JP2020119834A - ヒータの温度制御方法、ヒータ及び載置台 - Google Patents

ヒータの温度制御方法、ヒータ及び載置台 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで作製可能なヒータにおいて、所望の面内温度分布が容易に得られる技術を提供する。【解決手段】ヒータの温度調整方法であって、前記ヒータは、半導体基板から成る1枚の板状部材と、前記1枚の板状部材の側面に、周方向に間隔をおいて3以上形成された電極と、を有し、当該温度調整方法は、前記電極と他の前記電極との間に通電すると共に、通電する前記電極の組を順次切り替えて、前記板状部材を加熱する加熱工程を有し、前記加熱工程における電極間の通電時間は前記電極の組毎に設定されている。【選択図】図5

Description

本開示は、ヒータの温度制御方法、ヒータ及び載置台に関する。
特許文献1には、シリコンヒータ上にウェハを載置し、シリコンヒータによりウェハを均一加熱することが開示されている。特許文献1に開示のシリコンヒータは、シリコン板の外周部に沿って帯状ターミナルが対向して設けられており、シリコン板の中央部に帯状ターミナルを結ぶ線を横切る方向に少なくとも1つの貫通スリットが設けられている。
特開2005−251560号公報
本開示にかかる技術は、低コストで作製可能なヒータにおいて、所望の面内温度分布が容易に得られる技術を提供する。
本開示の一態様は、ヒータの温度調整方法であって、前記ヒータは、半導体基板から成る1枚の板状部材と、前記1枚の板状部材の側面に、周方向に間隔をおいて3以上形成された電極と、を有し、当該温度調整方法は、前記電極と他の前記電極との間に通電すると共に、通電する前記電極の組を順次切り替えて、前記板状部材を加熱する加熱工程を有し、前記加熱工程における電極間の通電時間は前記電極の組毎に設定されている。
本開示によれば、低コストで作製可能なヒータにおいて、所望の面内温度分布を容易に得ることができる。
本実施形態にかかる載置台を有する検査装置の構成の概略を示す斜視図である。 本実施形態にかかる載置台を有する検査装置の構成の概略を示す正面図である。 図2のステージの構成を概略的に示す断面図である。 図2のステージを層毎に分割して示す断面図である。 図3のヒータの構成を概略的に示す上面図である。 切替部の構成の概略を説明する回路図である。 一の加熱領域と、当該加熱領域の加熱に用いられる電極の組との関係を示す説明図である。 他の加熱領域と、当該加熱領域の加熱に用いられる電極の組との関係を示す説明図である。 他の加熱領域と、当該加熱領域の加熱に用いられる電極の組との関係を示す説明図である。 他の加熱領域と、当該加熱領域の加熱に用いられる電極の組との関係を示す説明図である。 温度制御処理の各加熱工程において、切替部の各トランジスタのうちON状態とされるものを示す図である。 温度制御処理の各加熱工程の各ステップにおける通電時間を説明する図である。 電極の他の例を示す図である。 図13の電極を用いる場合のヒータの温度制御処理を説明する図である。 ヒータの板状部材の温度を測定する方法の他の例を説明する図である。 ヒータの他の例の構成を概略的に示す上面図である。
半導体製造プロセスでは、所定の回路パターンを持つ多数の電子デバイスが半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)上に形成される。形成された電子デバイスは、電気的特性等の検査が行われ、良品と不良品とに選別される。電子デバイスの検査は、例えば、各電子デバイスが分割される前のウェハの状態で、検査装置を用いて行われる。
近年では、検査装置として、高温での電子デバイスの電気的特性検査を行うことができるように、ウェハが載置される載置台に、加熱手段が設けられているものもある。
また、半導体製造プロセスでは、ウェハに対し、成膜装置を用いた成膜やエッチング装置を用いたエッチングが行われる。この成膜装置やエッチング装置に設けられる載置台にも加熱手段が設けられている。
ところで、検査や成膜等において、ウェハは、所望の面内温度分布となるように(例えば面内均一となるように)、加熱される。
特許文献1には、前述のように、シリコンヒータ上にウェハを載置し、シリコンヒータによりウェハを均一加熱することが開示されている。特許文献1に開示のシリコンヒータは、シリコン板の外周部に沿って帯状ターミナルが対向して設けられており、シリコン板の中央部に帯状ターミナルを結ぶ線を横切る方向に少なくとも1つの貫通スリットが設けられている。
しかし、特許文献1に開示のように貫通スリットを設ける構成のステージヒータでは、当該ステージヒータの完成後に、面内温度分布を調整することは難しい。したがって、ステージヒータの完成後に、所望の面内温度分布が得られないことが判明した場合、所望の面内温度分布を得るのは困難である。
なお、所望の面内温度分布を得るための構成として、例えば、シリコンヒータを複数の分割体に分割し分割体毎に制御する構成や、シリコンヒータに用いられるシリコン基板の不純物濃度を面内の一部において調整する構成が考えられる。しかし、前者の構成では、各分割体への配線に時間を要し、製作に困難性がある。また、後者の構成では、面内の一部において不純物濃度が調整されたシリコン基板は高価なものとなるため、高コストとなる。
そこで、本開示にかかる技術は、容易に且つ低コストで作製可能なヒータにおいて、所望の面内温度分布が容易に得られる技術を提供する。
以下、本実施形態にかかるヒータの温度制御方法、ヒータ及び載置台について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本実施形態にかかる載置台が適用される検査装置の構成について説明する。図1及び図2はそれぞれ、本実施形態にかかる載置台を有する検査装置1の構成の概略を示す斜視図及び正面図である。図2では、図1の検査装置1の後述の収容室とローダが内蔵する構成要素を示すため、その一部が断面で示されている。
検査装置1は、被処理体としてのウェハWに形成された複数の電子デバイス(図示せず)それぞれの電気的特性の検査を行うものである。この検査装置1は、図1及び図2に示すように、検査時にウェハWを収容する収容室2と、収容室2に隣接して配置されるローダ3と、収容室の上方を覆うように配置されるテスタ4とを備える。
収容室2は、内部が空洞の筐体であり、検査対象のウェハWが載置される載置台としてのステージ10を有する。ステージ10は、該ステージ10に対するウェハWの位置がずれないようにウェハWを吸着保持する。また、ステージ10は、水平方向及び鉛直方向に移動自在に構成されており、この構成により、後述のプローブカード11とウェハWの相対位置を調整してウェハWの表面の電極をプローブカード11のプローブ11aと接触させることができる。
