JP4521710B2 - 床吹き出し空調システム及び空調方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,床吹き出し空調システムと空調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より,床下に形成された二重床チャンバから空調域に空調された空気を供給し,空調域の空気を天井還気チャンバに排出させる床吹き出し方式の空調が行われている。この床吹き出し方式は,熱特性に適合した空調方式であって経済的であり,吹き出し口の移動や風量調整も容易で,保守管理も容易であるなどの利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで,床吹き出し方式では,空調空気が接触する躯体表面積が大きく,躯体との熱交換によって吹き出し温度の上昇あるいは下降が生じる。そこで,空調域を空調する前に二重床チャンバを予め蓄熱しておけば,空調域に対して床全体からより均一な温度の空気を供給することが可能となる。また,天井還気チャンバを予め蓄熱しておけば,天井還気チャンバに排出させられた空気を空調機で温度調節して再び二重床チャンバから空調域に供給する際に,熱エネルギーを低減できるようになる。
【0004】
ところが,図11に示すように,二重床チャンバ100の一側方において,空調機101と二重床チャンバ100との間で空気を循環させて二重床チャンバ100を蓄熱しようとすると,吹き出し口102のある範囲までしか空調空気が行き渡らず,空調機101からの空気を二重床チャンバ100の全体に行き渡らせるのが困難であり,床下全面に渡って蓄熱を行うことが難しい。加えて,仮に二重床チャンバの全体に蓄熱を行ったとしても,放熱時(空調運転時)に二重床チャンバの周縁部に蓄熱された熱を活用しなければ,蓄熱を有効に利用したことにならない。
【0005】
一方,二重床チャンバだけではなく,天井還気チャンバにも蓄熱を行えば,さらに蓄熱容量を大きくすることができる。しかし,天井還気チャンバを蓄熱しようとすると,天井梁が気流障害となり,躯体蓄熱量を大きくすることが難しい。また,一般に空調域の換気を促すための排気ファンへの排気口は天井裏に設けられ,放熱運転時において天井スラブによって冷却あるいは加熱された還り空気の外気余剰分が,外部に排気されることにより,蓄熱無効分が生じることになる。
【0006】
そして,二重床チャンバと天井還気チャンバの何れを蓄熱する場合も,蓄熱時間が長くなると,蓄熱時における空調域への放熱量が多くなり,蓄熱効率が悪化する。そのため,短時間で効率よく躯体に蓄熱することが好ましい。
【0007】
本発明の目的は,躯体蓄熱量を大きくし,かつ,効率良く蓄熱,放熱運転が可能な床吹き出し空調システム及び空調方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために,本発明では,空調域の床下に空調域の床を上面とする二重床チャンバが形成され,天井上に天井還気チャンバが形成された床吹き出し空調システムであって,二重床チャンバの周縁部であって,空調機から二重床チャンバ内への給気位置から最も離れた位置において,二重床チャンバ内から空気を抜き出し,その空気を空調域を通さずに天井還気チャンバ内に給気して天井還気チャンバを蓄熱させるダクトを設けると共に,このダクト内の送風を制御する開閉ダンパを装着する。
【0009】
また本発明では,床下に空調域の床を上面とする二重床チャンバが形成され,天井上に天井還気チャンバが形成された空調域を空調する方法であって,空調域を空調する前に,空調機から二重床チャンバ内へ供給された空気を,空調域を通さずに天井還気チャンバ内に給気して,二重床チャンバを予め蓄熱し,二重床チャンバを予め蓄熱する際に,二重床チャンバの周縁部であって,空調機から二重床チャンバ内への給気位置から最も離れた位置において,二重床チャンバ内から空気を抜き出し,その空気を空調域を通さずに天井還気チャンバ内に給気して天井還気チャンバを蓄熱させる。
【0010】
この場合,二重床チャンバを予め蓄熱する際に,二重床チャンバの周縁部であって,空調機から二重床チャンバ内への給気位置から最も離れた位置において,二重床チャンバ内から空気を抜き出し,その空気を空調域を通さずに天井還気チャンバ内に送るのが良い。このような空気の循環は,強制通風手段によって行われるが,具体的には,空調機に内蔵されたファンであっても良いし,ダクトに別途取付けられた循環ファンを用いても良い。
