JP2015075820A - 端末装置、充電支援システム、充電支援方法およびプログラム - Google Patents

端末装置、充電支援システム、充電支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 他の端末装置から充電が受けられるよう支援する技術を提供することを目的とする
【解決手段】
本発明に係る端末装置は、他の端末装置へ電力供給を依頼するリクエストを生成する受電処理部と、他の端末装置へ電力供給を申し出るオファーを生成する給電処理部と、の少なくとも何れかと、前記リクエストまたはオファーを送信する通信部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、充電を支援する技術に関する。
近年、通信機器やゲーム機器等の携帯型の端末装置が急激に普及している。このような携帯型端末装置の電力は、一般的には搭載された二次電池で賄われる。ところが急速な機器の発展と共に二次電池にも高容量化や小型軽量化が要求され、電池性能だけで理想的な使用時間を実現することは、非常に困難な状況となっている。また、充放電サイクルが繰り返されれば放電容量維持率が低下するため、いずれは頻繁な充電が必要となってしまう。
しかしながら、二次電池の無制限な充電が可能なのは、未だコンセント等の定点設備が存在する場所に限られている。従って外出先や移動中では、利用者は他の充電用、或いはスペアの二次電池を別途持ち歩き利用しなければならない。特許文献1には、このような技術について記載されている。
特開2012−196075号公報
しかしながら、電池切れ時にこのような代替の二次電池を所持していない場合、或いは代替の二次電池そのものに充電切れが発生した場合は、当然ながら端末装置を利用することはできない。さらには、端末装置が通信機器である場合に、深刻な状況となる可能性が懸念される。何故ならば、緊急時において、唯一の連絡手段が失われてしまうことがあるからである。
そこで本発明は、他の端末装置から充電が受けられるよう支援する技術を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る端末装置は、他の端末装置へ電力供給を依頼するリクエストを生成する受電処理部と、他の端末装置へ電力供給を申し出るオファーを生成する給電処理部と、の少なくとも何れかと、前記リクエストまたはオファーを送信する通信部と、を備えることを特徴とする。
また、上記端末装置は、前記通信部が前記リクエストまたは前記オファーを、前記他の端末装置へ直接送信することを特徴とする。
また、上記端末装置は、前記リクエストまたは前記オファーについて前記他の端末装置との合意があった場合に、当該他の端末装置との合流をガイドする支援処理部を、さらに備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る充電支援システムは、上記端末装置と、サーバと、を含み、前記端末装置の前記通信部は、前記リクエストおよびオファーを前記サーバへと送信し、前記サーバは、前記リクエストまたはオファーが特定の端末装置へのリクエストまたはオファーであった場合に、当該リクエストまたはオファーに関する情報を前記特定の端末装置へと送信する出力処理部を備えることを特徴とする。
また、上記充電支援システムは、前記オファーおよびリクエストが不特定多数へのオファーまたはリクエストであった場合に、当該オファーまたはリクエストを前記記憶部に登録する情報管理部と、前記端末装置から前記不特定多数へのオファーまたはリクエストの提示要求を受け付けると、前記記憶部に登録される前記オファーまたはリクエストから、給電候補または受電候補を特定する候補特定部と、を備え、前記出力処理部は、当該給電候補または受電候補の前記オファーまたはリクエストに関する情報を、前記オファーまたはリクエストの提示要求送信元の端末装置へと送信することを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る充電支援システムは、前記給電候補および受電候補は、前記提示要求送信元の端末装置から、所定の範囲内に存在する端末装置から選択されることを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る充電支援システムは、前記情報管理部は、利用者の属性に関する情報と、当該利用者が他の端末装置の利用者に希望する属性に関する情報と、を前記記憶部に予め登録し、前記給電候補および受電候補は、前記提示要求送信元の端末装置の利用者の前記希望に応じた属性の利用者の端末装置から選択されることを特徴とする。
さらに、本発明の他の態様に係る充電支援システムは、上記端末装置と、サーバと、を含み、前記端末装置の前記通信部は、救助申請である前記リクエストを前記サーバへと送信し、前記サーバは、前記リクエストを受け付けると、所定の関連装置へ救助要請を発信する出力処理部を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様に係る充電支援システムは、上記端末装置と、当該端末装置に給電を行う給電装置と、を含み、前記端末装置は、前記給電装置と通信可能な状態になった場合に、前記給電装置から給電を受けることを特徴とする。
さらに、上記端末装置は、他の端末装置への給電を行う際に、給電電力の大きさに比例するシンボルを表示させることを特徴とする。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明によると、他の端末装置から充電が受けられるよう支援することができる。
本発明の第一の実施形態に係る充電支援システム100の構成例を示す図である。 端末装置1の機能構成例を説明するためのブロック図である。 設定情報1210の一例である。 端末装置1のハードウェア構成例を示す図である。 受電処理および給電処理についてのフロー図である。 ダイレクトリクエスト表示画面の一例である。 本発明の第二の実施形態に係る充電支援システム200の構成例を示す図である。 利用者情報3211の一例である。 希望情報3212の一例である。 (a)リクエスト登録情報3220の一例である。(b)オファー登録情報3230の一例である。 端末装置2の機能構成例を説明するためのブロック図である。 設定情報2210の一例である。 探索処理の一例を示すフロー図である。 オープンオファーレポート画面の一例である。 待機処理の一例を示すフロー図である。 プライベートリクエストレポート画面の一例である。 特定処理の一例を示すフロー図である。 本発明の第三の実施形態に係る充電支援システム300の構成例を示す図である。 履歴情報4210の一例である。 本発明の第四の実施形態に係る充電支援システム400の構成例を示す図である。 リクエスト登録情報5220の一例である。 端末装置6の構成例を示す図である。 設定情報6210の一例である。 端末装置6の実行する救助申請処理の一例を示すフロー図である。 サーバ5の実行する救助要請処理の一例を示すフロー図である。 本発明の第五の実施形態に係る充電支援システム500の構成例を示す図である。 端末装置8の機能構成例を説明するためのブロック図である。 設定情報8210の一例である。 給電装置9の機能構成例を説明するためのブロック図である。 給電履歴9210の一例である。 個人情報7210の一例である。 端末装置8及び給電処理9の実行する処理の一例を示すフロー図である。 ユーザーインターフェイス画面1000の一例である。
<<第一の実施形態>>
以下に、本発明に係る第一の実施形態を適用した充電支援システム100について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る充電支援システム100の構成例を示す図である。本発明における充電支援システム100には、端末間を相互に直接接続する通信ネットワークを用いることが可能な複数の端末装置1が含まれる。
端末装置1は、電力を供給する給電側の端末として、或いは、電力の供給を受ける受電側の端末として機能するものである。よって端末装置1は、電力源により動作する装置であればどのようなものであっても良い。具体的な例としては、例えば一般的なコンピュータとしての動作を行うことが可能な携帯電話機、ゲーム機、PC(Personal Computer)等の移動体が挙げられる。なお、端末装置1は必ずしも移動体に限定されるものではないが、給電側、或いは受電側の何れかが移動体であることが望ましい。
