JP5612933B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ装置の冷却に好適な空調システムに関するものである。
近年、社会のIT化の進展に伴い、情報通信機器の高速化、大容量化、高密度化が急速に進んでいる。これらの機器は、一般的に米国IEA規格に準ずる19インチサーバ装置であり、サーバ収容室に収容される。サーバ装置は前面から冷気を吸込み、上面又は背面から排気しており、一般的には、複数のサーバ装置を横一列に配置している。サーバ装置の吸気面側に形成された空間は、アンビエント空調等から冷気が供給されていることから、コールドアイルと呼ばれている。また、サーバ装置の排気面側に形成された空間はサーバ装置からの排気で温度が上昇することから、ホットアイルと呼ばれている。
このように構成されているサーバ収容室内においては、サーバ装置で発生した熱の偏在により局所的な高温エリアが生じており、サーバ収容室全体を空調するアンビエント空調のみでは対応できない問題が生じていた。
特開2009−257718号公報 特開2009−110469号公報
本発明は、サーバ収容室全体を空調する冷却装置のみにより、サーバ収容室内の局所的な高温エリアが生じる問題を解決する、空調システムを提供するものである。
本発明は、外部から取り込んだ空気を流動させてサーバ装置を冷却する空調システムであって、サーバ装置を収容しており、コールドアイルの空気がサーバ装置を通過してホットアイルに移動するサーバ収容部と、外部から空気を取り込み、この空気をサーバ収容部に流入させるためのファンと、ファンによって取り込まれた空気をサーバ収容部に導く吸気通路と、拡散性を有する水の微細化粒子を生成し、吸気通路内に微細化粒子を放出する粒子生成機と、を有することを特徴とする空調システムである。
また、本発明は、ホットアイルの空気を吸気通路に導く連絡通路と、外部から取り込んだ空気がサーバ収容部に向かう第1通路を開閉するとともに、連絡通路からの空気がサーバ収容部に向かう第2通路を開閉する開閉機構と、サーバ装置から排出された空気の温度を検出する排出側温度センサと、サーバ装置に供給される空気の湿度を検出する供給側湿度センサと、排出側温度センサの検出温度および供給側湿度センサの検出湿度に基づいて、前記開閉機構の駆動を制御するコントローラとを有する空調システムであって、このコントローラは、吸気センサの取得情報に含まれる取得湿度と所定の上限湿度とを比較し、取得湿度が上限湿度よりも高いと判断したときに、開閉機構に対して、第1通路を閉じ状態とし、第2通路を開き状態とする制御信号を送信する。
本発明によれば、サーバ収容部全体を空調するための冷却装置(ファンおよび微細化粒子混合槽)により、サーバ収容部内に流入する空気に水の微細化粒子を混合させて、水の微細化粒子の分子拡散運動により、サーバ収容部内の空気を拡散させて、サーバ収容部(特にホットアイル部)の温度分布を一様にすることができるという効果を奏する。
空調システム全体の概略図である。 空調システムのA-A断面図である。 サーバ収容部の上面図である。 第1給水管部周辺のB部詳細図である。 空調システムにおける制御ブロック図である。 空調システムにおける制御フロー図である。 ホットアイル内における各温度センサの検出結果である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は空調システム全体の概略図、図2は図1に示す空調システムのA-A断面図、図3はサーバ収容部の上面図、図4は図1に示す給水管部周辺のB部詳細図、図5は空調システムにおける制御ブロック図、図6は空調システムにおける制御フロー図、図7はホットアイル内における各温度センサの検出結果である。なお、X軸、Y軸およびZ軸は互いに直交する異なる三軸を示しており、各座標軸の矢印方向を正方向とする。
図1に示すように、本実施形態における空調システム1は、複数のサーバ211を収容するサーバ収容部2、サーバ収容部2内に適度な温度および湿度の冷却空気を供給する冷却空気供給部3、および複数のサーバ211からの排出空気をサーバ収容部2の外へと排出する空気排出部4を含むものからなる。
図1のように、サーバ収容部2は、サーバ装置21を収容しており、サーバ装置21に対して冷却空気の供給側に位置するコールドアイル22と、サーバ装置21に対して冷却空気の排出側に位置するホットアイル23とを有する。ホットアイル23は連絡通路部24を介して冷却空気供給部3に接続されている。