【0011】
なお,ペリメータゾーンにおいて,二重床チャンバ内から空気を抜き出して天井還気チャンバ内に給気するようにしても良い。その場合,ペリメータゾーンに置換換気チャンバを配置し,この置換換気チャンバを介して天井還気チャンバ内に給気するようにしても良い。
【0012】
本発明によれば,空調域を空調する前に,開閉ダンパを開くことにより,空調機から二重床チャンバ内へ供給された空気を,空調域を通さずに天井還気チャンバ内に送り,二重床チャンバと同時に天井還気チャンバも予め蓄熱することができるようになる。また,空調域を通さずに天井還気チャンバ内に直接給気しているので,二重床チャンバと天井還気チャンバを迅速に蓄熱させることができ,躯体全体の蓄熱量を増大させることが可能である。更に,蓄熱時に床下空気を床下端部から吸引することにより,床下全域の風速を早くすることができ,躯体表面の対流熱伝達率の増加から,効率良く蓄熱を行える。
【0013】
また,このように蓄熱を行う際には,二重床チャンバの周縁部であって,空調機から二重床チャンバ内への給気位置から最も離れた位置において,二重床チャンバ内から空気を抜き出すことにより,空調機から二重床チャンバ内に供給された空気を,二重床チャンバ内を広い範囲に渡って通過させてから,ダクトを介して天井還気チャンバ内に送ることができる。これにより,二重床チャンバを広い範囲に渡って蓄熱させ,蓄熱量を増大させることができる。
【0014】
また,ダクトは天井還気チャンバ内を横切って延出させ,天井還気チャンバ内に設けられた天井梁のスパンに,ダクトの吐出口をそれぞれ設けるようにしても良い。このように天井梁の各スパンにダクトの吐出口を設けることにより,天井スラブ面に効率良く蓄熱できるようになる。この場合,空調機から二重床チャンバ内に供給された空気を,ダクトの吐出口から天井スラブ面に沿って吹き出すことにより,コアンダ効果を利用して吹出し噴流を天井スラブ面に付着させて蓄熱を行うことが可能となり,躯体表面の風速を広範囲に渡って速くすることができ,対流熱伝達率の増加から,より効率よく躯体に蓄熱することができる。
【0015】
また,空調運転時(放熱運転時)には,導入外気分の余剰空気の排気を熱負荷の集中するペリメータ窓上部から外部に排気すると良い。そうすれば,ペリメータ負荷を軽減すると同時に,天井スラブによって排気空気を冷却(加熱)することを防止でき,蓄熱エネルギーの損失を小さくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の好ましい実施の形態を図面を参照にして説明する。図1は,本発明の実施の形態にかかる床吹き出し空調システム(以下,「空調システム」)1の概略的な構成を示す説明図である。
【0017】
空調域である室10の内部は,下方(床20から1.8m程度の高さまで)が居住空間8であり,居住空間8よりも上方は,非居住空間9になっている。居住空間8には,作業員11がOA機器12の操作などを行うタスク域(作業域)13と,このタスク域13を取囲んでいるアンビエント域14が形成されている。図示の例では,タスク域13に存在する各作業スペース15を互いに仕切るようにパーテション16が複数枚設置されている。そして,それら複数枚の内の一部のパーテション16は,タスク域13とアンビエント域14を仕切る位置に配置されている。また,各パーティション16の足下の部分には,開口17がそれぞれ設けられている。
【0018】
室10の床20の下方(床下)には二重床チャンバ21が形成されており,室10の天井22の上方(天井裏)には天井還気チャンバ23が形成されている。また,室10の一側面(図1に示す例では,室10の右側面)には,空調機械室25が形成されている。空調機械室25には,フィルタ26,熱交換器27,ファン28,その他図示しない加湿器などを備える空調機29が装置されている。そして,この空調機29には還気ダクト30と外気取入ダクト31が接続される。そしてこの空調機29の稼動により,天井還気チャンバ23から取込んだ還気RAと外気OAを混ぜて,塵埃のろ過,温度調節及び湿度調節を行い,作り出した給気SAを二重床チャンバ21に送り,室10に供給するようになっている。
【0019】