本実施の形態においては、端末装置1は、電力源として二次電池を搭載した、携帯電話機であるものとする。以下、受電側としてふるまう端末を端末装置1a、給電側の端末としてふるまう端末装置1b、その識別を要さない場合には単に端末装置1と称する。
図2は、端末装置1の機能構成例を説明するためのブロック図である。端末装置1には、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、伝送部140と、出力部150と、が含まれる。
制御部110には、通信処理部111と、受電処理部112と、給電処理部113と、支援処理部114と、情報管理部115と、が含まれる。
通信処理部111は、所定の距離内に存在する他の端末装置と、端末間を相互に直接接続する通信ネットワークの構築処理を実行する。具体的に、本実施の形態に係る受電側の端末装置1の通信処理部111は、通信部130に、通信可能な距離内に存在する他の端末装置との間で、AP(Access Point)を介さない通信ネットワークを構築させる。なお、端末装置1の構築する端末間の通信ネットワークは、必ずしも1対1の通信方式に限定されず、1対n(1対多数)、および、n対n(多数対多数)であってもよい。
受電処理部112は、端末装置1が受電側の端末(1a)として機能するための受電処理を実行する。具体的に、本実施の形態に係る受電側の端末装置1aの受電処理部112は、給電希望相手の端末装置1bにダイレクトリクエストを発信し、その承認の有無を取得する。
給電処理部113は、端末装置1が給電側の端末(1b)として機能するための給電処理を実行する。具体的に、本実施の形態に係る給電側の端末装置1bの給電処理部113は、端末装置1aからのダイレクトリクエストを受信して、当該ダイレクトリクエスト表示画面を構成し、利用者からの承認を受け付ける。
支援処理部114は、端末装置1aおよび1bが実際の受給電を行う際に、利用者をガイドし、合流を支援する。具体的に、支援処理部114は、受電側の端末装置1aと給電側の端末装置1bとで合意が成立した後、両端末の利用者が電力の受け渡しを実行するための連絡や移動に関する情報を提供する。
情報管理部115は、利用者に関する情報を受け付けて、これを登録する。具体的に、情報管理部115は、利用者のニックネームと、所有する端末装置に関する端末情報と、を予め受け付けて、記憶部120に後述する設定情報1210として登録する。端末情報とは例えば、端末装置のバッテリ容量や利用可能な充電規格等である。なお、本実施の形態においては、利用可能な充電規格として登録される方法による充電に必要な機材(例えば、充電ケーブルやパッド等)は、利用者がこれを保持しているものとする。
端末装置1の記憶部120には、設定情報記憶部121が含まれる。
図3は、設定情報記憶部121に記憶される設定情報1210の一例である。設定情報1210には、利用者のニックネームに関する情報が格納されるニックネーム格納領域121aと、端末装置1のバッテリ容量や、利用可能な充電規格等の、端末に関する情報が格納される端末情報格納領域121bと、が含まれる。
通信部130は、通信処理部111からの信号に基づき、通信可能な距離内に存在する他の端末装置との間で、AP(Access Point)を介さない通信ネットワークを構築するとともに、ネットワークを介した情報の送受信を行う。
伝送部140は、他の装置の内部電源との間で、電力の受給電を行うものである。なお、電力伝送には、あらゆる方法を利用することができる。例えば、一般的な電力線の他、電磁誘導、振動、光、音、熱等が挙げられる。
出力部150は、ディスプレイやプリンタ等の画像出力装置に対する出力依頼を受け付けると、出力を依頼された画像を後述の表示装置96に表示させる。
以上が、端末装置1の構成である。特に図示しないが、端末装置1は、一般的なコンピュータとしての動作を行うことが可能である。すなわち、端末装置1は、利用者によるキーボードあるいはマウス、タッチパネル、タッチペン等による入力を受け付け、記憶部120に格納された情報を参照して、ディスプレイ等に所定のレイアウトで表示させることができる。
図4は、端末装置1のハードウェア構成例を示す図である。端末装置1は、演算装置91と、主記憶装置92と、記憶装置93と、伝送装置94と、入力装置95と、表示装置96と、GPS受信装置97と、通信装置98と、各装置をつなぐバス99と、を少なくとも備える。
演算装置91は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
主記憶装置92は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
記憶装置93は、デジタル情報を記憶可能な、いわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
伝送装置94は、内部電源、例えば二次電池と外部デバイスとの間での受給電を可能にする任意のインターフェースである。電力伝送用のインターフェースとしては例えば、電磁誘導による無接点受給電を可能とするコイルや、レーザー光による無接点充電を可能とするレーザー送光および受光ユニット等が挙げられる。この他にも、電力線や、振動、光、音等のあらゆる電力伝送方法に適したインターフェースが利用できる。もちろん、端末装置1が必ずしもこのようなエネルギー変換能を有する必要はない。よって、端末装置1は、充電ケーブルや充電パッド等の外部モジュールと接続することで受給電可能な端子を有する構成であれば足りる。
入力装置95は、タッチパネル、キーボード、マウス、タッチペンその他のハードスイッチ等である。
表示装置96は、液晶ディスプレイや有機EL等の画像表示装置である。
GPS受信装置97は、GPS衛星の信号を受信して衛星位置を求め、これに基づいて自機の位置を算出する装置である。
通信装置98は、ネットワークを介して情報の送受信を行う装置である。ネットワークとしては例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、PAN(Personal Area Network)、ピアツーピア型通信路、携帯電話網、無線通信路等を含むあらゆる通信網である。
なお、本実施の形態に係る端末装置1の通信装置98は、端末間を相互に直接接続する通信方式を採ることが可能である。このような通信方式としては例えば、IEEE802.11nに準拠する無線LAN、Bluetooth(登録商標)、RFIDタグ、IeDAに準拠する赤外線通信等のインターフェースを利用することが挙げられる。
演算装置91と、主記憶装置92と、記憶装置93と、伝送装置94と、入力装置95と、表示装置96と、GPS受信装置97と、通信装置98とは、バス99等の接続導線により互いに接続される。なお、入力装置95および表示装置96は、端末装置1の外部に独立して存在する場合には、バス99に直接接続されるものではなく、所定の信号線(USBケーブル等各種ケーブル、あるいはBluetooth(登録商標)等の無線を含む)を介して接続されるものであることは言うまでもない。
上記した端末装置1の通信処理部111と、受電処理部112と、給電処理部113と、支援処理部114と、情報管理部115とは、演算装置91に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、主記憶装置92または図示しないROM装置内に記憶され、実行にあたって主記憶装置92上にロードされ、演算装置91により実行される。
また、端末装置1の記憶部120は、主記憶装置92および記憶装置93により実現される。また、通信部130は、通信装置98により実現される。伝送部140は、伝送装置94により実現される。出力部150は、表示装置96によって実現される。以上が、端末装置1のハードウェア構成例である。
[動作の説明]
次に、本実施形態における端末装置1aおよび1bの動作を説明する。
最初に、端末装置1の通信処理部111の実行する一般的な端末機器間における通信ネットワークの構築処理(Active scan)の一例について簡単に説明する。なお、本例では通信ネットワークとして無線LANを利用する例を挙げるが、これに限定されず、所定の距離内において端末装置間での情報の送受信が可能であればどのような通信手段を利用してもよい。