図1、2および3のようにサーバ装置21は、複数のサーバ211からなり、Y方向に複数のサーバ211を並列している。複数の並列したサーバ211における側面端部には、サーバ収容部2との空間をなくすように壁面が形成され、コールドアイル22内に流入した空気がいずれかのサーバ211を通過した後にホットアイル23へと流出する。サーバ211は、複数のラックマウントサーバ(不図示)、ラックマウントサーバ内に吸気する冷却ファン(不図示)およびこれらのラックマウントサーバを格納するためのラック(不図示)からなる。このラックマウントサーバは、空気を吸気する吸気面およびラックマウントサーバ内に吸気した空気を排気する排気面の方向をそれぞれ揃えて、サーバ211内に格納している。そして、これらを格納するサーバ211に設けられた冷却ファンにより、吸気面から空気を吸気して、サーバ211の内部を通り、排気面から排気する。サーバ211を冷やす空気の吸気面をコールドアイル22とし、サーバ211から排熱される暖気の排気面をホットアイル23とする。なお、サーバ装置21は、必ずしも複数台を並列させる必要はなく、1つのサーバ211であっても良い。
コールドアイル22は、冷却空気供給部3から流入する適切な温度および湿度を有する空気をサーバ装置21へと供給して、サーバ装置21を冷却する。また、コールドアイル22のY方向における中央には、供給側センサ221が固定金具により固定されており、サーバ装置21に供給される空気の温度Tおよび湿度Hを検出する。
ホットアイル23は、サーバ装置21から排出された暖気を一旦滞留させた後に、ホットアイル23の上部に接続された空気排出部4および連絡通路部24に暖気を送気する。空気排出部4をホットアイル23に接続した接続口近傍には、排出側センサ231を固定して、ホットアイル23内における空気の温度T2および湿度H2を検出する。このように空気排出部4の接続口近傍の空気の流れが激しい場所に排出側センサ231を置くことにより、ホットアイル23内の空気の温度変化を敏感に検出することができる。
連絡通路部24は、ホットアイル23と冷却空気供給部3に接続しており、ホットアイル23内におけるサーバ装置21から排出された暖気を冷却空気供給部3へと循環させる。このようにホットアイル23内に滞留した暖気を冷却空気供給部3へと循環させることで、冷却空気供給部3における空気温度を高めることができる。
図1に示すように冷却空気供給部3は、外気を取り込む吸気部31と、この取り込んだ空気に対して水の微細化粒子を混合させる微細化粒子混合槽32を含むものからなる。
吸気部31は、一方の側面に吸気口311から流入する流路(第1通路)を設けて、吸気部31の内周面に固定した吸気ファン312(ファン)により外気を吸気部31内へ取り込み、微細化粒子混合槽32を介して、コールドアイル22へと流入する。つまり、この吸気ファン312の吸気量に応じて、コールドアイル22に流入する流量も変わり、それに伴いコールドアイル22内の室圧も変えることができる。このように吸気ファン312の回転数を任意に変えることで、コールドアイル22の室圧を自由に変えることができる。
また、吸気部31は、吸気口311を有しており、ホットアイル23内に排出された空気を吸気部31へと循環させて、微細化粒子混合槽32に流入する空気の温度を調節する。
吸気部31の上面には開閉ダンパ313を固定しており、この開閉ダンパ313にアクチュエータ314を接続して、吸気口311から流入する流路および連絡通路部24から吸入部31に向かう流路(第2通路)を選択的に閉じるように開閉ダンパ313を動作させる。この開閉ダンパ313により連絡通路部24から吸気部31に向かう流路を閉じると、外気を吸気部31内に取り込む空気(冷気)の流れが形成される。開閉ダンパ313により吸気口311から流入する流路を閉じると、ホットアイル23内の空気を吸気部31へ循環させる空気(暖気)の流れが形成される。このように開閉ダンパ313をアクチュエータ314を動力として動かすことで、空調システム1内の流れを自由に切り替えることができる。
ここで、吸気口311から流入する流路を連絡通路部24に対向して位置させても良い。この構成により、強風が空調システム1に対して吹いた際に、その風の一部を連絡通路部24へ誘導して、サーバ装置21に加わる風圧を低減させることができる。
