JP2020106938A - 会員カード管理システム、会員カード管理方法、ならびに、プログラム - Google Patents

会員カード管理システム、会員カード管理方法、ならびに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】会員カードから取得された会員IDで識別される会員と、携帯端末に割り当てられたユーザIDで識別されるユーザと、が同一人物であるか否かを従来よりも精度良く判別できる会員カード管理システム、会員カード管理方法、ならびに、プログラムを提供する。【解決手段】会員カード管理システム1は、POS端末110又は120から受信された会員ID、POSID、及び、取得日時を対応付けて蓄積し、ビーコンを検知する携帯端末310又は320から受信されたユーザID、POSIDに対応付けられたビーコンID、及び、検知日時を対応付けて蓄積するサーバ900を備える。サーバ900は、未紐付会員IDにPOSIDを介して対応付けられたビーコンIDと未紐付会員IDの取得日時とに基づいて検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、ユーザIDを候補ユーザIDとして未紐付会員IDに応付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、会員カード管理システム、会員カード管理方法、ならびに、プログラムに関する。
従来から、ポイントカードから取得した会員ID(IDentification)と、会員IDの取得日時と、会員に付与したポイントと、を送信するPOS(Point Of Sale)端末と、端末から受信した会員IDと取得日時とポイントとを対応付けて記憶するサーバと、を備えるシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
このシステムは、会員によって携帯される端末であって、当該POS端末が設置された店舗でビーコンを検知すると、ポイントの付与を求めて、端末に割り当てられたユーザIDをサーバに送信する携帯端末をさらに備える。サーバは、携帯端末からユーザIDを受信すると、ユーザIDで識別されるユーザにポイントを付与すると共に、ユーザIDの受信日時と、会員IDの取得日時と、に基づいて、会員IDで識別される会員と、ユーザIDで識別されるユーザと、が同一人物であるか否かを判別する。会員に付与したポイントと、ユーザに付与したポイントと、を統合するためである。
特開2016−212817号公報
ここで、従来のシステムでは、例えば、ポイントカードの拾得者がポイントカードを不正に用いれば、サーバは、ユーザIDで識別される拾得者と、拾得されたポイントカードから取得された会員IDで識別される会員と、が同一人物であると誤判別してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような点に鑑み、その目的とするところは、会員カードから取得された会員IDで識別される会員と、携帯端末に割り当てられたユーザIDで識別されるユーザと、が同一人物であるか否かを従来よりも精度良く判別できる会員カード管理システム、会員カード管理方法、ならびに、プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る会員カード管理システムは、
POS(Point Of Sale)端末と、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器と、ビーコンを検知する携帯端末と、前記携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)及び前記POS端末で会員カードから取得される会員IDを管理するサーバと、を備える会員カード管理システムであって、
前記POS端末は、
前記会員カードに記録された前記会員IDを取得する取得部と、
前記取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を前記サーバへ送信する通信部と、を備え、
前記ビーコン発生器は、
前記POSIDに対応付けられたビーコンIDが設定された前記ビーコンを発信するアンテナ、を備え、
前記携帯端末のコンピュータは、アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、
前記ビーコン発生器から発せられた前記ビーコンを検知する検知部、及び、
前記ユーザID、前記検知されたビーコンに設定された前記ビーコンID、および、前記ビーコンIDが検知された検知日時を前記サーバへ送信させる制御を通信部に行う第1通信制御部、として機能し、
前記サーバは、
前記POS端末から受信された前記会員ID、前記POSID、および、前記取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記携帯端末から受信された前記ユーザID、前記ビーコンID、および、前記検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部と、
前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを検索する検索部と、
前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして対応付ける対応付部と、を備え、
前記携帯端末の前記コンピュータは、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、
前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDの入力を受け付ける受付部、及び、
前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、前記入力された会員IDと、を、前記サーバへ送信させる制御を前記通信部に行う第2通信制御部、としてさらに機能し、
前記サーバは、
前記携帯端末から前記ユーザIDと、前記会員IDと、を受信する通信部と、
前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付部と、
前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知部と、をさらに備える、
ことを特徴とする。
本発明に係る会員カード管理システム、会員カード管理方法、ならびに、プログラムによれば、会員カードから取得された会員IDで識別される会員と、携帯端末に割り当てられたユーザIDで識別されるユーザと、が同一人物であるか否かを従来よりも精度良く判別できる。
本発明の実施例に係る会員カード管理システムの一構成例を表すシステム構成図である。 POS端末の一構成例を表すハードウェア構成図である。 実施例1に係るPOS端末が実行する会計処理の一例を表すフローチャートである。 POS端末が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。 POS端末が実行するPOSデータ送信処理の一例を表すフローチャートである。 実施例1に係るビーコン発生器の一構成例を表すハードウェア構成図である。 携帯端末の一構成例を表すハードウェア構成図である。 携帯端末が実行するポイント要求処理の一例を表すフローチャートである。 携帯端末が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。 携帯端末が実行する紐付要求処理の一例を表すフローチャートである。 サーバの一構成例を表すハードウェア構成図である。 サーバが有する機能の一例を表す機能ブロック図である。 サーバが記憶するユーザ会員テーブルの一例を表す図である。 サーバが実行するPOSデータ保存処理の一例を表すフローチャートである。 サーバが記憶するPOSテーブルの一例を表す図である。 サーバが実行するポイント付与処理の一例を表すフローチャートである。 サーバが記憶するビーコンテーブルの一例を表す図である。 サーバが実行する候補ユーザID特定処理の一例を表すフローチャートの一部である。 サーバが実行する候補ユーザID特定処理の一例を表すフローチャートの他部である。 サーバが記憶するPOSビーコンテーブルの一例を表す図である。 サーバが記憶する候補テーブルの一例を表す図である。 実施例1に係る候補ユーザIDの一例を表す図である。 サーバが実行する紐付処理の一例を表すフローチャートである。 実施例1の変形例2に係る候補ユーザIDの一例を表す図である。 実施例1の変形例3に係る候補ユーザIDの一例を表す図である。 実施例2に係るPOS端末が実行する会計処理の一例を表すフローチャートである。 実施例2に係るビーコン発生器の一構成例を表すハードウェア構成図である。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について添付図面を参照しつつ説明する。
実施例1に係る会員カード管理システム1は、図1に示すような店舗10及び20に設置される。
会員カード管理システム1は、店舗10に設置されたレジスター機であり、会員カードを提示する会員に対してポイントを付与するPOS端末110を備える。また、会員カード管理システム1は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)プロトコルに従ってビーコンを発生させることで、数メートルから数十メートルの近距離で無線通信を行うビーコン発生器210を備える。さらに、会員カード管理システム1は、店舗10内に滞在するユーザによって携帯され、ビーコンを検知すると、ポイントの付与を求めるリクエストを送信する携帯端末310を備える。ユーザは、会員と同一人物であっても良いし、別人物であっても良い。ポイントが付与された会員及びユーザは、ポイントの消費と引き替えに、ポイントの消費量に応じた金額だけ、店舗10又は20で購入する商品の代金を値引きするように店舗10又は20の店員に請求できる。
会員カード管理システム1は、店舗20に設置されたPOS端末120、ビーコン発生器221及び222、並びに、店舗20内に滞在するユーザの携帯端末320を備える。
さらに、会員カード管理システム1は、店舗10のPOS端末110及び携帯端末310と、店舗20のPOS端末120及び携帯端末320と、に対して、不図示のアクセスポイント及びインターネットである通信網90を介して接続されたサーバ900を備える。サーバ900は、携帯端末310及び320のリクエストに応じて携帯端末310及び320のユーザに対してポイントを付与し、付与したポイントを、POS端末110及び120が付与したポイントと共に管理する。