通信処理部111はまず、ある周波数チャネルにおいて通信相手を発見するためのプローブ要求を同報送信する。送信後、所定の時間内に要求に対し他の端末装置1からプローブ応答があれば、応答元を通信相手として認証要求を送信する。そして、認証要求に対する認証応答を受けた後に、接続を開始する。なお、時間内にプローブ応答が無ければ、通信処理部111は他の周波数チャネルに切り換えて処理を繰り返す。
通信処理部111は、当然プローブ要求の受信側にもなり得る。即ち通信処理部111は、他の端末装置1からプローブ要求を受信すると、これに対しプローブ応答を返す。また、認証要求を受けるとこれに認識応答を返し、接続を開始する。
このように端末装置1は、常に通信相手を走査して、自律的に端末間における通信ネットワークの構築処理を行っているものとする。また本実施の形態においては一例として、構築される端末間通信ネットワークは、1対1の通信方式であるものとする。
次に、受電側としてふるまう端末装置1aが実行する受電処理、および給電側としてふるまう端末装置1bが実行する給電処理について説明する。図5は、端末装置1aの実行する受電処理、および端末装置1bの実行する給電処理のフロー図である。
受電処理は、端末装置1aが稼働を開始すると、或いは受電処理の開始の指示を受け付けると、また或いはバッテリ残量が所定の値以下に達する等の所定の条件を満足すると開始される。あるいは、端末装置1aの稼働中に定期的に受電処理が実行されてもよい。
まず、端末装置1aの受電処理部112は、端末間通信ネットワークが構築されているか否かを判断する(ステップS11)。具体的には、受電処理部112は、通信部130によって、他の端末装置との間に端末間通信ネットワークが成立しているか否かを判断する。端末間通信ネットワークが成立している場合には、ステップS12へと進む。また、端末間通信ネットワークが成立していない場合には、成立するまでステップS11を繰り返す。
次に、端末装置1aの受電処理部112は、端末間通信ネットワークが成立している端末装置1bに対して、ダイレクトリクエストを送信する(ステップS12)。本実施形態におけるダイレクトリクエストとは、特定の給電を希望する相手に直接、給電の依頼を行うものである。具体的に、受電処理部112は、設定情報記憶部121に記憶されている設定情報1210から、利用者のニックネームと、端末情報と、を読み出して、これらの情報を含むダイレクトリクエストを生成し、端末装置1bに送信する。なお、ダイレクトリクエストに付随される情報はこれに限定されず、第二の実施形態において説明するようなリクエストメッセージや、個人情報等、他のどのような情報を追加してもよい。端末装置1aはそのまま所定の時間待機し、端末装置1bからの応答を待つ。
ここで、端末装置1bの給電処理の説明に移る。端末装置1bの給電処理部113は、端末装置1aからのダイレクトリクエストを受信すると、ダイレクトリクエスト表示画面を生成する(ステップS21)。具体的に、給電処理部113は、端末装置1aから受信したダイレクトリクエストに含まれる情報、ここでは端末装置1aの利用者のニックネームと、端末装置1aの端末情報と、を読み出して、これらを配置したダイレクトリクエスト表示画面を生成し、出力部150を介して表示装置96に表示させる。
図6に、ダイレクトリクエスト表示画面の一例を示す。ダイレクトリクエスト表示画面900には、利用者のニックネーム、端末装置1aの端末情報、給電に合意するか否かを入力するための選択を受け付ける選択領域等が表示される。これにより端末装置1bの利用者は、相手先のバッテリの容量や、利用可能な充電規格等を確認することができる。例えば、相手の端末のバッテリ容量が自端末よりも遙かに大きい場合、給電の効果は殆ど無いと考えられる。逆に、相手の端末のバッテリ容量が自端末よりも遙かに小さい場合、大きな給電効果が期待できる。また、充電規格から、充電に要する時間をある程度推測することもできる。
次に給電処理部113は、利用者が給電に合意するか否かを判断する(ステップS22)。具体的に給電処理部113は、利用者から給電に合意する選択(例として、図中の「はい」ボタン)、或いは、合意しない選択(例として、図中の「いいえ」ボタン)を受け付ける。
利用者が給電に合意しなかった場合(ステップS22のNO)、給電処理部113は、端末装置1aに非合意応答を送信し(ステップS23)、給電処理を終了する。
なお給電処理部113は、ダイレクトリクエストを受け付けた段階で、端末情報から自端末の充電規格が相手端末と合致しているか否かを判断して、合致しない場合には自動的に非合意応答を送信し、給電処理を終了してもよい。
利用者が給電に合意した場合(ステップS22のYES)、給電処理部113は、端末装置1aに合意応答を送信し(ステップS24)、認証応答を待つ。認証応答があれば、支援処理部114に支援処理の開始を要求し(ステップS25)、給電処理を終了する。
端末装置1aの受電処理に戻って、受電処理部112は、ダイレクトリクエストを送信後(ステップS12)、所定の時間内に給電を希望する端末装置1bから合意応答があったか否かを判断する(ステップS13)。合意がなかった(応答が無い、或いは非認証応答があった)場合には(ステップS13のNO)、受電処理部112は、通信処理部111に他の装置との新たな通信ネットワークを構築するよう要求して(ステップS14)、受電処理を終了する。なおその際には、合意が無かった旨のメッセージ(「応答がありませんでした」「同意が得られませんでした」等)を通知する通知画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させてもよい。
一方、合意があった(合意応答があった)場合には(ステップS13のYES)、受電処理部112は、端末装置1bを給電相手として特定し、認証応答を返す(ステップS15)。そして、支援処理部114に支援処理の開始を要求して(ステップS16)、受電処理を終了する。
次に、支援処理部114の動作について説明する。端末装置1aの支援処理部114および端末装置1bの支援処理部114は、支援処理の開始要求を受け付けると、任意の誘導方法で端末装置1aの利用者と、端末装置1bの利用者とが出会って受給電を行えるよう支援する。誘導方法の例としては、次のようなものが挙げられる。
<特徴支援>
支援処理部114は、支援処理の開始要求を受け付けると、例えば、給電相手の特定に要する特徴を設定させる特徴情報設定画面を出力させ、給電側の利用者からの設定を受け付ける。このような特徴の例としては、利用者によるもの(例えば、身振りや、服装等)、または、端末装置によるもの(所定の色や点滅パターンの光、音等)が挙げられる。支援処理部114は、当該特徴が設定されると、設定された特徴に関する情報を、受電側の利用者の端末装置1に送信する。当該情報を受信した受電側の利用者の支援処理部114は、給電側の特長に関する情報を表示装置96に表示させる。受電側の利用者は、当該特徴を頼りに給電側の利用者に合流する。このような方法は例えば、数メートル内の通信ネットワークを利用している際に、特に有効である。
なお、支援処理部114による特徴支援は上述のものに限らない。利用者の特長情報は設定支援処理の開始要求の度に入力せず、予め設定された特徴情報を用いてもよい。また、特徴情報の送信についても、給電側から受電側に限らず、受電側から給電側に送信するよう、あるいは、受電側と給電側とが互いに送信しあうように構成してもよい。
<通信支援>
支援処理部114は、支援処理の開始要求を受け付けると、受電/給電相手の端末装置1に対し所定の連絡手段の開始を要求すると共に、自端末においても連絡手段を開始する。連絡手段としては例えば、文字や音声によるリアルタイムな交信が可能なUIの提供(チャット、ボイスチャット等の起動)等が挙げられる。両端末装置の利用者は、このようなインターフェースを介して相互に連絡を取り合い合流する。
<位置支援>
支援処理部114は、支援処理の開始要求を受け付けると、受電/給電相手の端末装置1に対して、自端末の位置に関する情報を含む位置通知を、所定のタイミングごとに送信する。これに対し相手端末の支援処理部114も、自端末の位置に関する情報を含む位置通知の送信を開始する。そして、端末装置1aおよび1bの支援処理部114は、地図上に互いの位置情報を標記した地図画面を生成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。両端末装置の利用者は、相手の位置情報を頼りに合流する。このような支援方法は例えば、数十メートル以上に亘るような通信ネットワークを利用している際に、特に有効である。