収容室2における該ステージ10の上方には、該ステージ10に対向するようにプローブカード11が配置される。プローブカード11は、ウェハWに設けられた電子デバイスの電極等に電気的に接触されるプローブ11aを有する。
また、プローブカード11は、インターフェース12を介してテスタ4へ接続されている。各プローブ11aは、電気的特性検査時にウェハWの各電子デバイスの電極に接触し、テスタ4からの信号をインターフェース12を介して電子デバイスへ供給し、且つ、電子デバイスからの信号をインターフェース12を介してテスタ4へ伝達する。
ローダ3は、搬送容器であるFOUP(図示せず)に収容されているウェハWを取り出して収容室2のステージ10へ搬送する。また、ローダ3は、電子デバイスの電気的特性検査が終了したウェハWをステージ10から受け取り、FOUPへ収容する。
さらに、ローダ3は、ベースユニット13を有する。ベースユニット13は、ステージ10に関する各種制御を行う制御部13aを有し、配線14を介してステージ10へ接続されている。
ベースユニット13の制御部13aは、図示を省略するが、例えば、CPUや、メモリ等からなるプログラム格納部を有している。プログラム格納部には、検査対象の電子デバイスの温度制御をするための、後述のヒータ130の温度制御処理等の制御部13aにおける各種処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体から制御部13aにインストールされたものであってもよい。プラグラムの一部または全ては専用ハードウェア(回路基板)で実現してもよい。
制御部13aは、例えば、ウェハWの電子デバイスの温度やステージ10の後述の天井層110の温度に基づいて、後述のヒータ130に印加する電圧や後述の蓋層140及び溝層150から成る冷却層への冷却媒体の流量を制御する。
ベースユニット13は、さらに、直流電源13b及び切替部13cを有する。直流電源13b及び切替部13cについては後述する。
なお、ベースユニット13は収容室2に設けられてもよい。
テスタ4は、電子デバイスが搭載されるマザーボードの回路構成の一部を再現するテストボード(図示せず)を有する。テストボードは、電子デバイスからの信号に基づいて、該電子デバイスの良否を判断するテスタコンピュータ15に接続される。テスタ4では、上記テストボードを取り替えることにより、複数種のマザーボードの回路構成を再現することができる。
さらに、検査装置1は、ユーザ向けに情報を表示したりユーザが指示を入力したりするためのユーザインターフェース部16を備える。ユーザインターフェース部16は、例えば、タッチパネルやキーボード等の入力部と液晶ディスプレイ等の表示部とからなる。
上述の各構成要素を有する検査装置1では、電子デバイスの電気的特性の検査の際、テスタコンピュータ15が、電子デバイスと各プローブ11aを介して接続されたテストボードへデータを送信する。そして、テスタコンピュータ15が、送信されたデータが当該テストボードによって正しく処理されたか否かを当該テストボードからの電気信号に基づいて判定する。
次に、ステージ10の構成について図3及び図4を用いて説明する。図3はステージ10の構成を概略的に示す断面図である。図4は、ステージ10を構成する各層を示すためにステージ10を層毎に分割して示す断面図である。
ステージ10は、図3及び図4に示すように、加熱層であるヒータ130等を含む複数の層が積層されて成る。ステージ10は、当該ステージ10を水平方向及び鉛直方向に移動させる移動機構(図示せず)上に、熱絶縁部20を介して載置される。熱絶縁部20は、例えば樹脂やグラファイト、熱伝導率の低いセラミック等から成る。
ステージ10の上記複数の層を成す各層は、図の例では、上方から順に、天井層110、電磁シールド層120、ヒータ130、蓋層140、溝層150である。以下に説明するように、上記複数の層はそれぞれ、シリコン(Si)単結晶基板により構成されている。
天井層110は、表面にウェハWが載置される層である。この天井層110は、Si単結晶基板により構成され、酸化膜としてのSi酸化膜111が裏面に形成されている。
電磁シールド層120は、天井層110とヒータ130との間に設けられ、ヒータ130で生じた電磁波がステージ10の天井層110側から外部へ放射されることを抑制する層である。この電磁シールド層120は、高濃度に不純物が添加され導電率が高いSi単結晶基板により構成され、その表面と裏面にSi酸化膜121、122が形成され側面に電極123が形成されている。電磁シールド層120は、電極123を介して接地電位あるいは出力インピーダンスの低い電位に接続される。
ヒータ130は、天井層110を加熱する層であり、天井層110の裏面側に設けられ、より具体的には、電磁シールド層120の直下の位置に設けられている。ヒータ130は、半導体基板としてのSi単結晶基板から成る1枚の板状部材131を有し、この板状部材131を構成するSi単結晶基板には高濃度に不純物が添加され導電率が高いものが用いられる。また、ヒータ130は、板状部材131の裏面と表面の両面に、略全面を覆うように形成されたSi酸化膜132、133と、側面に形成された電極134とを有する。
ヒータ130の詳細については後述する。
蓋層140と溝層150は、冷却層として機能するものである。冷却層とは、天井層110の裏面側に設けられ、冷却媒体により当該天井層110を冷却する層である。
溝層150は、ステージ10における積層方向の一方向(図3の上方向)に開口する溝151を有する層である。この溝層150は、Si単結晶基板により構成され、蓋層140側の面にSi酸化膜152が形成されると共に、上述の溝151が形成されている。
蓋層140は、溝層150の溝151の開口部を覆うように溝層150に対して設けられ、溝151と共に冷却媒体としての冷却水の流路を形成する層である。本実施形態において、蓋層140は、ヒータ130で生じた電磁波がステージ10の裏側(天井層110と反対側)から外部へ放射されることを抑制する電磁シールド層を兼ねる。上記電磁波がステージ10の裏側から放射されると、検査装置1の収容室2内で反射してウェハWに到達し電気的特性検査に影響を及ぼすことがある。上記電磁シールド層はこれを防止するためのものである。
上述の蓋層140は、高濃度に不純物が添加され導電率が高いSi単結晶基板により構成され、その表面と裏面にSi酸化膜141、142が形成され側面に電極143が形成されている。蓋層140は、電極143を介して接地電位あるいは出力インピーダンスの低い電位に接続される。
