JP2003248734A - 最適サービス選択支援システム，サーバ装置，端末装置，プログラム，プログラムを記録した記録媒体，最適サービス選択支援システムの処理方法及びサーバ装置の処理方法 - Google Patents

最適サービス選択支援システム，サーバ装置，端末装置，プログラム，プログラムを記録した記録媒体，最適サービス選択支援システムの処理方法及びサーバ装置の処理方法

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JP2003248734A
JP2003248734A JP2002046888A JP2002046888A JP2003248734A JP 2003248734 A JP2003248734 A JP 2003248734A JP 2002046888 A JP2002046888 A JP 2002046888A JP 2002046888 A JP2002046888 A JP 2002046888A JP 2003248734 A JP2003248734 A JP 2003248734A
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浩 西川
Yoichi Araki
陽一 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客がメンテナンス等のサービスを提供する
人材，提供までの時間，料金など最適なサービスを選択
するために目安となる情報を容易に得られる。 【解決手段】 サーバ２１０は端末装置１１０からサー
ビス一覧請求情報を受信したときに，受信した顧客特定
情報に基づいて顧客情報管理データベースからその顧客
の場所情報を検索して取得するとともに人材情報管理デ
ータベース２２２からサービスを提供する各人材の場所
情報を取得し，交通情報管理データベース２３２の交通
機関時刻情報と交通料金情報とに基づいて顧客先まで移
動するのに要する移動時間と交通料金を求め，求めた移
動時間に基づいて顧客先でサービスを提供できるまでの
所要時間を算出するとともに，求めた交通料金に基づい
てサービス料金を算出し，各人材ごとに少なくとも所要
時間とサービス料金を関連づけたサービス一覧情報を生
成し端末装置に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，最適サービス選択
支援システム，サーバ装置，端末装置，記録媒体，プロ
グラム，プログラムを記録した媒体，最適サービス選択
支援システムの処理方法に関し，さらに詳しくは顧客が
もつ機器，装置等のメンテナンス，修理などのサービス
のうち，その顧客がサービスを行う人材の情報やサービ
ス料金情報などに基づいてニーズに合った最適なサービ
スを選択できるように支援する最適サービス選択支援シ
ステム等に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来，顧客のもつ装置のメンテナンスや
修理など一定のサービスが必要な場合には，可能な限り
早く修理等に来てもらうため，最寄のサービスステーシ
ョンに電話などにより連絡する。そして，この顧客から
の連絡に応じて当該サービスステーションに所属するサ
ービスエンジニアなどのサービスマンが顧客先へ出向
き，メンテナンス等のサービスを提供するようになって
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら，最寄の
サービスステーションの混み具合によっては，サービス
エンジニアが直ぐに顧客先に向うことができず，顧客先
へ出向くまでに時間がかかる場合もある。このような場
合には，より遠隔にあるサービスステーションから顧客
先に出向いた方がかえって早くサービスを提供できるこ
ともあるが，顧客側ではそのような情報を容易に得るこ
とができなかった。
【０００４】また，半導体製造装置などにおいては，一
旦故障すると，修復するために装置を長時間にわたって
停止させなければならず，スループットの悪化を招く結
果になる。従って処理される半導体の歩留まりを向上さ
せ，所定のスループットを維持するため，修理等のサー
ビスは可能な限り早く行ってほしいという顧客も多いと
考えられる。
【０００５】また，装置によっては構成が複雑なため，
派遣されるサービスエンジニアの技術，熟練度などの能
力レベルによって提供できるサービスの種類やサービス
にかかる時間などが異なるため，サービスエンジニアを
選びたいという顧客もあると考えられる。
【０００６】さらに，時間やサービスエンジニアの能力
レベルよりもサービス料金が安い方がよいと考える顧客
もあり，また上記の各情報の兼合いにより最適なサービ
スを選びたいと考える顧客もあると考えられる。
【０００７】このように，顧客のニーズは多種多様であ
り，これらのニーズに合った最適なサービスの選択を可
能とする支援システムの出現が望まれる。
【０００８】そこで，本発明は，このような問題に鑑み
てなされたもので，その目的とするところは，顧客側に
とっては顧客がもつ機器，装置等のメンテナンス，修理
などのサービスを提供する人材の情報，時間情報，サー
ビス料金情報など最適なサービスを選択するために目安
となる情報を容易に得ることができ，これらの情報に基
づいてニーズに合った最適なサービスを選択でき，また
サービス提供側にとっては経費の節減を図ることができ
る最適サービス選択支援システム等を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に，本発明のある観点によれば，顧客に対してサービス
選択支援を行うサーバ装置と，このサーバ装置と回線網
を介して接続される顧客の端末装置と，少なくとも顧客
の場所情報を記憶する顧客情報記憶手段と，少なくとも
サービスを提供する各人材の場所情報を人材情報として
記憶する人材情報記憶手段と，少なくとも交通機関時刻
情報と交通料金情報を記憶する交通情報記憶手段とを備
え，前記端末装置は，少なくとも顧客特定情報を含むサ
ービス一覧請求情報を前記サーバ装置に送信し，前記サ
ーバ装置からサービス一覧情報を受信したときにそのサ
ービス一覧を表示手段に表示させ，前記サーバ装置は，
前記端末装置からサービス一覧請求情報を受信したとき
に，受信した顧客特定情報に基づいて前記顧客情報記憶
手段からその顧客の場所情報を検索して取得するととも
に前記人材情報記憶手段からサービスを提供する各人材
の場所情報を取得し，前記交通情報記憶手段の交通機関
時刻情報と交通料金情報とに基づいて前記サービス一覧
請求情報があった時点における各人材の場所から顧客の
場所まで移動するのに要する移動時間と交通料金を求
め，求めた移動時間に基づいて顧客先でサービスを提供
できるまでの所要時間を算出するとともに，求めた交通
料金に基づいてサービス料金を算出し，前記各人材ごと
に少なくとも前記所要時間と前記サービス料金を関連づ
けたサービス一覧情報を生成し，前記端末装置に送信す
ることを特徴とする最適サービス選択支援システムが提
供される。
【００１０】これによれば，顧客がもつ機器，装置等の
メンテナンス，修理などのサービスを希望する場合，サ
ービス一覧請求をするだけで顧客がサービスを選択する
目安となる情報を容易に得ることができる。特にサービ
スを提供する人材（例えばサービスエンジニア，メンテ
ナンス要員など）ごとに顧客がサービスの提供を受けら
れるまでの所要時間とサービス料金が一覧で表示される
ため，顧客はより早くサービスを受けたい場合やより安
くサービスを受けたい場合などニーズに応じた最適なサ
ービスを選択することができる。またサービス提供側に
とっては最適なサービスが選択されることによってサー
ビスの提供に効率よく人材を派遣することができ，経費
の節減等を図ることができる。
【００１１】また，前記人材情報記憶手段は，さらに人
材情報として各人材の能力レベル情報とその能力レベル
に応じた技術料金情報も記憶し，前記サーバ装置は，前
記端末装置からサービス一覧請求情報を受信したとき，
さらに前記人材情報記憶手段から各人材の前記技術料金
情報をも取得して，前記交通料金情報に前記技術料金情
