JP2020112891A - 情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の決済手段を用いた決済を容易に実行できるようにすること。【解決手段】ユーザに利用される情報処理装置が、決済金額を受信するステップと、前記ユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をさせるステップと、を実行する。【選択図】図4

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
従来、フリーマーケットサービス、ネットオークションサービス、及びEC(electronic commerce)サイト等の電子商取引サービスを提供する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このサービスにおいて、ユーザが、例えば、クレジットカード、銀行振込、代金引換、ポイント等の各種の決済手段を用いて、商品の代金を支払うことができるようにするサービスも知られている。
特開2018−147298号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、複数の決済手段のうち、決済に使用する1以上の決済手段を指定する操作に手間がかかる場合がある。本開示は、複数の決済手段を用いた決済を容易に実行できる技術を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、ユーザに利用される情報処理装置であって、決済金額を受信するステップと、前記ユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をさせるステップと、を実行する。
本開示の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 実施形態に係るサーバ、及び端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバ、及び端末の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。 実施形態に係る通信システムの処理のシーケンスの一例を示す図である。 実施形態に係るユーザに提案する各決済手段による決済額を決定する処理の一例について説明するフローチャートである。 実施形態に係るユーザ情報記憶部に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。 実施形態に係る決済履歴記憶部に記憶される決済履歴情報の一例を示す図である。 実施形態に係る端末での表示画面の一例について説明する図である。 実施形態に係るユーザに提案する各決済手段による決済額を変更する処理の一例について説明するフローチャートである。 実施形態に係る端末での表示画面の一例について説明する図である。 実施形態に係る端末での表示画面の一例について説明する図である。 実施形態に係る端末での表示画面の一例について説明する図である。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る決済手段の選択を容易にする処理を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cとが接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120(「情報処理端末」の一例。)と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は図1の例に限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャー等を用いるメッセージングサービスを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
端末120は、例えば、ユーザのスマートフォン等の端末であり、サーバ110により提供される各種サービスを利用する処理を行う。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift、Kotlin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<実施形態>
本開示の実施形態は、商品の代金を決済する際に、複数の決済手段を組み合わせて決済を行う実施形態である。
実施形態により、例えば、今回の決済で使用する決済手段を容易に設定できる。また、例えば、ユーザが決済手段毎の決済額(決済金額)等を設定する手間が減少し、結果的に端末120Aやサーバ110の負荷、及び端末120Aとサーバ110間のネットワーク130の負荷を軽減できるという効果が得られる。
<実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110および端末120の機能構成を説明する。図3は、実施形態に係るサーバ110、及び端末120の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバの機能構成