室10の床20には,タスク域13に存在する各作業スペース15に対して,タスク空調を行うための空気(給気SA)を供給する床吹出し口35が設けられている。前述のように空調機29によって塵埃のろ過,温度調節及び湿度調節され,二重床チャンバ21に給気SAが送られることにより,二重床チャンバ21内が陽圧となり,床吹出し口35を通って給気SAが上向きに吹き出され,タスク域13に存在する各作業スペース15に下から吹きつけられる。
【0020】
図1に示すように,タスク域13に存在する各作業スペース15には,各床吹出し口35から上向きに吹き出される給気SAの風量を調整するためのコントローラ36がそれぞれ設けてある。タスク域13に供給される冷気または暖気が不足する場合は,作業員11がコントローラ36を操作して風量を増やし,逆に過供給の場合は,風量を減らせばよい。
【0021】
図2は,二重床チャンバ21の平面図である。二重床チャンバ21の一周縁部(図2に示す例では,二重床チャンバ21の右周縁部)は,前述した空調機械室25の下端に接続されている。このように空調機械室25の下端に接続された二重床チャンバ21の一周縁部が,空調機29から二重床チャンバ21内への給気位置になっており,空調機29によってろ過及び温度調節された給気SAが,二重床チャンバ21の一周縁部から二重床チャンバ21内に供給される。こうして二重床チャンバ21内に供給される給気SAは,二重床チャンバ21の内部に配置された拡散板40に衝突して拡散し,二重床チャンバ21の内部全体に満遍なく給気SAが供給されるようになっている。この拡散板40は,例えばその高さが二重床チャンバ21の高さの約半分であり,本出願人が先に開示した特開平7−243665(特許第3040910)に記載された拡散板と同様のものを採用することができる。
【0022】
二重床チャンバ21の周縁部であって,空調機29から二重床チャンバ21内への給気位置である一周縁部(右周縁部)から最も離れた位置(図2に示す例では,二重床チャンバ21の左周縁部)には,二重床チャンバ21内の給気SAを,後に説明する置換換気チャンバ55に供給する開口41が設けてある。これにより,空調機29から二重床チャンバ21内への給気位置(右周縁部)から最も離れた位置(左周縁部)において,開口41を通じて,二重床チャンバ21内から空気を抜き出すことができるようになっている。図示の例では,二重床チャンバ21の他の周縁部(図2において上下周縁部)にも,二重床チャンバ21内の給気SAを抜き出すための開口41が設けてある。前述のように二重床チャンバ21内に供給された給気SAは,昼間などの空調時には,一部は室10の床20に設けられた床吹出し口35を通ってタスク域13に上向きに吹きつけられ,残りは,二重床チャンバ21の各周縁部に設けられた開口41を通って,それぞれの置換換気チャンバ55に供給されるようになっている。
【0023】
図3は,室10の壁面(背部に空調機械室25が形成されていない側面の壁面であり,この実施の形態ではペリメータゾーン)を室10の内側から見た状態を示している。図示の例では,室10の壁面には,窓50が設けてあり,窓50の左右両側に柱カバー51が形成され,窓50の下方にはペリカウンタ52が設けてある。ペリカウンタ52の前面は,室10内の下部に向って給気SAを供給する通気面53に形成されている。
【0024】
図4は,ペリカウンタ52の内部の説明図である。ペリカウンタ52の内部には,置換換気チャンバ55が設置されている。図示の例では,背部に空調機械室25が形成された建物側面の壁面を除いて,各壁面の下部に設けられたペリカウンタ52の内部に置換換気チャンバ55をそれぞれ設置することにより,室10の内部においてタスク域13の周りに形成されたアンビエント域14に,置換換気チャンバ55が配置された状態になっている。
【0025】
置換換気チャンバ55の前面(室10の内部に向いた面)には,多数の給気口56が開口しており,前述のように二重床チャンバ21内から開口41を通って置換換気チャンバ55に供給された給気SAが,給気口56から置換換気チャンバ55の前面に供給されるようになっている。こうして置換換気チャンバ55から供給された給気SAは,更にペリカウンタ52前面(室10の内部に向いた面)の通気面53を通過して,室10内のアンビエント域14に供給される。なお,通気面53は意匠上取りつけるものであり,給気口56と略同じ位置に設けられる。
