JP2020111254A - 車両用ピラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両運転時における広い視界を確保しながら前突時の衝突性能をより向上させることができる車両用ピラー構造を得る。【解決手段】繊維強化樹脂により構成されたフロントピラー連結パネル60のフロントピラー連結パネル60の配列小穴部60Bが、連続繊維60Aの延設方向と直交する方向にて互いに離間して複数設けられている。つまり、隣り合う配列小穴部60Bの間の部位には、小穴60BAが設けられておらず、これによって連続繊維60Aが切断されていない構成となる。このため、第1柱26と第2柱28とを繋ぐ方向に延設されかつ途中で切断されていない連続繊維60Aにより第1柱26と第2柱28との相対変位が抑制される。したがって、フロントピラー24全体の曲げ剛性を向上させることができる。これにより、車両運転時における広い視界を確保しながら前突時の衝突性能をより向上させることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ピラー構造に関する。
下記特許文献1には、車両用ピラー構造に関する発明が開示されている。この車両用ピラー構造では、フロントピラーが第1柱と当該第1柱の車両後方側に設けられた第2柱とを有していると共に、この第1柱と第2柱との間には、ガラスが架け渡されている。これにより、運転席に着座した運転者は、第1柱と第2柱との間から車室外部を視認して広い視界を得ることができる。
特開2018−162022号公報
ところで、特許文献1に開示された車両用ピラー構造では、車両前面衝突時に第1柱及び第2柱のどちらか一方が屈曲すると、他方の柱に衝突荷重が集中することで衝突荷重に耐えられない可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両運転時における広い視界を確保しながら前突時の衝突性能をより向上させることができる車両用ピラー構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、フロントピラーの一部を構成すると共に、略車両上下方向に沿って延設された第1柱と、前記フロントピラーの他の一部を構成しかつ前記第1柱に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、略車両上下方向に沿って延設された第2柱と、前記第1柱における車両幅方向外側部と前記第2柱における車両幅方向外側部との間に架け渡され、運転席側から見て車両外部が視認可能な透明部材と、前記第1柱における車両幅方向内側部と前記第2柱における車両幅方向内側部との間に架け渡され、略車両幅方向に沿って貫通された複数の小穴を有する金属、及び、前記第1柱と前記第2柱とを繋ぐ方向に延設された繊維と前記小穴が前記繊維の延設方向に沿って複数配列された配列小穴部とを有すると共に当該配列小穴部が前記繊維の延設方向と直交する方向にて互いに離間して複数設けられている繊維強化樹脂の少なくとも一方により構成された内側連結部材と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、車両用ピラー構造は、フロントピラーの一部を構成する第1柱と、フロントピラーの他の一部を構成する第2柱とを有している。第1柱は、略車両上下方向に沿って延設されている。第2柱は、第1柱に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、略車両上下方向に沿って延設されている。この第1柱における車両幅方向外側部と、第2柱における車両幅方向外側部との間には、透明部材が架け渡されている。また、第1柱における車両幅方向内側部と、第2柱における車両幅方向内側部との間には、内側連結部材が架け渡されており、内側連結部材は、金属及び繊維強化樹脂の少なくとも一方により構成されている。この金属は、略車両幅方向に沿って貫通された複数の小穴を有している。一方、繊維強化樹脂は、第1柱と第2柱とを繋ぐ方向に延設された繊維を有すると共に、略車両幅方向に沿って貫通された複数の小穴が繊維の延設方向に沿って複数配列された配列小穴部を有している。したがって、運転者は、透明部材及び内側連結部材の複数の小穴により、フロントピラーの向こう側の対象物を視認することができるので、広い視界を確保することができる。
また、内側連結部材が金属により構成されている場合は、金属の強度により第1柱と第2柱との相対変位を抑制してフロントピラー全体の曲げ剛性を向上させることができる。同様に、内側連結部材が繊維強化樹脂により構成されている場合は、内側連結部材の配列小穴部が、繊維の延設方向と直交する方向にて互いに離間して複数設けられている。つまり、隣り合う配列小穴部の間の部位には、小穴が設けられておらず、これによって繊維が切断されていない構成となる。このため、繊維強化樹脂により構成されている場合も、第1柱と第2柱とを繋ぐ方向に延設されかつ途中で切断されていない繊維により第1柱と第2柱との相対変位が抑制される。したがって、第1柱及び第2柱の全体で衝突荷重を受けてフロントピラー全体の曲げ剛性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、車両運転時における広い視界を確保しながら前突時の衝突性能をより向上させることができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る車両用ピラー構造を有する車両の車室内を示す概略斜視図である。 図1におけるA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 図1におけるZ部を示す拡大図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る車両用ピラー構造の一実施形態について説明する。なお、各図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
