JP2020111883A - 太陽電池等のケーブル引込ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】組立工程が多い基台が施工時に外観に現れず、組立工程の少ない部材で外観を構成することで、様々な色対応を容易にすることができる太陽電池等のケーブル引込ユニットを提供すること。【解決手段】本発明の太陽電池等のケーブル引込ユニットは、基台10の上面に配置するジョイント30を設け、ジョイント30には、基台基板11及び棟包1の一部を覆うジョイント基板31と、ジョイント基板31に形成した支持板用開口34とを備え、ジョイント30を基台10の上面に配置することで、基台基板11を覆い、ケーブル導入用開口14及び一対の支持板15をカバー20で覆うことを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽電池パネルやアンテナなどに付属するケーブルを、野地板に形成した頂部隙間から屋内に導く太陽電池等のケーブル引込ユニットに関する。
特許文献1では、一対の支持板の間には、基台基板に取り付けた基台側ケーブル把持部材と、カバー天面材に取り付けたカバー側ケーブル把持部材とを備え、カバーには、基台フランジ板に対向させた覆い材を備え、基台側ケーブル把持部材とカバー側ケーブル把持部材とでケーブルを挟み込み、基台フランジ板と覆い材との間に、ケーブルを収める可撓管の端部を配置する太陽電池等のケーブル引込ユニットを提案している。
特許文献1の太陽電池等のケーブル引込ユニットは、可撓管の端部を配置できるとともにケーブルを位置決めでき、更に金属屋根やスレート屋根のように異なる種類の屋根に対応させることができ、性能的には極めて効果が高い。
特開2018−53707号公報
特許文献1の太陽電池等のケーブル引込ユニットは、基台とカバーとで構成されるが、カバーだけでなく基台も外観に露出するため、様々な色対応を行う場合には、基台及びカバーのいずれも要求される色にしなければならない。
しかし、特許文献1の太陽電池等のケーブル引込ユニットにおける基台は、基台基板の下端から垂下させる基台側板と、基台側板の下端から延出させる基台フランジ板と、基台基板に形成したケーブル導入用開口と、ケーブル導入用開口の側方に設けた一対の支持板とを備え、組立工程が多いために、様々な色対応を行うには生産工程に時間がかかってしまい納期が長くなってしまうという課題がある。
また、あらかじめ各色に応じた在庫を持つことは、在庫管理の負担が大きい。
そこで本発明は、組立工程が多い基台が施工時に外観に現れず、組立工程の少ない部材で外観を構成することで、様々な色対応を容易にすることができる太陽電池等のケーブル引込ユニットを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の太陽電池等のケーブル引込ユニットは、建造物の屋根頂部に配置される棟包1の間に位置させる基台10と、前記基台10の上方に配置するカバー20とからなり、前記基台10は、前記棟包1の間に位置させる基台基板11と、前記基台基板11の下端から垂下させる基台側板12と、前記基台側板12の下端から延出させる基台フランジ板13と、前記基台基板11に形成したケーブル導入用開口14と、前記ケーブル導入用開口14の側方に設けた一対の支持板15とを備え、前記カバー20は、一対の前記支持板15に当接するカバー天面材21と、前記カバー天面材21の両側端から前記基台基板11の方向に延出するカバー壁面材22とを備え、一対の前記支持板15の間には、前記基台基板11に取り付けた基台側ケーブル把持部材16と、前記カバー天面材21に取り付けたカバー側ケーブル把持部材26とを備え、前記カバー20には、前記基台フランジ板13に対向させる覆い材24を備え、太陽電池パネルやアンテナなどに付属するケーブル60を、野地板3に形成した頂部隙間5から屋内に導き、前記基台側ケーブル把持部材16と前記カバー側ケーブル把持部材26とで前記ケーブル60を挟み込み、前記基台フランジ板13と前記覆い材24との間に、前記ケーブル60を収める可撓管70の端部を配置する太陽電池等のケーブル引込ユニットであって、前記基台10の上面に配置するジョイント30を設け、前記ジョイント30には、前記基台基板11及び前記棟包1の一部を覆うジョイント基板31と、前記ジョイント基板31に形成した支持板