図1に示すように、微細化粒子混合槽32は、吸気部31内に取り込んだ空気に対して、第1、第2粒子生成機33、34(粒子生成機)による水の微細化粒子を混合して、微細化粒子混合槽32内において浄化処理を行った後に、コールドアイル22へと送気する。微細化粒子混合槽32は、天井面より垂下し、下方側に空間を有する第1、第2仕切壁331、341と、この第1、第2仕切壁331、341の間であって、上方側に空間を有する下方仕切壁351を底部から立ち上げ形成して、サーバ収容部2へと導くための吸気通路35を形成する。
図4に示すように、第1粒子生成機33は、第1給水管332、第1コ字形金具333、第1ノズル334、第1球体335を含むものからなる。第1仕切壁331の下方において、吸気通路35の側壁より第1給水管332を突出形成し、その先端に第1コ字形金具333を固定する。第1コ字形金具333は、上方を開口部として、第1給水管332に接続された一端に第1ノズル334を設け、第1コ字形金具333の他端側には第1球体335を固定する。この構成により、第1ノズル334から噴出した水を第1球体335に衝突させて、水の微細化粒子を発生させる。そして、吸気通路35の側壁、下方仕切壁351、および第1仕切壁331とにより形成された空間に対して水の微細化粒子を噴霧する。
第2粒子生成機34は、第1粒子生成機33と同様の構成である。第2仕切壁341の下方に第2給水管342および第2コ字形金具(不図示)を固定して、第2コ字形金具の一端に固定した第2ノズル343から噴出した水を他端に固定した第2球体344に衝突させて、水の微細化粒子を発生させる。そして、微細化粒子混合槽32に流入した空気に対して水の微細化粒子を噴霧する。
このように、第1、第2粒子生成機33、34により生成された水の微細化粒子を用いることで、微細化粒子混合槽32に流入した空気の塵芥、細菌、埃、CO等の汚染粒子を補足して、空気中から除去する。サーバ装置21の前にある微細化粒子混合槽32において、空気中から塵や埃などを除去することで、塵や埃の少ない空気をサーバ装置21に供給することができる。そうして、サーバ装置21内に塵や埃などが堆積して、サーバ装置21が故障することを防ぐことができる。これは、特許文献2のようにサーバ装置21を収容するサーバ収容部2(冷却対象空間)内に粒子生成機(ミスト発生手段)を設ける構成では、サーバ装置21に流入する空気対して塵や埃などを除去することができない。
さらに、この水の微細化粒子の発生工程を空気が通過することで、微細化粒子混合槽32に流入した空気に対して一定の湿度を与える。
この水の微細化粒子は、直径12μm以下、好ましくは10μm以下とする。この水の微細化粒子を空気中に多数含有させることで、微細化粒子混合槽32を通過後に空気の分子拡散運動を活発化させる。そして、コールドアイル22およびホットアイル23内に流入した空気を空間全体に拡散させることができる。さらに、水の微細化粒子の発生工程において、空気に湿度を与えるため、微細化粒子混合槽32を通過した空気は、湿度が高くなり、比重も高いため上方への浮力が抑制される。このように分子拡散運動が活発で、比重の高い空気をコールドアイル22およびホットアイル23内に流入させることで、これらの空間において流入した空気を一様に拡散させることができる。そうして、コールドアイル22およびホットアイル23における温度分布を一様にする。このように、コールドアイル22やホットアイル23内における空気の温度分布を一様にできるため、特許文献1のような攪拌ファン等を必要としない。また、本実施形態において粒子生成機として、2つの粒子生成機(第1粒子生成機33および第2粒子生成機34)として説明したが、必ずしも2つである必要はなく、1つまたは3つ以上の粒子生成機を吸気通路35内に設ける構成としても良い。
ところで、このように第1、第2ノズル334、343から噴霧された水は、微細化粒子混合槽32の底部に貯留される。この微細化粒子混合槽32の底部には、第1、第2排出管381、391が所定の高さに突出形成されており、微細化粒子混合槽32に貯留される水が所定の高さ(例えば15〜30mm)になると第1、第2排出管381、391内に誘導し、微細化粒子混合槽32の底部に貯留した水を外へと排出する。この第1、第2排出管381、391の高さを調整することで、微細化粒子混合槽32の底部に貯留した水の高さを任意に変えることができる。
吸気部31内に取り込んだ空気は、吸気ファン312により勢いよく微細化粒子混合槽32に流入して、微細化粒子混合槽32の底部に貯留した水と混合する。さらに、微細化粒子混合槽32内に流入した空気は、第1仕切壁331、下方仕切壁351、第2仕切壁341と上下に蛇行しながらコールドアイル22へと向かい、その途中で微細化粒子混合槽32の底部に貯留した水に対して、何度も流入した空気が叩き付けられる。そうして、重い汚染空気(例えば埃)を貯留した水に溶け込ませて、微細化粒子混合槽32に流入した空気から汚染空気を除去し、浄化された空気をコールドアイル22へ送気する。
