JP2020109263A - 吸気マニホルド - Google Patents

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Abstract

【課題】歪な形のインマニ本体部を有しながらも、複数の吸気ポートに極力均一な空気が送れるように改善して、より燃焼効率に優れる吸気マニホルドを提供する。【解決手段】複数の吸気ポートp1〜p4を覆う1つの長尺状開口13Aを有する内部空間13が形成されるインマニ本体部11Aと、インマニ本体部11Aの長手方向の中間部に形成される空気の吸入部11Bとを有し、内部空間13における長手方向に直交する方向の断面積が、インマニ本体部11Aの長手方向の一端部において縮小されており、インマニ本体部11Aに、吸入通路14Aから内部空間13に進む空気を内部空間13における一端部の側に案内する作用姿勢と、一端部の側に案内しない非作用姿勢とに切換え可能なガイド弁Vが設けられている吸気マニホルド。【選択図】図6

Description

本発明は、産業用エンジンなどの各種エンジンにおいて、シリンダヘッドの吸気側に装備される吸気マニホルドに関するものである。
例えば、エンジンに適用される吸気マニホルドには、特許文献1にて開示される枝分れ形の吸気マニホルドや、特許文献2にて開示される箱型の吸気マニホルドのあることが知られている。
枝分れ形の吸気マニホルドは、各吸気ポートに対応する複数の枝分かれ管と、それら枝分かれ管の根元どうしを繋ぐ横に長いインマニ本体部と、空気の吸入部とを備える構造のものである。箱形の吸気マニホルドは、複数の吸気ポートを覆う大きさの1つの開口を備えるインマニ本体部と、空気の吸入部とを備える構造のものである。
箱型の吸気マニホルドを産業用ディーゼルエンジンに適用する場合、特許文献2において開示されるように、シリンダブロックの横側方で上部の位置に装備される燃料噴射用供給ポンプ(又はそのポンプハウジング)が、吸気マニホルドの配置スペースを妨げることがある。
即ち、特許文献2の図1や図2(B)で示されるように、インマニ本体部における1気筒目の吸気ポートに対応する箇所と2気筒目の吸気ポートに対応する箇所の大部分とに相当する箇所の奥行きが、側方に配置される燃料噴射用供給ポンプとの干渉を避けるために、3,4気筒目の吸気ポートに対応する箇所の奥行きよりも格段に狭くせざるを得ない。つまり、インマニ本体の内部空間の断面積が、その長手方向の一端側が他端側よりも小さくなる不均一(非対称)で歪な形の吸気マニホルドになっている。
上記の歪な形の吸気マニホルドでは、各吸気ポートでの吸入空気量に差が出易い不利がある。そこで、吸気マニホルドを、良質で精密な仕上げが可能で大量生産にも適したダイカスト製として、インマニ本体部における断面積が減少する形状変化部を滑らかな面に形成し、空気の流れを改善することも試されているが、十分ではない。
実開昭59−139570号公報 特開2015−34526号公報
本発明の目的は、インマニ本体部や吸入部などの各部の形状や構造の更なる工夫により、歪な形のインマニ本体部を有しながらも、複数の吸気ポートに極力均一な空気が送れるように改善して、より燃焼効率に優れる吸気マニホルドを提供する点にある。
本発明は、吸気マニホルドにおいて、
複数の吸気ポートを覆う1つの長尺状開口を有する内部空間が形成されるインマニ本体部と、前記インマニ本体部の長手方向の中間部に形成される空気の吸入部とを有し、
前記内部空間における前記長手方向に直交する方向の断面積が、前記インマニ本体部の長手方向の一端部において縮小されており、
前記インマニ本体部に、前記吸入通路から前記内部空間に進む空気を前記内部空間における前記一端部の側に案内する作用姿勢と、前記一端部の側に案内しない非作用姿勢とに切換え可能なガイド弁が設けられていることを特徴とする。
例えば、前記吸入部には、前記内部空間に連通される吸入通路が形成されており、前記ガイド弁は、前記内部空間における前記吸入通路との合流部に対して前記長手方向の一端部とは反対側となる箇所に配置されている。前記ガイド弁は、前記内部空間における前記長尺状開口に対する奥行きの方向に沿う軸心の回りで往復揺動可能に設けられているとよく、また、前記一端部における前記内部空間の断面積の縮小は、前記長尺状開口に対する内部空間の奥行きを狭めることによるものであることが挙げられる。