用開口34とを備え、前記ジョイント30を前記基台10の前記上面に配置することで、前記基台基板11を覆い、前記ケーブル導入用開口14及び一対の前記支持板15を前記カバー20で覆うことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の太陽電池等のケーブル引込ユニットにおいて、前記ジョイント30には、前記ジョイント基板31の下端から垂下させるジョイント側板32と、前記ジョイント側板32の下端から延出させるジョイントフランジ板33とを備え、前記ジョイント側板32で前記基台側板12を覆い、前記ジョイントフランジ板33で前記基台フランジ板13を覆うことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の太陽電池等のケーブル引込ユニットにおいて、前記ジョイント30には、前記建造物の壁面に配置されるジョイント垂下板材35を備えたことを特徴とする。
本発明の太陽電池等のケーブル引込ユニットによれば、基台基板を露出させることなく施工でき、外観としてはジョイントとカバーが現れるため、様々な色対応の生産を迅速に行うことができる。
本発明の一実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットの主要部材の分解斜視図 同ケーブル引込ユニットの基台を示す図 同ケーブル引込ユニットのカバーを示す図 同ケーブル引込ユニットのジョイントを示す図 同ケーブル引込ユニットの主要部材の取り付け関係を示す図 本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットの施工方法を示す図 本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットの施工方法を示す図 本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットの施工方法を示す図 本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットを、片流れの金属立平屋根に施工した状態を示す断面図
本発明の第1の実施の形態による太陽電池等のケーブル引込ユニットは、基台の上面に配置するジョイントを設け、ジョイントには、基台基板及び棟包の一部を覆うジョイント基板と、ジョイント基板に形成した支持板用開口とを備え、ジョイントを基台の上面に配置することで、基台基板を覆い、ケーブル導入用開口及び一対の支持板をカバーで覆うものである。本実施の形態によれば、基台基板を露出させることなく施工でき、外観としてはジョイントとカバーが現れるため、様々な色対応の生産を迅速に行うことができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による太陽電池等のケーブル引込ユニットにおいて、ジョイントには、ジョイント基板の下端から垂下させるジョイント側板と、ジョイント側板の下端から延出させるジョイントフランジ板とを備え、ジョイント側板で基台側板を覆い、ジョイントフランジ板で基台フランジ板を覆うものである。本実施の形態によれば、基台の全てを露出させることなく施工できるため、様々な色対応の生産を迅速に行うことができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による太陽電池等のケーブル引込ユニットにおいて、ジョイントには、建造物の壁面に配置されるジョイント垂下板材を備えたものである。本実施の形態によれば、片流れ屋根の建造物に適している。
以下本発明の一実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットについて説明する。
図1は本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットの主要部材の分解斜視図である。
本実施例は、片流れ屋根用のケーブル引込ユニットである。
図1に示すように、本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットは、建造物の屋根頂部に形成される頂部隙間5(図6参照)に配置される基台10と、基台10の上方に配置するカバー20と、基台10の一部及び棟包1(図7参照)の一部を覆うジョイント30とからなる。