(全体構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ピラー構造10が適用された車両12における車室14内の車両前方側には、運転席用の車両用シート16が配設されており、この車両用シート16には、運転者Dが着座している。
車両用シート16よりも車両前方側には、フロントウインドシールドガラス18が設けられている。このフロントウインドシールドガラス18は、車室14の内側と車室14の外側とを隔てかつ板厚方向が略車両前後方向とされた透明の窓部材であり、側面視で車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へと傾けられている。フロントウインドシールドガラス18の上端部は、ルーフの前端部を構成するフロントヘッダ(共に不図示)に接続されている。また、フロントウインドシールドガラス18の下端部は、車両前方側に設けられたパワーユニットルームを車両上方側から覆うフードの後端部と車両前後方向に対向して配置されており、車両幅方向に延在されたカウルに接続されている(いずれも不図示)。
フロントウインドシールドガラス18は、一定の板厚で形成されており、フロントウインドシールドガラス18の車両幅方向中間部分が車両前方側へ凸となるように緩やかな湾曲形状とされている。そして、フロントウインドシールドガラス18の車両幅方向外側かつフロントサイドウィンドウ20を有するフロントドア22の車両前方側には、車両用ピラーとしてのフロントピラー24が左右一対にそれぞれ設けられている。
左右一対のフロントピラー24は、それぞれフロントウインドシールドガラス18の車両幅方向端部に沿って略車両上下方向を長手方向として延在されている。つまり、左右一対のフロントピラー24は、それぞれ車両上方へ向かうに連れて車両後方側へ傾けられている。以下、運転席側と反対側のフロントピラー24について説明するが、運転席側のフロントピラー24も同様の構成とされている。
(第1柱)
図2に示されるように、フロントピラー24は、第1柱26と第2柱28とを有している。第1柱26は、略車両上下方向に沿って延設されており、第1柱26にはフロントウインドシールドガラス18の車両幅方向の端部30がウレタン接着剤32及びクッションゴム34を介して接合されている。第1柱26は、長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略車両幅方向外側に向かって開口する略U字状とされた鋼板製の第1ピラーアウタパネル36と、長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略クランク形状とされかつ第1ピラーアウタパネル36の開口を車両幅方向外側から塞ぐように設けられた鋼板製の第1ピラーインナパネル38とを含んで構成されている。つまり、第1ピラーアウタパネル36の車両幅方向内側に第1ピラーインナパネル38が対向して設けられており、この第1ピラーインナパネル38と第1ピラーアウタパネル36とは、溶接部39により接合されている。したがって、第1ピラーインナパネル38と第1ピラーアウタパネル36とで閉断面が形成されている。
溶接部39では、第1ピラーアウタパネル36の短手方向の端部36A、36Bが第1ピラーインナパネル38の面内方向における平らな面である平坦面42、43にそれぞれ溶接されている。なお、第1ピラーインナパネル38には、フロントウインドシールドガラス18及び後述するフロントピラーアウタガラス50の取り付けに必要な面積を有する平面部が確保されている。
(第2柱)
第2柱28は、第1柱26の略車両後方側に配置されている。具体的には、第2柱28は第1柱26に対して略車両前後方向にて所定の間隔を空けて配置されている。この所定の間隔は、運転者Dの瞳孔中心間距離以上に設定されている。なお、「瞳孔中心間距離」とは、運転者Dの右目(不図示)の瞳孔中心と左目(不図示)の瞳孔中心との間の距離のことであり、例えば、日本人の成人では、約60〜65mmとされている。本実施形態では、一例としてこの所定の間隔が65mmに設定されている。
また、第2柱28は、第1柱26と略平行に(略車両上下方向に沿って)延設されており(図1参照)、長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略L字状とされた鋼板製の第2ピラーインナパネル44と、長手方向(略車両上下方向に沿った延在方向)に直交する断面形状が略クランク形状とされかつ第2ピラーインナパネル44の略車両後方側に設けられた鋼板製の第2ピラーアウタパネル40とを含んで構成されている。つまり、第2ピラーアウタパネル40の車両前方側に第2ピラーインナパネル44が対向して設けられており、この第2ピラーアウタパネル40と第2ピラーインナパネル44とは、溶接部51を介して接合されている。したがって、第2ピラーアウタパネル40と第2ピラーインナパネル44とで閉断面が形成されている。