報を加算して各人材のサービス料金を算出し，前記各人
材ごとにさらに能力レベル情報も関連づけてサービス一
覧情報を生成することが好ましい。これによれば，顧客
はサービスを提供する人材の熟練度や技術力などの能力
レベルによってもサービスを選択することができ，より
レベルの高いサービスを選択することができる。サービ
ス提供側にとっては人材を効率的に活用できるとともに
より高いサービスをレベルに応じた妥当なサービス料金
で提供することができる。
【００１２】また，前記人材情報記憶手段は，さらに各
人材の在不在情報を記憶し，前記サーバ装置は，サービ
ス一覧情報を生成する際には，さらに前記人材情報記憶
手段の各人材の在不在情報に基づいて前記端末装置から
のサービス一覧請求情報があった時点で前記顧客先に向
かうことができる人材についてのサービス一覧情報を生
成するようにしてもよい。これによれば，例えば各人材
が所属のサービスステーションに在室しているか出張な
どにより在室していないかの在不在情報により，サービ
ス一覧請求情報があった時点でサービスステーションに
在室していて顧客先に向かうことができる人材について
のサービス一覧情報を提供できるので，顧客がサービス
ステーションに人材の在不在を問い合せる手間を省くこ
とができ，効率よく人材を選択することができる。サー
ビス提供側にとっても人材を効率的に活用できる。
【００１３】さらに，少なくともサービスを提供するの
に必要な部品の価格情報を記憶する部品情報記憶手段を
設け，前記端末装置が送信するサービス一覧情報は，さ
らに顧客の希望するサービスの情報を含み，前記サーバ
装置は，前記サービス料金を算出する際には，さらに前
記端末装置から受信した顧客の希望するサービスの情報
に基づいて前記部品情報記憶手段からそのサービスに必
要な部品の価格情報についても取得し，この部品の価格
情報も含めて前記サービス料金を算出するようにしても
よい。これによれば，さらにサービスに必要な部品価格
を含めたサービス料金がわかるので，実際に必要となる
料金により近いサービス料金でサービスを選択するか判
断できる。
【００１４】その際，さらに少なくとも部品の配送時間
情報，配送料金情報を記憶する部品配送情報記憶手段を
設け，前記サーバ装置は，前記所要時間と前記サービス
料金を算出する際には，前記部品配送情報記憶手段の前
記配送時間情報と前記配送料金情報とに基づいて顧客の
希望するサービスに必要な部品が前記顧客先へ配送する
のに要する時間情報と料金情報をも取得し，その配送に
要する時間情報をも含めて前記所要時間を算出し，その
配送に要する料金情報をも含めて前記サービス料金を算
出するようにしてもよい。これによれば，さらにサービ
スに必要な部品の配送時間や配送料金を含めた所要時間
やサービス料金がわかるので，実際に必要となる料金や
時間にさらに一層近いサービス料金や時間でサービスを
選択するか判断できる。
【００１５】また，前記端末装置が送信するサービス一
覧情報は，さらにサービス一覧のうちの優先する項目情
報を含み，前記サーバ装置は，生成したサービス一覧情
報を，優先する項目情報に基づいて並べ替えて前記端末
装置に送信するようにしてもよい。これによれば，料
金，時間，能力レベルなどの項目のうち顧客が優先した
い項目をキーとして並べ替え（ソート）が実行されるの
で，例えばサービス料金の安い順，サービスの提供を受
けられるまでの所要時間の短い順，能力レベルの高い順
にサービス一覧を生成することができる。これにより，
顧客のニーズに応じたサービスをより簡単に選択するこ
とができる。
【００１６】また，端末装置は，前記サーバ装置から送
信されたサービス一覧情報から選択されたサービスの情
報を含むサービス手配請求情報を前記サーバ装置に送信
し，前記サーバ装置は，前記端末装置からのサービス手
配請求情報に応じて，選択されたサービスを手配するよ
うにしてもよい。これによれば，顧客に選択されたサー
ビスを自動的に手配することができる。
【００１７】上記課題を解決するために，本発明の別の
観点によれば，顧客に対してサービス選択支援を行うサ
ーバ装置であって，少なくとも顧客の端末装置が回線網
を介して接続されており，少なくとも顧客の場所情報を
記憶する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提
供する各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材
情報記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料
金情報を記憶する交通情報記憶手段とから必要な情報を
取り込み可能に構成され，前記端末装置からサービス一
覧請求情報を受信したときに，受信した顧客特定情報に
基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客の場所情報
を検索して取得するとともに前記人材情報記憶手段から
サービスを提供する各人材の場所情報を取得し，前記交
通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料金情報とに
基づいて前記サービス一覧請求情報があった時点におけ
る各人材の場所から顧客の場所まで移動するのに要する
移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間に基づいて
顧客先でサービスを提供できるまでの所要時間を算出す
るとともに，求めた交通料金に基づいてサービス料金を
算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所要時間と前
記サービス料金を関連づけたサービス一覧情報を生成
し，前記端末装置に送信することを特徴とするサーバ装
置が提供される。
【００１８】これによれば，サービス一覧請求に応じて
サービスを選択する目安となる情報を容易に顧客に提供
することができ，顧客にとってはニーズに応じた最適な
サービスを選択することができ，サービス提供側にとっ
ては経費の節減等を図ることができる。
【００１９】上記課題を解決するために，本発明の別の
観点によれば，少なくとも顧客に対してサービス選択支
援を行うサーバ装置と回線網を介して接続されており，
少なくとも顧客特定情報を含むサービス一覧請求情報を
前記サーバ装置に送信し，前記サーバ装置からサービス
一覧情報を受信したときにそのサービス一覧を表示手段
に表示させることを特徴とする端末装置が提供される。
これによれば，顧客は端末装置からサービス一覧請求を
するだけでサービスを選択する目安となる情報を容易に
得ることができ，顧客にとってはニーズに応じた最適な
サービスを選択することができ，サービス提供側にとっ
ては経費の節減等を図ることができる。
【００２０】上記課題を解決するために，本発明の別の
観点によれば，顧客に対してサービス選択支援を行うプ
ログラムであって，コンピュータをして，少なくとも顧
客の端末装置が回線網を介して接続されており，少なく
とも顧客の場所情報を記憶する顧客情報記憶手段と，少
なくともサービスを提供する各人材の場所情報を人材情
報として記憶する人材情報記憶手段と，少なくとも交通
機関時刻情報と交通料金情報を記憶する交通情報記憶手
段とから必要な情報を取り込み可能に構成されるサーバ
装置であって，前記端末装置からサービス一覧請求情報
を受信したときに，受信した顧客特定情報に基づいて前
記顧客情報記憶手段からその顧客の場所情報を検索して
取得するとともに前記人材情報記憶手段からサービスを
提供する各人材の場所情報を取得し，前記交通情報記憶
手段の交通機関時刻情報と交通料金情報とに基づいて前
記サービス一覧請求情報があった時点における各人材の
場所から顧客の場所まで移動するのに要する移動時間と
交通料金を求め，求めた移動時間に基づいて顧客先でサ
ービスを提供できるまでの所要時間を算出するととも
に，求めた交通料金に基づいてサービス料金を算出し，
前記各人材ごとに少なくとも前記所要時間と前記サービ
ス料金を関連づけたサービス一覧情報を生成し，前記端
末装置に送信するサーバ装置として機能せしめるプログ
ラムが提供される。これによれば，サービス一覧請求に