図2は同ケーブル引込ユニットの基台を示す図である。
基台10は、棟包1に当接させる基台基板11と、基台基板11の下端から垂下させる基台側板12と、基台側板12の下端から延出させる基台フランジ板13と、基台基板11に形成したケーブル導入用開口14と、ケーブル導入用開口14の側方に設けた一対の支持板15と、建造物の壁面に配置される垂下板材18を備えている。基台フランジ板13は折り曲げを形成しない。
一対の支持板15は、一対の支持板15を接続する接続板15aと、ケーブル導入用開口14の周囲に配置される開口補強部15bとを有している。開口補強部15bは、支持板15とケーブル導入用開口14との間と、接続板15aとケーブル導入用開口14との間に形成されている。
一対の支持板15、接続板15a、及び開口補強部15bは、1枚の金属板から一体成形されている。すなわち、一対の支持板15は接続板15aの両側を折り曲げて形成されている。接続板15a及び開口補強部15bの位置で、ビスを用いて基台基板11に取り付けている。
一対の支持板15の間には、基台基板11に取り付けた基台側ケーブル把持部材16を備えている。本実施例では、基台側ケーブル把持部材16は接続板15aに取り付けている。基台側ケーブル把持部材16は基台基板11に直接取り付けても、本実施例のように補強機能のために設けた接続板15aを介して基台基板11に間接的に取り付けてもよい。
また、本実施例では、基台側ケーブル把持部材16として、外側基台側ケーブル把持部材16aと、内側基台側ケーブル把持部材16bとを設けている。
外側基台側ケーブル把持部材16aは、基台基板11の下端側に設け、内側基台側ケーブル把持部材16bは、ケーブル導入用開口14側に設けている。内側基台側ケーブル把持部材16bは、外側基台側ケーブル把持部材16aよりも、高い位置に設けることが好ましく、更には、内側基台側ケーブル把持部材16bの自然高さは、外側基台側ケーブル把持部材16aの自然高さよりも高いことが好ましい。ここで、自然高さとは、負荷が加わらない状態での部材自体の高さである。
基台側ケーブル把持部材16は、発泡弾性部材で形成し、発泡弾性部材には、複数のスリットを形成している。発泡弾性部材には、耐熱性のある部材が好ましく、例えばEPDMゴムが適している。スリットによって形成される発泡弾性部材片は、ケーブル60の直径よりも狭い幅であることが好ましく、ケーブル60の半径よりも長い高さであることが好ましい。本実施例で示す発泡弾性部材片は、ケーブル60の半径よりも狭い幅とし、ケーブル60の直径よりも長い高さとしている。
本実施例によれば、スリットによってケーブル60と発泡弾性部材との間に隙間を生じることが少なくなり、止水効果を高めることができる。
基台基板11の裏面には、設置時における屋根頂部の稜線方向に弾性材17を貼り付けている。
図3は同ケーブル引込ユニットのカバーを示す図である。
カバー20は、一対の支持板15に当接するカバー天面材21と、カバー天面材21の両側端から基台基板11の方向に延出するカバー壁面材22と、カバー天面材21の下端21aから基台フランジ板13の方向に延出するカバー側面材23と、カバー天面材21の下端21aから延出して基台フランジ板13に対向させることができる覆い材24とを備えている。
図3(c)に示すように、本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットは、カバー側面材23には、カバー天面材21の下端21aから所定距離を有する位置に、一対の横方向スリット25cを設け、一対の縦方向スリット25bの上端を、一対の横方向スリット25cの側方端部に連続して設けている。
横方向スリット25cの側方端部を中央端部より低位置として、一対の横方向スリット25cは、カバー天面材21の下端21aに対してそれぞれ傾斜して設けている。
このように、一対の縦方向スリット25bの間のカバー側面材23を折り曲げることで形成される覆い材24は、カバー天面材21の下端21aから所定距離を有する位置に形成され、覆い材24とカバー天面材21の下端21aとの間には所定距離のカバー側面材23が残存するため、ケーブル60(図9参照)からの反力によってカバー天面材21が変形することを防止でき、止水性を高めることができる。