POS端末110は、図2に示すような、CPU(Central Processing Unit)110a、ROM(Read Only Memory)110b、RAM(Random Access Memory)110c、ハードディスク110d、中距離無線通信回路110g、中距離無線通信アンテナ110h、ビデオカード110i、LCD(Liquid Crystal Display)110j、ボタン110k、及び、コードリーダー110lを備える。
CPU110aは、ROM110b又はハードディスク110dに保存されたプログラムを実行することで、POS端末110の全体制御を行う。RAM110cは、CPU110aによるプログラムの実行時において、処理対象とするデータを一時的に記憶する。
ハードディスク110dは、各種のデータやデータを保存したテーブルを記憶する。尚、POS端末110は、ハードディスク110dの代わりに、フラッシュメモリを備えても良い。
中距離無線通信回路110gは、NIC(Network Interface Card)であり、中距離無線通信アンテナ110hに電波を発信及び受信させることで、例えば、百数十メートルの距離で不図示のアクセスポイントと無線通信を行う。
ビデオカード110iは、CPU110aから出力されたデジタル信号に基づいて画像をレンダリングすると共に、描画された画像を表す画像信号を出力する。LCD110jは、ビデオカード110iから出力された画像信号に従って画像を表示する。尚、POS端末110は、LCDの代わりに、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイを備えても良い。
ボタン110kは、ユーザの操作に応じた信号を入力する。コードリーダー110lは、例えば、バーコードやQRコード(登録商標)といった、商品の外装や会員カードに印刷されたコードを読み取り、読み取ったコードを表す信号を入力する。
POS端末110のCPU110aは、図2のハードウェアを用いて、店舗10で会員が購入する商品の会計を行う、図3に示すような会計処理を実行する。これにより、CPU110aは、会員カード及び商品の外装にコードとして印刷された会員ID及び商品ID、POS端末110を識別するPOSID、並びに、会員ID等の取得日時を取得する、図4に示すような取得部111として機能する。
また、CPU110aは、取得部111で取得された商品IDに基づき、会員が購入する商品の代金と、会員に付与するポイントと、を算出する算出部112、及び、算出された代金及びポイントをLCD110jに表示させる表示制御部113として機能する。
さらに、CPU110aは、取得部111で取得された会員ID、商品ID、POSID、及び、取得日時を表す情報を対応付けたPOSデータを生成し、生成したPOSデータをハードディスク110dに保存する保存部114として機能する。
ハードディスク110dは、保存部114によって複数のPOSデータが保存された不図示のテーブルを記憶する情報記憶部119として機能する。
店舗10の店員が、図2に示したPOS端末110のコードリーダー110lで会員カード及び商品の外装に印刷されたコードを読み取る、又は、店員が、会員カード及び商品の外装に印字された会員ID及び商品IDを目視し、目視した会員ID及び商品IDを入力させるためにボタン110kを操作すると、POS端末110のCPU110aは、図3の会計処理の実行を開始する。
会計処理の実行が開始されると、図4の取得部111は、情報記憶部119からPOS端末110に割り当てられたPOSIDを取得すると共に、POS端末110のコードリーダー110l又はボタン110kが入力する信号に基づいて会員ID及び商品IDを取得する(ステップS01)。次に、取得部111は、例えば、OS(Operating System)からシステム日時を取得し、取得した日時を、会員ID及び商品IDの取得日時とする(ステップS02)。
その後、算出部112は、会員IDを含み、かつ、会員IDで識別される会員に付与された未消費のポイント総額を返信するように求めるリクエスト(以下、未消費ポイント返信リクエストという)を、サーバ900を宛先として、図2の中距離無線通信回路110gへ出力する(ステップS03)。その後、中距離無線通信回路110gは、不図示のアクセスポイント及び通信網90を介してサーバ900へ未消費ポイント返信リクエストを送信する。
中距離無線通信回路110gが、未消費ポイントを表す情報を受信すると、取得部111は、未消費ポイントを表す情報を中距離無線通信回路110gから取得する(ステップS04)。
その後、算出部112は、ステップS01で取得された商品IDに対応付けられた値段を表す情報を、情報記憶部119が記憶する不図示のテーブルから取得し、取得した情報に基づいて、会員に支払を求める代金を算出する(ステップS05)。
次に、表示制御部113は、ステップS04で取得された未消費ポイント及びステップS05で算出された代金を表示させる制御を、図2のLCD110jに行う(ステップS06)。
その後、未消費ポイントを目視した会員が、消費するポイントを店員に伝えると、店員は、伝えられたポイントを入力させるためにボタン110kを操作する。次に、ボタン110kが入力した信号に基づき消費されるポイントを取得部111が取得すると、算出部112は、取得されたポイントに基づいて値引き後の代金を算出し、値引き後の後の代金に基づいて、会員に付与するポイントを算出する(ステップS07)。
次に、表示制御部113は、ステップS07で算出された値引き後の代金、及び、会員に付与するポイントを表示させる制御をLCD110jに行う(ステップS08)。
その後、会員が金銭を支払うと、店員は、支払われた金銭の金額を入力するためにボタン110kを操作する。ボタン110kが入力した金額が値引き後の代金以上であると、算出部112は、未消費のポイント総額を更新するように求めるリクエスト(以下、ポイント更新リクエストという)を、サーバ900を宛先として、図2の中距離無線通信回路110gへ出力する(ステップS09)。ポイント更新リクエストには、未消費のポイントが増減した会員の会員ID、会員に付与されたポイントを表す情報、及び、会員が消費したポイントを表す情報が含まれている。
中距離無線通信回路110gがポイント更新リクエストをサーバ900へ送信した後に、保存部114は、ステップS01及びS02で取得された会員ID、商品ID、POSID、及び、取得日時を表す情報を対応づけてPOSデータを生成し、生成したPOSデータを情報記憶部119に保存した後に(ステップS10)、会計処理の実行を終了する。
図2に示したPOS端末110のCPU110aは、例えば、午前0時といった予め定められた時刻において、ステップS10で情報記憶部119に保存されたPOSデータをサーバ900へ送信する、図5に示すようなPOSデータ送信処理を実行する。これにより、CPU110aは、POSデータをサーバ900へ送信させる制御を中距離無線通信回路110gに行う、図4に示すような通信制御部115としてさらに機能する。
POSデータ送信処理の実行が開始されると、図4の取得部111は、POSデータである会員ID、商品ID、POSID、及び、取得日時を表す情報を情報記憶部119から取得する(ステップS11)。次に、通信制御部115は、取得部111が取得したPOSデータを、サーバ900を宛先として、中距離無線通信回路110gへ出力する(ステップS12)。その後、中距離無線通信回路110gが不図示のアクセスポイント及び通信網90を介してPOSデータをサーバ900へ送信した後に、POSデータ送信処理の実行を終了する。
図1のPOS端末120は、POS端末110と同様の構成及び機能を有している。
図1のビーコン発生器210は、図6に示すようなCPU210a、ROM210b、及び、RAM210cを備えている。CPU210a、ROM210b、及び、RAM210cは、図2に示したCPU110a、ROM110b、及び、RAM110cと同様の構成及び機能を有している。
また、ビーコン発生器210は、ビーコンIDが割り振られた近距離無線通信回路210eを備える。近距離無線通信回路210eは、ビーコンIDを含んだ電波であるビーコンを、近距離無線通信アンテナ210fに発信させることで、携帯端末310と近距離無線通信を行う。
さらに、ビーコン発生器210は、動作状況を消灯、点灯、又は、点滅によって示すLED(Light Emitting Diode)210j、店舗10の店員若しくは会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者による操作に応じた信号を入力するボタン210k、及び、電力を供給するバッテリ210lを備える。
ビーコン発生器210は、POS端末110から、例えば、数メートルから十数メートルといった所定の地域範囲内に設置されている。POS端末110で会計する会員及びユーザの携帯端末310がビーコンを検知できるようにするためである。
店員等によってビーコンの発信を開始させる操作がボタン210kに行われると、CPU210aは、ビーコンの発信を開始させる制御を、近距離無線通信回路210eに行う。その後、ビーコンの発信を停止させる操作がボタン210kに行われる、又は、バッテリ210lが十分な電力を供給しなくなるまで、近距離無線通信回路210eは、近距離無線通信アンテナ210fにビーコンを発信させ続ける。
図1のビーコン発生器221及び222は、ビーコン発生器210と同様に、POS端末120から、所定の地域範囲内に設置されており、ビーコン発生器210と同様の構成及び機能を有している。
図1の携帯端末310は、例えば、スマートフォン等の携帯電話であって、図7に示すようなCPU310a、ROM310b、RAM310c、中距離無線通信回路310g、中距離無線通信アンテナ310h、ビデオカード310i、及び、LCD310jを備える。これらの構成及び機能は、図2を参照して説明したCPU110a、ROM110b、RAM110c、中距離無線通信回路110g、中距離無線通信アンテナ110h、ビデオカード110i、及び、LCD110jの構成及び機能と同様である。
また、携帯端末310は、店舗10及び20の経営主体が配布するアプリケーションであって、ビーコンの検知をトリガーとしてポイントの付与を要求するポイント管理アプリを記憶するフラッシュメモリ310dを備える。
さらに、携帯端末310は、図6に示した近距離無線通信回路210e及び近距離無線通信アンテナ210fと同様の構成及び機能を有する近距離無線通信回路310e及び近距離無線通信アンテナ310fを備える。さらに、携帯端末310は、ユーザの操作に応じた信号を入力するタッチパネル310kを備える。
