JP2020121436A - プリンタおよびプログラム - Google Patents

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Kazuyuki Inagaki
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Abstract

【課題】プリンタの印字性能の低下を抑制する。【解決手段】印字媒体に印字データを印字する印字ヘッドと、外部の雰囲気温度を取得する温度取得部と、温度取得部によって取得された雰囲気温度に基づいて、印字媒体に印字データを印字するときの印字媒体が単位面積当たりに受ける熱量が所定範囲内となるように印字ヘッドによる印字速度を制御する制御部と、を備えたプリンタである。【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタおよびプログラム関する。
従来、印字ヘッドとしてのサーマルヘッドの温度を測定するためのサーミスタを備えたサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2010−58292号公報
ところで、サーマルプリンタに関しては、例えばプリンタの製造者によって、複数の印字媒体による印字保証下での印字性能(定着性、擦過性、印字グレード)が所定の印字速度にて確認される。
しかし、例えばプリンタを極低温(例えば−10℃)の環境下で使用する場合、プリンタの印字性能が常温の場合よりも低下することがある。例えば、プリンタの印字媒体として感熱紙を使用する場合には、極低温時に感熱紙の発色性能が劣化する(発色濃度が低下する)ことに加え、周囲の環境にサーマルヘッドの熱量の一部が奪われ易くなることから、印字のかすれ等の印字品質の低下が生じやすい。
そこで、本発明は、プリンタの印字性能の低下を抑制することを目的とする。
本発明のある態様は、印字媒体に印字データを印字する印字ヘッドと、外部の雰囲気温度を取得する温度取得部と、前記温度取得部によって取得された雰囲気温度に基づいて、前記印字媒体に前記印字データを印字するときの前記印字媒体が単位面積当たりに受ける熱量が所定範囲内となるように前記印字ヘッドによる印字速度を制御する制御部と、を備えたプリンタである。
本発明のある態様によれば、プリンタの印字性能の低下を抑制することができる。
第1の実施形態のプリンタシステムの概略構成を示す図である。 第1の実施形態のプリンタシステムにおける消耗品の斜視図である。 第1の実施形態のプリンタシステムのシステム構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のプリンタに格納される印字速度データベースのデータ構成例を示す図である。 図5aおよび図5bはそれぞれ、雰囲気温度と印字速度の関係を例示する図である。 インクリボンのタイプ別の溶融特性を例示する図である。 インクリボンのタイプ別の温度と印字速度の関係を示す図である。 第1の実施形態のプリンタにおいて実行される処理のフローチャートである。 第2の実施形態のプリンタの概略構成を示す図である。 第2の実施形態のプリンタに格納される印字速度データベースのデータ構成例を示す図である。
以下において「印字媒体」は、例えば印字を行うために媒介するものを意味し、印字のために変色する媒体、若しくは印字のためにインク等の印字用材料が定着させられる媒体(被転写体)のほか、当該媒体に定着させるために印字用材料を備えたものも含む。例えば、感熱式プリンタの場合、感熱紙は印字媒体の一例である。熱転写プリンタの場合、インクリボンおよびインクリボンのインクが転写される被転写体の紙は、それぞれ印字媒体の一例である。
本実施形態において「非接触電子タグ」は、情報を記憶する半導体メモリを内蔵して、非接触で読み書き可能な情報媒体を意味する。非接触電子タグとしては、例えばリーダからの電波をエネルギー源として動作するパッシブタグに限らず、電池を内蔵したアクティブタグであってもよい。以下の実施形態の説明では、非接触電子タグを単に「電子タグ」ということがある。
本実施形態において「リーダ」とは、電磁界または電波によって,非接触電子タグの半導体メモリが記憶する情報を読み出すために近距離無線通信を行う読み出し装置を意味する。リーダと電子タグとの間で行われる近距離無線通信は、狭義のRFIDに限られず、NFC(Near Field Communication)であってもよく、無線通信規格を限定するものではない。
(1)第1の実施形態
