イラストが表示され、
    該タッチパネルに表示されている該被加工物イラストを、搬送したい行き先の構成要素イラストにドラッグアンドドロップすると、該被加工物イラストをドラッグした搬送元の構成要素から該被加工物イラストをドロップした搬送先の構成要素への新たな搬送ルートを該フルオート搬送ルートから抽出し、該新たな搬送ルートを構成する構成要素の動作設定を該記憶手段から選出する生成手段を備え、
    ドラッグした該被加工物イラストが示す被加工物を、該新たな搬送ルートを通り、該被加工物イラストをドロップした該構成要素へ搬送する加工装置。
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