JP2020113467A - タッチセンサ装置 - Google Patents

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【課題】優れた検知精度を確保しつつ、ドア形状に追従してタッチセンサユニットを配置する。【解決手段】タッチセンサ装置11は、弾性変形可能な絶縁体からなる筒状の中空部材20と、互いに間隔を空けて中空部材20の内側に封止された状態で、この中空部材20の長手方向に延びる第1電極21及び第2電極22と、を有したタッチセンサユニット10を備える。また、このタッチセンサユニット10は、中空部材20の弾性変形に基づき第1電極21及び第2電極22が互いに接触して導通するように構成される。そして、タッチセンサ装置11は、中空部材20とともに当該中空部材20が屈曲して配置されるコーナー部35に設けられることにより、このコーナー部35における中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持する保持部材40を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、タッチセンサ装置に関するものである。
一般に、車両のドアには、その挟み込みを検知するためのタッチセンサが設けられている。例えば、特許文献1に記載のタッチセンサ装置は、弾性変形可能な絶縁体からなる筒状の中空部材と、互いに間隔を空けて中空部材の内側に封止された状態で、その中空部材の延伸方向に延びる第1電極及び第2電極と、を有したタッチセンサユニットを備えている。更に、このタッチセンサユニットは、その中空部材が弾性変形することによって、この中空部材内に配置された第1電極及び第2電極が互いに接触して導通するように構成されている。そして、これにより、そのタッチセンサユニットに対する外力の印加を検出することで、このタッチセンサユニットが設けられたドアの挟み込みを検知することが可能となっている。
尚、上記従来技術のタッチセンサユニットは、その第1電極及び第2電極が、互いに略V字状の断面形状を有して互いに向かい合う構成になっている。そして、これにより、その中空部材の弾性変形に基づき第1電極及び第2電極が接触する外力の入力方向を拡大することで、その検知性能の改善が図られている。
特開2015−174633号公報
また、近年、車両においては、その細部に至るまで、優れたデザイン性が求められるようになっている。このため、上記タッチセンサユニットにおいては、このタッチセンサユニットが設置されるドアとの一体性を高めるべく、そのタッチセンサユニットの配置をドア形状に追従させることが望まれる。
即ち、通常、タッチセンサユニットは、ドア又はドア開口部の周縁に沿うように配置される。更に、ドアの角部に対応する部分には、その中空部材を屈曲して配置するコーナー部が形成される。そして、上記のようなドアとの一体性を考慮した場合、このコーナー部の曲率半径は、その角部形状に追従した、より小さなものであることが好ましい。
しかしながら、このような局所的な屈曲部位を中空部材に形成することで、タッチセンサユニットの検出特性が変化する可能性がある。そして、これにより、挟み込みの検知精度が低下するおそれがあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、優れた検知精度を確保しつつ、ドア形状に追従してタッチセンサユニットを配置することのできるタッチセンサ装置を提供することにある。
上記課題を解決するタッチセンサ装置は、弾性変形可能な絶縁体からなる筒状の中空部材と、互いに間隔を空けて前記中空部材の内側に封止された状態で該中空部材の長手方向に延びる第1電極及び第2電極と、を有し、前記中空部材の弾性変形に基づき前記第1電極及び第2電極が互いに接触して導通するタッチセンサユニットを備えるとともに、前記中空部材とともに該中空部材が屈曲して配置されるコーナー部に設けられることにより該コーナー部における前記中空部材の断面形状を前記第1電極及び第2電極が互いに離間した状態に保持する保持部材を備える。
即ち、中空部材に局所的な屈曲部位を形成することにより、この中空部材の断面形状を変形させる力が発生する。そして、これにより、この中空部材の内側において互いに対向する第1電極及び第2電極の間隔が狭まることで、タッチセンサユニットの検出特性が変化する可能性がある。
しかしながら、中空部材とともに保持部材をコーナー部に設けることで、このコーナー部において中空部材に形成される局所的な屈曲部位においても、その断面形状を第1電極及び第2電極が互いに離間した状態に保持することができる。そして、この保持部材により断面形状が保持される部分は、その局所的な屈曲部位、つまりは中空部材の一部分に限定される。従って、上記構成によれば、優れた検知精度を確保しつつ、ドア形状に追従してタッチセンサユニットを配置することができる。
上記課題を解決するタッチセンサ装置において、前記保持部材は、前記中空部材の外周に嵌着される前記中空部材よりも硬質な筒状部材としての構成を有することが好ましい。
