JP2020120433A - モータ制御装置 - Google Patents

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Tomoaki Nitahara
知明 仁田原
宏昭 岡田
Hiroaki Okada
宏昭 岡田
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Abstract

【課題】四相のスイッチトリラクタンスモータの回生効率の低下を抑制する技術を提供すること。【解決手段】電源部に接続され、四相のスイッチトリラクタンスモータのA相及びB相の二相の巻線とC相及びD相の二相の巻線とのそれぞれに接続された一対の三相インバータと、前記各三相インバータの複数のスイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御することで前記電源部から前記巻線のそれぞれに流れる電流をユニポーラ方式で制御する制御部と、を備え、前記制御部は、回生時に、非通電相に流れている相電流を還流させることなく前記電源部に回生させるように複数の前記スイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御する、モータ制御装置。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置に関する。
フリクションレスという特徴を持つスイッチトリラクタンスモータが多相である場合では、スイッチトリラクタンスモータの駆動回路は一般的には相独立の駆動となるため、駆動回路の部品コストが高くなる。そのため、四相のスイッチトリラクタンスモータの場合には、三相ブラシレスモータ用駆動などの汎用性がある三相インバータを一対で用いる構成が考案されている。このような三相インバータを一対で用いる構成のスイッチトリラクタンスモータは、正の電流を流す通電パターンと負の電流を流す通電パターンとを同一相に対して繰り返すバイポーラ方式の通電によって、力行時にトルクを発生しつつトルクリプルの発生を抑制することが知られている(特許文献1参照)。
ところで、このようなスイッチトリラクタンスモータによって負荷を駆動した後、回転しているスイッチトリラクタンスモータの運動エネルギーをバイポーラ方式の通電により回生電流に変換する技術が考案されている。しかしながらこのような技術は、通電パターンの切り替え後も切り替え前の相電流の一部がスイッチトリラクタンスモータに流れてしまうために、トルクリプルが発生してしまい、モータの回転運動のエネルギーを電力に変換する効率である回生効率が低下する場合があった。
特開2011−45181号公報
上記事情に鑑み、本発明は、四相のスイッチトリラクタンスモータの回生効率の低下を抑制することを目的としている。
本発明の一態様は、電源部に接続され、四相のスイッチトリラクタンスモータのA相及びB相の二相の巻線とC相及びD相の二相の巻線とのそれぞれに接続された一対の三相インバータと、前記各三相インバータの複数のスイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御することで前記電源部から前記巻線のそれぞれに流れる電流をユニポーラ方式で制御する制御部と、を備え、前記制御部は、回生時に、非通電相に流れている相電流を還流させることなく前記電源部に回生させるように複数の前記スイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御する、モータ制御装置である。
本発明の一態様は、上記のモータ制御装置であって、前記A相の巻線の一端であって前記A相の巻線と前記B相の巻線との接続点ではない一端をA端とし、前記B相の巻線の一端であって前記A相の巻線と前記B相の巻線との接続点ではない一端をB端とし、前記C相の巻線の一端であって前記C相の巻線と前記D相の巻線との接続点ではない一端をC端とし、前記D相の巻線の一端であって前記C相の巻線と前記D相の巻線との接続点ではない一端をD端として、複数の前記スイッチング素子は、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記A端に接続される端子とを備える第1のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記A端に接続される端子とを備える第2のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記A相の巻線とB相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第3のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記A相の巻線とB相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第4のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記B端に接続される端子とを備える第5のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記B端に接続される端子とを備える第6のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記C端に接続される端子とを備える第7のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記C端に接続される端子とを備える第8のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記C相の巻線とD相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第9のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記C相の巻線とD相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第10のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記D端に接続される端子とを備える第11のスイッチング素子と、前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記D端に接続される端子とを備える第12のスイッチング素子と、である。
本発明の一態様は、上記のモータ制御装置であって、前記制御部は、前記一対の三相インバータのうちの一方の三相インバータに接続された2つの巻線のうちの一方を第1相とし他方を第2相として、第1の期間において前記第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をオン状態に制御しつつ第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態にし、前記第1の期間の直後の第2の期間の間において前記上アームのスイッチング素子をオフ状態に制御しつつ前記下アームのスイッチング素子をPWM制御する第1の回生制御と、第3の期間において前記第2相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をオン状態に制御しつつ前記第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態にし、前記第3の期間の直後の第4の期間の間において前記上アームのスイッチング素子をオフ状態に制御しつつ前記下アームのスイッチング素子をPWM制御する第2の回生制御とを、前記回生時に交互に実行する。
