JP2017111634A - 自動取引装置、カード検査方法およびカード検査プログラム - Google Patents

自動取引装置、カード検査方法およびカード検査プログラム Download PDF

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隆之 原口
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Abstract

【課題】カード媒体が取引中に破損等したというような思い込みによるクレーム、または意図的なクレームを低減することが可能な自動取引装置、自動取引装置におけるカード検査方法およびカード検査プログラムを提供すること。
【解決手段】情報が記録されたカードを取り込み、取り込んだカードを撮像して第1カード画像を取得し、取得した第1カード画像を格納し、第1カード画像を取得したカードに記録された情報を取得し、取得した情報に基づいて取引を実行し、取引を実行した後にカードを撮像して第2カード画像を取得し、取得した第2カード画像を格納し、第2カード画像を取得したカードを排出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンビニエンスストアや金融機関等の店舗に設置され、ユーザとの取引を自動で行う現金自動預金支払機(ATM:Automated Teller Machine)等の自動取引装置、自動取引装置におけるカード検査方法およびカード検査プログラムに関する。
従来、自動取引装置は、ユーザによる操作に応じて、そのユーザが要求する入金取引や出金取引等の各種取引を実行する。このような自動取引装置は、取引を実行する際、キャッシュカード等のカード媒体を使用するようになっている。カード媒体に破損、キズ、変形、変色等の異常があると、カード情報の読み取りに支障が起きることがある。そこで、自動取引装置に挿入されたカード媒体の異常を検出する技術が開示されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平8−63637号公報 特開2010−15625号公報
上述のような自動取引装置においては、取引実行時にカード媒体の画像情報を1度取得等することで、カード媒体の破損、キズ、変形、変色等の異常を検知している。しかしながら、このような場合、取引実行前からカード媒体に破損、キズ、変形、変色等の異常が発生していたのか、取引実行中に異常が発生してしまったのかの判断は出来ない。
そのため、自動取引装置のユーザである顧客は、「ATMの取引で、キャッシュカードに傷が付いた」と思い込みまたは意図的に、監視センター等に対して「キャッシュカードに傷が付いて戻ってきた」というようなクレームをつけることがあった。このような場合、最初から破損等の異常があるカード媒体であっても「取引中に本当に傷をつけてしまった」のか否かを調査するのに時間がかかり、顧客対応が不十分となったり、真偽の判断の調査等に多くの労力が必要となったりする、という問題点があった。
本発明は、上述のような実状に鑑みたものであり、カード媒体が取引中に破損等したというような思い込みによるクレーム、または意図的なクレームを低減することが可能な自動取引装置、自動取引装置におけるカード検査方法およびカード検査プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の自動取引装置は、カードを用いて取引を行なう自動取引装置であって、情報が記録された前記カードを取り込むカード取込部と、前記カード取込部によって取り込んだ前記カードを撮像して第1カード画像を取得する第1カード画像取得部と、前記第1カード画像取得部によって取得した前記第1カード画像を格納する第1カード画像格納部と、前記第1カード画像取得部によって前記第1カード画像を取得した後、前記カードに記録された前記情報を取得するカード情報取得部と、前記カード情報取得部によって取得した前記情報に基づいて前記取引を実行する取引実行部と、前記取引実行部によって前記取引を実行した後、前記カードを撮像して第2カード画像を取得する第2カード画像取得部と、前記第2カード画像取得部によって取得した前記第2カード画像を格納する第2カード画像格納部と、前記第2カード画像取得部によって前記第2カード画像を取得した前記カードを排出するカード排出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の自動取引装置は、前記第1カード画像取得部によって取得した前記第1カード画像を表示する第1カード画像表示部を更に備えることが望ましい。
また、本発明の自動取引装置は、前記第1カード画像取得部によって取得した前記第1カード画像および前記第2カード画像取得部によって取得した前記第2カード画像を比較する画像比較部と、前記画像比較部によって比較した結果、前記第1カード画像と前記第2カード画像の相違度が所定以上である場合、前記第1カード画像および前記第2カード画像を外部管理装置に伝送する伝送部とを更に備えることが望ましい。
また、本発明の自動取引装置は、前記第1カード画像取得部および前記第2カード画像取得部が、前記カードの表面および裏面をそれぞれ異なる方向から撮像する複数のカメラであることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明のカード検査方法は、カードを用いて取引を行なう自動取引装置において実行されるカード検査方法であって、情報が記録された前記カードを取り込み、前記取り込んだカードを撮像して第1カード画像を取得し、前記取得した第1カード画像を格納し、前記第1カード画像を取得した前記カードに記録された前記情報を取得し、前記取得した情報に基づいて前記取引を実行し、前記取引を実行した後に前記カードを撮像して第2カード画像を取得し、前記取得した第2カード画像を格納し、前記第2カード画像を取得した前記カードを排出することを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、本発明のカード検査プログラムは、カードを用いて取引を行なう自動取引装置におけるカード検査プログラムであって、前記自動取引装置のコンピュータを、情報が記録された前記カードを取り込むカード取込手段、前記カード取込手段によって取り込んだ前記カードを撮像して第1カード画像を取得する第1カード画像取得手段、前記第1カード画像取得手段によって取得した前記第1カード画像を格納する第1カード画像格納手段、前記第1カード画像取得手段によって前記第1カード画像を取得した後、前記カードに記録された前記情報を取得するカード情報取得手段、前記カード情報取得手段によって取得した前記情報に基づいて前記取引を実行する取引実行手段、前記取引実行手段によって前記取引を実行した後、前記カードを撮像して第2カード画像を取得する第2カード画像取得手段、前記第2カード画像取得手段によって取得した前記第2カード画像を格納する第2カード画像格納手段、前記第2カード画像取得手段によって前記第2カード画像を取得した前記カードを排出するカード排出手段として機能させるためのカード検査プログラムである。
本発明によれば、取引処理前および取引処理後それぞれのカード媒体画像を取得することにより、取引処理中にカード媒体を破損等したのか否かを即座に判断可能とすることで、カード媒体が取引中に破損等したというような思い込みによるクレーム、または意図的なクレームを低減することができる、という牽制的な効果を奏する。