【0026】
置換換気チャンバ55の前面に開口している各給気口56には,図5に示すように,複数枚のフィン57がそれぞれ装着されている。各給気口56の中央に支持部材58が設けてあり,各フィン57は,この支持部材58の周りに適当な等間隔で放射状に取り付けてある。各給気口56から室10内のアンビエント域14に向かって供給される給気SAに旋回成分を与えるべく,これら各フィン57は,給気口56の中心軸に対してそれぞれ傾斜して配置されている。そして,給気口56からペリカウンタ52前面の通気面53を通してアンビエント域14に給気SAを供給する際に,各フィン57に沿わせて強制的に流すことにより,給気SAに旋回成分が与えられるようになっている。
【0027】
図6に示すように,横に並んでいる給気口56同士の場合は,相隣り合う給気口56から吐出される給気SAの旋回方向が互いに同じ回転方向の関係であるが,縦に並んでいる給気口56同士の場合は,相隣り合う給気口56から吐出される給気SAの旋回方向が互いに逆の回転方向の関係となるように,各給気口56に装着されるフィン57の向きが設定されている。これにより,各給気口56から旋回しながら吐出される給気SAが,左右に広がる運動方向が互いに同じとなり,相殺されずに横に広く拡散するようになっている。
【0028】
図4に示すように,ペリカウンタ52の横には,ペリカウンタ52と連通可能にダクト60が立設してある。このダクト60は,例えば図3に示した柱カバー51に接して柱カバー51内に配置され(但し,図1においては,説明のため,ダクト60を窓50の外部に記載している),天井裏の天井還気チャンバ23に通じている。ダクト60の下端には,開閉ダンパ61を介して置換換気チャンバ55と連通するバイパス管62が接続してある。また,ダクト60の下端には,別の開閉ダンパ63を介して開口部64がペリカウンタ52内に開口するように形成してある。
【0029】
ペリカウンタ52の上面には,例えば冬季などにおいて,ペリメータゾーン(室10内における窓50の近傍部)で発生したコールドドラフトを,ペリカウンタ52の内部に流下させるスロット65が,ペリカウンタ52の幅いっぱい(窓50の幅とほぼ同じ)に開口している。スロット65は窓50に沿うように,ペリメータゾーンの下方に配置されている。図1に示すように,ペリカウンタ52の内部には,こうしてペリカウンタ52内にコールドドラフトが流下してきたことを検出する温度センサ66が設けられている。
【0030】
ダクト60の端末には,ファン70が接続してある。前述の開閉ダンパ61を開き,ファン70を稼動させた場合は,二重床チャンバ21内の給気SAを,空調域である室10内を通さずに,置換換気チャンバ55,開口41及びダクト60を通じて,天井還気チャンバ23内に直接送ることができる。また,例えば冬季などにおいて,ペリメータゾーンで発生したコールドドラフトがスロット65からペリカウンタ52内に流下してきた場合は,前述の開閉ダンパ63を開き開閉ダンパ61を閉じた状態で,ファン70を稼動させることにより,ペリカウンタ52内に流下したコールドドラフトを,開口部64からダクト60を通じて,天井還気チャンバ23内に強制的に送ることができる。
【0031】
室10の天井22には,室10内の空気を天井還気チャンバ23内に排出させる吸気口75が設けてある。前述の空調機29の稼動により,天井還気チャンバ23から空調機械室25に還気RAが取込まれることにより,天井還気チャンバ23内が陰圧となり,室10内の天井レベルにある空気が吸気口75を通って天井還気チャンバ23内に還気される。
【0032】
ペリメータゾーンの上方には,例えば夏期などにおいて,ペリメータゾーンで発生した熱気を,室10外に排気させるためのスロット76が開口している。スロット76は窓50の幅いっぱいに,ペリメータゾーンの上方に配置されている。このスロット76の上部にはダクト77を通じて排気ファン78が接続してあり,例えば夏期などにおいて,熱気が窓50近辺(ペリメータゾーン)にこもるのを回避すべく,排気ファン78の稼動により,その上昇気流をスロット76から速やかに吸い込み,ダクト77を通じて屋外に排気するようになっている。これにより,窓50近辺には近傍の空調された冷気が吸い寄せられて暑熱が緩和する。スロット76には,このようにペリメータゾーンで熱せられて発生した上昇気流を検出する温度センサ80が設けられている。