汚染空気が溶け込んだ貯留した水は、第1、第2排出管381、391に誘導され、空調システム1の外へと排出される。そのため、微細化粒子混合槽32の底部に貯留した水についてもきれいな状態を保つことができる。
ここで、第1、第2ノズル334、343から噴霧される水は、貯留槽37に貯留された水を供給ポンプ36を用いて微細化粒子混合槽32内に供給する。そして、それぞれの第1、第2ノズル334、343における上流側には、第1流入バルブ382および第2流入バルブ392を設け、これらの第1、第2流入バルブ382、392の開口面積を変えることで、第1、第2ノズル334、343から噴霧される水量を調節することができる。
空気排出部4は、図1、2で示すようにサーバ収容部2の天井に接続しており、受光面411を上に向けて、所定の角度に傾斜させた放熱装置41およびこの受光面411を第2排出ダクト面422に接合させた排出ダクト42を含むものからなる。
この放熱装置41は、PCM材料(相変化材料)を組み込んでおり、太陽光の熱を利用して、排出ダクト42内に上昇気流を発生させる。すなわち、太陽光により照射された熱を放熱装置41内に蓄熱して、排出ダクト42の第2排出ダクト面422に対して放熱する。そうして、排出ダクト42内の空気を暖めて、上昇気流を発生させて、ホットアイル23内の空気(暖気)を排出させる。この構成により、ホットアイル23内の空気を排出ファン等を用いないで円滑に排出することができる。
また、この放熱装置41には、PCMを組み込んでいるため、太陽光が照射していないときでも上昇気流を発生させることができる。つまり、太陽光が照射している間、PCM材料は、融解温度に達し、固体から液体状態になり、太陽光の熱をPCM材料内に取り込む。そして、この取り込んだ太陽光の熱を、太陽光が照射しないときに、PCM材料が液体から固体状態に変化する際に放熱する。その放熱により、排出ダクト42内の空気を暖めて、上記同様に上昇気流を発生させて排出する。
このような特性を有する放熱装置41は、太陽光を受光しやすい角度に設定することで、PCM材料内に蓄熱する効率を高めることができる。
なお、放熱装置41にPCM材料を組み込んだものとして説明したが、放熱装置41内に太陽光の熱を蓄熱し、放熱装置41内に蓄熱した熱を放熱することができる材料であれば良い。
排出ダクト42は、太陽光を照射する第1排出ダクト面421、およびそれに対向する第2排出ダクト面422を含むものから構成されている。第1排出ダクト面421および第2排出ダクト面422をクリアパネルにより形成して、太陽光を透過させて、第2排出ダクト面422の裏側に接合させた放熱装置41の受光面411に太陽光を受光させる。このように第2排出ダクト面422に放熱装置41を接合することで、放熱装置41がホットアイル23内から排出された空気の障害にならないことに加えて、排出ダクト42が障壁となり雨や風等により放熱装置41が風化するのを防ぐことができる。ここで、第1、第2排出ダクト面421、422をクリアパネルとしたが、太陽光を透過することができる材料であれば、特にこれに限定されない。
ここで、排出ダクト42は、サーバ収容部2の天井に接続されているため、ホットアイル23内に対流する空気を円滑に排出することができる。すなわち、サーバ装置21を通過して暖かくなった空気は、相対湿度が低くなり、比重が軽くなることで、自然と上方へ移動する。そうして、上方に移動した空気は、サーバ収容部2の天井に位置する排出ダクト42へと誘導され、空調システム1の外へと排出される。このような構成であるため、上記の放熱装置41が動作していないときも、サーバ装置21からホットアイル23に排出された空気を円滑に空調システム1の外へと排出することができる。そうして、ホットアイル23内に滞留した暖気を放熱装置41の動作、非動作によることなく排出できるため、24時間サーバ装置21から排出された空気を空調システム1の外へと排出することができる。
第1、2排出ダクト面421、422の排出側端部には、垂直方向に延びる経路が形成されている。そして、その排出ダクト42の開口端部には蓋部43が取り付けられており、この蓋部43により垂直に形成された経路の開口端部を覆うことで、空調システム1の外からのゴミ等が空調システム1に流入するのを防ぐ。