サーバ110は、受付部311と、送受信部312と、制御部313と、表示制御部314と、記憶部315とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
受付部311は、サーバ110により提供される各種のサービスを運営する事業者からの各種の設定操作等を受け付ける。
送受信部312は、制御部313の指示に従い、端末120とのデータの送受信を行う。なお、送受信部312は、例えば、端末120からのログイン要求に含まれるユーザID、及びパスワードにより端末120のユーザが認証された際、端末120とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、端末120等の通信用のアドレスと、ユーザIDまたは店舗ID等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、端末120等にデータを送信する。
制御部313は、決済サービス、及び金融サービス等のサービスを、端末120のユーザに提供する処理を行う。
表示制御部314は、制御部313の指示に従い、端末120等の表示画面を制御する情報を、送受信部312に送信させる。
記憶部315は、ユーザの情報を記憶するユーザ情報記憶部3151、ユーザの決済履歴情報を記憶する決済履歴記憶部3152等を有する。各記憶部に記憶される各情報については後述する。
(2)端末の機能構成
端末120は、受付部321と、送受信部322と、制御部323と、表示制御部324と、記憶部325とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAIにより実現されてもよい。
受付部321は、端末120のユーザからの各種の操作等を受け付ける。
送受信部322は、制御部323の指示に従い、サーバ110等とのデータの送受信を行う。なお、送受信部322は、例えば、サーバ110にログインした際、サーバ110とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、サーバ110の通信用のアドレス等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、サーバ110にデータを送信する。
制御部323は、サーバ110により提供される決済サービス等の各種のサービスを利用する処理を行う。
表示制御部324は、制御部323の指示に従い、サーバ110から受信した情報等に基づいて、端末120の表示画面を制御する。
記憶部325は、サーバ110により提供されるサービス等を利用するための情報を記憶する。
<実施形態の処理>
図4を参照し、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図4は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、端末120は、サーバ110との通信を行う際、ユーザのアカウントを用いてサーバ110の認証を受けているものとする。
ステップS1において、端末120の受付部321は、ユーザに選択された商品を購入する操作を受け付ける。ここで、端末120の受付部321は、例えば、商品の一覧から選択された商品に対する購入ボタンの押下操作を受け付ける。
続いて、端末120の送受信部322は、決済手段の提案要求をサーバ110に送信する(ステップS2)。なお、提案要求には、端末120のユーザのユーザIDが含まれてもよい。なお、サーバ110の制御部313は、予めユーザIDを用いてサーバ110にログインしている端末120から受信したデータの通信用のセッションのIDに基づいて、端末120のユーザのユーザIDを取得してもよい。
続いて、サーバ110の制御部313は、端末120のユーザ情報等に基づいて、ユーザに提案する各決済手段による決済額(各決済手段毎の決済額)を決定する(ステップS3)。この処理については後述する。
続いて、サーバ110の送受信部312は、各決済手段による決済額を、各決済額に応じた面積で表示させる情報を端末120に送信する(ステップS4)。続いて、端末120の表示制御部324は、各決済手段による決済額を、各決済額に応じた面積で表示させる(ステップS5)。この処理については後述する。
続いて、端末120の受付部321は、各決済手段を変更する操作をユーザから受け付ける(ステップS6)。続いて、端末120の送受信部322は、ユーザに変更された決済手段の情報を含む、決済手段の提案要求をサーバ110に送信する(ステップS7)。続いて、サーバ110の制御部313は、ユーザ情報等と、ユーザによる操作の情報とに基づいて、ユーザに提案する各決済手段による決済額を変更する(ステップS8)。続いて、サーバ110の送受信部312は、変更した各決済手段による決済額を、各決済額に応じた面積で表示させる情報を端末120に送信する(ステップS9)。続いて、端末120の表示制御部324は、受信した各決済手段の情報を表示させる(ステップS10)。なお、ステップS6からステップS10の処理は必ずしも必要な処理ではない。また、各決済手段を変更する操作をユーザから受け付ける度に、ステップS6からステップS10の処理が実行されてもよい。
