JP2020107162A - 出張サービス提供システムおよび出張洗車サービス提供システム - Google Patents

出張サービス提供システムおよび出張洗車サービス提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを作業員が提供する技術であって、実用性の高いものを提供する。【解決手段】ユーザは、端末30上で即座注文モードと予約モードのいずれかを選択する。即座注文モードでは、端末がユーザが指定した時間帯をサーバ40に送信し、そのサーバは、前記時間帯内に作業を完了できる作業員に発注する。予約モードでは、サーバが、各作業員の空き時間帯を収集し、各作業員が目的地に派遣された場合にその目的地で作業員が作業できる時間帯を暫定時間帯として抽出し、その抽出した複数の暫定時間帯から候補時間帯を生成し、その候補時間帯を端末に送信する。その端末は、その候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、いずれかの候補時間帯を選択してサーバに送信し、そのサーバは、その候補時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員に発注する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する技術に関するものである。
ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する技術が既に存在する。この種の出張サービスのいくつかの例として、駐車場での洗車、駐車場でのレンタカーの引き取りまたは引き渡し、駐車場での車両の点検(車検など)、車両の修理、オイル交換などの車両の保守・点検などがある。
ここで、駐車場での出張洗車を例にとり、上述の出張サービス提供技術のいくつかの従来例を説明する。
特許文献1には、駐車場に駐車してある車両を洗車するための洗車担当者をその駐車場に派遣するというサービスが開示されている。前記駐車場には、派遣リクエストを発するためにユーザによって操作される発信手段であって、固有の識別番号を有する信号を発信するものが設置されている。洗車担当者の派遣元である洗車業者の建物に、前記発信手段からの派遣リクエストを受信する受付手段が設置されている。その通信の方法としては、電話、FAX、電子メールがある。
特許文献2には、駐車場において、ユーザが、自身の携帯端末を用いて、駐車場内に設置されている精算機と通信することにより、洗車時間を予約するというサービスが開示されている。前記精算機は、駐車場外に設置されるサーバと通信する。そのサーバは、洗車代行者の携帯端末と通信することにより、その洗車代行者を前記駐車場に派遣する。その駐車場において、駐車料金の精算と同時に、洗車料金の精算も行う。
特許文献3には、一般の有料駐車場や施設(ショッピングセンターなど)に付設された駐車場内の駐車スペースを利用して洗車を行うサービスが開示されている。ユーザからの洗車のオーダーを、駐車場に設置されているタッチパネルが受け付けると、洗車終了時間および洗車料金が決定される。前記タッチパネルは、駐車場外に設置される管理サーバと通信する。
特開2001−256588号公報 特開2002−298174号公報 特開2011−093376号公報
本発明者らの研究により、前記出張サービス提供技術を実用化するために克服しなければならないいくつかの課題があることが判明した。
具体的には、そのような克服すべき課題として、例えば、(a)ユーザが、個人のニーズや生活スタイルに合わせ、注文モード(注文の仕方、方法、形態)についての複数の選択肢の中から適当なものを選択できるようにし、それにより、注文モードを選択する際の自由度を高めること、(b)出張サービスに関係する複数の作業員であって互いに異なる空き時間を有するものの中から、ユーザによって指定された目的地に派遣すべき作業員を適時性の観点から選択するためのアルゴリズム(作業時間スケジューリング、派遣すべき作業員の選任など)を最適化すること、(c)提供すべき出張サービスが天候など外的要因を受けるリスクがある場合にはそのリスクを軽減ないしは解消するための対策(時間スケジュールの調整など)を講じることなどがある。
このような事情を背景とし、本発明は、ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する技術であって、実用性の高いものを提供することを課題としてなされたものである。
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項には番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明が採用し得る技術的特徴の一部およびそれの組合せの理解を容易にするためであり、本発明が採用し得る技術的特徴およびそれの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。すなわち、下記の態様には記載されていないが本明細書には記載されている技術的特徴を本発明の技術的特徴として適宜抽出して採用することは妨げられないと解釈すべきなのである。
さらに、各項を他の項の番号を引用する形式で記載することが必ずしも、各項に記載の技術的特徴を他の項に記載の技術的特徴から分離させて独立させることを妨げることを意味するわけではなく、各項に記載の技術的特徴をその性質に応じて適宜独立させることが可能であると解釈すべきである。
(1) ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供方法であって、
ユーザは、通信端末上で、即座注文モードと予約モードとのうちのいずれかを選択し、
前記即座注文モードでは、前記通信端末が、ユーザが指定した時間帯を管理サーバに送信し、その管理サーバは、前記時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、
前記予約モードでは、前記管理サーバが、各作業員の空き時間帯を収集し、その空き時間帯に基づき、各作業員が目的地に派遣された場合にその目的地で作業員が作業できる時間帯を暫定時間帯として抽出し、その抽出した暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成し、その候補時間帯を前記通信端末に送信し、その通信端末は、前記候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、いずれかの候補時間帯を選択して前記管理サーバに送信し、その管理サーバは、その候補時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員に発注する出張サービス提供方法。
(2) ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供方法であって、
ユーザが、通信端末上で、即座注文モードと予約モードとのうちのいずれかを選択し、
前記即座注文モードが選択された場合には、
ユーザが、前記通信端末上で、前記出張サービスを提供するために作業員が前記目的地において作業可能な時間帯を指定する工程と、
前記通信端末が、その指定された時間帯を管理サーバに送信する工程と、
その管理サーバが、前記指定された時間帯内においていずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程と
が実行され、
前記予約モードが選択された場合には、
前記管理サーバが、前記出張サービスを提供することが可能な複数人の作業員または複数の事業者のそれぞれの空き時間帯を作業員または事業者から収集してそれぞれ空き時間帯ファイルとしてメモリに保存する工程と、
前記管理サーバが、前記メモリに保存されている複数の空き時間帯ファイルと、各作業員の待機位置または各事業者の所在地から前記目的地までの予想移動時間とに基づき、各作業員が前記目的地に派遣された場合にその目的地において作業員が作業を行うことが可能な作業時間帯を暫定時間帯として抽出する工程と、
前記管理サーバが、その抽出された複数の暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成する工程と、
前記管理サーバが、その生成された候補時間帯を前記通信端末に送信する工程と、
