JP2020119157A - トラブル解析支援装置、トラブル解析支援方法、及びトラブル解析支援プログラム - Google Patents

トラブル解析支援装置、トラブル解析支援方法、及びトラブル解析支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動取引装置のトラブル解析に係る作業の効率化を図ることができるようにする。【解決手段】トラブル解析支援装置は、自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得する映像取得部と、前記自動取引装置の取引ログを取得する取引ログ取得部と、前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得する通信ログ取得部と、前記自動取引装置のエラーログを取得するエラーログ取得部と、前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させる表示制御部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、トラブル解析支援装置、トラブル解析支援装置において実行されるトラブル解析支援方法、及びトラブル解析支援装置のコンピュータに実行されるトラブル解析支援プログラムに関する。
従来、銀行等の金融機関の店舗やコンビニエンスストアの店舗等には、入金や出金等の各種取引を自動で行うATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)等の自動取引装置が設置されている。
このような自動取引装置の稼動中においてトラブルが発生した場合は、トラブル要因の特定等のために、トラブル解析が行われる。トラブル解析では、自動取引装置において取得された取引ログやエラーログ等の各ログが別々に解析され、その解析結果の資料化等が手作業で行われている。
ログを扱う装置として、次のような装置が知られている。
例えば、精査処理の結果、違算が生じた場合に、その原因の究明を効率よく行うことが可能となる貨幣処理装置(特許文献1参照)が知られている。また、POSシステムやGPSアンテナ等の既存の設備をネットワークカメラ等と連動させることにより、防犯、店舗監視、車両管理等の各種の管理・監視業務において使用されるシステム(特許文献2参照)が知られている。更に、作業員が使用するコンピュータ装置の操作を解析する操作解析システムにおいて、作業員が作業手順を誤った原因の究明に活用できる操作解析システム(特許文献3参照)が知られている。
特開2018−109839号公報 特開2008−118627号公報 特開2013−191032号公報
上述のトラブル解析では、自動取引装置において取得された取引ログやエラーログ等の各ログが別々に解析されている。そのため、取引ログやエラーログ等の各ログを突き合わせて確認する場合は、手間と時間が掛かってしまった。また、その突き合わせ確認の結果から推定されるトラブル要因は、トラブル発生時の自動取引装置を撮影したカメラの映像の確認により特定される場合が少なくない。
本発明は、上記実状に鑑み、自動取引装置のトラブル解析に係る作業の効率化を図ることができるトラブル解析支援装置、トラブル解析支援方法、及びトラブル解析支援プログラムを提供することを目的とする。
装置の一観点は、自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得する映像取得部と、前記自動取引装置の取引ログを取得する取引ログ取得部と、前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得する通信ログ取得部と、前記自動取引装置のエラーログを取得するエラーログ取得部と、前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とするトラブル解析支援装置である。
方法の一観点は、トラブル解析支援装置において実行されるトラブル解析支援方法であって、自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得し、前記自動取引装置の取引ログを取得し、前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得し、前記自動取引装置のエラーログを取得し、前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させることを特徴とする。
プログラムの一観点は、トラブル解析支援装置のコンピュータに、自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得し、前記自動取引装置の取引ログを取得し、前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得し、前記自動取引装置のエラーログを取得し、前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させるという処理を実行させることを特徴とするトラブル解析支援プログラムである。
開示の装置、方法、及びプログラムは、自動取引装置のトラブル解析に係る作業の効率化を図ることができるという効果を奏する。
一実施の形態に係るトラブル解析支援装置を含む取引システムの構成を例示する図である。 自動取引装置のハードウェア構成を例示する図である。 一実施の形態に係るトラブル解析支援装置のハードウェア構成を例示する図である。 一実施の形態に係るトラブル解析支援装置の機能ブロックを例示する図である。 自動取引装置において実行される処理の一例を示すフローチャートである。 取引ログを例示する図である。 エラーログを例示する図である。 映像サーバにおいて実行される処理の一例を示すフローチャートである。 ホストコンピュータにおいて実行される処理の一例を示すフローチャートである。 通信ログを例示する図である。 一実施の形態に係るトラブル解析支援装置において実行される処理の一例を示すフローチャートである。 確認作業画面を例示する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、一実施の形態に係るトラブル解析支援装置を含む取引システムの構成を例示する図である。
