JP2020115886A - 飲料に含まれる不要成分を除去する方法及び装置 - Google Patents

飲料に含まれる不要成分を除去する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】飲料に含まれる不要成分を効率よく除去する方法及び装置を提供すること。【解決手段】飲料を金属担持ゼオライトに接触させる工程を包含する、飲料に含まれる不要成分を除去する方法。【選択図】図1

Description

本発明は、飲料に含まれる不要成分を除去する方法及び装置に関し、特に、金属担持ゼオライトを用いて飲料に含まれる不要成分を除去する方法及び装置に関する。
ウイスキー、焼酎等を代表とする蒸留酒は、穀類、果実などの原料を酵母によりアルコール発酵させることで発酵液を得、この発酵液を蒸留工程で蒸留することにより製造される酒類であり、蒸留直後の蒸留液(蒸留原酒)は、硫黄化合物等の不快な香りを伴う不要成分を多く含むため、通常一定期間貯蔵、撹拌するなどして上記不要成分を軽減してから出荷する。
例えばウイスキーの場合では短くて4〜6年、長い場合には20年近く樽に貯蔵、熟成されることで、貯蔵の間に、硫黄化合物等の未貯蔵成分の蒸散及び消滅、ニューポット由来成分の反応(酸化反応、アセタール化反応、エステル化反応等)、樽の原材料由来成分の分解反応、樽内に溶出した原材料由来成分と原酒との反応、原酒を構成するエタノールと水との状態変化等が起こることにより、ウイスキーに特有の風味が引き出される。
このように、長期間貯蔵及び熟成することによりウイスキー等の製造効率は低下し、製造コストが上昇し、良い風味のウイスキー等を消費者に安価に提供することは困難である。
そこで、硫黄化合物等の未貯蔵成分、寒冷時における析出成分、不快な香り成分等の酒類にとっての不要成分を、貯蔵により自然に起こる変化を待たずに、積極的に除去する方法が考えられている。
酒類から不要成分を除去する方法としては、例えば、シリカを有機シラン化合物で処理してなる吸着剤に酒類を接触させる方法(特許文献1参照)、活性炭に酒類を接触させる方法(特許文献2参照)、イオン交換樹脂を用いる方法(特許文献3参照)、金属粒と樹脂層とを用いる方法(特許文献4参照)等が既に提案されている。
しかし、上述した従来の技術では、より高い品質の要求を満足する製品を提供するためには、更なる改良の余地が残されていた。
特開昭63−137668号公報 特開平03−187374号公報 特開2004−222567号公報 特開2012−016321号公報
本発明は上記従来の問題を解決するものであり、その目的とするところは、不要成分の除去効率が高く、飲料本来の香味は残したまま飲料に含まれる不要成分を除去する方法及び装置を提供することにある。
本発明は、飲料を金属担持ゼオライトに接触させる工程を包含する、飲料に含まれる不要成分を除去する方法を提供する。
ある一形態においては、前記金属担持ゼオライトを構成する金属は銀である。
ある一形態においては、前記金属担持ゼオライトを構成するゼオライトはY型あるいはベータ型である。
ある一形態においては、前記金属の担持量が、金属担持ゼオライト全量に対して、5質量%以上25質量%以下である。
また、本発明は、飲料を金属担持ゼオライトに接触させる工程;及び
金属担持ゼオライトに接触させた飲料を金属捕捉材料に接触させる工程;
を包含する飲料に含まれる不要成分を除去する方法を提供する。
ある一形態においては、前記金属捕捉材料がゼオライトである。
ある一形態においては、前記金属捕捉材料であるゼオライトは金属担持ゼオライトから溶出した金属を捕捉するとともに、飲料に含まれる不要成分をも除去する。
ある一形態においては、前記金属捕捉材料であるゼオライトがNa型ゼオライトである。
また、本発明は、飲料を金属担持ゼオライトに接触させる手段を備える、飲料に含まれる不要成分を除去する装置を提供する。
また、本発明は、飲料を金属担持ゼオライトに接触させる手段;及び
