JP2020121825A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2020121825A JP2019013386A JP2019013386A JP2020121825A JP 2020121825 A JP2020121825 A JP 2020121825A JP 2019013386 A JP2019013386 A JP 2019013386A JP 2019013386 A JP2019013386 A JP 2019013386A JP 2020121825 A JP2020121825 A JP 2020121825A
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康伸 鈴木
Yasunobu Suzuki
康伸 鈴木
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Abstract

【課題】より高い媒体搬送性能を有する画像形成装置を提供する。【解決手段】この画像形成装置は、本体と、排出ローラ対と、支持部材とを備える。本体は排出口を有する。排出ローラ対は、本体の内部において対向配置されてニップ部を形成する第1のローラおよび第2のローラを含み、ニップ部において媒体を挟持しつつ媒体を排出口から本体の外部へ排出する。支持部材は、排出ローラ対の下流に設けられると共に排出ローラ対から搬送される媒体を鉛直方向下方から支持する支持部を有する。【選択図】図5A

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
本出願人は、媒体を搬送する搬送ローラに従動するピンチローラと、そのピンチローラの回転軸両端を移動可能に支持する溝を備えたガイド部材と、ピンチローラの回転軸を溝部へ付勢する付勢部材とを有する画像形成装置を提案している(例えば特許文献1参照)。
特開2018−80031号公報
このような画像形成装置にあっては、媒体を上流から下流へ正確に搬送することが望まれる。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、より高い媒体搬送性能を有する画像形成装置を提供することにある。
本発明の一実施形態としての画像形成装置は、本体と、排出ローラ対と、支持部材と
を備える。本体は排出口を有する。排出ローラ対は、本体の内部において対向配置されてニップ部を形成する第1のローラおよび第2のローラを含み、ニップ部において媒体を挟持しつつ媒体を排出口から本体の外部へ排出する。支持部材は、排出ローラ対の下流に設けられると共に、排出ローラ対から搬送される媒体を鉛直方向下方から支持する支持部を有する。
本発明の一実施形態としての画像形成装置では、排出ローラ対から排出される媒体を、排出ローラ対の下流において支持部により鉛直方向下方から支持するようにしたので、媒体の自重により第1ローラまたは第2ローラが下方へ沈み込むことが回避される。
本開示の一実施形態としての画像形成装置によれば、より高い媒体搬送性能を有する。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置を備えた画像形成システムの概略構成例を表す模式図である。 図1に示した画像形成装置の内部構成を表す模式図である。 図1に示した画像形成装置を、開閉機構が見える位置から眺めた第1の斜視図である。 図1に示した画像形成装置を、開閉機構が見える位置から眺めた第2の斜視図である。 図1に示した画像形成装置のうち、開閉機構の近傍を拡大して表す斜視図である。 図1に示した画像形成装置のうち、開閉機構の近傍を拡大して表す正面図である。 図1に示した画像形成装置のうち、開閉機構の近傍を拡大して表す第1の断面図である。 図1に示した画像形成装置のうち、開閉機構の近傍を拡大して表す第2の断面図である。 図5Aに示した開閉機構を本体側から眺めた外観を表す第1の斜視図である。 図5Aに示した開閉機構を本体側から眺めた外観を表す第2の斜視図である。 図5Aに示した開閉機構を本体側から眺めた外観を表す第3の斜視図である。 変形例としての画像形成装置を備えた画像形成システムの概略構成例を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。また、本発明は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