続いて、ヒータ130の構成について図5を用いて説明する。図5はヒータ130の構成を概略的に示す上面図である。なお、図5において、Si酸化膜132、133の図示は省略している。
ヒータ130は、前述のように、1枚の板状部材131と、Si酸化膜132、133と、電極134とを有する。
ヒータ130は、例えば、図5に示すように平面視円形状である。板状部材131も、例えば、平面視円形状である。
板状部材131の側面には、周方向に間隔をおいて、具体的には、周方向に等間隔で配置されるように、3以上の電極134が形成されている。図の例では、電極134の数は8つである。以下では、電極134を、図の上側のものから時計回りに順に、第1電極134、第2電極134、…、第8電極134として、説明することがある。
電極134には、直流電源13b(図2参照)が切替部13c(図2参照)を介して接続されている。
直流電源13bは、直流電力を供給するものである。直流電源13bからの直流電力を電極134と他の電極134との間に通電することにより、板状部材131を加熱することができる。電極134の組み合わせは多数あるが、直流電源13bが各時点において直流電力を供給する電極134の組はその一部である。
切替部13cは、直流電源13bからの直流電力の供給先の電極134の組を切り替えるものである。直流電源13bからの直流電力の供給先の電極134の組を、制御部13aの制御の下、切替部13cで順次切り替えることにより、ヒータ130において加熱される部分を切り替えることができる。
図6は、切替部13cの構成の概略を説明する回路図である。
図に示すように、切替部13cは、高電位側に接続されるトランジスタTraのエミッタと低電位側に接続されるトランジスタTrbのコレクタとが接続されて成るトランジスタ対を有する。そして、切替部13cは、電極134の数と同じ数の上記トランジスタ対が並列に接続されて成る。また、各トランジスタ対におけるトランジスタTraのエミッタとトランジスタTrbのコレクタとの接続部分Pに、当該トランジスタ対に対応する電極134(第1〜第8電極134〜133のいずれか1つ)が接続されている。
続いて、図7〜図10を用いて、本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理について説明する。図7〜図10は、後述の加熱領域と、当該加熱領域の加熱に用いられる電極134の組との関係を示す説明図である。なお、図7〜10の矢印は、各加熱領域の加熱に用いられる電極134の組を示している。
本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理では、図7〜図10に示すように、ヒータ130を径方向に区分し、区分された領域毎に加熱する。具体的には、板状部材131を径方向に区分し、区分された領域毎に加熱する。以下では、板状部材131を径方向に区分した領域を加熱領域Rとする。板状部材131の区分数すなわち加熱領域Rの数は、例えば、電極の数をnとしたときn/2である(本例では8/2=4である)。各加熱領域Rと、当該加熱領域Rの加熱に用いられる電極134の組を構成する電極134の位置関係とは対応している。なお、以下では、加熱領域Rを、中央から順に加熱領域R1〜R4とする。
(加熱領域R1の加熱工程)
中心の加熱領域R1の加熱に用いられる電極134の組は、図7に示すように、通電したときに当該加熱領域R1内またはその近傍を電流が流れる電極134の組である。具体的には、加熱領域R1に対し、以下のように互いに対向する電極134の組が設定されている。
(第1の電極134、第5の電極134
(第2の電極134、第6の電極134
(第3の電極134、第7の電極134
(第4の電極134、第8の電極134
(第5の電極134、第1の電極134
(第6の電極134、第2の電極134
(第7の電極134、第3の電極134
(第8の電極134、第4の電極134
なお、本明細書では、(第jの電極134、第kの電極134)との記載は、高電位側の電極が第jの電極134であり、低電位側の電極が第kの電極134である電極134の組を意味する。
加熱領域R1に隣接する加熱領域R2の加熱に用いられる電極134の組は、図8に示すように、通電したときに当該加熱領域R2内またはその近傍を電流が流れる電極134の組である。具体的には、加熱領域R2に対し、以下の電極134の組が設定されている。
(第1の電極134、第4の電極134
(第1の電極134、第6の電極134
(第2の電極134、第5の電極134
(第2の電極134、第7の電極134
(第3の電極134、第6の電極134
(第3の電極134、第8の電極134
(第4の電極134、第7の電極134
(第4の電極134、第1の電極134
(第5の電極134、第8の電極134
(第5の電極134、第2の電極134
(第6の電極134、第1の電極134
(第6の電極134、第3の電極134
(第7の電極134、第2の電極134
(第7の電極134、第4の電極134
(第8の電極134、第3の電極134
(第8の電極134、第5の電極134
加熱領域R2の外側に隣接する加熱領域R3の加熱に用いられる電極134の組は、図9に示すように、通電したときに当該加熱領域R3内またはその近傍を電流が流れる電極134の組である。具体的には、加熱領域R3に対し、以下の電極134の組が設定されている。
(第1の電極134、第3の電極134
(第1の電極134、第7の電極134
(第2の電極134、第4の電極134
(第2の電極134、第8の電極134
(第3の電極134、第5の電極134
(第3の電極134、第1の電極134
(第4の電極134、第6の電極134
(第4の電極134、第2の電極134
(第5の電極134、第7の電極134
(第5の電極134、第3の電極134
(第6の電極134、第8の電極134
(第6の電極134、第4の電極134
(第7の電極134、第1の電極134
(第7の電極134、第5の電極134
(第8の電極134、第2の電極134
(第8の電極134、第6の電極134
加熱領域R3の外側に隣接する最外周の加熱領域R4の加熱に用いられる電極134の組は、図10に示すように、通電したときに当該加熱領域R4内またはその近傍を電流が流れる電極134の組である。具体的には、加熱領域R4に対し、以下の電極134の組が設定されている。
(第1の電極134、第2の電極134
(第1の電極134、第8の電極134
(第2の電極134、第3の電極134
(第2の電極134、第1の電極134
(第3の電極134、第4の電極134
(第3の電極134、第2の電極134
(第4の電極134、第5の電極134
(第4の電極134、第3の電極134
(第5の電極134、第6の電極134
(第5の電極134、第4の電極134