上記構成によれば、筒状部材としての保持部材が、その断面形状を一定に保持するための外殻として機能する。そして、これにより、簡素な構成にて、コーナー部における中空部材の断面形状を、その第1電極及び第2電極が互いに離間した状態に保持することができる。
上記課題を解決するタッチセンサ装置において、前記保持部材は、前記中空部材の外周に嵌着されることにより該中空部材を弾性変形させて、前記中空部材に前記第1電極と前記第2電極との間に介在される挿入部を形成する押圧部材としての構成を有することが好ましい。
即ち、第1電極と第2電極との間に挿入部を介在させることにより、これらの第1電極及び第2電極が互いに接触し難くなる。そして、これにより、簡素な構成にて、コーナー部における中空部材の断面形状を、その第1電極及び第2電が互いに離間した状態に保持することができる。
上記課題を解決するタッチセンサ装置において、前記保持部材は、前記中空部材が固定される固定面に立設されることにより前記中空部材に対して側方から当接する壁部材としての構成を有することが好ましい。
上記構成によれば、壁部材としての保持部材が側方から中空部材を支えることにより、簡素な構成にて、中空部材の断面形状を第1電極及び第2電極が互いに離間した状態に保持することができる。
上記課題を解決するタッチセンサ装置において、前記保持部材は、前記中空部材の筒内において前記第1電極と前記第2電極との間に介在されるスペーサとしての構成を有することが好ましい。
即ち、第1電極と第2電極との間にスペーサを介在させることにより、部分的に、これらの第1電極及び第2電極が互いに接触しない状態を形成することができる。そして、これにより、簡素な構成にて、コーナー部における中空部材の断面形状を、その第1電極及び第2電が互いに離間した状態に保持することができる。
本発明によれば、優れた検知精度を確保しつつ、ドア形状に追従してタッチセンサユニットを配置することができる。
タッチセンサ装置の概略構成図。 タッチセンサユニットの正面図。 タッチセンサユニットの断面図。 コーナー部に設けられた保持部材の平面図。 コーナー部における中空部材及び保持部材の断面図。 別例の保持部材を示すコーナー部の断面図。 別例の保持部材を示すコーナー部の平面図。 別例の保持部材を示すコーナー部の断面図。
以下、車両用のタッチセンサ装置を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両1において、車体2の後端部2rに形成されたドア開口部3には、所謂跳ね上げ式のバックドア5が設けられている。即ち、このバックドア5は、ドア開口部3の上端部分に回動支点を有して上方に開作動する。そして、この車両1には、接触式のタッチセンサユニット10を用いることにより、そのバックドア5の挟み込み検知を行うタッチセンサ装置11が設けられている。
詳述すると、図2及び図3に示すように、本実施形態のタッチセンサユニット10は、弾性変形可能な絶縁体からなる筒状の中空部材20と、この中空部材の内側に配置された第1電極21及び第2電極22と、を備えている。本実施形態のタッチセンサユニット10において、第1電極21及び第2電極22は、中空部材20の内壁面20sに固定された状態で、互いに間隔を空けて、この中空部材20の長手方向に延びている。また、これらの第1電極21及び第2電極22は、それぞれ、弾性変形可能な導電性部材25に金属からなる芯線26を埋設することにより形成されている。そして、本実施形態のタッチセンサユニット10は、これにより、その中空部材20と一体に、これらの第1電極21及び第2電極22が弾性変形する構成になっている。
尚、本実施形態のタッチセンサユニット10において、中空部材20の素材となる弾性変形可能な絶縁体としては、例えば、絶縁ゴムが用いられる。そして、第1電極21及び第2電極22を構成する弾性変形可能な導電性部材25については、例えば、エラストマやEPDM等のゴム材にカーボンを添加したもの等を用いることができる。
さらに詳述すると、本実施形態の中空部材20は、その第1電極21が配置された側(図3中、上側)の側面に断面略円弧状の湾曲面20aを有している。また、この中空部材は、その湾曲面20aとは反対側(図3中、下側)が平坦面20bとなっている。そして、本実施形態のタッチセンサユニット10は、バックドア5に設定された固定面27に対し、その中空部材20の平坦面20b側が固定される構成になっている。
即ち、本実施形態のタッチセンサユニット10は、バックドア5が異物(乗員の手や足、或いは荷物等)を挟み込んだ場合に、その湾曲面20aの断面略円弧形状が潰れるかたちで、中空部材20が弾性変形する。尚、本実施形態の車両1においては、両面テープ28を用いることにより、その中空部材20の平坦面20bが固定面27に固定される。更に、本実施形態のタッチセンサユニット10は、このような中空部材20の弾性変形に基づいて、その中空部材20の内側に配置された第1電極21及び第2電極22が、互いに接触して導通するように構成されている。そして、本実施形態のタッチセンサユニット10は、これら第1電極21及び第2電極22の導通状態に基づいて、そのセンサ出力を行う構成になっている。