応じてサービスを選択する目安となる情報を容易に顧客
に提供することができ，顧客にとってはニーズに応じた
最適なサービスを選択することができ，サービス提供側
にとっては経費の節減等を図ることができる。
【００２１】上記課題を解決するために，本発明の別の
観点によれば，顧客に対してサービス選択支援を行うプ
ログラムを記録した記録媒体であって，コンピュータを
して，少なくとも顧客の端末装置が回線網を介して接続
されており，少なくとも顧客の場所情報を記憶する顧客
情報記憶手段と，少なくともサービスを提供する各人材
の場所情報を人材情報として記憶する人材情報記憶手段
と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金情報を記憶
する交通情報記憶手段とから必要な情報を取り込み可能
に構成されるサーバ装置であって，前記端末装置からサ
ービス一覧請求情報を受信したときに，受信した顧客特
定情報に基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客の
場所情報を検索して取得するとともに前記人材情報記憶
手段からサービスを提供する各人材の場所情報を取得
し，前記交通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料
金情報とに基づいて前記サービス一覧請求情報があった
時点における各人材の場所から顧客の場所まで移動する
のに要する移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間
に基づいて顧客先でサービスを提供できるまでの所要時
間を算出するとともに，求めた交通料金に基づいてサー
ビス料金を算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所
要時間と前記サービス料金を関連づけたサービス一覧情
報を生成し，前記端末装置に送信するサーバ装置として
機能せしめるプログラムを記録したコンピュータ読取り
可能な記録媒体が提供される。これによれば，サービス
一覧請求に応じてサービスを選択する目安となる情報を
容易に顧客に提供することができ，顧客にとってはニー
ズに応じた最適なサービスを選択することができ，サー
ビス提供側にとっては経費の節減等を図ることができ
る。
【００２２】上記課題を解決するために，本発明の別の
観点によれば，顧客に対してサービス選択支援を行うサ
ーバ装置と，このサーバ装置と回線網を介して接続され
る顧客の端末装置と，少なくとも顧客の場所情報を記憶
する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提供す
る各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材情報
記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金情
報を記憶する交通情報記憶手段とを備える最適サービス
選択支援システムの処理方法であって，前記端末装置
は，少なくとも顧客特定情報を含むサービス一覧請求情
報を前記サーバ装置に送信し，前記サーバ装置からサー
ビス一覧情報を受信したときにそのサービス一覧を表示
手段に表示させ，前記サーバ装置は，前記端末装置から
サービス一覧請求情報を受信したときに，受信した顧客
特定情報に基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客
の場所情報を検索して取得するとともに前記人材情報記
憶手段からサービスを提供する各人材の場所情報を取得
し，前記交通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料
金情報とに基づいて前記サービス一覧請求情報があった
時点における各人材の場所から顧客の場所まで移動する
のに要する移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間
に基づいて顧客先でサービスを提供できるまでの所要時
間を算出するとともに，求めた交通料金に基づいてサー
ビス料金を算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所
要時間と前記サービス料金を関連づけたサービス一覧情
報を生成し，前記端末装置に送信することを特徴とする
最適サービス選択支援システムの処理方法が提供され
る。
【００２３】これによれば，顧客はサービス一覧請求を
するだけでサービスを選択する目安となる情報を容易に
得ることができる。このため，顧客はニーズに応じた最
適なサービスを選択することができ，またサービス提供
側にとっては最適なサービスが選択されることによって
サービスの提供に効率よく人材を派遣することができ，
経費の節減等を図ることができる。
【００２４】上記課題を解決するために，本発明の別の
観点によれば，少なくとも顧客の端末装置が回線網を介
して接続されており，少なくとも顧客の場所情報を記憶
する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提供す
る各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材情報
記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金情
報を記憶する交通情報記憶手段とから必要な情報を取り
込み可能に構成されるサーバ装置の処理方法であって，
前記端末装置からサービス一覧請求情報を受信したとき
に，受信した顧客特定情報に基づいて前記顧客情報記憶
手段からその顧客の場所情報を検索して取得するととも
に前記人材情報記憶手段からサービスを提供する各人材
の場所情報を取得し，前記交通情報記憶手段の交通機関
時刻情報と交通料金情報とに基づいて前記サービス一覧
請求情報があった時点における各人材の場所から顧客の
場所まで移動するのに要する移動時間と交通料金を求
め，求めた移動時間に基づいて顧客先でサービスを提供
できるまでの所要時間を算出するとともに，求めた交通
料金に基づいてサービス料金を算出し，前記各人材ごと
に少なくとも前記所要時間と前記サービス料金を関連づ
けたサービス一覧情報を生成し，前記端末装置に送信す
ることを特徴とするサーバ装置の処理方法。これによれ
ば，サービス一覧請求に応じてサービスを選択する目安
となる情報を容易に顧客に提供することができ，顧客に
とってはニーズに応じた最適なサービスを選択すること
ができ，サービス提供側にとっては経費の節減等を図る
ことができる。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下，図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。ここでは本発明の実施の形
態に係る最適サービス選択支援システム及び方法につい
て説明する。ここでは半導体製造装置の修理，メンテナ
ンス等を顧客が選択するサービスの対象とした場合につ
いて説明する。
【００２６】図１は，本実施の形態に係るシステム構成
図である。本実施の形態にかかる最適サービス選択支援
システム１０は，半導体製造装置の顧客としての立場に
ある半導体を製造する工場１００Ａ，１００Ｂ…１００
Ｎ，半導体製造装置の修理やメンテナンス等のサービス
の選択支援などを行うベンダ２００等が双方向通信可能
に接続する回線網である例えばインターネット５００を
介して接続される。
【００２７】上記工場１００Ａ，１００Ｂ…１００Ｎ
は，各工場１００は，顧客側端末装置としての端末装置
１１０，半導体製造装置１２０を備える。これらは端末
装置１２０と半導体製造装置１２０とはＬＡＮなどのネ
ットワークで接続されていてもよいし，独立していても
よい。なお，工場１００Ａ，１００Ｂ…１００Ｎが有す
る半導体製造装置１２０は工場によってその種類，台数
は様々であってよい。例えばエッチング，成膜処理，ア
ッシング，およびスパッタリングなど種々の処理を行う
装置であってもよく，また１つの装置内で複数の処理を