携帯端末310には、ポイント管理アプリがインストールされているため、CPU310aは、起動するとポイント管理アプリの実行をバックグラウンドで開始する。通常のユーザは、ビーコン発生器210、221、及び、222の設置場所を知らないため、ビーコンを検知可能な地域に携帯端末310が入る前に、ポイント管理アプリの実行を開始しておくためである。
ポイント管理アプリは、ビーコンの検知をトリガーとしてポイントの付与を要求する、図8に示すようなポイント要求処理を含んでいる。このため、ポイント管理アプリの実行に伴って、図8のポイント要求処理を実行することで、携帯端末310のCPU310aは、ビーコンを検知する、図9に示すような検知部311として機能する。
また、CPU310aは、ビーコンを検知した携帯端末310に割り当てられたユーザIDをRAM310c又はフラッシュメモリ310dから取得する取得部312として機能する。さらに、CPU310aは、ユーザIDを含み、ユーザIDで識別されるユーザに対するポイントの付与を求めるリクエスト(以下、ポイント付与リクエスト)をサーバ900へ送信させる制御を、中距離無線通信回路310gに行う第1通信制御部313としてさらに機能する。また、CPU310aは、付与されたポイントを表示させる制御を、LCD310jに行う表示制御部314として機能する。
図8のポイント要求処理の実行を開始すると、図9の検知部311は、近距離無線通信アンテナ310fが受信した電波に応じて近距離無線通信回路310eが入力する信号に基づいてビーコンIDの取得を試行する。検知部311は、ビーコンIDの取得を成功すると、近距離無線通信アンテナ310fが受信した電波がビーコンであることを検知する(ステップS21)。
検知部311がビーコンを検知すると、取得部312は、例えば、OSからシステム日時を取得し、取得した日時をビーコンの検知日時とする(ステップS22)。その後、取得部312は、携帯端末310に割り当てられたユーザIDをRAM310c又はフラッシュメモリ310dから取得する(ステップS23)。
その後、取得部312は、携帯端末310に割り当てられたユーザIDと、携帯端末310が検知したビーコンのビーコンIDと、ビーコンの検知日時を表す情報と、をビーコンデータとする(ステップS24)。
次に、第1通信制御部313は、ビーコンデータを含んだポイント付与リクエストを、サーバ900を宛先として、図7の中距離無線通信回路310gへ出力する(ステップS25)。その後、中距離無線通信回路310gは、不図示のアクセスポイント及び通信網90を介してサーバ900へポイント付与リクエストを送信する。
中距離無線通信回路310gが、付与されたポイントを表す情報を受信すると、取得部312は、付与されたポイントを表す情報を中距離無線通信回路310gから取得する(ステップS26)。その後、表示制御部314は、付与されたポイントを表示させる制御をLCD310jに行った後に(ステップS27)、ポイント要求処理の実行を終了する。
ここで、携帯端末310のユーザは、会員カードの提示により付与されるポイントと、ポイント管理アプリの実行により付与されるポイントと、が共通のポイントであることに気付いていないとする。例えば、会員カードに印刷されたマークが小さ過ぎる、又は、会員カードの全体的なデザインが、携帯端末310に表示されるポイント管理アプリのアイコンのデザインと異なりすぎているためである。
しかし、携帯端末310のユーザが、会員カードに印刷されたマークを良く観察することで、会員カードの提示により付与されるポイントと、ポイント管理アプリの実行により付与されるポイントと、が共通のポイントであると気づくとする。つまり、ユーザは、会員カードに記録された会員IDと、携帯端末310に割り振られたユーザIDと、を紐付ければ、会員カードでもポイント管理アプリでも、同じポイントを得たり、消費したりできることに気付くとする。
この場合、ユーザは、携帯端末310によるアプリの動作状態を、バックグラウンドでの動作から、フォアグラウンドでの動作に切り替える切替操作を、図7のタッチパネル310kに行う。その後、ユーザは、フォアグラウンドで動作するアプリによって表示される画面に従って、会員カードに印字された会員IDと、携帯端末310に割り当てたユーザIDと、を、紐付ける紐付操作をタッチパネル310kに行う。
携帯端末310のタッチパネル310kが切替操作に応じた信号を入力すると、CPU310aは、ポイント管理アプリの実行状態を、バックグラウンドからフォアグラウンドに切り替える。次に、タッチパネル310kが紐付操作に応じた信号を入力すると、CPU310aは、会員IDとユーザIDとの紐付けを要求する、図10に示すような紐付要求処理を実行する。
これにより、携帯端末310のCPU310aは、ユーザIDと紐付ける会員IDの入力を受け付ける、図9に示すような受付部315として機能する。また、携帯端末310のCPU310aは、受け付けられた会員IDと、携帯端末310に割り当てられたユーザIDと、を紐付けるように求める紐付要求を送信させる制御を、中距離無線通信回路310gに行う第2通信制御部316として機能する。
図10の紐付要求処理の実行を開始すると、受付部315は、タッチパネル310kが入力する信号に基づいて会員IDの入力を受け付ける(ステップS31)。次に、取得部312は、携帯端末310に割り当てられたユーザIDをRAM310c又はフラッシュメモリ310dから取得する(ステップS32)。
その後、第2通信制御部316は、受け付けられた会員IDと、取得されたユーザIDと、を含み、当該会員IDを当該ユーザIDに紐付けるように要求する紐付リクエストを、サーバ900を宛先として、中距離無線通信回路310gへ出力する(ステップS33)。
中距離無線通信回路310gが紐付リクエストをサーバ900へ送信した後に、紐付けが成功したか否かを表す応答メッセージをサーバ900から受信すると、取得部312は、応答メッセージを中距離無線通信回路310gから取得する(ステップS34)。
その後、表示制御部314は、応答メッセージを表示させる制御を、図7のLCD310jに行った後に(ステップS35)、紐付要求処理の実行を終了する。
図1の携帯端末320は、携帯端末310と同様の構成及び機能を有している。
図1のサーバ900は、図11に示すようなCPU900a、ROM900b、RAM900c、ハードディスク900d、中距離無線通信回路900g、中距離無線通信アンテナ900h、ビデオカード900i、及び、LCD900jを備える。これらの構成及び機能は、図2を参照して説明したCPU110a、ROM110b、RAM110c、ハードディスク110d、中距離無線通信回路110g、中距離無線通信アンテナ110h、ビデオカード110i、及び、LCD110jの構成及び機能と同様である。また、サーバ900は、ユーザの操作に応じた信号を入力するキーボード900kを備える。
ハードディスク900dは、ユーザ又は会員に関する情報を蓄積する、図12に示すような蓄積部990として機能する。蓄積部990は、ユーザ又は会員に付与された未消費のポイントを表すレコードが複数蓄積された、図13に示すようなユーザ会員テーブルを記憶している。
ユーザ会員テーブルでは、ユーザを識別するユーザID「U001」と、当該ユーザと同一人物である会員を識別する会員ID「M001」と、当該人物に付与された未消費のポイント「100」を表す情報と、を紐付けた情報であるレコードが蓄積されている。同様に、ユーザ会員テーブルでは、ユーザを識別するユーザID「U002」と、会員ID「M002」と、ポイント「700」を表す情報と、を紐付けた情報が蓄積されている。
さらに、ユーザ会員テーブルでは、ユーザを識別するユーザID「U003」と、当該ユーザと同一人物である会員を識別する会員IDが特定されていないことを表す「NULL」文字と、当該ユーザに付与された未消費のポイント「300」を表す情報と、を紐付けた情報が蓄積されている。
またさらに、ユーザ会員テーブルでは、会員ユーザを識別する会員ID「M003」と、当該会員と同一人物であるユーザを識別するユーザIDが特定されていないことを表す「NULL」文字と、当該会員に付与された未消費のポイント「100」を表す情報と、を紐付けた情報が蓄積されている。
図3のステップS03で出力された未消費ポイント返信リクエストを、POS端末110又は120からサーバ900の中距離無線通信回路900gが受信すると、サーバ900のCPU900aは、不図示の未消費ポイント返信処理を実行する。これにより、CPU900aは、未消費ポイント返信リクエストを取得する、図12に示すような取得部910、及び、未消費ポイントの管理を行う管理部920として機能する。また、CPU900aは、未消費ポイントを中距離無線通信回路900gに返信させる制御を行う通信制御部930として機能する。
不図示の未消費ポイント返信処理を開始すると、取得部910は、中距離無線通信回路900gから未消費ポイント返信リクエストを取得し、取得した未消費ポイント返信リクエストに含まれる会員IDを取得する。次に、管理部920は、図13のユーザ会員テーブルから会員IDに紐付けられた未消費のポイントを取得する。その後、通信制御部930は、未消費のポイントをPOS端末110又は120を宛先として中距離無線通信回路900gに出力し、中距離無線通信回路900gがPOS端末110又は120へ未消費のポイントを送信した後に、未消費ポイント返信処理の実行を終了する。
図3のステップS09で出力されたポイント更新リクエストを、POS端末110又は120からサーバ900の中距離無線通信回路900gが受信すると、サーバ900のCPU900aは、不図示のポイント更新処理を実行する。
ポイント更新処理の実行を開始すると、取得部910は、中距離無線通信回路900gからポイント更新リクエストを取得し、取得したポイント更新リクエストに含まれる会員ID、消費されたポイントを表す情報、及び、付与されたポイントを表す情報を取得する。
次に、管理部920は、図13のユーザ会員テーブルにおいて、取得部910が取得した会員IDに紐付けられた未消費のポイントを取得する。その後、管理部920は、取得した未消費のポイントに対して、消費されたポイントを減算し、かつ、付与されたポイントを加算した値を算出する。次に、管理部920は、会員IDに紐付けられた未消費のポイントを、算出した値で更新した後に、ポイント更新処理の実行を終了する。
図5のステップS12で出力されたPOSデータを、POS端末110又は120からサーバ900の中距離無線通信回路900gが受信すると、サーバ900のCPU900aは、図14に示すようなPOSデータ保存処理を実行する。
図12の蓄積部990は、POS端末110又は120から受信されたPOSデータが保存される、図15に示すようなPOSテーブルを記憶している。POSテーブルには、POSデータである会員ID、POSID、取得日時を表す情報、及び、商品IDが互いに対応付けられたレコードが複数保存される。