実施の形態における自動取引装置の一例であるATMの外観を示す図である。 実施の形態におけるATMのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態におけるカード読取装置の構造の一例を示す図である。 実施の形態におけるカード読取装置の機能ブロックの一例を示す図である。 実施の形態におけるATMの機能ブロック図である。 実施の形態の自動取引処理(支払取引処理)の流れを示すフローチャート(その1)である。 取引画面(画面1)の例を示す図である。 取引画面(画面2)の例を示す図である。 取引画面(画面3)の例を示す図である。 取引画面(画面4)の例を示す図である。 実施の形態の自動取引処理(支払取引処理)の流れを示すフローチャート(その2)である。 取引画面(画面5)の例を示す図である。 取引画面(画面6)の例を示す図である。 取引画面(画面7)の例を示す図である。 取引画面(画面8)の例を示す図である。 実施の形態の自動取引処理(支払取引処理)の流れを示すフローチャート(その3)である。 取引画面(画面9)の例を示す図である。 異常通知データのデータ構成例を示す図である。 取引画面(画面10)の例を示す図である。 取引画面(画面11)の例を示す図である。 取引画面(画面12)の例を示す図である。 実施の形態の自動取引処理(預入取引処理)の流れを示すフローチャート(その1)である。 取引画面(画面13)の例を示す図である。 実施の形態の自動取引処理(預入取引処理)の流れを示すフローチャート(その2)である。 実施の形態の自動取引処理(預入取引処理)の流れを示すフローチャート(その3)である。 実施の形態の自動取引処理(残高照会取引処理)の流れを示すフローチャート(その1)である。 実施の形態の自動取引処理(残高照会取引処理)の流れを示すフローチャート(その2)である。 取引画面(画面14)の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施の形態における自動取引装置の一例であるATMの外観を示す図である。
図1において、自動取引装置の一種であるATM10は、カード入出口11、通帳入出口12、紙幣入出口13、硬貨入出口14、ユーザ操作部15、およびスピーカ16を備える。
カード入出口11は、キャッシュカード、クレジットカードなどの各種のカードの挿入、挿入されたカードの返却、および発行したレシートの排出に用いられる。
通帳入出口12は、通帳の挿入や挿入された通帳の返却に用いられる。紙幣入出口13は、入金する紙幣の投入や出金する紙幣の排出に用いられる。硬貨入出口14は、入金する硬貨の投入や出金する硬貨の排出に用いられる。
ユーザ操作部15は、例えば、タッチパネルを備えるディスプレイであり、暗証番号の入力を含む各種データ入力および各種指示などを行う際に用いられる。スピーカ16は、ユーザに対して、各種取引の遂行に必要な案内などを音声として出力するために用いられる。
なお、上述したATM10の外観構成は一例であり、例えば手のひらの静脈を読み取って生体認証する静脈認証部などを備えていてもよい。
図2は、実施の形態におけるATMのハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、ATM10は、ATM制御ユニット20、内部メモリ21、記憶部22、カード処理ユニット23、通帳処理ユニット24、紙幣処理ユニット25、硬貨処理ユニット26、表示ユニット27、音声出力ユニット28、カードイメージユニット29および通信ユニット30を備える。
ATM制御ユニット20は、ATM10全体を統括的に制御するものであって、記憶部22などに記憶されているATM10の各種処理を行うためのプログラムを読み込み、読み込んだプログラムを内部メモリ21に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって各種処理を行うものであり、例えばCPU(Central Processor Unit)である。プログラムには、後述するカード検査処理を実行するカード検査プログラムが含まれる。
ATM制御ユニット20は、ユーザが表示ユニット27を操作して指示した取引を実現するための制御を行う。具体的には、ATM制御ユニット20は、表示ユニット27が有するユーザ操作部15に表示される取引メニューからユーザが任意の取引を選択し、カードまたは通帳が挿入されると、通信ユニット30を介して、ユーザの口座情報、暗証番号、預金額などの各種情報を管理するホストコンピュータ50との間で取引サービスを提供する上で必要な通信の制御を行う。
例えば、出金取引または入金取引が選択された場合、ATM10は、取引要求をネットワーク40上のホストコンピュータ50に通信ユニット30を介して送信する。ホストコンピュータ50は、ATM10からの取引要求に基づいて、口座認証などを行い、取引の可否を判定し、取引可能との判定に基づくユーザの口座残高などの更新を行い、判定結果をATM10へ送信し、取引の可否の判定に基づくATM10による取引処理を行う。
内部メモリ21には、ATM制御ユニット20に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、内部メモリ21には、ATM10による処理に必要な各種データが格納される。内部メモリ21は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
記憶部22は、上述したように、ATM10の各種処理を行うためのアプリケーションプログラムや、ATM10の処理に必要なデータなどが記憶され、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。
カード処理ユニット23は、図1に示すカード入出口11のほか、カードデータ読取部(図3、図4参照)、不図示のレシート印字部を有する。カード処理ユニット23は、ユーザがカード入出口11から挿入したカードを受け付けて、カードの磁気データ等から口座情報の読み取りを行い、取引処理の内容を印字したレシートをカードとともに、カード入出口11から返却する。
通帳処理ユニット24は、図1に示す通帳入出口12のほか、不図示の磁気データ読取部、光学データ読取部を有する。通帳処理ユニット24は、ユーザが通帳入出口12から挿入した通帳を受け付けて所定の位置まで搬送し、取引処理の内容を記帳したり、記録が完了した通帳を通帳入出口12から返却したりする。
紙幣処理ユニット25は、図1に示す紙幣入出口13を有し、紙幣入出口13から挿入された紙幣を受け入れ、紙幣を計数したり、ユーザによって選択された出金取引に応じて所定数の紙幣を紙幣入出口13から排出したりする。また、硬貨処理ユニット26は、図1に示す硬貨入出口14を有し、硬貨入出口14から挿入された硬貨を受け入れ、硬貨を計数したり、ユーザによって選択された出金取引に応じて所定数の硬貨を硬貨入出口14から排出したりする。
表示ユニット27は、図1に示すユーザ操作部15を有し、取引に関する画面やメッセージなどをユーザ操作部15に表示してユーザからの操作入力を受け付ける。
音声出力ユニット28は、図1に示すスピーカ16を有し、ユーザが選択した各種取引を実現するために必要な案内などを音声として出力する。
カードイメージユニット29は、カードイメージ読取部(図3、図4参照)を有し、ユーザがカード入出口11から挿入したカードを受け付けて、カードの画像(イメージ)を読み取り、カード入出口11からカードを返却する。画像の読み取りは、カードの受入後と返却前の2回行い、両画像が相違する場合は、これらの画像および相違する旨を直ちに自動機監視システム60へ送信する。
通信ユニット30は、ユーザが選択した取引のサービスを提供する上で必要な通信をネットワーク40上のホストコンピュータ50と行ったり、2回読み取った画像およびこれらが相違する旨の情報通信を自動機監視システム60と行ったりする際に用いられるものであり、例えば通信インタフェースである。
図3は、実施の形態におけるカード読取装置の構造の一例を示す図である。
図3に示すカード読取装置70は、図2に示したカード処理ユニット23およびカードイメージユニット29により構成される。図3において、カード読取装置70は、カードが搬送される搬送路71を有し、シャッタ/引き込み部72、カードイメージ読取部73、カード情報読取部74、およびカードリジェクト部75を備える。
シャッタ/引き込み部72は、カードが挿入可能となるようにカード入出口11のシャッタを開け、カード入出口11に挿入されたカードを搬送路71で搬送してカード読取装置70の内部に引き込む。
カードイメージ読取部73は、カード読取装置70の内部に取り込んだカードを撮像し、カード画像を取得する。カードイメージ読取部73は、例えば、垂直方向からカードの表面を撮像するカメラ、斜め方向からカードの表面を撮像するカメラ、垂直方向からカードの裏面を撮像するカメラ、斜め方向からカードの裏面を撮像するカメラ、斜め右方向からカードの側面を撮像するカメラ、および斜め左方向からカードの側面を撮像するカメラの、計6台のカメラを備える。