行うことが可能な，いわゆるクラスタ装置化されたマル
チチャンバ型製造装置であってもよい。なお，上記端末
装置１１０は，例えば図示しないプロバイタなどを介し
てインターネット５００に接続されるものであってもよ
く，端末装置１１０を構成するコンピュータにサーバ機
能を持たせて接続するようにしてもい。
【００２８】ベンダ２００はサーバ装置としてのサーバ
２１０，半導体製造装置のメンテナンス，修理等のサー
ビスを行うサービスエンジニア（メンテナンス要員）の
人材情報を管理する人材情報管理用コンピュータ２２
０，交通情報を管理する交通情報管理用コンピュータ２
３０，部品（パーツ）の在庫情報などを管理する部品情
報管理用コンピュータ２４０，部品の配送情報を管理す
る配送情報管理用コンピュータ２５０を有し，これらは
社内ネットワークなどで接続されている。各コンピュー
タ２２０，２３０，２４０，２５０はベンダ２００の各
部門，各事業所に設置されているコンピュータと考えて
もよく，コンピュータの台数はこれに限定するものでは
ない。サーバ２１０は双方向通信可能に接続する回線網
である例えばインターネット５００に接続されている。
【００２９】上記工場１００の端末装置１１０は，図２
に示すように，ＣＰＵ（中央処理装置），ＲＯＭ，ＲＡ
Ｍなどのメモリを有する制御手段１１２，ベンダ２００
のサーバ２１０から送信されたコンテンツを表示するデ
ィスプレイなどの表示手段１１４，各種データを入力す
るための入力手段１１６，サーバ２１０から受信した情
報，プログラムなどを記憶する記憶手段１１８，上記イ
ンターネット５００を介してサーバ２１０との情報（デ
ータ）の送受信を行う送受信手段１１９などから構成さ
れる。制御手段１１２のメモリは，ＣＰＵによってアク
セスされるためのプログラムやデータが格納されるもの
で例えば必要に応じて記憶手段１１８に記憶したプログ
ラムが読み出されて格納される。
【００３０】上記ベンダ２００のサーバ２１０は，図３
に示すように，ＣＰＵ（中央処理装置），ＲＯＭ，ＲＡ
Ｍなどのメモリを有する制御手段２１２，ディスプレイ
などの表示手段２１４，メンテナンス等のサービス一覧
表を作成するためのサービス一覧表データテーブル２１
６，各種データベース２１８，上記インターネット５０
０を介してサーバ２１０との情報（データ）の送受信を
行う送受信手段２１９などから構成される。制御手段２
１２のメモリは，ＣＰＵによって，アクセスされるため
のプログラムやデータが格納されるもので，例えば必要
に応じて各種データベース２１８のプログラム格納デー
タベースから読み出されて格納される。
【００３１】上記サービス一覧表データテーブル２１６
は，例えば図４に示すように顧客に選んでもらうサービ
スの選択番号，サービスエンジニアの氏名，サービスエ
ンジニアのスキル，顧客先でサービスを提供できるまで
の所要時間，サービス料金，サービスエンジニアの駐在
ステーションなどの項目が用意されている。
【００３２】各種データベース２１８としては，例えば
半導体製造装置のメンテナンス等のサービスを受ける顧
客情報を記憶した顧客情報記憶手段としての顧客情報管
理データベース２１８ａ，コンテンツデータベース２１
８ｂなどがある。顧客情報管理データベース２１８ａは
例えば図５に示すように会社名（工場名を含めてもよ
い）などの顧客名，その顧客の会社が存在する都道府県
名などの場所，その顧客のＩＤ，パスワード，住所，そ
の顧客先の最寄駅，備考などが記憶されている。備考に
は例えばその会社が有する半導体製造装置の名称などが
記憶されている。
【００３３】コンテンツデータベース２１８ｂは，サー
バ２１０が提供するＨＴＭＬファイル，ＧＩＦファイル
などのグラフィカル・アイコン・ファイル，音声，画像
オブジェクトなどのハイパーテキストオブジェクトなど
のコンテンツが格納され，例えばインターネット５００
を介して，これらのオブジェクトが各端末装置１１０に
提供され，端末装置１１０の表示手段２１４で表示等さ
れる。
【００３４】上記人材情報管理用コンピュータ２２０
は，人材情報記憶手段としての人材情報管理データベー
ス２２２を備える。人材情報管理データベース２２２に
は，人材情報として例えば図６に示すようにサービスエ
ンジニア（メンテナンス要員）の氏名，その人の能力レ
ベルとしてのスキル，その人がメンテナンス等のサービ
スを行う場合のスキルレベルに応じた技術料金，その人
が駐在するサービスステーションの名前である駐在ステ
ーション名，その駐在ステーションの住所，その駐在ス
テーションの最寄駅，在室状況などが記憶されている。
上記スキルは例えば，熟練度，技術力，経験度，知識な
どを総合評価してＡ，Ｂ，Ｃなどで表され，そしてこの
スキルごとに技術料金が定められ，記憶される。また，
在室状況は例えば現在そのステーションに在室している
場合には「在室」，出張で不在の場合には「出張中」の
ように表される。
【００３５】上記交通情報管理用コンピュータ２３０
は，交通情報記憶手段としての交通情報管理データベー
ス２３２を備える。この交通情報管理データベース２３
２には例えば電車，飛行機などの各交通機関の時刻表情
報，乗換え案内情報，空席情報等を含む交通機関時刻情
報，各交通機関の運賃情報等を含む交通料金情報が記憶
されている。交通情報管理用コンピュータ２３０は，出
発駅情報と到着駅情報等に基づく所要時間と交通料金の
問い合せに対して，交通情報管理データベース２３２に
記憶されている交通機関時刻情報，運賃情報等に基づい
て顧客先に到着するまでの所要時間と交通料金を算出し
てその算出結果を問い合せ元に返すようになっている。
なお，交通情報管理データベース２３２には，各ステー
ションから各顧客工場へ自動車で移動した際の移動経
路，距離，高速道路料金，自動車で移動した際の所要時
間などを含んでもよく，飛行機，鉄道などによる情報に
加えて自動車による所要時間，その交通料金を提示する
ようにしてもよい。
【００３６】上記部品情報管理用コンピュータ２４０
は，部品情報記憶手段としての部品情報管理データベー
ス２４２を備える。上記部品情報管理データベース２４
２には例えば図７に示すようにパーツナンバー，パーツ
名称，個数，価格，入庫日，入庫予定日などが記憶され
ている。このうち入庫日にはその部品を入庫した日を記
憶する。在庫の有無は，個数から判断する。例えば個数
が０であれば在庫がないことを示す。このように在庫が
ない場合には例えば入庫予定日を記憶しておく。
【００３７】上記配送情報管理用コンピュータ２５０
は，部品配送情報記憶手段としての配送情報管理データ
ベース２５２を備える。配送情報管理データベース２５
２には配送状況，配送時間，配送料金などの情報が記憶
されている。配送情報管理用コンピュータ２５０は，部
品の配送先情報と配送元情報等に基づく配送時間と配送
料金の問い合せに対して，配送情報管理データベース２
５２に記憶されている配送時間，配送料金の情報に基づ
いて当該部品を配送先へ配送するのに要する時間と料金
を算出してその算出結果を問い合せ元に返すようになっ
ている。
【００３８】なお，上記サーバ２１０のデータベース２
１８，各コンピュータ２２０，２３０，２４０，２５０
のデータベース２２２，２３２，２４２は，それぞれそ
のサーバやコンピュータを有する事業所等により最新の
情報に更新されるようになっている。また，各コンピュ
ータ２２０，２３０，２４０，２５０はサーバ２１０か
らの問い合せに応じてデータベース２２２，２３２，２
４２等からの情報を社内ネットワークなどを介してサー
バ２１０へ送信するようになっている。これにより，サ
ーバ２１０は必要に応じて各データベース２２２，２３
２，２４２等からの情報を取込むことができる。
【００３９】次に，本実施形態にかかる最適サービスの
選択支援システムの動作フローについて図８を参照しな
がら説明する。なお，図８はサーバ２１０が端末装置１
１０からのサービス一覧請求情報に応じてサービス一覧
を作成してその端末装置１１０へ提供し，サーバ２１０
が端末装置１１０からのサービス手配要求に応じて選択
されたサービスの手配を行う動作を示すフローチャート
である。また，本システムの動作は，典型的にはハード
ディスク装置などの記録媒体に記録されたプログラムに