また、カバー天面材21から流れ落ちる雨水は、横方向スリット25cの傾斜に沿って覆い材24から離間する方向に流れるため、ケーブル60からの雨水の侵入を少なくできる。また、本実施例によれば、横方向スリット25cによって覆い材24の両端部を折り曲げて用いる場合には、覆い材24の両端部のカバー側面材23側の辺(横方向スリット25cによって形成される側辺)が、カバー側面材23の面に平行となることで覆い材24の覆い面が下方に傾斜するため、カバー天面材21から覆い材24に流れる雨水をスムーズに落下させることができる。
本実施例によれば、一対の縦方向スリット25bの間のカバー側面材23を折り曲げることで覆い材24を形成できるため、可撓管70に合わせた配置とすることができる。
なお、覆い材24は、一対の横方向スリット25cを形成することなく、一対の縦方向スリット25bでも形成することができる。また、一対の縦方向スリット25bは、カバー側面材23の下端まで延びていれば、カバー天面材21の下端21aに至らなくてもよい。また、覆い材24は、一対の縦方向スリット25bを形成することなく、カバー側面材23全体を折り曲げて形成してもよい。
図3(b)(c)に示すように、カバー天面材21の裏面には、カバー側ケーブル把持部材26を取り付けている。
カバー側ケーブル把持部材26は、カバー天面材21に直接取り付けても、他の部材を介してカバー天面材21に間接的に取り付けてもよい。
また、本実施例では、カバー側ケーブル把持部材26として、外側カバー側ケーブル把持部材26aと、内側カバー側ケーブル把持部材26bとを設けている。本実施例では、外側カバー側ケーブル把持部材26a、及び内側カバー側ケーブル把持部材26bは、カバー天面材21に直接取り付けている。
カバー側ケーブル把持部材26は、基台側ケーブル把持部材16と同一部材であり、発泡弾性部材で形成している。発泡弾性部材には、耐熱性のある部材が好ましく、例えばEPDMゴムが適している。
図4は同ケーブル引込ユニットのジョイントを示す図である。
ジョイント30は、基台基板11及び棟包1の一部を覆うジョイント基板31と、ジョイント基板31の下端から垂下させるジョイント側板32と、ジョイント側板32の下端から延出させるジョイントフランジ板33と、ジョイント基板31に形成した支持板用開口34と、建造物の壁面に配置されるジョイント垂下板材35を備えている。ジョイントフランジ板33には折り曲げを形成している。
ジョイント垂下板材35を備えることで、片流れ屋根の建造物に適している。
図5は同ケーブル引込ユニットの主要部材の取り付け関係を示す図である。
図5(a)は基台10を示している。
図5(b)に示すように、基台10の上面にジョイント30が配置される。ジョイント30を基台10の上面に配置することで、基台基板11、基台側板12、及び基台フランジ板13は、ジョイント30によって覆われる。
図5(c)に示すように、基台10の上面にカバー20が配置される。カバー20を基台10の上面に配置することで、ケーブル導入用開口14及び一対の支持板15は、カバー20によって覆われる。
従って、基台10は、カバー20及びジョイント30によって覆われ、基台10の全てを露出させることなく施工でき、外観としてはジョイント30とカバー20が現れるため、様々な色対応の生産を迅速に行うことができる。
図6から図8は本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットの施工方法を示す図である。
図6(a)は、野地開口形成工程を示している。野地開口形成工程では、野地板3の屋根頂部に頂部隙間5を形成する。頂部隙間5は、屋根頂部の稜線方向隙間寸法5Wを、ケーブル導入用開口14の屋根頂部の稜線方向開口寸法より大きく形成する。
図6(b)は、野地開口形成工程の後の屋根下葺き材施工工程及び捨水切施工工程を示している。
屋根下葺き材施工工程では、野地板3の上面に屋根下葺き材8を張り、頂部隙間5を開口させるために屋根下葺き材8に開口を設ける。
屋根下葺き材施工工程の後に捨水切施工工程を行う。
捨水切施工工程では、頂部隙間5の外周を覆う捨水切40を施工する。捨水切40の屋根頂部の稜線方向寸法は、頂部隙間5の稜線方向隙間寸法5Wよりも大きく形成している。捨水切施工工程の後に防水処理工程を行う。防水処理工程では、捨水切40の外周を防水処理する。防水処理は、捨水切40と屋根下葺き材8との隙間及び捨水切40周辺の屋根下葺き材8に防水シートを貼り合わせる。