ここでは、排出ダクト42と蓋部43を別々の部品として説明したが、排出ダクト42の上方からゴミ等が排出ダクト42内に混入しない形状であれば良い。例えば、蓋部43を用いずに、排出ダクトの先端部を垂直方向に対して直角に曲げたL字形状としても良い。
次に図5を参照して、空調システム1についての制御ユニットを説明する。
図5に示すように、供給側センサ221で検出した温度T、湿度Hの取得情報、および、排出側センサ231で検出した温度T2、湿度H2の取得情報は、コントローラ44へ送られる。コントローラ44に送られた検出情報(取得情報)は、後述の各種処理ステップにおける判断に基づいて、コントローラ44から制御信号を出力することで、吸気ファン312、供給ポンプ36、第1流入バルブ382、第2流入バルブ392および開閉ダンパ313に対して所望の動作をさせる。
次に図1、6を参照して、本発明の空調システム1の制御フローについて説明する。
コントローラ44は、開閉ダンパ313で連絡通路部24から流入する流路を閉じるように開閉ダンパ313に接続されたアクチュエータ314に対して制御信号を出力する(S101)。そして、開閉ダンパ313で連絡通路部24から流入する流路を閉じて、吸気口311を介して流入する流路を開口させる。その状態において、コールドアイル22内にある供給側センサ221、ホットアイル23内にある排出側センサ231で、それぞれの空間の温度T,Tおよび湿度H,Hを検出して、コントローラ44に対して検出情報を送る(S102)。排出側センサ231で検出した温度T2が、サーバ装置21を正常に動かすことができる最も高い最大上限温度Tmaxより高いか否かをコントローラ44において判断する(S103)。コントローラ44が最大上限温度Tmaxより高いと判断した場合は、吸気ファン312に対して回転数を上げるように制御信号を送る(S104)。所定時間経過後、供給側センサ221および排出側センサ231において、それぞれの温度T1,T2、湿度H1,H2を検出して、上記動作を繰り返す。このように、ホットアイル23側の温度T2を所定時間毎に検出して、検出した温度T2が最大上限温度Tmax以下になるまで吸気ファン312の回転数を上げて、サーバ装置21の温度を最大上限温度Tmax以内となるように制御する。
排出側センサ231の検出温度T2が最大上限温度Tmax以下になると、次に、供給側センサ221の検出湿度H1が、サーバ211に支障を起こす可能性がある最大許容湿度Hmaxより高いか否かをコントローラ44において判断する(S106)。ここで、コントローラ44が、供給側センサ221の検出湿度H1が最大許容湿度Hmaxより高いと判断した場合は、開閉ダンパ313に接続されたアクチュエータ314に対して、吸気口311から流入する流路を閉じるように制御信号を送る(S107)。そうして、吸気口311を介して流入する流路を開閉ダンパ313により閉じて、連絡通路部24から流入する流路を開いた状態にする。そして、ホットアイル23の空気を吸気部31に流入させて、吸気部31内の空気温度を高くする。所定時間経過後、再び供給側センサ221の温度T1および湿度H1を検出して、コントローラ44に検出情報を送る(S108、S109)。この検出湿度H1と最大許容湿度Hmaxをコントローラ44で比較して、コントローラ44が供給側センサ221により検出した湿度H1が最大許容湿度Hmaxよりも高いと判断したときは、吸気ファン312に対して回転数を上げるように制御信号を送る(S110、S111)。そして、再び所定時間経過後に供給側センサ221で湿度H1を検出して、コントローラ44に送る。その検出湿度H1が最大許容湿度Hmaxより高いか否かを判断して、検出湿度H1が最大許容湿度Hmax以下になるまで、吸気ファン312の回転数を上げるようにコントローラ44が制御信号を送る。
このように流路の切り替え、およびホットアイル23からコールドアイル22へ循環する空気の流量を変えることで、吸気部31およびコールドアイル22における空気の温度を高くして、コールドアイル22内の空気の湿度調節を行う。そうして、コールドアイル22内の湿度H1を調節して、コールドアイル22の壁面やサーバ装置21における結露を防ぐことができる。