よって実施することができる。
【００４０】先ず，ステップＳ１００にて端末装置１１
０は例えばインターネット５００を介してサーバ２１０
に接続する。例えばプロバイダコンテンツページその他
ネット上のサイトから本実施形態にかかるベンダ２００
のサーバ２１０が提供するサイトにアクセスして接続し
てもよい。このとき例えば端末装置１１０の表示手段２
１４にメンテナンス等のサービス一覧請求を含む図９に
示すようなメニュー画面が表示される。メニュー画面に
は，例えば半導体製造装置の説明，提供するサービスの
説明，メンテナンス，修理等のサービス一覧請求などが
ある。このうち，サービス一覧請求を選択するとさらに
図１０に示すようなサービス一覧請求画面が表示され
る。このサービス一覧請求画面には例えば顧客ＩＤ，パ
スワード，希望するサービスの種類，サービス一覧の優
先項目など必要事項の入力欄，サービス一覧請求の表示
ボタンなどが表示される。
【００４１】上記サービスの種類は例えば図９に示すコ
ンテンツメニューのうちの提供するサービスの説明を選
択したときに画面にサービスの種類の一覧と説明が表示
され，その中から選択するようにしてもよい。入力する
情報としては例えば修理等のサービスを受ける対象が半
導体製造装置であれば，「ＲＦ系の異常」「吸排気系の
異常」などが挙げられる。上記サービス一覧の優先項目
は，サービス一覧をソートする際のキーとなる項目であ
り，例えば時間，スキル，料金など顧客が自由に選択で
きるようになっている。
【００４２】続いて上記端末装置１１０は入力欄に必要
事項が入力されサービス一覧請求の表示ボタンが押され
ると（例えばポイントデバイスなどによりクリックされ
ると），ステップＳ１１０にてこれらの情報をサービス
請求情報としてベンダ２００のサーバ２１０に送信す
る。
【００４３】次いで，ステップＳ２００にて上記サーバ
２１０は端末装置１１０からサービス一覧請求情報を受
信すると，各コンピュータ２２０，２３０，２４０，２
５０に問い合せ，各データベース２２２，２３２，２４
２，２５２に記憶されている情報に基づいてサービス一
覧を生成するのに必要な情報を社内ネットワークなどを
介して取り込む（ステップＳ２１０〜ステップＳ２４
０）。
【００４４】先ず，ステップＳ２１０にてサーバ２１０
は人材情報管理用コンピュータ２２０から現在各駐在ス
テーションに在室しているサービスエンジニア（メンテ
ナンス要員）の情報を取り込む。具体的には人材情報管
理データベース２２２から現在各駐在ステーションに在
室しているサービスエンジニア（メンテナンス要員）の
氏名，その人の能力レベルとしてのスキル，技術料金，
駐在ステーション名，その駐在ステーションの最寄駅な
どの情報を取り込む。
【００４５】また，ステップＳ２２０にてサーバ２１０
は交通情報管理用コンピュータ２３０から各サービスエ
ンジニアが顧客先までに要する移動時間とその交通料金
の情報を取り込む。例えばサーバ２１０は顧客ＩＤに基
づいて顧客情報管理データベース２１８ａから検索した
顧客の最寄駅（顧客の場所情報の１例）を到着駅情報と
し，各サービスエンジニアの駐在ステーションの最寄駅
（各人材の場所情報の１例）を出発駅情報として交通情
報管理用コンピュータ２３０に送信して所要時間と交通
料金を問い合せる。交通情報管理用コンピュータ２３０
は出発駅情報と到着駅情報を受信すると問い合せに応じ
て上記交通情報管理データベース２３２に記憶されてい
る交通機関時刻情報等に基づいて交通料金と顧客先に到
着するまでの所要時間を算出し，この情報をサーバ２１
０に送信する。こうしてサーバ２１０は，各サービスエ
ンジニアごとに交通料金と顧客先に到着するまでの所要
時間の情報を取り込む。このとき，例えば飛行機，電車
など利用する交通機関の種類によって交通料金と所要時
間は異なるため，この場合には一人のサービスエンジニ
アでも複数の交通料金と所要時間の組合せを取り込んで
おく。
【００４６】また，ステップＳ２３０にてサーバ２１０
は部品情報管理用コンピュータ２４０からサービス一覧
請求情報のうちの顧客の希望するサービスの種類情報に
基づいてそのサービスに必要な部品の情報，例えば部品
情報管理データベース２４２に基づいて部品の価格，在
庫の有無などの情報を取り込む。具体的にはサービスの
種類として「ＲＦ系の異常」であれば部品として「ＲＦ
ユニット」の情報を取り込む。なお，その部品の在庫が
ない場合には例えば入庫日時情報としての入庫日情報を
取り込む。
【００４７】また，ステップＳ２４０にてサーバ２１０
は配送情報管理用コンピュータ２５０から顧客先へ必要
な部品を配送するのに要する時間情報と料金情報を取り
込む。例えば，サーバ２１０は顧客の希望するサービス
に必要な部品情報と顧客ＩＤに基づいて顧客情報管理デ
ータベース２１８ａから検索した顧客の最寄駅を配送先
情報として配送情報管理用コンピュータ２５０に送信し
て配送に要する時間と料金を問い合せる。配送情報管理
用コンピュータ２５０は，部品情報と配送先情報を受信
するとその問い合せに応じてその部品を管理する管理ス
テーションの最寄駅を配送元情報として，これらの情報
から配送情報管理データベース２５２に記憶されている
配送時間情報，配送料金情報に基づいて当該部品を当該
顧客先へ配送するのに要する時間と料金を算出するよう
になっている。
【００４８】次に，ステップＳ２５０にてサーバ２１０
は各コンピュータ２２０，２３０，２４０，２５０から
取り込んだ情報に基づいて各サービスエンジニア（メン
テナンス要員）が当該顧客先でサービスを提供できるま
での所要時間，各サービスエンジニアがサービスを提供
するときのサービス料金を算出する。
【００４９】具体的には，上記所要時間は，例えば顧客
先に到着するまでの所要時間と部品の配送所要時間とを
比較して長い方の時間とする。上記サービス料金は，例
えばサービスエンジニアのスキルに基づいた技術料金，
交通料金，部品の価格，その部品の配送料金を加算した
料金とする。
【００５０】次いで，ステップＳ２６０にて各コンピュ
ータ２２０，２３０，２４０，２５０から取り込んだ情
報及び上記算出結果に基づいてサービス一覧表データテ
ーブル２１６の各項目に入力する。具体的にはサービス
一覧表データテーブル２１６は顧客に選んでもらうサー
ビスの選択番号，サービスエンジニアの氏名，サービス
エンジニアのスキル，顧客先でサービスを提供できるま
での所要時間，サービス料金，サービスエンジニアの駐
在ステーションなどの項目に必要なデータを埋めてい
く。これらの項目のうちサービスの選択番号はサービス
を特定する番号であり，通し番号とする。また，サービ
スエンジニアの氏名，サービスエンジニアのスキル，サ
ービスエンジニアの駐在ステーションについては，人材
情報管理用コンピュータ２２０の人材情報管理データベ
ース２２２からの情報を入力する。顧客先でサービスを
提供できるまでの所要時間，サービス料金については，
ステップＳ２５０で算出した結果を入力する。
【００５１】こうして，サーバ２１０はサービス一覧表
データテーブル２１６に必要な情報を入力すると，ステ
ップＳ２７０にてこのサービス一覧表データテーブル２
１６に入力された情報に基づいてサービス一覧表を作成
する。ここで，サービス一覧の優先項目として時間が選
択されている場合には顧客先でサービスを提供できるま
での所要時間が短い順にサービス一覧を並べ変える（ソ
ートする）。スキルが選択されている場合はサービスエ
ンジニアの能力レベルであるスキルの高い順にサービス
一覧を並べ替える。スキルが選択されている場合はサー
ビスエンジニアの能力レベルであるスキルの高い順にサ
ービス一覧を並べ替える。料金が選択されている場合は
サービス料金の安い順にサービス一覧を並べ替える。図
１１に所要時間が短い順でソートしてサービス一覧情報
を作成した例を示す。
【００５２】なお，サービス一覧をソートする前に，サ
ービス料金などが予め定められた料金の上限を超えるも
のは削除してもよい。これにより，例えば交通機関の選
択によっては交通料金が極めて高額になってしまうもの
を排除することができる。
【００５３】続いて，ステップＳ２８０にてサーバ２１
０はサービス一覧情報を端末装置１１０に送信する。ス