本発明の一態様は、上記のモータ制御装置であって、前記制御部は、回生時に、通電相である相に対応するスイッチング素子のうちPWM制御されるスイッチング素子がPWM制御されている場合であって、かつ、前記PWM制御されるスイッチング素子がオフ状態である場合において、通電相に流れる相電流を前記電源部に回生させるように複数の前記スイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御する。
本発明の一態様は、上記のモータ制御装置であって、前記制御部は、前記一対の三相インバータのうちの一方の三相インバータに接続された2つの巻線のうちの一方を第1相とし他方を第2相として、第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をPWM制御し、前記第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態に制御する第1の力行制御と、第2相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をPWM制御し、前記第2相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態に制御する第2の力行制御とを、力行駆動時に交互に実行する。
本発明により、四相のスイッチトリラクタンスモータの回生効率の低下を抑制することが可能となる。
実施形態におけるモータ制御装置2を備えたモータシステム1の概略構成の一例を示す図である。 実施形態におけるモータ制御装置2の制御対象であるSRモータMの概略構成の一例を示す図である。 実施形態における三相インバータ4−1のスイッチング素子に対する、力行駆動時の通電パターンについて説明する説明図である。 実施形態における力行通電パターン#1について説明する説明図である。 実施形態における力行通電パターン#2について説明する説明図である。 実施形態における三相インバータ4−1及び4−2のスイッチング素子に対する力行駆動時の通電パターンを説明する説明図である。 実施形態における三相インバータ4−1のスイッチング素子に対する、回生時の通電パターンについて説明する説明図である。 実施形態における回生通電パターン#1について説明する説明図である。 実施形態における回生通電パターン#2について説明する説明図である。 実施形態における三相インバータ4−1及び4−2のスイッチング素子に対する回生通電パターンを説明する説明図である。 実施形態におけるモータシステム1のA相及びB相に、回生時に流れる相電流の実験結果を示す図である。 実施形態のA相通電OFF区間において三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。 実施形態のB相供給開始区間において三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。 実施形態のモータシステム1の回生効率の実験結果を示す図である。 バイポーラ方式で駆動されるモータシステムの回生効率の実験結果を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるモータ制御装置2を備えたモータシステム1の概略構成の一例を示す図である。モータシステム1は、モータ制御装置2、SRモータM、及び回転角センサKを備える。モータ制御装置2は、四相のスイッチトリラクタンスモータ(以下「SRモータ」という。)Mを回転駆動する。SRモータMは、例えば、車両の車輪を駆動するモータに用いられる。
図2は、第1の実施形態におけるモータ制御装置2の制御対象であるSRモータMの概略構成の一例を示す図である。
図2に示すように、SRモータMは、ロータR及びステータSを備える。
ロータRは、円周上に等間隔に配置された6つの突極部RP1〜RP6を備える。
ステータSは、ロータRを外囲するように位置する。また、ステータSは、内側のロータRに向かって8つの突極部SP1〜SP8を有する。
8つの突極部SP1〜SP8には、それぞれ巻線が巻回されている。具体的には、突極部SP1及び突極部SP5には、A相の巻線(以下、「A相巻線」という。)Laが巻回されている。突極部SP3及び突極部SP7には、B相の巻線(以下、「B相巻線」という。)Lbが巻回されている。突極部SP2及び突極部SP6には、C相の巻線(以下、「C相巻線」という。)Lcが巻回されている。突極部SP4及び突極部SP8には、D相の巻線(以下、「D相巻線」という。)Ldが巻回されている。
A相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc及びD相巻線Ldは、隣り合う巻線の巻き方は逆向きである。
図1の説明に戻る。回転角センサKは、SRモータMのロータRの回転角度を検出する。回転角センサKは、SRモータMのロータRの回転角度を検出可能であればどのようなものであってもよい。SRモータMは、例えば、レゾルバである。回転角センサKは、検出した回転角度を示す信号をモータ制御装置2に出力する。
モータ制御装置2は、A相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、及びD相巻線Ldに対して選択的に通電する。モータ制御装置2による通電によって、ステータSの突極部SP1〜SP8によるロータRの突極部RP1〜RP6の磁気吸引が生じる。磁気吸引によってロータRに駆動トルク及び制動トルクが発生する。発生した駆動トルク及び制動トルクによって、SRモータMは回転駆動する。
モータ制御装置2の具体的な構成について説明する。
モータ制御装置2は、電源部3、一対の三相インバータ4−1、4−2、電流センサ5及び制御部6を備える。
電源部3は、例えば、車両に搭載されるバッテリである。電源部3は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池であってもよい。また、電源部3は、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)であってもよい。
三相インバータ4−1は、A相巻線La及びB相巻線Lbの二相の巻線に接続される。三相インバータ4−2は、C相巻線Lc及びD相巻線Ldの二相の巻線に接続される。
三相インバータ4−1は、3相ブリッジ接続された6つのスイッチング素子AH、AL、NABH、NABL、BH及びBLを備える。以下、説明の簡単のため、スイッチング素子AH、AL、NABH、NABL、BH及びBLがn型チャネルのFET(Field Effective Transistor)であると仮定する。しかしながら、スイッチング素子AH、AL、NABH、NABL、BH及びBLは必ずしもn型チャネルのFETでなくてもよい。スイッチング素子AH、AL、NABH、NABL、BH及びBLは、例えば、IGBT(Insulated gate bipolar transistor)やBJT(bipolar junction transistor)であってもよい。
スイッチング素子AHとALとは、互いに直列接続されており、一のスイッチングレグを構成する。スイッチング素子AHは、上アームのスイッチング素子(以下、「上アームスイッチング素子」という。)である。一方、スイッチング素子ALは、下アームのスイッチング素子(以下、「下アームスイッチング素子」という。)である。
スイッチング素子AHは、ドレインが電源部3の正極に接続され、ソースがスイッチング素子ALのドレインに接続される。スイッチング素子ALのソースは、電源部3の負極に接続される。スイッチング素子AH及びALの各ゲートは、制御部6に接続されている。また、スイッチング素子AHのソースとスイッチング素子ALのドレインとの接続点である中性点はA相巻線Laの一端に接続される。
