JP2020112318A - 噴射装置及び空気調和機の室内機 - Google Patents

噴射装置及び空気調和機の室内機 Download PDF

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Abstract

【課題】熱交換器に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することを目的とする。【解決手段】噴射装置20は、空気調和機の室内機1に設けられてフィン10及びチューブ11を有する上部熱交換器8に対して、ドレン水を噴射する。噴射装置20は、熱交換器3の一面に沿って移動可能に設けられ、熱交換器3に対してドレン水を噴射する噴射部と、噴射部が移動する所定のルートに沿って熱交換器3に設けられたチューブ11を検出する検出部と、検出部の検出結果に基づいて噴射部を移動させる駆動部と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、噴射装置及び空気調和機の室内機に関するものである。
空気調和機の室内機は、外殻を為す筐体と、筐体の内部に設けられるファン及び熱交換を備えていて、ファンによって、熱交換器へ供給するための外気を筐体の内部に導入している。外気には、埃等が含まれている。このため、外気を筐体内に導入することで、筐体内には外気とともに埃等が侵入する。筐体内に埃等が侵入すると、侵入した埃が、筐体内のファンや熱交換器に堆積又は付着してしまい、汚れやカビの発生の原因となる。
このような事態を抑制するために、空気調和機の室内機では、外気の導入口等に埃を捕捉するフィルタを設け、筐体の内部に侵入する埃を抑制している(例えば、特許文献1)。
特開2013−57640号公報
しかしながら、筐体の内部には、様々な箇所から埃が侵入する。このため、フィルタだけでは、すべての埃の侵入を防止することはできない。したがって、フィルタを設けた場合であっても、筐体内に配置された熱交換器に埃が堆積又は付着し、堆積又は付着した埃が汚れやカビの発生の原因となるという問題が生じていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、熱交換器に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる噴射装置及び空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の噴射装置及び空気調和機の室内機は以下の手段を採用する。
本発明に一態様に係る噴射装置は、空気調和機の室内機に設けられてフィン及びチューブを有する熱交換器に対して、流体を噴射する噴射装置であって、前記熱交換器の一面に沿って移動可能に設けられ、前記熱交換器に対して流体を噴射する噴射部と、前記噴射部が移動する所定のルートに沿って前記熱交換器に設けられた検出対象を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて前記噴射部を移動させる駆動部と、を備えている。
上記構成では、所定のルートに沿って熱交換器の一面に沿って移動する噴射部が、熱交換器に向かって流体を噴射する。噴射部が流体を噴射することで、熱交換器に堆積又は付着した埃等を除去することができる。これにより、熱交換器に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
また、所定のルートに沿って熱交換器に設けられた検出対象を検出する検出部の検出結果に基づいて、噴射部が移動する。これにより、検出対象を所望のルートに設けることで、所望のルートで噴射部を自動的に移動させることができる。したがって、自動的に、熱交換器の所望の領域に対して、噴射部で流体を噴射することができる。
また、本発明に一態様に係る噴射装置は、前記検出対象は、前記熱交換器に設けられた前記チューブを有していてもよい。
上記構成では、熱交換器に設けられたチューブを検出対象としている。これにより、検出部が検出する検出対象を、別途設ける必要がない。したがって、検出対象を別途熱交換器に設ける構成と比較して、構造を簡素化することができる。
また、通常、熱交換器には、略全域にチューブが設けられている。上記構成では、検出部が熱交換器に設けられたチューブを検出し、チューブに沿って噴射部が移動する。これにより、熱交換器の略全域にチューブが設けられている場合には、熱交換器の略全域に対して、自動的に噴射部で流体を噴射し、熱交換器に堆積又は付着した埃等を除去することができる。