テップＳ１２０にて端末装置１１０はサービス一覧情報
を受信すると，ステップＳ１３０にてそのサービス一覧
を表示手段１１４に表示させる。これにより，顧客が希
望する最適なサービスを選択することができる。図１２
にサービス一覧表示画面の例を示す。このサービス一覧
表示画面ではサービス一覧を選択する欄と選択したサー
ビスを手配するための手配ボタンが表示される。
【００５４】そして，サービス一覧から１つのサービス
が選択され手配ボタンが押されると（例えばポインタデ
バイスなどによりクリックされると），ステップＳ１４
０にて端末装置１１０は選択されたサービスの情報を含
む手配請求情報をサーバ２１０に送信する。ステップＳ
２９０にてサーバ２１０は端末装置１１０からのサービ
ス手配請求情報を受信し，ステップＳ３００にてこのサ
ービス手配請求情報に応じて選択されたサービスを手配
する。例えば，人材情報管理用コンピュータ２２０に対
しては選択されたサービスのサービスエンジニアの手配
指示などを送信する。また交通情報管理用コンピュータ
２３０には使用する交通機関のチケットの手配指示など
を送信する。また部品情報管理用コンピュータ２４０に
は必要な部品の手配指示を送信する。また，配送情報管
理用コンピュータ２５０には必要な部品の配送の手配指
示を送信する。これにより，各コンピュータ２２０，２
３０，２４０，２５０は，それぞれの手配指示に従って
関係部署への通知指示等の手配処理を行う。これによ
り，顧客に選択されたサービスを自動的に手配すること
ができる。こうして，選択されたメンテナンス，修理等
のサービスを提供するサービスエンジニアが顧客先へ向
い顧客が希望する最適なサービスを提供することができ
る。
【００５５】このように，顧客がもつ半導体製造装置１
２０のメンテナンス，修理などのサービスを希望する場
合，顧客が端末装置１１０から必要事項を入力してサー
ビス一覧請求情報をインターネット５００を介してベン
ダ２００のサーバ２１０に送信するという簡単な操作に
より，サービスを提供する人材（例えばサービスエンジ
ニア，メンテナンス要員など）ごとに顧客がサービスの
提供を受けられるまでの所要時間とサービス料金がサー
ビス一覧が端末装置１１０の表示手段１１４に表示され
るので，顧客がサービスを選択する目安となる情報を容
易に得ることができる。
【００５６】特にサービスを提供するサービスエンジニ
アごとに顧客がサービスの提供を受けられるまでの所要
時間とサービス料金が一覧で表示されるため，顧客はよ
り早くサービスを受けたい場合やより安くサービスを受
けたい場合などニーズに応じた最適なサービスを選択す
ることができる。
【００５７】例えば顧客がより早くサービスを受けたい
場合には，サービス一覧を見れば，最寄のサービスステ
ーションに所属するサービスエンジニアよりも遠隔のサ
ービスステーションに所属する別のサービスエンジニア
の方が早く顧客先へ向うことができることが容易にわか
るので，遠隔のサービスエンジニアによるサービスを選
択することもできる。
【００５８】またサービス提供側にとっては最適なサー
ビスが選択されることによってサービスの提供に効率よ
く人材を派遣することができ，経費の節減等を図ること
ができる。
【００５９】また，サービス一覧情報に，サービスを提
供する人材の能力レベルも表示し，能力レベルに応じた
技術料金を含めたサービス料金を提示するので，顧客は
サービスを提供する人材の熟練度や技術力などの能力レ
ベルによってもサービスを選択することができ，よりレ
ベルの高いサービスを選択することができる。サービス
提供側にとっては人材を効率的に活用できるとともによ
り高いサービスをレベルに応じた妥当なサービス料金で
提供することができる。
【００６０】また，サービス一覧情報を，例えば各人材
が所属のサービスステーションに在室しているか出張な
どにより在室していないかの在不在情報により，サービ
ス一覧請求情報があった時点でサービスステーションに
在室していて顧客先に向かうことができる人材について
作成するので，顧客がサービスステーションに人材の在
不在を問い合せる手間を省くことができ，効率よく人材
を選択することができる。サービス提供側にとっても人
材を効率的に活用できる。
【００６１】また，サービス一覧情報に，サービスに必
要な部品価格を含めたサービス料金を提示するので，実
際に必要となる料金により近いサービス料金でサービス
を選択するか判断できる。さらに，サービスに必要な部
品の配送時間や配送料金を含めた所要時間やサービス料
金を提示するので，実際に必要となる料金や時間にさら
に一層近いサービス料金や時間でサービスを選択するか
判断できる。
【００６２】また，サービス一覧情報は，料金，時間，
能力レベルなどの項目のうち顧客が優先したい項目をキ
ーとして並べ替え（ソート）が実行されるので，例えば
サービス料金の安い順，サービスの提供を受けられるま
での所要時間の短い順，能力レベルの高い順に生成され
る。これにより，顧客のニーズに応じたサービスをより
簡単に選択することができる。
【００６３】以上，添付図面を参照しながら本発明に係
る好適な実施形態について説明したが，本発明は係る例
に限定されないことは言うまでもない。当業者であれ
ぱ，特許請求の範囲に記載された範疇内において，各種
の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであ
り，それらについても当然に本発明の技術的範囲に属す
るものと了解される。
【００６４】例えば，顧客情報記憶手段に相当する顧客
情報管理データベース２１８ａ，人材情報記憶手段に相
当する人材情報管理データベース２２２，交通情報記憶
手段に相当する交通情報管理データベース２３２，部品
情報記憶手段に相当する部品情報管理データベース２４
２，部品配送情報記憶手段に相当する配送情報管理デー
タベース２５２は，すべてサーバ装置に相当するサーバ
２１０内に設けてもよく，またサーバ装置とは独立して
設け，サーバ装置と社内ネットワークで接続してもよい
し，インターネットなどの公衆回線で接続してもよい。
【００６５】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば，顧
客がもつ機器，装置等のメンテナンス，修理などのサー
ビスを希望する場合，サービス一覧請求をするだけで顧
客がサービスを選択する目安となる情報を容易に得るこ
とができる。また，顧客はより早くサービスを受けたい
場合やより安くサービスを受けたい場合などニーズに応
じた最適なサービスを選択することができる。またサー
ビス提供側にとっては最適なサービスが選択されること
によってサービスの提供に効率よく人材を派遣すること
ができ，経費の節減等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態にかかる最適サービス選択
支援システムの構成を示すブロック図である。
【図２】本実施の形態にかかる端末装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図３】本実施の形態にかかるサーバの構成を示すブロ
ック図である。
【図４】本実施の形態にかかるサービス一覧データテー
ブルの１例を示す図である。
【図５】本実施の形態にかかる顧客情報管理データベー
スの１例を示す図である。
【図６】本実施の形態にかかる人材情報管理データベー
スの１例を示す図である。
【図７】本実施の形態にかかる部品情報管理データベー
スの１例を示す図である。
【図８】本実施の形態にかかるシステムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図９】本実施の形態にかかる端末装置の表示手段に表
示されるコンテンツメニュー画面の例を示す図である。
【図１０】本実施の形態にかかる端末装置の表示手段に
表示されるサービス一覧請求要項の画面の例を示す図で
ある。
【図１１】本実施の形態にかかるサービス一覧情報デー
タテーブルにデータが入力される場合の作用説明図であ
る。
【図１２】本実施の形態にかかる端末装置の表示手段に
表示されるサービス一覧情報の画面の例を示す図であ
る。