スイッチング素子BHとBLとは、互いに直列接続されており、一のスイッチングレグを構成する。スイッチング素子BHは、上アームスイッチング素子である。一方、スイッチング素子BLは、下アームスイッチング素子である。
スイッチング素子BHは、ドレインが電源部3の正極に接続され、ソースがスイッチング素子BLのドレインに接続される。スイッチング素子BLのソースは、電源部3の負極に接続される。スイッチング素子BH及びBLの各ゲートは、制御部6に接続されている。また、スイッチング素子BHのソースとスイッチング素子BLのドレインとの接続点である中性点はB相巻線Lbの一端に接続される。
スイッチング素子NABHとNABLとは、互いに直列接続されており、一のスイッチングレグを構成する。スイッチング素子NABHは、上アームスイッチング素子である。一方、スイッチング素子NABLは、下アームスイッチング素子である。
スイッチング素子NABHは、ドレインが電源部3の正極に接続され、ソースがスイッチング素子NABLのドレインに接続される。スイッチング素子NABLのソースは、電源部3の負極に接続される。スイッチング素子NABH及びNABLの各ゲートは、制御部6に接続される。また、スイッチング素子NABHのソースとスイッチング素子NABLのドレインとの接続点である中性点は、A相巻線Laの他端とB相巻線Lbの他端との接続点に接続される。
三相インバータ4−2は、3相ブリッジ接続された6つのスイッチング素子CH、CL、NCDH、NCDL、DH及びDLを備える。以下、説明の簡単のため、スイッチング素子CH、CL、NCDH、NCDL、DH及びDLがn型チャネルのFETであると仮定する。しかしながら、スイッチング素子CH、CL、NCDH、NCDL、DH及びDLは必ずしもn型チャネルのFETでなくてもよい。スイッチング素子CH、CL、NCDH、NCDL、DH及びDLは、例えば、IGBTやBJTであってもよい。
スイッチング素子CHとCLとは、互いに直列接続されており、一のスイッチングレグを構成する。スイッチング素子CHは、上アームスイッチング素子である。一方、スイッチング素子CLは、下アームスイッチング素子である。
スイッチング素子CHは、ドレインが電源部3の正極に接続され、ソースがスイッチング素子CLのドレインに接続される。スイッチング素子CLのソースは、電源部3の負極に接続される。スイッチング素子CH及びCLの各ゲートは、制御部6に接続されている。また、スイッチング素子CHのソースとスイッチング素子CLのドレインとの接続点である中性点はC相巻線Lcの一端に接続される。
スイッチング素子DHとDLとは、互いに直列接続されており、一のスイッチングレグを構成する。スイッチング素子DHは、上アームスイッチング素子である。一方、スイッチング素子DLは、下アームスイッチング素子である。
スイッチング素子DHは、ドレインが電源部3の正極に接続され、ソースがスイッチング素子DLのドレインに接続される。スイッチング素子DLのソースは、電源部3の負極に接続される。スイッチング素子DH,DLの各ゲートは、制御部6に接続されている。また、スイッチング素子DHのソースとスイッチング素子DLのドレインとの接続点である中性点はD相巻線Ldの一端に接続される。
スイッチング素子NCDHとNCDLとは、互いに直列接続されており、一のスイッチングレグを構成する。スイッチング素子NCDHは、上アームスイッチング素子である。一方、スイッチング素子NCDLは、下アームスイッチング素子である。
スイッチング素子NCDHは、ドレインが電源部3の正極に接続され、ソースがスイッチング素子NCDLのドレインに接続される。スイッチング素子NCDLのソースは、電源部3の負極に接続される。スイッチング素子NCDH及びNCDLの各ゲートは、制御部6に接続される。また、スイッチング素子NCDHのソースとスイッチング素子NCDLのドレインとの接続点である中性点は、C相巻線Lcの他端とD相巻線Ldの他端との接続点に接続される。
電流センサ5は、SRモータMが有するA相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、及びD相巻線Ldのそれぞれに流れる電流(以下、「相電流」という。)を検出して制御部6に出力する。
制御部6は、三相インバータ4−1のスイッチング素子AH、AL、NABH、NABL、BH及びBLと、三相インバータ4−2のスイッチング素子CH、CL、NCDH、NCDL、DH及びDLとのそれぞれのスイッチング素子のゲートに制御信号を送信する。制御信号によって、制御部6は、三相インバータ4−1及び4−2の各スイッチング素子のオン状態とオフ状態とを切り替える。制御部6による各スイッチング素子の制御により、電源部3からの電流が、A相巻線La及びB相巻線Lbと、C相巻線Lc及びD相巻線Ldとのそれぞれの巻線に流れる。このように、制御部6は、電流を流す巻線を切り替えることにより、SRモータMの回転駆動を、力行時にはバイポーラ方式で制御し、回生時にはユニポーラ方式で制御する。
以下に、第1の実施形態における制御部6の構成について、説明する。
制御部6は、電流指令値生成部7、電流検出部8、位置検出部9、回転速度検出部10、進角・通電角設定部11、通電タイミング出力部12、電流制御部13、及び駆動制御部14を備える。
電流指令値生成部7は、例えば、車両のアクセルペダルの操作量(踏力量)を示すアクセル信号に応じて、SRモータMのA相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、D相巻線Ldのそれぞれに流す電流の目標値(以下、「電流指令値」という。)を取得する。電流指令値生成部7は、取得した電流指令値を進角・通電角設定部11及び電流制御部13に出力する。例えば、電流指令値生成部7は、アクセルペダルの操作量と、電流指令値とが関連付けられたテーブルを備え、アクセル信号が示すアクセルペダルの操作量に対応する電流指令値をそのテーブルから取得することで、電流指令値を取得する。電流指令値生成部7は、アクセル信号が示すアクセルペダルの操作量に基づいて、実験的に電流指令値を取得してもよい。
電流検出部8は、電流センサ5より出力されるSRモータMのA相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、及びD相巻線Ldのそれぞれに流れる相電流値を検出する。電流検出部8は、検出した各相の相電流値を電流制御部13に出力する。例えば、電流検出部8は、各電流センサ5から出力される各相電流の検出信号に基づき、SRモータMに通電されている相電流を検出し、検出した相電流値を電流制御部13に出力する。
位置検出部9は、回転角センサKが出力する信号に基づいて、ロータRの回転角(ロータRの回転位置)を検出する。位置検出部9は、検出結果を回転速度検出部10及び通電タイミング出力部12に出力する。
回転速度検出部10は、位置検出部9が出力するロータRの回転角を示す信号の単位時間あたりの変化量を検出し、検出した変化量に基づいてロータRの回転速度(回転数)を取得する。回転速度検出部10は、取得した回転速度を進角・通電角設定部11に出力する。
進角・通電角設定部11は、電流指令値生成部7から出力された電流指令値と、回転速度検出部10から出力された回転速度とに応じた進角及び通電角を、通電タイミング出力部12に出力する。進角・通電角設定部11は、進角マップ部11a及び通電角マップ部11bを備える。