(第6の電極134、第7の電極134
(第6の電極134、第5の電極134
(第7の電極134、第8の電極134
(第7の電極134、第6の電極134
(第8の電極134、第1の電極134
(第8の電極134、第7の電極134
続いて、図11及び図12を用いて、本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理をさらに具体的に説明する。図11は、温度制御処理の各加熱工程において、切替部13cの各トランジスタTra、TrbのうちON状態とされるものを示す図である。図12は、温度制御処理の各加熱工程の各ステップにおける通電時間を説明する図である。図11及び図12では、「Trm(m=1〜8)」は、第m電極134(m=1〜8)に対応するトランジスタ対を意味する。また、図において、「aON」は該当するトランジスタ対の高電位側のトランジスタTraがON状態にされることを意味し、「bON」は該当するトランジスタ対の低電位側のトランジスタTrbがON状態にされることを意味する。なお、図11において、背景が最も濃い灰色で示されるトランジスタ対Trmは、各加熱領域Rの加熱時に高電位側のトランジスタがON状態にされるトランジスタ対Trmを意味する。また、背景が次に濃い灰色で示されるトランジスタ対Trmは、加熱領域R1の加熱時に低電位側のトランジスタがON状態にされるトランジスタ対を、背景がその次に濃い灰色で示されるトランジスタ対Trmは、加熱領域R2の加熱時に低電位側のトランジスタがON状態にされるトランジスタ対を、背景が最も薄い灰色で示されるトランジスタ対Trmは、加熱領域R3の加熱時に低電位側のトランジスタがON状態にされるトランジスタ対を、背景が白色で示されるトランジスタ対Trmは、加熱領域R4の加熱時に低電位側のトランジスタがON状態にされるトランジスタ対を示す。
本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理では、例えば、加熱領域R1(Zone1)を加熱する工程、加熱領域R2(Zone2)を加熱する工程、加熱領域R3(Zone3)を加熱する工程、加熱領域R4(Zone4)を加熱する工程が順に繰り返される。また、各加熱領域Rを加熱する工程では、電極134間への通電パターンが回転するように、直流電源13bからの直流電力の供給先の電極134の組が切り替えられる。以下、具体的に説明する。
(加熱領域R1の加熱工程)
加熱領域R1の加熱工程では、以下のステップ1〜8が順に繰り返される。
ステップ1では、図11に示すように、通電される電極134の組として(第1の電極134、第5の電極134)が用いられるように、当該電極134の組に対応する、切替部13cの所定のトランジスタがON状態とされる。具体的には、第1の電極134に対するトランジスタ対Tr1の高電位側と、第5の電極134に対するトランジスタ対Tr5の低電位側のみがON状態とされる。
ステップ2〜ステップ8では、通電される電極134の組として以下のものが用いられるように、ステップ1と同様に、該当する電極134に対応する高電位側のトランジスタTraと低電位側のトランジスタTrbのみがON状態とされる。
ステップ2:(第2の電極134、第6の電極134
ステップ3:(第3の電極134、第7の電極134
ステップ4:(第4の電極134、第8の電極134
ステップ5:(第5の電極134、第1の電極134
ステップ6:(第6の電極134、第2の電極134
ステップ7:(第7の電極134、第3の電極134
ステップ8:(第8の電極134、第4の電極134
(加熱領域R2の加熱工程)
加熱領域R2の加熱工程では、以下のステップ1〜8が順に繰り返される。
ステップ1では、通電される電極134の組として(第1の電極134、第4の電極134)及び(第1の電極134、第6の電極134)が用いられるように、上記電極134の組に対応する、切替部13cの所定のトランジスタがON状態とされる。具体的には、両電極134の組で共通の第1の電極134に対するトランジスタ対Tr1の高電位側と、第4の電極134に対するトランジスタ対Tr4及び第6の電極134に対するトランジスタ対Tr6の低電位側とのみが、ON状態とされる。
ステップ2〜ステップ8では、通電される電極134の組として以下のものが用いられるように、ステップ1と同様に、該当する電極134に対応する高電位側のトランジスタTraと低電位側のトランジスタTrbのみがON状態とされる。
ステップ2:(第2の電極134、第5の電極134)及び(第2の電極134、第7の電極134
ステップ3:(第3の電極134、第6の電極134)及び(第3の電極134、第8の電極134
ステップ4:(第4の電極134、第7の電極134)及び(第4の電極134、第1の電極134
ステップ5:(第5の電極134、第8の電極134)及び(第5の電極134、第2の電極134
ステップ6:(第6の電極134、第1の電極134)及び(第6の電極134、第3の電極134
ステップ7:(第7の電極134、第2の電極134)及び(第7の電極134、第4の電極134
ステップ8:(第8の電極134、第3の電極134)及び(第8の電極134、第5の電極134
(加熱領域R3の加熱工程)
加熱領域R3の加熱工程では、以下のステップ1〜8が順に繰り返される。
ステップ1では、通電される電極134の組として(第1の電極134、第3の電極134)及び(第1の電極134、第7の電極134)が用いられるように、上記電極134の組に対応する、切替部13cの所定のトランジスタがON状態とされる。具体的には、両電極134の組で共通の第1の電極134に対すトランジスタ対Tr1の高電位側と、第3の電極134に対するトランジスタ対Tr3及び第7の電極134に対するトランジスタ対Tr7の低電位側とのみが、ON状態とされる。
ステップ2〜ステップ8では、通電される電極134の組として以下のものが用いられるように、ステップ1と同様に、該当する電極134に対応する高電位側のトランジスタTraと低電位側のトランジスタTrbのみがON状態とされる。
ステップ2:(第2の電極134、第4の電極134)及び(第2の電極134、第8の電極134
ステップ3:(第3の電極134、第5の電極134)及び(第3の電極134、第1の電極134
ステップ4:(第4の電極134、第6の電極134)及び(第4の電極134、第2の電極134
ステップ5:(第5の電極134、第7の電極134)及び(第5の電極134、第3の電極134
ステップ6:(第6の電極134、第8の電極134)及び(第6の電極134、第4の電極134
ステップ7:(第7の電極134、第1の電極134)及び(第7の電極134、第5の電極134