図1に例示したように、取引システム1は、自動取引装置10、カメラ20a、カメラ20b、映像サーバ30、ホストコンピュータ40、及びトラブル解析支援装置50を備える。
自動取引装置10、カメラ20a、カメラ20b、及び映像サーバ30は、LAN(Local Area Network)等の第1のネットワーク60に接続され、第1のネットワーク60、ホストコンピュータ40、及びトラブル解析支援装置50は、WAN(Wide Area Network)やインターネット等の第2のネットワーク70に接続される。これにより、自動取引装置10、カメラ20a、カメラ20b、映像サーバ30、ホストコンピュータ40、及びトラブル解析支援装置50は、互いに第1のネットワーク60及び第2のネットワーク70の一方又は両方を介して通信が可能である。
なお、図1には、説明の便宜のため、自動取引装置10、カメラ20a、及びカメラ20bのセットを1つのみ示すが、実際には、そのセットが複数設けられ、各セットが同様にして第1のネットワーク60に接続されている。
自動取引装置10は、入金や出金等の各種取引を自動で行うATM等であり、銀行等の金融機関の店舗やコンビニエンスストアの店舗等に設置される。自動取引装置10は、操作部11、取引ログ記録部12、及びエラーログ記録部13を備える。操作部11は、顧客の入力操作を受け付ける。操作部11は、例えば、タッチパネル付きディスプレイであって、各種画面を表示して顧客の入力操作を受け付ける。取引ログ記録部12は、自動取引装置10の取引ログが記録される。エラーログ記録部13は、自動取引装置10のエラーログが記録される。取引ログ記録部12及びエラーログ記録部13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。
カメラ20a及びカメラ20bの各々は、CCD(Charge-Coupled Device)等の撮像素子を備え、自動取引装置10を撮影する。但し、カメラ20aは、自動取引装置10の一部を撮影し、カメラ20bは、自動取引装置10の全体を撮影する。カメラ20aが撮影する自動取引装置10の一部は、操作部11を含む範囲とする。なお、カメラ20a及びカメラ20bの各々は、撮影装置の一例である。
映像サーバ30は、映像記録部31を備え、カメラ20a及びカメラ20bにより撮影された映像を管理する。映像記録部31は、カメラ20a及びカメラ20bにより撮影された映像が記録される。映像記録部31は、例えばHDDである。
ホストコンピュータ40は、外部装置から送信された依頼電文に応じた処理を実行し、その処理結果に応じた応答電文を依頼元の外部装置に返す。例えば、自動取引装置10から送信された取引依頼電文に対して取引可否の判定等を行い、その判定結果等を含む応答電文を依頼元の自動取引装置10に返す。ホストコンピュータ40は、通信ログ記録部41を備える。通信ログ記録部41は、ホストコンピュータ40の通信ログが記録される。通信ログ記録部41は、例えばHDDである。
トラブル解析支援装置50は、自動取引装置10で発生したトラブルの解析を支援する装置であり、例えばPC(Personal Computer)である。
図2は、自動取引装置のハードウェア構成を例示する図である。
図2に例示したように、自動取引装置10は、ATM制御部100、紙幣処理ユニット110、硬貨処理ユニット120、通帳処理ユニット130、カード処理ユニット140、及びレシート発行処理ユニット150を備える。
ATM制御部100は、主制御部101、メモリ102、HDD103、通信制御部104、画面表示部105、キー入力部106、及びIO(Input Output)制御部107を備える。
主制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであって、自動取引装置10の全体を制御する。例えば、主制御部101は、IO制御部107を介して、紙幣処理ユニット110、硬貨処理ユニット120、通帳処理ユニット130、カード処理ユニット140、及びレシート発行処理ユニット150を制御する。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の半導体メモリにより構成される。RAMは、主制御部101のプロセッサにより実行されるプログラムの一部や、プロセッサの処理に必要な各種データ等が一時的に格納される。プロセッサにより実行されるプログラムは、OS(Operating System)のプログラムや自動取引装置10の各機能を制御し実行するための制御プログラムである。
メモリ102のROM及びHDD103は、主制御部101のプロセッサにより実行されるプログラムや、プロセッサの処理に必要な各種データ等が記録される。また、HDD103は、プロセッサの処理結果等も記録される。上述の取引ログ記録部12及びエラーログ記録部13は、例えば、HDD103の一部により実現される。
通信制御部104は、第1のネットワーク60に接続され、外部装置(ホストコンピュータ40やトラブル解析支援装置50等)との通信を制御する通信インタフェースである。
画面表示部105及びキー入力部106は、顧客が自動取引装置10を操作する際のインタフェースである。より詳しくは、画面表示部105は、顧客向けの各種画面を表示するディスプレイである。キー入力部106は、顧客の入力操作に使用されるテンキーやキーボタン等として機能するタッチパネルであり、画面表示部105上に配置される。上述の操作部11は、例えば、画面表示部105及びキー入力部106により実現される。
IO制御部107は、紙幣処理ユニット110、硬貨処理ユニット120、通帳処理ユニット130、カード処理ユニット140、及びレシート発行処理ユニット150との間の入出力インタフェースである。