また、本発明に一態様に係る噴射装置は、前記熱交換器の一面とは反対側の面である他面に設けられ、前記噴射部に追従して移動し、前記噴射部から噴射された流体を受ける遮蔽部を備えていてもよい。
上記構成では、噴射部から噴射された流体を受ける遮蔽部が設けられている。噴射部から噴射された流体は、熱交換器を通過し、熱交換器の他面に設けられた遮蔽部によって遮蔽される。これにより、噴射部が噴射した流体が、熱交換器を通過後に他の部材等に飛散する事態を抑制することができる。したがって、飛散した流体に起因して他の部材が損傷(腐食等)する事態を抑制することができる。
また、本発明に一態様に係る噴射装置は、前記噴射部には、前記室内機に設けられたドレンパンに貯留されているドレン水が供給され、前記噴射部が噴射する流体は、前記ドレン水であってもよい。
上記構成では、噴射部にドレンパンに貯留されているドレン水が供給され、噴射部はドレン水を噴射している。これにより、噴射部が噴射する流体を、室内機の外部から供給することなく、室内機の内部で賄うことができる。したがって、噴射部に対して室内機の外部から流体を供給する構成と比較して、構成を簡素化することができる。
また、本発明に一態様に係る噴射装置は、前記室内機に設けられた給電装置からの電力を蓄電する蓄電部を備え、前記駆動部は、前記蓄電部からの電力によって駆動してもよい。
上記構成では、噴射装置が蓄電部を備え、蓄電部からの電力によって駆動部が駆動する。これにより、噴射部が移動する際に、電力を供給するコード等が接続されない構造とすることができる。したがって、噴射部の移動の際の制約を抑制することができる。
本発明に一態様に係る空気調和機の室内機は、上記いずれかに記載の噴射装置と、内部に冷媒が流通するチューブ及び前記チューブの外面に固定されたフィンを有する熱交換器と、を備え、前記噴射装置は、前記熱交換器に対して流体を噴射する。
本発明によれば、熱交換器に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の室内機の内部を示した斜視図である。 図1の熱交換器及び噴射装置の模式的な側面図である。
以下に、本発明に係る空気調和機の室内機の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、室内機の据付時に水平方向となる方向を左右方向とし、据付時に上下方向となる方向を単に上下方向としている。また、これら左右方向及び上下方向に直交する方向を前後方向とする。なお、据付時に手前側となるのが前後方向の前側とする。また、図中のUPは上方を示し、FRは前方を示し、INは左右方向の内側を示している。
図1を用いて、空気調和機の室内機1について説明する。なお、図1は、図示の関係上、室内機1の外殻を為す筐体27の一部を省略して図示している。
空気調和機の室内機1は、外殻を為す筐体2を備えている。また、室内機1は、筐体2の内部に熱交換器3、送風ファン(図示省略)及びコントロールボックス(図示省略)等の各種装置を収納している。
筐体2は、ベース4と、このベース4の前面側に着脱自在に組付けられる前面カバー及び前面パネルと、備えている。前面カバー及び前面パネルは、筐体2の上面、左右側面及び前面を規定している。なお、図1では、図示の関係上、前面カバー及び前面パネルを省略している。
熱交換器3は、いわゆるプレートフィンチューブ型の熱交換器3である。熱交換器3は、図1及び図2に示すように、前方に配置されて略鉛直に設けられるパネル状の第1熱交換器9と、第1熱交換器9の上端から曲折して後方かつ上方に延びる第2熱交換器8と、第2熱交換器8の上端から曲折して後方かつ下方に延びる第3熱交換器7と、を一体的に有している。
第2熱交換器8と第1熱交換器9とは、鈍角を為すように接続されている。第2熱交換器8と第3熱交換器7とは、鋭角を為すように接続されている。
熱交換器3は、内部に冷媒が流通し左右方向に延びる複数のチューブ11と、チューブ11の延在方向と直交するように設けられた板状の複数のフィン10とを有する。
各チューブ11は、銅で形成されており、内部に冷媒が流通している。複数のチューブ11は互いが平行となるように所定距離離間して並んで配置されている。また、複数のチューブ11は、隣接するチューブ11の開口端同士をUベント管12で接続することにより、蛇行状の配管通路を形成している。なお、チューブ11の原料は、一例であり、銅以外の金属で形成されていてもよく、また、金属以外の原料で形成されていてもよい。
各フィン10は、アルミで形成されている。また、各フィン10には、板厚方向に貫通する貫通孔(図示省略)が複数形成されている。チューブ11は、フィン10に形成された複数の貫通孔を挿通している。なお、チューブ11は、外周面が貫通孔の縁と接触するように、貫通孔を挿通している。また、複数のフィン10は、互いが平行となるように所定距離離間して並んで配置されている。なお、フィン10の原料は、一例であり、アルミ以外の金属で形成されていてもよく、また、金属以外の原料で形成されていてもよい。