図1に示すように、本実施形態の車両1において、タッチセンサユニット10の出力信号Sは、ドアECU30に入力されるようになっている。そして、本実施形態のタッチセンサ装置11は、このドアECU30において、その出力信号Sに基づいた第1電極21及び第2電極22の導通判定、及びその導通状態の検出に基づいたバックドア5の挟み込み判定が行われる構成になっている。
また、本実施形態の車両1において、タッチセンサユニット10の中空部材20が固定される固定面27は、バックドア5の周縁部分に設定されている。即ち、本実施形態のタッチセンサユニット10は、バックドア5の外縁形状に沿うように、その中空部材20が延設されている。そして、本実施形態のタッチセンサ装置11は、これにより、そのバックドア5に生じた挟み込みを速やかに検知することが可能となっている。
さらに詳述すると、図1及び図4に示すように、本実施形態のバックドア5は、車両1のテールランプ31を避けるための角部5aを有している。更に、本実施形態のタッチセンサ装置11は、このバックドア5の角部形状に追従すべく、タッチセンサユニット10の中空部材20を屈曲した状態で配置するコーナー部35を有している。そして、本実施形態のタッチセンサ装置11は、その中空部材20とともにコーナー部35に設けられることにより、このコーナー部35における中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持する保持部材40を備えている。
図4及び図5に示すように、本実施形態の保持部材40は、中空部材20の外周に嵌着される筒状の本体部40aを有した筒状部材41としての構成を有している。具体的には、この保持部材40は、そのコーナー部35に設定された「R形状」に対応する湾曲した筒形状をなしている。また、この保持部材40は、中空部材20よりも硬質の樹脂材を用いて形成されている。更に、この保持部材40は、中空部材20の固定面27を構成するブラケット42に設けられた貫通孔42aに係合するスナップフィット43を有している。そして、本実施形態の保持部材40は、このスナップフィット43の係合力に基づいて、その筒内に保持する中空部材20と一体に、コーナー部35に固定される構成になっている。
また、本実施形態の保持部材40は、互いに対向する位置において、その筒内に突出する一対の押圧突部45を有している。具体的には、これらの各押圧突部45は、その固定面27に直交する方向において、互いに離間した状態で対向する第1電極21及び第2電極22の間の位置に設けられている。更に、これらの各押圧突部45は、その筒状をなす保持部材40の本体部40aが中空部材20の外周に嵌着されることにより、この中空部材20を内側に弾性変形させる。そして、本実施形態の保持部材40は、これにより、その中空部材20に第1電極21と第2電極22との間に介在される挿入部47を形成する押圧部材48としての構成を有している。
次に、本実施形態の作用・効果について説明する。
(1)タッチセンサ装置11は、弾性変形可能な絶縁体からなる筒状の中空部材20と、互いに間隔を空けて中空部材20の内側に封止された状態で、この中空部材20の長手方向に延びる第1電極21及び第2電極22と、を有したタッチセンサユニット10を備える。また、このタッチセンサユニット10は、中空部材20の弾性変形に基づき第1電極21及び第2電極22が互いに接触して導通するように構成される。そして、タッチセンサ装置11は、中空部材20とともに当該中空部材20が屈曲して配置されるコーナー部35に設けられることにより、このコーナー部35における中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持する保持部材40を備える。
即ち、中空部材20に局所的な屈曲部位を形成することにより、この中空部材20の断面形状を変形させる力が発生する。そして、これにより、この中空部材20の内側において互いに対向する第1電極21及び第2電極22の間隔が狭まることで、タッチセンサユニット10の検出特性が変化する可能性がある。
しかしながら、中空部材20とともに保持部材40をコーナー部35に設けることで、このコーナー部35において中空部材20に形成される局所的な屈曲部位においても、その断面形状を第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持することができる。そして、この保持部材40により断面形状が保持される部分は、その局所的な屈曲部位、つまりは中空部材20の一部分に限定される。従って、上記構成によれば、優れた検知精度を確保しつつ、ドア形状に追従してタッチセンサユニット10を配置することができる。
(2)保持部材40は、中空部材20の外周に嵌着される当該中空部材20よりも硬質な筒状部材41としての構成を有する。
