JP2020111929A - 屋上用目地カバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面等の障害物までの距離を十分確保できない場所であっても、目地カバーや躯体が損傷することなく地震による揺れ動きを吸収することができる屋上用目地カバー装置を提供する。【解決手段】屋上用目地カバー装置1であって、中央目地カバー5と、一方の躯体3と他方の躯体4にそれぞれ設けられた水切りカバー6と、左右一対の中間目地カバー7と、目地カバー支持手段8と、中央目地カバー及び中間目地カバーに設けられた防水手段とで構成され、中間目地カバーは中央目地カバーに段差状又は階段状となるように設けられ、目地カバー支持手段は一方の躯体に一端部が取り付けられ、他方の躯体に他端部が取り付けられた複数個の枢支部13を有するリンク部材14と、リンク部材の枢支部に設けられた受け部材15と、複数個の受け部材にそれぞれ支持され、かつ、その上端部付近が中央目地カバー又は中間目地カバーを支持する支持部材16とで構成される。【選択図】図1

Description

本発明は目地部を介して設けられた左右(一方と他方)の躯体の間の目地部を塞ぐ屋上用目地カバー装置に関する。
従来の屋上用目地カバー装置としては、「目地部側が上方へ突出するように、少なくとも一方の建物のパラペットの上部に取付けられたほぼクランク状の水切りカバーと、この水切りカバーの上部を左右方向に移動可能で、前記目地部を覆うように他方の建物のパラペットあるいは他方の建物の外壁面に取付けられた側板を有する山形状あるいはクランク状の目地カバーと、この目地カバーを前記水切りカバーに左右方向に移動可能に支持する支持部材と、前記水切りカバーと前記目地カバーの側板間に所定間隔で常時所定の引張り力が付与された状態で張渡された防水シート支持ワイヤーを用いた複数個の防水シート支持装置と、一端が前記水切りカバーの上部寄りの部位に固定され、他端部が地震の左右方向の揺れ動きを吸収できる遊びを持って、前記目地カバーの側板の上部寄りの部位に固定された、前記複数個の防水シート支持装置の防水シート支持ワイヤーに支持された防水シートとからなることを特徴とする屋上用目地カバー装置」が知られている(特許文献1)。
しかしながら、このような屋上用目地カバー装置では、目地部側のパラペットの近くに壁面等が形成されている場合等には、地震によって目地部が狭くなるように揺れ動き目地カバーが躯体側へ突出すると、目地カバーが外壁等に衝突し、躯体や目地カバーが損傷してしまうおそれがあった。
特許第5280279号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、壁面等の障害物までの距離を十分確保できない場所であっても、目地カバーや躯体が損傷することなく地震による揺れ動きを吸収することができる屋上用目地カバー装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の屋上用目地カバー装置は、一方の躯体と他方の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、目地部の略中央部に位置するように設けられた中央目地カバーと、前記一方の躯体と前記他方の躯体にそれぞれ設けられた水切りカバーと、前記中央目地カバーと前記水切りカバーの間にそれぞれ設けられた少なくとも左右一対の中間目地カバーと、前記中央目地カバー及び前記中間目地カバーを支持する目地カバー支持手段と、前記中央目地カバー及び中間目地カバーに設けられた防水手段とで構成され、前記中間目地カバーは、前記中央目地カバーに段差状又は階段状となるように設けられており、前記目地カバー支持手段は、前記一方の躯体に一端部が取り付けられているとともに、前記他方の躯体に他端部が取り付けられた複数個の枢支部を有するリンク部材と、該リンク部材の枢支部に設けられた複数個の受け部材と、該複数個の受け部材にそれぞれ支持され、かつ、その上端部付近が前記中央目地カバー又は中間目地カバーを支持する支持部材とで構成されることを特徴とする。
ここで、「段差状」又は「階段状」とは、一段のみならず複数段も含まれるものである。