【0033】
さて,この空調システム1を運転する場合,空調域である室10内を空調する前に,先に図4で説明した開閉ダンパ61を開き,ファン70を稼動させる。そして,空調機29の稼動により,天井還気チャンバ23からダクト30を介して取込んだ還気RAを空調し,作り出した給気SAを二重床チャンバ21に送り込む。こうして,図7に示すように,空調機29から二重床チャンバ21内へ供給された給気SAを,ファン70の吸引によって,置換換気チャンバ55からダクト60を通じて,室10内を通さずに,そのまま天井還気チャンバ23内に強制的に送る。この際,床吹き出し口35が開閉ダンパやシャッタなどを備えている場合には,それらを閉止すると良いが,それらが無いような場合でも,床吹き出し口35から室10内への給気SAの漏れ量は小さいので,熱ロスは無視できる。なお,空調機29には外気取入ダクト31から外気OAの取込みをせずに,還気ダクト30を通じて還気RAのみを取込んで温度調節して給気SAを作り,その給気SAを二重床チャンバ21に送り込んで循環させると良い。
【0034】
こうして二重床チャンバ21に供給された給気SAは,ファン70の吸引により,給気SAの大部分がダクト60を通じて二重床チャンバ21から強制的に抜き出され,床吹出し口35からはほとんど吹き出すことなく,室10に供給されずに天井還気チャンバ23内に送られることとなる。このように,空調域である室10内を空調する前に,空調機29から二重床チャンバ21内へ供給された給気SAを,ダクト60を通じて,室10内を通さずに天井還気チャンバ23内に送る場合は,空調機29から二重床チャンバ21内への給気位置である一周縁部から最も離れた位置において,二重床チャンバ21内から空気を抜き出し,ダクト60を通じて天井還気チャンバ23内に供給することが望ましい。例えば図1に示した例のように二重床チャンバ21の右周縁部に空調機械室25が接続される場合であれば,二重床チャンバ21の左周縁部に位置する置換換気チャンバ55を通じて,二重床チャンバ21内から空気を抜き出し,その空気をダクト60を通じて天井還気チャンバ23内に供給するのが良い。そうすれば,二重床チャンバ21内において,給気SAが右側面から反対側の左側面まで移動することとなるので,二重床チャンバ21内を右側面から左側面までの間に渡って給気SAで加熱もしくは冷却し,二重床チャンバ21内全体を迅速に蓄熱することが可能となる。
【0035】
また,このように二重床チャンバ21内にて給気SAを移動させる場合,二重床チャンバ21の内部に配置された拡散板40に給気SAが衝突して拡散し,給気SAは,二重床チャンバ21の幅方向いっぱいに広がりながら,二重床チャンバ21内を右側面から左側面まで流れていくこととなる。空調システム1の起動時においては,二重床チャンバ21の内部全体に給気SAが速やかに広がるので,二重床チャンバ21の内面全体を短時間で全体的に加熱もしくは冷却することができる。
【0036】
また,このように二重床チャンバ21全体を蓄熱させると同時に,二重床チャンバ21内の空気を,ダクト60を通じて天井還気チャンバ23内に直接送ることにより,天井還気チャンバ23も予め蓄熱することができる。この場合,室10内を通さずに天井還気チャンバ23内に直接給気しているので,二重床チャンバ21と天井還気チャンバ23を迅速に蓄熱させることができ,躯体全体の蓄熱量を増大させることが可能である。
【0037】
こうして二重床チャンバ21及び天井還気チャンバ23を全体的に加熱もしくは冷却し,躯体全体に蓄熱した後,開閉ダンパ61を閉じ,ファン70の稼動を停止することにより,準備運転を終了する。そして,空調システム1の運転を開始する。即ち,空調機29の稼動により,空調して作り出した給気SAを二重床チャンバ21に送り込む。これにより,二重床チャンバ21内が陽圧となり,床吹出し口35を通って給気SAが上向きに吹き出され,室10内のタスク域13に存在する各作業スペース15に下から吹きつけられる。また一方で,二重床チャンバ21内の給気SAは,二重床チャンバ21の周縁部(空調機械室25の下端に接続されていない周縁部であって,図2においては,上下側と左側に示された二重床チャンバ21の周縁部)に設けられた開口41を通って,室10内の各ペリカウンタ52内部に設置された置換換気チャンバ55にも供給される。