金属担持ゼオライトに接触させた飲料を金属捕捉材料に接触させる手段;
を備える飲料に含まれる不要成分を除去する装置を提供する。
ある一形態においては、前記金属捕捉材料であるゼオライトは金属担持ゼオライトから溶出した金属を捕捉するとともに、飲料に含まれる不要成分をも除去する。
ある一形態においては、前記金属捕捉材料であるゼオライトがNa型ゼオライトである。
本発明の方法及び装置によれば、飲料本来の香味は残したまま飲料に含まれる不要成分が効率よく除去される。
本発明の飲料に含まれる不要成分を除去する装置の構成を示す模式図である。 本発明の装置で使用するカートリッジカラムの一形態を示す断面図である。
[飲料]
本発明の方法及び装置で処理される飲料は、飲料本来の風味を妨げる不要成分を含むものであれば特に限定されない。一般に、かかる飲料は、酒類である。酒類は、特に限定されるものではなく全ての酒類が適用できる。具体的には、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、テキーラ、ラム、白酒、アラック等の全ての蒸留酒が適用できる。また、清酒、ビール、ワイン、酒精強化ワイン、中国酒等の全ての醸造酒及び混成酒が適用できる。醸造酒及び混成酒のなかでは、清酒が好適に用いられる。さらに、麦焼酎、米焼酎、芋焼酎、黒糖酒、そば焼酎、コーン焼酎、粕取り焼酎、泡盛等の全ての焼酎が適用できる。
不要成分とは、酒類の風味を妨げる成分であり、主として、不味成分が挙げられる。不味成分としては、ジメチルサルファイド(DMS)、ジメチルジサルファイド(DMDS)、ジメチルトリサルファイド(DMTS)等の硫黄化合物が挙げられる。また、ピリジン等の窒素化合物が挙げられる。
硫黄化合物の中でも、ジメチルサルファイド(DMS)、ジメチルジサルファイド(DMDS)及びジメチルトリサルファイド(DMTS)はウイスキーに含まれる未熟臭物質として知られている。一般に、これらは、樽熟成中に揮発又は酸化され、濃度が官能閾値以下まで低下する。
上記酒類の中でも蒸留酒、特にウイスキー、焼酎、ブランデー、ジン、ウォッカ、テキーラ、ラム、白酒、アラック等は酒類の風味を妨げる不味成分として硫黄化合物を含有するため、本発明の方法及び装置で処理される飲料として好ましい。本発明の方法及び装置で処理される飲料として最も好ましい酒類はウイスキー類である。
本発明の方法及び装置は、酒類に含まれる上述した不要成分を除去する一方で、高級アルコール類、フーゼル類、エステル類等の旨味成分を酒類中に残すことができる。
[金属担持ゼオライト]
本発明で使用する金属担持ゼオライトは、金属が担持されたゼオライトである。担持される金属は銀であることが好ましい。また、金属を担持するゼオライトはベータ型及びY型から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。特に好ましいゼオライトはY型である。
より具体的には、ゼオライトは、12員環或いは10員環細孔を有するFAU及びBEA構造を有するゼオライトが好ましい。
ゼオライトのBET比表面積は、500(m/g)以上900(m/g)であることが好ましく、より好ましくは550(m/g)以上850(m/g)以下である。ゼオライトのミクロ孔容積は、0.05(cc/g)以上0.40(cc/g)以下であることが好ましく、より好ましくは0.10(cc/g)以上0.35(cc/g)である。
金属担持ゼオライトを製造する方法としては、イオン交換法があげられる。イオン交換法では、ゼオライトの結晶の内部にイオン交換により、金属イオンを担持させる。好ましい金属イオンは銀イオンである。
ゼオライト結晶の内部のイオンを金属イオンで交換し、ゼオライト結晶の内部に金属イオンを担持する方法としては、金属イオンを含有する溶液中にゼオライトを入れ、常温から80℃程度の温度で1〜数時間、金属イオンを含有する溶液とゼオライトとを接触させる方法が挙げられる。この操作は、複数回繰り返し行ってもよい。