ステップ8:(第8の電極134、第2の電極134)及び(第8の電極134、第6の電極134
(加熱領域R4の加熱工程)
加熱領域R4の加熱工程では、以下のステップ1〜8が順に繰り返される。
ステップ1では、通電される電極134の組として(第1の電極134、第2の電極134)及び(第1の電極134、第8の電極134)が用いられるように、上記電極134の組に対応する、切替部13cの所定のトランジスタがON状態とされる。具体的には、両電極134の組で共通の第1の電極134に対すトランジスタ対Tr1の高電位側と、第2の電極134に対するトランジスタ対Tr2及び第8の電極134に対するトランジスタ対Tr8の低電位側とのみが、ON状態とされる。
ステップ2〜ステップ8では、通電される電極134の組として以下のものが用いられるように、ステップ1と同様に、該当する電極134に対応する高電位側のトランジスタTraと低電位側のトランジスタTrbのみがON状態とされる。
ステップ2:(第2の電極134、第3の電極134)及び(第2の電極134、第1の電極134
ステップ2:(第3の電極134、第4の電極134)及び(第3の電極134、第2の電極134
ステップ2:(第4の電極134、第5の電極134)及び(第4の電極134、第3の電極134
ステップ2:(第5の電極134、第6の電極134)及び(第5の電極134、第4の電極134
ステップ2:(第6の電極134、第7の電極134)及び(第6の電極134、第5の電極134
ステップ2:(第7の電極134、第8の電極134)及び(第7の電極134、第6の電極134
ステップ2:(第8の電極134、第1の電極134)及び(第8の電極134、第7の電極134
各加熱工程における各ステップの時間長さは、例えば1×10−3〜5×10−3秒である。
また、本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理では、図12に示すように、加熱領域Rそれぞれの加熱工程の各ステップにおける電極134間への通電時間、すなわち高電位側及び低電位側の両方のトランジスタTra、TrbをON状態とする時間は、可変である。より具体的には、加熱領域Rそれぞれの加熱工程の各ステップにおけるデューティ比(高電位側のトランジスタTraをON状態にしている時間の長さに対する低電位側のトランジスタTrbをON状態にしている時間の長さ)は、可変である。
なお、以下では、本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理において、上述の加熱領域R1の加熱工程、加熱領域R2の加熱工程、加熱領域R3の加熱工程、加熱領域R4の加熱工程の4つの加熱工程を順に繰り返すものとする。また、上記4つの加熱工程それぞれにおいて、ステップ1〜ステップ8までの1サイクルを、同じ回数ずつ繰り返すものとする。
本実施形態にかかるヒータ130の温度制御処理において、上記ステップにおけるデューティ比(すなわち電極134間への通電時間)は、電極134の組毎に設定される。例えば、上記デューティ比は、加熱領域R毎、すなわち加熱工程毎に設定される。これにより、各加熱領域Rの加熱量を加熱領域毎に異ならせたり同じにしたりし、板状部材131の面内温度分布を調整することができる。
各加熱領域Rに対する上記デューティ比は、例えば、当該加熱領域Rの加熱工程で用いられる電極134の組における電極134間の距離に基づいて設定される。したがって、例えば、上記電極134間の距離が長い、加熱領域R1の加熱工程では、上記デューティ比は長く設定される。また、上記電極134間の距離が短い、加熱領域R4の加熱工程では、上記デューティ比は短く設定される。このようにデューティ比を設定にすることにより、直流電源13bから供給される電力が一定の場合において、各加熱領域Rの加熱量を略等しくし、板状部材131を面内均一に加熱することができる。また、デューティ比は、当該加熱領域Rの加熱工程で用いられる電極134の組における電極134間の電気抵抗値に基づいて設定されてもよい。これによっても同様に板状部材131を面内均一に加熱することができる。
続いて、ヒータ130を大きな昇温幅で加熱する加熱処理(以下、「昇温処理」という。)を伴うヒータ130の均熱処理について説明する。なお、以下では、ステージ10の天井層110における、各加熱領域Rに対応する部分それぞれに温度センサ(図示せず)が設けられ、各加熱領域Rの温度が一定期間毎に測定されているものとする。
ヒータ130の設定温度が大きく変更された場合や、ヒータ130の起動時には、ヒータ130を大きな昇温幅で加熱する昇温処理が行われる。
昇温処理では、例えば、ヒータ130の中央寄りを加熱する、加熱領域R1の加熱工程及び加熱領域R2の加熱工程のみが、繰り返し行われる。この際、各加熱工程における各ステップでのデューティ比は100%とされる。なお、この昇温処理において、加熱領域R3及び加熱領域R4は加熱領域R1及び加熱領域R2からの伝熱により加熱される。
そして、ステージ10の天井層110の加熱領域R1に対応する部分に設けられた温度センサで測定された温度が、目標温度等の所定の温度に達すると、昇温処理は終了する。
その後、加熱領域R1の加熱工程、加熱領域R2の加熱工程、加熱領域R3の加熱工程及び加熱領域R4の加熱工程の全てが順に繰り返し行われる。
加熱領域Rそれぞれの加熱工程における、各ステップでのデューティ比は、例えば、前述のように、当該加熱領域Rの加熱工程で用いられる電極134の組における電極134間の距離に基づいて設定される。
これに代えて、加熱領域Rそれぞれの加熱工程における、各ステップでのデューティ比は、加熱対象の加熱領域Rの温度に基づいて設定されてもよい。例えば、加熱領域R3の加熱工程におけるデューティ比は、ステージ10の天井層110の加熱領域R3に対応する部分に設けられた温度センサで測定された温度が目標温度を超えていた場合、現在の値から所定値分低くなるように設定される。一方、上記測定された温度が目標温度未満であった場合、加熱領域R3の加熱工程におけるデューティ比は、現在の値から所定値分高くなるよう設定される。
次に、ステージ10の作製方法について説明する。
ステージ10の作製方法は、Si単結晶基板の両面または片面にSi酸化膜を形成し、ヒータ130を含む複数の層それぞれを作製する各層作製工程と、上記複数の層における積層方向に互いに隣接する層を、上記Si酸化膜を介して接合する接合工程、とを含む。以下、上述の各層作製工程と接合工程とを具体的に説明する。