供給側センサ221の検出湿度H1が、最大許容湿度Hmaxより低い場合は、コントローラ44において、排出側センサ231の検出温度T2が、サーバ装置21を十分に冷やすことができる低温基準温度T0より低いか否かを比較する(S112)。コントローラ44において、排出側センサ231の検出温度T2が低温基準温度T0より低いと判断すると、回転数を下げるように吸気ファン312に対して制御信号を送る(S113)。所定時間経過後に、供給側センサ221および排出側センサ231でコールドアイル22およびホットアイル23の温度T1,T2、湿度H1,H2をそれぞれ検出して、検出情報をコントローラ44に送る。そして、コントローラ44によって、排出側センサ231の検出温度T2が最大上限温度Tmaxより高いか否か、および供給側センサ221の検出湿度Hが最大許容湿度Hmaxより高いかを判断した後に、再び排出側センサ231の検出温度T2が低温基準温度T0より高いか否かをコントローラ44において判断する(S102、S103、S106、S112、S113、S114)。そうして、排出側センサ231の検出温度T2が低温基準温度T0より高くなるまで、吸気ファン312に対して回転数を下げるように制御信号を送る。このように、排出側センサ231の検出温度T2が低温基準温度T0より高くなるまで、吸気ファン312の回転数を下げることで、無駄に吸気ファン312を回転させることによる消費電力を省くことができる。
以上のような動作ステップにより、冷凍機を用いずに、コールドアイル22およびホットアイル23の温度、湿度を所望の温度および湿度に制御することができる。
(実施例)
次に、実験例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
本実験では、図3に示すようにサーバ収容部2の幅方向に5つのサーバ211を並列して配置し、右測定点45、真中測定点46、左測定点47のサーバ211の排気面(ホットアイル23側)における上部(床上30cm)、下部(床上180cm)にそれぞれ温度センサを設け、合計6つの箇所において所定時間測定した(図3の黒点は測定点に対応)。なお、外気温度、湿度は約20℃、54%とした。
この測定条件において、時間に対するホットアイル23側の各温度センサの検出結果を示したものが図7である。本実験では、水の微細化粒子を空気中に混合する影響を確認するため、水の微細化粒子を発生させる微細化粒子混合槽32の稼働時、非稼働時、および微細化粒子混合槽32の稼働時で吸気ファン312の回転数を高くしたときと低くしたときで比較を行った。具体的には次の3つの実験例として検討を行った。実験例1は、微細化粒子混合槽32および吸気ファン312の停止したときである。実験例2は、微細化粒子混合槽32を稼働させ、吸気ファン312を50rpsで動かしたときである。実験例3は、微細化粒子混合槽32を稼働させ、吸気ファン312を43rpsで動かしたときである。
図7を見て分かるように、微細化粒子混合槽32を稼働していない実験例1において、最も低い温度と最も高い温度との差が常に大きいのに対して、微細化粒子混合槽32を稼働させた実験例2および3は、この差が小さくなっている。
また、ホットアイル23内の温度バラツキをより詳しく検証するために、6つの測定点の中で最も高い温度と最も低い温度の差が最も大きい点を最大温度差とし、最も高い温度と最も低い温度の差が最も小さい点を最小温度差として、各実験例においてそれぞれの値を算出した。実験例1では、ホットアイル23の温度バラツキが最大7.1℃、最低5.8℃であるのに対して、微細化粒子混合槽32を稼働させた実験例2は、最大温度差3.8℃、最低温度差3.2℃となり、実験例3においても、最大温度差が4.4℃、最低温度差が3.1℃まで下がっているのが分かった。
このように、微細化粒子混合槽32を稼働させたときと稼働させていないときは、ホットアイル23内の温度差が約半分程度になり、温度のばらつきが抑制させているのが分かる。これより、本実施形態の空調システムのように、サーバ収容部2内に流入した空気に水の微細化粒子を混合させることで、空気の分子拡散運動を活発化させ、サーバ211を通過した空気が滞留するホットアイル23内の温度分布を一様にすることができる。
さらに、微細化粒子混合槽32を稼働させた状態で、吸気ファン312の回転数を調節して、コールドアイル22の室圧も調節することで、ホットアイル23内の温度分布をさらに一様にすることができることも分かった(実験例2と3の比較)。つまり、吸気ファン312の回転数を高くして、コールドアイル22の室圧を高くすると、コールドアイル22に流入する水の微細化粒子を混合した空気がサーバ装置21を多く透過することになり、ホットアイル23の空気に拡散性を有する水の微細化粒子が多く含まれることで、ホットアイル23における空気の温度分布を一様にすることができる。