進角マップ部11aは、電流指令値生成部7が出力する電流指令値と、回転速度検出部10が出力する回転速度とに基づいて進角を決定する。進角マップ部11aは、決定した進角を通電タイミング出力部12に出力する。進角マップ部11aは、例えば、電流指令値とロータRの回転速度との組み合わせごとの進角の値を示す情報である進角マップに基づいて、進角を決定する。電流指令値とロータRの回転速度との組み合わせごとの進角の値を示す情報である進角マップは、不図示の補助記憶装置に予め記録されている。進角は、SRモータMの各相の巻線それぞれに対する通電開始位相及び通電終了位相を各相のインダクタンス変化に応じた所定位置(例えば、インダクタンスの増大開始位相及び減少開始位相等)から通電角を進角側に変化させる角度を表す。なお、進角は、電流指令値と回転数の増加に対して増加傾向にある。なお、例えば、進角マップ部11aは、シミュレーションや、実機による測定結果などから設定される。
通電角マップ部11bは、電流指令値生成部7が出力する電流指令値と、回転速度検出部10が出力する回転速度とに基づいて通電角を決定する。通電角マップ部11bは、決定した通電角を通電タイミング出力部12に出力する。通電角マップ部11bは、例えば、電流指令値とロータRの回転速度との組み合わせごとの通電角の値を示す情報である通電角マップに基づいて、通電角を決定する。電流指令値とロータRの回転速度との組み合わせごとの通電角の値を示す情報である通電角マップは、不図示の補助記憶装置に予め記録されている。通電角は、SRモータMのA相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、及びD相巻線Ldのそれぞれに対して対応付けられる。なお、通電角マップ部11bは、シミュレーションや、実機による測定結果などから設定される。
通電タイミング出力部12は、位置検出部9から出力されるロータRの回転位置と、進角・通電角設定部11から出力される進角及び通電角とを取得する。通電タイミング出力部12は、取得したロータRの回転位置と、進角及び通電角とに基づいて、A相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、D相巻線Ldに通電する通電タイミングを決定する。通電タイミング出力部12は、決定した各相の巻線への通電タイミングを示すタイミング信号をPWM出力部に出力する。
電流制御部13は、電流指令値生成部7から供給される電流指令値と電流検出部8から供給される相電流値との偏差(以下、「電流差分値」という。)を算出する。電流制御部13は、算出した電流差分値を駆動制御部14に出力する。
駆動制御部14は、電流値の差に基づいて、一般的に公知のPI(Proportional Integral)制御、又は、PID(Proportional Integral Derivative)制御を用いてデューティ比を算出する。
駆動制御部14は、車両のアクセルペダルの操作量に基づいて、力行制御と、回生制御とのいずれの制御を実行するかを決定する。カ行制御は、モータシステム1を力行の状態で動作させる制御である。モータシステム1が力行の状態である場合、モータ制御装置2からSRモータMに電力が供給される。以下、モータシステム1が力行の状態である時を、力行駆動時という。回生制御は、モータシステム1の状態を回生の状態で動作させる制御である。モータシステム1が回生の状態である場合、SRモータMからモータ制御装置2に電力が供給される。以下、モータシステム1が回生の状態である時を、回生時という。
駆動制御部14は、例えば、車両のアクセルペダルの操作量が予め定められた所定の値以上である場合に、実行する制御を力行制御に決定してもよい。この場合、駆動制御部14は、車両のアクセルペダルの操作量が予め定められた所定の値未満である場合に、実行する制御を回生制御に決定する。
駆動制御部14は、例えば、車両のアクセルペダルの操作量が0では無い場合に、実行する制御を力行制御に決定してもよい。この場合、駆動制御部14は、車両のアクセルペダルの操作量が0である場合に、実行する制御を回生制御に決定する。
さらに、駆動制御部14は、算出したデューティ比と、通電タイミング出力部12から出力されたタイミング信号とに基づき、決定した制御における制御信号を生成する。駆動制御部14は、生成した制御信号を、予め定められた複数の通電パターンにしたがって三相インバータ4−1及び三相インバータ4−2の各スイッチング素子のゲートに送信する。
通電パターンとは、三相インバータ4−1及び4−2におけるスイッチング素子をオン状態又はオフ状態にするスイッチングパターンである。通電パターンは、継続的にオンされた状態(「ON」)もしくは継続的にオフ「OFF」された状態(「ON」または「PWM(Pulse Width Modulation)」以外の期間)または一定の周期でオンまたはオフに制御された状態(PWM制御された状態)(「PWM」)のいずれかの組み合わせである。
駆動制御部14は、三相インバータ4−1及び4−2におけるスイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御することで、A相巻線La及びB相巻線Lbと、C相巻線Lc及びD相巻線Ldに通電する通電パターンを切り替える。
駆動制御部14は、各三相インバータ4−1及び4−2における複数のスイッチング素子のそれぞれを複数の通電パターンでオン状態又はオフ状態に制御することで各相の巻線(A相巻線La、B相巻線Lb、C相巻線Lc、D相巻線Ld)に流れる相電流を制御する。
(力行駆動時の制御)
力行駆動時における、駆動制御部14によるA相及びB相に流れる相電流の制御について説明する。
力行駆動時には、駆動制御部14は、三相インバータ4−1において、A相巻線La及びB相巻線Lbを交互に励磁させる2つの通電パターン(力行通電パターン#1及び力行通電パターン#2)でA相及びB相に流れる相電流を制御する。駆動制御部14は、三相インバータ4−1において、力行通電パターン#1、#2の順に通電パターンを切り替えることを繰り返す。また、駆動制御部14は、三相インバータ4−2において、C相巻線Lc及びD相巻線Ldを交互に励磁させる2つの通電パターン(力行通電パターン#1及び#2)でC相及びD相に流れる相電流を制御する。駆動制御部14は、三相インバータ4−2において、力行通電パターン#1、力行通電パターン#2の順に通電パターンを切り替えることを繰り返す。
力行駆動時における三相インバータ4−1のスイッチング素子に対する通電パターンについて図3及〜図6を用いて説明する。
図3は、実施形態における三相インバータ4−1のスイッチング素子に対する、力行駆動時の通電パターンについて説明する説明図である。
(力行通電パターン#1)
図4は、実施形態における力行通電パターン#1について説明する説明図である。
図4(A)は、スイッチング素子BL及びスイッチング素子NABHが共にオン状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、力行通電パターン#1において、スイッチング素子BL(下アームスイッチング素子)をオン状態に制御し、スイッチング素子NABH(上アームスイッチング素子)をPWM制御する。これにより、B相巻線Lbに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れる。すなわち、力行通電パターン#1では、B相は通電相であり、B相に対する他方の相であるA相は非通電相である。
なお、正方向とは、A相巻線La又はB相巻線Lbの他端側(中性点側)から一端側へ相電流が流れる方向である。
したがって、図4(A)に示すように、スイッチング素子BL及びスイッチング素子NABHが共にオン状態である場合には、スイッチング素子NABH、B相巻線Lb、スイッチング素子BLの順に電源部3からの相電流Iが流れ、B相巻線Lbが励磁される(力行駆動時の供給モード)。
図4(B)は、スイッチング素子BLがオン状態であって、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