上述の各層作製工程は、(A)天井層作製工程、(B)電磁シールド層作成工程、(C)ヒータ作製工程、(D)蓋層作成工程及び(E)溝層作製工程を含む。なお、各工程で用いられるSi単結晶基板の直径は例えば300mmであり、各層の厚さは0.5mm〜10mmである。また、各工程で形成されるSi酸化膜の厚さは例えば1μm〜10μmである。なお、以下の説明では、ヒータ作製工程等で用いられる各電極は金属膜であるものとする。
(A)天井層作製工程
この工程では、Siインゴットを切り出して形成されるSi単結晶基板の、天井層110の裏面に相当する面に、熱酸化処理によってSi酸化膜111が形成され、天井層110が作製される。
(B)電磁シールド層作成工程
この工程では、高濃度に不純物が添加されたSiインゴットを切り出して形成されるSi単結晶基板の表面と裏面に、熱酸化処理によってSi酸化膜121、122が形成される。それと共に、上記Si単結晶基板の側面に、メタライズ処理によって電極123が形成される。これにより、電磁シールド層120が作製される。
(C)ヒータ作製工程
この工程では、高濃度に不純物が添加されたSiインゴットを切り出して形成されるSi単結晶基板である板状部材131の表面と裏面に、熱酸化処理によってSi酸化膜132、133が形成されると共に、それぞれの側面に、メタライズ処理によって電極134が形成される。これにより、ヒータ130が作製される。
(D)蓋層作製工程
この工程では、高濃度に不純物が添加されたSiインゴットを切り出して形成されるSi単結晶基板の表面と裏面に、熱酸化処理によってSi酸化膜141、142が形成される。それと共に、上記Si単結晶基板の側面に、メタライズ処理によって電極143が形成される。これにより、蓋層140が作製される。
(E)溝層作製工程
この工程では、Siインゴットを切り出して形成されるSi単結晶基板の、蓋層140側の面に相当する面に、エッチング処理あるいは機械加工によって溝151が形成される。また、Si単結晶基板の、蓋層140側の面に相当する面に、熱酸化処理によってSi酸化膜152が形成される。これにより、溝層150が作製される。
接合工程では、Si酸化膜111及びSi酸化膜121を介した天井層110と電磁シールド層120との接合、Si酸化膜122及びSi酸化膜132を介した電磁シールド層120とヒータ130との接合、Si酸化膜133及びSi酸化膜141を介したヒータ130と蓋層140との接合、Si酸化膜142及びSi酸化膜152を介した蓋層140と溝層150との接合が行われる。
層間のSi酸化膜を介した接合には、例えばプラズマ活性化低温接合や、イオンビーム等を用いて接合面を活性化させる常温接合が用いられる。
その後、各電極に対し配線が行われる。
以上のように、本実施形態では、ヒータ130が1つの板状部材131の側面に電極134を形成したものであり配線が容易である。また、板状部材131には不純物濃度が面内で均一なSi単結晶基板等の半導体基板を用いることができる。そのため、ヒータ130は、容易に且つ低コストで作製可能である。さらに、本実施形態では、ヒータ130の板状部材131を加熱する工程において、通電する電極134の組を順次切り替えながら、電極134の組毎に設定された通電時間に亘って、電極134間に通電している。そのため、上記通電時間を調整することで、板状部材131における、電極134の組に対応する領域の加熱量を調整し、板状部材131の面内温度分布を変更することができる。したがって、ヒータ130において所望の面内温度分布を容易に得ることができる。
また、ヒータ130は、1つの板状部材の側面に電極134を形成した構成であり、配線層を別に設ける必要がない。したがって、ステージ10のように、ヒータ130を用いた積層構造を有する装置を容易に作製することができる。
なお、以上の例では、板状部材131の側面に沿って周方向に間隔をおいて形成された電極134の数は8であったが、これに限られず、3以上であれば良く、数が多いほど、より局所的な温度制御をすることができる。
図13は、電極134の他の例を示す図である。図14は、本例の電極134を用いる場合のヒータ130の温度制御処理を説明する図である。
図13の電極134はそれぞれ、周方向に分割され、大分割電極201と該大分割電極201より周方向の幅が小さい小分割電極202とを有する。より具体的には、電極134は、それぞれ周方向に3分割され、2つの大分割電極201と、これら大分割電極201の間に設けられた小分割電極202とを有する。
そして、各加熱工程において電極134間に通電する際、図14に示すように、電極134の組を構成する一方の電極134の小分割電極202と、他方の電極134の小分割電極202及び大分割電極201との間のみに通電する。一方の電極134の大分割電極201と他方の電極134の大分割電極201との間には通電しない。
より具体的には、加熱領域R1を加熱する工程では、例えば、図14(A)に示すように、第1の電極134と第5の電極134との間に通電する際、第1の電極134の小分割電極202と、第5の電極134の大分割電極201及び小分割電極202との間のみに通電する。第1の電極134の大分割電極201と第5の電極134の大分割電極201との間には通電しない。
加熱領域R2を加熱する工程では、例えば、図14(B)に示すように、第1の電極134と第4の電極134との間に通電する際、第1の電極134の小分割電極202と、第4の電極134の大分割電極201及び小分割電極202との間のみに通電する。第1の電極134の大分割電極201と第4の電極134の大分割電極201との間には通電しない。
加熱領域R3を加熱する工程では、例えば、図14(C)に示すように、第1の電極134と第3の電極134との間に通電する際、第1の電極134の小分割電極202と、第3の電極134の大分割電極201及び小分割電極202との間のみに通電する。第1の電極134の大分割電極201と第3の電極134の大分割電極201との間には通電しない。
加熱領域R4を加熱する工程では、例えば、図14(D)に示すように、第1の電極134と第2の電極134との間に通電する際、第1の電極134の小分割電極202と、第2の電極134の大分割電極201及び小分割電極202との間のみに通電する。第1の電極134の大分割電極201と第2の電極134の大分割電極201との間には通電しない。
図5の例の電極134では、図7の仮想線で示すように、電極134間に通電した際、板状部材131において、当該電極134間の両側端の部分に電流が集中し、当該電極134間の中央部分に電流はほとんど流れない。
それに対し、図13の例の電極134では、電極134間に通電した際、板状部材131において、当該電極134間の中央部分にも電流が流れる。したがって、当該電極134間の中央部分も加熱することができる。
本例の電極134は、特に、板状部材131の中央の加熱領域R1を加熱する際に有用である。
