JP2020115023A - エネルギ吸収体 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係るエネルギ吸収体について図1〜図3を参照して説明する。なお、各図において図面を見やすさを優先して、符合を一部のみ記載し、その他を省略している。また、各図において、説明の便宜上、図面上上側を「上」、図面上下側を「下」として説明することがある。
図2に示すように、エネルギ吸収体10は、金属板12と樹脂14とからハニカム状に形成されている。
このように、エネルギ吸収体10はハニカム状に形成されており、一方の端面が取付面され、他方の端面が衝撃受け面とされることで、良好な衝撃吸収性能を有する。
エネルギ吸収体10では、金属板12の樹脂14の接合部分のうち、上側の金属板12、例えば金属板12Aの谷部22から延在する樹脂板26と下側に隣接する金属板12、例えば金属板12Bの表面16側の山部20との接合位置の接合強度が最も弱くなる。
本発明の第2実施形態に係るエネルギ吸収体について図4〜図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、作用効果も含めてその詳細な説明を省略する。
エネルギ吸収体100を構成する金属板102は、図4(A)、(B)に示すように、金属板12と略同様であるが、各山部20に一定間隔をおいて表面16から裏面18に貫通する3個の孔部104が形成されている。
エネルギ吸収体100は、エネルギ吸収体10と同様に作用効果を奏すると共に、金属板102の山部20に表面16から裏面18に貫通する孔部104が形成されているため、インサート成形時に孔部104を介して樹脂14が流れ、金属板102を挟んで樹脂板26と樹脂補強層24が連結(接合)されている。これにより、エネルギ吸収体100の強度が向上し、エネルギ吸収性能が一層向上する。
なお、本実施形態のように、エネルギ吸収体100を構成した場合、インサート成形時に注入される樹脂が金属板102、例えば金属板102Bの表面16側と裏面18側とのいずれから先に到達するかによって、成形されたエネルギ吸収体100が適切な品質を確保できないおそれがある。
本発明の第3実施形態に係るエネルギ吸収体について図8〜図9を参照して説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、作用効果も含めてその詳細な説明を省略する。
エネルギ吸収体200は、図8に示すように、金属板102、金属板202を交互に略平行に複数配置したものである。
エネルギ吸収体200は、エネルギ吸収体10、100と同様の作用効果を奏する。
本発明の第4実施形態に係るエネルギ吸収体について図10を参照して説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、作用効果も含めてその詳細な説明を省略する。
エネルギ吸収体300は、一枚の金属板102を三回折り返すことによって四枚の金属板102が略平行に配列されたエネルギ吸収体200と略同様の構成としたものである。
また、インサート成形時の樹脂注入口G(G3、G4)は、金属板102の一段目と2段目の間に形成された樹脂板26と、三段目と四段目の間に形成された樹脂板26の中央辺りに相当する位置に形成されている。
エネルギ吸収体300は、エネルギ吸収体10、100、200と同様の作用効果を奏する。
さらに、樹脂注入口G3、G4を金属板102の一段目と二段目の間の樹脂板26、及ぴ三段目と四段目との間の樹脂板26に設けているため、インサート成形時に金属板102の二段目の谷部22Aには、樹脂注入口G3からの溶融樹脂が樹脂注入口G4からの溶融樹脂よりも先に到着し、三段目の山部20Aには樹脂注入口G4からの溶融樹脂が樹脂注入口G3からの溶融樹脂よりも先に到着することにより、金属板102の変形による成形不良が防止される。すなわち、エネルギ吸収体300の製造コストが低減される。
本発明の第5実施形態に係るエネルギ吸収体について図11を参照して説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、作用効果も含めてその詳細な説明を省略する。
エネルギ吸収体400を構成する金属板402は、図11に示すように、六角形の上半分形状と下半分形状を連続してつないだ形状、すなわち、上に凸の台形形状(上凸部406)と下に凸の台形形状(下凸部408)を連続した形状にプレス成形されたものである。なお、この金属板402の形状も三角波状に含まれるものとする。
このように、エネルギ吸収体400は、六角形の上半分形状と下半分形状が連続する形状とされた金属板402を略平行に配置することによって、金属板402と樹脂14からなるハニカム構造体を形成している。したがって、エネルギ吸収体400は、エネルギ吸収性能に優れると共に、軽量化を達成することができる。
本発明の第6実施形態に係るエネルギ吸収体について図12を参照して説明する。なお、第1〜第5実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、作用効果も含めてその詳細な説明を省略する。
エネルギ吸収体500は、樹脂14のみで形成された六角形のコア502を中心として六角形の筒状体が連続して密に形成されたハニカム状のものである。
このように、エネルギ吸収体500は、ハニカム構造であり、金属と樹脂によって形成されたハニカム構造体であるためエネルギ吸収性能に優れると共に軽量化でき、製造コストを削減することができる。
なお、各エネルギ吸収体10、100、200、300、400、500における金属板の配置枚数等は適宜変更可能であり、またハニカムに形成される六角形の数も適宜変更可能である。
12、102、202 金属板
14 樹脂
24 樹脂補強層(樹脂)
26 樹脂板
Claims (1)
- 片面を樹脂で補強され断面が三角波状とされた金属板と、
前記金属板同士を接続し、前記金属板と共にハニカム状に構成される樹脂板と、
を備えるエネルギ吸収体。
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JP2019006336A JP7056593B2 (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | エネルギ吸収体 |
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JP2019006336A Active JP7056593B2 (ja) | 2019-01-17 | 2019-01-17 | エネルギ吸収体 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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