なお、ATM制御部100において、主制御部101のプロセッサにより実行されるプログラムや、プロセッサの処理に必要な各種データは、例えば、図示しない外部装置から第1のネットワーク60及び通信制御部104を介してHDD103に記録されてもよい。あるいは、図示しない可搬型記録媒体から、図示しない可搬型記録媒体インタフェース(媒体駆動装置)を介して、HDD103に記録されてもよい。また、主制御部101のプロセッサにより実行されるプログラムは、例えば、外部装置から第1のネットワーク60及び通信制御部104を介してメモリ102のRAMに格納され、プロセッサにより実行されてもよい。あるいは、可搬型記録媒体から可搬型記録媒体インタフェースを介してメモリ102のRAMに格納され、主制御部101のプロセッサにより実行されてもよい。
紙幣処理ユニット110は、入金や振込みのときに投入された紙幣の枚数を計数し、紙幣の種類を判別する。また、紙幣の払い出しを行うときに、払い出すための紙幣を計数する。
硬貨処理ユニット120は、入金や振込みのときに投入された硬貨の枚数を計数し、硬貨の種類を判別する。また、硬貨の払い出しを行うときに、払い出すための硬貨を計数する。
通帳処理ユニット130は、挿入された通帳が有する磁気ストライプに記録された情報(データ)を読み出す。また、通帳に対して通帳記入を行う。
カード処理ユニット140は、挿入されたカードが有する磁気ストライプやICチップに対して、情報(データ)の読み出し及び書き込みを行う。
レシート発行処理ユニット150は、取引結果の確認のための取引明細等を印刷したレシートを発行し、排出する。
図3は、一実施の形態に係るトラブル解析支援装置のハードウェア構成を例示する図である。
図3に例示したように、トラブル解析支援装置50は、CPU等のプロセッサ501、メモリ502、入力装置503、出力装置504、記憶装置505、媒体駆動装置506、及びネットワーク接続装置507を備え、これらはバス508により互いに接続されている。
メモリ502は、RAM及びROM等の半導体メモリにより構成され、RAMは、プロセッサ501により実行されるプログラムの一部や、プロセッサ501の処理に必要な各種データ等が一時的に格納される。プロセッサ501により実行されるプログラムは、OSのプログラムやトラブル解析支援装置50の各機能を制御し実行するための制御プログラム(トラブル解析支援プログラムを含む)である。
メモリ502のROM及び記憶装置505は、プロセッサ501により実行されるプログラムや、プロセッサ501の処理に必要な各種データ等が記録される。また、記憶装置505は、プロセッサ501の処理結果等も記録される。記憶装置505は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。この記憶装置505には、HDDも含まれる。
入力装置503は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置504は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
媒体駆動装置506は、可搬型記録媒体509を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体509は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。この可搬型記録媒体509には、Compact Disk Read Only Memory (CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ、SDカードメモリ等も含まれる。
ネットワーク接続装置507は、第2のネットワーク70に接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。
なお、プロセッサ501により実行されるプログラムや、プロセッサ501の処理に必要な各種データは、例えば、図示しない外部装置から第2のネットワーク70及びネットワーク接続装置507を介して記憶装置505に記録されてもよい。あるいは、可搬型記録媒体509から媒体駆動装置506を介して記憶装置505に記録されてもよい。また、プロセッサ501により実行されるプログラムは、例えば、図示しない外部装置から第2のネットワーク70及びネットワーク接続装置507を介してメモリ502のRAMに格納され、プロセッサ501により実行されてもよい。あるいは、可搬型記録媒体509から媒体駆動装置506を介してメモリ502のRAMに格納され、プロセッサ501により実行されてもよい。
映像サーバ30及びホストコンピュータ40のハードウェア構成については、図示を省略するが、例えば、図3に例示したハードウェア構成と同様の構成により実現することができる。
映像サーバ30のハードウェア構成を図3に例示したハードウェア構成と同様の構成により実現する場合は、プロセッサ501により実行されるプログラムが、OSのプログラムや映像サーバ30の各機能を制御し実行するための制御プログラムとなる。また、上述の映像記録部31は、例えば、記憶装置505の一部により実現される。また、ネットワーク接続装置507は、第1のネットワーク60に接続される。
ホストコンピュータ40のハードウェア構成を図3に例示したハードウェア構成と同様の構成により実現する場合は、プロセッサ501により実行されるプログラムが、OSのプログラムやホストコンピュータ40の各機能を制御し実行するための制御プログラムとなる。また、上述の通信ログ記録部41は、例えば、記憶装置505の一部により実現される。
図4は、一実施の形態に係るトラブル解析支援装置の機能ブロックを例示する図である。
図4に例示したように、トラブル解析支援装置50は、映像取得部511、取引ログ取得部512、通信ログ取得部513、エラーログ取得部514、表示部515、表示制御部516、再生開始日時設定部517、及び再生速度設定部518を備える。
映像取得部511は、映像サーバ30の映像記録部31に記録された映像であって、トラブル解析の対象とする(以下単に「対象とする」という)自動取引装置10を撮影するカメラ20a及びカメラ20bにより撮影された映像を取得する。例えば、映像取得部511は、その映像を、映像サーバ30から第1のネットワーク60及び第2のネットワーク70を介して取得する。あるいは、その映像を、可搬型記録媒体509を介して取得してもよい。この場合の取得は、映像記録部31に記録された映像が可搬型記録媒体509に記録され、そして、その可搬型記録媒体509から映像を読み出すことによって行われる。