スイッチング素子NABHがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子BLがオン状態であり、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合には、B相巻線Lb、スイッチング素子BL、及びスイッチング素子NABLの還流ダイオードで閉ループが形成される。B相巻線Lbを流れる相電流Iは、スイッチング素子BL、スイッチング素子NABLの還流ダイオードを通り、B相巻線Lbに対して正方向に還流する(力行駆動時の還流モード)。これにより、B相巻線Lbの励磁は継続する。
また、スイッチング素子NABHがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子BLがオン状態であり、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合には、スイッチング素子NABLの還流ダイオード、A相巻線La、スイッチング素子AHの還流ダイオード、及び電源部3からなる回路が形成される。A相巻線Laを流れる相電流Iは、スイッチング素子AHの還流ダイオードを介して電源部3に回生する。このように、A相巻線Laを流れる相電流Iは、三相インバータ4−1内で還流することなく電源部3に回生する。電源部3に回生する相電流IはA相からB相に通電相を切り替えた場合にA相に残っている、いわゆる残留電流である。
図4(C)は、スイッチング素子BL及びスイッチング素子NABHが共にオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、通電パターンを力行通電パターン#1から力行通電パターン#2に切り替える時には、スイッチング素子BL及びスイッチング素子NABHを共にオフ状態する。これにより、B相巻線Lbの逆起電力により発生する相電流Iが、スイッチング素子BHの還流ダイオードを通り電源部3に回生する(力行駆動時の回生モード)。
(力行通電パターン#2)
図5は、実施形態における力行通電パターン#2について説明する説明図である。
図5(A)は、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子AHが共にオン状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、力行通電パターン#2において、スイッチング素子NABL(下アームスイッチング素子)をオン状態に制御し、スイッチング素子AH(上アームスイッチング素子)をPWM制御する。これにより、A相巻線Laに対して負方向に励磁電流として相電流Iが流れる。すなわち、力行通電パターン#2では、A相は通電相であり、A相に対する他方の相であるB相は非通電相である。
したがって、図5(A)に示すように、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子AHが共にオン状態である場合には、スイッチング素子AH、A相巻線La、スイッチング素子NABLの順に電源部3からの相電流Iが流れ、A相巻線Laが励磁される(力行駆動時の供給モード)。
図5(B)は、スイッチング素子NABLがオン状態であって、スイッチング素子AHがオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
スイッチング素子AHがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子NABLがオン状態であり、スイッチング素子AHがオフ状態である場合には、A相巻線La、スイッチング素子NABL、及びスイッチング素子ALの還流ダイオードで閉ループが形成される。A相巻線Laを流れる相電流Iは、スイッチング素子NABL、スイッチング素子ALの還流ダイオードを通り、A相巻線Laに対して負方向に還流する(力行駆動時の還流モード)。これにより、A相巻線Laの励磁は継続する。
図5(C)は、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子AHが共にオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、通電パターンを力行通電パターン#2から力行通電パターン#1に切り替える時には、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子AHを共にオフ状態する。これにより、A相巻線Laの逆起電力により発生する相電流Iが、スイッチング素子AHの還流ダイオードを通り電源部3に回生する(力行駆動時の回生モード)。
ここまで、力行駆動時に三相インバータ4−1のスイッチング素子に対して図3〜図5に示す力行通電パターン#1及び力行通電パターン#2を実行する場合について説明したが、力行駆動時において三相インバータ4−2のスイッチング素子に対しても同様の制御が行われる。
図6は、実施形態における三相インバータ4−1及び4−2のスイッチング素子に対する力行駆動時の通電パターンを説明する説明図である。
図6が示すように、C相に通電されるタイミングは、A相に通電されるよりも電気角で90°早いタイミングである。また、D相に通電されるタイミングは、B相に通電されるタイミングよりも電気角で90°早いタイミングである。
(回生時の制御)
回生時における、駆動制御部14によるA相及びB相に流れる相電流の制御について説明する。
回生時には、駆動制御部14は、三相インバータ4−1において、A相巻線La及びB相巻線Lbを交互に励磁させる2つの通電パターン(回生通電パターン#1及び回生通電パターン#2)でA相及びB相に流れる相電流を制御する。駆動制御部14は、三相インバータ4−1において、回生通電パターン#1、#2の順に通電パターンを切り替えることを繰り返す。また、駆動制御部14は、三相インバータ4−2において、C相巻線Lc及びD相巻線Ldを交互に励磁させる2つの通電パターン(回生通電パターン#1及び回生通電パターン#2)でC相及びD相に流れる相電流を制御する。駆動制御部14は、三相インバータ4−2において、回生通電パターン#1、回生通電パターン#2の順に通電パターンを切り替えることを繰り返す。
回生時における三相インバータ4−1のスイッチング素子に対する通電パターンについて図7及〜図9を用いて説明する。
図7は、実施形態における三相インバータ4−1のスイッチング素子に対する、回生時の通電パターンについて説明する説明図である。
(回生通電パターン#1)
図8は、実施形態における回生通電パターン#1について説明する説明図である。
図8(A)は、スイッチング素子AL及びスイッチング素子NABHが共にオン状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、通電パターン#1において、第1の期間の間、スイッチング素子NABH(上アームスイッチング素子)及びスイッチング素子AL(下アームスイッチング素子)をオン状態に制御する。これにより、スイッチング素子AL、A相巻線La、スイッチング素子NABH及び電源部3からなる回路が形成され、A相巻線Laに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れる(回生時の供給モード)。
駆動制御部14は、通電パターン#1において、第1の期間の直後、第1の期間よりも長い第2の期間の間、スイッチング素子NABH(上アームスイッチング素子)をオフ状態に制御し、スイッチング素子AL(下アームスイッチング素子)をPWM制御する。これにより、A相巻線Laに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れる。
このように、通電パターン#1においては、A相巻線Laに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れるため、A相は通電相であり、A相に対する他方の相であるB相は非通電相である。