【符号の説明】 １０…最適サービス選択支援システム １００…工場 １１０…端末装置 １１２…制御手段 １１４…表示手段 １１６…入力手段 １１８…記憶手段 １１９…送受信手段 １２０…端末装置 １２０…半導体製造装置 ２００…ベンダ ２１０…サーバ ２１２…制御手段 ２１４…表示手段 ２１６…サービス一覧表データテーブル ２１８…各種データベース ２１８ａ…顧客情報管理データベース ２１８ｂ…コンテンツデータベース ２１９…送受信手段 ２２０…人材情報管理用コンピュータ ２２２…人材情報管理データベース ２３０…交通情報管理用コンピュータ ２３２…交通情報管理データベース ２４０…部品情報管理用コンピュータ ２４２…部品情報管理データベース ２５０…配送情報管理用コンピュータ ２５２…配送情報管理データベース ５００…インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜 貴一 東京都港区赤坂五丁目３番６号 ＴＢＳ放 送センター 東京エレクトロン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 顧客に対してサービス選択支援を行うサ
    ーバ装置と，このサーバ装置と回線網を介して接続され
    る顧客の端末装置と，少なくとも顧客の場所情報を記憶
    する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提供す
    る各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材情報
    記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金情
    報を記憶する交通情報記憶手段とを備え，前記端末装置
    は，少なくとも顧客特定情報を含むサービス一覧請求情
    報を前記サーバ装置に送信し，前記サーバ装置からサー
    ビス一覧情報を受信したときにそのサービス一覧を表示
    手段に表示させ，前記サーバ装置は，前記端末装置から
    サービス一覧請求情報を受信したときに，受信した顧客
    特定情報に基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客
    の場所情報を検索して取得するとともに前記人材情報記
    憶手段からサービスを提供する各人材の場所情報を取得
    し，前記交通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料
    金情報とに基づいて前記サービス一覧請求情報があった
    時点における各人材の場所から顧客の場所まで移動する
    のに要する移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間
    に基づいて顧客先でサービスを提供できるまでの所要時
    間を算出するとともに，求めた交通料金に基づいてサー
    ビス料金を算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所
    要時間と前記サービス料金を関連づけたサービス一覧情
    報を生成し，前記端末装置に送信する，ことを特徴とす
    る最適サービス選択支援システム。
  2. 【請求項２】 前記人材情報記憶手段は，さらに人材情
    報として各人材の能力レベル情報とその能力レベルに応
    じた技術料金情報も記憶し，前記サーバ装置は，前記端
    末装置からサービス一覧請求情報を受信したとき，さら
    に前記人材情報記憶手段から各人材の前記技術料金情報
    をも取得して，前記交通料金情報に前記技術料金情報を
    加算して各人材のサービス料金を算出し，前記各人材ご
    とにさらに能力レベル情報も関連づけてサービス一覧情
    報を生成することを特徴とする請求項１に記載の最適サ
    ービス選択支援システム。
  3. 【請求項３】 前記人材情報記憶手段は，さらに各人材
    の在不在情報を記憶し，前記サーバ装置は，サービス一
    覧情報を生成する際には，さらに前記人材情報記憶手段
    の各人材の在不在情報に基づいて前記端末装置からのサ
    ービス一覧請求情報があった時点で前記顧客先に向かう
    ことができる人材についてのサービス一覧情報を生成す
    ることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の最適
    サービス選択支援システム。
  4. 【請求項４】 さらに少なくともサービスを提供するの
    に必要な部品の価格情報を記憶する部品情報記憶手段を
    設け，前記端末装置が送信するサービス一覧情報は，さ
    らに顧客の希望するサービスの情報を含み，前記サーバ
    装置は，前記サービス料金を算出する際には，さらに前
    記端末装置から受信した顧客の希望するサービスの情報
    に基づいて前記部品情報記憶手段からそのサービスに必
    要な部品の価格情報についても取得し，この部品の価格
    情報も含めて前記サービス料金を算出する，ことを特徴
    とする請求項１から請求項３のいずれかに記載の最適サ
    ービス選択支援システム。
  5. 【請求項５】 さらに少なくとも部品の配送時間情報，
    配送料金情報を記憶する部品配送情報記憶手段を設け，
    前記サーバ装置は，前記所要時間と前記サービス料金を
    算出する際には，前記部品配送情報記憶手段の前記配送
    時間情報と前記配送料金情報とに基づいて顧客の希望す
    るサービスに必要な部品が前記顧客先へ配送するのに要
    する時間情報と料金情報をも取得し，その配送に要する
    時間情報をも含めて前記所要時間を算出し，その配送に
    要する料金情報をも含めて前記サービス料金を算出す
    る，ことを特徴とする請求項４に記載の最適サービス選
    択支援システム。
  6. 【請求項６】 前記端末装置が送信するサービス一覧情
    報は，さらにサービス一覧のうちの優先する項目情報を
    含み，前記サーバ装置は，生成したサービス一覧情報
    を，優先する項目情報に基づいて並べ替えて前記端末装
    置に送信することを特徴とする請求項１から請求項５の
    いずれかに記載の最適サービス選択支援システム。
  7. 【請求項７】 前記端末装置は，前記サーバ装置から送
    信されたサービス一覧情報から選択されたサービスの情
    報を含むサービス手配請求情報を前記サーバ装置に送信
    し，前記サーバ装置は，前記端末装置からのサービス手
    配請求情報に応じて，選択されたサービスを手配するこ
    とを特徴とする請求項１から請求項６のいずれかに記載
    の最適サービス選択支援システム。
  8. 【請求項８】 顧客に対してサービス選択支援を行うサ
    ーバ装置であって，少なくとも顧客の端末装置が回線網
    を介して接続されており，少なくとも顧客の場所情報を
    記憶する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提
    供する各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材
    情報記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料
    金情報を記憶する交通情報記憶手段とから必要な情報を
    取り込み可能に構成され，前記端末装置からサービス一
    覧請求情報を受信したときに，受信した顧客特定情報に
    基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客の場所情報
    を検索して取得するとともに前記人材情報記憶手段から
    サービスを提供する各人材の場所情報を取得し，前記交
    通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料金情報とに