カード情報読取部74は、例えば、カードリーダであり、カードに付された磁気ストライプまたはICチップに格納された口座情報等を読み出す。
カードリジェクト部75は、カードを一時的に保管する。
図4は、実施の形態におけるカード読取装置の機能ブロックの一例を示す図である。
図4において、カード読取装置70は、前処理部76、カードイメージ読取部73、カード情報読取部74、データ生成部77、および主制御部78を備える。
前処理部76は、種別選択により選択された取引内容、例えば、支払取引、預入取引、残高照会取引等のそれぞれに従った前処理を実行する。カードイメージ読取部73は、上述したように、カメラでカードを撮像し、カード画像を取得する。また、カード情報読取部74は、上述したように、カードに付された磁気ストライプ等に格納された口座情報等を読み出す。
データ生成部77は、ユーザが選択した取引を提供する上で必要な通信データを、前処理部76およびカード情報読取部74の実行結果から生成する。また、データ生成部77は、カードイメージ読取部73がカメラで2回撮像したカード画像が異なる旨の情報を生成する。
そして、主制御部78は、前処理部76、カードイメージ読取部73は、カード情報読取部74、およびデータ生成部77を制御し、通信データをホストコンピュータ50に送信するよう制御し、相違する2回の撮像画像およびこれらが相違する旨の情報を自動機監視システム60に送信するよう制御する。
図5は、実施の形態におけるATMの機能ブロック図である。
図5において、ATM10は、カードを用いて取引を行なう自動取引装置である。ATM10は、カード取込部80、第1カード画像取得部81、第1カード画像格納部82、カード情報取得部83、取引実行部84、第2カード画像取得部85、第2カード画像格納部86、カード排出部87、第1カード画像表示部88、画像比較部89、画像伝送部90、および第2カード画像表示部91を備える。
カード取込部80は、口座情報等の情報が記録されたキャッシュカード等のカードを取り込む。第1カード画像取得部81は、カード取込部80によって取り込んだカードを撮像して第1カード画像を取得する。第1カード画像格納部82は、第1カード画像取得部81によって取得した第1カード画像を格納する。
カード情報取得部83は、第1カード画像取得部81によって第1カード画像を取得した後、カードに記録された口座情報等の情報を取得する。取引実行部84は、カード情報取得部83によって取得した情報に基づいて、ユーザの指示に従った支払取引、預入取引、残高照会取引等の取引を実行する。
第2カード画像取得部85は、取引実行部84によって取引を実行した後、カードを再度撮像して第2カード画像を取得する。第1カード画像取得部81および第2カード画像取得部85は、例えば、複数のデジタルカメラで構成されたカメラ100である。カメラ100は、カードの表面および裏面をそれぞれ異なる方向から撮像する。第2カード画像格納部86は、第2カード画像取得部85によって取得した第2カード画像を格納する。そして、カード排出部87は、第2カード画像取得部85によって第2カード画像を取得したカードを排出する。
第1カード画像表示部88は、第1カード画像取得部81によって取得した第1カード画像を表示する。これにより、ユーザは、自分の挿入したカードが撮像されていることを知る。
画像比較部89は、第1カード画像取得部81によって取得した第1カード画像および第2カード画像取得部85によって取得した第2カード画像を比較する。第1カード画像と第2カード画像との比較は、画像自体を利用してもよいし、画像から抽出した特徴量である隆線パターンや特徴点を利用してもよい。画像伝送部90は、画像比較部によって比較した結果、第1カード画像と第2カード画像の相違度が所定以上である場合、第1カード画像および第2カード画像を外部管理装置に伝送する。
第2カード画像表示部91は、第2カード画像取得部85によって取得した第2カード画像を表示する。ユーザは、自分の挿入したカードが取引中に破損等したことを知ることができる。
第1カード画像格納部82および第2カード画像格納部86は、例えば、HDD等のメモリ110であり、図2の記憶部22に相当する。第1カード画像表示部88および第2カード画像表示部91は、例えば、タッチパネルを備えるディスプレイ120であり、図1に示したユーザ操作部15に相当する。
次に、上述のATM10が実行する自動取引処理について、支払取引処理、預入取引処理および残高照会取引処理の3種類の自動取引処理を用いて説明する。
図6乃至21を用いて、ATM10が実行する自動取引処理(支払取引処理)について説明する。
図6、11、16は、実施の形態の自動取引処理(支払取引処理)の流れを示すフローチャートであり、図7乃至10、12乃至15、図17、19乃至21は、取引画面(画面1乃至12)の例を示す図であり、図18は、異常通知データのデータ構成例を示す図である。なお、以下で説明する支払取引処理は、主制御部78により実行される。
まず、図6のステップS601において、主制御部78は、図7に例示するような取引種別選択画面(画面1)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、取引種別の選択を促す。
ステップS602において、主制御部78は、ユーザ操作部15が備えるタッチパネルの何れかの取引キーが押下されたか否かを判断する。主制御部78は、何れかの取引キーが押下されるまで、ステップS602をループ(ステップS602:NO)する。
何れかの取引キーが押下されたと判断すると(ステップS602:YES)、ステップS603において、主制御部78は、選択された取引種別が支払取引であるか否かを判断する。
取引種別が支払取引ではないと判断すると(ステップS603:NO)、ステップS604において、主制御部78は、押下されたキーに応じて他の取引処理、例えば、振込処理、後述する預入取引処理や残高照会処理を実行し、ステップS601に戻る。
他方、ステップS603で押下されたキーが支払キーであると判断すると(ステップS603:YES)、ステップS605において、主制御部78は、図8に例示するようなカード挿入画面(画面2)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、キャッシュカード等のカードの挿入を促す。
次に、ステップS606において、主制御部78は、カードが挿入されたか否かを判断する。例えば、主制御部78は、カード入出口11に設けられたカード処理ユニット23のセンサにより、カードが挿入されたか否かを判断する。主制御部78は、カードが挿入されるまで、ステップS606をループ(ステップS606:NO)する。
カードが挿入されたと判断すると(ステップS606:YES)、ステップS607において、主制御部78は、カード状態撮影処理を実行する。例えば、カメラ100(第1カード画像取得部81)を用いて、垂直方向からカードの表面を撮像し、斜め方向からカードの表面を撮像し、垂直方向からカードの裏面を撮像し、斜め方向からカードの裏面を撮像し、斜め右方向からカードの側面を撮像し、斜め左方向からカードの側面を撮像する。そして、撮像した画像(第1カード画像)をメモリ110(第1カード画像格納部82)に格納する。
ステップS608において、主制御部78は、ステップS607で撮像したカードに破損、キズ、変形、変色等の異常があるか否かを判断する。異常があるか否かの判断は、例えば、撮像した第1カード画像と所定の基準画像を比較する。比較には、画像自体を利用してもよいし、画像から抽出した隆線パターンや特徴点を利用してもよい。または、カードに所定の押圧力を付加するより発生する曲げ応力や歪から、割れ、ひび、反りなどの異常を検知してもよい。
カードに異常がないと判断すると(ステップS608:YES)、ステップS609において、主制御部78は、カード入出口11に挿入されたカードをカード処理ユニット23により内部に搬送してカードに記録された口座情報等の情報を取得し、図9に例示するような暗証入力画面(画面3)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、暗証番号の入力を促す。なお、図9の暗証入力画面(画面3)には、ステップS607で撮像したカードの表および裏の正面画像を表示する。これにより、ユーザは、カードが撮像されたことを知る。