<誘導支援>
なお、合流地点を設定して、当該地点への誘導を行ってもよい。その場合、端末装置1aおよび1bの支援処理部114は、互いの位置から合流地点を特定する。合流地点の特定は例えば、互いの中間地点、周辺に存在するランドマーク、店、建物、駅等、待ち合わせに適した地点が選択される。合流地点が特定されると、両端末装置の支援処理部114は、合流地点へ利用者を誘導する誘導処理を開始する。誘導処理には、一般的なナビゲーション機能を利用することができる。なお、合流地点は、互いの利用者に選択させてもよい。その場合、端末装置1aは、選択画面を生成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。このような支援方法は例えば、数十メートル以上に亘るような通信ネットワークを利用している際に、特に有効である。
以上、支援処理部114の支援処理について説明したが、必ずしも上記に限定されず、既知のあらゆる方法を用いて支援を行うことが可能である。利用者に支援方法を選択させてもよく、複数の方法を組み合わせてもよい。さらに、条件によって最適な支援方法が設定されてもよい。
例えば、相手の端末装置との距離が所定の値よりも大きい場合は位置支援や誘導支援が、所定の値よりも小さい場合は特徴支援や通信支援が選択されてもよく、また途中で支援方法を切り換えてもよい。さらに例えば、バッテリ残量が少ない場合には、より電力消費の少ない支援が設定されてもよい。
以上、第一の実施形態に係る充電支援システム100について説明した。このような充電支援システム100によれば、受電側の端末装置は速やかに給電を希望する端末装置を検索して、給電相手を発見し、電力の受給電を行うことが可能である。また、範囲の限定された端末間通信ネットワークを利用することで、比較的近い距離の端末装置を検出することができ、タイムラグが小さいため短時間で給電相手と合流することができる。
<<第二の実施形態>>
以下に、本発明に係る第二の実施形態を適用した充電支援システム200について、図面を参照して説明する。なお、上述の実施形態と略同様の構成を有するものには同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態に係る充電支援システム200では、受電側の端末装置がリクエストにより給電側の端末装置を募るのに対し、給電側の端末装置についてもオファーにより受電側の端末装置を募ることが可能な構成である。
図7は、本発明の第二の実施形態に係る充電支援システム200の構成例を示す図である。本発明における充電支援システム200には、複数の端末装置2(図中では、端末装置2a、2bとして示す)と、電力の受電/給電を行う端末候補を特定するサーバ3と、が含まれる。
サーバ3には、制御部310と、記憶部320と、通信部330と、が含まれる。
制御部310には、情報管理部311と、候補特定部312と、出力処理部313と、支援処理部314と、が含まれる。
情報管理部311は、端末装置2の利用者に関する情報を管理する。具体的に、情報管理部311は、端末装置2から送信される個人情報を受け付けて、当該個人情報を記憶部320の個人情報記憶部321へと格納する(図8および図9参照)。
また、情報管理部311は、受電の不特定多数への依頼(オープンリクエスト)、給電の不特定多数への申出(オープンオファー)の登録を行う登録処理を実行する。具体的に、情報管理部311は、受信側の端末装置2aから送信されるオープンリクエスト登録要求を受け付けて、当該リクエストをリクエスト記憶部322にリクエスト登録情報3220(図10(a)参照)として格納する。さらに、情報管理部311は、給信側の端末装置2bから送信されるオープンオファー登録要求を受け付けて、当該オファーをオファー記憶部323にオファー登録情報3230(図10(b)参照)として格納する。
なお、情報管理部311は、端末装置2からオープンリクエストまたはオープンオファーの取消要求を受け付けた場合には、リクエスト登録情報3220またはオファー登録情報3230から、該当するリクエストまたはオファーを削除する。
候補特定部312は、端末装置2の受電/給電相手候補となる端末を探索して特定する特定処理を実行する。具体的に、候補特定部312は、受電側の端末装置2aからオープンオファー提示要求を受け付けると、オファー登録情報3230に登録される端末の中から、条件に合致する給電候補端末を探索して特定する。また、候補特定部312は、給電側の端末装置2bからのオープンリクエスト提示要求を受け付けると、リクエスト登録情報3220に登録されている端末の中から、条件に合致する受電候補端末を特定する。
これらの特定処理は即ち、オープンオファー/リクエストを出力した端末装置2の利用者が設定した条件に見合う候補端末を特定するものである。マッチング方法にはどのような方法を用いても構わない。具体的な処理の例は、以下の動作の説明において後述する。
出力処理部313は、候補特定部312が特定した受電候補端末、或いは給電候補端末に関するオープンリクエスト情報/オープンオファー情報を、提示要求の送信元である端末装置2へと送信する。
また、出力処理部313は、受電側の端末装置2aからのプライベートリクエスト送信要求を受け付けると、当該リクエストに関するプライベートリクエスト情報を対象である給電側の端末装置2bへと送信する。さらに、出力処理部313は、給電側の端末装置2bからのプライベートオファー送信要求を受け付けると、当該オファーに関するプライベートオファー情報を対象である受電側の端末装置2aへと送信する。
支援処理部314は、端末装置2aおよび2bが実際の受電/給電を行う際、利用者をガイドし、合流を支援する。具体的に、支援処理部314は、端末装置2からのプライベートリクエストまたはプライベートオファーへの合意応答を受け付けると、受電側および給電側の両端末が電力の受け渡しを実行するための連絡や移動に要する情報を提供する。例えば、両端末にチャットやボイスチャット等のインターフェースの立ち上げを要求し、両者間を接続するネットワークを提供する。また、地図等のインターフェースの立ち上げを要求して、両者のGPS情報を出力する。詳細な支援内容については支援処理部114と同様であるため、説明は省略する。
ここで、各リクエストとオファーについて説明する。本実施の形態においては、受電側の端末装置2aは、オープンリクエスト/プライベートリクエストによって、給電側の端末装置2bを募ることができる。逆に、給電側の端末装置2bは、オープンオファー/プライベートオファーによって、受電側の端末装置2aを募ることができる。
オープンリクエストとは、受電側の端末装置2aによる、給電の不特定多数への公開依頼である。オープンリクエストは、サーバ3の情報管理部311によりリクエスト記憶部322にプールされ、候補特定部312が特定した端末装置2bに公開される。
オープンオファーとは、給電側の端末装置2bによる、受電の不特定多数への公開申出である。オープンオファーは、サーバ3の情報管理部311によりオファー記憶部323にプールされ、候補特定部312が特定した端末装置2aに公開される。
プライベートリクエストとは、受電側の端末装置2aが、給電端末候補の中から選択された特定の端末装置2bに対して給電の依頼を行うものである。プライベートリクエストは、サーバ3の出力処理部313を介して、受電側の端末装置2aから相手先の端末装置2bへと送られる。
プライベートオファーとは、給電側の端末装置2bが、受電端末候補の中から選択された特定の端末装置2aに対して、受電の申出を行うものである。プライベートオファーは、サーバ3の出力処理部313を介して、給電側の端末装置2bから相手先の端末装置2aへと送られる。
記憶部320には、個人情報記憶部321と、リクエスト記憶部322と、オファー記憶部323と、が含まれる。
個人情報記憶部321には、利用者情報3211と、希望情報3212と、が記憶されている。これらの個人情報は、サーバ3が候補端末を探索して特定する特定処理を実行する際に、主に利用される。