POSデータ保存処理の実行を開始すると、取得部910は、中距離無線通信回路900gからPOSデータである会員ID、POSID、取得日時を表す情報、及び、商品IDを取得する(ステップS41)。
次に、管理部920は、取得部910が取得した会員ID、POSID、取得日時を表す情報、及び、商品IDを互いに対応付けて、図15のPOSテーブルに保存した後に(ステップS42)、POSデータ保存処理の実行を終了する。
図8のステップS25で出力されたポイント付与リクエストを、携帯端末310又は320からサーバ900の中距離無線通信回路900gが受信すると、サーバ900のCPU900aは、図16に示すようなポイント付与処理を実行する。
蓄積部990は、ポイント付与リクエストに含まれるビーコンデータが保存される、図17に示すようなビーコンテーブルを記憶する。ビーコンテーブルには、ビーコンデータであるユーザID、ビーコンID、及び、検知日時が互いに対応付けられたレコードが複数保存される。
図16のポイント付与処理の実行を開始すると、取得部910は、中距離無線通信回路900gからポイント付与リクエストを取得し、ポイント付与リクエストに含まれるビーコンデータであるユーザID、ビーコンID、及び、検知日時を表す情報を取得する(ステップS51)。
次に、管理部920は、取得部910が取得したユーザID、ビーコンID、及び、検知日時を表す情報を互いに対応付けて、図17のビーコンテーブルに保存する(ステップS52)。
その後、管理部920は、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者によって予め設定されたポイントを、RAM900c又はハードディスク900dから読み出し、予め設定されたポイントをユーザIDで識別されるユーザに付与するポイントとする。
次に、管理部920は、図13のユーザ会員テーブルにおいて、取得部910が取得したユーザIDに紐付けられた未消費のポイントを取得する。次に、管理部920は、取得した未消費のポイントに対して、付与するポイントを加算した値を算出する。その後、管理部920は、ユーザIDに紐付けられた未消費のポイントを、算出した値で更新する(ステップS53)。
次に、通信制御部930は、付与したポイントを、携帯端末310又は320を宛先として、中距離無線通信回路900gへ出力する(ステップS54)。その後、中距離無線通信回路900gが、付与するポイントを携帯端末310又は320へ送信した後に、通信制御部930は、ポイント付与処理の実行を終了する。
図11に示したCPU900aは、例えば、予め定められた時刻において、図13のユーザ会員テーブルにおいて、ユーザIDと紐付けられていない会員ID(以下、未紐付会員IDという)で識別される会員と同一の人物の候補を識別するユーザID(以下、候補ユーザIDという)を特定する、図18及び19に示すような候補ユーザID特定処理を実行する。
これにより、CPU900aは、図12に示すような、未紐付会員IDを検索する検索部940としてさらに機能する。また、CPU900aは、未紐付会員IDの候補ユーザIDを特定し、特定した候補ユーザIDを未紐付会員IDに対応付ける対応付部950として機能する。
蓄積部990は、POSIDと、POSIDで識別されるPOS端末110又は120から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器210、221、又は、222から発せられるビーコンのビーコンIDと、が対応付けられたレコードが予め複数保存された、図20に示すようなPOSビーコンテーブルを記憶している。
また、蓄積部990は、未紐付会員IDと、候補ユーザIDと、が対応付けられたレコードが複数保存される、図21に示すような候補テーブルを記憶している。
図18の候補ユーザID特定処理の実行が開始されると、図12の検索部940は、図13のユーザ会員テーブルから「NULL」文字に紐付けられた会員IDを1又は複数検索し、検索した1又は複数の会員IDを、ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDとする(ステップS61)。
次に、検索部940は、ステップS61で検索された1又は複数の未紐付会員IDの全てに注目したか否かを判別する(ステップS62)。このとき、検索部940は、未紐付会員IDの全てに注目した訳で無いと判別すると(ステップS62;No)、未注目の未紐付会員IDの1つに注目し、注目した未紐付会員IDを注目会員IDとする(ステップS63)。
その後、検索部940は、図15のPOSテーブルから、注目会員IDに対応付けられたPOSID及び取得日時を表す情報の組を1又は複数抽出する(ステップS64)。これにより、検索部940は、注目会員IDを取得したPOS端末110又は120のPOSID、及び、注目会員IDの取得日時を1又は複数特定する。
次に、検索部940は、抽出した1又は複数の組の全てに注目したか否かを判別する(ステップS65)。このとき、検索部940は、全ての組に注目した訳では無いと判別すると(ステップS65;No)、未注目の組の1つに注目し、注目した組を注目組とする(ステップS66)。
その後、検索部940は、図20のPOSビーコンテーブルから、注目組のPOSIDに対応付けられた1又は複数のビーコンIDを検索する(ステップS67)。これにより、検索部940は、注目会員IDを取得したPOS端末110又は120の内で、注目したPOSIDで識別されるPOS端末110又は120から所定の地域範囲内で発信された1又は複数のビーコンのビーコンIDを特定する。
その後、検索部940は、検索した1又は複数のビーコンIDの全てに注目したか否かを判別する(ステップS68)。このとき、検索部940は、全てのビーコンIDに注目した訳では無いと判別すると(ステップS68;No)、未注目のビーコンIDの1つに注目し、注目したビーコンIDを注目ビーコンIDとする(ステップS69)。
その後、検索部940は、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者によって予め設定された所定の誤差範囲を、RAM900c又はハードディスク900dから読み出す。会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者は、所定の誤差範囲を、会員が店舗10又は20に入店してからPOS端末110又は120で会計を開始するまでの平均的な時間に設定しても良い。好適な誤差範囲は、例えば、店舗10又は20がファストフードチェーン店である場合に、当業者が実験により10分間と定めることができるが、これに限定される訳では無い。
次に、検索部940は、図17のビーコンテーブルから、ステップS66で注目した注目組に含まれるPOSIDの取得日時から所定の誤差範囲内にある検知日時を表す情報と、注目ビーコンIDと、に対応付けられたユーザIDを1又は複数検索する(ステップS70)。これにより、検索部940は、注目会員IDの取得日時と同視できる検知日時に、注目会員IDを取得したPOS端末110又は120から所定の地域範囲内で発信された注目ビーコンIDを含むビーコンを検知した携帯端末のユーザIDを1又は複数取得する。
検索部940が、ステップS70においてユーザIDを1又は複数取得するのは、注目会員IDの取得日時と同視できる日時には、注目会員IDで識別される会員の携帯端末310又は320だけでなく、会員以外の顧客の携帯端末も、注目ビーコンIDを含むビーコンを検知する場合があるからである。
その後、検索部940は、ステップS68に戻り、上記処理を繰り返す。ステップS68において、検索部940は、検索したビーコンIDの全てに注目したと判別すると(ステップS68;Yes)、ステップS65に戻り、上記処理を繰り返す。
ステップS65において、検索部940が、抽出した1又は複数の組の全てに注目したと判別すると(ステップS65;Yes)、対応付部950は、ステップS70で検索された1又は複数のユーザIDの内で、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者によって予め設定された同定条件を満足するユーザIDを特定し、特定したユーザIDを候補ユーザIDとする(ステップS71)。
ここで、ステップS71をより簡単、かつ、より詳細に説明するために、図22に示すような検知日時を表すT軸と、ユーザIDを表すU軸と、を有するTU座標系を参照し、具体例を挙げて以下説明する。
注目会員IDが「M003」であるとする。この注目会員ID「M003」を取得したPOS端末110又は120から所定の地域範囲内で発信されたビーコンを、注目会員ID「M003」の取得日時t1から所定の誤差範囲ER内の日時に、ユーザID「U001」を割り当てられた携帯端末と、ユーザID「U003」を割り当てられた携帯端末と、が検知したとする。この場合、検索部940は、注目会員ID「M003」と取得日時t1とに基づいて、ユーザID「U001」及び「U003」を検索により取得する。
同様に、注目会員ID「M003」の取得日時t2からt4からそれぞれ所定の誤差範囲ER内の日時で、ユーザID「U003」を割り当てられた携帯端末310がビーコンを検知したとする。この場合、検索部940は、ユーザID「U003」を検索により3回取得する。
さらに同様に、注目会員ID「M003」の取得日時t5から所定の誤差範囲ER内の日時で、ユーザID「U002」を割り当てられた携帯端末と、ユーザID「U003」を割り当てられた携帯端末と、がビーコンを検知したとする。この場合、検索部940は、ユーザID「U002」及び「U003」を検索により1つずつ取得する。
本実施例において、同定条件は、未紐付会員ID「M003」の取得日時と、ステップS70で検索されたユーザID「U001」から「U003」のいずれかが割り当てられた携帯端末310又は320が、未紐付会員ID「M003」を取得したPOS端末110又は120から所定の地域範囲内で発信されたビーコンを検知した検知日時と、の相関値が所定の閾値以上であり、かつ、最大であるという条件である。
本実施例において、あるユーザIDの相関値は、ステップS70で検索された複数のユーザID「U001」から「U003」の総取得回数「7回」に占める、当該あるユーザIDの取得回数の割合である。このため、対応付部950は、ユーザID「U001」の取得回数「1回」を総取得回数「7回」で除算することで、ユーザID「U001」の相関値「0.14」を算出する。同様に、対応付部950は、ユーザID「U002」の取得回数「1回」に基づいて相関値「0.14」を算出し、ユーザID「U003」の取得回数「5回」に基づいて相関値「0.71」を算出する。