請求項2に記載された屋上用目地カバー装置の前記中央目地カバーは、その上面が正面視略山型状に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載された屋上用目地カバー装置の前記防水手段は、中央目地カバーの底面及び中間目地カバーの底面にそれぞれ設けられた防水シートと、この防水シートにそれぞれ内包されるおもりとで構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載された屋上用目地カバー装置の前記水切りカバーは、一方の躯体側の端部に下方へ突出する誘導側壁を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載された屋上用目地カバー装置の前記中央目地カバー及び中間目地カバーの底面側に天井板が設けられ、該天井板と中間目地カバー又は水切りカバーとの間に防水カバーがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、中央目地カバー及び少なくとも1つ以上の中央目地カバーを備えているので、地震による揺れ動き幅が大きくてもその揺れ動き幅を複数個の目地カバーで吸収することができる。
したがって、中央目地カバーや中間目地カバーが躯体側へ突出することを防止でき、壁面等の障害物に衝突して躯体や目地カバーを損傷することを防止できる。
(2)左右の躯体の揺れ動き幅が大きい場合であっても、目地カバーが躯体側へ突出することを防止できるので、屋上にいる人等に目地カバーが衝突することを確実に防止することができる。
(3)請求項2に記載の発明においても、前記(1)〜(2)と同様な効果が得られると共に、目地カバーを正面視略山型に形成することにより雨水等を効率よく流すことができる。
(4)請求項3乃至請求項5に記載の各発明においても、前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
図1乃至図8は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図9乃至図12は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図13及び図14は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
図15及び図16は本発明の第4の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態を示す屋上用目地カバー装置の平面図(通常時)。 図1の2−2線に沿う断面図。 水切りカバーの説明図。 中央目地カバーの説明図。 中間目地カバーの説明図。 中央目地カバー及び中央目地カバーが目地カバー支持手段に支持されている状態を示す説明図。 地震で目地部が狭くなった正面視側からの動作説明図。 地震で目地部が広くなった正面視側からの動作説明図。 第2の実施形態を示す屋上用目地カバー装置の平面図。 図9の10−10線に沿う断面図。 地震で目地部が狭くなった正面視側からの動作説明図。 地震で目地部が広くなった正面視側からの動作説明図。 第3の実施形態を示す屋上用目地カバー装置の平面図。 図13の14−14線に沿う断面図。 第4の実施形態を示す屋上用目地カバー装置の平面図。 図15の16−16線に沿う断面図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図8に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3及び他方の躯体4間に設置された屋上用目地カバー装置である。
なお、左右方向とは図1(平面視)における左右方向であり、前後方向とは図1における上下方向、上下方向とは図2における上下方向をいう。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
本実施形態の屋上用目地カバー装置1は、図1及び図2に示すように、目地部2の略中央部に位置するように設けられた中央目地カバー5と、前記一方の躯体3と前記他方の躯体4のパラペット3a、4aにそれぞれ設けられた水切りカバー6と、前記中央目地カバー5と前記水切りカバー6の間にそれぞれ2つ設けられた中間目地カバー7と、前記中央目地カバー5及び前記中間目地カバー7を支持する目地カバー支持手段8と、前記中央目地カバー5及び中間目地カバー7に設けられた防水手段9とで構成されている。
水切りカバー6は、一方の躯体3の目地部2側の上面、本実施形態においては一方の躯体3のパラペット3a、4aの上面にそれぞれ固定されるもので、図3に示すように、正面視において略クランク形状で、上面6cが傾斜面状に形成されている。この水切りカバー6の目地部2の反対側の端部は、パラペット3a、4aの内側壁面に当接するように、下方へ突出する誘導側壁6aを備えている。