なお、複数のフィン10は、隣接するフィン10同士が近接して配置される。すなわち、隣接するフィン10同士の間に形成される隙間が、小さく設定されている。したがって、図1及び図2では、各フィン10を図示せず、第1熱交換器9、第2熱交換器8及び第3熱交換器7をパネル状に図示している。また、以下の説明において、パネル状の第1熱交換器9、第2熱交換器8及び第3熱交換器7のパネル面を、「熱交換器の表面」という。すなわち、以下の説明における「熱交換器の表面」は、実際には、並んで配置される複数のフィン10の側面(フィン10の板面と交差する面)によって形成されている。
熱交換器3の下方には、ドレンパン14が設けられている。詳細には、第1熱交換器9、第2熱交換器8及び第3熱交換器7の下方には、ドレンパン14が設けられている。ドレンパン14は、熱交換器3のチューブ11等の表面で空気中の水分が結露することで発生するドレン水が滴下した際に、滴下したドレン水を受け止める。また、受け止めたドレン水を貯留する。
次に、室内機1に備え付けられている噴射装置20及び噴射装置20に関わる各種装置について説明する。
噴射装置20は、図2に示すように、熱交換器3に対してドレン水を噴射する噴射側ユニット21と、噴射側ユニット21から噴射されたドレン水を受ける遮蔽部22とを有する。
噴射側ユニット21は、熱交換器3の外側の表面である一面3aに沿って移動可能に設けられている。熱交換器3の一面3aは、第1熱交換器9の前方側の表面である一面9aと、第2熱交換器8の表面のうち第1熱交換器9の一面9aと連続する表面である一面8aと、第3熱交換器7の表面のうち第2熱交換器8の一面8aと連続する表面である一面7aと、を有する。また、噴射側ユニット21は、ドレン水を貯留する貯留部23と、熱交換器3に対して貯留部23に貯留されているドレン水を噴射する噴射部(図示省略)と、熱交換器3に設けられたチューブ11を検出する検出部(図示省略)と、検出部の検出結果に基づいて噴射部を移動させる駆動部(図示省略)と、室内機1に設けられた充電ポート(給電装置)15からの電力を蓄電する図示省略のバッテリ(蓄電部)と、を備えている。
貯留部23は、上端が開口する桶状の部材であって、所定量のドレン水を貯留する。貯留部23は、噴射側ユニット21が充電ポート15に位置している状態(図1に示す状態)で、ドレン水供給装置16によってドレン水を供給される。なお、以下の説明では、噴射側ユニット21が充電ポート15に位置している状態を、「待機状態」という。
ドレン水供給装置16は、ドレンパン14に貯留しているドレン水を吸い上げるポンプ17と、ポンプ17で吸い上げたドレン水を、待機状態の噴射側ユニット21の貯留部23へ供給するドレン水配管18と、を備えている。ドレン水配管18の下流端は、待機状態の噴射側ユニット21の貯留部23の上方に位置し、下方に向かって開口している。すなわち、ドレン水配管18と噴射ユニットとは接続されておらず、ドレン水配管18の下流端からドレン水を排出することで、落下したドレン水が、貯留部23内に供給される。充電ポート15は、待機状態の噴射側ユニット21は、ドレンパン14の鉛直上方に位置するように配置されている。したがって、ドレン水を貯留部23に供給する際に、貯留部23から溢れたドレン水は、ドレンパン14に落下する。
噴射部は、熱交換器3の一面3aと対向するように設けられ、熱交換器3に対してドレン水を噴射する。噴射部の例として、ノズルが挙げられる。噴射部には、貯留部23に貯留されているドレン水が供給される。
検出部は、熱交換器3の一面3aと対向するように設けられ、チューブ11(検出対象)を検出する。なお、本実施形態に係る噴射側ユニット21は、チューブ11の外面に固定されたフィン10と接触しているため、直接チューブ11と接触していない。すなわち、検出部は、チューブ11と接触していない状態(非接触の状態)で、チューブ11を検出する。検出部が検出したデータは、後述する制御装置に送信される。
検出部の例としては、カメラや赤外線センサが挙げられる。検出部としてカメラを適用する場合には、カメラは、熱交換器3を撮像するように配置され、撮像されたデータからチューブ11を検出する。また、検出部として赤外線センサを適用する場合には、赤外線センサは銅を検知するように設定される。このように設定することで、銅で形成されたチューブ11を検出することができる。