図8は、利用者情報3211の一例である。利用者情報3211には、利用者を識別するために割り当てられた利用者IDが格納される利用者ID格納領域321aと、当該利用者ID毎に、利用者のニックネームに関する情報が格納されるニックネーム格納領域321bと、利用者の属性に関する情報が格納される属性格納領域321cと、が含まれる。
利用者の属性とは、利用者に関する情報を任意の属性で区分したものである。例えば、氏名、生年月日、年齢、性別、職業、所属先、趣味、ホームページのURL(Uniform Resource Locator)等である。図示しないが、その他にも、住所、出身地、家族構成、身長、体重、年収、電話番号、顔写真やアバター等の画像、特定の利用者ID(友人登録を行った利用者の利用者ID等)、メールアドレス等が含まれていてもよい。なお、ここでは各属性について、利用者が選択した公開または非公開を識別するための情報も同時に格納されているものとする。ここで公開が選択された属性は、各リクエストやオファーで他の利用者に対し公開される。
図9は、希望情報3212の一例である。希望情報3212には、利用者ID格納領域321a毎に、受電/給電の候補となる端末の利用者に対する各属性の希望に関する情報が格納される希望属性格納領域321dが含まれる。なお、希望属性は必ずしも全ての属性に対して設定されるものではなく、事前に利用者が登録した希望の属性に対してのみ設定がなされる。例えば、図9における利用者ID000001の利用者は、年齢が20〜40歳で、趣味が読書の相手を、受電/給電候補として希望している。利用者ID000002の利用者は、年齢が18〜22歳の学生で、ホームページアドレスを公開している相手を、受電/給電候補として希望している。
リクエスト記憶部322には、オープンリクエスト登録要求のあった端末装置2aのリクエスト登録情報3220が登録される。図10(a)は、リクエスト登録情報3220の一例である。リクエスト登録情報3220には例えば、受電側の端末装置2aの利用者IDと、端末情報、リクエストメッセージ等が格納されている。
オファー記憶部323には、オープンオファー登録要求のあった端末装置2bのオファー登録情報3230が登録される。図10(b)は、オファー登録情報3230の一例である。オファー登録情報3230には例えば、給電側の端末装置2bの利用者IDと、端末情報、オファーメッセージ等が格納されている。
次に、端末装置2について説明する。図11は、端末装置2の機能構成例を説明するためのブロック図である。端末装置2には、制御部210と、記憶部220と、通信部130と、伝送部140と、出力部150と、が含まれる。
制御部210には、情報管理部211と、受電処理部212と、給電処理部213と、が含まれる。
情報管理部211は、予め利用者から個人情報を受け付けて、これをサーバ3に送信する処理を実行する。具体的に、情報管理部211は、予め利用者に対し図示しない入力画面を構築して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。なお、入力画面はWebページ等であってもよい。そして、当該入力画面を介して利用者から個人情報(図8および図9参照)の入力を受け付け、これをサーバ3へと送信する。個人情報は例えば、利用者情報3211に登録されるニックネームや、属性情報とその表示・非表示、および、希望情報3212に登録される受電/給電候補となる利用者への希望属性とその内容である。
また、情報管理部211は、予め利用者からリクエストやオファーに関する設定情報を受け付ける設定処理を実行する。設定内容は、設定情報記憶部221に設定情報2210として記憶される(図12参照)。
受電処理部212は、端末装置2が受電側の端末(2a)として機能するための受電処理を実行する。受電処理は、利用者が給電相手を積極的に探す探索処理と、給電相手からの申出を待つ待機処理と、オープンリクエストの状況を監視する監視処理に分けられる。
<探索処理>
受電処理部212は、オープンオファーをサーバ3から取得し、各オファーの表示画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。そして、利用者からのオープンオファーの選択を受け付けて、該当オファーに対するプライベートリクエストを、サーバ3へと送信する。
<待機処理>
受電処理部212は、自端末へのプライベートオファーをサーバ3から取得し、各オファーの表示画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。そして、利用者からプライベートオファーに合意するか否かの選択を受け付けて、該当オファーに対する認証応答をサーバ3へと送信する。
<監視処理>
受電処理部212は、設定情報2210を監視し、オープンリクエストの登録要求および削除要求の出力を行う。具体的に受電処理部212は、利用者が設定したオープンリクエスト条件(バッテリ残量等)に応じて、設定情報2210のオープンリクエスト状況格納領域221cに格納されるステータスのON/OFFを切り換えると共に、サーバ3にオープンリクエストの登録要求、および削除要求を送信する。
給電処理部213は、端末装置2が給電側の端末(2b)として機能するための給電処理を実行する。給電処理は、利用者が受電相手を積極的に探す検索処理と、受電相手からの依頼を待つ待機処理と、オープンオファーの状況を監視する監視処理に分けられる。
<探索処理>
給電処理部213は、オープンリクエストをサーバ3から取得し、各リクエストの表示画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。そして、利用者からのオープンリクエストの選択を受け付けて、該当リクエストに対するプライベートオファーを、サーバ3へと送信する。
<待機処理>
給電処理部213は、自端末へのプライベートリクエストをサーバ3から取得し、各リクエストの表示画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる。そして、利用者からプライベートリクエストに合意するか否かの選択を受け付けて、該当リクエストに対する認証応答をサーバ3へと送信する。
<監視処理>
給電処理部213は、設定情報2210を監視し、オープンオファーの登録要求および削除要求の出力を行う。具体的に給電処理部213は、利用者が設定したオープンオファー条件(バッテリ残量等)に応じて、設定情報2210のオープンオファー状況格納領域221fに格納されるステータスのON/OFFを切り換えると共に、サーバ3にオープンオファーの登録要求、および削除要求を送信する。
記憶部220には、設定情報記憶部221が含まれる。設定情報記憶部221には、設定情報2210が記憶されている。
図12は、設定情報2210の一例である。設定情報2210には、予め取得された利用者IDが格納される利用者ID格納領域221aと、端末情報が格納される端末情報格納領域221bと、オープンリクエストを登録しているか否かの状況が格納されるオープンリクエスト状況格納領域221cと、オープンリクエスト登録要求および削除要求を出力する条件が格納されるオープンリクエスト条件格納領域221dと、オープンリクエストに登録されるメッセージが格納されるリクエストメッセージ格納領域221eと、オープンオファーを登録しているか否かの状況が格納されるオープンオファー状況格納領域221fと、オープンオファー登録要求および削除要求を出力する条件が格納されるオープンオファー条件格納領域221gと、オープンオファーに登録されるメッセージが格納されるオファーメッセージ格納領域221hと、が含まれている。
オープンリクエスト条件は、条件に達した場合に自動でオープンリクエストの登録と削除が行われるものである。これには例えばバッテリ残量で登録と削除を行うような条件を設定することができる。即ち、バッテリ残量が10%未満となった場合にオープンリクエストを登録し、10%以上となった場合はオープンリクエストを削除する要求を送信するような設定である。オープンオファー条件についても同様に、バッテリ残量が80%以上となった場合にオープンオファーを登録し、80%未満となった場合はオープンオファーを削除する要求を送信するように設定できる。これにより、受電側/給電側として適格でないオープンリクエストやオープンオファーを排除できる。なお、これに限定されず、自宅からの距離や、使用時間等を条件として設定してもよい。