取引ログ取得部512は、対象とする自動取引装置10の取引ログ記録部12に記録された取引ログを取得する。例えば、取引ログ取得部512は、その取引ログを、対象とする自動取引装置10から第1のネットワーク60及び第2のネットワーク70を介して取得する。あるいは、その取引ログを、可搬型記録媒体509を介して取得してもよい。この場合の取得は、取引ログ記録部12に記録された取引ログが可搬型記録媒体509に記録され、そして、その可搬型記録媒体509から取引ログを読み出すことによって行われる。
通信ログ取得部513は、ホストコンピュータ40の通信ログ記録部41に記録された通信ログを取得する。例えば、通信ログ取得部513は、その通信ログを、ホストコンピュータ40から第2のネットワーク70を介して取得する。あるいは、その通信ログを、可搬型記録媒体509を介して取得してもよい。この場合の取得は、通信ログ記録部41に記録された通信ログが可搬型記録媒体509に記録され、そして、その可搬型記録媒体509から通信ログを読み出すことによって行われる。
エラーログ取得部514は、対象とする自動取引装置10のエラーログ記録部13に記録されたエラーログを取得する。例えば、エラーログ取得部514は、そのエラーログを、対象とする自動取引装置10から第1のネットワーク60及び第2のネットワーク70を介して取得する。あるいは、そのエラーログを、可搬型記録媒体509を介して取得してもよい。この場合の取得は、上述の取引ログと同様に、エラーログ記録部13に記録されたエラーログが可搬型記録媒体509に記録され、そして、その可搬型記録媒体509からエラーログを読み出すことによって行われる。
表示部515は、取得された映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログ等の表示を行う。
表示制御部516は、取得された映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログを表示部515の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の、取引ログの部分、通信ログにおける対象とする自動取引装置10との間の通信に係る部分、及びエラーログの部分、を識別可能に表示させる。このとき、表示制御部516は、それらを色により識別可能に表示させてもよい。また、表示制御部516は、取得された取引ログ、通信ログ、及びエラーログを、再生表示中の映像の日時の経過に伴ってスクロール表示させてもよい。また、表示制御部516は、表示部515の同一画面内の左側から、取得された映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログを順に並べて表示させてもよい。
再生開始日時設定部517は、映像の再生開始日時を設定する。これが設定された場合、表示制御部516は、設定された再生開始日時から映像を再生表示させる。
再生速度設定部518は、映像の再生速度を設定する。これが設定された場合、表示制御部516は、設定された再生速度に従って映像を再生表示させる。
なお、図4に例示した機能ブロックにおいて、映像取得部511、取引ログ取得部512、通信ログ取得部513、及びエラーログ取得部514は、例えば、図3に例示したネットワーク接続装置507及び媒体駆動装置506に対応する。また、表示部515は、例えば、図3に例示した出力装置504に対応する。また、表示制御部516は、図3に例示したプロセッサ501に対応する。また、再生開始日時設定部517及び再生速度設定部518は、図3に例示した入力装置503及びプロセッサ501に対応する。
図5は、自動取引装置において実行される処理の一例を示すフローチャートである。図6は、取引ログを例示する図である。図7は、エラーログを例示する図である。
図5に示したように、この処理は、自動取引装置10がパワーオンすると、開始される。
この処理が開始されると、主制御部101は、ホストコンピュータ40から日時を取得するために、日時取得依頼電文をホストコンピュータ40へ送信し(S501)、その応答電文をホストコンピュータ40から受信する(S502)。そして、受信した応答電文に含まれる日時情報が示す日時を、主制御部101が有する時計機能の日時として設定する(S503)。これにより、自動取引装置10(主制御部101)が有する時計機能の日時が、ホストコンピュータ40が有する時計機能の日時に合わせられる。
次に、主制御部101は、自動取引装置10において取引ログ取得事象が発生したか否かを判定する(S504)。取引ログ取得事象とは、取引ログとして取得する必要がある事象であって、次に例示する事象を含む。
・パワーオン及びOS起動
・イニシャル(初期)処理の処理結果
・ホストコンピュータ40との通信状況
・操作部11の画面表示状況
・操作部11に対する操作キー情報
・操作部11に対する入力数値情報
・カード挿入/排出及びカードデータ情報
・通帳挿入/排出及び通帳データ情報
・明細書印字情報
S504の判定結果がYESの場合、主制御部101は、発生した事象を、その日時と共に、取引ログとして取引ログ記録部12にロギング(記録)する(S505)。なお、日時は、主制御部101の時計機能から取得される。
一方、S504の判定結果がNOの場合、又は、S505の後、主制御部101は、自動取引装置10においてエラーログ取得事象が発生したか否かを判定する(S506)。ここで、エラーログ取得事象とは、エラーログとして取得する必要がある事象であって、次に例示する事象を含む。
・通信タイムアウトエラーや通信データエラー
・カードや通帳のジャムエラー
・用紙ニアエンド
・紙幣や硬貨ニアエンド
・カードや通帳のデータ読込/書込エラー
S506の判定結果がYESの場合、主制御部101は、発生した事象を、その日時と共に、エラーログとしてエラーログ記録部13にロギングする(S507)。なお、このときの日時も、主制御部101の時計機能から取得される。
一方、S506の判定結果がNOの場合、又は、S507の後、主制御部101は、稼動終了か否かを判定する(S508)。この判定は、例えば、自動取引装置10の稼動終了指示の有無を判定することによって行われる。稼動終了指示は、例えば、自動取引装置10の図示しない管理者用操作部に対する操作によって行われる。