金属イオンを含有する溶液としては、硝酸塩や塩化物など水溶性の金属塩が使用できる。また、金属化合物をアンモニア水に溶解させて、金属アンミン錯イオンを形成させた溶液を使用することもできる。すなわち、硝酸銀、硝酸アンモニウムを用いることができる。
イオン交換によって、ゼオライト結晶内部に金属イオンが担持された後、水等で洗浄した後、50℃以上、好ましくは50℃以上200℃以下程度の温度で乾燥処理されてもよい。また、乾燥された後、さらに、500℃以下、好ましくは200℃以上500℃以下程度の温度、で数時間焼成処理されてもよい。
ゼオライトに担持される金属の総担持量は、金属担持ゼオライト全量に対して、5質量%以上25質量%以下であることが好ましく、より好ましくは、5質量%以上20質量%以下であり、さらに好ましくは、6質量%以上20質量%以下で、最も好ましくは6質量%以上18質量%以下である。金属の担持量が5質量%未満であると飲料に含まれる不要成分の除去効率が低下し、25質量%を超えると、金属がイオン交換され難くなるため金属が凝集し易く、飲料に溶出する金属の量が多くなる。
別の実施形態においては、ゼオライトに担持される金属の総担持量は、金属担持ゼオライト全量に対して、好ましくは7質量%以上23質量%以下、より好ましくは10質量%以上20質量%以下、最も好ましくは12質量%以上18質量%以下である。
金属担持ゼオライトは、バインダー成分を添加して成型して用いられてもよい。バインダー成分の添加量は、該金属担持ゼオライト成型体全量に基づき、好ましくは5質量%以上50質量%以下、より好ましくは10質量%以上30質量%以下の割合で、添加して成型されることが望ましい。
ゼオライト成型体の平均粒径は、0.1mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは、0.3mm以上3mm以下であり、さらに好ましくは、0.5mm以上2mm以下である。
別の実施形態においては、ゼオライト成型体の平均粒径は、好ましくは、0.4mm以上1.3mm以下である。金属担持ゼオライトは小さい粒径において飲料の不要成分を吸着し易くなる傾向があり、ゼオライト成型体の平均粒径は、飲料との均一な接触を阻害しない限り、小さいことが好ましい。
使用可能なバインダー成分としては、アルミナ、シリカなどが好ましい。成型を容易にする観点から、さらにベントナイト、バーミキュライト等の粘土鉱物やセルロース等の有機添加剤を加えてもよい。ゼオライトに、上記バインダー成分を加えて、押出成型、打錠成型、転動造粒、スプレードライ等の通常の方法により金属担持ゼオライト成型体を成型することができる。
[飲料と金属担持ゼオライトとの接触]
飲料と金属担持ゼオライトとの接触は、一般に、金属担持ゼオライトを飲料に浸漬させて行う。例えば、飲料及び金属担持ゼオライトを同じ容器に入れた形態、金属担持ゼオライトを充填したカラムに飲料を通過させる形態で飲料と金属担持ゼオライトとを接触させてよい。
飲料と金属担持ゼオライトとを接触させる温度は、通常は室温(即ち、約25℃)であるが、必要に応じて加熱下又は冷却下で接触を行ってもよい。金属担持ゼオライトを充填したカラムに飲料を通過させる場合には、流速(LHSV)範囲は、0.1〜100h−1であり、より好ましくは0.5〜50h−1であり、さらに好ましくは1〜30h−1である。
飲料と金属担持ゼオライトとを接触させる温度は、一般に5℃以上60℃以下、好ましくは10℃以上40℃以下、より好ましくは20℃以上40℃以下である。金属担持ゼオライトは高温環境下において飲料の不要成分を吸着し易く、金属を溶出し難くなる傾向があり、飲料と金属担持ゼオライトとを接触させる温度は室温より高くすることが好ましい。