上記構成によれば、筒状部材41としての保持部材40が、その断面形状を一定に保持するための外殻として機能する。そして、これにより、簡素な構成にて、コーナー部35における中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持することができる。
(3)保持部材40は、中空部材20の外周に嵌着されることにより当該中空部材20を弾性変形させて、この中空部材20に第1電極21と第2電極22との間に介在される挿入部47を形成する押圧部材48としての構成を有する。
即ち、第1電極21と第2電極22との間に挿入部47を介在させることにより、これらの第1電極21及び第2電極22が互いに接触し難くなる。そして、これにより、簡素な構成にて、コーナー部35における中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、タッチセンサユニット10は、バックドア5の周縁部分に設置されることとしたが、バックドア5が閉動作することにより当該バックドア5に対向するドア開口部3の周縁部分にタッチセンサユニット10を配置する構成に具体化してもよい。
・上記実施形態では、所謂跳ね上げ式のバックドア5に設けられたタッチセンサユニット10を用いて、その挟み込み検知を行うタッチセンサ装置11に具体化したが、例えば、所謂観音開き型等、スイング式のバックドア5にタッチセンサユニット10を設ける構成に適用してもよい。そして、車両の側方に設けられたスライドドア等、その他のドアにタッチセンサユニット10を設ける構成に適用してもよい。
・上記実施形態では、両面テープ28を用いることにより、その中空部材20の平坦面20b側が固定面27に固定されることとした。しかし、これに限らず、例えば、接着や締結等、中空部材20の固定構造については、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、保持部材40は、コーナー部35に設定された「R形状」に対応する湾曲した筒形状をなすこととしたが、必ずしもコーナー部35に沿って湾曲して延びるものでなくともよい。例えば、複数の筒状部材41をコーナー部35に沿って配索する構成であってもよい。そして、例えば、図4中の断面指示線に示すコーナー部35の頂点位置等に、軸長の短い一つの筒状部材41を配置する構成であってもよい。
・上記実施形態では、保持部材40は、タッチセンサユニット10の中空部材20よりも硬質の樹脂材を用いて形成されることとしたが、例えば、金属等、中空部材20よりも硬質な他の素材を用いて形成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、保持部材40は、ブラケット42に設けられた貫通孔42aに係合するスナップフィット43を有する。そして、これにより、そのブラケット42が形成される中空部材20の固定面27に対して固定されることとした。しかし、これに限らず、例えば、接着や締結等、固定面27に対する保持部材40の固定構造は任意に変更してもよい。そして、必ずしも、その保持部材40が中空部材20の固定面27に固定されていなくともよい。
・上記実施形態では、保持部材40は、互いに対向する位置において、その筒内に突出する一対の押圧突部45を有する。更に、保持部材40は、その本体部40aが中空部材20の外周に嵌着されることにより、これらの各押圧突部45が、それぞれ、中空部材20を内側に弾性変形させる。そして、これにより、その中空部材20に第1電極21と第2電極22との間に介在される挿入部47を形成することとした。しかし、これに限らず、その保持部材40が、一つの押圧突部45を備える構成であってもよい。
・更に、保持部材40が、上記のような押圧突部45を備えない構成、即ち筒状部材41としての構成のみを有するものであってもよい。そして、中空部材20の外周に嵌着される保持部材40の本体部40aが、必ずしも筒状ではない構成、即ち保持部材40が、押圧部材48としての構成のみを有するものであってもよい。
・また、図6に示すタッチセンサ装置11Bの保持部材40Bのように、タッチセンサユニット10の中空部材20が固定される固定面27に立設される壁部材50を備える。そして、中空部材20に対し、この壁部材50が側方から当接することにより、コーナー部35における中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持する構成であってもよい。
即ち、中空部材20に局所的な屈曲部位を形成することで、この中空部材20の断面形状は、第1電極21及び第2電極22が互いに対向する方向に対して略平行な方向となる中空部材20の側方に向かって潰れるかたちで変形する。具体的には、この図6に示す例においては、二点鎖線に示すように、同図中、右側となる方向、コーナー部35における径方向内側となる方向に、中空部材20の断面形状が潰れやすい傾向がある。