S508の判定結果がNOの場合は、処理がS504へ戻る。
一方、S508の判定結果がYESの場合は、自動取引装置10がパワーオフし、図5に示した処理が終了する。
このような図5に示した処理により、取引ログ記録部12には図6に例示したような取引ログ12aが記録され、エラーログ記録部13には図7に例示したようなエラーログ13aが記録される。図6及び図7に例示したように、取引ログ12a及びエラーログ13aには、自動取引装置10の稼動中に発生した該当事象が時系列に記録されると共に、各該当事象が発生した日時が記録される。
図8は、映像サーバにおいて実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示したように、この処理は、映像サーバ30がパワーオンすると、開始される。この処理が開始されると、映像サーバ30は、ホストコンピュータ40から日時を取得するために、日時取得依頼電文をホストコンピュータ40へ送信し(S801)、その応答電文をホストコンピュータ40から受信する(S802)。そして、受信した応答電文に含まれる日時情報が示す日時を、映像サーバ30が有する時計機能の日時として設定する(S803)。これにより、映像サーバ30が有する時計機能の日時が、ホストコンピュータ40が有する時計機能の日時に合わせられる。
次に、映像サーバ30は、カメラ20aによりリアルタイムに撮影される映像(操作部11を含む範囲の映像)の取得及び映像記録部31への記録を開始する(S804)と共に、カメラ20bによりリアルタイムに撮影される映像(自動取引装置10の全体の映像)の取得及び映像記録部31への記録を開始する(S805)。
次に、映像サーバ30は、稼動終了か否かを判定する(S806)。この判定は、例えば、映像サーバ30の稼動終了指示の有無を判定することによって行われる。稼動終了指示は、例えば、映像サーバ30の図示しない操作部に対する操作によって行われる。
S806の判定結果がNOの場合は、本判定を繰り返す。
一方、S806の判定結果がYESの場合、映像サーバ30は、カメラ20aからの映像(操作部11を含む範囲の映像)の取得及び映像記録部31への記録を停止する(S807)と共に、カメラ20bからの映像(自動取引装置10の全体の映像)の取得及び映像記録部31への記録を停止する(S808)。そして、映像サーバ30がパワーオフし、図8に示した処理が終了する。
このような図8に示した処理により、映像記録部31には、映像サーバ30が稼動中にカメラ20a及びカメラ20bによりリアルタイムに撮影された映像が記録される。なお、映像記録部31に記録された映像には、映像の取得開始日時(又は記録開始日時)が付加される。この日時は、映像サーバ30が有する時計機能から取得される。また、撮影したカメラのカメラID(identifier)も付加される。これにより、後に、その映像に表されている自動取引装置10を撮影したカメラの特定が可能であり、また、これにより、その映像に表されている自動取引装置10の特定も可能である。
図9は、ホストコンピュータにおいて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図10は、通信ログを例示する図である。
ホストコンピュータ40は、基本的に常時稼動しており、その稼動中においては、図9に例示した処理が実行される。
この処理では、まず、ホストコンピュータ40は、外部装置からの依頼電文を受信したか否かを判定する(S901)。
S901の判定結果がNOの場合は、本判定を繰り返す。
一方、S901の判定結果がYESの場合、ホストコンピュータ40は、受信した依頼電文に応じた処理を実行し(S902)、その処理結果を含む応答電文を依頼元の外部装置へ返信(送信)する(S903)。例えば、自動取引装置10からの取引依頼電文を受信した場合には、その取引可否の判定等を行い、その判定結果等を含む応答電文を依頼元の自動取引装置10に返信する。また、自動取引装置10又は映像サーバ30からの日時取得依頼電文を受信した場合には、ホストコンピュータ40が有する時計機能から日時を取得し、その日時情報を含む応答電文を依頼元の自動取引装置10又は映像サーバ30に返信する。なお、ホストコンピュータ40が有する時計機能は、例えば、電波時計を用いて実現されてもよい。
そして、このような依頼電文の受信(S902)及び応答電文の送信(S903)を行うと、ホストコンピュータ40は、受信した依頼電文の内容及び送信した応答電文の内容を、その受信及び送信の日時と共に、通信ログとして通信ログ記録部41にロギングする(S904)。このときの日時も、ホストコンピュータ40の時計機能から取得される。
S904の後は、処理がS901に戻る。
このような図9に示した処理により、通信ログ記録部41には、図10に例示したような通信ログ41aが記録される。図10に例示したように、通信ログ41aには、受信した依頼電文の内容及び送信した応答電文の内容が時系列に記録されると共に、その受信及び送信の日時が記録される。また、受信した依頼電文の内容には、依頼元装置の装置IDが含まれる。例えば、依頼元装置が自動取引装置10である場合は、その自動取引装置10の装置IDが含まれる。これにより、後に、通信ログ41aにおける自動取引装置10との間の通信に係る部分の特定が可能である。
図11は、一実施の形態に係るトラブル解析支援装置において実行される処理の一例を示すフローチャートである。図12は、確認作業画面を例示する図である。
なお、ここでは、トラブル解析支援装置50が、対象とする自動取引装置10を撮影するカメラ20a及び20bにより撮影された映像と、対象とする自動取引装置10の取引ログと、ホストコンピュータ40の通信ログと、対象とする自動取引装置10のエラーログとを取得済みであり、それらが記憶装置505に記録されているとする。あるいは、その映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログが記録された可搬型記録媒体509が媒体駆動装置506にセットされ、それらを読み出し可能な状態であるとする。