飲料を金属担持ゼオライトに接触させる場合、金属担持ゼオライトが担持する金属が飲料に溶出することがある。金属の溶出量は、ゼオライトによる金属の担持量に比例して増大する。不要成分の除去効率を高めるためには、ゼオライトによる金属の担持量を増大させる必要がある。他方、飲料に溶出した金属は、人体に対する安全性の観点から除去することが好ましい。そこで、金属担持ゼオライトに接触させた飲料は、次いで、金属捕捉材料に接触させることが好ましい。金属担持ゼオライトに接触させた飲料を金属捕捉材料に接触させることにより、金属担持ゼオライトから溶出した金属が除去される。
金属捕捉材料としては、公知のキレート樹脂、イオン交換樹脂、ゼオライトなどが使用できる。金属捕捉材料としては、イオン交換可能な陽イオンを有するゼオライトであって、特に、フォージャサイト、X型ゼオライト、Y型ゼオライト、A型ゼオライト、ZSM−5ゼオライト、モルデンフッ石、ベータ型ゼオライトの中のいずれか1構造を有するゼオライトである。
金属捕捉材料用ゼオライトとしては、イオン交換可能な陽イオンとして、Naを有するNa型ゼオライトもしくはHを有するH型ゼオライトが好ましい。
中でも好ましいゼオライトはY型ゼオライトであり、かつ、イオン交換可能な陽イオンとしてNaを有するNaY型ゼオライトである。
ゼオライトは、金属担持ゼオライトから溶出した金属を捕捉する能力が高く、金属捕捉材料としての有効寿命が長い。また、金属捕捉材料としてゼオライトを用いることで、“お酒の香味成分を残しつつ”特定の硫黄化合物のみを選択的に吸着することができる。
金属捕捉材料用ゼオライトが金属を捕捉した結果、金属捕捉材料用ゼオライトは金属担持ゼオライトと同様に機能し、飲料に含まれる不要成分をも除去すると考えられる。結果として、金属捕捉材料としてゼオライトを用いる場合、飲料の不要成分を除去するという金属担持ゼオライトの機能の寿命が延長する効果が得られることになる。
金属捕捉材料としてゼオライトを使用する場合、その使用量は、金属担持ゼオライトを基準にした体積比で0.3〜3.0、好ましくは0.6〜2.0、より好ましくは1.0〜1.5である。ゼオライトの使用量が金属担持ゼオライトを基準にした体積比で0.3未満であると金属担持ゼオライトの吸着能力を使い切る前に酒中に金属が溶出してしまい、3.0を超えると金属捕捉能力は十分であるが、経済性を含め、装置の運転効率低下に繋がる。
[装置]
図1は本発明の飲料に含まれる不要成分を除去する装置の構成を示す模式図である。この装置は、飲料タンク1、ポンプ2、カートリッジカラム3を備え、これらはライン4で連結されている。飲料は製造された後に飲料タンク1に収納され、ライン4を通してポンプ2によってカートリッジカラム3に送出される。カートリッジカラム3には、金属担持ゼオライトが均一に充填されている。カートリッジカラム3を通過した飲料は製品として保管される。
カートリッジカラム3は、直列又は並列に複数設置してもよい。好ましい一形態では、カートリッジカラム3は直列に2個設置され、飲料が最初に通過するカートリッジカラムには金属担持ゼオライトが充填され、次に通過するカートリッジカラムには金属捕捉材料が充填される。
図2は、本発明の装置で使用するカートリッジカラムの一形態を示す断面図である。カートリッジカラムの内部はフィルター5によって2室に分割されている。そして、飲料の流入口側の部屋6には金属担持ゼオライトが充填され、飲料の流出口側の部屋7には金属捕捉材料が充填されている。カートリッジカラム内に金属捕捉材料と金属担持ゼオライトとを直接積層することにより、フィルター5の設置を省略してもよい。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
市販のNaY型ゼオライト成型体(東ソー株式会社製「HSZ−320NAD1A」)を砕いて平均粒径を0.5〜1mmに揃えた。硝酸アンモニウム240gを水3Lに溶解し、上記ゼオライト1kgを投入し、液を3時間撹拌し、イオン交換処理を行ってNHY型ゼオライトを得た。水洗及び乾燥の後、NHY型ゼオライト1kgを硝酸銀394g及びアンモニア(30%)330gを水2.5Lに溶解した銀アンミン錯イオン溶液に投入し、液を3時間撹拌し、銀イオン交換を行い、さらに、水洗及び乾燥を行った。この後、400℃で3時間の焼成を行い、顆粒状AgY型ゼオライトを得た。得られたAgY型ゼオライトの銀担持量は13.8(質量%)であった。