    基づいて前記サービス一覧請求情報があった時点におけ
    る各人材の場所から顧客の場所まで移動するのに要する
    移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間に基づいて
    顧客先でサービスを提供できるまでの所要時間を算出す
    るとともに，求めた交通料金に基づいてサービス料金を
    算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所要時間と前
    記サービス料金を関連づけたサービス一覧情報を生成
    し，前記端末装置に送信する，ことを特徴とするサーバ
    装置。
  9. 【請求項９】 少なくとも顧客に対してサービス選択支
    援を行うサーバ装置と回線網を介して接続されており，
    少なくとも顧客特定情報を含むサービス一覧請求情報を
    前記サーバ装置に送信し，前記サーバ装置からサービス
    一覧情報を受信したときにそのサービス一覧を表示手段
    に表示させる，ことを特徴とする端末装置。
  10. 【請求項１０】 顧客に対してサービス選択支援を行う
    プログラムであって，コンピュータをして，少なくとも
    顧客の端末装置が回線網を介して接続されており，少な
    くとも顧客の場所情報を記憶する顧客情報記憶手段と，
    少なくともサービスを提供する各人材の場所情報を人材
    情報として記憶する人材情報記憶手段と，少なくとも交
    通機関時刻情報と交通料金情報を記憶する交通情報記憶
    手段とから必要な情報を取り込み可能に構成されるサー
    バ装置であって，前記端末装置からサービス一覧請求情
    報を受信したときに，受信した顧客特定情報に基づいて
    前記顧客情報記憶手段からその顧客の場所情報を検索し
    て取得するとともに前記人材情報記憶手段からサービス
    を提供する各人材の場所情報を取得し，前記交通情報記
    憶手段の交通機関時刻情報と交通料金情報とに基づいて
    前記サービス一覧請求情報があった時点における各人材
    の場所から顧客の場所まで移動するのに要する移動時間
    と交通料金を求め，求めた移動時間に基づいて顧客先で
    サービスを提供できるまでの所要時間を算出するととも
    に，求めた交通料金に基づいてサービス料金を算出し，
    前記各人材ごとに少なくとも前記所要時間と前記サービ
    ス料金を関連づけたサービス一覧情報を生成し，前記端
    末装置に送信するサーバ装置，として機能せしめるプロ
    グラム。
  11. 【請求項１１】 顧客に対してサービス選択支援を行う
    プログラムを記録した記録媒体であって，コンピュータ
    をして，少なくとも顧客の端末装置が回線網を介して接
    続されており，少なくとも顧客の場所情報を記憶する顧
    客情報記憶手段と，少なくともサービスを提供する各人
    材の場所情報を人材情報として記憶する人材情報記憶手
    段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金情報を記
    憶する交通情報記憶手段とから必要な情報を取り込み可
    能に構成されるサーバ装置であって，前記端末装置から
    サービス一覧請求情報を受信したときに，受信した顧客
    特定情報に基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客
    の場所情報を検索して取得するとともに前記人材情報記
    憶手段からサービスを提供する各人材の場所情報を取得
    し，前記交通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料
    金情報とに基づいて前記サービス一覧請求情報があった
    時点における各人材の場所から顧客の場所まで移動する
    のに要する移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間
    に基づいて顧客先でサービスを提供できるまでの所要時
    間を算出するとともに，求めた交通料金に基づいてサー
    ビス料金を算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所
    要時間と前記サービス料金を関連づけたサービス一覧情
    報を生成し，前記端末装置に送信するサーバ装置，とし
    て機能せしめるプログラムを記録したコンピュータ読取
    り可能な記録媒体。
  12. 【請求項１２】 顧客に対してサービス選択支援を行う
    サーバ装置と，このサーバ装置と回線網を介して接続さ
    れる顧客の端末装置と，少なくとも顧客の場所情報を記
    憶する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提供
    する各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材情
    報記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金
    情報を記憶する交通情報記憶手段とを備える最適サービ
    ス選択支援システムの処理方法であって，前記端末装置
    は，少なくとも顧客特定情報を含むサービス一覧請求情
    報を前記サーバ装置に送信し，前記サーバ装置からサー
    ビス一覧情報を受信したときにそのサービス一覧を表示
    手段に表示させ，前記サーバ装置は，前記端末装置から
    サービス一覧請求情報を受信したときに，受信した顧客
    特定情報に基づいて前記顧客情報記憶手段からその顧客
    の場所情報を検索して取得するとともに前記人材情報記
    憶手段からサービスを提供する各人材の場所情報を取得
    し，前記交通情報記憶手段の交通機関時刻情報と交通料
    金情報とに基づいて前記サービス一覧請求情報があった
    時点における各人材の場所から顧客の場所まで移動する
    のに要する移動時間と交通料金を求め，求めた移動時間
    に基づいて顧客先でサービスを提供できるまでの所要時
    間を算出するとともに，求めた交通料金に基づいてサー
    ビス料金を算出し，前記各人材ごとに少なくとも前記所
    要時間と前記サービス料金を関連づけたサービス一覧情
    報を生成し，前記端末装置に送信する，ことを特徴とす
    る最適サービス選択支援システムの処理方法。
  13. 【請求項１３】 少なくとも顧客の端末装置が回線網を
    介して接続されており，少なくとも顧客の場所情報を記
    憶する顧客情報記憶手段と，少なくともサービスを提供
    する各人材の場所情報を人材情報として記憶する人材情
    報記憶手段と，少なくとも交通機関時刻情報と交通料金
    情報を記憶する交通情報記憶手段とから必要な情報を取
    り込み可能に構成されるサーバ装置の処理方法であっ
    て，前記端末装置からサービス一覧請求情報を受信した
    ときに，受信した顧客特定情報に基づいて前記顧客情報
    記憶手段からその顧客の場所情報を検索して取得すると
    ともに前記人材情報記憶手段からサービスを提供する各
    人材の場所情報を取得し，前記交通情報記憶手段の交通
    機関時刻情報と交通料金情報とに基づいて前記サービス
    一覧請求情報があった時点における各人材の場所から顧
    客の場所まで移動するのに要する移動時間と交通料金を
    求め，求めた移動時間に基づいて顧客先でサービスを提
    供できるまでの所要時間を算出するとともに，求めた交
    通料金に基づいてサービス料金を算出し，前記各人材ご
    とに少なくとも前記所要時間と前記サービス料金を関連
    づけたサービス一覧情報を生成し，前記端末装置に送信
    する，ことを特徴とするサーバ装置の処理方法。
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