続いて、端末120の受付部321は、決済操作をユーザから受け付ける(ステップS11)。ここで、端末120の受付部321は、例えば、決済ボタンの押下操作を受け付ける。続いて、端末120の送受信部322は、決済要求(決済リクエスト)をサーバ110に送信する(ステップS12)。ここで、決済要求には、各決済手段による決済額の情報が含まれている。
続いて、サーバ110の制御部313は、受信した決済要求に基づいて決済の処理を行う(ステップS13)。ここで、サーバ110の制御部313は、受信した決済要求に含まれる、各決済手段による決済額の情報に基づいて、端末120のユーザの残高等から代金を徴収(減算)する処理を行う。
≪ユーザに提案する各決済手段による決済額を決定する処理≫
図5から図7を参照し、図4のステップS3のユーザに提案する各決済手段による決済額を決定する処理について説明する。図5は、実施形態に係るユーザに提案する各決済手段による決済額を決定する処理の一例について説明するフローチャートである。図6Aは、実施形態に係るユーザ情報記憶部3151に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。図6Bは、実施形態に係る決済履歴記憶部3152に記憶される決済履歴情報の一例を示す図である。図7は、実施形態に係る端末120での表示画面の一例について説明する図である。
ステップS101において、制御部313は、ユーザ情報記憶部3151を参照し、端末120のユーザのユーザ情報に基づいて、各決済手段の優先度のスコアを算出する。
(ユーザ情報記憶部3151)
図6Aの例では、ユーザ情報記憶部3151には、ユーザIDに対応付けて、売上金(円):有効期限、ポイント(円分):有効期限、入金された残額(円)、後払い可能残高(円)、銀行口座、クレジットカード、及びキャリア決済等が記憶されている。
ユーザIDは、端末120を利用するユーザの識別情報である。売上金は、例えば、当該ユーザがサーバ110により提供される、またはサーバ110と連携する電子商取引サービスを用いて商品等を販売した際の当該商品等の代金から手数料を差し引いた額である。なお、サーバ110制御部313は、各商品を販売してから所定の有効期限(例えば、3ケ月)を経過した場合、ユーザに銀行口座が設定されている場合は、有効期限(例えば、3か月)が経過した売上金を当該銀行口座に振り込み、当該売上金の額が所定の閾値(例えば、1万円)未満である場合は、所定の振込手数料(例えば、210円)を当該ユーザから徴収してもよい。サーバ110の制御部313は、ユーザに銀行口座が設定されていない場合は、有効期限が経過した売上金を失効させてもよい。
ポイントは、例えば、代金の支払いに利用可能なポイントである。なお、1ポイントで1円分の支払いができるようにしてもよい。ポイントは、クーポンのように当該ユーザがサーバ110から付与されてもよい。また、法令等により、売上金から直接支払うことが規制されている場合は、売上金を用いてポイントを購入できるようにしてもよい。サーバ110は、各ポイントに、所定の有効期限を設定してもよい。例えば、売上金により購入されたポイントには購入されてから1年、クーポンのように付与するポイントには、付与の目的に応じて3日または1週間等の有効期限を設定してもよい。
入金残高は、例えば、銀行、クレジットカード、及び店舗のレジ等を用いてチャージされた金額の残高である。後払い可能残高は、例えば、サーバ110により提供される、またはサーバ110と連携する電子商取引サービスで商品を購入した代金等をまとめて、翌月末まで等の所定期間内に一括して支払うことができるサービスを使用して後払いできる金額の残高である。なお、サーバ110は、当該後払いできる金額に、毎月1万円等の上限額を設定してもよい。
銀行口座、及びクレジットカードは、それぞれ、ユーザに登録された銀行口座、及びクレジットカードである。キャリア決済は、ユーザに登録された、ユーザの端末120の通信サービスの料金と合算して通信事業者に支払うことができるサービスである。
制御部313は、ステップS101の処理で、端末120のユーザから予め設定された条件がある場合、当該条件に基づいて各決済手段の優先度のスコアを決定する。また、制御部313は、各決済手段で使用可能な金銭的な価値に有効期限が設定されている場合、現在日時から有効期限までの時間が短いほど、優先度のスコアを高く決定してもよい。この場合、ユーザが保有しているポイントのうち、1000円分のポイントの有効期限まで残り10日、2000円分のポイントの有効期限まで残り15日である場合、当該1000円分のポイントに対する優先度のスコアを、当該2000円分のポイントに対する優先度のスコアよりも高く決定してもよい。
また、制御部313は、例えば、売上金を振り込み可能な銀行口座がユーザに登録されていない場合は、売上金の有効期限(失効するまでの期限)までの時間が短いほど、当該売上金の優先度のスコアを高く決定してもよい。この場合、制御部313は、ユーザが保有している売上金のうち、1000円のポイントの有効期限まで残り10日、2000円の売上金の有効期限まで残り15日である場合、当該1000円分の売上金に対する優先度のスコアを、当該2000円の売上金に対する優先度のスコアよりも高く決定してもよい。