NHY型ゼオライト1kgと反応させる硝酸銀及びアンモニア(30%)の量を適宜変更すること以外は上記と同様にして、銀担持量が異なるAgY型ゼオライトを製造した。
このAgY型ゼオライト顆粒に対して水を加えて懸濁させ浮遊物を除去しながら洗った後に、懸濁液をφ1.0cmのカラム容器に入れ、高さ6.25cmの充填体を作製し、水25mlを通液させ、ウイスキー(未貯蔵のモルトウイスキー(アルコール分62%))25mlを通液させて、カラムを調製した。
ウイスキー中の硫黄化合物(ジメチルスルフィド(DMS)、ジメチルジスルフィド(DMDS)及びジメチルトリスルフィド(DMTS))濃度は、アジレントテクノロジー株式会社製ヘッドスペースガスクロマトグラフ質量分析計「6890N型」、及びGerstel株式会社製ヘッドスペースインジェクター「MultiPurpose Sampler MPS2」を用いて測定した。なお、カラム処理前のウイスキーには、ジメチルスルフィド(DMS)1.1902ppm、ジメチルジスルフィド(DMDS)0.5082ppm及びジメチルトリスルフィド(DMTS)0.0045ppmが含まれていた。
このウイスキーを、調製したカラムにSV=10h−1の通液速度で室温にて流し、通過液100mlを集めた。上記と同様にして通過液の硫黄化合物濃度を測定した。硫黄化合物については、除去率で表した。除去率が100%であれば、試験後の存在量が検出可能レベル未満であることを示す。本カラム処理による硫黄化合物除去率を表1に示す。
次いで、通過液中の銀濃度を、ICP発光分光分析装置、アジレントテクノロジー株式会社製、「720−ES」を用いて測定した。結果を表1に示す。
Figure 2020115886
表1の結果から、ウイスキーをAgY型ゼオライトに接触させることにより、ウイスキーに含まれる硫黄化合物が特異的に除去されることが確認された。また、ウイスキーをAgY型ゼオライトに接触させた場合に、銀がウイスキーに溶出することが確認された。
実施例2
市販のNaY型ゼオライト成型体(東ソー株式会社製「HSZ−320NAD1A」)を砕いて平均粒径を0.5〜1mmに揃えた。この顆粒状NaY型ゼオライトに水を加えて懸濁させ、得られた懸濁液をφ1.0cmのカラム容器に入れ、高さ6.25cmまでNaY型ゼオライトを充填した。
実施例1と同様にして調製し、銀担持量が13.8(質量%)であるAgY型ゼオライトに水を加えて懸濁させ、得られた懸濁液を、NaY型ゼオライトを充填したカラム容器に入れ、高さ6.25cmまでAgY型ゼオライトを充填した。カラム容器内に水25mlを通液させ、ウイスキー(未貯蔵のモルトウイスキー(アルコール分62%))25mlを通液させてカラムを調製した。
このNaY型ゼオライトとAgY型ゼオライトとを積層したカラムを使用して、ウイスキーを、まず、AgY型ゼオライト層、次いで、NaY型ゼオライト層を通過させ、このこと以外は実施例1と同様にして、ウイスキーを処理した。なお、カラム処理前のウイスキーには、ジメチルスルフィド(DMS)1.1614ppm、ジメチルジスルフィド(DMDS)0.4759ppm及びジメチルトリスルフィド(DMTS)0.0049ppmが含まれていた。実施例1と同様にして通過液の硫黄化合物濃度を測定した。本カラム処理による硫黄化合物除去率を表2に示す。
次いで、通過液中の銀濃度を、実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
Figure 2020115886
表2の結果から、ウイスキーをAgY型ゼオライト、次いで、NaY型ゼオライトに接触させることにより、ウイスキーに含まれる硫黄化合物が特異的に除去され、AgY型ゼオライトから溶出した銀も除去されることが確認された。
実施例3