駆動部は、検出部が検出した検出結果に基づいて、噴射側ユニット21を移動させる。具体的には、検出部が検出したチューブ11に沿うように、噴射側ユニット21を移動させる。なお、駆動部は、噴射側ユニット21が熱交換器3の一面3aの左右方向の端部まで移動すると、噴射側ユニット21を一旦停止させる。その後、チューブ11の延在方向と交差する方向に噴射側ユニット21を移動させる。このとき、駆動部は、検出部が、チューブ11を検出するまで噴射側ユニット21を移動させる。そして、検出部がチューブ11を検出すると、噴射側ユニット21の移動を停止させる。このように、噴射側ユニット21を移動させることで、検出部が検出対象とするチューブ11を、当初のチューブ11から隣接するチューブ11に変更することができる。
駆動部は、モータと、モータによって回転駆動し熱交換器3の一面3aと接触する接触部とを有する。接触部の例としては、大径のローラや、キャタピラが挙げられる。大径のローラとは、例えば、隣接するフィン10の間に形成される隙間よりも十分に大きい径とされるローラである。このように、大径のローラやキャタピラを用いることで、噴射装置20が移動する際に、隣接するフィン10の間に形成される隙間や、凹み等の影響を受けにくくすることができる。
バッテリは、噴射側ユニット21が待機状態となっている際に、充電ポート15から電力を転送され、転送された電力を蓄電する。蓄電した電力は、駆動部の駆動力として利用される。充電ポート15は、第2熱交換器8と隣接するように配置されている。
遮蔽部22は、熱交換器3の一面3aとは反対側の面(内側の面)である他面3bに設けられ、噴射部に追従して移動する。熱交換器3の他面3bは、第1熱交換器9の後方側の表面である他面9bと、第2熱交換器8の表面のうち第1熱交換器9の他面9bと連続する表面である他面8bと、第3熱交換器7の表面のうち第2熱交換器8の他面8bと連続する表面である他面7bと、を有する。遮蔽部22は、噴射側ユニット21が、例えば、第2熱交換器8の一面8aに沿って移動している際に、第2熱交換器8の表面を正面視した場合に噴射側ユニット21と重なる位置となるように、噴射部を追従する。
噴射側ユニット21及び遮蔽部22には、各々磁石部(図示省略)が設けられている。噴射側ユニット21に設けられた磁石部と、遮蔽部22に設けられた磁石部とは、引き合うように構成されている。すなわち、噴射側ユニット21と遮蔽部22とは、熱交換器3を挟んで引き合うことで、互いを熱交換器3に接触するように固定している。また、噴射側ユニット21と遮蔽部22とが引き合っているので、噴射側ユニット21が駆動部によって移動することで、遮蔽部22が噴射側ユニット21を追従するように移動する。すなわち、遮蔽部22は、独自の駆動部を有していない。
制御装置(図示省略)は、検出部が検出したデータを受信し、受信したデータに基づいて、駆動部を制御する。詳細には、検出部が検出したチューブ11に沿って噴射側ユニット21が移動するように、駆動部を制御する。
制御装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
次に、本実施形態に係る噴射装置20の作用について説明する。
空気調和機の運転時には、噴射装置20の噴射側ユニット21は、充電ポート15に位置し、待機状態となっている。待機状態の際に、噴射側ユニット21の貯留部23には、ドレン水供給装置16によってドレン水が供給される。また、噴射側ユニット21のバッテリには、充電ポート15から電力が転送される。
噴射装置20による熱交換器3の清掃は、空気調和機が停止している状態で行われる。清掃が開始されると、まず、噴射側ユニット21は、充電ポート15から第2熱交換器8の一面8aへと移動する。このとき、遮蔽部22も噴射側ユニット21に追従し、第2熱交換器8の他面8bへと移動する。第2熱交換器8の一面8aへと移動した噴射側ユニット21は、検出部によってチューブ11を検出し、チューブ11の延在方向に沿って移動する。このとき、遮蔽部22も噴射側ユニット21に追従して移動する。
噴射側ユニット21の移動中に噴射部は、第2熱交換器8へ向かってドレン水を噴射する。ドレン水が噴射されると、ドレン水の水圧によって第2熱交換器8に堆積又は付着した埃等が除去される。また、噴射されたドレン水は、隣接するフィン10の間を通過し、第2熱交換器8の他面8b側に到達する。第2熱交換器8の他面8b側に到達したドレン水は、遮蔽部22によって受け止められる。遮蔽部22に受け止められたドレン水は、遮蔽部22の表面から滴下し、熱交換器3の下方に配置されたドレンパン14へ落下する。