ステップS610において、主制御部78は、暗証番号、例えば4桁の番号が入力済であるか否かを判断する。
暗証番号の4桁が入力済でないと判断すると(ステップS610:NO)、ステップS611において、主制御部78は、図9に例示した暗証入力画面(画面3)の訂正キーが押下されたか否かを判断する。
訂正キーが押下されていないと判断すると(ステップS611:NO)、ステップS610に戻る。
他方、訂正キーが押下されたと判断すると(ステップS611:YES)、主制御部78は、ステップS612において、入力された暗証番号のデータをクリアし、ステップS613において、図10に例示するような暗証再入力画面(画面4)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、暗証番号の再入力を促し、ステップS610に戻る。
ステップS610で暗証番号の4桁が入力済であると判断すると(ステップS610:YES)、図11のステップS1101において、図12に例示するような金額入力画面(画面5)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、支払金額の入力を促す。
ステップS1102において、主制御部78は、入力された金額に対して、図12に例示した金額入力画面(画面5)の確認キーが押下されたか否かを判断する。
確認キーが押下されていないと判断すると(ステップS1102:NO)、ステップS1103において、主制御部78は、図12に例示した金額入力画面(画面5)の訂正キーが押下されたか否かを判断する。
訂正キーが押下されていないと判断すると(ステップS1103:NO)、ステップS1102に戻る。
他方、訂正キーが押下されたと判断すると(ステップS1103:YES)、主制御部78は、ステップS1104において、入力された金額データをクリアし、ステップS1105において、図13に例示するような金額再入力画面(画面6)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、金額の再入力を促し、ステップS1102に戻る。
ステップS1102で確認キーが押下されたと判断すると(ステップS1102:YES)、ステップS1106において、主制御部78は、支払金額が入力済であるか否かを判断する。
支払金額が入力済ではないと判断すると(ステップS1106:NO)、ステップS1102に戻る。
他方、支払金額が入力済であると判断すると(ステップS1106:YES)、ステップS1107において、主制御部78は、図14に例示するような金額確認画面(画面7)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、支払金額が入力済みであることの確認を促す。
ステップS1108において、主制御部78は、図14に例示した金額確認画面(画面7)の訂正キーが押下されたか否かを判断する。
訂正キーが押下されたと判断すると(ステップS1108:YES)、ステップS1101に戻る。
他方、訂正キーが押下されていないと判断すると(ステップS1108:NO)、ステップS1109において、図14に例示した金額確認画面(画面7)の確認キーが押下されたか否かを判断する。
確認キーが押下されていないと判断すると(ステップS1109:NO)、ステップS1108に戻る。
他方、確認キーが押下されたと判断すると(ステップS1109:YES)、ステップS1110において、主制御部78は、支払取引電文の作成を行う。例えば、主制御部78は、ユーザ(顧客)の口座番号と支払金額等が含まれる支払取引電文を作成する。
ステップS1111において、主制御部78は、図15に例示するようなコンピュータ画面(画面8)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、処理中であることをユーザに示す。そして、図16のステップS1601において、主制御部78は、ホストコンピュータ50と通信処理を行う。例えば、主制御部78は、ステップS1110で作成した支払取引電文を、通信ユニット30を介してホストコンピュータ50に送信する。
ステップS1602において、主制御部78は、ホストコンピュータ50へ送信した支払取引電文に対するホストコンピュータ50からの応答電文を受信したか否かを判断する。
応答電文を受信していないと判断すると(ステップS1602:NO)、ステップS1602をループする。
他方、応答電文を受信したと判断すると(ステップS1602:YES)、ステップS1603において、主制御部78は、応答電文が支払許可応答であるか否かを判断する。
応答電文が支払許可応答であると判断すると(ステップS1603:YES)、ステップS1604において、主制御部78は、現金計数処理を行う。例えば、主制御部78は、紙幣処理ユニット25や硬貨処理ユニット26により支払いをする現金を内部の紙幣スタッカや硬貨スタッカから取出し、取出した現金を計数して、紙幣入出口13や硬貨入出口14まで搬送する。なお、紙幣入出口13や硬貨入出口14に設けられたシャッタは、まだ閉じられた状態である。
ステップS1605において、主制御部78は、図17に例示するような媒体返却画面(画面9)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、これからカードが返却されることをユーザに報知する。そして、ステップS1606において、主制御部78は、カード状態撮影処理を実行する。例えば、カメラ100(第2カード画像取得部85)を用いて、垂直方向からカードの表面を撮像し、斜め方向からカードの表面を撮像し、垂直方向からカードの裏面を撮像し、斜め方向からカードの裏面を撮像し、斜め右方向からカードの側面を撮像し、斜め左方向からカードの側面を撮像する。そして、撮像した画像(第2カード画像)をメモリ110(第2カード画像格納部86)に格納する。
ステップS1607において、主制御部78は、媒体返却処理を行う。例えば、主制御部78は、カードをカード入出口11から排出するとともに、紙幣入出口13や硬貨入出口14に設けられたシャッタを開放する。
ステップS1608において、主制御部78は、カードの挿入後に異常が発生したか否かを判断する。例えば、ステップS607で撮像して第1カード画像格納部82に格納した第1カード画像と、ステップS1606で撮像して第2カード画像格納部86に格納した第2カード画像とを比較し、両画像が相違する場合はカードの挿入後に異常が発生したと判断する。
カードに異常がある、すなわちカードの挿入後に異常が発生したと判断すると(ステップS1608:YES)、ステップS1609において、主制御部78は、これらの画像および相違する旨の電文を自動機監視システム60へ送信する。送信する電文は、図18に示すように、電文ヘッダ部および電文フッタ部が付加された取引データ部を含む。取引データ部は、「自動機機番」、「障害通知年月日時分」、「異常通知内容」、「媒体情報」が取引ごとに纏められたデータ構造となっている。例えば、図18に例示した電文は、「自動機A」が「平成27年10月22日10時00分」に行った取引において、「交換が必要なカード損傷、キズ、変形、変色が発生」したことを示す情報、およびその際に撮像した「イメージデータ(第1カード画像と第2カード画像)」で構成されている。
カードに異常がない、すなわちカードの挿入後に異常は発生していないと判断した場合(ステップS1608:NO)、およびステップS1609で電文を自動機監視システム60へ送信した後は、ステップS1610において、主制御部78は、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS1610:NO)、ステップS1610をループする。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS1610:YES)、ステップS1611において、主制御部78は、図19に例示するような終了画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させ、実施の形態の自動取引処理(支払取引処理)を終了する。なお、図19の終了画面(画面10)には、ステップS1606で撮像したカードの表および裏の正面画像を表示する。これにより、ユーザは、ATM10の自動取引処理(支払取引処理)において、カードに破損、キズ、変形、変色等の異常が与えられていないこと、または異常が与えられたことを確認することができる。図19に例示した終了画面(画面10)は、破損等の異常が確認できる画面例である。