実施例1と同様の方法にて、銀担持量、粒径の異なるAgY型ゼオライトを調製した。この顆粒状AgY型ゼオライトに水を加えて懸濁させ、得られた懸濁液を、φ1.0cmのカラム容器Aに入れ、高さ23cmまで充填した。同様に、顆粒状NaY型ゼオライトをφ1.0cmのカラム容器Bに高さ23cmまで充填した。カラム容器Aとカラム容器Bの間には液を中間でサンプリングするバルブを設置してポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))製のチューブで連結した。なお、粒径はカムサイザー/デジタル画像解析式粒子径分布測定装置(HORIBA社、Retsch Technology)を用い、円相当径のQ50%値を測定した。
このAgY型ゼオライトとNaY型ゼオライトのカラムを連結して、ウイスキーを、まずAgY型ゼオライト層、次いで、NaY型ゼオライト層を、所定の流速で通過させ、このこと以外は実施例1と同様にして、ウイスキーを処理した。なお、温度はカラム容器Aおよびカラム容器を、水の浴槽に浸して所定の温度に調整した。また、カラム処理前のウイスキーには、ジメチルスルフィド(DMS)0.35ppm、ジ メチルジスルフィド(DMDS)0.22ppm及びジメチルトリスルフィド(DMTS)0.0073ppmが含まれていた。実施例1と同様にして通過液の硫黄化合物濃度を測定した。本カラム処理による硫黄化合物除去率を表3に示す。
Figure 2020115886
実施例4
銀担持量が16.0(質量%)であるAgY型ゼオライトの球状成型体で平均粒径1.2mmを調製した。この顆粒に水を加えて懸濁させ、得られた懸濁液を、φ1.0cmのカラム容器Aに入れ、高さ50cmまでAgY型ゼオライトを充填した。
同様にNaY型ゼオライト成型体平均粒径1.2mmに水を加えて懸濁させ、得られた懸濁液をφ1.0cmのカラム容器Bに入れ、高さ50cmまでNaY型ゼオライトを充填した。
カラム容器Aを上流に、カラム容器Bを下流に繋いで、カラム容器Aから水300mlを通液させ、ウイスキー(未貯蔵のモルトウイスキー(アルコール分62%))300mlを通液させてカラムを調製した。
このAgY型ゼオライトとNaY型ゼオライトを積層したカラムを使用して、ウイスキーを、まず、AgY型ゼオライト層を温度35℃にて、次いで、NaY型ゼオライト層を通過させウイスキーをAgY型ゼオライトに対してLHSV5hr−1で通液処理した。なお、カラム処理前のウイスキーには、ジメチルスルフィド(DMS)1.79ppm、ジ メチルジスルフィド(DMDS)0.31ppm及びジメチルトリスルフィド(DMTS)0.0039ppmが含まれていた。
カラム容器Aからの通過液およびカラム容器Bからの通過液をサンプリングし、硫黄およびAg濃度を測定した結果で、通液開始直後3時間後、580時間後、1200時間後の結果を表4に示す。
通液時間580時間後において、カラム容器Aの出口でDMDS除去率が88%となるが、カラム容器Bの出口で同率のDMDS除去率88%になる時間は1200時間後と、NaY型ゼオライトでキャッチした銀によりDMDSが吸着されて寿命が長くなることが分かった。
Figure 2020115886
実施例5
銀担持量が12.8(質量%)であるAgY型ゼオライトの球状成型体で平均粒径1.2mmを調製した。この顆粒状に水を加えて懸濁させ、 得られた懸濁液を、φ2.3cmのカラム容器Aに入れ、高さ58cmまでAgY型ゼオライトを充填した。
同様にNaY型ゼオライト成型体平均粒径1.2mmに水を加えて懸濁させ、得られた懸濁液をφ2.3cmのカラム容器Bに入れ、高さ58cmまでNaY型ゼオライトを充填した。
カラム容器Aを上流に、カラム容器Bを下流に繋いで、カラム容器Aから水1.2Lを通液させ、ウイスキー(未貯蔵のモルトウイスキー(アルコール分62%))1.2Lを通液させてカラムを調製した。