以下、本発明の実施形態に係るプリンタシステム4について説明する。
本実施形態のプリンタシステム4は、例えば、サーマルプリンタの消耗品であるラベルロール(被転写体の一例)とインクリボンを管理するためのシステムである。本実施形態では、ラベルロールとインクリボンの組合せは、印字媒体の一例である。なお、ラベルロールは、例えば1枚ずつのラベルとして切断される前の連続紙が巻回されてロール状の形態になったものであり、以下の説明では、その形態に関連して言及しないときには適宜、単に「ラベル」と表記する。
プリンタに収容されるインクリボンとラベルの組合せに関し、印字保証すべき温度において予めラベルに対するインクの定着性および擦過性を含む印字性能を評価することによって、印字に対する最適なインクリボンとラベルの組合せを決定することができる。しかし、例えばプリンタの雰囲気温度が常温の場合にインクリボンとラベルの組合せによる印字性能が良好であったとしても、プリンタの使用環境によってはその印字性能を維持できないことがある。例えば、プリンタが極低温環境下(例えば、寒冷地の倉庫等)で使用される場合、サーマルヘッド(印字ヘッドの一例)が印加する単位面積当たりの熱量が同じとしたならば、常温の場合よりも周囲の環境に奪われる熱量が多いため、インクリボンが受ける熱量が常温の場合よりも少なくなる。また、極低温環境下では、インクリボンが常温よりも溶融し難くなる。そのため、例えば印字のかすれ等が生じ、印字性能が低下してしまう。
ここで、仮に、同一の印字データに対して極低温環境下でサーマルヘッドが単位時間当たりに印加する熱量を常温の場合よりも増加させたとしたならば、サーマルヘッドへの印加電力が増加し、サーマルヘッド自体に不具合を生じさせる虞がある。
そこで、本実施形態のプリンタでは、同一の印字データに対してインクリボンが単位面積当たりに受ける熱量が雰囲気温度によらず実質的に一定となるように、サーマルヘッドによる印字速度を低下させる制御を行う。例えば、常温よりも低温度環境下では、印字に際して、サーマルヘッドが印加する1ドット相当の熱量が同じであっても、印字媒体が受ける熱量を、常温とほぼ同様にするべく、印字速度を予め設定されている値よりも低下させる。それによって、1ドットを印字するためにサーマルヘッドが印加する累積的な熱量が増加し、周囲の環境に多くの熱量が奪われたとしてもインクリボンが受ける1ドット分の熱量を常温の場合と実質的に同じとなるように制御することができる。すなわち、サーマルヘッドによる印字速度を制御することで、同一の印字データに対してインクリボンが単位面積当たりに受ける熱量を雰囲気温度によらず実質的に一定とすることができる。ここで「実質的に一定」とは、印字性能に明らかな差が生じない程度の所定範囲の誤差を含む。
ここで、インクリボンが単位面積当たりに受ける熱量を雰囲気温度によらず所定範囲内とするための印字速度の低下度合については、インクリボンおよびラベルの特性に依存するために、具体的なインクリボンとラベルの組合せに基づいて設定することが好ましい。
(1−1)第1の実施形態のプリンタシステム4の構成
以下、本実施形態のプリンタシステム4の構成について、図1〜3を参照して説明する。図1は、本実施形態のプリンタシステム4の概略構成を示す図である。図2は、本実施形態のプリンタシステム4における消耗品の斜視図である。図3は、本実施形態のプリンタシステム4のシステム構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンタシステム4は、プリンタ5およびサーバ6を含む。プリンタ5およびサーバ6は、ネットワークNWを介して接続されている。
プリンタ5は、ユーザが使用するプリンタであり、ユーザの事業所等、ユーザがプリンタ5の使用する所望の場所に配置される。本実施形態の例では、プリンタ5は熱転写式プリンタである。
サーバ6は、プリンタ5の製造者によって管理されているネットワークサーバであり、プリンタ5のユーザに対して様々なサービスを提供するために設けられている。
図2に示すように、プリンタ5の消耗品であるインクリボン2およびラベルロール3には、それぞれの紙管の内周面に、インクリボンタグ21(第1タグの一例)およびラベルロールタグ31(第2タグの一例)が取り付けられている。プリンタ本体50にインクリボン2およびラベルロール3をセットすることで印字を行うことができる。インクリボンタグ21およびラベルロールタグ31は、非接触電子タグの例である。
ラベルロールタグ31に記憶されている管理番号には、例えば、ラベルロールタグ31が取り付けられたラベルロールを注文したユーザを識別するユーザID、および、当該ラベルロールの種類を識別する部品コード(品番、型式等)あるいはラベルのレイアウトなどの情報が含まれる。