画像形成装置と、コンベアユニットとを備えた画像形成システムの例。
2.変形例
3.その他の変形例
<1.実施の形態>
[1.1 画像形成装置1の概略構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1と、その画像形成装置1により画像形成された媒体PMをスタックするコンベアユニット2とを備えた画像形成システムの概略構成例を表す模式図である。
画像形成装置1は、本発明の「画像形成装置」の一具体例に対応し、例えば用紙などの媒体(記録媒体、印刷媒体、転写材ともいう。)PMに対して画像(例えばカラー画像)を形成する、電子写真方式のプリンタである。なお、媒体PMは、普通紙であってもよいし、普通紙よりも目付の大きい(例えば300〜430g/m2程度の)厚紙であってもよい。
図1に示したように、画像形成装置1は、本体100と、その本体100の下方において積層された複数の媒体供給部10(図1では4つの媒体供給部10A〜10Dを例示)とを備えている。なお、複数の媒体供給部10は全て実質的に同じ構成を有する。
画像形成装置1の本体100の側面には排出口100Kが設けられており、画像形成がなされた媒体PMを、排出口100Kから順次排出するように構成されている。コンベアユニット2は、排出口100Kの高さ位置よりもやや低い位置に載置面2Sを有している。
[1.2 画像形成装置1の詳細構成]
図2は、図1に示した画像形成装置1の内部構成を表す模式図である。図2に示したように、画像形成装置1は、媒体供給部10、媒体搬送部20、画像形成部30、転写部40、定着部50、排出部60および反転部70を備える。
(媒体供給部10)
媒体供給部10は、給紙トレイ11と、載置板12と、リフトアップレバー13と、モータ14と、上昇検知部15と、ピックアップローラ16と、フィードローラ17と、リタードローラ18とを有する。
給紙トレイ11は、例えば画像形成装置1の下部に着脱自在に装着されて媒体PMを積層して収容するものであり、載置板12が軸J12を中心として回動可能に設けられている。媒体PMは載置板12の上に積層される。給紙トレイ11の、媒体PMが繰り出される繰り出し側には、軸J13により回動可能に支持されたリフトアップレバー13が設けられている。軸J13はモータ14からの駆動力により回転するようになっている。モータ14は、例えば制御部からの信号により運転され、または停止される。媒体供給部10では、リフトアップレバー13が軸J13を中心として回動することにより、リフトアップレバー13の先端部が載置板12を押し上げ、載置板12に載置された媒体PMも上昇する。その結果、最上層の媒体PMの上面がピックアップローラ16と当接した状態が確保される。上昇検知部15は、載置板12が所定の高さまで十分に押し上げられ、最上層の媒体PMの上面がピックアップローラ16と当接した状態にあることを検出するものである。制御部は、上昇検知部15からの信号に基づいてモータ14の駆動を停止させる。ピックアップローラ16、フィードローラ17およびリタードローラ18は、給紙トレイ11に収容された媒体PMを1枚ずつ媒体搬送部20へ供給するように動作する。ピックアップローラ16およびフィードローラ17は、図1に示した矢印の方向へ回転駆動される。
(媒体搬送部20)
媒体搬送部20は、媒体供給部10からの媒体PMを1枚ずつ転写部40へ搬送する機構である。媒体搬送部20は、例えば上流から下流へ向けて順に配置された媒体センサ21、搬送ローラ対22、媒体センサ23、搬送ローラ対24、媒体センサ25、媒体センサ26、および搬送ローラ対27を有している。搬送ローラ対22,24,27は、媒体PMの斜行を規制しつつ媒体PMを下流へ搬送するものである。媒体センサ21,23,26は、搬送ローラ対22,24,27の駆動のタイミングを調整するために媒体PMの位置検出を行うものである。
(画像形成部30)
画像形成部30は、例えば画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kを有する。画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ対応する各色のトナー、すなわちイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーおよびブラックトナーを用いて、現像剤像の一具体例としての各色のトナー像をそれぞれ形成するものである。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、それぞれ、例えば感光体ドラム31、帯電ローラ32、LED(Light Emitting Diode)ヘッド33、現像ローラ34、クリーニング部35、トナー収容部36Y,36M,36C,36Kおよび供給ローラ37を有している。帯電ローラ32、現像ローラ34および供給ローラ37は、現像ユニットを構成し、制御部による制御を受けて動作するようになっている。