前記吸入部は、前記吸入通路が前記内部空間における前記一端部ではない箇所に連通されるように、前記インマニ本体部に対する長手方向の位置が設定されていると好都合である。前記吸入部は、前記内部空間の長手方向及び奥行きの方向の双方に交差する幅方向に沿って延びる前記吸入通路を有しているとより好都合である。さらに、前記吸入部が、2気筒目の吸気ポートと3気筒目の吸気ポートとの間に相当する位置で前記インマニ本体部に形成された直列4気筒エンジン用のものでもよい。
なお、前述のガイド弁に代えて、インマニ本体部に、前記吸入通路から前記内部空間に進む空気を前記内部空間における前記一端部の側に案内するメッシュ状のガイド体が設けられる構成を採択してもよい。
本発明によれば、空気をだ断面積が縮小されている側に案内する作用姿勢と案内しない非作用姿勢とに切換え可能なガイド弁を設けたので、内部空間における断面積が縮小された箇所へ空気が送られるときには、ガイド弁を作用姿勢に切換えれば、空気がより円滑で効率よく断面積が縮小された箇所に流れるようになる。
従って、内部空間おける断面積が縮小された箇所への空気の流入が促進され、吸込み空気量を従来よりも増やすことができる。また、断面積が縮小されない箇所に空気が送られるときには、ガイド弁を非作用姿勢に切換えることで、断面積が縮小されない箇所への空気の流れを阻害することがない。
その結果、インマニ本体部や吸入部などの各部の形状や構造の更なる工夫によるガイド弁により、歪な形のインマニ本体部を有しながらも、複数の吸気ポートに極力均一な空気が送れるように改善して、より燃焼効率に優れる吸気マニホルドを提供することができる。
産業用ディーゼルエンジンの右側面図 図1に示すエンジンの平面図 図1に示すエンジンの正面図 吸気マニホルド及び吸込みダクトを示す右側面図 吸気マニホルドの平面図 一部切欠きの吸気マニホルド及び吸込みダクトを示す左側面図 (A)ガイド弁の構造を示す要部の左側面図、(B)切換機構の構造を示す要部の断面図 (A)ガイド体付近を示す要部の左側面図、(B)ガイド体の正面図
以下に、本発明による吸気マニホルド(エンジンの吸気マニホルド)の実施の形態を、直列4気筒の産業用ディーゼルエンジンに適用された場合について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示されるように、産業用ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと略称する)Eは、シリンダブロック1の上にシリンダヘッド2が組付けられ、シリンダヘッド2の上にシリンダヘッドカバー(以下、「ヘッドカバー」と略称する)3が組付けられ、シリンダブロック1の下部にオイルパン4が組付けられている。シリンダブロック1の上半部はシリンダ1Aに、そして、下半部はクランクケース1Bにそれぞれ構成されている。
シリンダブロック1の前側に伝動ケース5が組み付けられ、伝動ケース5の下部にはクランク軸(図示省略)で駆動される駆動プーリ6が設けられている。伝動ケース5の上部には、エンジン冷却ファン7(図1を参照)を駆動するためのファンプーリ(図示省略)の支持ハブ7Aが、前後向きの軸心Pを有する状態で設けられている。図示は省略するが、駆動プーリ6、ファンプーリ、及びその他の補機(オルタネータなど)の従動プーリ(図示省略)に亘って張架されるベルト(図示省略)が設けられている。
シリンダブロック1の後端部にはフライホイールハウジング8が組付けられ、シリンダブロック1の左側には排気マニホルド(図示省略)やウォータフランジ9などが設けられている。シリンダブロック1の右側には、オイルフィルタ10、吸気マニホルド11、燃料噴射用供給ポンプ12などが設けられている。このエンジンEは、4つのピストン(図示省略)が前後直列に並んだ直列4気筒エンジンに構成されている。吸気マニホルド11には、図示しないエアクリーナなどの吸気系に連通するために、略J字管状の吸込みダクト16がボルト連結されている。
図1、図4〜図6に示されるように、シリンダヘッド2の右側に取付けられている吸気マニホルド11は、前後方向に長い1つの長尺状開口13Aを有する内部空間13が形成されているインマニ本体部11Aと、インマニ本体部11Aの長手方向(前後方向)の中間部に形成される空気の吸入部11Bと、を有する箱型のものに構成されている。長尺状開口13Aは、シリンダヘッド2において前後直列に並ぶ4箇所(複数の一例)の吸気ポートp1,p2,p3,p4を覆う大きさを有する前後に長く上下に短い細長い形状の開口に形成されている。