次に、対応付部950は、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者によって予め設定された所定の閾値「0.50」を、RAM900c又はハードディスク900dから読み出す。尚、所定の閾値は、「0.50」に限定される訳では無く、より好適な閾値は、当業者が実験により定めることができる。
その後、対応付部950は、ユーザID「U003」の相関値「0.71」が所定の閾値「0.50」以上であり、かつ、ユーザID「U001」及び「U002」の相関値「0.14」よりも大きいため、ユーザID「U003」が同定条件を満足すると判別する。このため、対応付部950は、ユーザID「U003」を、未紐付会員ID「M003」の候補ユーザIDとする。
ステップS71を実行した後に、対応付部950は、注目された未紐付会員IDである注目会員ID「M003」に対して、候補ユーザID「U003」を紐付けて、図21の候補テーブルに保存する(ステップS72)。
その後、検索部940は、ステップS62に戻り、上記処理を繰り返す。ステップS62において、検索部940は、全ての未紐付会員IDに注目したと判別すると(ステップS62;Yes)、候補ユーザID特定処理の実行を終了する。
図10のステップS33で出力された紐付リクエストを、携帯端末310又320からサーバ900の中距離無線通信回路900gが受信すると、サーバ900のCPU900aは、紐付リクエストに含まれる会員IDとユーザIDとを紐付ける、図23に示すような紐付処理を実行する。
これにより、紐付リクエストに含まれるユーザIDが、紐付リクエストに含まれる会員IDの候補ユーザIDである場合に、CPU900aは、当該会員IDをユーザIDに紐付ける、図12に示すような紐付部960として機能する。
また、紐付リクエストに含まれるユーザIDが、紐付リクエストに含まれる会員IDの候補ユーザIDでない場合に、CPU900aは、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者に対してその旨を通知する通知部970として機能する。
図23の紐付処理の実行を開始すると、取得部910は、中距離無線通信回路900gから紐付リクエストを取得し、取得した紐付リクエストに含まれる会員IDとユーザIDとを取得する(ステップS81)。
次に、紐付部960は、図13のユーザ会員テーブルから、取得された会員IDに対応付けられたユーザIDを検索することで、取得された会員IDが、未だユーザIDに紐付けられていない未紐付ユーザIDであるか否かを判別する(ステップS82)。このとき、紐付部960は、取得された会員IDに対応付けられたユーザIDをユーザ会員テーブルから検索により取得できると、取得された会員IDが未紐付会員IDでないと判別する(ステップS82;No)。
その後、通信制御部930は、会員IDがユーザIDと既に紐付けられている旨のメッセージを、紐付リクエストを送信した携帯端末310又は320を宛先として、中距離無線通信回路900gへ出力する(ステップS83)。次に、中距離無線通信回路900gがメッセージを送信した後に、通信制御部930は、紐付処理の実行を終了する。
ステップS82において、紐付部960は、取得された会員IDに対応付けられたユーザIDをユーザ会員テーブルから検索により取得できないと、取得された会員IDが未紐付会員IDであると判別する(ステップS82;Yes)。
その後、紐付部960は、図21の候補テーブルから、取得された会員IDに対応付けられた候補ユーザIDを検索することで、取得されたユーザIDが、取得された会員IDの候補ユーザIDであるか否かを判別する(ステップS84)。つまり、紐付部960は、取得されたユーザIDが、取得された会員IDで識別される会員と同一の人物の候補を識別するユーザIDであるか否か、を判別する。
このとき、紐付部960は、検索により候補ユーザIDが取得でき、かつ、取得されたユーザIDが、検索により取得した候補ユーザIDである場合に、当該ユーザIDが、当該会員IDの候補ユーザIDであると判別する(ステップS84;Yes)。
その後、紐付部960は、取得された会員IDとユーザIDとを、図13のユーザ会員テーブルにおいて紐付けた後に(ステップS85)、ユーザIDに対応付けられたポイントと、会員IDに対応付けられたポイントと、を統合する(ステップS86)。
ステップS85及びS86をより簡単、かつ、より詳細に説明するために、会員ID「M003」とユーザID「U003」とが紐付リクエストに含まれていた場合を例に挙げて以下説明する。
紐付部960は、図13のユーザ会員テーブルにおいて、ユーザID「U003」に対応付けられたポイント「300」と、会員ID「M003」に対応付けられたポイント「100」と、を取得する。次に、紐付部960は、文字列「NULL」、会員ID「M003」、及び、ポイント「100」が対応付けられたレコードを削除した後に、ユーザID「U003」に対応付けられた文字列「NULL」を、会員ID「M003」に更新する。このようにして、紐付部960は、ユーザID「U003」と会員ID「M003」とを紐付けるステップS85の処理を実行する。
その後、紐付部960は、ポイント「300」に対してポイント「100」を加算した値「400」で、ユーザID「U003」及び会員ID「M003」に紐付けられたポイントを更新する。このようにして、紐付部960は、ポイントを統合するステップS86の処理を実行する。
次に、通信制御部930は、会員IDがユーザIDに紐付けられた旨のメッセージを、携帯端末310又は320を宛先として、中距離無線通信回路900gへ出力した後に(ステップS87)、紐付処理の実行を終了する。
ステップS84において、紐付部960は、検索により候補ユーザIDが取得できない場合、又は、取得されたユーザIDが、検索により取得した候補ユーザIDでない場合に、当該ユーザIDが、当該会員IDの候補ユーザIDでないと判別する(ステップS84;No)。
その後、通知部970は、例えば、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者の電子メールアカウントを宛先とし、会員IDと、会員IDの候補ユーザIDでないユーザIDと、の紐付けを要求された旨のメッセージを本文に含む電子メールを送信することで、当該メッセージを管理者又は保守担当者に通知を行う(ステップS88)。会員IDとユーザIDとを紐付けるか否かを、管理者又は保守担当者に判断させるためである。
次に、通信制御部930は、会員IDとユーザIDとの紐付けに時間を要する旨のメッセージを、携帯端末310又は320を宛先として、中距離無線通信回路900gへ出力した後に(ステップS89)、紐付処理の実行を終了する。
これらの構成によれば、サーバ900は、図19のステップS70において、ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDがPOS端末110又は120で取得された日時と同視できる日時に、POS端末110又は120から所定の地域範囲内で発信されたビーコンを検知した携帯端末310又は320のユーザIDを検索により1又は複数取得する。また、サーバ900は、取得された1又は複数のユーザIDの内で、ステップS71において、同定条件を満足するユーザIDを、未紐付会員IDで識別される会員と同一の人物の候補を識別する候補ユーザIDとする。
同定条件は、未紐付会員IDの取得日時と、ステップS70で検索により取得された1又は複数のユーザIDのいずれかが割り当てられた携帯端末310又は320によるビーコンの検知日時と、の相関値が最大であるという条件である。このため、サーバ900は、会員カードから未紐付会員IDが取得された日時及び場所と、ビーコンが携帯端末310又は320で検知された日時及び場所と、の相関が最も高いユーザIDを候補ユーザIDと特定できる。よって、サーバ900によれば、会員カードから取得された会員IDで識別される会員と、携帯端末310又は320に割り当てられたユーザIDで識別されるユーザと、が同一人物であるか否かを従来よりも精度良く判別できる。
また、例えば、紛失された会員カードの拾得者が会員カードを不正に用いたとしても、少なくとも会員カードの紛失後から、紛失が会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者に報告されるまでの十分に短い期間においては、会員カードの本来の所有者の携帯端末310又は320によるビーコンの検知日時及び場所の方が、拾得者の携帯端末による検知日時及び場所よりも、会員カードに記録された未紐付会員IDの取得日時及び場所との相関が高い。このため、サーバ900は、会員カードの本来の所有者のユーザIDを、候補ユーザIDと特定できる。
また、サーバ900は、図23のステップS84において、会員IDとの紐付けを要求されたユーザIDが、当該会員IDの候補ユーザIDでないと判別すると(ステップS84;No)、ステップS88で、当該会員IDと当該ユーザIDとを紐付けせずに、管理者又は保守担当者に通知を行う。このため、会員カードの拾得者の携帯端末に割り当てられたユーザIDに対して、会員カードに記録された会員IDを紐付けてしまうことを従来よりも確実に防止できる。
さらに、サーバ900は、図23のステップS84において、会員IDとの紐付けを要求されたユーザIDが、当該会員IDの候補ユーザIDであると判別すると(ステップS84;Yes)、ステップS85で、当該会員IDと当該ユーザIDとを紐付ける。このため、従来よりも迅速、かつ、正確に同一人物のユーザIDと会員IDとを紐付けできる。
(実施例1の変形例1)
実施例1では、図19のステップS71で用いられる同定条件は、相関値が、所定の閾値以上であり、かつ、最大であるという条件であると説明したが、これに限定される訳では無い。
同定条件は、相関値が所定の閾値以上であれば、最大である必要は無いという条件であっても良く、サーバ900の対応付部950は、ステップS71において、相関値が所定の閾値以上である複数のユーザIDを候補ユーザIDと特定しても良い。同様に、サーバ900の紐付部960は、図23のステップS84において、会員IDとの紐付けを要求されたユーザIDが、当該会員IDの複数の候補ユーザIDの内の1つであると判別すると(ステップS84;Yes)、ステップS85で、当該会員IDと当該ユーザIDとを紐付けるとしても良い。
(実施例1の変形例2)
実施例1では、図19のステップS71で用いられる同定条件は、相関値が所定の閾値以上であり、かつ、最大であるという条件であると説明したが、これに限定される訳では無い。