溶接部51では、第2ピラーインナパネル44の短手方向の端部44A、44Bが第2ピラーアウタパネル40の短手方向の端部40A、40Bに溶接されている。なお、第2ピラーアウタパネル40は、後述するフロントピラーアウタガラス50の取り付けに必要な面積を有する平坦部が確保されている。
第2ピラーインナパネル44と第2ピラーアウタパネル40とで形成されるフランジ29には、オープニングトリム72が取り付けられている。このオープニングトリム72は、第2ピラーアウタパネル40と当接する位置に位置決めされている。また、第2ピラーアウタパネル40には、フロントドア22のシール部材が当接可能とされている。なお、第1柱26及び第2柱28は、それぞれ略水平方向における運転者Dのアイポイント(不図示)から見た状態での幅寸法が運転者Dの瞳孔中心間距離以下に設定されている。
(透明部材)
第1柱26の第1ピラーインナパネル38における車両幅方向外側部としての車両幅方向外側壁部47と、第2柱28の第2ピラーアウタパネル40における車両幅方向外側部としての車両幅方向外側壁部49とには、透明部材としてのフロントピラーアウタガラス50がウレタン接着剤53及びクッションゴム55を介して架け渡されている。フロントピラーアウタガラス50は、略車両幅方向を板厚方向とする透明の窓部材であり、側面視で第1柱26及び第2柱28に沿うように車両上方側へ向かうに連れて車両後方側へと傾けられている。なお、フロントピラーアウタガラス50とフロントウインドシールドガラス18との間には、クッションゴム55と一体のシール部材57が設けられており、シール部材57によってフロントピラーアウタガラス50とフロントウインドシールドガラス18との間への雨水等の浸入が抑制されている。また、フロントピラーアウタガラス50は、ガラスに限らず、透明の繊維強化樹脂等により構成されていてもよい。
(内側連結部材)
第1柱26の第1ピラーアウタパネル36における車両幅方向内側部としての車両幅方向内側壁部48と、第2柱28の第2ピラーインナパネル44における車両幅方向内側部としての車両幅方向内側壁部58とには、内側連結部材としてのフロントピラー連結パネル60が接着剤62を介して取り付けられている。フロントピラー連結パネル60は、繊維強化樹脂により構成されかつ略車両幅方向を板厚方向とする繊維強化樹脂板により構成されており、具体的には、図3に示されるように、一例として、維織としての炭素繊維で構成された連続繊維60Aにマトリックス樹脂として熱可塑性樹脂を含浸させた後に硬化させた図示しないシートを複数積層して成形された構成とされている。この連続繊維は、第1柱26と第2柱28とを最短距離にて繋ぐ方向、すなわち、車両側面視にて車両後方側へ向かうに連れて車両下方側へ傾けられた方向に延設されている。
フロントピラー連結パネル60には、複数の配列小穴部60Bが設けられている。この配列小穴部60Bは、フロントピラー連結パネル60の板厚方向に貫通された複数の小穴60BAが車両側面視にて車両後方側へ向かうに連れて車両下方側へ配列された構成とされている。換言すると、複数の小穴60BAが連続繊維60Aの延設方向に沿って配列されている。そして、配列小穴部60Bは、連続繊維60Aの延設方向に直交する方向にて互いに離間して複数設けられている。この小穴60BAは、熱可塑性樹脂により構成された母材が加熱されて軟化されたタイミングにてニードルにより形成される。つまり、連続繊維60Aを切断しないように小穴60BAが形成されている。なお、本実施形態では、母材が熱可塑性樹脂により構成されているが、これに限らず、熱硬化性樹脂により構成されてもよい。この場合、小穴60BAは、連続繊維60Aを切断しないように母材が硬化する前のタイミングにてニードルにより形成するのが望ましい。
(フロントピラーガーニッシュ)
第1柱26及び第2柱28の車両幅方向内側には、フロントピラーガーニッシュ64が設けられている。このフロントピラーガーニッシュ64は、樹脂製とされており、第1柱26の第1ピラーアウタパネル36における車両幅方向内側壁部48と車両前方側壁部66とフロントピラー連結パネル60の車両前方側の端部とを車室内側から覆うガーニッシュ前側部68と、第2柱28の第2ピラーインナパネル44における車両幅方向内側壁部58とフロントピラー連結パネル60の車両後方側の端部とを車室内側から覆うガーニッシュ後側部70と、を含んで略矩形枠状に形成されている(図1参照)。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、車両用ピラー構造10は、フロントピラー24の一部を構成する第1柱26と、フロントピラー24の他の一部を構成する第2柱28とを有している。第1柱26は、略車両上下方向に沿って延設されている。第2柱28は、第1柱26に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、略車両上下方向に沿って延設されている。