感光体ドラム31は、静電潜像を表面(表層部分)に担持する円柱状の部材であり、感光体(例えば有機系感光体)を用いて構成されている。具体的には、感光体ドラム31は、導電性支持体と、その外周(表面)を覆う光導電層とを有している。導電性支持体は、例えば、アルミニウムからなる金属パイプにより構成されている。光導電層は、例えば、電荷発生層および電荷輸送層を順に積層した構造を有している。このような感光体ドラム31は、制御部からの指令により、所定の周速度で回転(この例では図2において矢印で示したように左回りで回転)するようになっている。
帯電ローラ32は、感光体ドラム31の表面を帯電させる部材(帯電部材)であり、感光体ドラム31の表面に接するように配置されている。帯電ローラ32は、例えば、金属シャフトと、その表面を覆う半導電性ゴム層(例えば、半導電性エピクロロヒドリンゴム層)とを有している。なお、この例では、帯電ローラ32は右回りで回転(感光体ドラム31とは逆方向に回転)するようになっている。
現像ローラ34は、静電潜像を現像するトナーを表面に担持する部材であり、感光体ドラム31の表面に接するように配置されている。現像ローラ34は、例えば、金属シャフトと、その表面を覆う半導電性ウレタンゴム層とを有している。現像ローラ34は、所定の周速度で回転(この例では感光体ドラム31とは逆方向である右回りで回転)するようになっている。
トナー収容部36Y,36M,36C,36Kは、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーおよびブラックトナーをそれぞれ収容し、適宜、供給ローラ37へ各色のトナーを供給するものである。
供給ローラ37は、現像ローラ34に対して各色トナーを供給するための部材(供給部材)であり、現像ローラ34の表面に接するように配置されている。この供給ローラ37は、例えば、金属シャフトと、その表面を覆う発泡性のシリコーンゴム層とを有している。なお、この例では、供給ローラ37は右回りで回転(現像ローラ34と同じ方向に回転)するようになっている。
LEDヘッド33は、それぞれ、感光体ドラム31の表面を露光することにより、感光体ドラム31の表面に静電潜像を形成する露光装置である。LEDヘッド33は、それぞれ、1つの感光体ドラム31に対し、Z軸方向に並ぶ複数個のLED発光部を有している。各LED発光部は、例えば照射光を発する発光ダイオードなどの光源と、その照射光を感光体ドラム31の表面に結像させるレンズアレイとを含んで構成されている。
クリーニング部35は、媒体PMにトナー像を転写したのちに感光体ドラム31の表面に残留するトナーを除去するものである。
(転写部40)
転写部40は、中間転写ベルト41と、駆動ローラ42と、従動ローラ43と、バックアップローラ44と、複数の1次転写ローラ45と、クリーナ46と、2次転写ローラ47と、付勢部材48とを有する。駆動ローラ42、従動ローラ43、バックアップローラ44、複数の1次転写ローラ45および2次転写ローラ47は、それぞれ紙面に垂直な方向に伸びる回転軸部を中心として回転可能な略円柱状の部材である。転写部40は、搬送ローラ対27から搬送された媒体PMを搬送方向に沿って搬送するとともに、各画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kにおいて形成されるトナー像を、搬送方向に沿って中間転写ベルト41に順次転写する機構である。
中間転写ベルト41は、たとえばポリイミド樹脂などの樹脂材料からなる無端の弾性ベルトである。中間転写ベルト41は、駆動ローラ42、従動ローラ43およびバックアップローラ44によって張設(張架)されている。