前記通信端末が、前記管理サーバから前記候補時間帯を受信する工程と、
前記通信端末が、その受信した候補時間帯を画面上に表示して出力する工程と、
前記通信端末が、その候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、それら候補時間帯のうちユーザによって選択されたものを選択時間帯として前記管理サーバに送信する工程と、
その管理サーバが、前記選択時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程と
が実行される出張サービス提供方法。
(3) ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供システムであって、
前記ユーザが用いる通信端末と、
その通信端末と通信可能な管理サーバと
を含み、
前記通信端末は、
ユーザの指示に応じ、前記目的地を入力する入力部と、
ユーザの指示に応じ、作業員を前記目的地に出張させてその目的地において前記出張サービスを提供するための出張サービス・リクエストを前記目的地に関連付けて前記管理サーバに送信するリクエスト送信部と
を含み、
前記管理サーバは、
前記通信端末から前記出張サービス・リクエストを前記目的地に関連付けて受信するリクエスト受信部と、
前記出張サービスを提供することが可能な複数人の作業員または複数の事業者のそれぞれの空き時間帯を作業員または事業者から収集してそれぞれ空き時間帯ファイルとしてメモリに保存する空き時間収集部と、
前記メモリに保存されている複数の空き時間帯ファイルと、各作業員の待機位置または各事業者の所在地から前記目的地までの予想移動時間とに基づき、各作業員が前記目的地に派遣された場合にその目的地において作業員が作業を行うことが可能な作業時間帯を暫定時間帯として抽出する暫定時間帯抽出部と、
その抽出された複数の暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成する候補時間帯生成部と、
その生成された候補時間帯を前記通信端末に送信する候補時間帯送信部と
を含み、
前記通信端末は、さらに、
前記管理サーバから前記候補時間帯を受信する候補時間帯受信部と、
その受信した候補時間帯を画面上に表示して出力する候補時間帯出力部と、
その候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、それら候補時間帯のうちユーザによって選択されたものを選択時間帯として前記管理サーバに送信する選択時間帯送信部と
を含み、
前記管理サーバは、さらに、
受信した選択時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程を含む出張サービス提供システム。
(4) さらに、複数人の作業員が個々に用いるか、または、それぞれ、何人かの作業員を管理する複数の事業者がそれぞれ用いる通信機器であって、前記管理サーバと通信可能なものを含み、
前記管理サーバは、さらに、
前記通信端末から前記選択時間帯を受信する選択時間帯受信部と、
前記複数の作業員のうち、前記受信した最終時間帯に適合するもののうちのいずれかを選択作業員として選択し、その選択作業員が用いるかまたはその選択作業員を管理する事業者が用いる前記通信機器に電子注文書を送信する注文書送信部と
を含む(3)項に記載の出張サービス提供システム。
(5) 前記出張サービスは、前記通信端末を用いるユーザに関連付けられる車両が駐車されている前記目的地に作業員を派遣してその作業員に前記車両を洗車してもらうという出張洗車サービスを含み、
前記管理サーバは、さらに、
前記目的地の場所についての天気予報を外部から取得する天気予報取得部を含み、
前記候補時間帯生成部は、前記取得された天気予報に従い、前記目的地において、天候が悪化することが所定値以上の確率で予想される悪天候予想時間帯が各暫定時間帯内に存在する場合に、暫定時間帯から前記悪天候予想時間帯を除外して前記候補時間帯を生成する(3)または(4)項に記載の出張サービス提供システム。
(6) 前記入力部は、さらに、前記車両のナンバープレートの番号である車番と、前記車両を表す画像とのうちの少なくとも一方を車両情報として入力し、
前記リクエスト送信部は、前記出張サービス・リクエストを前記目的地および前記車両情報に関連付けて前記管理サーバに送信する(5)項に記載の出張サービス提供システム。
(7) ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供方法であって、
ユーザは、通信端末上で、即座注文モードと予約モードとのうちのいずれかを選択し、
前記即座注文モードは、
前記通信端末が、ユーザが指定した時間帯であってその指定日と同日限りのものを管理サーバに送信し、その管理サーバは、前記指定した時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、その作業員の候補が複数人存在する場合には、それら複数人の候補作業員が提供可能な複数の出張サービス・プランであって料金および作業時間のうち少なくとも一方を含むもののいずれかを前記管理サーバまたはユーザの指令に基づいて前記通信端末が選択する第1最適プラン選択モードを含み、
前記予約モードは、
前記通信端末が、ユーザが指定した時間帯であってその指定日の翌日以後のものを管理サーバに送信し、その管理サーバは、前記指定した時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、その作業員の候補が複数人存在する場合には、それら複数人の候補作業員が提供可能な複数の出張サービス・プランであって料金および作業時間のうち少なくとも一方を含むもののいずれかを前記管理サーバまたはユーザの指令に基づいて前記通信端末が選択する第2最適プラン選択モードと、
前記管理サーバが、各作業員の空き時間帯を収集し、その空き時間帯に基づき、各作業員が目的地に派遣された場合にその目的地で作業員が作業できる時間帯を暫定時間帯として抽出し、その抽出した暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成し、その候補時間帯を前記通信端末に送信し、その通信端末は、前記候補時間帯が複数存在する場合に、いずれかの候補時間帯を前記管理サーバまたはユーザの指令に基づいて前記通信端末が選択し、前記管理サーバは、その選択されたいずれかの候補時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員に発注するオークション・モードと
のうちの少なくとも一方を含む出張サービス提供方法。
(8) (1)ないし(7)項のいずれかに記載の通信端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
本明細書の全体を通じて、「プログラム」という用語は、例えば、それの機能を果たすためにコンピュータにより実行される指令の組合せを意味するように解釈したり、それら指令の組合せのみならず、各指令に従って処理されるファイルやデータをも含むように解釈することが可能であるが、それらに限定されない。
また、このプログラムは、それ単独でコンピュータにより実行されることにより、所期の目的を達するものとしたり、他のプログラムと共にコンピュータにより実行されることにより、所期の目的を達するものとすることができるが、それらに限定されない。後者の場合、本項に係るプログラムは、データを主体とするものとすることができるが、それに限定されない。
(9) (1)ないし(7)項のいずれかに記載の管理サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
(10) (4)項に記載の通信機器としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
(11) (8)ないし(10)項のいずれかに記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
本明細書の全体を通じて、「記録媒体」という用語は、種々な形式の記録媒体を意味するように解釈することが可能であり、そのような記録媒体は、例えば、フレキシブル・ディスク等の磁気記録媒体、CD、CD−ROM等の光記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、ROM等のアンリムーバブル・ストレージ等を含むが、それらに限定されない。