図6の説明に戻り、ステップS608でカードに異常があると判断すると(ステップS608:NO)、ステップS614において、主制御部78は、図20に例示するようなカードNG媒体返却画面(画面11)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、図16のステップS1613に進む。
図16の説明に戻り、ステップS1603で応答電文が支払許可応答でないと判断すると(ステップS1603:NO)、ステップS1612において、主制御部78は、図21に例示するような取引NG媒体返却画面(画面12)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。
ステップS1613において、主制御部78は、媒体返却処理を行う。例えば、主制御部78は、カードをカード入出口11から排出する。
ステップS1614において、主制御部78は、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS1614:NO)、ステップS1614をループする。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS1614:YES)、ステップS1611に進む。このステップS1611においては、主制御部78は、図19に例示するような終了画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させるが、ステップS1606でのカードの撮像が実行されていないので、カードの表および裏の正面画像は表示しない(できない)。
次に、図7、8、14、15、17乃至25を用いて、ATM10が実行する自動取引処理(預入取引処理)について説明する。
図22、24、25は、実施の形態の自動取引処理(預入取引処理)の流れを示すフローチャートであり、図7、8、14、15、17、19乃至21、23は、取引画面(画面1、2、13、7乃至12)の例を示す図であり、図18は、異常通知データのデータ構成例を示す図である。なお、以下で説明する支払取引処理は、主制御部78により実行される。
まず、図22のステップS2201において、主制御部78は、図7に例示するような取引種別選択画面(画面1)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、取引種別の選択を促す。
ステップS2202において、主制御部78は、ユーザ操作部15が備えるタッチパネルの何れかの取引キーが押下されたか否かを判断する。主制御部78は、何れかの取引キーが押下されるまで、ステップS2202をループ(ステップS2202:NO)する。
何れかの取引キーが押下されたと判断すると(ステップS2202:YES)、ステップS2203において、主制御部78は、選択された取引種別が預入取引であるか否かを判断する。
取引種別が預入取引ではないと判断すると(ステップS2203:NO)、ステップS2204において、主制御部78は、押下されたキーに応じて他の取引処理、例えば、振込処理、前述した支払取引、後述する残高照会処理を実行し、ステップS2201に戻る。
他方、ステップS2203で押下されたキーが預入キーであると判断すると(ステップS2203:YES)、ステップS2205において、主制御部78は、図8に例示するようなカード挿入画面(画面2)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、キャッシュカード等のカードの挿入を促す。
次に、ステップS2206において、主制御部78は、カードが挿入されたか否かを判断する。例えば、主制御部78は、カード入出口11に設けられたカード処理ユニット23のセンサにより、カードが挿入されたか否かを判断する。主制御部78は、カードが挿入されるまで、ステップS2206をループ(ステップS2206:NO)する。
カードが挿入されたと判断すると(ステップS2206:YES)、ステップS2207において、主制御部78は、カード状態撮影処理を実行する。例えば、カメラ100(第1カード画像取得部81)を用いて、垂直方向からカードの表面を撮像し、斜め方向からカードの表面を撮像し、垂直方向からカードの裏面を撮像し、斜め方向からカードの裏面を撮像し、斜め右方向からカードの側面を撮像し、斜め左方向からカードの側面を撮像する。そして、撮像した画像(第1カード画像)をメモリ110(第1カード画像格納部82)に格納する。
ステップS2208において、主制御部78は、ステップS2207で撮像したカードに破損、キズ、変形、変色等の異常があるか否かを判断する。異常があるか否かの判断は、例えば、撮像した第1カード画像と所定の基準画像を比較する。比較には、画像自体を利用してもよいし、画像から抽出した隆線パターンや特徴点を利用してもよい。または、カードに所定の押圧力を付加するより発生する曲げ応力や歪から、割れ、ひび、反りなどの異常を検知してもよい。
カードに異常がないと判断すると(ステップS2208:YES)、ステップS2209において、主制御部78は、カード入出口11に挿入されたカードをカード処理ユニット23により内部に搬送してカードに記録された口座情報等の情報を取得し、図23に例示するような現金投入画面(画面13)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、預け入れる現金の投入を促す。なお、図23の現金投入画面(画面13)には、ステップS2207で撮像したカードの表および裏の正面画像を表示する。これにより、ユーザは、カードが撮像されたことを知る。
ステップS2210において、主制御部78は、紙幣入出口13に設けられたシャッタを開放する。
ステップS2211において、主制御部78は、紙幣が投入済みか否かを判断する。例えば、主制御部78は、紙幣入出口13に設けられた紙幣処理ユニット25のセンサにより、紙幣が投入されたか否かを判断する。主制御部78は、紙幣が投入されるまで、ステップS2211をループ(ステップS2211:NO)する。
紙幣が投入済みであると判断すると(ステップS2211:YES)、ステップS2212において、主制御部78は、紙幣入出口13に設けられたシャッタを閉じる。
ステップS2213において、主制御部78は、紙幣入出口13に設けられたシャッタが閉じたか否かを判断する。
シャッタが閉じていないと判断すると(ステップS2213:NO)、ステップS2211に戻る。
他方、シャッタが閉じたと判断すると(ステップS2213:YES)、主制御部78は、ステップS2214において、投入された紙幣の計数を開始する。なお、上述のS2210乃至S2213に引き続き、同様の処理を硬貨についても実行することがあるが、ここでは説明を省略する。ステップS2214の計数処理は、例えば、主制御部78が、紙幣処理ユニット25や硬貨処理ユニット26により投入された紙幣や硬貨を計数する。
図24のステップS2401において、主制御部78は、預け入れた現金(紙幣や硬貨)の計数処理が完了したか否かを判断する。
計数処理が完了していないと判断すると(ステップS2401:NO)、図22のステップS2209に戻る。
他方、計数処理が完了したと判断すると(ステップS2401:YES)、ステップS2402において、主制御部78は、図14に例示するような金額確認画面(画面7)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、投入した現金が正しいことの確認を促す。
ステップS2403において、図14に例示した金額確認画面(画面7)の確認キーが押下されたか否かを判断する。主制御部78は、確認キーが押下されるまで、ステップS2403をループ(ステップS2403:NO)する。
他方、確認キーが押下されたと判断すると(ステップS2403:YES)、ステップS2404において、主制御部78は、入金取引電文の作成を行う。例えば、主制御部78は、ユーザ(顧客)の口座番号と預入金額等が含まれる入金取引電文を作成する。