同定条件は、図24に示すような、システム日時teを最終日時とする期間であって、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者によって予め定められた所定期間TM内の検知日時と対応付けられたユーザIDであるという条件をさらに含んでも良い。
つまり、ステップS71において、サーバ900の対応付部950は、ステップS70で検索により取得された1又は複数のユーザIDであって、かつ、所定期間TM内の検知日時と対応付けられた1又は複数のユーザIDの内で、相関値が所定の閾値以上であり、かつ、最大であるユーザIDを、候補ユーザIDと特定しても良い。
会員カードを拾得した拾得者は、通常、会員カードを使用することなく、会員カードに印字された会員IDと、拾得者のユーザIDと、を紐付けることで、会員IDに紐付けられた会員カードの本来の所有者のポイントを、拾得者のポイントと統合しようとするためである。
この構成によれば、サーバ900は、同定条件を満足させるユーザIDを、所定期間TM内の検知日時と対応付けられた1又は複数のユーザIDに限定する。このため、サーバ900は、限定しない場合よりも、同定条件を満足させるユーザIDを特定するために要する計算量を削減できるだけでなく、会員カードの本来の所有者の会員IDと、拾得者のユーザIDと、を、紐付けることを従来よりも確実に防止できる。
(実施例1の変形例3)
実施例1では、図19のステップS71で用いられる同定条件は、相関値が所定の閾値以上であり、かつ、最大であるという条件であると説明したが、これに限定される訳では無い。
同定条件は、例えば、図25に示すような、システム日時teを最終日時とする期間であって、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者によって予め定められた第1期間TM1と、第1期間TM1と異なる第2期間TM2と、を用いた追加条件をさらに含んでも良い。追加条件は、例えば、ステップS70で検索により取得され、かつ、第1期間TM1内の検知日時と対応付けられた1又は複数のユーザIDの内で、相関値が所定の閾値以上であり、かつ、最大である第1ユーザIDと、ステップS70で検索により取得され、かつ、第2期間TM2内の検知日時と対応付けられた1又は複数のユーザIDの内で、相関値が所定の閾値以上であり、かつ、最大である第2ユーザIDと、が同一であるという条件である。
この構成によれば、第1期間TM1と第2期間TM2とで、会員IDの取得日時及び場所と最も相関の高い日時及び場所でビーコンを検知した携帯端末のユーザIDが相違する場合には、同定条件を満足するユーザIDが存在せず、候補ユーザIDが特定されない。このため、第1期間TM1と第2期間TM2との間で、会員カードを所持するユーザが変化し、会員カードの本来の所有者と異なるユーザが会員カードを使用している場合に、サーバ900は、会員カードに記録された会員IDと、本来の所有者と異なるユーザのユーザIDと、を、紐付けることを従来よりも確実に防止できる。
(実施例1の変形例4)
実施例1では、POS端末110で会計をする会員及びユーザの携帯端末310がビーコンを検知できるようにするため、ビーコン発生器210は、POS端末110から、例えば、数メートルから十数メートルといった所定の地域範囲内に設置されていると説明した。
しかし、これに限定される訳では無く、ビーコン発生器210は、会員及びユーザの携帯端末310が店舗10内でビーコンを検知できる位置ならばどのような位置に設置されていても良い。同様に、ビーコン発生器221及び222は、会員及びユーザの携帯端末320が店舗20内でビーコンを検知できる位置ならばどのような位置に設置されていても良い。
(実施例1の変形例5)
実施例1では、サーバ900の通知部970は、図23のステップS88において、会員IDと、会員IDの候補ユーザIDでないユーザIDと、の紐付けを要求された旨のメッセージを電子メールで管理者等に通知すると説明したが、これに限定される訳では無い。
通知部970は、メッセージを表示させる制御を、図11のLCD900jに行うことで、メッセージを管理者等に通知しても良い。また、サーバ900は、スピーカをさらに備え、サーバ900の通知部970は、メッセージを音声で出力させる制御をスピーカに行うことで、管理者等に通知を行っても良い。
(実施例1の変形例6)
実施例1では、店舗10及び20は、商品を販売すると説明したが、これに限定される訳ではなく、サービスを提供しても良い。また、実施例1では、ポイントが付与された会員及びユーザは、ポイントの消費と引き替えに、ポイントの消費量に応じた金額だけ、店舗10又は20で購入する商品の代金を値引きするように請求できると説明したが、これに限定される訳ではない。会員及びユーザは、ポイントの消費量に応じた金額だけ、店舗10又は20で提供を受けるサービスの代金を値引きするように請求できるとしても良い。
(実施例1の変形例7)
実施例1では、携帯端末310及び320は、スマートフォン等の携帯電話であると説明したが、これに限定される訳では無く、タブレット型のパーソナルコンピュータ、ノート型のパーソナルコンピュータ、又は、フィーチャーフォンであっても良い。
(実施例2)
実施例1では、図6に示したビーコン発生器210は、ビーコンの発信を開始させる操作がボタン210kに行われてから、ビーコンの発信を停止させる操作がボタン210kに行われる、又は、バッテリ210lが十分な電力を供給しなくなるまで、ビーコンを発信し続けると説明した。
しかし、これに限定される訳では無く、本実施例に係るビーコン発生器210は、POS端末110が会員カードから会員IDを読み取ると、ビーコンの発信を開始し、一定時間に亘ってビーコンの発信を継続した後に、発信を終了する。
本実施例に係るPOS端末110は、図26に示すような会計処理を実行する。本実施例に係るPOS端末110は、会計処理の実行を開始すると、図3のステップS01及びS02と同様の処理を実行することで、会員ID等を取得する(ステップS91及びS92)。
次に、図4に示したPOS端末110の通信制御部115は、ビーコンの発信を求めるビーコン発信リクエストを、ビーコン発生器210を宛先として、図2の中距離無線通信回路110gへ出力する(ステップS93)。その後、中距離無線通信回路110gは、ビーコン発信リクエストをビーコン発生器210へ送信する。
その後、POS端末110は、図3のステップS03からS10と同様の処理を実行することで、会員IDに紐付けられたポイントを表示した後に(ステップS94からS101)、会計処理の実行を終了する。
本実施例に係るビーコン発生器210は、図6に示したハードウェアに加えて、図27に示すような中距離無線通信回路210g、中距離無線通信アンテナ210h、及び、タイマー210mをさらに備える。
ビーコン発生器210の中距離無線通信回路210g、及び、中距離無線通信アンテナ210hは、図1に示したPOS端末110の中距離無線通信回路110g、及び、中距離無線通信アンテナ110hと同様の構成及び機能を有する。ビーコン発生器210の中距離無線通信回路210gは、不図示のアクセスポイントを介してPOS端末110と無線通信する。
ビーコン発生器210のタイマー210mは、動作を開始してから、会員カード管理システム1の管理者又は保守担当者が予め設定した一定期間を経過すると、ビーコン発生器210のCPU210aに割り込み信号を入力する。
ビーコン発生器210の中距離無線通信回路210gがPOS端末110からビーコン発信リクエストを受信すると、ビーコン発生器210のCPU210aは、ビーコンの発信を開始させる制御を近距離無線通信回路210eに行ってから、タイマー210mの動作を開始させる。その後、一定期間が経過して、タイマー210mが割り込み信号を入力すると、CPU210aは、ビーコンの発信を終了させる制御を近距離無線通信回路210eに行う。
本実施例に係るPOS端末120は、本実施例に係るPOS端末110と同様の構成及び機能を有しており、本実施例に係るビーコン発生器221及び222は、本実施例に係るビーコン発生器210と同様の構成及び機能を有している。
これらの構成によれば、POS端末120が会員IDを取得した後に、ビーコン発生器210がビーコンの発信を開始するため、会員IDの取得日時と、携帯端末310によるビーコンの検知日時と、の相違が小さくなる。このため、図19のステップS70において、未紐付会員IDの候補ユーザIDを検索するために使用される所定の誤差範囲ERを狭くできるので、候補ユーザIDの検索に要する計算量を少なくできる。
また、図26の会計処理の実行により、POS端末120は、会員カードに記録された会員IDを取得すると、ビーコン発信リクエストを送信すると共に、会員IDに紐付けられたポイントを表示する。また、図8のポイント要求処理の実行により、会員の携帯端末310がビーコンを検知することをトリガーとして、ポイントの付与をサーバ900に要求し、付与されたポイントを表示する。このため、会員IDに紐付けられるポイントの表示と、ユーザIDに紐付けられるポイントの表示と、が、同視できるタイミングで行われるので、会員は、会員IDとユーザIDとを紐付けることで、これらのポイントが統合可能であることを容易に理解できる。
本発明の実施例1及び2、並びに、実施例1の変形例1から7は、互いに組み合わせることができる。
本発明の実施例1及び2、並びに、実施例1の変形例1から7のいずれかに係る機能を実現するための構成を予め備えたサーバ900として提供できる。また、プログラムの適用により、既存のサーバを本発明の実施例1及び2、並びに、実施例1の変形例1から7のいずれかに係るサーバ900として機能させることもできる。すなわち、上記本発明の実施例1及び2、並びに、実施例1の変形例1から7のいずれかで例示したサーバ900による各機能構成を実現させるためのプログラムを、既存のサーバを制御するコンピュータ(CPUなど)が実行することで、本発明の実施例1及び2、並びに、実施例1の変形例1から7のいずれかに係るサーバ900として機能させることができる。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD(Compact Disc)−ROM、又は、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インターネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。尚、本発明の会員カード管理方法は、会員カード管理システム1を用いて実施できる。
また、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
上記の実施例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載される。しかし、上記の実施例の一部又は全部は、以下の記載に限定される訳ではない。