インクリボンタグ21に記憶されている管理番号には、例えば、インクリボンタグ21が取り付けられたインクリボンを注文したユーザを識別するユーザID、および、当該インクリボンの種類を識別する部品コード(品番、型式等)などの情報が含まれる。
ラベルロール3およびインクリボン2の管理番号は、例えば、ラベルロール3およびインクリボン2を出荷するプリンタ5の製造者によって書き込まれる。
図3に示すように、プリンタ5は、制御部51、ストレージ52、操作入力部53、表示部54、モータ駆動部55、ヘッド駆動部56、リーダ57、通信部58、および、温度センサ59を備える。
制御部51は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory))を含み、プリンタ5の動作を制御する。マイクロコンピュータは、プリンタ5の起動時にROMに記憶されているファームウェアを読み出して実行する。
ストレージ52は、印字速度データベース(印字速度DB)52Aを格納する。印字速度データベース52Aについては、後述する。
操作入力部53は、プリンタ5の筐体に設けられた操作ボタン、および、タッチパネル入力画面に設けられるタッチ入力ボタンの少なくともいずれかの入力手段である。
表示部54は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネルと、当該表示パネルに画像を表示する駆動回路とを含む。
モータ駆動部55は、プラテンローラ(図示せず)およびインクリボン巻き取りローラの回転を制御するステッピングモータ(図示せず)を駆動する。それによって、ラベルロールから連続紙が引き出されて搬送され、インクリボン2が巻き取られる。
モータ駆動部55は、制御部51からの搬送要求に応じて、当該搬送要求によって指定される搬送方向(順方向あるいは逆方向)および搬送量で連続紙を搬送させる。指定された搬送方向および搬送量は、例えばステッピングモータの回転方向および駆動周波数とステップ数に対応している。モータ駆動部55は、当該回転方向および駆動周波数とステップ数に基づいてステッピングモータを駆動する。
制御部51は、操作入力部53から、あるいは図示しない通信回線から印字データを受信する。ヘッド駆動部56は、当該印字データに基づき、複数の発熱素子を有するサーマルヘッドの各発熱素子に選択的に必要なタイミングに応じて電流を流すようにする。電流により発熱した発熱素子がプラテンローラによって搬送されたラベルにインクリボン2を介して押し当てられると、発熱素子に押し当てられたラベルの部分にインクリボン2のインクが溶融して転写される。その結果、ラベルに情報が印字される。
リーダ57は、ラベルロール3に取り付けられているラベルロールタグ31と無線通信を行い、ラベルロールタグ31に記憶されている管理番号を読み出す。リーダ57は、インクリボン2に取り付けられているインクリボンタグ21と無線通信を行い、インクリボンタグ21に記憶されている管理番号を読み出す。
通信部58は、サーバ6とネットワークNWを介した通信を行い、データの送受信を行う。本実施形態では、通信部58は、サーバ6から後述する印字速度データベース52Aを受信する。
温度センサ59は、プリンタ5の雰囲気温度を検出するために設けられている。プリンタ本体50において温度センサ59の設置される場所は問わないが、プリンタ5の雰囲気温度を正確に検出するために、温度センサ59は、プリンタ本体50において発熱部位から離間した位置に設置されることが好ましい。例えば、温度センサ59は、プリンタ本体50を構成する筐体の外表面近傍、筐体の内表面、回路基板上、もしくはラベルロール3の近傍、インクリボン2の近傍などに配置してもよい。
ここで、図4および図5を参照して、ストレージ52に格納される印字速度データベース52Aについて説明する。図4は、本実施形態のプリンタ5に格納される印字速度データベース52Aのデータ構成例を示す図である。図5aおよび図5bはそれぞれ、雰囲気温度と印字速度の対応関係を例示する図である。
図4に示すデータ構成例では、印字速度データベース52Aには、特定の部品コードのラベルロールと特定の部品コードのインクリボンの組合せに対応して、ルックアップテーブル(LUT)が含まれる。各LUTは、動作制御情報の一例である。