また、目地部2側の端部には、略垂直に立ち上がる側壁6bを備えている。
この水切りカバー6は、パラペット3a、4aの上部に複数本のアンカーボルト等で、所定間隔を隔てて複数個設けられた水切りカバー取付具10を介して一方の躯体3及び他方の躯体4のパラペット3a、4aの上面に固定される。
中央目地カバー5は、その上面5aが正面視略山型状となるように形成された板状の部材で、この中央目地カバー5が最も高い位置に位置するように支持される。この中央目地カバー5の左右端部は、下方にやや突出する側壁5bが形成されており、この側壁5bには中間目地カバー7の上面に当接するようにゴム製の防水カバー11が固定されている。また、この中央目地カバー5の左右端部付近の底面には、防水手段9が設けられている。
中央目地カバー5の略中央部は、後述する目地カバー支持手段8によって支持されている。
中間目地カバー7は、本実施形態においては左右に2つずつ(左右二対)設けられており、正面視略クランク形状で、一端部側には略垂直に立ち上がる側壁7aを有し、他端部側には略垂直に下方へ折れ曲がる側壁7bを備えており、その上面7cは傾斜面状に形成されている。この中間目地カバー7はその一端部付近が後述する目地カバー支持手段8によって支持されている。
この中間目地カバー7のうち上部側に位置する左右一対の中間目地カバー7(説明の便宜上、以下「第1の中間目地カバー7A」という)は、その一端部側は前記中央目地カバー5の下方に位置し、中央目地カバー5の左右端部が第1の中間目地カバー7Aの略中央部に位置するように取り付けられている。
この第1の中間目地カバー7Aの側壁7bには、第1の中間目地カバー7Aの下方に位置する左右一対の中間目地カバー7(説明の便宜上、以下「第2の中間目地カバー7B」という)の上面7cに当接するようにゴム製の防水カバー11が固定され、他端部付近には、防水手段9が設けられている。
第2の中間目地カバー7Bは前記第1の中間目地カバー7Aと水切りカバー6の間に位置するように設けられており、中央目地カバー5、第1の中間目地カバー7A、第2の中間目地カバー7B、水切りカバー6は、図6に示すように、全体として中央目地カバー5を最上部とする略階段状で、その一部が隣り合う中央目地カバー5、中間目地カバー7又は水切りカバー6と相互に重なり合い、かつ、目地部2を塞ぐように設けられている。
なお、このような中間目地カバー7を左右三対以上設けてもよい。
ところで、中央目地カバー5及び中間目地カバー7の前後方向の端部を回転可能に塞ぐ端部カバー板を設けてもよい。端部カバー板については、公知の端部カバー板であれば、どのようなものを用いてもよい。
中央目地カバー5及び中間目地カバー7は目地カバー支持手段8によって支持されており、この目地カバー支持手段8は、一方の躯体3に一端部がヒンジ部材12を介して回転可能に取り付けられ、他方の躯体4に他端部がヒンジ部材12を介して回転可能に取り付けられた複数個の枢支部13を有するリンク部材14と、該リンク部材14の枢支部13に設けられた複数個のパイプ状の受け部材15と、この複数個の受け部材15にそれぞれ支持され、その上端部付近が前記中央目地カバー又は中間目地カバーを支持するバー状の支持部材16とで構成されている。
このリンク部材14は、前後方向に複数個設けられており、本実施形態においては3つのリンク部材14が設けられている。リンク部材14は、全体として正面視略逆三角形状にバーが枢支ピン17により枢支状態で接続されており、所定の枢支部13には円筒状の受け部材15が取り付けられている。
ところで、このリンク部材14は、その両端部がヒンジ部材12で取り付けられているとともに、このヒンジ部材12には枢支ピン17によって連結しているため、リンク部材14は前記ヒンジ部材12のヒンジ部を支点に前後方向に回動可能であり、ヒンジ部材12と連結されている枢支ピン17を支点に上下方向に回動可能な状態で取り付けられている。
受け部材15は、円筒形状の部材で、この受け部材15の透孔に支持部材16が挿入される。支持部材16には、この受け部材15の上面と係合するようにフランジ状のストッパー18が形成されている。
なお、本実施形態においては、円筒形状の受け部材15を用いているが、角パイプ状の受け部材15を用いてもよい。また、透孔の形状も円形状でもよいし角形状でもよい。