ステップS2405において、主制御部78は、図15に例示するようなコンピュータ画面(画面8)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、処理中であることをユーザに示す。そして、ステップS2406において、主制御部78は、ホストコンピュータ50と通信処理を行う。例えば、主制御部78は、ステップS2404で作成した入金取引電文を、通信ユニット30を介してホストコンピュータ50に送信する。
ステップS2407において、主制御部78は、ホストコンピュータ50へ送信した入金取引電文に対するホストコンピュータ50からの応答電文を受信したか否かを判断する。
応答電文を受信していないと判断すると(ステップS2407:NO)、ステップS2407をループする。
他方、応答電文を受信したと判断すると(ステップS2407:YES)、ステップS2408において、主制御部78は、応答電文が入金許可応答であるか否かを判断する。
応答電文が入金許可応答であると判断すると(ステップS2408:YES)、ステップS2409において、主制御部78は、現金格納処理を行う。例えば、主制御部78は、ステップS2401で計数処理が完了した現金を、内部の紙幣スタッカや硬貨スタッカまで搬送する。
ステップS2410において、主制御部78は、図17に例示するような媒体返却画面(画面9)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、これからカードが返却されることをユーザに報知する。そして、ステップS2411において、主制御部78は、カード状態撮影処理を実行する。例えば、カメラ100(第2カード画像取得部85)を用いて、垂直方向からカードの表面を撮像し、斜め方向からカードの表面を撮像し、垂直方向からカードの裏面を撮像し、斜め方向からカードの裏面を撮像し、斜め右方向からカードの側面を撮像し、斜め左方向からカードの側面を撮像する。そして、撮像した画像(第2カード画像)をメモリ110(第2カード画像格納部86)に格納する。
ステップS2412において、主制御部78は、媒体返却処理を行う。例えば、主制御部78は、カードをカード入出口11から排出するとともに、紙幣入出口13や硬貨入出口14に設けられたシャッタを開放する。
図25のステップS2501において、主制御部78は、カードの挿入後に異常が発生したか否かを判断する。例えば、図22のステップS2207で撮像して第1カード画像格納部82に格納した第1カード画像と、図24のステップS2411で撮像して第2カード画像格納部86に格納した第2カード画像とを比較し、両画像が相違する場合はカードの挿入後に異常が発生したと判断する。
カードに異常がある、すなわちカードの挿入後に異常が発生したと判断すると(ステップS2501:YES)、ステップS2502において、主制御部78は、これらの画像および相違する旨の電文を自動機監視システム60へ送信する。送信する電文は、図18に示すように、電文ヘッダ部および電文フッタ部が付加された取引データ部を含む。取引データ部は、「自動機機番」、「障害通知年月日時分」、「異常通知内容」、「媒体情報」が取引ごとに纏められたデータ構造となっている。
カードに異常がない、すなわちカードの挿入後に異常は発生していないと判断した場合(ステップS2501:NO)、およびステップS2502で電文を自動機監視システム60へ送信した後は、ステップS2503において、主制御部78は、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS2503:NO)、ステップS2503をループする。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS2503:YES)、ステップS2504において、主制御部78は、図19に例示するような終了画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させ、実施の形態の自動取引処理(預入取引処理)を終了する。なお、図19の終了画面(画面10)には、図24のステップS2411で撮像したカードの表および裏の正面画像を表示する。これにより、ユーザは、ATM10の自動取引処理(預入取引処理)において、カードに破損、キズ、変形、変色等の異常が与えられていないこと、または異常が与えられたことを確認することができる。
図22の説明に戻り、ステップS2208でカードに異常があると判断すると(ステップS2208:NO)、ステップS2215において、主制御部78は、図20に例示するようなカードNG媒体返却画面(画面11)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、図24のステップS2414に進む。
図24の説明に戻り、ステップS2408で応答電文が入金許可応答でないと判断すると(ステップS2408:NO)、ステップS2413において、主制御部78は、図21に例示するような取引NG媒体返却画面(画面12)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。
ステップS2414において、主制御部78は、媒体返却処理を行う。例えば、主制御部78は、カードをカード入出口11から排出する。
ステップS2415において、主制御部78は、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS2415:NO)、ステップS2415をループする。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS2415:YES)、図25のステップS2504に進む。このステップS2504においては、主制御部78は、図19に例示するような終了画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させるが、ステップS2411でのカードの撮像が実行されていないので、カードの表および裏の正面画像は表示しない(できない)。
次に、図7乃至10、15、17乃至21、26乃至28を用いて、ATM10が実行する自動取引処理(残高照会取引処理)について説明する。
図26、27は、実施の形態の自動取引処理(残高照会取引処理)の流れを示すフローチャートであり、図7乃至10、15、17、19乃至21、28は、取引画面(画面1乃至4、8乃至12、15)の例を示す図であり、図18は、異常通知データのデータ構成例を示す図である。
まず、図26のステップS2601において、主制御部78は、図7に例示するような取引種別選択画面(画面1)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、取引種別の選択を促す。
ステップS2602において、主制御部78は、ユーザ操作部15が備えるタッチパネルの何れかの取引キーが押下されたか否かを判断する。主制御部78は、何れかの取引キーが押下されるまで、ステップS2602をループ(ステップS2602:NO)する。
何れかの取引キーが押下されたと判断すると(ステップS2602:YES)、ステップS2603において、主制御部78は、選択された取引種別が残高照会取引であるか否かを判断する。
取引種別が残高照会取引ではないと判断すると(ステップS2603:NO)、ステップS2604において、主制御部78は、押下されたキーに応じて他の取引処理、例えば、振込処理、前述した支払取引処理や預入取引処理を実行し、ステップS2601に戻る。
他方、ステップS2603で押下されたキーが残高照会キーであると判断すると(ステップS2603:YES)、ステップS2605において、主制御部78は、図8に例示するようなカード挿入画面(画面2)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、キャッシュカード等のカードの挿入を促す。
次に、ステップS2606において、主制御部78は、カードが挿入されたか否かを判断する。例えば、主制御部78は、カード入出口11に設けられたカード処理ユニット23のセンサにより、カードが挿入されたか否かを判断する。主制御部78は、カードが挿入されるまで、ステップS2606をループ(ステップS2606:NO)する。