図11に示したように、この処理は、トラブル解析支援装置50がパワーオンすると、開始される。この処理が開始されると、プロセッサ501は、選択可能な複数の作業項目を含む図示しない作業項目選択画面を出力装置(表示装置)504に表示し、ユーザによる作業項目の選択操作を受け付け、受け付けた選択操作に応じた作業項目を選択する(S1101)。ここでは、選択された作業項目が「映像・ログ確認作業」であるとする。この作業項目は、対象とする自動取引装置10の映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログの確認を行う際に選択される項目である。
次に、プロセッサ501は、映像の確認開始日時及び再生速度の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に応じて、映像の再生開始日時及び再生速度を設定する(S1102)。なお、映像の確認開始日時は、映像の再生開始日時として設定される。
次に、プロセッサ501は、図12に例示するような確認作業画面530を出力装置504に表示する(S1103)。
図12に例示したように、確認作業画面530は、映像領域531、映像領域532、取引ログ領域533、通信ログ領域534、エラーログ領域535、開始ボタン536、停止ボタン537、終了ボタン538、及び映像日時領域539を有する。
映像領域531には、対象とする自動取引装置10の一部(操作部11を含む範囲)を撮影するカメラ20aにより撮影された映像が表示される。映像領域532には、対象とする自動取引装置10の全体を撮影するカメラ20bにより撮影された映像が表示される。取引ログ領域533には、対象とする自動取引装置10の取引ログ(この例では取引ログ12a)が表示される。通信ログ領域534には、ホストコンピュータ40の通信ログ(この例では通信ログ41a)が表示される。エラーログ領域535には、対象とする自動取引装置10のエラーログ(この例ではエラーログ13a)が表示される。
但し、この時点の確認作業画面530において、映像領域531及び映像領域532の各領域には、映像が確認開始日時(この例では「2018/10/10 15:11:20」)で一時停止した状態で表示される。また、取引ログ領域533には、確認開始日時(表示中の映像の日時でもある)を含む所定時間範囲(例えば1分)内の取引ログの部分(この例では「2018/10/10 15:11:20 input-key[10]」が該当)が略中央(領域上下方向の略中央)に配置されるように表示されると共に赤色により識別可能に表示される。また、通信ログ領域534には、確認開始日時を含む所定時間範囲内の通信ログの部分(この例では「2018/10/10 15:11:33 recv-atm20781_pw」が該当)が略中央に配置されるように表示されると共に、その部分が、対象とする自動取引装置10との間における通信ログの部分を更に含む場合は、その自動取引装置10との間における通信ログの部分が赤色により識別可能に表示される(この例では該当無し)。また、エラーログ領域535には、確認開始日時を含む所定時間範囲内のエラーログの部分(この例では「2018/10/10 15:11:18 card-jm_hs」が該当)が略中央に配置されるように表示されると共に赤色により識別可能に表示される。なお、取引ログ領域533、通信ログ領域534、及びエラーログ領域535の各領域に表示されたログにおいて、赤色で表示された部分以外は黒色で表示される。
開始ボタン536及び停止ボタン537は、映像の再生及び後述するスクロール表示の開始及び停止を指示するボタンである。終了ボタン538は、確認作業の終了を指示するボタンであり、作業項目選択画面に戻ることを指示するボタンでもある。映像日時領域539は、映像領域531及び映像領域532の各領域に表示中の映像の日時が表示される。
このような確認作業画面530の表示(S1103)の後、プロセッサ501は、終了ボタン538が押下されたか否かを判定する(S1104)。
S1104の判定結果がYESの場合は、処理がS1122に進む。
一方、S1104の判定結果がNOの場合、プロセッサ501は、開始ボタン536が押下されたか否かを判定する(S1105)。
S1105の判定結果がNOの場合は、処理がS1104に戻る。
一方、S1105の判定結果がYESの場合、プロセッサ501は、映像領域531及び映像領域532の各領域に一時停止した状態で表示されている映像の再生を、S1102で設定された再生速度に従って、開始する(S1106)。
次に、プロセッサ501は、取引ログ領域533において、映像領域531及び映像領域532の各領域に再生表示中の映像の日時の経過に伴って行われる取引ログのスクロール表示を開始する(S1107)。このスクロール表示では、再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の取引ログの部分が略中央に配置されるようにスクロール表示が行われる。
次に、プロセッサ501は、通信ログ領域534において、映像領域531及び映像領域532の各領域に再生表示中の映像の日時の経過に伴って行われる通信ログのスクロール表示を開始する(S1108)。このスクロール表示では、再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の通信ログの部分が略中央に配置されるようにスクロール表示が行われる。
次に、プロセッサ501は、エラーログ領域535において、映像領域531及び映像領域532の各領域に再生表示中の映像の日時の経過に伴って行われるエラーログのスクロール表示を開始する(S1109)。このスクロール表示では、再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内のエラーログの部分が略中央に配置されるようにスクロール表示が行われる。
次に、プロセッサ501は、取引ログにおいて、映像領域531及び映像領域532の各領域に再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の取引ログの部分が有るか否かを判定する(S1110)。
S1110の判定結果がYESの場合、プロセッサ501は、その取引ログの部分のみを赤色により識別可能に表示する(S1111)。