図6(c)は、基台10へのスペーサー取り付け工程を示している。
垂下板材18に対向させてスペーサー50を取り付ける。
図6(d)は、角材施工工程及び貫板施工工程を示している。角材施工工程では、頂部隙間5の側方に、屋根勾配に合わせて角材6を留め付ける。角材施工工程の後に貫板施工工程を行う。貫板施工工程では、角材6の上に貫板7を留め付ける。従って、貫板7は頂部隙間5の側方に留め付ける。
図6(e)(f)は、基台施工工程を示している。
図6(e)に示すように、基台施工工程では、基台10を頂部隙間5の上方に配置し、基台側板12を貫板7にビス54によって取り付ける。
そして図6(f)に示すように、基台施工工程では、スペーサー50を破風下地61にビス54によって取り付ける。
図7(a)は、棟包施工工程を示している。棟包施工工程では、基台10の両側部の位置で、貫板7に棟包1を被せて固定する。基台10は棟包1の間に位置させている。棟包1の端部は基台基板11の端部に当接させることが好ましい。
図7(b)(c)は、防水処理工程を示している。
図7(b)(c)に示すように、棟包1の基台10側の端部、及び基台基板11と基台側板12と基台フランジ板13と垂下板材18との棟包1の端部に連続したシーリングSを行う。シーリングSは複数条とすることが好ましい。
図8(a)(b)はジョイントの施工工程を示している。
図7(b)(c)に示すシーリングSを覆うように、ジョイント30を設ける。ジョイント30によって、基台基板11及び棟包1の一部が覆われる。
図8(a)に示すように、ジョイント垂下板材35の下端を、垂下板材18の下端及び棟包1の下端に引っ掛けた後に、ジョイントフランジ板33の折り曲げによって基台フランジ板13及び棟包1に引っ掛けて取り付ける。
そして図8(b)に示すように、ジョイント側板32の両側方及び棟包1の端部を貫板7にビス54によって取り付ける。
なお、図示は省略するが、図6(e)における基台施工工程の後に、入線工程を行う。入線工程では、ケーブル導入用開口14と頂部隙間5とにケーブル60を入線する。
図8(c)は、ケーブル60の入線をしていない状態を示しているが、入線工程の後に行うカバー固定工程を示している。カバー固定工程では、カバー20を基台10に取り付ける。
図示は省略するが、カバー固定工程では、ケーブル60を基台側ケーブル把持部材16とカバー側ケーブル把持部材26とで挟み込み、ケーブル60を収める可撓管70の端部を基台10と覆い材24との間に配置する。このように、カバー20を基台10に取り付ける工程で、可撓管70の端部を配置してケーブル60を挟み込むため、止水のための複雑な作業を必要とせず、作業性に優れている。
図9は本実施例による太陽電池等のケーブル引込ユニットを、片流れの金属立平屋根に施工した状態を示す断面図である。
図9に示す片流れ屋根の建造物では、垂木2は、棟木9の上部から一方向に斜め下方に傾斜して設けている。垂木2の上部には野地板3を設け、野地板3の上面には屋根材4が敷設されている。屋根頂部には、屋根勾配に合わせて角材6を留め付け、角材6には貫板7を留め付けている。棟包1は、頂部隙間5を除き、貫板7に被せて固定している。
棟木9の壁面と垂木2の棟側端面には破風下地61を設けている。破風下地61の屋外側面には、破風板62が配置される。
本実施例による片流れ屋根用のケーブル引込ユニットは、スペーサー50を用いて施工する。
スペーサー50は、垂下板材18と平行に配置されて破風下地61に固定されるスペーサー固定板材51と、連接板材52を介してスペーサー固定板材51と平行に配置される垂下固定板材53とからなり、一枚の板材を折り曲げて形成されている。連接板材52は、スペーサー固定板材51の上端と垂下固定板材53の上端とを連接する。連接板材52の下方で、スペーサー固定板材51と垂下固定板材53との間には、破風板のみこみ部を形成している。
基台10は、基台基板11の両側端を棟包1の端部に当接し、垂下板材18を垂下固定板材53の外表面に当接する。スペーサー固定板材51は、破風下地61にビス54によって固定される。スペーサー固定板材51を破風下地61に固定した後に、破風板62が設置される。破風板62は、破風板のみこみ部に破風板62の上端部を挿入して設置される。