図1は、本発明の例示的な一実施形態に従う出張洗車サービス提供システムを、出張洗車が実行される目的地としての駐車場および出張洗車が行われる対象物としての車両と共に、概念的に表す系統図である。 図2(a)は、複数の事業者の中から適当な事業者を選択して目的地に派遣するための作業エリアの地理的区分を概念的に表す平面図であり、同図(b)は、作業エリアと事業者と作業員との間の階層的関係を概念的に表すテーブルである。 図3は、図1に示すシステムにおいてユーザが出張洗車サービスを注文するためのモードとしての即座注文モードおよび予約モードのそれぞれの具体例と、出張洗車サービスをユーザが受けることに対する対価としてのサービス料金の設定方法の具体例とをそれぞれ概念的に表すテーブルである。 図4は、図1に示すシステムにおいてユーザが出張洗車サービスを即座注文モードで注文するためにユーザの携帯端末、管理サーバおよび事業者サーバのそれぞれのコンピュータにおいて実行されるそれぞれのプログラムを概念的に表すフローチャートである。 図5は、図1に示すシステムにおいてユーザが出張洗車サービスを予約モードで注文するためにユーザの携帯端末、管理サーバおよび事業者サーバのそれぞれのコンピュータにおいて実行されるそれぞれのプログラムを概念的に表すフローチャートである。 図6は、図5のプログラムにおいて管理サーバが複数人の作業員のそれぞれの空き時間帯を管理するために使用される空き時間帯ファイルを概念的に表す図である。 図7は、図5のプログラムにおいて管理サーバが出張洗車を行う時間帯を決定するためのスケジューリングを概念的に表すタイムチャートである。
以下、本発明のさらに具体的な例示的な実施の形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
<全体構成>
図1には、本発明の例示的な一実施形態に従う出張洗車サービス提供システム10(以下、単に「システム10」という。)が、出張洗車が実行される目的地としての駐車場20および出張洗車が行われる対象物としての車両22と共に示されている。
このシステム10は、本発明に係る出張サービス提供システムの例示的な一実施形態に従うものである。また、このシステム10は、本発明の一実施形態に従う出張洗車サービス提供方法を実施し、その出張洗車サービス提供方法は、本発明に係る出張サービス提供方法の例示的の一実施形態に従うものである。
本実施形態においては、駐車場20が、駐車するごとに駐車料金をユーザが支払う有料の駐車場であるが、無料の駐車場(例えば、共同住宅に付設された集合駐車場であって契約によって利用可能となるものや、共同住宅に付設された集合駐車場、個人宅の車庫など)であってもよい。また、本実施形態においては、駐車場20が複数の車室(駐車スペース)24を有するが、個人宅の車庫であって1つの車室のみを有するものであってもよい。
図1に示すように、このシステム10は、通信機能を有するハードウエア資源として、各ユーザの携帯端末30と、複数人のユーザからの注文を集中的に受け付ける管理サーバ40と、複数の事業者であってそれぞれ複数人の作業員を管理するものによって用いられる複数の事業者サーバ50とを有する。管理サーバ40は、出張洗車というサービスを複数人のユーザに提供するために複数の事業者を集中的に管理する管理業者(仲介業者)によって管理されるか運営される。
各携帯端末30と管理サーバ40とは、相互に無線通信可能であり、また、各事業者サーバ50と管理サーバ40とは、相互に通信(無線または有線)可能である。各事業者サーバ50は、対応する事業者が管理する複数人の作業員のそれぞれの携帯端末60と無線通信可能である。
なお、図1に示す車両22は、自動車であるが、「車両」なる用語は、自動車のみならず、自転車、自動二輪車等、あらゆる種類の移動体を包含する用語として解釈すべきである。
ユーザの携帯端末30は、例えば、ユーザによって携帯されるとともに無線通信機能を有するデバイス、例えば、携帯電話機、スマートフォン、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、PDAなどである。また、携帯端末30は、前述の「ユーザの通信端末」の一例であり、その通信端末は、ユーザによって携帯されないもの、例えば、車載通信端末でも、通信機能を搭載したパーソナル・コンピュータでもよい。
また、各事業者サーバ50は、前述の「通信機器」の一例であり、また、各作業員の携帯端末60も、前述の「通信機器」の一例である。
<ユーザの携帯端末>
携帯端末30は、図を参照することなくハードウエア構成を説明するに、プロセッサおよびそのプロセッサによって実行される複数のアプリケーションを記憶するメモリを有するコンピュータを主体として構成されている。
この携帯端末30は、さらに、情報を画面上に表示する表示部(例えば、液晶ディスプレイ)と、外部の通信デバイスからの信号を受信する受信部と、信号を生成してその信号を外部の通信デバイスに送信する送信部とを有する。
この携帯端末30は、さらに、ユーザからデータやコマンドを入力するための入力部を有する。その入力部は、例えば、所望の情報(例えば、コマンド、データなど)を携帯端末30に入力するためにユーザによって操作可能な操作部を有する。
その操作部としては、ユーザによって操作可能ないくつかのアイコン(例えば、仮想的なボタン)を表示するタッチスクリーン(データの手入力を可能にする手段)、ユーザによって操作可能な物理的な操作部(例えば、キーボード、キーパッド、ボタンなどのように、データの手入力を可能にする手段)、音声を感知するマイク(データの音声入力を可能にする手段)などがあるが、これらに限定されない。
前記入力部は、さらに、イメージを撮像するイメージ・センサ(デジタル・カメラを含む)を有する。
この携帯端末30は、さらに、GPS(衛星測位システム)受信機を有する。GPS受信機は、よく知られているように、複数のGPS衛星から複数のGPS信号を受信し、それらGPS信号に基づき、GPS受信機の地球上における位置(緯度、経度および高度)を三角測量によって測定する。
<管理サーバ>
管理サーバ40は、図を参照することなくハードウエア構成を説明するに、プロセッサおよびそのプロセッサによって実行される複数のアプリケーションを記憶するメモリを有するコンピュータを主体として構成されている。
具体的には、この管理サーバ40は、携帯端末30または各事業者サーバ50からの信号を受信する受信部と、信号を生成してその信号を携帯端末30または各事業者サーバ50に送信する送信部と、現在時刻を計測する時計とを有する。
<決済方法>
このシステム10において、ユーザは、出張洗車を注文すると、料金を前払いすることを要求されるが、それに代えて、後払いすることが要求されてもよい。また、このシステム10は、その洗車料金をユーザが電子決済することを可能にするために、決済サーバ70を有しており、その決済サーバ70は、直接、各携帯端末30に接続されるか、または、管理サーバ40を経由して各携帯端末30に接続される。ただし、洗車料金は、現金決済またはプリペードカード決済によって支払われてもよい。
<注文モードの複数の選択肢>
このシステム10においては、ユーザが出張洗車サービスを注文するモードとして、即座注文モードと、予約モードとが存在し、ユーザは、それらモードのうち、自分に合ったものを選択することが可能である。
即座注文モードは、携帯端末30が、ユーザが指定した時間帯であってその指定日と同日限りのものを管理サーバ40に送信し、その管理サーバ40は、前記指定した時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、その作業員の候補が複数人存在する場合には、それら複数人の候補作業員が提供可能な複数の出張サービス・プランであって料金および作業時間のうち少なくとも一方を含むもののうちユーザにとって最適のプランを管理サーバ40またはユーザの指令に基づいて携帯端末30が選択する第1最適プラン選択モードを含む。