噴射側ユニット21が第2熱交換器8の一面8aの左右方向の端部まで移動すると、噴射側ユニット21は一旦停止する。その後、噴射側ユニット21は、第2熱交換器8の一面8aに沿って、チューブ11の延在方向と交差する方向に噴射側ユニット21を移動させる。このとき、噴射側ユニット21は、検出部がチューブ11を検出するまで移動する。そして、噴射側ユニット21は、検出部がチューブ11を検出すると、移動を停止する。このように、噴射側ユニット21が移動することで、検出部が検出対象とするチューブ11を、当初のチューブ11から隣接するチューブ11に変更することができる。
次に、噴射側ユニット21は、再度検出部によってチューブ11を検出し、チューブ11の延在方向に沿って移動する。このとき、噴射側ユニット21は、それまでの進行方向と反対方向へ移動する。このように移動することで、噴射装置20(噴射側ユニット21及び噴射側ユニット21に追従する遮蔽部22)がUターンすることとなる。
噴射装置20は、Uターンを繰り返すことで、第2熱交換器8の略全域を清掃する。そして、第2熱交換器8の清掃を終えると、次に、第1熱交換器9又は第3熱交換器7を、第2熱交換器8と同様に清掃する。
このようにして、噴射側ユニット21は、図1の軌道(ルート)Aに示すように、複数回Uターンを繰り返し、熱交換器3の略全域を清掃する。軌道Aの終点まで移動すると、噴射側ユニット21はドレン水の噴射を停止する。その後噴射側ユニット21は、充電ポート15まで移動し、充電ポート15で待機状態となる。このように、本実施形態に係る噴射装置20は、チューブ11に沿って移動する。換言すれば、チューブ11は噴射装置20の移動するルートに沿うように設けられている。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、噴射部が、熱交換器3に向かってドレン水を噴射する。噴射部がドレン水を噴射することで、熱交換器3に堆積又は付着した埃等を除去することができる。これにより、熱交換器3に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
また、所定のルートに沿って熱交換器3に設けられた検出対象を検出する検出部の検出結果に基づいて、噴射部が移動する。これにより、検出対象を所望のルートに設けることで、所望のルートで噴射部を自動的に移動させることができる。したがって、自動的に、熱交換器3の所望の領域に対して、噴射部でドレン水を噴射することができる。
本実施形態では、熱交換器3に設けられたチューブ11を検出する検出部の検出結果に基づいて、噴射側ユニット21が移動する。これにより、熱交換器3に、噴射装置20が所定のルートを移動するための機構(レール等)を設けることなく、噴射装置20を移動させることができる。したがって、構造を簡素化することができる。また、すでに室内機1に設けられているチューブ11を検出対象としている。これにより、検出部が検出する検出対象を、別途設ける必要がない。したがって、検出対象を別途、熱交換器3に設ける構成と比較して、構造を簡素化することができる。
本実施形態では、検出部が熱交換器3の略全域に設けられたチューブ11を検出し、チューブ11に沿って噴射部が移動する。これにより、熱交換器3の略全域に対して、自動的に噴射部でドレン水を噴射し、熱交換器3に堆積又は付着した埃等を除去することができる。
本実施形態では、噴射部から噴射されたドレン水を受ける遮蔽部22が設けられている。噴射部から噴射されたドレン水は、熱交換器3を通過し、熱交換器3の他面3bに設けられた遮蔽部22によって遮蔽される。これにより、噴射部が噴射したドレン水が、熱交換器3を通過後に他の部材等に飛散する事態を抑制することができる。したがって、飛散したドレン水に起因して他の部材が損傷(腐食等)する事態を抑制することができる。
本実施形態では、噴射部にドレンパン14に貯留されているドレン水が供給され、噴射部はドレン水を噴射している。これにより、噴射部が噴射するドレン水を、室内機1の外部から供給することなく、室内機1の内部で賄うことができる。したがって、噴射部に対して室内機1の外部からドレン水を供給する構成と比較して、構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、熱交換器3の下方にドレンパン14が設けられている。これにより、遮蔽部22に遮蔽されたドレン水は、遮蔽部22からドレンパン14に滴下する。したがって、ドレン水を循環させることができる。ドレン水の減少を抑制することができる。