カードが挿入されたと判断すると(ステップS2606:YES)、ステップS2607において、主制御部78は、カード状態撮影処理を実行する。例えば、カメラ100(第1カード画像取得部81)を用いて、垂直方向からカードの表面を撮像し、斜め方向からカードの表面を撮像し、垂直方向からカードの裏面を撮像し、斜め方向からカードの裏面を撮像し、斜め右方向からカードの側面を撮像し、斜め左方向からカードの側面を撮像する。そして、撮像した画像(第1カード画像)をメモリ110(第1カード画像格納部82)に格納する。
ステップS2608において、主制御部78は、ステップS2607で撮像したカードに破損、キズ、変形、変色等の異常があるか否かを判断する。異常があるか否かの判断は、例えば、撮像した第1カード画像と所定の基準画像を比較する。比較には、画像自体を利用してもよいし、画像から抽出した隆線パターンや特徴点を利用してもよい。または、カードに所定の押圧力を付加するより発生する曲げ応力や歪から、割れ、ひび、反りなどの異常を検知してもよい。
カードに異常がないと判断すると(ステップS2608:YES)、ステップS2609において、主制御部78は、カード入出口11に挿入されたカードをカード処理ユニット23により内部に搬送してカードに記録された口座情報等の情報を取得し、図9に例示するような暗証入力画面(画面3)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、暗証番号の入力を促す。なお、図9の暗証入力画面(画面3)には、ステップS2607で撮像したカードの表および裏の正面画像を表示する。これにより、ユーザは、カードが撮像されたことを知る。
ステップS2610において、主制御部78は、暗証番号、例えば4桁の番号が入力済であるか否かを判断する。
暗証番号の4桁が入力済でないと判断すると(ステップS2610:NO)、ステップS2611において、主制御部78は、図9に例示した暗証入力画面(画面3)の訂正キーが押下されたか否かを判断する。
訂正キーが押下されていないと判断すると(ステップS2611:NO)、ステップS2610に戻る。
他方、訂正キーが押下されたと判断すると(ステップS2611:YES)、主制御部78は、ステップS2612において、入力された暗証番号のデータをクリアし、ステップS2613において、図10に例示するような暗証再入力画面(画面4)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、暗証番号の再入力を促し、ステップS2610に戻る。
ステップS2610で暗証番号の4桁が入力済であると判断すると(ステップS2610:YES)、図27のステップS2701において、主制御部78は、残高照会取引電文の作成を行う。例えば、主制御部78は、ユーザ(顧客)の口座番号等が含まれる残高照会取引電文を作成する。
ステップS2702において、主制御部78は、図15に例示するようなコンピュータ画面(画面8)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、処理中であることをユーザに示す。そして、ステップS2703において、主制御部78は、ホストコンピュータ50と通信処理を行う。例えば、主制御部78は、ステップS2701で作成した残高照会取引電文を、通信ユニット30を介してホストコンピュータ50に送信する。
ステップS2704において、主制御部78は、ホストコンピュータ50へ送信した残高照会取引電文に対するホストコンピュータ50からの応答電文を受信したか否かを判断する。
応答電文を受信していないと判断すると(ステップS2704:NO)、ステップS2704をループする。
他方、応答電文を受信したと判断すると(ステップS2704:YES)、ステップS2705において、主制御部78は、応答電文が残高照会許可応答であるか否かを判断する。
応答電文が残高照会許可応答であると判断すると(ステップS2705:YES)、ステップS2706において、主制御部78は、図28に例示するような残高表示画面(画面14)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、残高の確認を促す。
ステップS2707において、図28に例示した金額確認画面(画面14)の確認キーが押下されたか否かを判断する。主制御部78は、確認キーが押下されるまで、ステップS2707をループ(ステップS2707:NO)する。
他方、確認キーが押下されたと判断すると(ステップS2707:YES)、ステップS2708において、主制御部78は、図17に例示するような媒体返却画面(画面9)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、これからカードが返却されることをユーザに報知する。そして、ステップS2709において、主制御部78は、カード状態撮影処理を実行する。例えば、カメラ100(第2カード画像取得部85)を用いて、垂直方向からカードの表面を撮像し、斜め方向からカードの表面を撮像し、垂直方向からカードの裏面を撮像し、斜め方向からカードの裏面を撮像し、斜め右方向からカードの側面を撮像し、斜め左方向からカードの側面を撮像する。そして、撮像した画像(第2カード画像)をメモリ110(第2カード画像格納部86)に格納する。
ステップS2710において、主制御部78は、媒体返却処理を行う。例えば、主制御部78は、カードをカード入出口11から排出する。
ステップS2711において、主制御部78は、カードの挿入後に異常が発生したか否かを判断する。例えば、ステップS2607で撮像して第1カード画像格納部82に格納した第1カード画像と、ステップS2709で撮像して第2カード画像格納部86に格納した第2カード画像とを比較し、両画像が相違する場合はカードの挿入後に異常が発生したと判断する。
カードに異常がある、すなわちカードの挿入後に異常が発生したと判断すると(ステップS2711:YES)、ステップS2712において、主制御部78は、これらの画像および相違する旨の電文を自動機監視システム60へ送信する。送信する電文は、図18に示すように、電文ヘッダ部および電文フッタ部が付加された取引データ部を含む。取引データ部は、「自動機機番」、「障害通知年月日時分」、「異常通知内容」、「媒体情報」が取引ごとに纏められたデータ構造となっている。
カードに異常がない、すなわちカードの挿入後に異常は発生していないと判断した場合(ステップS2711:NO)、およびステップS2712で電文を自動機監視システム60へ送信した後は、ステップS2713において、主制御部78は、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS2713:NO)、ステップS2713をループする。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS2713:YES)、ステップS2714において、主制御部78は、図19に例示するような終了画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させ、実施の形態の自動取引処理(残高照会取引処理)を終了する。なお、図19の終了画面(画面10)には、ステップS2709で撮像したカードの表および裏の正面画像を表示する。これにより、ユーザは、ATM10の自動取引処理(残高照会取引処理)において、カードに破損、キズ、変形、変色等の異常が与えられていないこと、または異常が与えられたことを確認することができる。
図26の説明に戻り、ステップS2608でカードに異常があると判断すると(ステップS2608:NO)、ステップS2614において、主制御部78は、図20に例示するようなカードNG媒体返却画面(画面11)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させ、図27のステップS2716に進む。
図27の説明に戻り、ステップS2705で応答電文が残高照会許可応答でないと判断すると(ステップS2705:NO)、ステップS2715において、主制御部78は、図21に例示するような取引NG媒体返却画面(画面12)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に表示させる。