こうして各置換換気チャンバ55に供給された給気SAは,ペリカウンタ52前面の通気面53を通過して,室10の内部においてタスク域13の周りに形成されたアンビエント域14に対して供給される。この場合,既に上述のような準備運転を行って二重床チャンバ21内全体を給気SAで予め加熱もしくは冷却していることにより,二重床チャンバ21の内部における給気SAの温度変化を抑制でき,タスク域13とアンビエント域14に給気SAを安定した温度で供給できるようになる。また,二重床チャンバ21内の給気SAを,床吹出し口35と置換換気チャンバ55の両方から室10内に供給するので,二重床チャンバ21内全体に蓄えられた冷(温)熱を効率よく取り出すことができる。
【0038】
また,こうして二重床チャンバ21内から床20に設けた床吹出し口35とペリカウンタ52前面の通気面53を介して室10内に給気SAを供給する場合にあっても,二重床チャンバ21の内部に配置された拡散板40に給気SAが衝突して拡散するので,給気SAは,二重床チャンバ21の内部全体に速やかに広がることとなる。これにより,二重床チャンバ21内を全体的に均一に加圧し,床20に設けた各床吹出し口35とペリカウンタ52前面の各通気面53を介して,タスク域13とアンビエント域14に給気SAを満遍なく供給することが可能となる。
【0039】
そして,床20に設けられた床吹出し口35から上向きに吹き出された給気SAは,室10内のタスク域13に存在する各作業スペース15に対して,それぞれ空調(タスク空調)を行う。この場合,各作業スペース15に配置されたコントローラ36を作業員11が操作することにより,各作業スペース15の床吹出し口35から上向きに吹き出される給気SAの風量が調整され,タスク域13に存在する各作業スペース15に対する個別制御も可能である。
【0040】
また一方,各ペリカウンタ52内部に設置された置換換気チャンバ55から供給された給気SAは,ペリカウンタ52前面の通気面53を通過し,室10内のアンビエント域14に対して供給される。この場合,ペリカウンタ52からの吹出しは,床吹出しによって形成される温度成層を破壊しないような置換換気方式が良い。室10内を温度成層の状態にさせると,従来の混合型空調と比較して高い給気温度で居住域温度を快適に保つことが可能になる。それにより,躯体との温度差を大きくすることができ,蓄熱を効果的に取り出すことができる。また,ペリカウンタ52から室10内のアンビエント域14に対して給気SAを供給する場合,置換換気チャンバ55前面の各給気口56に装着されたフィン57に沿って給気SAが強制的に流されることにより,給気口56からアンビエント域14に向かって供給される給気SAに旋回成分が与えられる。そして,このように旋回しながらアンビエント域14に供給される給気SAは,給気口56から噴出された後,周囲の空気をまき込みながらアンビエント域14に供給されることとなり,ドラフト不快域を狭くすることができる。
【0041】
こうして,室10内の床レベルにおいて,タスク域13に対してタスク空調を行うと共に,アンビエント域14に対して置換換気を行う一方で,室10の天井22に配置された吸気口75により,室10内の天井レベルにある空気を天井還気チャンバ23内に排気する。こうして天井還気チャンバ23内に排気された空気の一部もしくは全部は,空調機29の稼動により還気RAとなって空調機械室25に取込まれ,適宜外気OAと混ぜられて,空調機29で空調された後,再び給気SAとなって二重床チャンバ21に送られ,床面において室10内に供給される。
【0042】
このように室10内から天井還気チャンバ23内に排気され,天井還気チャンバ23内から空調機29に空気を送る際には,前述のように天井還気チャンバ23が予め蓄熱されていることにより,天井還気チャンバ23内に供給された空気の冷却(加熱)を防止し,空調機29はなるべくエネルギー損失の小さい状態で空調した空気を,再び給気SAとして二重床チャンバ21に送ることができる。
【0043】