本実施形態では、噴射装置20がバッテリを備え、バッテリからの電力によって駆動部が駆動する。これにより、噴射側ユニット21が移動する際に、電力を供給するコード等が接続されない構造とすることができる。したがって、噴射側ユニット21の移動の際の制約を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、噴射装置20が室内機1に備え付けられる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。噴射装置20は、室内機1に取り付け可能な構成としてもよい。すなわち、熱交換器3の清掃時のみ噴射装置20を取り付け、清掃が終了すると噴射装置20を取り外す構成としてもよい。この場合には、噴射装置20の清掃開始位置に対応する室内機1の筐体2に開口を形成し、該開口を介して、噴射装置20を熱交換器3に取り付けると好適である。また、この場合には、上記実施形態で説明したように、室内機1に充電ポート15及びドレン水供給装置16を設けてもよく、また、室内機1には充電ポート15及びドレン水供給装置16を設けずに、バッテリに蓄電した状態であって、かつ、貯留部23に水を貯留した状態で、室内機1に取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、噴射装置20が蓄電部を有する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。駆動部へ電力を供給する装置は、放電のみを行うことができる電池(一次電池)であってもよい。このように構成することで、室内機1に充電ポート15を設ける必要がなくなるため、室内機1内のスペースを省スペース化することができる。
また、上記実施形態では、室内機1にドレン水供給装置16を設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ドレン水供給装置を噴射装置20に設けてもよい。
また、上記実施形態では、噴射装置20の検出部がチューブ11を検出し、チューブ11に沿って噴射装置20が移動する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、熱交換器3の表面にラインを引き、噴射装置20の検出部が、このラインを検出するとともに、ラインに沿って噴射装置20が移動してもよい。
また、上記実施形態では、第1熱交換器9、第2熱交換器8及び第3熱交換器7が一体的に設けられる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1熱交換器9と第2熱交換器8と第3熱交換器7とが、ブラケット等の連結部材によって連結されていてもよい。
1 :室内機
2 :筐体
3 :熱交換器
3a :一面
3b :他面
4 :ベース
7 :第3熱交換器
8 :第2熱交換器
9 :第1熱交換器
10 :フィン
11 :チューブ
12 :Uベント管
14 :ドレンパン
15 :充電ポート
16 :ドレン水供給装置
17 :ポンプ
18 :ドレン水配管
20 :噴射装置
21 :噴射側ユニット
22 :遮蔽部
23 :貯留部
A :軌道

Claims (6)

  1. 空気調和機の室内機に設けられてフィン及びチューブを有する熱交換器に対して、流体を噴射する噴射装置であって、
    前記熱交換器の一面に沿って移動可能に設けられ、前記熱交換器に対して流体を噴射する噴射部と、
    前記噴射部が移動する所定のルートに沿って前記熱交換器に設けられた検出対象を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記噴射部を移動させる駆動部と、を備えた噴射装置。
  2. 前記検出対象は、前記熱交換器に設けられた前記チューブを有する請求項1に記載の噴射装置。
  3. 前記熱交換器の一面とは反対側の面である他面に設けられ、前記噴射部に追従して移動し、前記噴射部から噴射された流体を受ける遮蔽部を備える請求項1または請求項2に記載の噴射装置。
  4. 前記噴射部には、前記室内機に設けられたドレンパンに貯留されているドレン水が供給され、
    前記噴射部が噴射する流体は、前記ドレン水である請求項1から請求項3のいずれかに記載の噴射装置。
  5. 前記室内機に設けられた給電装置からの電力を蓄電する蓄電部を備え、
    前記駆動部は、前記蓄電部からの電力によって駆動する請求項1から請求項4のいずれかに記載の噴射装置。
  6. 内部に冷媒が流通するチューブ及び前記チューブの外面に固定されたフィンを有する熱交換器と、
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の噴射装置と、を備えた空気調和機の室内機。
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