予約モードは、(a)携帯端末30が、ユーザが指定した時間帯であってその指定日の翌日以後のものを管理サーバ40に送信し、その管理サーバ40は、前記指定した時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、その作業員の候補が複数人存在する場合には、それら複数人の候補作業員が提供可能な複数の出張サービス・プランであって料金および作業時間のうち少なくとも一方を含むもののうちユーザにとって最適のプランを管理サーバ40またはユーザの指令に基づいて携帯端末30が選択する第2最適プラン選択モードと、(b)管理サーバ40が、各作業員の空き時間帯を収集し、その空き時間帯に基づき、各作業員が目的地に派遣された場合にその目的地で作業員が作業できる時間帯を暫定時間帯として抽出し、その抽出した暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成し、その候補時間帯を携帯端末30に送信し、その通信端末30は、前記候補時間帯が複数存在する場合に、いずれかの候補時間帯を管理サーバ40またはユーザの指令に基づいて携帯端末30が選択し、管理サーバ40は、その選択されたいずれかの候補時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員に発注するオークション・モードとのうちの少なくとも一方を含む。
ここに、「第1または第2最適プラン選択モード」は、時間および/または料金に関するユーザ側からの要求が他のモードより強い状態で出張洗車サービスが行われることを条件にして注文が行われるモードである。これに対し、「オークション・モード」は、時間および/または料金に関するユーザ側からの要求が他のモードより弱い状態で出張洗車サービスが行われることを条件にして注文が行われるモードである。
ここに、「時間に関するユーザ側からの要求が他のモードより強い状態」とは、例えば、ユーザが駐車が行っているその日のうちにとか、ユーザの駐車開始時刻から5時間以内にとか3時間以内にとかいうように、ユーザが主導的に作業時間を決定できる状態を意味する。
これに対し、「時間に関するユーザ側からの要求が他のモードより弱い状態」とは、例えば、複数人の作業員の空き時間帯を踏まえて複数の候補時間帯を設定し、ユーザは、それら候補時間帯のうちのいずれかを選択できるに過ぎない状態を意味する。
それぞれの注文モードの利用価値を例示的に説明するに、即座注文モードは、ある駐車場20に車両22が現在駐車しており、その日のうちに、ユーザが車両22をその駐車場20から出庫してその車両22でどこかに出かける場合に、その出庫に先立ち、駐車時間中に、車両22を洗車しておきたいとユーザが希望するというシナリオ(例えば、洗車完了時刻が厳守される条件)において有用である。この例示的なシナリオにおいては、その駐車時間中にしか、車両22を洗車する機会が存在せず、車両22を洗車する時間帯も場所も制限される。
これに対し、予約モードは、例えば、ユーザが車両22を定期的に同じ駐車場20に駐車する場合のように、同じ駐車場20が反復継続的に利用される場合に、例えば所定週間(例えば、1週間、2週間、3週間)以内という期間に、かつ、ある回の駐車時間中に、車両22を洗車しておきたいと希望するというシナリオ(例えば、洗車完了時刻が厳守されない条件)において有用である。この例示的なシナリオにおいては、車両22を洗車する場所は制限されるが、時間帯は制限されない。この予約モードの方が、即座注文モードより、派遣すべき作業員を調達して手配することが容易である。
このシステム10は、さらに、地理上の各地点または各エリアごとに天気を予測する天気予報サーバ80を有する。その天気予報サーバ80は、管理サーバ40によってアクセスされると、管理サーバ40によって指定される各エリアにつき、この先数日間(例えば、1週間、10日、2週間)の天気予報を管理サーバ40に提供する。天気予報は、各時刻ごとに、晴天などの良天候か降雨や降雪などの悪天候かを予測した結果を含む。駐車場20が屋外にある場合に、洗車後にその場所に雨や雪が降ると、洗車された車両22が雨や雪で汚れ、洗車が無駄になってしまう。
本実施形態においては、管理サーバ40が、ユーザの介入なしで、作業員が派遣されるべき目的地の今後の天候を予測し、悪天候が予想される時間帯と同じ時間帯や、悪天候が予想される時間帯より前の時間帯には、作業者を派遣せず、出張洗車を行わないように設計されている。ただし、本実施形態においては、即座注文モードの実行時には、悪天候の影響を回避するように洗車時間帯を設定するためのスケジューリングを行わず、予約モードの実行時のみ、そのスケジューリングが行われるようになっている。
図2(a)に示すように、出張洗車のために、複数の事業者の中から適当な事業者を選択して目的地である駐車場20に派遣するための作業エリアの地理的区分が存在する。一例においては、ある地区(例えば、地理的ブロック、行政区画など)が、複数の作業エリアA1,A2,・・・,B1,B2,・・・に地理的に区分される。目的地T1は、作業エリアA1内に存在するから、基本的には、その作業エリアA1を担当する少なくとも一つの事業者が、それの作業員を目的地T1に派遣することになる。
同図(b)に示すように、作業エリアと事業者と作業員との間に階層的関係が存在する。一例においては、作業エリアA1を、事業者X1とX2がそれぞれ担当する。事業者X1は、複数の作業員Y1,Y2,Y3,・・・を管理する。同様に、事業者X2は、複数の作業員Z1,Z2,Z3,・・・を管理する。よって、この例においては、出張洗車のために、目的地T1に、事業者X1およびX2のいずれかに属するいずれかの作業員が派遣されることになる。
図3には、システム10においてユーザが出張洗車サービスを注文するためのモードとしての即座注文モードおよび予約モードのそれぞれの具体例と、出張洗車サービスをユーザが受けることに対する対価としてのサービス料金の設定方法の具体例とがそれぞれ概念的に表されている。ただし、予約モードは、オークション・モードのみを含んでいる。
即座注文モードを選択する場合、ユーザには、注文時刻(例えば、駐車開始時刻)から3時間以上、同じ駐車場20に車両22を駐車し続けることが要求される。3時間という時間的制約は、適任の作業員の調達および配備を容易にするためである。
この即座注文モードにおいては、管理サーバ40が、目的地である駐車場20の位置と、ユーザの予定駐車時間帯とに応じ、最適な担当作業員を選任して目的地に派遣する。ここに、「予定駐車時間帯」は、前述の「出張サービスを提供するために作業員が目的地において作業可能な時間帯」の一例である。
これに対し、予約モードを選択する場合、ユーザには、複数人の作業員の空き時間帯の中から、自分の都合にあるものを選択することを要求される。この予約モードにおいては、ユーザが本人の都合のみで、目的地における出張洗車の時間帯を決定することはできない。
この予約モードにおいては、管理サーバ40が、目的地が屋外の駐車場20である場合には、悪天候が予想される時間帯が、ユーザに提示される複数の候補時間帯に含まれないように、それら候補時間帯が生成される。
本実施形態においては、出張洗車の料金である洗車料金が、洗車される車両22のサイズに応じて増額するように決定される。車両22のサイズが大きいほど、洗車が行われる面積が広く、手間も時間も必要な薬剤も増えるためである。さらに、洗車料金は、作業員が目的地に到着するまでに要することになる移動時間の長さに応じても増額するように決定される。また、作業員が目的地に到着したとき、万一、その目的地に車両22が存在しなくても、前記前払い料金はユーザに返金されない。
<即座注文モード>
図4には、システム10においてユーザが出張洗車サービスを即座注文モードで注文するためにユーザの携帯端末30、管理サーバ40および事業者サーバ50のそれぞれのコンピュータにおいて実行されるそれぞれのプログラムが概念的にフローチャートで表されている。
あるユーザの携帯端末30が前記プログラムを起動させ、即座注文モードを選択すると、まず、ステップS401において、ユーザが携帯端末30に、ユーザID(個人識別情報)と、出張サービス名(今回は、出張洗車サービス)と、目的地(例えば、いずれかの駐車場20であり、正確には、目的地を表す地理的座標)と、その駐車場20における予定駐車時間帯(何日の何時から何時まで)と、車両22に関する車両情報とを入力する。
ここに、「目的地」は、ユーザが番地を携帯端末30に手で入力したり、携帯端末30の画面上に表示される地図上の任意の点を指でタップすることにより、地理的位置を入力することによって特定される。