このように、サーバ装置21に流入する空気に対して、拡散性を有する微細化粒子を混合させることで、ホットアイル23における空気温度のバラツキを一様にすることができ、この微細化粒子の混合量が多くなれば多いだけ、よりホットアイル23における空気温度を一様にすることができることを確認することができた。
本発明の1実施形態として、サーバ装置21を各吸気面、各排気面の方向を揃えてサーバ収容部2内に一列に並べた構成として説明したが、特にこれに限定されるものではない。すなわち、各吸気面、各排気面を同一方向に揃えて、サーバ収容部2内に複数列に並べても良い。また、サーバ収容部2内において、複数列に並べたサーバ装置21の各吸気面を互いに向かい合わせて配置しても良い。その場合は、サーバ装置21に囲われた空間をホットアイル23とし、サーバ装置21とサーバ収容部2との間の空間をコールドアイル22とする。そうして、ホットアイル23の上方に排出ダクト42を設けて、サーバ装置21から排出された空気を空調システム1の外へ排出する構成としても良い。
本発明における1実施形態について説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
1 空調システム
2 サーバ収容部
21 サーバ装置
211 サーバ
22 コールドアイル
221 供給側センサ
23 ホットアイル
231 排出側センサ
24 連絡通路部
3 冷却空気供給部
31 吸気部
311 吸気口
312 吸気ファン(ファン)
313 開閉ダンパ
314 アクチュエータ
32 微細化粒子混合槽
33 第1粒子生成機(粒子生成機)
331 第1仕切壁
332 第1給水管
333 第1コ字形金具
334 第1ノズル
335 第1球体
34 第2粒子生成機(粒子生成機)
341 第2仕切壁
342 第2給水管
343 第2ノズル
344 第2球体
35 吸気通路
351 下方仕切壁
36 供給ポンプ
37 貯留槽
381 第1排出管
382 第1流入バルブ
391 第2排出管
392 第2流入バルブ
4 空気排出部
41 放熱装置
411 受光面
42 排出ダクト
421 第1排ダクト面
422 第2排出ダクト面
43 蓋部
44 コントローラ
45 右測定点
46 真中測定点
47 左測定点

Claims (4)

  1. 外部から取り込んだ空気を流動させてサーバ装置を冷却する空調システムであって、
    前記サーバ装置を収容しており、コールドアイルの空気が前記サーバ装置を通過してホットアイルに移動するサーバ収容部と、
    外部から空気を取り込み、この空気を前記サーバ収容部に流入させるためのファンと、
    前記ファンによって取り込まれた空気を前記サーバ収容部に導く吸気通路と、
    拡散性を有する水の微細化粒子を生成し、前記吸気通路内に前記微細化粒子を放出する粒子生成機と、
    前記ホットアイルの空気を前記吸気通路に導く連絡通路と、
    外部から取り込んだ空気が前記サーバ収容部に向かう第1通路を開閉するとともに、前記連絡通路からの空気が前記サーバ収容部に向かう第2通路を開閉する開閉機構と、
    前記サーバ装置に供給される空気の温度および湿度に関する情報を取得するための吸気センサと、
    前記吸気センサの取得情報に基づいて、前記開閉機構の駆動を制御するコントローラと、
    を有することを特徴とする空調システム。
  2. 前記ホットアイルの空気を前記空調システムの外部に排出する排出通路と、
    前記排出通路に設けられ、太陽光を受光して蓄熱するとともに、前記排出通路内に蓄熱量に応じた熱を放出する放熱装置と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記コントローラは、前記吸気センサの取得情報に含まれる取得湿度と所定の上限湿度とを比較し、前記取得湿度が前記上限湿度よりも高いと判断したときに、前記開閉機構に対して、前記第1通路を閉じ状態とし、前記第2通路を開き状態とする制御信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 前記コントローラは、前記開閉機構の駆動によって前記第1通路を閉じ状態とし、前記第2通路を開き状態とした後に、前記取得湿度および前記上限湿度を比較して前記取得湿度が前記上限湿度よりも高いと判断したときには、前記サーバ収容部に流入する空気の流量を増加させる制御信号を前記ファンに出力することを特徴とする請求項に記載の空調システム。
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