なお、同様な効果は、本例と異なり電極134の数を単純に増加させても得ることができる。ただし、本例の電極134によれば、電極134の数を単純に増加させる場合に比べて、切替部13cのトランジスタTra、Trbの数、すなわちスイッチング素子の数を少なくすることができるため、低コストである。また、本例の電極134は小分割電極202を有するため、電極134の数を単純に増加させる場合に比べて、例えば、板状部材131のより中央部分を加熱することができる。
小分割電極202の周方向の幅は、例えば板状部材131の直径の1/10以下であるとよい。
なお、電極134に通電する際、小分割電極202間の通電時間と、小分割電極202と一方の大分割電極201との間の通電時間と、小分割電極202と他方の大分割電極201との間の通電時間とは、異なってもよく、例えば、分割電極間の距離に応じて設定される。
図15は、ヒータ130の板状部材131の温度を測定する方法の他の例を説明する図である。
以上の例では、板状部材131の温度を、ステージ10の天井層110に設けられた温度センサ(図示せず)により測定するものとしていた。より具体的には、各加熱領域Rの温度を、ステージ10の天井層110における、当該加熱領域Rに対応する部分に設けられた温度センサにより測定するものとしていた。
板状部材131の温度の測定方法、具体的には、各加熱領域Rの温度の測定方法は、これに限られない。
図15に示すように、板状部材131を構成するSiは、電気抵抗率に温度依存性があり、具体的には、温度が上昇すると電気抵抗率が低下する傾向にある。
したがって、板状部材131の温度を、電極134と他の電極134との間に通電したときの電気抵抗率に基づいて推定し、推定結果を測定結果としてもよい。具体的には、例えば、加熱領域Rそれぞれの温度を、当該加熱領域Rの加熱に用いる電極134の組毎に、電極134間に直流電源13bから所定の電圧を印加し、そのときに流れる電流を測定する。次いで、上記所定の電圧と電流測定結果から電気抵抗値を算出し、算出結果から所定の換算式に基づいて、温度を算出/推定する。そして、加熱領域Rそれぞれについて、上記電極134の組毎の、温度推定結果の平均値を算出し、算出結果を当該加熱領域Rの温度測定結果とする。
より具体的には、加熱領域R1の温度を測定する場合は、例えば、当該加熱領域R1の加熱に用いる電極134の組((第1の電極134、第5の電極134)や(第2の電極134、第6の電極134)等)それぞれに対し個別に、直流電源13bから所定の電圧を印加する。そして、そのときに流れる電流を測定する。上記所定の電圧の電圧値と電流測定結果から電気抵抗値を算出し、算出結果から上記所定の換算式に基づいて、上記電極134の組それぞれを構成する電極134間の温度を算出/推定する。そして、温度推定結果の平均値を算出し、算出結果を当該加熱領域R1の温度測定結果とする。この加熱領域R1の温度測定結果は、加熱領域R1の加熱工程におけるデューティ比の設定に用いられる。
同様に、加熱領域R1〜R4を温度測定することができ、その測定結果を、加熱領域R2〜R4の加熱工程それぞれにおけるデューティ比の設定に用いることができる。
なお、電気抵抗値から温度を算出する上記所定の換算式は、事前に作成され取得される。例えば、ステージ10として組み立てられる前に板状部材131に対し熱電対等の温度センサを設け、そのときの測温結果と電極134間の電気抵抗値から、上記所定の換算式を作成することができる。
測温工程は、加熱領域それぞれの加熱工程と同時または合間に行われ、例えば、加熱領域Rの加熱工程が所定回数(例えば、5回や10回)行われる毎に、加熱領域Rの測温工程は行われる。なお、測温工程を加熱工程の合間に行う場合、当該測温工程におけるデューティ比は一定である。また、測温工程を加熱工程と同時に行う場合、加熱工程におけるデューティ比はすなわち測温工程におけるデューティ比であり、加熱工程におけるデューティ比が変化するということは、測温工程におけるデューティ比も当該工程の実行タイミングによって異なる。そして、測温工程におけるデューティ比に応じて好適な上記所定の換算式が異なる場合がある。この場合は、デューティ比毎に上記所定の換算式を用意するようにしてもよい。
なお、通電した時の電極134間の電圧は、該電極134間の電気抵抗値の算出に必要となるところ、例えば、直流電源13bからの出力が一定であれば、その出力電圧を、記憶部(図示せず)に予め記憶させておき、上記電気抵抗値の算出時に用いるようにしてもよい。また、上記電圧は、測定により取得してもよい。
図16は、ヒータの他の例の構成を概略的に示す上面図である。
図5のヒータ130は、平面視円形の板状部材131を有していたが、板状部材131の形状はこれに限られない。図16の例のヒータ210が有する板状部材211のように、平面視矩形(本例では正方形)であってもよい。
以上では、加熱工程の各ステップにおけるデューティ比は、加熱工程毎に設定されており、例えば、加熱領域R2の加熱工程では上記デューティ比はステップ間で共通であった。しかし、これに代えて、上記デューティ比は、ステップ毎に設定されてもよく、例えば、加熱領域R2の加熱工程内で上記デューティ比をステップ間で異ならせても良い。これにより、各加熱領域Rにおける特定の部分のみ、加熱量を小さくしたり大きくしたりすることができる。
例えば、加熱領域R2の加熱工程において、通電する電極134の組に第2電極134が含まれるステップのみ、同加熱工程における他のステップより上記デューティ比が長く設定されたものとする。この場合、加熱領域R2における、第2電極134に近い特定の部分A(図8参照)のみ、加熱量を多くすることができる。
このような上記デューティ比の設定は、ヒータ130の周囲の面内温度分布に特異点がある場合に有効である。ヒータ130の周囲の面内温度分布における特異点とは、例えば以下の通りである。すなわち、ステージ10は、蓋層140と溝層150により構成される冷却層を有するが、この冷却層への冷却媒体の導入口近傍の部分において、他の部分に比べて低温になる場合がある。この場合において、ステージ10における冷却媒体の導入口近傍の部分は、ヒータ130の周囲の面内温度分布における特異点となりうる。
なお、以上では、上記デューティ比の設定で、各加熱領域Rの加熱量を調整し、ヒータ130の面内温度分布を調整していた。これに代えて、上記デューティ比を一定とし、1サイクル内での加熱領域R1、加熱領域R2、加熱領域R3及び加熱領域R4それぞれの加熱工程の実行回数を互いに異ならせることにより、各加熱領域Rの加熱量を調整し、ヒータ130の面内温度分布を調整するようにしてもよい。
また、以上の説明では、ヒータ130は、Si単結晶基板により構成されていたが、Si多結晶基板により構成されてもよい。ステージ10を構成するヒータ130以外の層についても同様である。