この点と踏まえ、予め、その中空部材20の断面形状が潰れやすい方向に、壁部材50を立設する。つまり、この壁部材50は、第1電極21及び第2電極22が互いに対向する方向に対して略直交する方向に延びている。そして、この壁部材50が側方から中空部材20を支えることで、簡素な構成にて、中空部材20の断面形状を、その第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持することができる。
・更に、図7及び図8に示すタッチセンサ装置11Cの保持部材40Cのように、中空部材20Cの筒内において、その第1電極21と第2電極22との間に介在されるスペーサ51としての構成を有するものであってもよい。具体的には、このタッチセンサ装置11Cにおいて、スペーサ51は、コーナー部35に設定された「R形状」に沿うように湾曲して延びる略平板状の外形を有している。また、このスペーサ51は、絶縁素材を用いて形成されている。そして、本実施形態のスペーサ51は、中空部材20Cが成形される際、第1電極21及び第2電極22とともに、その中空部材20Cの筒内に封止される構成となっている。
このような構成としても、コーナー部35において中空部材20に形成される局所的な屈曲部位においても、その断面形状を第1電極21及び第2電極22が互いに離間した状態に保持することができる。
尚、保持部材40Cを構成するスペーサ51の外形は、必ずしも平板状でなくともよい。また、必ずしも、コーナー部35の「R形状」に沿って湾曲して延びていなくともよく、例えば、複数に分割された構成であってもよい。そして、コーナー部35に対して中空部材20を配置した後、後付にて、第1電極21と第2電極22との間に介在される状態で、そのスペーサ51を中空部材20の筒内に配置する構成であってもよい。
1…車両、2…車体、2r…後端部、3…ドア開口部、5…バックドア、5a…角部、10…タッチセンサユニット、11,11B,11C…タッチセンサ装置、20,20C…中空部材、20a…湾曲面、20b…平坦面、20s…内壁面、21…第1電極、22…第2電極、25…導電性部材、26…芯線、27…固定面、28…両面テープ、30…ドアECU、31…テールランプ、35…コーナー部、40,40B,40C…保持部材、40a…本体部、41…筒状部材、42…ブラケット、42a…貫通孔、43…スナップフィット、45…押圧突部、47…挿入部、48…押圧部材、50…壁部材、51…スペーサ、S…出力信号。

Claims (5)

  1. 弾性変形可能な絶縁体からなる筒状の中空部材と、互いに間隔を空けて前記中空部材の内側に封止された状態で該中空部材の長手方向に延びる第1電極及び第2電極と、を有し、前記中空部材の弾性変形に基づき前記第1電極及び第2電極が互いに接触して導通するタッチセンサユニットを備えるとともに、
    前記中空部材とともに該中空部材が屈曲して配置されるコーナー部に設けられることにより該コーナー部における前記中空部材の断面形状を前記第1電極及び第2電極が互いに離間した状態に保持する保持部材を備えるタッチセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のタッチセンサ装置において、
    前記保持部材は、前記中空部材の外周に嵌着される前記中空部材よりも硬質な筒状部材としての構成を有すること、を特徴とするタッチセンサ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のタッチセンサ装置において、
    前記保持部材は、前記中空部材の外周に嵌着されることにより該中空部材を弾性変形させて、前記中空部材に前記第1電極と前記第2電極との間に介在される挿入部を形成する押圧部材としての構成を有すること、を特徴とするタッチセンサ装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のタッチセンサ装置において、
    前記保持部材は、前記中空部材が固定される固定面に立設されることにより前記中空部材に対して側方から当接する壁部材としての構成を有すること、
    を特徴とするタッチセンサ装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のタッチセンサ装置において、
    前記保持部材は、前記中空部材の筒内において前記第1電極と前記第2電極との間に介在されるスペーサとしての構成を有すること、を特徴とするタッチセンサ装置。
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JPH09158611A (ja) * 1995-12-08 1997-06-17 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用開閉部材の開閉状態検出装置
JP2017203661A (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 株式会社ミツバ タッチセンサユニットおよびその製造方法

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