印字速度データベース52Aに含まれるLUTでは、図5に例示されるように、雰囲気温度と印字速度の関係が反映されたものとなっている。なお、この例では、雰囲気温度が−20℃〜+50℃の温度範囲内である場合にのみ印字性能を保証し、印字速度の設定もその温度範囲内において設定されている場合を示している。
図5に示すように、雰囲気温度が低いほど印字速度が低くなるように設定される。例えば、基準温度を常温(例えば25℃)としたとき、雰囲気温度が基準温度よりも低い場合には、印字速度は基準温度の場合よりも低く設定される。
図5に例示する雰囲気温度に対する印字速度は、例えばインクリボン2の溶融特性を考慮して予め設定され、対応するLUTに反映されている。この点について図6および図7を参照して説明する。図6は、インクリボン2のタイプ別の溶融特性を例示する図である。図7は、インクリボンのタイプ別の温度と印字速度の関係を示す図である。図7および図8において、タイプ(種類)T1はワックスタイプの一例を示し、タイプT2はレジンタイプの一例を示している。
図6では、同一の印字速度で印字を行った場合のインクリボンのタイプ別の印字濃度を示している。図6に示すように、いずれのタイプの場合であっても、雰囲気温度が低下していくにつれてインクリボンのインクが溶融し難くなり、それに伴って印字濃度が低下していくことがわかる。なお、図示しないが、インクリボンには、ワックスタイプとレジンタイプの中間の特性を有するセミレジンタイプがある。図6から、いずれのタイプであってもインクリボンは、常温(例えば25℃)よりも低い雰囲気温度の場合には、インクが溶融し難くなるために印字濃度が低下していくことがわかる。
そこで、インクリボン2が低温環境下で溶融し難くなるという特性を考慮し、印字速度データ(図5に例示する関係が反映されるLUT)は、インキが溶融し難くなる低温環境下で、サーマルヘッドが単位面積当たりに印加する熱量を増加させるべく印字速度が低下するように設定する。それによって、例えば1ドットを印字するためにサーマルヘッドが印加する累積的な熱量が増加し、周囲の環境に多くの熱量が奪われたとしてもインクリボンが受ける1ドット分の熱量を雰囲気温度によらずに実質的に一定となるように制御することができる。
図6に示すように、レジンタイプ(タイプT2)のインクリボンはワックスタイプ(タイプT1)のインクリボンよりも溶融し難い。つまり、同じ雰囲気温度下で同一の印字速度で印字した場合、レジンタイプのインクリボンを使用した場合の印字濃度は、ワックスタイプのインクリボンの場合の印字濃度よりも低くなってしまう。そこで、図7に示すように、レジンタイプ(タイプT2)のインクリボンを印字に使用する場合には、ワックスタイプ(タイプT1)のインクリボンの場合よりも印字速度を低下するように設定することで、いずれのタイプのインクリボンを使用した場合でも実質的に同一の印字濃度が得られるようになる。このように、インクリボンのタイプ別の溶融特性の違いを考慮して印字速度を設定することが好ましい。
印字速度データでは、インクリボン2の溶融特性を補償するように、雰囲気温度が低温になるほど印字速度が低下するように設定されるが、インクリボン2とラベルロール3の組合せに応じて具体的な設定内容(例えば、雰囲気温度に対する印字速度の低下度合等)は異なる。例えば、図6に例示したように、インクリボンのタイプによってもその溶融特性が異なるため、当該溶融特性が反映されるように印字速度が設定される。
また、インクリボンとラベルの材料に応じて、印字時の定着性および擦過性の観点からインクリボンに印加すべき好ましい熱量が変化する。例えば、ラベルとして使用される紙には、コート紙、塗工紙、特殊紙(樹脂系)等の種類があり、それぞれ特定の種類のインクリボンとの相性があることから、両者の組合せによって、印加すべき好ましい熱量が異なる場合がある。
そこで、図4に示したように、印字速度データベース52Aに含まれる各LUTは、インクリボンとラベルの各組合せに対して個別に設定することが好ましい。
また、すべての温度範囲で印字速度データベース52Aに含まれるLUTを参照して印字を行わなくてもよい。例えば極低温環境下等の所定温度(例えば25℃)以下の雰囲気温度の場合に限り、印字速度データベース52Aに含まれるLUTを参照して印字を行ってもよい。
制御部51は、ファームウェアが実行される場合、温度センサ59によって取得された雰囲気温度に基づいて、同一の印字データに対してインクリボンが単位面積当たりに受ける熱量が雰囲気温度によらず実質的に一定となるように、サーマルヘッドによる印字速度を制御する制御手段として機能する。
図3に示すように、サーバ6は、制御部61、ストレージ62、および、通信部63を備える。