インマニ本体部11Aは、複数のボルト挿通用孔(符記省略)を有する外周フランジ11aを備えており、長尺状開口13Aを有する内部空間13は、その奥行きdがインマニ本体部11Aの長手方向(前後方向)の後端部(一端部の一例)において狭められるという、歪な形に設定されている。即ち、図5に示されるように、内部空間13は、その奥行きdが、ある程度長い(深い)通常奥行きd1を持つ通常空間部13Tを基本としているが、前端部における奥行きdは通常奥行きd1より格段に狭い狭小奥行きd2(d2<d1)を持つ狭小空間部13Cに設定されている。つまり、内部空間13は、前後方向に直交する方向である前後方向又は左右方向の断面積が、通常空間部13Tよりも狭小空間部13Cにおいて縮小されている。
狭小奥行きd2の部分(狭小空間部13C)は、全長(長さ)Lを有する内部空間13の後端から狭小部長さL2の範囲であり、傾斜側壁11bを備える断面変化部17及び狭小部長さL2を全長Lから減じた長さの部分が通常奥行きd1の箇所である。なお、断面変化部17も通常奥行きd1の箇所と考えれば、内部空間13における通常奥行きd1の部分(通常空間部13T)は前端から(L−L2)の長さ部分である。つまり、インマニ本体部11Aは、左右幅が不均一な上壁11c及び下壁11dと、通常側壁11eと、傾斜側壁11bと、狭小側壁11fとを備え、奥行きdが部位によって異なる段付形状の内部空間13を有している。
また、内部空間13の幅(長尺状開口13Aの幅)wと通常奥行きd1及び狭小奥行きd2との寸法関係はd1>w>d2(d1=1.2w、d2=0.4w)に設定されているが、この限りではない。一例として、1.0w≦d1≦1.4w、0.3w≦d2≦0.5wという寸法関係が施されている。また、内部空間13の長手方向長さに関しては、狭小部長さL2と全長Lとに、0.25L≦L2≦0.35Lという関係が成り立つように設定されていることが多いが、それには限らない。
図4〜図6に示されるように、吸入部11Bは、吸入ケース部14及び吸入フランジ15を有し、吸入ケース部14には吸入通路14Aが内部形成され、吸入フランジ15には上向きに開口する空気入口14a、及び2箇所のボルト孔(符記省略)が形成されている。吸入フランジ15の上側に、前述の吸込みダクト16のフランジ部16Aがボルト連結可能である。吸入部11Bは、インマニ本体部11Aの長手方向の中間において幅wの方向(上下方向)に開口する状態で内部空間13に連通する吸入通路14Aを有している。
吸入部11Bは、前後方向において吸入通路14Aが第3吸気ポートp3の少し第2吸気ポートp2寄りに位置する状態で、インマニ本体部11Aの通常奥行きd1を有する箇所である通常空間部13Tから上方に突出形成されている。4つの吸気ポートp1〜p4のうち、最も前側が1気筒目の吸気ポートp1であり、そこから後へ順に、2気筒目の吸気ポートp3、3気筒目の吸気ポートp3、4気筒目の吸気ポートp4と並んでいる。
つまり、吸入部11Bは、吸入通路14Aが内部空間13における一端部(狭小空間部13C)ではない箇所(通常空間部13T)に連通されるように、インマニ本体部11Aに対する長手方向の位置〔例えば、内部空間13の後端から前方へ距離Kの位置(図6参照)〕が設定されている。そして、吸入部11Bは、内部空間13の長手方向(前後方向)及び奥行き方向(左右方向)の双方に交差する幅方向(幅wの方向であって上下方向)に沿って延びる吸入通路14Aを有している、という構成である。
〔実施形態1〕
図4〜図7に示されるように、インマニ本体部11Aに、吸入通路14Aから内部空間13に進む空気を内部空間13における一端部の側(前側)に案内する作用姿勢と、一端部の側(前側)に案内しない非作用姿勢とに切換え可能なガイド弁Vが設けられている。ガイド弁Vは、内部空間13における吸入通路14Aとの合流部19に対して長手方向の一端部(前)とは反対側(後側)となる箇所に、内部空間13における長尺状開口13Aに対する奥行きdの方向(左右方向)に沿う軸心Qの回りで往復揺動可能に設けられている。
ガイド弁Vは、若干先細り状(例:層流翼状)となる略板状の弁体20と、内部空間13の上端部において通常側壁11eの軸受壁部11gに貫通支承される駆動軸21とを備えて構成されている。弁体20の根元部(符記省略)が、駆動軸21の内部空間側に一体回動状態で取付けられている。図示は省略するが、軸受壁部11gの両端部に、駆動軸21との間に作用して内部空間13と外部との気密性を保持するシール材が設けられていると好都合である。