駆動ローラ42は、制御部によって制御される駆動モータから伝達された動力により図1に示した矢印の方向へ時計回りに回転し、中間転写ベルト41を回転方向R41の方向へ循環回転させるものである。駆動ローラ42は、中間転写ベルト41の回転方向R41において画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kよりも上流側に配置されている。従動ローラ43は、付勢部材48による付勢力により、中間転写ベルト41に負荷される張力を調整する。従動ローラ43は、回転方向R41と同方向へ回転し、回転方向R41において画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kよりも下流側に配置されている。なお、駆動ローラ42、従動ローラ43および付勢部材48によって、中間転写ベルト41を駆動する駆動機構が構成される。クリーナ46は、中間転写ベルト41の被転写面上に付着したトナーを掻き取ってクリーニング(清掃)するための部材である。
2次転写ローラ47は、バックアップローラ44と共に2次転写部を構成する。2次転写ローラ47およびバックアップローラ44は互いに対向し、中間転写ベルト41を挟み込むように配置されている。2次転写ローラ47は、例えば、金属製の芯材と、この芯材の外周面に巻き付けるように形成された発泡ゴム層などの弾性層とを有する。2次転写ローラ47は、一端が画像形成装置1の本体100などに固定されたコイルスプリングなどの付勢部材により、バックアップローラ44へ向かうように付勢されている。これにより、2次転写ローラ47は、中間転写ベルト41を介してバックアップローラ44に押し付けされた状態となっている。
バックアップローラ44および2次転写ローラ47が搬送ローラ対27から供給された媒体PMに、中間転写ベルト41上のトナー像を2次転写する際には、2次転写ローラ47に直流電圧を印加し、2次転写ローラ47とバックアップローラ44との間に電位差を発生させる。
(定着部50の構成)
定着部50は、バックアップローラ44および2次転写ローラ47で構成される2次転写部を通過した媒体PM上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与することで、そのトナー像を媒体PM上に定着させるための部材である。定着部50は、例えば上部ローラ51と、下部ローラ52とを含んで構成されている。
上部ローラ51および下部ローラ52は、各々の内部にハロゲンランプ等の加熱ヒータである熱源53Aおよび熱源53Bをそれぞれ含んで構成され加熱ローラであり、媒体PM上のトナー像に対して熱を付与するようになっている。熱源53A,53Bは、制御部により制御されるバイアス電圧の供給を受け、上部ローラ51および下部ローラ52の各表面温度を制御するようになっている。
下部ローラ52は、上部ローラ51との間にニップ部が形成されるように上部ローラ51と対向して配置されており、媒体PM上のトナー像に対して圧力を付与する。下部ローラ52は、弾性体材料からなる表面層を有するとよい。
(排出部60)
排出部60は、例えばガイド部61と、排出ローラ対62と、媒体センサ63と、排出ローラ対64〜67と、スタッカ68と、セパレータ69とを有している。
ガイド部61は、定着部50から排出される媒体PMを排出ローラ対62へ案内する部材である。媒体センサ63は、ガイド部61と排出ローラ対62との間に設けられており、媒体PMの有無を検出する。媒体センサ63により媒体PMが検出されると、排出ローラ対62,64〜67が回転を開始するようになっている。また、排出部60には、排出ローラ対62の下流に設けられたセパレータ69により分岐された排出経路60Aおよび排出経路60Bが設けられている。排出経路60Aは排出口100Kに通じており、排出経路60Aには排出ローラ対64が設けられている。排出ローラ対64は、本体100の内部において対向配置された駆動ローラ64Aおよび従動ローラ64Bを含んでいる。これら、駆動ローラ64Aおよび従動ローラ64Bはニップ部を形成している。排出ローラ対64は、そのニップ部において、定着部50から排出ローラ対62を経て到達した媒体PMを挟持しつつ排出口100Kから本体100の外部へ排出するようになっている。一方、排出経路60Bは本体100の外部に設けられたスタッカ68に通じており、排出経路60Bには排出ローラ対65〜67が順に設けられている。
定着部50から送り出された媒体PMは、セパレータ69および後出の排出セパレータ71がそれぞれ図1に示した姿勢であれば、排出ローラ対62と排出ローラ対64とにより、順次搬送されて排出口100Kから本体100の外部へ排出され、コンベアユニット2の載置面2S上に積層される。
(反転部70)