(付記)
(付記1)
POS(Point Of Sale)端末と、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器と、ビーコンを検知する携帯端末と、前記携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)及び前記POS端末で会員カードから取得される会員IDを管理するサーバと、を備える会員カード管理システムであって、
前記POS端末は、
前記会員カードに記録された前記会員IDを取得する取得部と、
前記取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を前記サーバへ送信する通信部と、を備え、
前記ビーコン発生器は、
前記POSIDに対応付けられたビーコンIDが設定された前記ビーコンを発信するアンテナ、を備え、
前記携帯端末のコンピュータは、アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、
前記ビーコン発生器から発せられた前記ビーコンを検知する検知部、及び、
前記ユーザID、前記検知されたビーコンに設定された前記ビーコンID、および、前記ビーコンIDが検知された検知日時を前記サーバへ送信させる制御を通信部に行う第1通信制御部、として機能し、
前記サーバは、
前記POS端末から受信された前記会員ID、前記POSID、および、前記取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記携帯端末から受信された前記ユーザID、前記ビーコンID、および、前記検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部と、
前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを検索する検索部と、
前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして対応付ける対応付部と、を備え、
前記携帯端末の前記コンピュータは、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、
前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDの入力を受け付ける受付部、及び、
前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、前記入力された会員IDと、を、前記サーバへ送信させる制御を前記通信部に行う第2通信制御部、としてさらに機能し、
前記サーバは、
前記携帯端末から前記ユーザIDと、前記会員IDと、を受信する通信部と、
前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付部と、
前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知部と、をさらに備える、
ことを特徴とする会員カード管理システム。
(付記2)
前記同定条件は、前記未紐付会員IDの前記取得日時と、前記検索されたユーザIDが割り当てられた前記携帯端末が、前記未紐付会員IDを取得した前記POS端末の前記POSIDに対応付けられた前記ビーコンIDが割り当てられた前記ビーコンを検知した前記検知日時と、の相関値が、所定の閾値以上であるという条件である、
ことを特徴とする付記1に記載の会員カード管理システム。
(付記3)
前記検索部は、1つの前記未紐付会員IDについて、複数の前記ユーザIDを検索により1又は複数回取得し、
前記未紐付会員IDの前記取得日時と、前記ユーザIDが割り当てられた前記携帯端末の前記検知日時と、の前記相関値は、前記検索された複数のユーザIDの総取得回数に占める当該ユーザIDの取得回数の割合である、
ことを特徴とする付記2に記載の会員カード管理システム。
(付記4)
前記同定条件は、前記検索された複数のユーザIDの内で、前記相関値が最大であるという条件である、
ことを特徴とする付記3に記載の会員カード管理システム。
(付記5)
前記ビーコン発生器は、前記POS端末によって前記会員カードから前記会員IDが取得されてから一定時間に亘って前記ビーコンを発信する、
ことを特徴とする付記1ないし4のいずれか一つに記載の会員カード管理システム。
(付記6)
POS(Point Of Sale)端末と、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器と、ビーコンを検知する携帯端末と、前記携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)及び前記POS端末で会員カードから取得される会員IDを管理するサーバと、を備える会員カード管理システムが実行する方法であって、
前記POS端末が、前記会員カードに記録された前記会員IDを取得する取得ステップと、
前記POS端末が、前記取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を前記サーバへ送信する送信ステップと、
前記ビーコン発生器が、前記POSIDに対応付けられたビーコンIDが設定された前記ビーコンを発信する発信ステップと、
前記携帯端末が、アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、前記発信ステップで発せられた前記ビーコンを検知する検知ステップと、
前記携帯端末が、前記アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、前記ユーザID、前記検知されたビーコンに設定された前記ビーコンID、および、前記ビーコンIDが検知された検知日時を前記サーバへ送信させる制御を通信部に行う第1通信制御ステップと、
前記POS端末から受信された前記会員ID、前記POSID、および、前記取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記携帯端末から受信された前記ユーザID、前記ビーコンID、および、前記検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部から、前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを、前記サーバが検索する検索ステップと、
前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして、前記サーバが対応付ける対応付ステップと、
前記携帯端末が、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDの入力を受け付ける受付ステップと、
前記携帯端末が、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、前記入力された会員IDと、を、前記サーバへ送信させる制御を前記通信部に行う第2通信制御ステップと、
前記サーバが、前記携帯端末から前記ユーザIDと、前記会員IDと、を受信する受信ステップと、
前記サーバが、前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付ステップと、
前記サーバが、前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知ステップと、を有する、
ことを特徴とする会員カード管理方法。
(付記7)
コンピュータを、
POS(Point Of Sale)端末で会員カードから取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器から発せられたビーコンを検知した携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)、前記検知されたビーコンに設定され、かつ、前記POSIDに対応付けられたビーコンID、および、前記ビーコンが検知された検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部から、前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを検索する検索部、
前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして対応付ける対応付部、
前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、当該ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDと、を前記携帯端末から受信する通信部から前記ユーザIDと前記会員IDとを取得する取得部、
前記取得された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記取得されたユーザIDが前記取得された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付部、
前記取得された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記取得されたユーザIDが前記取得された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知部、として機能させる、
プログラム。
1:会員カード管理システム
10,20:店舗
90:通信網
110,120:POS端末
110a,210a,310a,900a:CPU
110b,210b,310b,900b:ROM
110c,210c,310c,900c:RAM
110d,900d:ハードディスク
110g,210g,310g,900g:中距離無線通信回路
110h,210h,310h,900h:中距離無線通信アンテナ
110i,310i,900i:ビデオカード
110k,210k:ボタン
110l:コードリーダー
111,312,910:取得部
112:算出部
113,314:表示制御部
114:保存部
115,930:通信制御部
119:情報記憶部
210,221,222:ビーコン発生器
210e,310e:近距離無線通信回路
210f,310f:近距離無線通信アンテナ
210j:LED
210l:バッテリ
210m:タイマー
310,320:携帯端末
310d:フラッシュメモリ
110j,310j,900j:LCD
310k:タッチパネル
311:検知部
313:第1通信制御部
315:受付部
316:第2通信制御部
900:サーバ