図7(A),(B)に示されるように、駆動軸21の外端部に取付けられる従動アーム21aと、リンク22と、電動モータなどの回転アクチュエータ23と、でなる切換機構24が設けられている。回転アクチュエータ23を回せば、その駆動アーム23a、リンク22を介して駆動軸21、即ち弁体20が、作用姿勢となる作用位置Sと、上方に揺動移動して被作用姿勢となる退入位置Tとの角度範囲内で、往復揺動するように構成されている。なお、図4〜図7はガイド弁Vの構造及び動作の原理を示すものであり、弁体20の揺動範囲と切換機構24とは必ずしも整合されていない。
例えば、図示しない制御装置により、1気筒目の吸気ポートp1に空気が流れる状態のときは、ガイド弁Vは、弁体20が作用位置Sに揺動した作用姿勢(図4、図6を参照)に切換わり、4気筒目の吸気ポートp4に空気が流れる状態のときは、ガイド弁Vは、弁体20が退入位置Tに揺動した被作用姿勢(図7を参照)に切換わるようにガイド弁Vの動きが制御することが可能である。
弁体20が作用位置Sにあると、吸入通路14Aからの空気が、図6の白抜き矢印で示されるように、ガイド弁Vにより円滑に前側にガイドされ、狭小空間部13Cへ効率よく流れるようになる。従って、1気筒目の吸気ポートp1への空気の流入が促進され、吸込み空気量を従来よりも増やすことができる。
弁体20が退入位置Tにあると、図7(A)に示されように、ガイド弁Vは上壁11cに沿って内部空間13への弁体20の突出がほぼ無くなるので、吸入通路14Aからの空気は矢印yのように円滑に流れることができ、空気の通常空間部13Tの後側への流れを阻害することがなく、好都合である。
このように、切換機構24を伴うガイド弁Vを設けたことにより、インマニ本体部11Aにおける断面積の小さい箇所である狭小空間部13Cへ、積極的に空気の流れを作ることができるので、複数の吸気ポートp1〜p4での吸入空気量の差を縮めて均一化を図ることが可能になる。従って、通常空間部13Tと狭小空間部13Cとを持つなど、インマニ本体部11Aの断面積がその長手方向で不均一となる歪な形状を呈する吸気マニホルド11であっても、断面積の小さな箇所(狭小空間部13C)に位置する吸気ポートへの吸入空気量を無理なく増やせるようになる。
その結果、複数の吸気ポートへの吸入空気量の均一化が極力図れるようになり、燃焼効率に優れる吸気マニホルドを提供することができる。また、それによってダイカスト製の吸気マニホルドとしても、気筒間の吸入空気量のバラつきを低減することができる。
また、2気筒目の吸気ポートp2に空気が流れるときは、弁体20が作用位置Sより若干後側に揺動して垂下姿勢か或いは極僅か前側に傾いた第2姿勢となる第2位置(図示省略)にガイド弁Vが制御されてもよい。3気筒目の吸気ポートp3に空気が流れるときは、弁体が非作用姿勢か(退入位置T)或いは、第2位置と退入位置Tとの間の第3位置(図示省略)に向く第3姿勢となるようにガイド弁Vが制御されてもよい。
例えば、4つの各気筒での爆発時期に合せて、又は極僅かな時間遅れを伴って、ガイド弁Vの位置を前述の4位置(作用位置S、第2位置、第3位置、退入位置T)に選択的に切換えることが可能である。また、1気筒目の吸気ポートp1に空気を案内するときのみ作用姿勢になり、その他は全て退入姿勢となるように、ガイド弁Vを切換える制御も可能である。その他、制御装置の設定如何により、種々の変更設定が可能である。
〔実施形態2〕
図8示されるように、ガイド弁Vに代えて、インマニ本体部11Aに、吸入通路14Aから内部空間13に進む空気を内部空間13における一端部の側(前側)に案内するメッシュ状のガイド体Mを設ける構成としてもよい。メッシュ状(網目状)のガイド体Mとしては、図8(B)に示されるように、ステンレスメッシュや合成樹脂網、板状のメッシュ材など種々のものが可能であり、それらの目の細かさも適宜に選択することができる。
例えば、図8(A)に示されるように、前述のガイド弁Vと同様な位置において、起立角度γでメッシュ状のガイド体Mをインマニ本体部11Aに配置する。1,2気筒目の吸気ポートp1,p2に空気が流れるときは、実線の矢印fで示されるように、ガイド体Mがガイド面25として機能されるようになり、ガイド面25に沿って円滑に前側に進む空気の流れが促進される。
そして、4気筒目の吸気ポートp4に空気が流れるときには、仮想線の矢印hで示されるように、ガイド面25に交差する方向の空気の流れはメッシュ状の隙間を容易にすり抜けることができ、ガイド体Mが空気の流れの妨げとなることが殆どない。つまり、ガイド体Mをメッシュ状としたことにより、ガイド体Mは位置固定でありながら、空気が内部空間13の前側には進み易くする流れ促進機能と、空気が後側に進むことはほぼ妨げない無作用機能とが自動的に切換わる、という優れた効果が得られる。