反転部70は、媒体PM上の表面に画像形成したのち、その裏面にも画像形成を行うため、媒体PMを反転させると共にその媒体PMを再度、搬送ローラ対27から2次転写部および定着部50へ導く機構である。反転部70は、排出セパレータ71と、反転ローラ対72と、反転セパレータ73と、退避部74と、搬送経路75と、搬送ローラ対76〜78とを有する。
定着部50から排出された媒体PMは、排出セパレータ71が、例えば図1において破線で示されたスイッチバック姿勢に切り替えられたときは、反転ローラ対72の回転により退避部74に導かれる。そののち、反転セパレータ73が回動し、反転ローラ対72が逆回転することにより、一旦退避部74に収容された媒体PMは矢印Cの方向へ進む。さらに、媒体PMは搬送ローラ対76〜78により搬送経路75を進行し、搬送ローラ対27に導かれ、搬送ローラ対27によって2次転写部へ送り出される。このような機構により、媒体PMの両面に印刷することができるようになっている。
[1.3 開閉機構80の構成]
本体100には、その側面のうち排出経路60Aの下流に対応する位置に、開閉機構80がさらに設けられている。図3Aおよび図3Bは、いずれも、開閉機構80が見える位置から画像形成装置1を眺めた斜視図である。
開閉機構80は本体100に支持されており、本体100の筐体の一部を構成する部材であると共に、フェイスアップスタッカでもある。開閉機構80は、メインカバー81と、そのメインカバー81に対して回転可能に取り付けられたサブカバー82とを有している。メインカバー81は、排出口100Kを含んでいる。サブカバー82は、例えば水平方向、すなわち媒体PMの幅方向に延びる回転軸82J(後出)を中心とした回転動作により排出口100Kを開いた開状態と排出口100Kを塞いだ閉状態との状態移行を行うカバー部材である。図3Aは、サブカバー82が開状態の場合の画像形成装置1の外観を表し、図3Bは、サブカバー82が閉状態の場合の画像形成装置1の外観を表している。なお、排出口100Kは、本発明の「排出口」に対応する一具体例である。また、サブカバー82は、本発明の「支持部材」および「カバー部材」に対応する一具体例である。
図4Aは、サブカバー82が開状態の場合における開閉機構80の近傍を拡大して表す斜視図であり、図4Bは、サブカバー82が開状態の場合における開閉機構80の近傍を下流側から眺めた様子を表す正面図である。メインカバー81は、例えば水平方向、すなわち媒体PMの幅方向に延びる回転軸81Jを回転中心として回転可能に本体100に取り付けられている。図4Aに示したように、開閉機構80は、鉛直方向に延びる姿勢から水平方向へ倒れる方向R80へ回転軸81Jを回転中心として所定の角度だけ回転することにより、本体100の排出ローラ対64から排出される媒体PMを積層可能に構成されている。
図5Aおよび図5Bは、いずれも媒体PMの搬送方向に沿った、排出口100Kの近傍を拡大して表す断面図であり、図4Bに示したV−V切断線に沿った矢視方向の断面を表している。なお、図5Aはサブカバー82が開状態である場合に相当し、図5Bはサブカバー82が閉状態である場合に相当する。また、図6A〜6Cは、本体100側から眺めた開閉機構80の外観を表す斜視図である。図6Aはサブカバー82が閉状態である開閉機構80を表し、図6Bはサブカバー82が閉状態から開状態へ移行する途中の開閉機構80を表し、図6Cはサブカバー82が開状態である場合の開閉機構80を表している。
図6A〜6Cに示したように、サブカバー82は、主部820と、回転軸82Jを挟んで主部820と反対側へ突出する2つの突出部821(821A,821B)とを有している。なお、図4Aおよび図4Bでは、サブカバー82が開状態であることから、サブカバー82のうち突出部821(821A,821B)のみを記載している。また、本実施の形態では、サブカバー82が媒体PMの幅方向に並ぶ2つの突出部821A,821Bを有する場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば媒体PMの幅方向の中央部に1つの突出部821を設けるようにしてもよいし、3以上の突出部821を設けるようにしてもよい。メインカバー81には、図4Aおよび図4Bに示したように、凹部811(811A,811B)が設けられており、閉状態となったサブカバー82の突出部821(821A,821B)が収容されるようになっている。