この第1柱26における車両幅方向外側部と、第2柱28における車両幅方向外側部との間には、フロントピラーアウタガラス50が架け渡されている。また、第1柱26における車両幅方向内側部と、第2柱28における車両幅方向内側部との間には、フロントピラー連結パネル60が架け渡されており、フロントピラー連結パネル60は、繊維強化樹脂により構成されている。繊維強化樹脂は、第1柱26と第2柱28とを繋ぐ方向に延設された連続繊維60Aを有すると共に、略車両幅方向に沿って貫通された複数の小穴が連続繊維60Aの延設方向に沿って複数配列された配列小穴部60Bを有している。したがって、運転者は、フロントピラーアウタガラス50及びフロントピラー連結パネル60の複数の小穴60BAにより、フロントピラー24の向こう側の対象物を視認することができるので、広い視界を確保することができる。
また、フロントピラー連結パネル60が繊維強化樹脂により構成されている場合は、フロントピラー連結パネル60の配列小穴部60Bが、連続繊維60Aの延設方向と直交する方向にて互いに離間して複数設けられている。つまり、隣り合う配列小穴部60Bの間の部位には、小穴60BAが設けられておらず、これによって連続繊維60Aが切断されていない構成となる。このため、繊維強化樹脂により構成されている場合も、第1柱26と第2柱28とを繋ぐ方向に延設されかつ途中で切断されていない連続繊維60Aにより第1柱26と第2柱28との相対変位が抑制される。したがって、第1柱26及び第2柱28の全体で衝突荷重を受けてフロントピラー24全体の曲げ剛性を向上させることができる。これにより、車両運転時における広い視界を確保しながら前突時の衝突性能をより向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、フロントピラー連結パネル60が繊維強化樹脂により構成されているが、これに限らず、略車両幅方向に貫通された複数の小穴60BAを設けた金属により構成されてもよい。フロントピラー連結パネル60が金属により構成されている場合は、金属の強度により第1柱26と第2柱28との相対変位を抑制してフロントピラー24全体の曲げ剛性を向上させることができる。また、フロントピラー連結パネル60が、金属と繊維強化樹脂とをそれぞれ含んで構成されてもよい。
また、第1柱26と第2柱28とを繋ぐ方向に延設された連続繊維60Aを有する構成とされているが、これに限らず、組み付けバラつき等を考慮して、延設方向が異なる連続繊維60Aを含めて積層させてもよいし、延設方向がランダムな連続繊維60Aを含めて積層させてもよい。さらに、フロントピラー連結パネル60における車室14内に面する意匠面に、連続繊維60Aを綾織とした繊維強化樹脂を積層させたり、その他の材質により構成された表皮材を積層させることで、外観意匠性を向上させる構成としてもよい。
さらにまた、連続繊維60Aは、炭素繊維により構成されているが、これに限らず、ナイロンやその他の繊維により構成されてもよい。
また、フロントピラー連結パネル60は、フロントピラーガーニッシュ64と別体とされているが、これに限らず、フロントピラーガーニッシュ64のガーニッシュ前側部68とガーニッシュ後側部70とを連結するように一体に構成されてもよい。この場合、連続繊維60Aをガーニッシュ前側部68とガーニッシュ後側部70とに架け渡すように延設させることで曲げ剛性を向上させてもよい。さらに、フロントピラー連結パネル60とフロントピラーガーニッシュ64とが一体の構成において、連続繊維60Aをガーニッシュ前側部68とガーニッシュ後側部70との間の部位のみに設けて、ガーニッシュ前側部68とガーニッシュ後側部70とには連続繊維60Aを設けない又は連続繊維60Aをランダムに積層した構成とすることで、フロントピラーガーニッシュ64内に収容されたカーテンエアバッグの膨張展開を妨げない構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用ピラー構造
24 フロントピラー
26 第1柱
28 第2柱
50 フロントピラーアウタガラス(透明部材)
60 フロントピラー連結パネル(内側連結部材)
60A 連続繊維(繊維)
60B 配列小穴部
60BA 小穴

Claims (1)

  1. フロントピラーの一部を構成すると共に、略車両上下方向に沿って延設された第1柱と、
    前記フロントピラーの他の一部を構成しかつ前記第1柱に対して所定の間隔をあけて車両後方側に配置されていると共に、略車両上下方向に沿って延設された第2柱と、
    前記第1柱における車両幅方向外側部と前記第2柱における車両幅方向外側部との間に架け渡され、運転席側から見て車両外部が視認可能な透明部材と、
    前記第1柱における車両幅方向内側部と前記第2柱における車両幅方向内側部との間に架け渡され、略車両幅方向に沿って貫通された複数の小穴を有する金属、及び、前記第1柱と前記第2柱とを繋ぐ方向に延設された繊維と前記小穴が前記繊維の延設方向に沿って複数配列された配列小穴部とを有すると共に当該配列小穴部が前記繊維の延設方向と直交する方向にて互いに離間して複数設けられている繊維強化樹脂の少なくとも一方により構成された内側連結部材と、
    を有する車両用ピラー構造。
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