900k:キーボード
920:管理部
940:検索部
950:対応付部
960:紐付部
970:通知部
990:蓄積部
ER:所定の誤差範囲
TM:所定期間
TM1:第1期間
TM2:第2期間
t1〜t5:取得日時
te:システム日時

Claims (7)

  1. POS(Point Of Sale)端末と、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器と、ビーコンを検知する携帯端末と、前記携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)及び前記POS端末で会員カードから取得される会員IDを管理するサーバと、を備える会員カード管理システムであって、
    前記POS端末は、
    前記会員カードに記録された前記会員IDを取得する取得部と、
    前記取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を前記サーバへ送信する通信部と、を備え、
    前記ビーコン発生器は、
    前記POSIDに対応付けられたビーコンIDが設定された前記ビーコンを発信するアンテナ、を備え、
    前記携帯端末のコンピュータは、アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、
    前記ビーコン発生器から発せられた前記ビーコンを検知する検知部、及び、
    前記ユーザID、前記検知されたビーコンに設定された前記ビーコンID、および、前記ビーコンIDが検知された検知日時を前記サーバへ送信させる制御を通信部に行う第1通信制御部、として機能し、
    前記サーバは、
    前記POS端末から受信された前記会員ID、前記POSID、および、前記取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記携帯端末から受信された前記ユーザID、前記ビーコンID、および、前記検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部と、
    前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを検索する検索部と、
    前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして対応付ける対応付部と、を備え、
    前記携帯端末の前記コンピュータは、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、
    前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDの入力を受け付ける受付部、及び、
    前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、前記入力された会員IDと、を、前記サーバへ送信させる制御を前記通信部に行う第2通信制御部、としてさらに機能し、
    前記サーバは、
    前記携帯端末から前記ユーザIDと、前記会員IDと、を受信する通信部と、
    前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付部と、
    前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知部と、をさらに備える、
    ことを特徴とする会員カード管理システム。
  2. 前記同定条件は、前記未紐付会員IDの前記取得日時と、前記検索されたユーザIDが割り当てられた前記携帯端末が、前記未紐付会員IDを取得した前記POS端末の前記POSIDに対応付けられた前記ビーコンIDが割り当てられた前記ビーコンを検知した前記検知日時と、の相関値が、所定の閾値以上であるという条件である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の会員カード管理システム。
  3. 前記検索部は、1つの前記未紐付会員IDについて、複数の前記ユーザIDを検索により1又は複数回取得し、
    前記未紐付会員IDの前記取得日時と、前記ユーザIDが割り当てられた前記携帯端末の前記検知日時と、の前記相関値は、前記検索された複数のユーザIDの総取得回数に占める当該ユーザIDの取得回数の割合である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の会員カード管理システム。
  4. 前記同定条件は、前記検索された複数のユーザIDの内で、前記相関値が最大であるという条件である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の会員カード管理システム。
  5. 前記ビーコン発生器は、前記POS端末によって前記会員カードから前記会員IDが取得されてから一定時間に亘って前記ビーコンを発信する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の会員カード管理システム。
  6. POS(Point Of Sale)端末と、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器と、ビーコンを検知する携帯端末と、前記携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)及び前記POS端末で会員カードから取得される会員IDを管理するサーバと、を備える会員カード管理システムが実行する方法であって、
    前記POS端末が、前記会員カードに記録された前記会員IDを取得する取得ステップと、
    前記POS端末が、前記取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を前記サーバへ送信する送信ステップと、
    前記ビーコン発生器が、前記POSIDに対応付けられたビーコンIDが設定された前記ビーコンを発信する発信ステップと、
    前記携帯端末が、アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、前記発信ステップで発せられた前記ビーコンを検知する検知ステップと、
    前記携帯端末が、前記アプリケーションをバックグラウンドで動作させることにより、前記ユーザID、前記検知されたビーコンに設定された前記ビーコンID、および、前記ビーコンIDが検知された検知日時を前記サーバへ送信させる制御を通信部に行う第1通信制御ステップと、
    前記POS端末から受信された前記会員ID、前記POSID、および、前記取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記携帯端末から受信された前記ユーザID、前記ビーコンID、および、前記検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部から、前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを、前記サーバが検索する検索ステップと、
    前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして、前記サーバが対応付ける対応付ステップと、
    前記携帯端末が、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記携帯端末が、前記アプリケーションをフォアグラウンドで動作させることにより、前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、前記入力された会員IDと、を、前記サーバへ送信させる制御を前記通信部に行う第2通信制御ステップと、
    前記サーバが、前記携帯端末から前記ユーザIDと、前記会員IDと、を受信する受信ステップと、
    前記サーバが、前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付ステップと、
    前記サーバが、前記受信された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記受信されたユーザIDが前記受信された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知ステップと、を有する、
    ことを特徴とする会員カード管理方法。
  7. コンピュータを、
    POS(Point Of Sale)端末で会員カードから取得された会員ID、前記POS端末に割り当てられたPOSID、および、前記会員IDが取得された取得日時を対応付けて蓄積し、かつ、前記POS端末から所定の地域範囲内にあるビーコン発生器から発せられたビーコンを検知した携帯端末に割り当てられたユーザID(IDentification)、前記検知されたビーコンに設定され、かつ、前記POSIDに対応付けられたビーコンID、および、前記ビーコンが検知された検知日時を対応付けて蓄積する蓄積部から、前記蓄積された会員IDであって、前記ユーザIDに紐付けられていない未紐付会員IDについて、当該未紐付会員IDに対応付けて蓄積された前記POSID、および、前記取得日時を抽出し、前記抽出されたPOSIDに対応付けられた前記ビーコンID、および、前記抽出された取得日時から所定の誤差範囲内にある前記検知日時に対応付けて蓄積された前記ユーザIDを検索する検索部、
    前記検索されたユーザIDが同定条件を満たせば、前記未紐付会員IDに対して、前記検索されたユーザIDを、候補ユーザIDとして対応付ける対応付部、
    前記携帯端末に割り当てられた前記ユーザIDと、当該ユーザIDに紐付けようとする前記会員IDと、を前記携帯端末から受信する通信部から前記ユーザIDと前記会員IDとを取得する取得部、
    前記取得された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記取得されたユーザIDが前記取得された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDであれば、前記会員IDに前記ユーザIDを紐付ける紐付部、
    前記取得された会員IDが前記未紐付会員IDであり、かつ、前記取得されたユーザIDが前記取得された会員IDに対応付けられた前記候補ユーザIDでなければ、所定の管理者へその旨を通知する通知部、として機能させる、
    プログラム。
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