図6A〜6Cに示したように、開閉機構80では、サブカバー82が回転軸82Jを中心として反転することにより主部820がメインカバー81と重なり合い、排出口100Kを塞いだ閉状態(図6A)から排出口100Kを開いた開状態(図6C)へ状態移行する。開状態(図6C)では、主部820の上端部82Tが、メインカバー81の内面に立設するラッチ部84に係止され、サブカバー82の回転動作が抑止されるようになっている。また、サブカバー82は、ラッチ部84により上端部82Tが係止されていない場合には閉状態となるように、トーションばね83により付勢されている。
開状態では、図4A、図4B、図5Aおよび図6Cに示したように、排出口100Kにサブカバー82の突出部821(821A,821B)が突出した状態となっている。このとき、突出部821(821A,821B)は、排出ローラ対64の下流に設けられた支持部として、排出ローラ対64から搬送される媒体PMを鉛直方向下方から支持するようになっている。より具体的には、図5Aに示したように、媒体PMは排出ローラ対64のニップ部64NPにおいて挟持されつつ、ニップ部64NPにおける接線S64に沿った方向へ排出されるようになっている。このとき、サブカバー82のうち、開状態において排出口100Kに突出する突出部821)が支持部として媒体PMの鉛直方向下面と当接可能となっている。
ここで、突出部821(821A,821B)の先端部821Tの高さ位置は、鉛直方向において、ニップ部64NPの高さ位置と同等以上であるとよい。すなわち、先端部821Tは、ニップ部64NPを通る水平線H64上、もしくは水平線H64よりも高い位置にある。さらに、先端部821Tの高さ位置は、ニップ部64NPにおける接線S64の延長線上の高さ位置と同等以下であるとよい。すなわち、突出部821(821A,821B)の先端部821Tは、接線S64の延長線上にあり、もしくは接線S64と水平線H64とがなす角度範囲に収まる位置にあるとよい。
また、サブカバー82の先端部821Tとニップ部64NPとの距離は、例えば20mm以下であるとよい。
[1.4 作用効果]
(A.基本動作)
この画像形成装置1では、以下のようにして、媒体PMに対してトナー像が転写される。
起動状態の画像形成装置1に対して外部機器から印刷画像データが入力されると、制御部は、印刷画像データの印刷動作を開始させる。
具体的には、制御部は、中間転写ベルト41および感光体ドラム31を駆動させると共に帯電ローラ32に帯電動作を開始させる。また、制御部は、露光制御信号を各LEDヘッド33に送信する。LEDヘッド33は、その露光制御信号により指定されたタイミングで印刷画像の色成分に対応する光を感光体ドラム31に照射して感光体ドラム31の表面に静電潜像を形成する。現像ローラ34は、感光体ドラム31上の静電潜像にそれぞれ現像剤を付着させてイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およびブラック(K)の現像剤像である各トナー像を形成する。1次転写ローラ45は、制御部内の電源回路から転写バイアスの印加を受けて、各感光体ドラム31上のトナー像を中間転写ベルト41の被転写面に順次転写して重ね合わせる。
次に、制御部は、ピックアップローラ16やフィードローラ17を回転させ、媒体供給部10から媒体PMの供給を開始させる。これにより、媒体PMは所定の搬送速度で媒体搬送部20に向かって供給される。具体的には図1に示したように、まず、給紙トレイ11に収納されている媒体PMが、ピックアップローラ16によって最上部から1枚ずつ取り出され、フィードローラ17へ繰り出される。給紙トレイ11から繰り出された媒体PMは、フィードローラ17およびリタードローラ18によってその斜行が矯正されたのち、媒体搬送部20を経由して2次転写部へと搬送される。
例えば媒体センサ26により媒体PMが検出されると、検出信号が制御部へ送信される。制御部は、媒体PMの搬送速度と中間転写ベルト41の回転速度とを調整し、媒体PMと中間転写ベルト41上のトナー像との位置合わせを行う。これにより、2次転写位置、すなわちバックアップローラ44と2次転写ローラ47とが対向する位置において中間転写ベルト41上のトナー像が媒体PM上の所定の領域に2次転写される。その後、定着部50において、媒体PM上に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与し、そのトナー像を媒体PM上に定着させる。最後に、トナー像が定着された媒体PMは排出部60により外部へ排出され、スタッカ68、またはコンベアユニット2の載置面2Sに蓄積される。