一方、S1110の判定結果がNOの場合、プロセッサ501は、取引ログにおいて赤色表示された部分がある場合に、その部分を黒色表示に戻す(S1112)。
S1111又はS1112の後、プロセッサ501は、通信ログにおいて、映像領域531及び映像領域532の各領域に再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の通信ログの対象とする自動取引装置10との間の通信に係る部分が有るか否かを判定する(S1113)。
S1113の判定結果がYESの場合、プロセッサ501は、その通信ログの部分のみを赤色により識別可能に表示する(S1114)。
一方、S1113の判定結果がNOの場合、プロセッサ501は、通信ログにおいて赤色表示された部分がある場合に、その部分を黒色表示に戻す(S1115)。
S1114又はS1115の後、プロセッサ501は、エラーログにおいて、映像領域531及び映像領域532の各領域に再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内のエラーログの部分が有るか否かを判定する(S1116)。
S1116の判定結果がYESの場合、プロセッサ501は、そのエラーログの部分のみを赤色により識別可能に表示する(S1117)。
一方、S1116の判定結果がNOの場合、プロセッサ501は、エラーログにおいて赤色表示された部分がある場合に、その部分を黒色表示に戻す(S1118)。
S1117又はS1118の後、プロセッサ501は、停止ボタン537が押下されたか否かを判定する(S1119)。
S1119の判定結果がYESの場合、プロセッサ501は、映像領域531及び映像領域532の各領域に表示された映像の再生を一時停止すると共に、取引ログ領域533における取引ログのスクロール表示、通信ログ領域534における通信ログのスクロール表示、及びエラーログ領域535におけるエラーログのスクロール表示を一時停止し(S1120)、処理がS1104に戻る。
一方、S1119の判定結果がNOの場合、プロセッサ501は、終了ボタン538が押下されたか否かを判定する(S1121)。
S1121の判定結果がNOの場合は、処理がS1110に戻る。
一方、S1121の判定結果がYESの場合、又は、S1104の判定結果がYESの場合、プロセッサ501は、出力装置504に表示されている確認作業画面530を作業項目選択画面に切り替え、そして、作業完了か否かを判定する(S1122)。この判定は、例えば、作業項目選択画面における完了ボタンの押下の有無を判定することによって行われる。
S1122の判定結果がNOの場合は、処理がS1101に戻る。
一方、S1122の判定結果がYESの場合は、トラブル解析支援装置50がパワーオフし、図11に示した処理が終了する。
このような図11に示した処理によれば、確認作業画面530において、開始ボタン536が押下されてから停止ボタン537又は終了ボタン538が押下されるまでの間は、設定されている再生速度に従って映像が再生表示されると共に、再生表示中の映像の日時に合わせて、取引ログ、通信ログ、及びエラーログがスクロール表示され、更に、再生表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の、取引ログの部分、通信ログにおける対象とする自動取引装置10との間の通信に係る部分、及びエラーログの部分が、赤色により識別可能に表示される。これによりユーザは、映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログの突き合わせ確認を容易に行うことができる。また、確認作業画面530では、映像、取引ログ、通信ログ、エラーログが左側から順に並べて表示されることにより、その突き合わせ確認を、より一層容易にさせることができる。結果として、対象とする自動取引装置10のトラブル要因の特定を容易且つ早期に行うことができる。また、トラブルの再現方法の検討等も行うことができる。
以上のように、本実施形態に係るトラブル解析支援装置50によれば、自動取引装置10のトラブル解析に係る作業の効率化を図ることができる。
なお、本実施形態においては、各種の変形が可能である。
例えば、確認作業画面530の取引ログ領域533、通信ログ領域534、及びエラーログ領域535において識別可能に表示されるログの部分は、赤色に限らず、他の色により識別可能に表示されてもよい。あるいは、色以外の方法により識別可能に表示されてもよい。例えば、ハイライトや、フォントの大きさ、太さ、種類等により識別可能に表示されてもよい。
また、例えば、表示中の映像の日時を含む所定時間範囲内の、取引ログの部分、通信ログにおける対象とする自動取引装置10との間の通信に係る部分、及びエラーログの部分を識別可能に表示する場合の、その所定時間範囲を、ユーザが任意に設定可能に構成してもよい。
また、例えば、確認作業画面530の左側に配置される映像領域531と映像領域532の上下配置を逆にしてもよい。すなわち、映像領域532を上側に配置し、映像領域531を下側に配置してもよい。あるいは、それらの上下方向の配置を、ユーザが任意に設定可能に構成してもよい。
また、例えば、確認作業画面530の左右方向に配置される取引ログ領域533、通信ログ領域534、及びエラーログ領域535の配置位置を入れ替えてもよい。あるいは、それらの左右方向の配置位置を、ユーザが任意に設定可能に構成してもよい。
また、例えば、トラブル解析支援装置50は、取得する映像として、カメラ20aによりより撮影された映像とカメラ20bにより撮影された映像の何れか一方のみを取得するようにしてもよい。この場合は、確認作業画面530の左側から、その一方の映像、取引ログ、通信ログ、及びエラーログが順に並べて表示される。