続いて、制御部313は、決済履歴記憶部3152を参照し、端末120のユーザの決済履歴情報に基づいて、各決済手段の優先度のスコアを修正する(ステップS102)。
(決済履歴記憶部3152)
図6Bの例では、決済履歴記憶部3152には、ユーザIDと決済IDに対応付けて、代金(円)、各決済手段による決済額、及び決済日時が記憶されている。図6Bの例では、決済手段として、売上金、ポイント、入金残高、後払い、クレジットカード、及びキャリア決済等の各決済手段による決済額が記憶されている。
制御部313は、ステップS102の処理で、例えば、所定期間(例えば、直近の3か月)内にある決済手段が決済に用いられた回数(頻度)が高い程、当該決済手段の優先度のスコアを高く算出してもよい。また、制御部313は、所定期間内にある決済手段で決済された額が高い程、当該決済手段の優先度のスコアを高く算出してもよい。
続いて、制御部313は、各決済手段の優先度のスコアに基づいて、ユーザに提案する各決済手段による決済額を決定する(ステップS103)。ここで、制御部313は、例えば、優先度のスコアが所定の閾値以上である各決済手段に対して、代金と当該各決済手段の優先度のスコアの割合とに基づいて、各決済額を算出してもよい。この場合、代金が10000円であり、優先度のスコアが所定の閾値以上である第1決済手段と第2決済手段の優先度のスコアがそれぞれ100、及び50であるとすると、制御部313は、第1決済手段による決済額を6667円(=10000円×100/(100+50))、第2決済手段による決済額を3333円(10000円×50/(100+50))と決定してもよい。
または、制御部313は、各決済手段の優先度のスコアが高い順に、各決済手段で支払い可能な上限額までを順に決済額として決定する処理を繰り返してもよい。この場合、制御部313は、例えば、優先度のスコアが最も高い第1決済手段で支払い可能な上限額(第1決済手段の残高の全額)が代金未満である場合、当該上限額を第1決済手段の決済額としてもよい。そして、制御部313は、第1決済手段の決済額と、優先度のスコアが次に高い第2決済手段で支払い可能な上限額との合計額が代金未満である場合、第2決済手段の決済額を当該上限額としてもよい。なお、上述では優先度に具体的なスコアが付与されている例について説明したが、優先度は具体的なスコアでなく単純な順位であってもよい。
一方、制御部313は、当該合計額が代金以上である場合、代金と第1決済手段の決済額との差額を、第2決済手段の決済額としてもよい。この場合、制御部313は、例えば、ユーザAに対する各決済手段の優先度のスコアが高い順が、ポイント、売上金、入金残高、後払い、キャリア決済、クレジットカードであり、今回の決済で支払う代金が10000円であるとする。この場合、図6Aの例では、ポイントの全額である500円分、売上金の全額である880円、入金残高が0円であるため0円、後払いで8620円(=10000円−500円−880円)をユーザに提案する各決済手段による決済額として決定する。
なお、制御部313は、ユーザAに設定されている銀行口座の残高の情報を、銀行により提供されるAPI(Application Programming Interface)等を用いて取得できる場合、銀行口座の残高から入金可能な上限値までを入金残高に入金して支払うことを提案内容として決定してもよい。この場合、制御部313は、例えば、ユーザAに設定されている銀行口座Aの残高が4000円である場合、図6Aの例では、ポイントの全額である500円分、売上金の全額である880円、入金残高を4000円(銀行口座Aの残高の全額)、後払いで4620円(=10000円−500円−880円−4000円)をユーザに提案する各決済手段による決済額として決定する。
この場合、図4のステップS5の端末120での表示処理により、図7の決済画面701が端末120に表示される。図7の例では、円グラフ710における各決済手段の領域(表示領域)の面積を変化させることにより、各決済手段による決済額を変更できる旨をユーザに示すメッセージ702、円グラフ710、「支払い方法を変更する」ボタン703、支払金額(代金)704、「決済する」ボタン705が表示されている。
また、図7の例では、円グラフ710において、各決済手段による決済額と、各決済額に応じた面積で円グラフ710を分割した各決済手段の領域711から714が表示されている。図7の例では、領域711の面積は、円グラフ710の円の5%(=500円/10000円×100%)であり、領域711においてポイントによる決済額が500円分であることが表示されている。領域712の面積は、当該円の8.8%(=880円/10000円×100%)であり、領域712において売上金による決済額が880円であることが表示されている。領域713の面積は、当該円の40%(=4000円/10000円×100%)であり、領域713において入金残高による決済額が4000円であることが表示されている。領域714の面積は、当該円の46.2%(=4620円/10000円×100%)であり、領域714において後払いによる決済額が4620円であることが表示されている。また、売上金に対する領域712に対応付けて、売上金による決済額分のポイントを購入する必要があることを示すメッセージ712Aが表示されている。また、入金残高に対する領域713に対応付けて、入金残高による決済額分の金額をユーザの銀行口座Aから入金する必要があることを示すメッセージ713Aが表示されている。