そして,例えば夏期などにおいて,ペリメータゾーンで熱気がこもった場合は,温度センサ80で熱気を検知して,排気ファン78を稼動させることにより,窓50に沿って上昇する熱気を吸引し,天井22に設けたスロット76から速やかに吸い込み,ダクト77を通じて室10外に排気する。これにより,ペリメータゾーンで発生した熱気の上昇気流による室10上部での攪拌作用を妨げ,ペリメータゾーンで発生する貫流負荷と日射取得熱を低減し,インテリア負荷の増加を防止することができる。更にペリメータ負荷を軽減すると同時に,熱気を吸引し,速やかに排気することにより,天井還気チャンバ23の温度上昇も防止でき,蓄熱エネルギーの損失をより小さくすることができる。
【0044】
また,例えば冬季などにおいて,ペリメータゾーンでコールドドラフトが発生し,それがスロット65からペリカウンタ52内に流下してくる場合は,温度センサ66でコールドドラフトを検知して,開閉ダンパ63を開き,ファン70を稼動させることにより,ペリカウンタ52内に流下したコールドドラフトを,開口部64からダクト60を通じて,天井還気チャンバ23内に強制的に送る。この冷気を空調機が受け入れることにより,ペリメータゾーンで発生したコールドドラフトを室10外に速やかに排気し,インテリア冷却量を低減することができる。
【0045】
以上,本発明の好ましい実施の形態の一例を示したが,本発明は以上に説明した形態に限定されない。例えば,図8に示すように,置換換気チャンバ55から天井還気チャンバ23内に給気SAを直接送るダクト60を,天井換気チャンバ23内を横切るように延出させ,天井還気チャンバ23内においてダクト60に複数の枝ダクト87を垂直に起立させて接続し,かつ,これら枝ダクト87を,天井還気チャンバ23の天井スラブ面23’の天井梁85に対応する各スパン86毎に設けることにより,各枝ダクト87上端に上向きに開口する吐出口60’を,天井還気チャンバ23内に設けられた天井梁85の各スパン86にそれぞれ設けても良い。このように天井梁85の各スパン86にダクト60の吐出口60’を設けることにより,天井還気チャンバ23の天井スラブ面23’に効率良く蓄熱できるようになる。
【0046】
この場合,図8に示すように,ダクト60から枝ダクト87上端の吐出口60’を介して吹き出す空気を,天井還気チャンバ23の天井スラブ面23’に形成される複数の天井梁85の各スパン86に対して垂直に指向させ,置換換気チャンバ55から天井還気チャンバ23内に供給された給気SAを,天井スラブ面23’に向って直接吹付けても良いが,図9に示すように,置換換気チャンバ55から天井還気チャンバ23内に給気SAを直接送るダクト60に接続した各枝ダクト87の吐出口60’を,天井還気チャンバ23の天井スラブ面23’に対して平行に指向させ,置換換気チャンバ55から天井還気チャンバ23内に供給された給気SAを,天井スラブ面23’に沿って吹き出すことにより,コアンダ効果を利用して吹出し噴流を天井スラブ面23’に付着させて蓄熱を行うようにしても良い。そうすれば,躯体表面の風速を広範囲に渡って速くすることができ,対流熱伝達率の増加から,より効率よく躯体に蓄熱することができるようになる。
【0047】
また,図10に示すように,置換換気チャンバ55から天井還気チャンバ23内に給気SAを直接送るダクト60に複数の枝ダクト87を垂直に起立させて接続し,各枝ダクト87上端に上向きに開口させた吐出口60’に対向させて円錐形状のガイド部材90の底面を天井スラブ面23’に平行にさせ,頂点がダクト60の吐出口60’に垂直に指向するように配置しても良い。これにより,置換換気チャンバ55から天井還気チャンバ23内に供給された給気SAを,ガイド部材90の円錐側面に沿って強制的に流すことができ,ダクト60の吐出口60’を中心として天井スラブ面23’に沿って放射状に広がる付着噴流を与えることができるようになる。そうすれば,天井スラブ面23’に沿ってより広い範囲に給気SAを平行に吹き出すことができるようになる。
【0048】
その他,空調域である室10内を空調する前に予め蓄熱運転を行う際には,床20に設けられた床吹出し口35を塞がなくても床吹出し口35から室10内への給気SAの漏れ量は十分に小さいが,床吹出し口35を閉鎖すると更に良い。室10内を空調する場合,床吹出し口35から給気SAを各作業スペース15に吹き出すために,上述した加圧吹出し方式に代えて,各床吹出し口35にファンを装着しても良い。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば,空調域を空調する前に,二重床チャンバと天井還気チャンバを少ないエネルギーで迅速に予め蓄熱することができ,躯体全体の蓄熱量を増大させることが可能である。これにより,ピーク時間帯の空調負荷をまかなう熱源機器や氷(水)蓄熱槽の容量を小さくすることもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる空調システムの概略的な構成を示す説明図であり,室内を空調する状態を示している。