制御部61は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM,ROM)を含み、サーバ6の動作を制御する。マイクロコンピュータは、サーバ6の起動時にROMに記憶されているサービスプログラムを読み出して実行する。サービスプログラムを実行することで、プリンタ5のユーザに対して様々なサービスが提供されるように構成されている。
ストレージ62には、印字速度データベースが記憶されている。印字速度データベースは、例えば、オペレータの操作入力に基づいて、制御部61により適宜更新される。
通信部63は、プリンタ5とネットワークNWを介した通信を行い、データの送受信を行う。本実施形態では、通信部63は、プリンタ5に対して印字速度データベースを送信する。印字速度データベースをプリンタ5に対して送信するタイミングは問わないが、例えば、印字速度データベースが更新されたタイミング、プリンタ5から要求が行われたタイミング等である。
ラベルロールとインクリボンについては常に新しい製品が開発、販売されている。そのため、プリンタ5の製造者によってラベルロールとインクリボンの組合せが追加され、当該組合せに対する好ましい印字速度データ(LUT)が含まれるように、印字速度データベースが逐次更新されることが好ましい。
(1−2)第1の実施形態のプリンタ5の動作
次に、本実施形態のプリンタ5の動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8のフローチャートは、プリンタ7の制御部51のマイクロコンピュータによって実行される。プリンタ5のストレージ52には、サーバ6から受信した印字速度データベースが記憶されているものとする。
図8に示すフローチャートは、印字速度を決定するときのプリンタ5の動作を示している。このフローチャートを実行するタイミングは、例えば、操作入力部53を通して印字指示を受けたタイミングである。
図8において先ず、制御部51は、リーダ57がインクリボンタグ21から管理番号を読み出し(ステップS10)、かつラベルロールタグ31から管理番号を読み出すように(ステップS12)、リーダ57を制御する。前述したように、インクリボンタグ21から読み出される管理番号にはインクリボンの部品コード(識別情報の一例)が含まれ、ラベルロールタグ31から読み出される管理番号にはラベルロールの部品コードが含まれている。ステップS10,S12によって制御部51は、プリンタ本体50にセットされているインクリボンおよびラベルロールの各々の部品コードを認識する。
次に制御部51は、温度センサ59からプリンタ5の雰囲気温度を取得し(ステップS14)、印字速度を決定する(ステップS16)。より具体的には、制御部51は、ステップS10,S12で取得した管理番号に含まれるインクリボンおよびラベルの部品コードをキーとして、印字速度データベース(図4参照)から印字速度データ(LUT)を特定し、特定した印字速度データを基にステップS14で取得した雰囲気温度に対応する印字速度を特定する。すなわち、特定した印字速度データ(LUT)には、図5に例示したように、雰囲気温度と印字速度の関係が規定されているため、実際の雰囲気温度に対応する印字速度を特定することができる。
印字速度が特定された後、制御部51は、当該印字速度によって印字データに基づく印字が行われるように、モータ駆動部55およびヘッド駆動部56を制御する。
上述したように、本実施形態のプリンタ5によれば、温度センサ59によって取得された雰囲気温度に基づいて、同一の印字データに対してインクリボン2が単位面積当たりに受ける熱量が雰囲気温度によらず実質的に一定となるように、サーマルヘッドによる印字速度を制御する。そのため、例えばプリンタ5を極低温の環境で使用する場合であっても、例えば常温時と同等の印字性能を実現することができる。
本実施形態において、プリンタ5が印字速度データベースをサーバ6から受信する構成としたが、その限りではない。印字速度データベースは、プリンタ5の製造段階で予めプリンタ5のストレージ52に格納されていてもよい。あるいは、図示しないUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録デバイスによってプリンタ5が印字速度データベースを取得するように構成してもよい。