(B.排出口100Kからの排出動作)
本体100の側面に設けられた排出口100Kからの媒体PMの排出を行う場合、制御部よりセパレータ69および排出セパレータ71を制御し、定着部50の下流における媒体PMの進路として排出経路60Aを選択する。また、ユーザは、例えば手動により、本体100から開閉機構80を、回転軸81Jを回転中心として開き、さらに回転軸82Jを中心として、サブカバー82を開状態としたのち、開閉機構80を閉じる。これにより、排出口100Kが形成された状態が維持される。この状態で印刷動作を行うと、定着部50を通過した媒体PMはガイド部61によりガイドされ、排出ローラ対62へ向かう。ここで媒体センサ63が媒体PMを検出すると、制御部は排出ローラ対62,64の回転を開始させる。これにより、媒体PMは、排出ローラ対64は、図5Aに示したように、ニップ部64NPにおいて挟持されつつ排出口100Kから本体100の外部へ排出されることとなる。排出口100Kから本体100の外部へ排出された媒体PMは、コンベアユニット2の載置面2Sに蓄積される。
(C.効果)
このように、本実施の形態の画像形成装置1では、排出ローラ対64から排出される媒体PMを、排出ローラ対64の下流において、突出部821A,821Bにより鉛直方向下方から支持するようにした。このため、媒体PMの自重により従動ローラ64Bが下方へ沈み込むことが回避できる。
これに対し、排出ローラ対64の下流において支持しない場合には、媒体PMが例えば300〜430g/m2程度の目付を有する厚紙の場合、媒体PMの自重によって従動ローラ64Bが下方へ沈み込むこととなる。その場合、ニップ部64NPにおいて媒体PMを十分に挟持することができず、すなわちニップ圧が不足して駆動ローラ64Aが空回りしてしまい、排出動作が滞るおそれがある。そこで、従動ローラ64Bを駆動ローラ64Aに対して強く押し付けることで十分なニップ圧を確保する方法が考えられる。しかしながらその場合には、媒体PMの表面にローラの痕跡が残存してしまう可能性があり、望ましくない。
その点、本実施の形態の画像形成装置1によれば、媒体PMの自重により従動ローラ64Bが下方へ沈み込むことがないので、駆動ローラ64Aと従動ローラ64Bとのニップ圧を必要以上に強くすることなく、媒体PMをニップ部64NPにおいて十分に挟持できる。したがって、媒体PMにローラ痕を残すことなく、媒体PMを確実に排出することができる。よって、画像形成装置1によれば、より高い媒体搬送性能を確保することができる。
本実施の形態の画像形成装置1によれば、ここで、突出部821の先端部821Tを、接線S64の延長線上に、もしくは接線S64と水平線H64とがなす角度範囲に収まる位置とすれば、排出ローラ対64の下流において媒体PMをより効果的に支持することができるので、排出ローラ対64における媒体搬送性能をより高めることができる。さらに、サブカバー82の先端部821Tとニップ部64NPとの距離を20mm以下とすることにより、排出ローラ対64における媒体搬送性能をよりいっそう高めることができる。
<2.変形例>
続いて、図7を参照して、上記実施の形態の変形例について説明する。上記実施の形態では、図1に示したように、本体100に最も近い位置から下方へ向けて順に積層された4つの媒体供給部10A〜10Dを備えた画像形成装置1を例示している。しかしながら、本発明では、例えば図7に示した変形例としての画像形成装置1Aのように、5つの媒体供給部10A〜10Eを備えるようにしてもよい。画像形成装置1Aは媒体供給部10の数が異なることを除き、他は上記実施の形態の画像形成装置1と実質的に同じ構成を有する。
画像形成装置1Aによれば、媒体供給部10Dの下方に媒体供給部10Eをさらに追加配置するようにしたので、鉛直方向における排出口100Kの高さ位置を、画像形成装置1における排出口100Kの鉛直方向の高さ位置よりも高く設定することができる。すなわち、本発明によれば、コンベアユニット2の載置面2Sの高さ位置に応じて本体100の下方に設置する媒体供給部10の数を変更することにより、排出口100Kの高さ位置を容易に調節することができる。