【図2】二重床チャンバの平面図である。
【図3】室の壁面(背部にレタンチャンバが形成されていない側面の壁面)を室の内側から見た状態の説明図である。
【図4】ペリカウンタの内部の説明図である。
【図5】置換換気チャンバ前面の給気口に装着されるフィンの説明図である。
【図6】縦横に並んでいる各給気口から吐出される給気の旋回方向の関係を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる空調システムの概略的な構成を示す説明図であり,空調機から二重床チャンバ内へ供給された空気を,室内を通さずに天井還気チャンバ内に送る状態を示している。
【図8】換気チャンバから天井還気チャンバ内に給気するダクトの吐出口を,天井還気チャンバ内の天井梁の各スパンにそれぞれ設けた実施の形態を示す説明図であり,給気を天井スラブ面に向って直接吹付ける例を示している。
【図9】換気チャンバから天井還気チャンバ内に給気するダクトの吐出口を,天井還気チャンバ内の天井梁の各スパンにそれぞれ設けた実施の形態を示す説明図であり,給気を天井スラブ面に沿って平行に吹付ける例を示している。
【図10】換気チャンバから天井還気チャンバ内に給気するダクトの吐出口に対向させて円錐形状のガイド部材を配置した実施の形態を示す説明図である。
【図11】二重床チャンバの一側方から二重床チャンバ内に空気を循環させて蓄熱した場合の説明図である。
【符号の説明】
OA 外気
RA 還気
SA 給気
1 空調システム
10 室
20 床
21 二重床チャンバ
22 天井
23 天井還気チャンバ
25 空調機械室
29 空調機
30 還気ダクト
31 外気取入ダクト
35 床吹出し口
40 拡散板
41 開口
52 ペリカウンタ
55 置換換気チャンバ
56 給気口
60 ダクト
61 開閉ダンパ
70 ファン
75 吸気口

Claims (6)

  1. 空調域の床下に空調域の床を上面とする二重床チャンバが形成され,天井上に天井還気チャンバが形成された床吹き出し空調システムであって,
    二重床チャンバの周縁部であって,空調機から二重床チャンバ内への給気位置から最も離れた位置において,二重床チャンバ内から空気を抜き出し,その空気を空調域を通さずに天井還気チャンバ内に給気して天井還気チャンバを蓄熱させるダクトを設けると共に,このダクト内の送風を制御する開閉ダンパを装着したことを特徴とする,床吹き出し空調システム。
  2. ペリメータゾーンにおいて,二重床チャンバ内から空気を抜き出して天井還気チャンバ内に給気することを特徴とする,請求項1に記載の床吹き出し空調システム。
  3. ペリメータゾーンに置換換気チャンバを配置し,この置換換気チャンバを介して天井還気チャンバ内に給気することを特徴とする,請求項2に記載の床吹き出し空調システム。
  4. 前記ダクトは天井還気チャンバ内を横切って延出し,天井還気チャンバ内に設けられた天井梁のスパンに,ダクトの吐出口をそれぞれ設けたことを特徴とする,請求項1,2又は3に記載の床吹き出し空調システム。
  5. 床下に空調域の床を上面とする二重床チャンバが形成され,天井上に天井還気チャンバが形成された空調域を空調する方法であって,
    空調域を空調する前に,空調機から二重床チャンバ内へ供給された空気を,空調域を通さずに天井還気チャンバ内に給気して,二重床チャンバを予め蓄熱し,
    二重床チャンバを予め蓄熱する際に,二重床チャンバの周縁部であって,空調機から二重床チャンバ内への給気位置から最も離れた位置において,二重床チャンバ内から空気を抜き出し,その空気を空調域を通さずに天井還気チャンバ内に給気して天井還気チャンバを蓄熱させることを特徴とする,記載の空調方法。
  6. ペリメータゾーンにおいて,二重床チャンバ内から空気を抜き出して天井還気チャンバ内に給気することを特徴とする,請求項5に記載の空調方法。
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