また、例えば、取引システム1において、自動取引装置10、カメラ20a、及びカメラ20bのセットが、更に、第2のネットワーク70に接続された第3のネットワークに接続されて設けられてもよい。また、この場合は、映像サーバ30が、更に、第3のネットワークに接続されて設けられてもよい。このように取引システム1において映像サーバ30が複数設けられる場合は、各映像サーバ30が、ネットワーク毎に、映像を管理してもよい。例えば、第1のネットワーク60に接続された映像サーバ30が、第1のネットワーク60に接続されたカメラ20a、20bの映像を管理し、第3のネットワークに接続された映像サーバ30が、第3のネットワークに接続されたカメラ20a、20bの映像を管理するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
1 取引システム
10 自動取引装置
11 操作部
12 取引ログ記録部
12a 取引ログ
13 エラーログ記録部
13a エラーログ
20a、20b カメラ
30 映像サーバ
31 映像記録部
40 ホストコンピュータ
41 通信ログ記録部
41a 通信ログ
50 トラブル解析支援装置
60 第1のネットワーク
70 第2のネットワーク
100 ATM制御部
101 主制御部
102 メモリ
103 HDD
104 通信制御部
105 画面表示部
106 キー入力部
107 IO制御部
110 紙幣処理ユニット
120 硬貨処理ユニット
130 通帳処理ユニット
140 カード処理ユニット
150 レシート発行処理ユニット
501 プロセッサ
502 メモリ
503 入力装置
504 出力装置
505 記憶装置
506 媒体駆動装置
507 ネットワーク接続装置
508 バス
509 可搬型記録媒体
511 映像取得部
512 取引ログ取得部
513 通信ログ取得部
514 エラーログ取得部
515 表示部
516 表示制御部
517 再生開始日時設定部
518 再生速度設定部
530 確認作業画面
531 映像領域
532 映像領域
533 取引ログ領域
534 通信ログ領域
535 エラーログ領域
536 開始ボタン
537 停止ボタン
538 終了ボタン
539 映像日時領域

Claims (9)

  1. 自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得する映像取得部と、
    前記自動取引装置の取引ログを取得する取引ログ取得部と、
    前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得する通信ログ取得部と、
    前記自動取引装置のエラーログを取得するエラーログ取得部と、
    前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とするトラブル解析支援装置。
  2. 前記自動取引装置の一部は、顧客の入力操作を受け付ける操作部を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載のトラブル解析支援装置。
  3. 前記表示制御部は、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を色により識別可能に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のトラブル解析支援装置。
  4. 前記表示制御部は、再生表示中の前記映像の日時の経過に伴って、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログをスクロール表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載にトラブル解析支援装置。
  5. 前記映像の再生開始日時を設定する再生開始日時設定部、
    を更に備え、
    前記表示制御部は、前記映像を前記再生開始日時から再生表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のトラブル解析支援装置。
  6. 前記映像の再生速度を設定する再生速度設定部、
    を更に備え、
    前記表示制御部は、前記映像を前記再生速度に従って再生表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のトラブル解析支援装置。
  7. 前記表示制御部は、前記同一画面内の左側から前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを順に並べて表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のトラブル解析支援装置。
  8. トラブル解析支援装置において実行されるトラブル解析支援方法であって、
    自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得し、
    前記自動取引装置の取引ログを取得し、
    前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得し、
    前記自動取引装置のエラーログを取得し、
    前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させる、
    ことを特徴とするトラブル解析支援方法。
  9. トラブル解析支援装置のコンピュータに、
    自動取引装置の一部又は全体を撮影する撮影装置により撮影された映像を取得し、
    前記自動取引装置の取引ログを取得し、
    前記自動取引装置と通信を行うホストコンピュータの通信ログを取得し、
    前記自動取引装置のエラーログを取得し、
    前記映像、前記取引ログ、前記通信ログ、及び前記エラーログを表示部の同一画面内に並べて表示させると共に、表示中の前記映像の日時を含む所定時間範囲内の、前記取引ログの部分、前記通信ログの前記自動取引装置との間の通信に係る部分、及び前記エラーログの部分、を識別可能に表示させる、
    という処理を実行させることを特徴とするトラブル解析支援プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113256908A (zh) * 2020-12-28 2021-08-13 深圳市怡化时代科技有限公司 卡钞处理方法、装置、存储介质及计算机设备

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