「決済する」ボタン705がユーザに押下されると、円グラフ710に示されている各決済手段による決済額により、代金の決済が行われる。なお、円グラフ710に示されている各決済手段に、売上金による決済が含まれている場合、「決済する」ボタン705がユーザに押下されると、売上金による決済額分のポイントを購入するための購入画面が表示されてもよい。図7の例では、「決済する」ボタン705がユーザに押下されると、売上金の880円で880円分のポイントを購入する画面が表示され、ユーザによる承認操作が行われると、代金の決済が行われる。これにより、決済の操作が容易になると共に、法令等により、売上金から直接支払うことが規制されている場合に、売上金を用いてポイントを購入したことをユーザが確認することができる。なお、入金残高による決済額分の金額をユーザの銀行口座Aから入金する必要がある場合は、同様に、「決済する」ボタン705がユーザに押下されると、4000円を銀行口座Aから入金する画面が表示されてもよく、ユーザによる承認操作が行われると、代金の決済が行われる。
≪各決済手段による決済額を変更する処理≫
図8から図11を参照し、図4のステップS8のユーザに提案する各決済手段による決済額を変更する処理について説明する。図8は、実施形態に係るユーザに提案する各決済手段による決済額を変更する処理の一例について説明するフローチャートである。図9から図11は、実施形態に係る端末120での表示画面の一例について説明する図である。
ステップS201において、制御部313は、ユーザによる操作が、一の決済手段に対する領域の面積を変化(増加または減少)させる操作であるか否かを判定する。ここで、制御部313は、例えば、端末120のユーザにより、一の決済手段に対する領域がピンチイン操作された場合、及び一の決済手段に対する領域と他の決済手段に対する領域との境界線が当該一の決済手段に対する領域側にスワイプ操作された場合、一の決済手段に対する領域の面積を減少させる操作であると判定してもよい。
また、制御部313は、例えば、端末120のユーザにより、一の決済手段に対する領域がピンチアウト操作された場合、及び一の決済手段に対する領域と他の決済手段に対する領域との境界線が当該他の決済手段に対する領域側にスワイプ操作された場合、一の決済手段に対する領域の面積を増加させる操作であると判定してもよい。
ユーザによる操作が、一の決済手段に対する領域の面積を変化させる操作である場合(ステップS201でYES)、制御部313は、当該一の決済手段による決済額を変更させるとともに、他の決済手段による決済額も変更させ(ステップS202)、処理を終了する。
図9の決済画面901の例では、図4のステップS6で、図7の決済画面701において、後払いに対する領域714の面積を増加させる操作をユーザから受け付けたため、図4のステップS10の端末120での表示処理により、領域714の面積が増加された領域724が表示されている。また、後払いに対する領域714の面積が増加した分、後払いよりも優先度の順が1つ高い入金残高に対する領域713の面積が減少された領域723が表示されている。これにより、一の決済手段の優先度よりも優先度順が2つ以上高い決済手段による決済額は変更せずに、当該一の決済手段による決済額を変更できる。
また、図9の例では、入金残高に対する領域723に対応付けて、入金残高による決済額分の金額をユーザの銀行口座Aから入金する必要があることを示すメッセージ723Aが表示されている。
ユーザによる操作が、一の決済手段に対する領域の面積を変化させる操作でない場合(ステップS201でNO)、制御部313は、一の決済手段を削除させる操作であるか否かを判定する(ステップS203)。一の決済手段を削除させる操作である場合(ステップS203でYES)、制御部313は、当該一の決済手段による決済額を無し(0円)と決定するとともに、他の決済手段による決済額を増加させ(ステップS204)、処理を終了する。
図7の決済画面701の「支払い方法を変更する」ボタン703が押下操作されると、図10の表示画面1001のように、ユーザが商品の代金の決済に用いることが可能な各決済手段のうち、円グラフ1010に設定されていない各決済手段を示すオブジェクト(アイコン、イラスト、図形)を表示する領域1004、及び領域1005が表示される。領域1004には、例えば、優先度のスコアが所定の閾値以下であるため円グラフ1010に設定されていない、クレジットカード払い、コンビニ払い、キャリア決済等の各決済手段をそれぞれ示すオブジェクト1004Aから1004C等が表示されている。