また、「車両情報」は、作業員が、駐車場20に到着した後、その駐車場20内の車両22を特定するために必要な情報を含み、例えば、その車両22のナンバープレート(車両登録番号)の番号を含む。また、「車両情報」は、その車両22の外形、色または型式、特に、その車両22のサイズを特定するために必要な情報を含み、例えば、携帯端末30のデジカル・カメラで撮影した車両22の画像を含む。
このステップS401においては、ユーザが出張洗車サービスを受けるのに必要な情報、すなわち、出張洗車関連情報がユーザによって入力されると、携帯端末30が、その出張洗車関連情報を管理サーバ40に送信する。その出張洗車関連情報が複数の項目(ユーザID、目的地、出張サービス名、予定駐車時間帯、車両情報など)を含む場合に、それら項目が互いに関連付けられるように、出張洗車関連情報がまとめて管理サーバ40に送信される。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS451において、その出張洗車関連情報を携帯端末30から受信する。受信された出張洗車関連情報は、管理サーバ40のメモリに保存される。
次に、管理サーバ40は、ステップS452において、受信した出張洗車関連情報のうちの目的地の地理的情報から、図2に示す如き複数の作業エリアのうち、今回の目的地が該当するものが今回の対象作業エリアとして選択される。図2に示す例においては、目的地T2については、作業エリアA2が今回の対象作業エリアとして選択される。
続いて、管理サーバ40は、ステップS453において、選択された作業エリア(以下、「今回の作業エリア」ともいう。)を担当する複数の事業者が選択され、それにより、すべての事業者が、特定の少なくとも1つの事業者に絞り込まれる。図2に示す例においては、作業エリアA1については、事業者X1とX2が選択される。
その後、管理サーバ40は、ステップS454において、選択された各事業者に対応する事業者サーバ50に、今回の目的地に作業員を派遣して出張洗車サービスを提供するという注文を受注するか否かを打診するための受注打診信号を、今回の目的地および予定駐車時間帯に関連付けて送信する。
これに対し、事業者サーバ50は、ステップS481において、その受注打診信号を管理サーバ40から受信する。続いて、ステップS482において、後に図6を参照して詳述する作業員別の空き時間帯ファイルを参照することにより、複数人の作業員の中に、今回の目的地に移動して、その目的地において前記予定駐車時間帯内に洗車を完了できる作業員が存在するか否かを判定する。
適任の作業員が存在する場合には、事業者サーバ50は、その後、ステップS483において、今回の洗車料金の見積もり額を計算する。その額は、例えば、作業員に必要な見込み移動時間(目的地までの移動時間)の長さと、洗車に必要な見込み洗車時間の長さとに基づき、移動時間が長いほど、洗車時間が長いほど、増額されるように計算してもよい。
続いて、事業者サーバ50は、ステップS484において、受注に応募するという意思(今回の出張洗車サービスの受注に参加するとの意思表示)と、洗車料金見積もり額とを管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS455において、前記選択された各事業者から、受注に応募するという意思と、洗車料金見積もり額とを受信する。その後、ステップS456において、該当する事業者が一社である場合にはその事業者が、複数社である場合には、一定の基準で(例えば、見積額が最低であるとか、移動時間が最短である(無駄な時間および費用が最も発生しない)とか、洗車時間が最短であるとか)、1つの事業者に絞り込む。
その絞り込まれた1つの事業者が提供する出張洗車プラン(料金プランと洗車時間プランとを含む)が、前記最適プランの一例であり、よって、このステップS456が、前記第1の最適プラン選択モードを実行するためのステップである。このステップの実行内容は、即座注文モードである前記第1の最適プラン選択モードに有効であるのみならず、予約モードが前記第2の最適プラン選択モードを含む場合のその第2の最適プラン選択モードにも有効である。
続いて、管理サーバ40は、ステップS457において、そのようにして選択された1つの事業者の名前と、その事業者が提示した見積額に仲介手数料を加算した、前記管理業者からの請求額とを今回の受注内容の候補として今回のユーザの携帯端末30に送信する。
これに対し、携帯端末30は、ステップS402において、今回の注文に応募して当選した1つの事業者の名前と、前記管理業者からの請求額とを管理サーバ40から受信する。続いて、ステップS403において、その事業者の名前と、前記管理業者からの請求額とを、今回の受注内容の候補として、画面上に表示する。
その後、携帯端末30は、ステップS404において、同じ画面上に、ユーザによってタップされると今回の受注内容で注文が確定することになる注文確定ボタンも併せて表示する。
ユーザがその注文確定ボタンを操作すると、その後、携帯端末30は、ステップS405において、確定した注文内容での出張洗車サービスを受けたい旨の洗車リクエストをユーザIDに関連付けて管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS458において、その洗車リクエストを受信し、前記管理業者からの請求額を用いて、ユーザ宛ての請求書を請求書データ(電子請求書)として作成する。その後、ステップS459において、その作成された請求書データを今回のユーザの携帯端末30に送信する。
これに対し、携帯端末30は、ステップS406において、その請求書データを受信し、その後、ステップS407において、その請求書データによって表される洗車料金(前払い料金)について電子決済を行うために、直接にか、または、管理サーバ40を経由して、決済サーバ70にアクセスする。これにより、電子決済が完了する。
続いて、携帯端末30は、ステップS408において、電子決済によって洗車料金の支払いが完了したことを表す支払完了信号をユーザIDに関連付けて管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS460において、その支払完了信号を受信し、続いて、前記見積額を用いて、今回の事業者宛ての注文書を注文書データ(電子注文書)として作成する。その後、ステップS461において、その作成された注文書データを今回の事業者の事業者サーバ50に送信する。
これに対し、その事業者サーバ50は、ステップS485において、その注文書データを受信し、これで、今回の事業者は正式に、今回の出張洗車サービスについての注文を受けたことになる。
<予約モード>
図5には、システム10においてユーザが出張洗車サービスを予約モードで注文するためにユーザの携帯端末30、管理サーバ40および事業者サーバ50のそれぞれのコンピュータにおいて実行されるそれぞれのプログラムが概念的にフローチャートで表されている。
あるユーザの携帯端末30が前記プログラムを起動させ、予約モードを選択すると、まず、ステップS501において、前記ステップS401と同様にして、ユーザが携帯端末30に、ユーザIDと、出張サービス名(今回は、出張洗車サービス)と、目的地(例えば、いずれかの駐車場20)と、車両22に関する車両情報とを入力することを支援する。予約モードにおいては、即座注文モードの場合とは異なり、予定駐車時間帯をユーザが携帯端末30に入力することを要求されない。
このステップS501において、前記ステップS401と同様にして、出張洗車サービスを受けるのに必要な情報、すなわち、出張洗車関連情報がユーザによって入力されると、携帯端末30が、その出張洗車関連情報を管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS551において、その出張洗車関連情報を携帯端末30から受信する。受信された出張洗車関連情報は、管理サーバ40のメモリに保存される。次に、ステップS552において、受信した出張洗車関連情報のうちの目的地の地理的情報から、図2に示す如き複数の作業エリアのうち、今回の目的地が該当するものが今回の対象作業エリアとして選択される。
続いて、管理サーバ40は、ステップS553において、選択された作業エリア(以下、「今回の作業エリア」ともいう。)を担当する複数の事業者が複数の候補事業者として選択される。