なお、画像形成装置1Aでは、上記実施の形態の画像形成装置1と同様、排出ローラ対64の下流にサブカバー82の突出部821を設けるようにしている。このため、例えばコンベアユニット2の載置面2Sの高さ位置が排出口100Kの高さ位置と比較して低い場合であっても、媒体PMの自重によって排出ローラ対64の従動ローラ64Bが下方へ沈み込むのを防ぐことができる。その結果、媒体PMにローラ痕を残すことなく媒体PMを確実に排出することができる。よって、画像形成装置1Aにおいてもより高い媒体搬送性能を確保することができる。
<3.その他の変形例>
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば上記実施の形態等では、支持部材を、反転することにより開状態と閉状態との切り替えが可能なサブカバー82によって構成するようにしたが、本発明はこれに限定されるものはない。例えば開閉機構80とは別に、排出ローラ対64の下流において本体100に固定された支持部材を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、カラー画像を形成する画像形成装置1,1Aについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば黒色などの単色のトナー像のみからなるモノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用されうる。
また、上記実施の形態等では、2次転写方式の画像形成装置1,1Aについて説明したが、本発明は1次転写方式(直接転写方式)にも適用されうる。
また、上記実施の形態等では、光源として発光ダイオードを有するLEDヘッドを露光部として用いるようにしたが、例えばレーザ素子等を光源として用いてもよい。
さらに、上記実施の形態等では、本発明における「画像形成装置」の一具体例として、印刷機能を有する画像形成装置1,1Aについて説明したが、これには限られない。すなわち、そのような印刷機能に加え、例えば、スキャン機能やファックス機能を有する複合機として機能する画像形成装置においても、本発明を適用することが可能である。
1…画像形成装置、2…コンベアユニット、2S…載置面、100…本体、100K…排出口、10…媒体供給部、20…媒体搬送部、30…画像形成部、40…転写部、50…定着部、60…排出部、70…反転部、80…開閉機構、

Claims (7)

  1. 排出口を有する本体と、
    前記本体の内部において対向配置されてニップ部を形成する第1のローラおよび第2のローラを含み、前記ニップ部において媒体を挟持しつつ前記媒体を前記排出口から前記本体の外部へ排出する排出ローラ対と、
    前記排出ローラ対の下流に設けられると共に、前記排出ローラ対から搬送される前記媒体を鉛直方向下方から支持する支持部を有する支持部材と
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記支持部における鉛直方向の高さ位置である第1の高さ位置は、前記ニップ部における鉛直方向の高さ位置である第2の高さ位置と同等以上である
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の高さ位置は、前記ニップ部における接線の延長線上にある鉛直方向の第3の高さ位置と同等以下である
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記支持部材は、水平方向に延びる回転軸を中心とした回転動作により前記排出口を開いた開状態と前記排出口を塞いだ閉状態との状態移行を行うカバー部材、を有し、
    前記カバー部材のうち、前記開状態において前記排出口に突出する突出部が前記支持部として前記媒体の鉛直方向下面と当接可能となっている
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記カバー部材は、前記本体に支持されている
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記支持部と前記ニップ部との距離は20mm以下である
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体へ前記媒体を供給する1以上の媒体供給部をさらに備え、
    前記本体の下方に前記1以上の媒体供給部を積層配置することにより、前記排出口の高さ位置を調整可能に構成されている
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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