また、図10の例では、例えば、図7の売上金に対する領域712が領域1005にドラッグ操作されたため、円グラフ1010から売上金に対する領域が取り除かれ(非表示とされ)、領域1005に売上金を示すオブジェクト1005Aが表示されている。図10の例では、売上金の次に優先度が高い入金残高の上限値が4000円であるため、入金残高の領域713の面積は変更されず、入金残高の次に優先度が高い後払いの領域1011の面積が、円グラフ710から取り除かれた売上金に対する領域712の面積だけ増加されている。
なお、制御部313は、一の決済手段の領域に対するユーザの操作により、当該一の決済手段の領域の面積を変化させ、当該一の決済手段による支払額を設定している場合に、他の決済手段を削除させる操作がされた場合、当該一の決済手段による支払額と、当該一の決済手段の領域の面積は変化させないようにしてもよい。これにより、ユーザは、既に支払額の設定を行った決済手段の支払額は変更させずに、他の決済手段を削除することができる。
図10の表示画面1001では、「キャンセル」ボタン1002、及び「変更する」ボタン1003も表示されている。「キャンセル」ボタン1002がユーザに押下されると、表示画面1001におけるユーザの操作を反映せずに、端末120の表示画面を図7の決済画面701に戻される。「変更する」ボタン1003がユーザに押下されると、表示画面1001におけるユーザの操作を反映し、端末120の表示画面を図7の決済画面701において、円グラフ710の代わりに円グラフ1010が表示される表示画面とする。そして、「決済する」ボタン705がユーザに押下されると、円グラフ1010に示されている各決済手段による決済額により、代金の決済が行われる。
一の決済手段を削除させる操作でない場合(ステップS203でNO)、制御部313は、一の決済手段を追加させる操作であるか否かを判定する(ステップS205)。一の決済手段を追加させる操作でない場合(ステップS205でNO)、処理を終了する。一の決済手段を追加させる操作である場合(ステップS205でYES)、制御部313は、当該一の決済手段による決済額を0円から増加させるとともに、他の決済手段による決済額を減少させ(ステップS206)、処理を終了する。
制御部313は、ステップS206の処理で、代金の決済をする第1決済手段と第2決済手段のうち優先度が低い第2決済手段による決済額の少なくとも一部を、ユーザに追加された決済手段による決済額と決定してもよい。これにより、決済手段を追加する操作が行われた際に、優先度が高い決済手段による決済額は変更させずに、優先度が高い決済手段による決済額の少なくとも一部を、ユーザに追加された決済手段による決済額に割り当てることをユーザに提案することができる。
この場合、図10の表示画面1001において、クレジットカード払いを示すオブジェクト1104Aが円グラフ1010にドラッグ操作されると、図11の表示画面1101が表示される。図11の例では、図10の円グラフ1010に設定されている各決済手段のうち最も優先度の順位が低い後払いに対する領域1011が分割され、後払いに対する領域1111及びクレジットカード払いに対する領域1112が表示されている。
図11の「変更する」ボタン1003がユーザに押下されると、表示画面1101におけるユーザの操作を反映し、端末120の表示画面を図7の決済画面701において、円グラフ710の代わりに円グラフ1110が表示される表示画面とする。そして、「決済する」ボタン705がユーザに押下されると、円グラフ1110に示されている各決済手段による決済額により、代金の決済が行われる。
なお、制御部313は、第2決済手段の優先度のスコアと、ユーザに追加された決済手段の優先度のスコアとに基づいて、第2決済手段による決済額のうち、ユーザに追加された決済手段による決済額とする額を決定してもよい。この場合、制御部313は、例えば、第2決済手段の優先度のスコアと、ユーザに追加された決済手段の優先度のスコアとの比を、第2決済手段による決済額と、ユーザに追加された決済手段による決済額との比としてもよい。
なお、制御部313は、一の決済手段の領域に対するユーザの操作により、当該一の決済手段の領域の面積を変化させ、当該一の決済手段による支払額を設定している場合に、他の決済手段を追加させる操作がされた場合、当該一の決済手段による支払額と、当該一の決済手段の領域の面積は変化させないようにしてもよい。これにより、ユーザは、既に支払額の設定を行った決済手段の支払額は変更させずに、他の決済手段を追加することができる。
1 通信システム
110 サーバ
120 端末
130 ネットワーク
200 情報処理装置
311 受付部
312 送受信部
313 制御部
314 表示制御部
315 記憶部
3151 ユーザ情報記憶部
3152 決済履歴記憶部
321 受付部
322 送受信部
323 制御部
324 表示制御部
325 記憶部

Claims (17)

  1. ユーザにより利用される情報処理装置に、
    決済金額を受信するステップと、
    前記ユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をさせるステップと、を実行させる情報処理プログラム。