その後、管理サーバ40は、ステップS554において、選択された各候補事業者に対応する各事業者サーバ50に、各候補事業者が管理する複数の作業員の空き時間に関する情報を収集するため、各作業員ごとに、図6に示す如き空き時間帯ファイルを作成することを各候補事業者に要求するための空き時間報告リクエストを送信する。
図6に示すように、空き時間帯ファイルは、各作業員ごとに、本日から数週間の間において、先約がない空き時間帯を数字またはグラフで記録するものである。図6に示す例においては、事業者X1によって管理される作業員Y1は、10月1日のうち、午前8時から正午までの4時間という時間帯において、先約が存在しない。その空き時間帯は、出張洗車サービスについての注文を受けることが可能である時間帯(出動可能時間帯、出張可能時間帯、派遣可能時間帯など)である。
これに対し、前記選択された各候補事業者に対応する各事業者サーバ50は、ステップS581において、前記空き時間報告リクエストを受信し、続いて、ステップS582において、各作業員ごとに、その作業員からの申告内容に基づき、前記空き時間帯ファイルを作成する。
続いて、各事業者サーバ50は、ステップS583において、前記作成された空き時間帯ファイルを、対応する作業員のIDに関連付けて管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS555において、該当する複数人の作業員の空き時間帯ファイルを各事業者サーバ50から受信する。
その後、管理サーバ40は、ステップS556において、各作業員ごとに、その作業員の現在場所(例えば、その作業員が勤務している事業者の所在地)から今回の目的地まで作業員が移動するのに必要な移動時間の予想値(予想移動時間)を計算する。前記事業者の所在地Sを表す地理的座標値(経度および緯度)Pが、事業者サーバ50から転送されて管理サーバ40のメモリに予め保存されている。同様に、今回の目的地Tを表す地理的座標値(経度および緯度)Qは、今回のユーザの携帯端末30から転送されて管理サーバ40のメモリに予め保存されている。
一例においては、管理サーバ40が、道路地図上において、所在地Sと目的地Tとの間の経路(陸路、例えば、最短距離ルート、最短時間ルートなど)を探索し、その経路の全長を作業員の平均的な移動速度(例えば、自動車、自転車、自動二輪車の平均速度や、道路混雑度を見込んだ見込み速度)で割り算し、それにより、前記予想移動時間の長さを計算してもよい。
続いて、管理サーバ40は、ステップS557において、複数人の作業員の空き時間帯ファイルと、それら作業員の予想移動時間とに基づき、各作業員が、今回の目的地において、出張洗車のために目的地に到着して作業を開始できる時刻と作業を終了しなければならない時刻とによって定義される暫定時間帯を生成する。
図7に示す一例においては、3人の作業員のそれぞれの空き時間帯が存在する。各空き時間帯から、行き行程の予想移動時間(前述)と、戻り行程の予想移動時間(前述)とを引き算することにより、各暫定時間帯が生成される。各暫定時間帯は、各作業員が、今回の目的地において作業を連続的して行うことができる時間帯に相当する。
その後、管理サーバ40は、ステップS558において、天気予報サーバ80にアクセスし、今回の目的地周辺の予想天気に関する情報を取得する。このとき、降雨や降雪などの悪天候が所定値(例えば、20%、50%、80%など)以上の確率で予想される悪天候予想時間帯が抽出される。
図7に示す例においては、10月1日のうち、午前9時から正午までの時間帯が、悪天候が50%以上の確率で予想される悪天候予想時間帯であると決定された。
続いて、管理サーバ40は、ステップS559において、複数人の作業員についての複数の暫定時間帯のそれぞれから、前記悪天候予想時間帯と一致するオーバーラップする部分が取り除かれ、さらに、その悪天候予想時間帯より過去の部分も取り除かれる。目的地において悪天候中に洗車が行われてしまう可能性と、目的地において、洗車が終了した後に、車両22が雨や雪で汚れる可能性との双方を排除するためである。その結果、前記複数の暫定時間帯が、悪天候予想時間帯より未来の時間帯にしか存在しない複数の候補時間帯に変換される。
図7に示す例においては、作業員Y1の暫定時間帯は、全体的に、悪天候予想時間帯とオーバーラップするため、全体が削除され、候補時間帯が0とされた。作業員Y2の暫定時間帯は、全く、悪天候予想時間帯とオーバーラップせず、かつ、その悪天候予想時間帯より過去ではないため、そのまま候補時間帯とされた。作業員Y3の暫定時間帯は、部分的に、悪天候予想時間帯とオーバーラップし、かつ、オーバーラップしない部分は悪天候予想時間帯より過去ではないため、そのオーバーラップしない部分のみが候補時間帯とされた。
その後、管理サーバ40は、ステップS560において、そのようにして生成された複数の候補時間帯を表す候補時間帯データを今回のユーザの携帯端末30に送信する。
これに対し、携帯端末30は、ステップS502において、その候補時間帯データを受信し、続いて、ステップS503において、その受信した候補時間帯データによって表される複数の候補時間帯を画面上に、ユーザによって選択可能な状態で表示する。
その後、携帯端末30は、ステップS504において、ユーザが、いずれかの候補時間帯を選択することを可能とし、いずれかの候補時間帯が選択時間帯として選択されると、ステップS505において、その選択時間帯を表すデータを管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS561において、その選択時間帯を表すデータをを受信する。その後、ステップS562において、複数人の作業員のうち、前記選択時間帯に適合するものを複数人の候補作業員として選択し、それら候補作業員を管理する少なくとも1つの事業者の事業者サーバ50に、それら候補作業員が今回の目的地において出張洗車を行った場合の洗車料金の見積もりを行うための見積りリクエストを送信する。
これに対し、該当する各事業者サーバ50は、ステップS584において、その見積りリクエストを受信し、その後、ステップS585において、見積りを行う。洗車料金の額は、例えば、作業員に必要な見込み移動時間と、洗車に必要な見込み洗車時間とに基づき、移動時間が長いほど、洗車時間が長いほど、増額されるように計算してもよい。
続いて、該当する各事業者サーバ50は、ステップS586において、その洗車料金の見積額を表すデータを管理サーバ40に送信する。このとき、候補作業員が複数人存在する場合には、各候補作業員ごとの見積額を表すデータが各事業者名に関連付けて管理サーバ40に送信される。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS563において、複数人の候補作業員についての複数の見積額を受信し、その後、ステップS564において、それら見積額に仲介手数料を加算した、管理業者からの請求額を表すデータを各事業者名に関連付けて今回のユーザの携帯端末30に送信する。
これに対し、携帯端末30は、ステップS506において、複数の請求額を表すデータを各事業者名に関連付けて受信し、その後、ステップS507において、それら受信した複数の請求額を各事業者名に関連付けて画面上に表示する。
続いて、携帯端末30は、ステップS508において、画面上に注文確定ボタンを表示し、その後、ユーザが、いずれかの候補事業者を選択し、そのうえで注文確定ボタンを操作すると、ステップS509において、洗車リクエストを、選択された事業者名に関連付けて管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS565において、その洗車リクエストを、選択された事業者名に関連付けて受信し、続いて、その事業者の洗車料金見積額に仲介手数料を加算した額(前記請求額)を用いて、ユーザ宛ての請求書を請求書データ(電子請求書)として作成する。その後、ステップS566において、その作成された請求書データを今回のユーザの携帯端末30に送信する。
これに対し、携帯端末30は、ステップS510において、その請求書データを受信し、その後、ステップS511において、その請求書データによって表される洗車料金(前払い料金)について電子決済を行うために、直接にか、または、管理サーバ40を経由して、決済サーバ70にアクセスする。これにより、電子決済が完了する。
続いて、携帯端末30は、ステップS512において、電子決済によって洗車料金の支払いが完了したことを表す支払完了信号をユーザIDに関連付けて管理サーバ40に送信する。