なお、正方向とは、A相巻線La又はB相巻線Lbの他端側(中性点側)から一端側へ相電流が流れる方向である。
なお、第1の期間の長さは、ブレーキペダルの信号量およびロータの回転数当等の値から決定される回生電流量に基づいた値である。
図8(B)は、スイッチング素子ALがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子ALがオン状態であって、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
スイッチング素子ALがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子ALがオン状態であって、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合、A相巻線La、スイッチング素子AL、及びスイッチング素子NABLの還流ダイオードで閉ループが形成される。A相巻線Laを流れる相電流Iは、スイッチング素子AL、スイッチング素子NABLの還流ダイオードを通り、A相巻線Laに対して正方向に還流する(回生時の還流モード)。これにより、A相巻線Laの励磁は継続する。
図8(C)は、スイッチング素子ALがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子ALがオフ状態であって、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、通電パターンを回生通電パターン#1から回生通電パターン#2に切り替える時には、スイッチング素子AL及びスイッチング素子NABHを共にオフ状態する。
スイッチング素子ALがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子ALがオフ状態であって、スイッチング素子NABHがオフ状態である場合、スイッチング素子NABLの還流ダイオード、A相巻線La、スイッチング素子AHの還流ダイオード及び電源部3からなる回路が形成される。これにより、相電流Iが、スイッチング素子NABLの還流ダイオードを通り電源部3に回生する(回生時の回生モード)。
電源部3に回生する相電流IはA相からB相に通電相を切り替えた場合にA相に残っている、いわゆる残留電流である。
(回生通電パターン#2)
図9は、実施形態における回生通電パターン#2について説明する説明図である。
図9(A)は、スイッチング素子BH及びスイッチング素子NABLが共にオン状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、回生通電パターン#2において、第3の期間の間、スイッチング素子NABL(下アームスイッチング素子)及びスイッチング素子BH(上アームスイッチング素子)をオン状態に制御する。これにより、スイッチング素子BH、B相巻線Lb、スイッチング素子NABL及び電源部3からなる回路が形成され、B相巻線Lbに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れる(回生時の供給モード)。
駆動制御部14は、回生通電パターン#2において、第3の期間の直後、第3の期間よりも長い第4の期間の間、スイッチング素子BH(上アームスイッチング素子)をオフ状態に制御し、スイッチング素子NABL(下アームスイッチング素子)をPWM制御する。これにより、B相巻線Lbに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れる。
このように、回生通電パターン#2においては、B相巻線Lbに対して正方向に励磁電流として相電流Iが流れるため、B相は通電相であり、B相に対する他方の相であるA相は非通電相である。
図9(B)は、スイッチング素子NABLがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子NABLがオン状態であって、スイッチング素子BHがオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
スイッチング素子NABLがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子NABLがオン状態であって、スイッチング素子BHがオフ状態である場合、B相巻線Lb、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子BLの還流ダイオードで閉ループが形成される。B相巻線Lbを流れる相電流Iは、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子BLの還流ダイオードを通り、B相巻線Lbに対して正方向に還流する(回生時の還流モード)。これにより、B相巻線Lbの励磁は継続する。
図9(C)は、スイッチング素子NABLがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子NABLがオフ状態であって、スイッチング素子BHがオフ状態である場合に三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
駆動制御部14は、通電パターンを回生通電パターン#2から回生通電パターン#1に切り替える時には、スイッチング素子NABL及びスイッチング素子BHを共にオフ状態する。
スイッチング素子NABLがPWM制御されている場合であって、スイッチング素子NABLがオフ状態であって、スイッチング素子BHがオフ状態である場合、スイッチング素子BLの還流ダイオード、B相巻線Lb、スイッチング素子NABHの還流ダイオード及び電源部3からなる回路が形成される。これにより、相電流Iが、スイッチング素子NABHの還流ダイオードを通り電源部3に回生する(回生時の回生モード)。
電源部3に回生する相電流IはB相からA相に通電相を切り替えた場合にB相に残っている、いわゆる残留電流である。
このように構成された実施形態のモータシステム1は、駆動制御部14を備える。モータシステム1においては、駆動制御部14の制御によってSRモータMは回生時にユニポーラ方式で駆動されるため、バイポーラ方式による駆動と異なり、三相インバータ4−1において、非通電相に流れている相電流は還流することなく電源部3に回生する。そのため、このように構成されたモータシステム1は、力行駆動時の電流の一部であって回生時の相電流が還流しないため、正のトルクの発生を抑制することができる。このように構成されたモータシステム1は、正のトルクの発生を抑制することができるため、回生効率の低下を抑制することができる。なお、回生効率とは、SRモータMの回転運動のエネルギーの電力への変換効率である。
ここまで、回生時に三相インバータ4−1のスイッチング素子に対して図7〜図9に示す回生通電パターン#1及び回生通電パターン#2を実行する場合について説明したが、回生時において三相インバータ4−2のスイッチング素子に対しても同様の制御が行われる。
図10は、実施形態における三相インバータ4−1及び4−2のスイッチング素子に対する回生通電パターンを説明する説明図である。
図10が示すように、C相に通電されるタイミングは、A相に通電されるよりも電気角で90°早いタイミングである。また、D相に通電されるタイミングは、B相に通電されるタイミングよりも電気角で90°早いタイミングである。
図11〜図13によって、実施形態におけるモータシステム1において、回生時に相電流の発生が抑制されることを示す。
図11は、実施形態におけるモータシステム1のA相及びB相に、回生時に流れる相電流の実験結果を示す図である。
図11は、SRモータMの回転数が3000rpm(rotations per minute)であって、進角が60degであって、通電角が170degの条件における実験結果である。