また、オープンリクエストとオープンオファーの登録要求および削除要求は、利用者の操作によってのみ送信される設定を選択可能としてもよい(手動設定)。本実施の形態においては、プライベートリクエストやプライベートオファーは、オープンリクエストやオープンオファーでの公開情報に基づいて送信されるため、利用者はオープンリクエストおよびオープンオファーの登録をしないことで、他者から受電の依頼や給電の申出を受けずにすむ。逆に、被災地等で電力に不安がある場合や、ボランティア活動等を行う場合には、常にオープンリクエストおよびオープンオファーの登録を行うことで、需要者と供給者が出会い易くなる。また、オープンオファーは必ずしも必要ではなく、常に全利用者を給電候補として(即ち、常時オープンオファー状況がONの状態)、参加させてもよい。
[動作の説明]
次に、本実施形態における端末装置2の動作を説明する。
まず、最初に受電処理部212および給電処理部213が実行する探索処理について説明する。図13は、各部の探索処理の一例を示すフロー図である。各部の探索処理は、「オファー」と「リクエスト」を読み替える点のみで異なっているため、ここでは受電処理部212が実行する探索処理について説明し、給電処理部213の実行する探索処理についてはその詳細な説明を省略する。
探索処理は、端末装置2が稼働を開始すると、或いは探索処理の開始の指示を受け付けると、また或いは所定の条件を満足すると、また或いは、稼働中に定期的に開始される。
<探索処理>
受電処理部212は、まず、利用者からオープンオファーを見るか否かの選択を受け付ける(ステップS31)。具体的には、受電処理部212は、利用者にオープンオファーを見るか否かの選択を受け付ける選択画面を構成して出力部150を介して表示装置96に表示させ、当該画面を介して利用者から選択を受け付ける。オープンオファーを見ない選択を受け付けた場合(NO)、受電処理部212は処理を終了する。オープンオファーを見る選択を受け付けた場合(YES)、受電処理部212は、ステップS32へと処理を進める。
オープンオファーを見る選択を受け付けた場合(ステップS31でYES)、受電処理部212は、サーバ3からオープンオファーを取得し、オープンオファーレポート画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる(ステップS32)。具体的に、受電処理部212は、設定情報2210に格納される利用者IDを読み出して、当該IDを含むオープンオファーの提示要求を、サーバ3へ送信する。そして、サーバ3からの応答によりオープンオファー情報を取得すると、図14に記載するような、各オファーのオープンオファーレポート画面901を構成する。なお、オープンオファー情報には例えば、各オファー元の利用者ID、ニックネーム、端末情報、属性情報(公開設定のもの)、オファーメッセージに関する情報が含まれているものとする。
オープンオファーレポート画面901は例えば、オープンオファー情報に含まれる各オファー元の利用者のニックネーム、端末情報、オファーメッセージ、属性情報、そしてプライベートリクエストを送信するか否かを選択するための選択領域等から構成される。
次に、受電処理部212は、利用者からいずれかのオープンオファーにプライベートリクエストを送信する選択があったか否かを判断する(ステップS33)。プライベートリクエストを送信する選択があった場合には(YES)、ステップS34へと処理を進める。
プライベートリクエストを送信する選択があった場合(ステップS33でYES)、受電処理部212は、サーバ3にプライベートリクエスト送信を要求する(ステップS34)。具体的に、受電処理部212は、リクエスト先の利用者IDと、設定情報2210に格納される自端末の利用者IDと端末情報、そしてリクエストメッセージを読み出して、プライベートリクエスト送信要求としてサーバ3へと送信し、処理を終了する。なお、リクエストメッセージは予め格納していたものを用いずに、その都度入力を受け付けてもよい。
ここで、サーバ3の出力処理部313が、プライベートリクエスト送信要求を受け付けた際に実行する処理について説明する。サーバ3はプライベートリクエスト送信要求を受け付けると、リクエスト元の利用者IDを読み出して、利用者情報3211の当該利用者IDのレコードに格納されるニックネームと、公開設定の属性情報を読み出す。そして、要求元から送信された利用者IDと端末情報、そしてリクエストメッセージに、ニックネームと公開設定の属性情報を追加して、リクエスト先となる端末装置へプライベートリクエスト情報として送信する。
<待機処理>
次に、受電処理部212および給電処理部213が実行する待機処理について説明する。図15は、各部の待機処理の一例を示すフロー図である。各部の待機処理は、「オファー」と「リクエスト」を読み替える点のみで異なっているため、ここでは給電処理部213が実行する待機処理について説明し、受電処理部212の実行する待機処理についてはその詳細な説明を省略する。
待機処理は、端末装置2が稼働を開始すると、或いは待機処理の開始の指示を受け付けると、また或いは所定の条件を満足すると、また或いは、稼働中に定期的に開始される。
給電処理部213は、サーバ3からプライベートリクエストを受信したか否かを監視する(ステップS41)。プライベートリクエスト情報を受信した場合には、ステップS42へと処理を進める。
プライベートリクエスト情報を受信すると(ステップS42でYES)、給電処理部213は、プライベートリクエストレポート画面を構成して、出力部150を介して表示装置96に表示させる(ステップS42)。具体的に、給電処理部213は、プライベートリクエスト情報から必要な情報を読み出し、図16に記載するような、各リクエストのプライベートリクエストレポート画面902を構成する。なお、プライベートリクエスト情報には例えば、各リクエスト元の利用者ID、ニックネーム、端末情報、属性情報(公開設定のもの)、リクエストメッセージに関する情報が含まれているものとする。
プライベートリクエストレポート画面902は例えば、プライベートリクエスト情報に含まれる各リクエスト元の利用者のニックネーム、端末情報、オファーメッセージ、属性情報、そしてプライベートリクエストに合意するか否かを選択するための選択領域等から構成される。
次に、給電処理部213は、利用者からいずれかのプライベートリクエストに合意する選択があったか否かを判断する(ステップS43)。プライベートリクエストに合意する選択があった場合には(YES)、ステップS44へと処理を進める。
プライベートリクエストに合意する選択があった場合(ステップS43でYES)、給電処理部213は、サーバ3にプライベートリクエストの合意応答を送信する(ステップS44)。具体的に、給電処理部213は、リクエスト元の利用者IDと、設定情報2210に格納される自端末の利用者IDと、を含む合意応答をサーバ3へと送信する。合意応答を受けたサーバ3は、支援処理を開始する。
次に、給電処理部213は、設定情報2210のオープンオファー状況格納領域221fに格納されるステータスをOFFに切り換え、サーバ3にオープンオファーの削除要求を送信して(ステップS45)、処理を終了する。
ここでさらに、サーバ3の候補特定部312が実行する特定処理について説明する。図17は、特定処理の一例を示すフロー図である。
候補特定部312は、受電処理部212からオープンオファー提示要求を受けた場合にはオファー登録情報3230から、給電処理部213からオープンリクエスト提示要求を受けた場合にはリクエスト登録情報3220から、候補端末を特定する処理を開始する。
まず、候補特定部312は、位置から候補端末を絞り込む(ステップS51)。具体的に、当該処理は、所定の範囲内に存在する端末装置2の利用者同士でなければ、合流が困難であることを理由に行われるものである。位置からの絞り込みにはどのような方法を用いても構わないが、例えば、提示要求元の端末装置と、同じ基地局に接続している端末装置2の利用者IDを抽出する方法を用いることができる。また、両端末からGPS情報を取得して、提示要求元の端末装置2から、所定の距離内にある端末装置2の利用者IDを絞り込むことも可能である。