ところで、本実施形態においては、受け部材15と略同軸となるように、受け部材15の下方の枢支部13に円筒形状(受け部材15と略同形状)のガイド部材15aを設けている。支持部材は、受け部材15及びガイド部材15aを貫通するとともに、受け部材15の上面によって支持される。
支持部材16は、円柱状に形成されたバー部材であり、その上端部付近が中央目地カバー5又は中間目地カバー7に取り付けられる。なお、本実施形態においては、支持部材16に直接中央目地カバー5や中間目地カバー7を固定せず、中央目地カバー5や中間目地カバー7の底面に当接する取付具16aを介して支持している。
この支持部材16には、前述したようなフランジ状のストッパー18が形成されており、このストッパー18が受け部材15の上面に当接し、中央目地カバー5や中間目地カバー7を所定の位置に位置させる。
ところで、本実施形態においては一方の躯体3及び他方の躯体4のパラペット3a、4aに直接水切りカバー6を固定して設けているが、例えば、リンク部材14の左右端部に位置する枢支部に受け部材15を設けるとともに、この受け部材15に支持される支持部材16を用いて水切りカバー6の目地部側の端部付近を支持し、一方の躯体3及び他方の躯体4のパラペット3a、4aの上面に位置するように設けてもよい。このように取り付けた場合、水切りカバー6は、一方の躯体3又は他方の躯体4に、リンク部材14、受け部材15及び支持部材6を介して設けられているものであり、本発明においては、一方の躯体3又は他方の躯体4に水切りカバー6を設けた態様に含むものである。
防水手段9は、本実施形態においては、中央目地カバー5の左右端部付近の底面及び中間目地カバー7の側壁7b側の底面に設けられた防水シート19と、この防水シート19にそれぞれ内包されるおもり20とで構成されており、おもり20によって防水シート19の下端部が中間目地カバー7の上面7c又は水切りカバー6の上面6cに当接して雨水等が内部へ侵入することを防止できるものである。
この防水シート19は、前記おもり20によって鉛直下方へ垂れ下がり、中間目地カバー7の上面7c又は水切りカバー6の上面6cに接触し、雨水等がこの防水シート19よりも目地部2側へ侵入することを防止している。
なお、ゴム製の防水カバー11を設けているため、この防水カバー11で雨水等が侵入することを防止できるが、風が強く防水カバー11の内側に雨水が侵入してしまう場合には、この防水手段9によって雨水等が防水シート19よりも目地部2側へ侵入することを防止している。
ところで、図示しない端部カバー板の下方に位置する目地部2側面を塞ぐ壁面用目地装置(図示せず)を設けてもよい。この壁面用目地装置は、公知の壁面用目地装置であれば、どのようなものを用いてもよい。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図6に示すように、中央目地カバー5、第1、第2の中間目地カバー7及び水切りカバー6の重なり幅がそれぞれ大きくなるように移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図7に示すように、中央目地カバー5、第1、第2の中間目地カバー7及び水切りカバー6の重なり幅がそれぞれ小さくなるように移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図9乃至図16に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9乃至図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、中間目地カバー7を左右一対のみ用いて中間目地カバー7を中央目地カバー5に段差状となるように設けて、中央目地カバー5、中間目地カバー7及び水切りカバー6が全体として階段状となるように構成するとともに、全体として正面視略逆台形状にバーが枢支ピン17により枢支状態で接続されたリンク部材14Aを用いた目地カバー支持手段8Aにした点で、このように構成した屋上用目地カバー装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図13乃及び図14に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、中央目地カバー5及び中間目地カバー7の底面側に天井板21が設けられており、この天井板21と下方の中間目地カバー7又は水切りカバー6との隙間を塞ぐように、ゴム製の防水カバー11をそれぞれ設けた点で、このように構成した屋上用目地カバー装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