  2. 前記第1決済手段に対応付けられた第1表示領域と、前記第2決済手段と対応付けられた第2表示領域とをともに表示するステップと、
    前記ユーザの前記第1表示領域の面積を調整する操作に応答して、前記第1決済手段に対応付けられた第1決済金額と、前記第2決済手段に対応付けられた第2決済金額とを調整するステップと、を実行させる、請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記調整するステップは、
    前記ユーザの前記第1表示領域の面積を増加させる操作に応答して、前記第1決済金額を増加させる、
    請求項2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記表示するステップは、
    前記第1決済手段と前記第2決済手段の各優先度または各決済履歴に基づいて決定された割合に応じた各面積で、前記第1表示領域と前記第2表示領域とを表示する、
    請求項2または3に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記調整するステップは、
    前記ユーザの前記第1表示領域の面積を増加させる操作に応答して、前記第1決済金額を増加させるとともに記第2決済金額を減少させる、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記ユーザの決済を進行させる操作に応答して、前記第1決済手段による第1決済金額の決済リクエストと、前記第2決済手段による第2決済金額の決済リクエストと、を送信するステップ、をさらに実行する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記ユーザの第3決済手段を追加する操作に応答して、前記第1表示領域と前記第2表示領域とともに、当該第3決済手段と対応付けられた第3表示領域を表示するステップ、をさらに実行する、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記ユーザの前記第3決済手段を追加する操作に応答して、前記第1表示領域および前記第2表示領域の少なくとも一方の面積を減少させる、
    請求項7に記載の情報処理プログラム。
  9. 前記ユーザの第1決済手段を削除する操作に応答して、前記第2表示領域と前記第3表示領域とを表示するとともに、前記第1表示領域を非表示にするステップ、をさらに実行する、請求項7または8に記載の情報処理プログラム。
  10. 決済金額を受信する受信部と、
    ユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をさせる制御部と、を有する情報処理装置。
  11. ユーザに利用される情報処理装置が、
    決済金額を受信するステップと、
    前記ユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をさせるステップと、を実行する情報処理方法。
  12. 第1情報処理装置が、
    決済金額を第2情報処理装置に送信するステップと、
    前記第2情報処理装置を利用するユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をするステップと、を実行する情報処理方法。
  13. 第1決済手段に対応付けられた第1表示領域と、第2決済手段と対応付けられた第2表示領域とをともに前記第2情報処理装置に表示させるステップと、
    前記第2情報処理装置のユーザにより前記第1表示領域の面積を調整する操作がされた場合、前記第1決済手段に対応付けられた第1決済金額と、前記第2決済手段に対応付けられた第2決済金額とを調整するステップと、を実行する、請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記第1決済手段及び前記第2決済手段の各優先度に基づいて決定した前記第1決済手段による決済金額と、前記第2決済手段による決済金額とを前記第2情報処理装置に送信するステップを実行する、請求項12または13に記載の情報処理方法。
  15. 前記送信するステップは、
    前記ユーザの決済履歴に基づいて決定した前記第1決済手段による決済金額と、前記第2決済手段による決済金額とを前記第2情報処理装置に送信する、請求項14に記載の情報処理方法。
  16. 第1情報処理装置であって、
    決済金額を第2情報処理装置に送信する送信部と、
    前記第2情報処理装置を利用するユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をする制御部と、を有する第1情報処理装置。
  17. 第1情報処理装置に、
    決済金額を第2情報処理装置に送信するステップと、
    前記第2情報処理装置を利用するユーザに指定された、第1決済手段による第1決済金額と、第2決済手段による第2決済金額とにより、前記決済金額の決済をするステップと、を実行させる情報処理プログラム。
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