次に候補特定部312は、希望属性でさらに候補端末を絞り込む(ステップS52)。具体的に、候補特定部312は、オープンオファー提示要求またはオープンリクエスト提示要求に含まれる利用者IDを抽出して、希望情報3212から当該利用者の希望属性を読み出す。そして、当該希望属性と利用者情報3211の属性格納領域321cに格納されている属性を照合し、合致するレコードの利用者IDを読み出す。
なお、希望属性との照合はどのような方法で行ってもよい。例えば、各項目の重み付け対応表を予め保持しておき、点数の高いものから所定の数を抽出してもよい。さらに、属性格納領域321cで「公開」に設定されている属性に対してのみ照合を行ってもよく、希望属性が設定されている属性が「非公開」であるレコードは、候補端末から排除してもよい。非公開の内容が、検索によって他者に特定される虞があるからである。また、必ずしも全ての属性項目が一致する必要もない。その場合には、一致する項目が多い順から並べてもよい。
また、希望属性に特定の利用者IDを登録しておくことで(友人登録)、当該利用者IDを有する利用者の端末装置以外を、受電/給電の候補端末から排除することもできる。これは、例えば学校内等の、メンバーの入れ替わりが少なく、人が密集する場所において、特に有効である。
なお、必ずしも希望属性で候補端末を絞り込む必要はなく、位置から絞り込まれた利用者IDを、全て候補端末としてもよい。また例えば、位置から絞り込まれた利用者IDが所定の数以上の場合にのみ、希望属性から候補端末を絞り込んでも良い。また、給電候補端末は例えば、バッテリ残量の多い端末装置から優先的に選択されるような構成としてもよい。
候補特定部312は、こうして絞り込んだ利用者IDの送信要求を出力処理部313へと出力し、処理を終了する(ステップS53)。出力処理部313は、利用者情報3211から、候補特定部312が特定した利用者IDのレコードに格納される、利用者のニックネームや属性等の情報を抽出し、これらをオープンオファー情報、或いは、オープンリクエスト情報として、端末装置2へと送信する。
以上、第二の実施形態に係る充電支援システム200について説明した。このような充電支援システム200によれば、近距離の端末装置2と直接に通信を行わなくとも、候補端末を見つけることが可能である。また、受電依頼や給電申出を公開しておくことで、気軽に候補端末を探すことができる。さらには、サーバ3によりある程度絞り込まれた候補端末からさらに端末を選択可能であるため、より希望に近い相手と授受を行うことができる。
<<第三の実施形態>>
次に、本発明に係る第三の実施形態を適用した充電支援システム300について、図18を参照して説明する。図18は、本発明の第三の実施形態に係る充電支援システム300の構成例を示す図である。なお、上述の実施形態と略同様の構成を有するものには同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態に係る充電支援システム300は、記憶部420の個人情報記憶部421が、履歴情報4210をさらに記憶している点で、第二の実施形態とは異なる。
図19に、履歴情報4210の一例を示す。履歴情報4210は、利用者IDが格納される利用者ID格納領域421aと、利用者のこれまでの受電/給電に関する履歴が格納される履歴格納領域421bと、信用度が格納される信用度格納領域421cと、が含まれている。
受電/給電に関する履歴は、例えば、どの利用者から受電を受けたか、およびどの利用者に対して給電を行ったかを蓄積するものである。このような履歴は、合意があった相手との受電/給電完了後に評価報告画面を提示するなどして、利用者からの報告を蓄積することで実現可能である。なお、端末装置2が自動的に受電/給電相手を認識して、その情報をサーバ4に送信する構成としてもよい。
信用度とは、受電/給電相手として、その利用者がどの程度信用のおける人物かを表す値である。例えば、受電/給電完了後の利用者からの評価報告により、低い評価であれば所定の値だけ下降させ、逆に良い評価であれば所定の値だけ上昇させる。
このような信用度は、次のように利用される。例えば、候補特定部312が特定処理を行う際に、信用度の低い利用者の利用者IDについては、候補から排除することができる。また、各オファーやリクエストの表示画面に信用度を表示することで、利用者は、候補者が信用できる人物か否かを知ることができる。なお、信用度の順(お勧めの順)にオファーやリクエストを表示してもよい。
またさらに、会員制のSNSページ等のソーシャルネットワーク型のサービスと連携し、各会員のページに、履歴や信用度を表示してもよい。なお、これらの統計を取ってランキング等で表示することもできる。例えば、信用度のランキングや、自分の電力授受の履歴等を、簡便に知ることができる。また、各オファーやリクエストの表示画面に各利用者のSNSページへのリンクを設けることで、候補者のより詳細な情報を知ることも可能である。
また、受電/給電の履歴にポイントを対応させてサーバ上でポイントを管理し、電力の授受があった場合に、受電側から給電側にポイントが支払われるような構成としてもよい。このようなポイントは予め利用者に購入させてもよく、携帯電話キャリアやプロバイダ等が通信料金に加算、或いは減算して請求してもよい。
以上、第三の実施形態に係る充電支援システム300について説明した。このような充電支援システム300によれば、利用者はより安全に、受電/給電を行うことができる。
<<第四の実施形態>>
以下に、本発明に係る第四の実施形態を適用した充電支援システム400について、図面を参照して説明する。なお、上述の実施形態と略同様の構成を有するものには同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態に係る充電支援システム400では、例えば災害等の緊急時に動けず救助を求めることができない場合、連絡を取ったりする際に電力量が不足している場合に、端末装置6によるリクエストが救助申請を兼ねる構成となっている。
図20は、本発明の第四の実施形態に係る充電支援システム400の構成例を示す図である。本発明における充電支援システム400には、端末装置6と、緊急時に情報を受け付けるサーバ5と、が含まれる。
サーバ5には、制御部510と、記憶部520と、通信部530と、が含まれる。
制御部510には、情報管理部511と、要請生成部512と、出力処理部513と、が含まれる。
情報管理部511は、端末装置6から送信される緊急リクエスト登録要求を受け付けて、当該緊急リクエストをリクエスト記憶部521にリクエスト登録情報5210(図21参照)として格納する。なお、情報管理部511は、図示しない入力部や、端末装置6等から緊急リクエストの取消要求を受け付けた場合には、リクエスト登録情報5210から、該当するリクエストを削除する。
要請生成部512は、緊急リクエストから救助要請を生成する。救助要請は、音声、画像等どのような形態の情報でもよく、例えば音声による無線通信が挙げられる。また、要請生成部512は、緊急リクエストの一覧表画面を生成して、図示しない表示装置に表示させてもよい。なお、一覧表画面には、後述の緊急リクエストに含まれる位置情報や救難者の情報、関連施設に関する情報についても表示されてもよい。
出力処理部513は、要請生成部512が作成した救助要請を、所定の装置へと発信する。所定の装置とは例えば、救命センターや消防署、病院、緊急車両の関連施設、または、関連施設の職員等の関係者の有する有線或いは無線で情報を出入力可能な装置(以下、関連装置とも称する)である。
記憶部520には、関連情報記憶部521と、リクエスト記憶部522と、が含まれる。
関連情報記憶部521には、GPSによる位置情報と関連付けられた地図情報と、関連装置に関する情報と、が含まれる。関連装置に関する情報とは、例えば、各関連施設や関係者の連絡先、管轄区域、出動状況や空き状況等の状況に関する情報等が挙げられる。
リクエスト記憶部522には、端末装置6からの緊急リクエストに基づくリクエスト登録情報5220が記憶されている。図21は、リクエスト登録情報5220の一例である。リクエスト登録情報5220には例えば、緊急リクエストを識別するための識別子が格納されるID格納領域522a、端末装置6に予め登録される個人情報が格納される個人情報格納領域522b、端末装置6の位置情報が格納される位置情報格納領域522c、緊急リクエストのステータスが格納されるステータス格納領域522d、が含まれる。