〔別実施形態〕
実施形態1によるガイド弁Vは、その内部空間13における配置位置、形状、大きさ、揺動角度範囲などの構成要素を、吸気マニホルド11の形、大きさ、長さ、吸入部11Bのインマニ本体部11Aに対する位置などの種々の条件を考慮して、種々に変更設定することが可能である。
1,2気筒目の吸気ポートp1,p2に空気が流れるときはガイド弁Vを閉じ(作用位置S)、3,4気筒目の吸気ポートp3,p4に空気が流れるときはガイド弁Vを開く(退入位置T)ように制御してもよい。
また、図示は省略するが、インマニ本体部11Aの通常空間部11Tを部分的にさらに奥行きdを増した出っ張り部を設け、リード線などを除く切換機構24の構成要素の一切を、その出っ張り部に配置してインマニ本体部11Aの内部に装備させる構成も可能である。
実施形態2によるガイド体Mは、その内部空間13における配置位置、形状、大きさ、傾き角度γ、メッシュの粗さ(細かさ)、材質などの構成要素を、吸気マニホルド11の形、大きさ、長さ、吸入部11Bのインマニ本体部11Aに対する位置などの種々の条件を考慮して、種々に変更設定することが可能である。
11A インマニ本体部
11B 吸入部
13 内部空間
13A 長尺状開口
14A 吸入通路
19 合流部
M ガイド体
Q 軸心
V ガイド弁
d 奥行き
p1〜p4 吸気ポート

Claims (8)

  1. 複数の吸気ポートを覆う1つの長尺状開口を有する内部空間が形成されるインマニ本体部と、前記インマニ本体部の長手方向の中間部に形成される空気の吸入部とを有し、
    前記内部空間における前記長手方向に直交する方向の断面積が、前記インマニ本体部の長手方向の一端部において縮小されており、
    前記インマニ本体部に、前記吸入通路から前記内部空間に進む空気を前記内部空間における前記一端部の側に案内する作用姿勢と、前記一端部の側に案内しない非作用姿勢とに切換え可能なガイド弁が設けられている吸気マニホルド。
  2. 前記吸入部には、前記内部空間に連通される吸入通路が形成されており、
    前記ガイド弁は、前記内部空間における前記吸入通路との合流部に対して前記長手方向の一端部とは反対側となる箇所に配置されている請求項1に記載の吸気マニホルド。
  3. 前記ガイド弁は、前記内部空間における前記長尺状開口に対する奥行きの方向に沿う軸心の回りで往復揺動可能に設けられている請求項1又は2に記載の吸気マニホルド。
  4. 前記一端部における前記内部空間の断面積の縮小は、前記長尺状開口に対する内部空間の奥行きを狭めることによるものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸気マニホルド。
  5. 前記吸入部は、前記吸入通路が前記内部空間における前記一端部ではない箇所に連通されるように、前記インマニ本体部に対する長手方向の位置が設定されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸気マニホルド。
  6. 前記吸入部は、前記内部空間の長手方向及び奥行きの方向の双方に交差する幅方向に沿って延びる前記吸入通路を有している請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸気マニホルド。
  7. 前記吸入部が、2気筒目の吸気ポートと3気筒目の吸気ポートとの間に相当する位置で前記インマニ本体部に形成された直列4気筒エンジン用のものである請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸気マニホルド。
  8. 複数の吸気ポートを覆う1つの長尺状開口を有する内部空間が形成されるインマニ本体部と、前記インマニ本体部の長手方向の中間部に形成される空気の吸入部とを有し、
    前記内部空間における前記長手方向に直交する方向の断面積が、前記インマニ本体部の長手方向の一端部において縮小されており、
    前記インマニ本体部に、前記吸入通路から前記内部空間に進む空気を前記内部空間における前記一端部の側に案内するメッシュ状のガイド体が設けられている吸気マニホルド。
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