これに対し、管理サーバ40は、ステップS567において、その支払完了信号を受信し、続いて、前記見積額を用いて、今回の事業者宛ての注文書を注文書データ(電子注文書)として作成する。その後、ステップS568において、その作成された注文書データを今回の事業者の事業者サーバ50に送信する。
これに対し、ユーザによって選択された事業者の事業者サーバ50は、ステップS587において、その注文書データを受信し、これで、今回の事業者は正式に、今回の出張洗車サービスについての注文を受けたことになる。
なお付言するに、以上説明したいくつかの実施形態において、携帯端末30において実行されていた処理の全部または一部をその代わりに管理サーバ50において実行してもよいし、逆に、管理サーバ50において実行されていた処理の全部または一部をその代わりに携帯端末30において実行してもよい。実行されるべき処理がいずれのデバイスで実行されるのかは、そのときの事情、例えば、取り扱われるデータの量や種類、各デバイスの処理速度および記憶容量などによって決まるのが通常であるからである。
以上、本発明の例示的な実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前記[発明の概要]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
その課題を解決するために、本発明の一側面によれば、ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供システムであって、
前記ユーザが用いる通信端末と、
その通信端末と通信可能な管理サーバと
を含み、
前記通信端末は、
ユーザの指示に応じ、前記目的地を入力する入力部と、
ユーザの指示に応じ、作業員を前記目的地に出張させてその目的地において前記出張サービスを提供するための出張サービス・リクエストを前記目的地に関連付けて前記管理サーバに送信するリクエスト送信部と
を含み、
前記管理サーバは、
前記通信端末から前記出張サービス・リクエストを前記目的地に関連付けて受信するリクエスト受信部と、
前記出張サービスを提供することが可能な複数人の作業員または複数の事業者のそれぞれの空き時間帯を作業員または事業者から収集してそれぞれ空き時間帯ファイルとしてメモリに保存する空き時間収集部と、
前記メモリに保存されている複数の空き時間帯ファイルと、各作業員の待機位置または各事業者の所在地から前記目的地までの予想移動時間とに基づき、各作業員が前記目的地に派遣された場合にその目的地において作業員が作業を行うことが可能な作業時間帯を暫定時間帯として抽出する暫定時間帯抽出部と、
その抽出された複数の暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成する候補時間帯生成部と、
その生成された候補時間帯を前記通信端末に送信する候補時間帯送信部と
を含み、
前記通信端末は、さらに、
前記管理サーバから前記候補時間帯を受信する候補時間帯受信部と、
その受信した候補時間帯を画面上に表示して出力する候補時間帯出力部と、
その候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、それら候補時間帯のうちユーザによって選択されたものを選択時間帯として前記管理サーバに送信する選択時間帯送信部と
を含み、
前記管理サーバは、さらに、
受信した選択時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程を含み、
前記出張サービスは、前記通信端末を用いるユーザに関連付けられる車両が駐車される前記目的地に作業員を派遣してその作業員に前記車両を洗車してもらうという出張洗車サービスを含み、
前記管理サーバは、さらに、
前記目的地の場所についての天気予報を外部から取得する天気予報取得部を含み、
前記候補時間帯生成部は、前記取得された天気予報に従い、前記目的地において、天候が悪化することが所定値以上の確率で予想される悪天候予想時間帯が各暫定時間帯内に存在する場合に、暫定時間帯から前記悪天候予想時間帯を除外して前記候補時間帯を生成する出張サービス提供システムが提供される。
また、本発明の別の側面によれば、ユーザに関連付けられる車両が駐車される場所を目的地としてその目的地に作業員を派遣してその作業員に前記車両を洗車してもらうという出張洗車サービスを提供する出張洗車サービス提供システムであって、
前記ユーザが用いる通信端末と、
その通信端末と通信可能な管理サーバと
を含み、
前記通信端末は、前記目的地と前記出張洗車サービスを提供するためのリクエストとを互いに関連付けて前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、
前記目的地の場所についての天気予報を外部から取得する天気予報取得部と、
前記作業員が前記目的地に派遣された場合にその目的地において前記作業員が作業を行うことが可能な作業時間帯を設定する作業時間帯設定部であって、前記取得された天気予報に従い、前記目的地において、天候が悪化することが所定値以上の確率で予想される悪天候予想時間帯が除外されるように前記作業時間帯を設定するものと
を含む出張洗車サービス提供システムが提供される。
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項には番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明が採用し得る技術的特徴の一部およびそれの組合せの理解を容易にするためであり、本発明が採用し得る技術的特徴およびそれの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。すなわち、下記の態様には記載されていないが本明細書には記載されている技術的特徴を本発明の技術的特徴として適宜抽出して採用することは妨げられないと解釈すべきなのである。

Claims (11)

  1. ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供方法であって、
    ユーザは、通信端末上で、即座注文モードと予約モードとのうちのいずれかを選択し、
    前記即座注文モードでは、前記通信端末が、ユーザが指定した時間帯を管理サーバに送信し、その管理サーバは、前記時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、
    前記予約モードでは、前記管理サーバが、各作業員の空き時間帯を収集し、その空き時間帯に基づき、各作業員が目的地に派遣された場合にその目的地で作業員が作業できる時間帯を暫定時間帯として抽出し、その抽出した暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成し、その候補時間帯を前記通信端末に送信し、その通信端末は、前記候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、いずれかの候補時間帯を選択して前記管理サーバに送信し、その管理サーバは、その候補時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員に発注する出張サービス提供方法。
  2. ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供方法であって、
    ユーザが、通信端末上で、即座注文モードと予約モードとのうちのいずれかを選択し、
    前記即座注文モードが選択された場合には、
    ユーザが、前記通信端末上で、前記出張サービスを提供するために作業員が前記目的地において作業可能な時間帯を指定する工程と、
    前記通信端末が、その指定された時間帯を管理サーバに送信する工程と、
    その管理サーバが、前記指定された時間帯内においていずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程と
    が実行され、
    前記予約モードが選択された場合には、
    前記管理サーバが、前記出張サービスを提供することが可能な複数人の作業員または複数の事業者のそれぞれの空き時間帯を作業員または事業者から収集してそれぞれ空き時間帯ファイルとしてメモリに保存する工程と、