ヒータ130は、アルミナ、シリコンカーバイドの単結晶基板または多結晶基板など、酸化物が形成されるものにより構成されてもよい。ただし、Si単結晶基板やSi多結晶基板は、半導体産業の応用分野の大きさから安価で入手できるため、これらの基板を用いることにより、低コストでヒータ130を作製することができる。なお、ステージ10を構成するヒータ130以外の層についても同様である。
また、以上では、直流電源13bを用いており、ヒータ130の加熱のための電力として直流電力を用いていたが、交流電力を用いてもよい。
以上では、電源に対する高電位側や低電位側へ接続する電極134を切り替えるためのスイッチング素子として、トランジスタを用いていたが、他のスイッチング素子を用いてもよい。
また、以上では、同時に高電位側へ接続される電極134の数を1つに制限していたが、同時に低電位側へ接続される電極134の数を1つに制限するようにしてもよい。なお、同時に高電位側へ接続される電極134と、同時に低電位側へ接続される電極134の数との両方を複数としてもよい。
以上の説明では、ステージ10は検査装置1に搭載されていたが、ステージ10は他の被処理体処理装置に用いることができる。なお、被処理体装置とは、ウェハ等の被処理体に対し検査処理や成膜処理等の所定の処理を行う装置である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)ヒータの温度調整方法であって、
前記ヒータは、半導体基板から成る1枚の板状部材と、前記1枚の板状部材の側面に、周方向に間隔をおいて3以上形成された電極と、を有し、
当該温度調整方法は、
前記電極と他の前記電極との間に通電すると共に、通電する前記電極の組を順次切り替えて、前記板状部材を加熱する加熱工程を有し、
前記加熱工程における電極間の通電時間は前記電極の組毎に設定されている、ヒータの温度調整方法。
前記(1)では、ヒータが1つの板状部材の側面に電極を形成したものであり配線が容易である。また、板状部材には不純物濃度が面内で均一なSi基板等の半導体基板を用いることができる。そのため、ヒータを容易に且つ低コストで作製可能である。さらに、前記(1)では、ヒータの板状部材を加熱する工程において、通電する電極の組を順次切り替えながら、電極組毎に設定された通電時間に亘って、電極間に通電している。そのため、上記通電時間を調整することで、板状部材における、電極の組に対応する領域の加熱量を調整し、板状部材の面内温度分布を変更することができる。したがって、ヒータにおいて所望の面内温度分布を容易に得ることができる。
(2)前記電極間の通電時間は、当該電極間の距離または電気抵抗値に基づいて設定されている、前記(1)に記載のヒータの温度調整方法。
前記(2)によれば、電極間の通電時間が、当該電極間の距離または電気抵抗値に基づいて設定されているため、ヒータの温度を面内で均一にすることができる。
(3)前記板状部材を径方向に分割した領域毎に、当該領域に対応する位置関係を有する電極の組が、当該領域の加熱に用いられる前記電極の組として設定されている、前記(1)または(2)に記載のヒータの温度調整方法。
(4)前記電極はそれぞれ、周方向に分割され、大分割電極と該大分割電極より周方向の幅が小さい小分割電極とを有し、
前記加熱工程において通電する際、一方の前記電極の前記小分割電極と、他方の前記電極の前記小分割電極及び前記大分割電極との間に通電し、前記一方の前記電極の前記大分割電極と前記他方の前記電極の前記大分割電極との間には通電しない、前記(1)〜(3)のいずれか1に記載のヒータの温度調整方法。
(5)前記電極と他の電極との間に通電したときの電気抵抗値に基づいて、前記板状部材の温度を測定する測定工程を有する、前記(1)〜(4)のいずれか1に記載のヒータの温度調整方法。
(6)前記測定工程での測定結果に基づいて、前記電極間の通電時間を調整する調整工程を有する、前記(5)に記載のヒータの温度調整方法。
前記(6)によれば、測温結果に応じて、板状部材の面内温度分布を調整することができる。
(7)半導体材料から形成された1枚の板状部材と、
前記1枚の板状部材の側面に、周方向に間隔をおいて3以上形成された電極と、を有する、ヒータ。
(8)前記(7)に記載のヒータを有する、被処理体が載置される載置台。
10 ステージ
130,210 ヒータ
131,211 板状部材
134 電極

Claims (8)

  1. ヒータの温度調整方法であって、
    前記ヒータは、半導体基板から成る1枚の板状部材と、前記1枚の板状部材の側面に、周方向に間隔をおいて3以上形成された電極と、を有し、
    当該温度調整方法は、
    前記電極と他の前記電極との間に通電すると共に、通電する前記電極の組を順次切り替えて、前記板状部材を加熱する加熱工程を有し、
    前記加熱工程における電極間の通電時間は前記電極の組毎に設定されている、ヒータの温度調整方法。
  2. 前記電極間の通電時間は、当該電極間の距離または電気抵抗値に基づいて設定されている、請求項1に記載のヒータの温度調整方法。
  3. 前記板状部材を径方向に分割した領域毎に、当該領域に対応する位置関係を有する電極の組が、当該領域の加熱に用いられる前記電極の組として設定されている、請求項1または2に記載のヒータの温度調整方法。
  4. 前記電極はそれぞれ、周方向に分割され、大分割電極と該大分割電極より周方向の幅が小さい小分割電極とを有し、
    前記加熱工程において通電する際、一方の前記電極の前記小分割電極と、他方の前記電極の前記小分割電極及び前記大分割電極との間に通電し、前記一方の前記電極の前記大分割電極と前記他方の前記電極の前記大分割電極との間には通電しない、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒータの温度調整方法。
  5. 前記電極と他の電極との間に通電したときの電気抵抗値に基づいて、前記板状部材の温度を測定する測定工程を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒータの温度調整方法。
  6. 前記測定工程での測定結果に基づいて、前記電極間の通電時間を調整する調整工程を有する、請求項5に記載のヒータの温度調整方法。
  7. 半導体材料から形成された1枚の板状部材と、
    前記1枚の板状部材の側面に、周方向に間隔をおいて3以上形成された電極と、を有する、ヒータ。
  8. 請求項7に記載のヒータを有する、被処理体が載置される載置台。
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