本実施形態では、インクリボン2にインクリボンタグ21を取り付け、ラベルロール3にラベルロールタグ31を取り付け、プリンタ5にリーダ57を設ける構成としたが、その限りではない。プリンタ5に装着されるインクリボン2およびラベルロール3の部品コードが既知である場合には、その既知の部品コードのインクリボン2およびラベルロール3の組合せに対応する印字速度データが予めプリンタ5内に格納されていてもよい。その場合には、プリンタ5に装着されているインクリボン2およびラベルロール3の部品コードを特定する必要がないため、タグおよびリーダは必要ない。
(2)第2の実施形態
本発明の第2の実施形態について、図9および図10を参照して説明する。図9は、第2の実施形態のプリンタ5Cの概略構成を示す図である。図10は、第2の実施形態のプリンタ5Cに格納される印字速度データベースのデータ構成例を示す図である。
図9に示すように、本実施形態のプリンタ5Cは、例えば比較的小型のモバイルプリンタである。プリンタ5Cに装填されるラベルロール3Cは、1枚ずつのラベルとして切断される前の連続紙が巻回されてロール状の形態になったものである点で第1の実施形態のラベルロール3と同じであるが、感熱紙で構成されている。プリンタ5Cでは、ラベルに対して直接サーマルヘッドの熱を印加することによって印字を行う(ダイレクトサーマル型)。
かかるダイレクトサーマル型のプリンタ5Cに収容されるラベルに関し、印字保証すべき温度において予めラベルの定着性および擦過性を含む印字性能を評価することによって、印字に対する最適なラベルを決定することができる。しかし、例えばプリンタの雰囲気温度が常温の場合に当該ラベルによる印字性能が良好であったとしても、プリンタの使用環境によってはその印字性能を維持できない点は、インクリボンを使用する熱転写型プリンタと同様である。すなわち、極低温環境下では常温と比較してラベルに含まれるロイコ染料の発色濃度が低下する。そのため、例えば、プリンタ5Cが極低温環境下で使用される場合、サーマルヘッドが印加する単位面積当たりの熱量が常温と同じとしたならば、周囲の環境に奪われる熱量が多いことと、ラベルの発色濃度が低下することに起因して印字性能(定着性、擦過性)が低下する。その結果、例えば印字のかすれ等が生じてしまう。
特にプリンタ5Cがモバイルプリンタである場合、ユーザが室外に持ち出して動作させることが多く、例えば厳冬期等、使用環境が特に厳しい場合がある。
そこで、本実施形態のプリンタ5Cにおいても、同一の印字データに対してラベルが単位面積当たりに受ける熱量が雰囲気温度によらず実質的に一定となるように、サーマルヘッドによる印字速度を制御する。例えば、常温よりも低温度環境下では、印字に際して、サーマルヘッドが印加する1ドット相当の熱量を常温の場合よりも多くするべく、印字速度を予め設定されている値よりも低下させる。それによって、1ドットを印字するためにサーマルヘッドが印加する累積的な熱量が増加し、周囲の環境に多くの熱量が奪われたとしてもラベルが受ける1ドット分の熱量を常温の場合と実質的に同一となるように制御することができる。
ここで、ラベルが単位面積当たりに受ける熱量が雰囲気温度によらず実質的に一定となるようにするための印字速度の低下度合については、ラベルの特性に依存するために、具体的なラベルに基づいて設定することが好ましい。
本実施形態のプリンタ5Cの構成は、図3に示したプリンタ5と同様の構成を採ることができる。ラベルロール3Cには、ラベルロールの管理番号を記憶するラベルロールタグ31Cが取り付けられている。
プリンタ5Cのストレージには、図10に例示する印字速度データベースが格納される。印字速度データベースは、第1の実施形態と同様に、図示しないサーバから受信してもよいし、図示しない記録デバイスからプリンタ5C内に取り込まれてもよいし、製造段階で予めプリンタ5C内に格納されていてもよい。
印字速度データベースは、ラベルロールの部品コードと印字速度データ(LUT)が対応付けられている。印字速度データは、図5に例示したのと同様に、雰囲気温度が低いほど印字速度が低下するように設定されている。
プリンタ5Cのリーダ57は、ラベルロール3Cに取り付けられているラベルロールタグ31Cと無線通信を行い、ラベルロールタグ31Cに記憶されている管理番号を読み出す。
本実施形態のプリンタ5Cは、印字を行うに当たって、ラベルロールの管理番号に含まれる部品コードをキーとして印字速度データ(LUT)を特定し、特定した印字速度データを参照して、現在の雰囲気温度に対応する印字速度を決定して印字を行う。そのため、ラベルの発色濃度が低下する低温環境下においても例えば常温と同様の印字性能を得ることが可能となる。
以上、本発明のプリンタおよびプログラムの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。例えば、上述したいずれかの実施形態で述べた技術的事項は、適宜他の実施形態と組み合わせて適用することができる。