    前記管理サーバが、前記メモリに保存されている複数の空き時間帯ファイルと、各作業員の待機位置または各事業者の所在地から前記目的地までの予想移動時間とに基づき、各作業員が前記目的地に派遣された場合にその目的地において作業員が作業を行うことが可能な作業時間帯を暫定時間帯として抽出する工程と、
    前記管理サーバが、その抽出された複数の暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成する工程と、
    前記管理サーバが、その生成された候補時間帯を前記通信端末に送信する工程と、
    前記通信端末が、前記管理サーバから前記候補時間帯を受信する工程と、
    前記通信端末が、その受信した候補時間帯を画面上に表示して出力する工程と、
    前記通信端末が、その候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、それら候補時間帯のうちユーザによって選択されたものを選択時間帯として前記管理サーバに送信する工程と、
    その管理サーバが、前記選択時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程と
    が実行される出張サービス提供方法。
  3. ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供システムであって、
    前記ユーザが用いる通信端末と、
    その通信端末と通信可能な管理サーバと
    を含み、
    前記通信端末は、
    ユーザの指示に応じ、前記目的地を入力する入力部と、
    ユーザの指示に応じ、作業員を前記目的地に出張させてその目的地において前記出張サービスを提供するための出張サービス・リクエストを前記目的地に関連付けて前記管理サーバに送信するリクエスト送信部と
    を含み、
    前記管理サーバは、
    前記通信端末から前記出張サービス・リクエストを前記目的地に関連付けて受信するリクエスト受信部と、
    前記出張サービスを提供することが可能な複数人の作業員または複数の事業者のそれぞれの空き時間帯を作業員または事業者から収集してそれぞれ空き時間帯ファイルとしてメモリに保存する空き時間収集部と、
    前記メモリに保存されている複数の空き時間帯ファイルと、各作業員の待機位置または各事業者の所在地から前記目的地までの予想移動時間とに基づき、各作業員が前記目的地に派遣された場合にその目的地において作業員が作業を行うことが可能な作業時間帯を暫定時間帯として抽出する暫定時間帯抽出部と、
    その抽出された複数の暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成する候補時間帯生成部と、
    その生成された候補時間帯を前記通信端末に送信する候補時間帯送信部と
    を含み、
    前記通信端末は、さらに、
    前記管理サーバから前記候補時間帯を受信する候補時間帯受信部と、
    その受信した候補時間帯を画面上に表示して出力する候補時間帯出力部と、
    その候補時間帯が複数存在する場合に、ユーザの選択指令に応じ、それら候補時間帯のうちユーザによって選択されたものを選択時間帯として前記管理サーバに送信する選択時間帯送信部と
    を含み、
    前記管理サーバは、さらに、
    受信した選択時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員または事業者に前記出張サービスを発注する工程を含む出張サービス提供システム。
  4. さらに、複数人の作業員が個々に用いるか、または、それぞれ、何人かの作業員を管理する複数の事業者がそれぞれ用いる通信機器であって、前記管理サーバと通信可能なものを含み、
    前記管理サーバは、さらに、
    前記通信端末から前記選択時間帯を受信する選択時間帯受信部と、
    前記複数の作業員のうち、前記受信した最終時間帯に適合するもののうちのいずれかを選択作業員として選択し、その選択作業員が用いるかまたはその選択作業員を管理する事業者が用いる前記通信機器に電子注文書を送信する注文書送信部と
    を含む請求項3に記載の出張サービス提供システム。
  5. 前記出張サービスは、前記通信端末を用いるユーザに関連付けられる車両が駐車されている前記目的地に作業員を派遣してその作業員に前記車両を洗車してもらうという出張洗車サービスを含み、
    前記管理サーバは、さらに、
    前記目的地の場所についての天気予報を外部から取得する天気予報取得部を含み、
    前記候補時間帯生成部は、前記取得された天気予報に従い、前記目的地において、天候が悪化することが所定値以上の確率で予想される悪天候予想時間帯が各暫定時間帯内に存在する場合に、暫定時間帯から前記悪天候予想時間帯を除外して前記候補時間帯を生成する請求項3または4に記載の出張サービス提供システム。
  6. 前記入力部は、さらに、前記車両のナンバープレートの番号である車番と、前記車両を表す画像とのうちの少なくとも一方を車両情報として入力し、
    前記リクエスト送信部は、前記出張サービス・リクエストを前記目的地および前記車両情報に関連付けて前記管理サーバに送信する請求項5に記載の出張サービス提供システム。
  7. ユーザが指定した目的地に作業員を派遣し、ユーザが選択した出張サービスを前記目的地において前記作業員が提供する出張サービス提供方法であって、
    ユーザは、通信端末上で、即座注文モードと予約モードとのうちのいずれかを選択し、
    前記即座注文モードは、
    前記通信端末が、ユーザが指定した時間帯であってその指定日と同日限りのものを管理サーバに送信し、その管理サーバは、前記指定した時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、その作業員の候補が複数人存在する場合には、それら複数人の候補作業員が提供可能な複数の出張サービス・プランであって料金および作業時間のうち少なくとも一方を含むもののいずれかを前記管理サーバまたはユーザの指令に基づいて前記通信端末が選択する第1最適プラン選択モードを含み、
    前記予約モードは、
    前記通信端末が、ユーザが指定した時間帯であってその指定日の翌日以後のものを管理サーバに送信し、その管理サーバは、前記指定した時間帯内に作業を完了できる作業員に発注し、その作業員の候補が複数人存在する場合には、それら複数人の候補作業員が提供可能な複数の出張サービス・プランであって料金および作業時間のうち少なくとも一方を含むもののいずれかを前記管理サーバまたはユーザの指令に基づいて前記通信端末が選択する第2最適プラン選択モードと、
    前記管理サーバが、各作業員の空き時間帯を収集し、その空き時間帯に基づき、各作業員が目的地に派遣された場合にその目的地で作業員が作業できる時間帯を暫定時間帯として抽出し、その抽出した暫定時間帯から、ユーザによって最終的に選択されることになる作業時間帯の候補である候補時間帯を生成し、その候補時間帯を前記通信端末に送信し、その通信端末は、前記候補時間帯が複数存在する場合に、いずれかの候補時間帯を前記管理サーバまたはユーザの指令に基づいて前記通信端末が選択し、前記管理サーバは、その選択されたいずれかの候補時間帯内に作業を完了できるいずれかの作業員に発注するオークション・モードと
    のうちの少なくとも一方を含む出張サービス提供方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の通信端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の管理サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項4に記載の通信機器としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  11. 請求項8ないし10のいずれかに記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
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