図11は、A相の供給区間における相電流の波形と、A相の電流制御区間における相電流の波形と、A相OFF区間における相電流の波形と、B相の供給区間における相電流の波形と、B相の電流制御区間における相電流の波形と、の実験結果を示す。
A相の供給区間とは、三相インバータ4−1がA相の供給モードである期間である。A相の電流制御区間とは、三相インバータ4−1がA相の還流モード又は回生モードである期間である。B相の供給区間とは、三相インバータ4−1がB相の供給モードである期間である。B相の電流制御区間とは、三相インバータ4−1がB相の還流モード又は回生モードである期間である。
A相OFF区間とは、駆動制御部14が、A相からB相に通電相を切り替える期間である。B相供給開始区間とは、三相インバータ4−1がB相の供給モードになって以降の所定の期間である。
図11において、A相の通電角に対応する区間は、A相の供給区間とA相の電流制御区間との和の区間である。図11において、B相の通電角に対応する区間は、B相の供給区間とB相の電流制御区間との和の区間である。
図12は、実施形態のA相通電OFF区間において三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
A相通電OFF区間においては、相電流Iが、スイッチング素子AHを通り電源部3に回生する。
図13は、実施形態のB相供給開始区間において三相インバータ4−1に流れる電流の流れを説明する説明図である。
B相供給開始区間においては、相電流Iが、スイッチング素子NABLを通る。B相供給開始区間においては、相電流Iが、スイッチング素子AHを通り電源部3に回生する。このように、B相が供給モードである場合であっても、A相の残留電流は、三相インバータ4−1がバイポーラ方式によって駆動される場合と異なり、電源部3に回生する。
図14は、実施形態のモータシステム1の回生効率の実験結果を示す図である。
図14の横軸は、SRモータMの回転速度を示す。図14の縦軸は、SRモータMが発生させるトルクを示す。図14は、モータシステム1の回生効率の、SRモータMの回転速度と、SRモータMが発生させるトルクとへの依存性を示す。
図14は、回転速度が2000rpmであってトルクが25N・mである場合の回生効率が80%であることを示す。
図15は、バイポーラ方式で駆動されるモータシステムの回生効率の実験結果を示す図である。
図15の横軸は、SRモータMの回転速度を示す。図15の縦軸は、SRモータMが発生させるトルクを示す。図15は、バイポーラ方式で駆動されるモータシステムの回生効率の、SRモータMの回転速度と、SRモータMが発生させるトルクとへの依存性を示す。
図15は、回転速度が2000rpmであってトルクが20N・mである場合の回生効率が80%であることを示す。
このように、ユニポーラ方式で駆動される実施形態のモータシステム1は、バイポーラ方式で駆動されるモータシステムよりも回生効率がよいことを示す。
このように構成されたモータシステム1は、駆動制御部14を備えるため、SRモータMをユニポーラ方式で駆動し、なおかつ、回生時に力行制動時の電流の一部であって回生時の相電流を低減することができる。そのため、このように構成されたモータシステム1は、正のトルクの発生を抑制することができる。このように構成されたモータシステム1は、正のトルクの発生を抑制することができるため回生効率の低下を抑制することができる。
なお、非通電時に流れる相電流とは、具体的には、A相が通電されていない時にA相を流れる残留電流であり、B相が通電されていない時にB相を流れる残留電流であり、C相が通電されていない時にC相を流れる残留電流であり、D相が通電されていない時にD相を流れる残留電流である。
なお、回生通電パターン#1にしたがう制御は、第1の回生制御の一例である。回生通電パターン#2にしたがう制御は、第2の回生制御の一例である。なお、力行通電パターン#1にしたがう制御は、第1の力行制御の一例である。力行通電パターン#2にしたがう制御は、第2の力行制御の一例である。なお、A相が第1相の一例である場合には、B相が第2相の一例であり、A相が第2相の一例である場合には、B相が第1相の一例である。また、C相が第1相の一例である場合には、D相が第2相の一例であり、C相が第2相の一例である場合には、D相が第1相の一例である。
なお、A相巻線Laの一端であってA相巻線LaとB相巻線Lbとの接続点ではない一端は、A端の一例である。なお、B相巻線Lbの一端であってA相巻線LaとB相巻線Lbとの接続点ではない一端は、B端の一例である。なお、C相巻線Lcの一端であってC相巻線LcとD相巻線Ldとの接続点ではない一端は、C端の一例である。なお、D相巻線Ldの一端であってC相巻線LcとD相巻線Ldとの接続点ではない一端は、D端の一例である。
なお、スイッチング素子AHは第1のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子ALは第2のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子NABHは第3のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子NABLは第4のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子BHは第5のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子BLは第6のスイッチング素子の一例である。
なお、スイッチング素子CHは第7のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子CLは第8のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子NCDHは第9のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子NCDLは第10のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子DHは第11のスイッチング素子の一例である。スイッチング素子DLは第12のスイッチング素子の一例である。
なお、A相が第1相の一例である場合、スイッチング素子AH、スイッチング素子NABH、スイッチング素子AL及びスイッチング素子NABLは第1相に対応するスイッチング素子の一例である。なお、A相が第2相の一例である場合、スイッチング素子AH、スイッチング素子NABH、スイッチング素子AL及びスイッチング素子NABLは第2相に対応するスイッチング素子の一例である。
なお、B相が第1相の一例である場合、スイッチング素子BH、スイッチング素子NABH、スイッチング素子BL及びスイッチング素子NABLは第1相に対応するスイッチング素子の一例である。なお、B相が第2相の一例である場合、スイッチング素子BH、スイッチング素子NABH、スイッチング素子BL及びスイッチング素子NABLは第2相に対応するスイッチング素子の一例である。
なお、C相が第1相の一例である場合、スイッチング素子CH、スイッチング素子NCDH、スイッチング素子CL及びスイッチング素子NCDLは第1相に対応するスイッチング素子の一例である。なお、C相が第2相の一例である場合、スイッチング素子CH、スイッチング素子NCDH、スイッチング素子CL及びスイッチング素子NCDLは第2相に対応するスイッチング素子の一例である。
なお、D相が第1相の一例である場合、スイッチング素子DH、スイッチング素子NCDH、スイッチング素子DL及びスイッチング素子NCDLは第1相に対応するスイッチング素子の一例である。なお、D相が第2相の一例である場合、スイッチング素子DH、スイッチング素子NCDH、スイッチング素子DL及びスイッチング素子NCDLは第2相に対応するスイッチング素子の一例である。