また、サーマルヘッドに別の温度センサを取り付け、当該温度センサの検出値に基づいて印字の際に熱履歴制御を行うようにしてもよい。
上述した実施形態では、サーマルヘッドによる印字速度を低下させることで、同一の印字データに対してインクリボンが単位面積当たりに受ける熱量を雰囲気温度によらず実質的に一定とする場合について説明したが、その限りではない。印字速度を低下させる制御に加えて、サーマルヘッドに印加する印字電流を増加させる制御等の他の制御を組み合わせるようにしてもよい。
2…インクリボン
21…インクリボンタグ
3,3C…ラベルロール
31,31C…ラベルロールタグ
4…プリンタシステム
5,5C…プリンタ
50…プリンタ本体
51…制御部
52…ストレージ
52A…印字速度データベース
53…操作入力部
54…表示部
55…モータ駆動部
56…ヘッド駆動部
57…リーダ
58…通信部
59…温度センサ
6…サーバ
61…制御部
62…ストレージ
63…通信部
NW…ネットワーク

Claims (6)

  1. 印字媒体に印字データを印字する印字ヘッドと、
    外部の雰囲気温度を取得する温度取得部と、
    前記温度取得部によって取得された雰囲気温度に基づいて、前記印字媒体に前記印字データを印字するときの前記印字媒体が単位面積当たりに受ける熱量が所定範囲内となるように前記印字ヘッドによる印字速度を制御する制御部と、
    を備えたプリンタ。
  2. 雰囲気温度と前記印字ヘッドの印字速度の制御内容との対応関係を規定した動作制御情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記動作制御情報から前記温度取得部により取得された雰囲気温度に対応する前記印字ヘッドの印字速度の制御内容を特定する、
    請求項1に記載されたプリンタ。
  3. 前記記憶部は、複数種類の印字媒体の各々に対応付けられた複数の前記動作制御情報を記憶し、
    前記制御部は、前記複数の前記動作制御情報のうち印字対象の印字媒体の種類に対応した動作制御情報から、前記温度取得部により取得された雰囲気温度に対応する前記印字ヘッドの印字速度の制御内容を特定する、
    請求項2に記載されたプリンタ。
  4. 前記印字媒体は、感熱紙であって、前記感熱紙の種類を識別する識別情報が記憶されたタグが取り付けられ、
    前記プリンタは、前記タグから前記感熱紙の識別情報を読み出すリーダを備え、
    前記制御部は、前記リーダにより読み出された前記感熱紙の識別情報に基づいて、前記感熱紙の種類に対応した前記動作制御情報から前記温度取得部により取得された雰囲気温度に対応する前記印字ヘッドの印字速度の制御内容を特定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載されたプリンタ。
  5. 前記印字媒体は、インクリボンと前記インクリボンのインクが転写される被転写体との組合せであって、
    前記インクリボンには、前記インクリボンの種類を識別する識別情報が記憶された第1タグが取り付けられ、前記被転写体には、前記被転写体の種類を識別する識別情報が記憶された第2タグが取り付けられ、
    前記プリンタは、前記第1タグから前記インクリボンの識別情報と読み出し、前記第2タグから前記被転写体の識別情報を読み出すリーダを備え、
    前記制御部は、前記リーダにより第1タグから読み出された前記インクリボンの識別情報と、前記第2タグから読み出された前記被転写体の識別情報とに基づいて、前記インクリボンの種類及び前記被転写体の種類に対応した前記動作制御情報から前記温度取得部により取得された雰囲気温度に対応する前記印字ヘッドの印字速度の制御内容を特定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載されたプリンタ。
  6. 印字媒体に印字データを印字するプリンタにおいて、コンピュータを、
    前記プリンタの外部の雰囲気温度を取得する温度取得手段、および、
    前記温度取得手段により取得された前記雰囲気温度に基づいて、前記印字媒体に前記印字データを印字するときの前記印字媒体が単位面積当たりに受ける熱量が所定範囲内となるように、前記印字ヘッドによる印字速度を制御させる速度制御手段として機能させるためのプログラム。
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