この天井板21は、本実施形態においては、取付具16aの底面にビスや溶接等によって固定されており、中央目地カバー5又は中間目地カバー7の底面の略全体を覆うように取り付けられている。
また、防水カバー11は、この天井板21と下方の中間目地カバー7又は水切りカバー6との隙間を塞ぐように設けられており、本実施形態においては、水切りカバーの側壁6b及び中間目地カバー7の側壁7aにビス等によって固定されている。
図15乃及び図16に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、中央目地カバー5の側壁5bと第1の中間目地カバー7Aの略垂直に立ち上がる側壁、第1の中間目地カバー7Aの下方へ折れ曲がる側壁7bと第2の中間目地カバー7Bの略垂直に立ち上がる側壁7a、及び第2の中間目地カバー7Bの下方へ折れ曲がる側壁7bと水切りカバー6の略垂直に立ち上がる側壁6bとの間にそれぞれ設けられたゴム製の防水シート19により防水手段9Aを構成した点で、このように構成した屋上用目地カバー装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明の実施形態においては、一方の躯体側の端部に下方へ突出する誘導側壁を備えている水切りカバーについて説明したが、このような誘導側壁を備えていなくてもよい。
また、おもりを内包する防水シートを1つの目地カバーに対して複数個取り付けてもよい。
本発明は屋上用目地カバー装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:屋上用目地カバー装置、
2:目地部、 3:一方の躯体、
4:他方の躯体、 5:中央目地カバー、
6:水切りカバー、 7、7A、7B:中間目地カバー、
8、8A:目地カバー支持手段、 9、9A:防水手段、
10:水切りカバー取付具、 11:防水カバー、
12:ヒンジ部材、 13:枢支部、
14、14A:リンク部材、 15:受け部材、
16:支持部材、 17:枢支ピン、
18:ストッパー、 19:防水シート、
20:おもり、 21:天井板。

Claims (5)

  1. 一方の躯体と他方の躯体間の目地部をカバーする屋上用目地カバー装置であって、目地部の略中央部に位置するように設けられた中央目地カバーと、前記一方の躯体と前記他方の躯体にそれぞれ設けられた水切りカバーと、前記中央目地カバーと前記水切りカバーの間にそれぞれ設けられた少なくとも左右一対の中間目地カバーと、前記中央目地カバー及び前記中間目地カバーを支持する目地カバー支持手段と、前記中央目地カバー及び中間目地カバーに設けられた防水手段とで構成され、
    前記中間目地カバーは、前記中央目地カバーに段差状又は階段状となるように設けられており、
    前記目地カバー支持手段は、前記一方の躯体に一端部が取り付けられているとともに、前記他方の躯体に他端部が取り付けられた複数個の枢支部を有するリンク部材と、該リンク部材の前記枢支部に設けられた複数個の受け部材と、該複数個の受け部材にそれぞれ支持され、かつ、その上端部付近が前記中央目地カバー又は中間目地カバーを支持する支持部材とで構成される屋上用目地カバー装置。
  2. 前記中央目地カバーは、その上面が正面視略山型状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屋上用目地カバー装置。
  3. 前記防水手段は、中央目地カバーの底面及び中間目地カバーの底面にそれぞれ設けられた防水シートと、この防水シートにそれぞれ内包されるおもりとで構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の屋上用目地カバー装置。
  4. 前記水切りカバーは、一方の躯体側の端部に下方へ突出する誘導側壁を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の屋上用目地カバー装置。
  5. 前記中央目地カバー及び中間目地カバーの底面側に天井板が設けられ、該天井板と中間目地カバー又は水切りカバーとの間の隙間を塞ぐように防水カバーが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の屋上用目地カバー装置。
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