なお、スイッチング素子のゲートは、制御部に接続される端子の一例である。なお、第1の実施形態におけるゲートは、スイッチング素子がIGBTやBJT等のバイポーラトランジスタである場合には、ベースである。なお、実施形態におけるソース又はドレインは、スイッチング素子がIGBTやBJT等のバイポーラトランジスタである場合には、エミッタ又はコレクタである。
なお、実施形態の制御部6の各機能の全て又は一部は、CPUやメモリや補助記憶装置を用いて実現されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…モータシステム、 2…モータ制御装置、 3…電源部、 4−1、4−2…三相インバータ、 5…電流センサ、 6…制御部、 8…電流検出部、 14…駆動制御部、 M…SRモータ、 La…A相巻線、 Lb…B相巻線、 Lc…C相巻線、 Ld…D相巻線、 AH、AL、NABH、NABL、BH、BL…スイッチング素子、 CH、CL、NCDH、NCDL、DH、DL…スイッチング素子

Claims (5)

  1. 電源部に接続され、四相のスイッチトリラクタンスモータのA相及びB相の二相の巻線とC相及びD相の二相の巻線とのそれぞれに接続された一対の三相インバータと、
    前記各三相インバータの複数のスイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御することで前記電源部から前記巻線のそれぞれに流れる電流をユニポーラ方式で制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、回生時に、非通電相に流れている相電流を還流させることなく前記電源部に回生させるように複数の前記スイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御する、
    モータ制御装置。
  2. 前記A相の巻線の一端であって前記A相の巻線と前記B相の巻線との接続点ではない一端をA端とし、前記B相の巻線の一端であって前記A相の巻線と前記B相の巻線との接続点ではない一端をB端とし、前記C相の巻線の一端であって前記C相の巻線と前記D相の巻線との接続点ではない一端をC端とし、前記D相の巻線の一端であって前記C相の巻線と前記D相の巻線との接続点ではない一端をD端として、
    複数の前記スイッチング素子は、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記A端に接続される端子とを備える第1のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記A端に接続される端子とを備える第2のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記A相の巻線とB相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第3のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記A相の巻線とB相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第4のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記B端に接続される端子とを備える第5のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記B端に接続される端子とを備える第6のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記C端に接続される端子とを備える第7のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記C端に接続される端子とを備える第8のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記C相の巻線とD相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第9のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記C相の巻線とD相の巻線との接続点に接続される端子とを備える第10のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の正極に接続される端子と、前記D端に接続される端子とを備える第11のスイッチング素子と、
    前記制御部に接続される端子と、前記電源部の負極に接続される端子と、前記D端に接続される端子とを備える第12のスイッチング素子と、
    である請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記一対の三相インバータのうちの一方の三相インバータに接続された2つの巻線のうちの一方を第1相とし他方を第2相として、第1の期間において前記第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をオン状態に制御しつつ第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態にし、前記第1の期間の直後の第2の期間の間において前記上アームのスイッチング素子をオフ状態に制御しつつ前記下アームのスイッチング素子をPWM制御する第1の回生制御と、第3の期間において前記第2相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をオン状態に制御しつつ前記第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態にし、前記第3の期間の直後の第4の期間の間において前記上アームのスイッチング素子をオフ状態に制御しつつ前記下アームのスイッチング素子をPWM制御する第2の回生制御とを、前記回生時に交互に実行する、
    請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御部は、回生時に、通電相である相に対応するスイッチング素子のうちPWM制御されるスイッチング素子がPWM制御されている場合であって、かつ、前記PWM制御されるスイッチング素子がオフ状態である場合において、通電相に流れる相電流を前記電源部に回生させるように複数の前記スイッチング素子のオン状態とオフ状態とを制御する、
    請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記制御部は、前記一対の三相インバータのうちの一方の三相インバータに接続された2つの巻線のうちの一方を第1相とし他方を第2相として、第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をPWM制御し、前記第1相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態に制御する第1の力行制御と、第2相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち上アームのスイッチング素子をPWM制御し、前記第2相に対応する複数の前記スイッチング素子のうち前記接続点に接続された下アームのスイッチング素子をオン状態に制御する第2の力行制御とを、力行駆動時に交互に実行する、
    請求項2に記載のモータ制御装置。
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