ステップS2716において、主制御部78は、媒体返却処理を行う。例えば、主制御部78は、カードをカード入出口11から排出する。
ステップS2717において、主制御部78は、カード(媒体)が抜取済であるか否かを判断する。
カード(媒体)が抜取済でないと判断すると(ステップS2717:NO)、ステップS2717をループする。
他方、カード(媒体)が抜取済であると判断すると(ステップS2717:YES)、ステップS2714に進む。このステップS2714においては、主制御部78は、図19に例示するような終了画面(画面10)をユーザ操作部15(ディスプレイ)に一定時間表示させるが、ステップS2709でのカードの撮像が実行されていないので、カードの表および裏の正面画像は表示しない(できない)。
上述したように、ATM10は、カードの挿入の直後に撮像した画像(第1カード画像)をメモリ110(第1カード画像格納部82)に格納し、支払取引処理、預入取引処理、残高照会取引処理等の取引処理後に撮像した画像(第2カード画像)をメモリ110(第2カード画像格納部86)に格納している。そして、例えば、保守機能にてこれらの画像(第1カード画像および第2カード画像)を保守点検用画面に表示することができる。これにより、カードがATM10内での取引処理中に破損等が発生したのか否かを確認することが可能となり、カードが取引中に破損等したというような思い込みによるクレーム、または意図的なクレームを牽制することができる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、上述してきた本発明の実施の形態は、自動取引装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードまたはCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
また、本発明が適用される自動取引装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMまたはRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMまたはRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、自動取引装置に供給し、その自動取引装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールまたはパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムまたはプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードまたはコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードまたは機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
10 ATM
11 カード入出口
12 通帳入出口
13 紙幣入出口
14 硬貨入出口
15 ユーザ操作部
16 スピーカ
20 ATM制御ユニット
21 内部メモリ
22 記憶部
23 カード処理ユニット
24 通帳処理ユニット
25 紙幣処理ユニット
26 硬貨処理ユニット
27 表示ユニット
28 音声出力ユニット
29 カードイメージユニット
30 通信ユニット
40 ネットワーク
50 ホストコンピュータ
60 自動機監視システム
70 カード読取装置
71 搬送路
72 シャッタ/引き込み部
73 カードイメージ読取部
74 カード情報読取部
75 カードリジェクト部
76 前処理部
77 データ生成部
78 主制御部
80 カード取込部
81 第1カード画像取得部
82 第1カード画像格納部
83 カード情報取得部
84 取引実行部
85 第2カード画像取得部
86 第2カード画像格納部
87 カード排出部
88 第1カード画像表示部
89 画像比較部
90 画像伝送部
91 第2カード画像表示部
100 カメラ
110 メモリ
120 ディスプレイ

Claims (6)

  1. カードを用いて取引を行なう自動取引装置であって、
    情報が記録された前記カードを取り込むカード取込部と、
    前記カード取込部によって取り込んだ前記カードを撮像して第1カード画像を取得する第1カード画像取得部と、
    前記第1カード画像取得部によって取得した前記第1カード画像を格納する第1カード画像格納部と、
    前記第1カード画像取得部によって前記第1カード画像を取得した後、前記カードに記録された前記情報を取得するカード情報取得部と、
    前記カード情報取得部によって取得した前記情報に基づいて前記取引を実行する取引実行部と、
    前記取引実行部によって前記取引を実行した後、前記カードを撮像して第2カード画像を取得する第2カード画像取得部と、
    前記第2カード画像取得部によって取得した前記第2カード画像を格納する第2カード画像格納部と、
    前記第2カード画像取得部によって前記第2カード画像を取得した前記カードを排出するカード排出部と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記第1カード画像取得部によって取得した前記第1カード画像を表示する第1カード画像表示部、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記第1カード画像取得部によって取得した前記第1カード画像および前記第2カード画像取得部によって取得した前記第2カード画像を比較する画像比較部と、
    前記画像比較部によって比較した結果、前記第1カード画像と前記第2カード画像の相違度が所定以上である場合、前記第1カード画像および前記第2カード画像を外部管理装置に伝送する伝送部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 前記第1カード画像取得部および前記第2カード画像取得部は、前記カードの表面および裏面をそれぞれ異なる方向から撮像する複数のカメラであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の自動取引装置。
  5. カードを用いて取引を行なう自動取引装置において実行されるカード検査方法であって、
    情報が記録された前記カードを取り込み、
    前記取り込んだカードを撮像して第1カード画像を取得し、
    前記取得した第1カード画像を格納し、
    前記第1カード画像を取得した前記カードに記録された前記情報を取得し、
    前記取得した情報に基づいて前記取引を実行し、
    前記取引を実行した後に前記カードを撮像して第2カード画像を取得し、
    前記取得した第2カード画像を格納し、
    前記第2カード画像を取得した前記カードを排出する、
    ことを特徴とするカード検査方法。
  6. カードを用いて取引を行なう自動取引装置におけるカード検査プログラムであって、
    前記自動取引装置のコンピュータを、
    情報が記録された前記カードを取り込むカード取込手段、
    前記カード取込手段によって取り込んだ前記カードを撮像して第1カード画像を取得する第1カード画像取得手段、
    前記第1カード画像取得手段によって取得した前記第1カード画像を格納する第1カード画像格納手段、
    前記第1カード画像取得手段によって前記第1カード画像を取得した後、前記カードに記録された前記情報を取得するカード情報取得手段、
    前記カード情報取得手段によって取得した前記情報に基づいて前記取引を実行する取引実行手段、
    前記取引実行手段によって前記取引を実行した後、前記カードを撮像して第2カード画像を取得する第2カード画像取得手段、
    前記第2カード画像取得手段によって取得した前記第2カード画像を格納する第2カード画像格納手段、
    前記第2カード画像取得手段によって前記第2カード画像を取得した前記カードを排出するカード排出手段、
    として機能させるためのカード検査プログラム。
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