本実施例において、ケーブル60は、基台側ケーブル把持部材16とカバー側ケーブル把持部材26とで挟み込まれ、ケーブル60を収める可撓管70の端部は、基台フランジ板13と覆い材24との間に配置される。このように、同ケーブル引込ユニットは、太陽電池パネルやアンテナなどに付属するケーブル60を、野地板3に形成した頂部隙間5から屋内に導くものである。
本発明による太陽電池等のケーブル引込ユニットは、金属屋根であってもスレート屋根であっても、更には勾配の異なる屋根であっても施工することができる。
1 棟包
2 垂木
3 野地板
4 屋根材(金属立平)
5 頂部隙間
5W 稜線方向隙間寸法
6 角材
7 貫板
8 屋根下葺き材
9 棟木
10 基台
11 基台基板
12 基台側板
13 基台フランジ板
14 ケーブル導入用開口
15 支持板
15a 接続板
15b 開口補強部
16 基台側ケーブル把持部材
16a 外側基台側ケーブル把持部材
16b 内側基台側ケーブル把持部材
17 弾性材
18 垂下板材
20 カバー
21 カバー天面材
21a 下端
22 カバー壁面材
23 カバー側面材
24 覆い材
25b 縦方向スリット
25c 横方向スリット
26 カバー側ケーブル把持部材
26a 外側カバー側ケーブル把持部材
26b 内側カバー側ケーブル把持部材
30 ジョイント
31 ジョイント基板
32 ジョイント側板
33 ジョイントフランジ板
34 支持板用開口
35 ジョイント垂下板材
40 捨水切
50 スペーサー
51 スペーサー固定板材
52 連接板材
53 垂下固定板材
54 ビス
60 ケーブル
61 破風下地
62 破風板
70 可撓管
S シーリング

Claims (3)

  1. 建造物の屋根頂部に配置される棟包の間に位置させる基台と、
    前記基台の上方に配置するカバーと
    からなり、
    前記基台は、
    前記棟包の間に位置させる基台基板と、
    前記基台基板の下端から垂下させる基台側板と、
    前記基台側板の下端から延出させる基台フランジ板と、
    前記基台基板に形成したケーブル導入用開口と、
    前記ケーブル導入用開口の側方に設けた一対の支持板と
    を備え、
    前記カバーは、
    一対の前記支持板に当接するカバー天面材と、
    前記カバー天面材の両側端から前記基台基板の方向に延出するカバー壁面材と
    を備え、
    一対の前記支持板の間には、
    前記基台基板に取り付けた基台側ケーブル把持部材と、
    前記カバー天面材に取り付けたカバー側ケーブル把持部材と
    を備え、
    前記カバーには、
    前記基台フランジ板に対向させる覆い材を備え、
    太陽電池パネルやアンテナなどに付属するケーブルを、野地板に形成した頂部隙間から屋内に導き、
    前記基台側ケーブル把持部材と前記カバー側ケーブル把持部材とで前記ケーブルを挟み込み、
    前記基台フランジ板と前記覆い材との間に、前記ケーブルを収める可撓管の端部を配置する太陽電池等のケーブル引込ユニットであって、
    前記基台の上面に配置するジョイントを設け、
    前記ジョイントには、
    前記基台基板及び前記棟包の一部を覆うジョイント基板と、
    前記ジョイント基板に形成した支持板用開口と
    を備え、
    前記ジョイントを前記基台の前記上面に配置することで、前記基台基板を覆い、
    前記ケーブル導入用開口及び一対の前記支持板を前記カバーで覆う
    ことを特徴とする太陽電池等のケーブル引込ユニット。
  2. 前記ジョイントには、
    前記ジョイント基板の下端から垂下させるジョイント側板と、
    前記ジョイント側板の下端から延出させるジョイントフランジ板と
    を備え、
    前記ジョイント側板で前記基台側板を覆い、
    前記ジョイントフランジ板で前記基台フランジ板を覆う
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池等のケーブル引込ユニット。
  3. 前記ジョイントには、
    前記建造物の壁面に配置されるジョイント垂下板材を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池等のケーブル引込ユニット。

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