このAgY型ゼオライトとをNaY型ゼオライトと積層したカラムを使用して、ウイスキーを、まず、AgY型ゼオライト層、次いで、NaY型ゼオライト層を通過させウイスキーをAgY型ゼオライトに対してLHSV2.5hr−1で、室温にて通液処理した。なお、カラム処理前のウイスキーには、ジメチルスルフィド(DMS)0.35ppm、ジ メチルジスルフィド(DMDS)0.22ppm及びジメチルトリスルフィド(DMTS)0.0073ppmが含まれていた。
通液開始直後にカラムB出口からサンプリングを行い、硫黄およびAg濃度を測定した。また、処理液は通液開始後 〜450時間、450〜900時間、900 〜1300時間の3つに分けて回収し、同様に硫黄およびAg濃度を測定した。結果を表5に示す。
Figure 2020115886
実施例6
実施例5で通液処理したウイスキーおよび未処理のウイスキーについて、香味成分の組成を測定した結果を表6に示す。通液処理によって主要な香気成分濃度に大きな変化がないことを確認した。
Figure 2020115886
実施例7
実施例5の方法にて通液処理したウイスキー((1)直後〜450時間、(2)450〜900時間、(3)900〜1300時間)、および未処理のウイスキー(未処理)を6ヶ月間樽貯蔵した。樽貯蔵後のウイスキーについて、9名のパネラーによる官能試験を、最低1点〜最高7点による7段階で行い、その結果を表7に示した。未処理品の評点の平均が4.00点であるのに対して、ウイスキー(1)は4.46点、ウイスキー(2)は4.67点、ウイスキー(3)は4.54点と、いずれもコントロールに比べて未熟感の少ない良好な香味を有していた。
Figure 2020115886
1…飲料タンク、
2…ポンプ、
3…カートリッジカラム、
4…ライン、
5…フィルター、
6…飲料の流入口側の部屋、
7…飲料の流出口側の部屋。
Figure 2020115886

Claims (12)

  1. 飲料を金属担持ゼオライトに接触させる工程を包含する、飲料に含まれる不要成分を除去する方法。
  2. 前記金属担持ゼオライトを構成する金属が銀である請求項1に記載の方法。
  3. 前記金属担持ゼオライトを構成するゼオライトがY型またはベータ型である請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記金属の担持量が、金属担持ゼオライト全量に対して、5質量%以上25質量%以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 飲料を金属担持ゼオライトに接触させる工程;及び
    金属担持ゼオライトに接触させた飲料を金属捕捉材料に接触させる工程;
    を包含する飲料に含まれる不要成分を除去する方法。
  6. 前記金属捕捉材料がゼオライトである請求項5に記載の方法。
  7. 前記金属捕捉材料であるゼオライトが金属担持ゼオライトから溶出した金属を捕捉するとともに、飲料に含まれる不要成分をも除去する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記金属捕捉材料であるゼオライトがNa型ゼオライトである請求項7に記載の方法。
  9. 飲料を金属担持ゼオライトに接触させる手段を備える、飲料に含まれる不要成分を除去する装置。
  10. 飲料を金属担持ゼオライトに接触させる手段;及び
    金属担持ゼオライトに接触させた飲料を金属捕捉材料に接触させる手段;
    を備える飲料に含まれる不要成分を除去する装置。
  11. 前記金属捕捉材料であるゼオライトが金属担持ゼオライトから溶出した金属を捕捉するとともに、飲料に含まれる不要成分をも除去する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記金属捕捉材料であるゼオライトがNa型ゼオライトである請求項11に記載の装置。
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