通信部530は、有線、或いは無線で情報の送受信を可能とする。
次に、端末装置6について説明する。図22は、本発明の第四の実施形態に係る端末装置6の構成例を示す図である。端末装置6には、制御部610と、記憶部620と、通信部630と、伝送部140と、出力部150と、が含まれる。
制御部610は、情報管理部611と、申請処理部612と、が含まれる。
情報管理部611は、利用者に関する情報を受け付けて、これを登録する。具体的に情報管理部611は、例えば、氏名や住所、性別、年齢、連絡先等、緊急時に要する個人情報を予め受け付けて、記憶部620に後述する設定情報6210として登録する。
申請処理部612は、後述のリクエスト条件を満たした場合に、緊急リクエストを発信する。緊急リクエストには、例えば、上述の個人情報と、通信部630を介して受信したGPS信号から得られた位置情報と、が含まれる。
記憶部620には、設定情報記憶部621が含まれる。
設定情報記憶部621には、設定情報6210が記憶される。図23に、設定情報6210の一例を示す。設定情報6210は、個人情報格納領域621aと、リクエスト条件格納領域621bと、位置情報621cと、を含んでいる。リクエスト条件とは、緊急リクエストを発信するタイミングを設定するものである。これにはどのようなタイミングを設定してもよいが、例えば、他のアプリケーション等により何らかの災害情報を受け取った場合や、バッテリ残量が所定の値未満となった場合、所定の時間以上連続して充電が無かった場合等が挙げられる。
通信部630は、有線、或いは無線で情報の送受信を可能とする。また、GPS信号を受信して、位置情報を得る。
次に、端末装置6が実行する救助申請処理、について説明する。図24は、端末装置6の実行する救助申請処理のフロー図である。
救助申請処理は、端末装置6が稼働を開始すると、或いは救助申請処理の開始の指示を受け付けると、また或いは所定の条件を満足すると、また或いは稼働中に定期的に開始される。
まず、端末装置6の申請処理部612は、現在の状態がリクエスト条件を満たしているか否かを判断する(ステップS61)。具体的に、申請処理部612は、設定情報6210のリクエスト条件格納領域621bを読み出し、現在の状態がリクエスト条件を満たしているか否かを判断する。リクエスト条件を満たしていると判断した場合には(YES)、ステップ62へと進み、満たしていないと判断した場合には(NO)、本処理を繰り返す。
現在の状態がリクエスト条件を満たしていると判断した場合(ステップS61でYES)、位置情報を取得する。具体的に、申請処理部612は、通信部630を介してGPS信号を受信し、位置情報を取得し、設定情報6210の位置情報格納領域621cに格納する。
ここで、GPS信号が受信できない等により位置情報が取得できない場合には、それまでに得た最新の位置情報を位置情報格納領域621cに格納しておいてもよい。このような位置情報は、特定のアプリケーションを利用等により得ることができる。また、申請処理部612が定期的に受信するような構成としてもよい。
次に、申請処理部612は、救助申請を生成する(ステップS63)。具体的に、申請処理部612は、設定情報6210の個人情報格納領域621aから個人情報を、位置情報格納領域621cから位置情報を読み出し、これらを含む情報である救助申請を生成する。
そして、申請処理部612は、生成した救助申請を発信する(ステップS64)。具体的に、申請処理部612は、サーバ5へと救助申請を送信する。なお、救助申請の発信は必ずしもこの限りではなく、例えばネットワークに接続できない場合、第三者の端末装置へ直接救助申請を送信してもよい。第三者の端末装置の申請処理部612は、救助申請を受信すると、サーバ5へと救助申請を代理して送信する。なお、他の端末装置でもネットワークに接続できない場合には、さらに他の端末装置へ救助申請を送信することもできる。またさらに、微弱無線局として微弱電波を発生することにより、救助申請を発信してもよい。
最後に申請処理部612は、省エネモードに切り替えを行い(ステップS65)、処理を終了する。なお、省エネモードとは、所定の機能を制限することで消費電力を節減する一般的な機能であり、公知のどのような技術を用いてもよい。
次に、サーバ5が実行する救助要請処理について説明する。図25は、サーバ5の実行する救助要請処理のフロー図である。
まず、サーバ5の情報管理部511は、救助申請を受信したか否かを判断する(ステップS71)。救助申請を受信したと判断した場合には(YES)、情報管理部511はリクエスト登録情報5220に新たなレコードを作成し、重複しないユニークなIDをID格納領域522aに、救助申請に含まれる個人情報と位置情報を個人情報格納領域522bと位置情報格納領域522cに、「未処理」のステータスをステータス格納領域522dに格納し、ステップS72へと進む。救助申請を受信したと判断しなかった場合には(NO)、本処理を繰り返す。
救助申請を受信したと判断した場合には(ステップS71でYES)、要請生成部512は、救助要請の発信先を決定する(ステップS72)。具体的に、要請生成部512は、リクエスト登録情報5220のステータスが「未処理」であるレコードを抽出し、救助要請先を決定する。救助要請先の決定は、例えば、関連情報記憶部521に記憶される、位置情報と関連装置の管轄区域を関連付けた情報から決定することができる。なお、これに限らず、救助申請の一覧表画面を作成し、利用者に処理を行う救助申請と、その救助要請の発信先を選択させてもよい。
次に、出力処理部513は、救助要請を発信する(ステップS73)。具体的に、出力処理部513は、ステップS72で決定された発信先に救助要請を発信する。なお、救助要請には、リクエスト登録情報5220に格納される、救助要請を識別するためのIDと、個人情報と、位置情報と、が含まれる。また、発信先の関連装置の受信状態に合わせて、どのような発信方法を用いてもよい。
そして、出力処理部512は、ステータスを更新する(ステップS74)。具体的に、出力処理部513は、ステップS73で発信された救助要請に関するリクエスト登録情報5220のレコードのステータスを「要請済」に変更し、処理を終了する。
なお、出力処理部512は、リクエストが終了(充電、救助の終了や、間違いの発覚等)した旨の情報を随時受け付けると、ステータスを「終了」に変更する。
以上、第四の実施形態に係る充電支援システム400について説明した。このような充電支援システム400によれば、利用者は緊急時に自動的に救助を求めることが可能となる。
<<第五の実施形態>>
以下に、本発明に係る第五の実施形態を適用した充電支援システム500について、図面を参照して説明する。なお、上述の実施形態と略同様の構成を有するものには同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態に係る充電支援システム500では、日常的に利用する装置が給電機能を有する給電装置として動作し、受電側の端末装置8へ頻繁に、短時間の給電が自動的に行われるものである。
図26は、本発明の第五の実施形態に係る充電支援システム500の構成例を示す図である。本発明における充電支援システム500には、受電側の端末装置8と、受給電に関する情報を管理するサーバ7と、給電装置9と、が含まれる。
図27に、端末装置8の機能構成例を説明するためのブロック図を示す。端末装置8には、制御部810と、記憶部820と、通信部130と、伝送部140と、出力部150と、が含まれる。
制御部820には、情報管理部811と、受電処理部812と、が含まれる。
情報管理部811は、利用者からの設定を受け付けて、これを登録する。具体的に、情報管理部811は、例えば給電装置9による自動的な給電機能のON/OFFや、給電条件等の設定を予め受け付けて、記憶部820に後述する設定情報8210(図28参照)として登録する。そして、情報管理部811は、端末装置8の状態を適宜監視し、給電条件に基づいて給電機能のON/OFFを切り替える。
受電処理部812は、給電機能がONの際に給電装置9と通信可能な状態となると、給電装置9へ利用者IDを含む給電リクエストを出力し、給電装置9から伝送部140を介した給電を受ける。なお、通信可能な状態とは、ここでは例えば、給電装置9から所定の距離内に端末装置8が存在する場合である。
記憶部820には、設定情報記憶部821が含まれる。
設定情報記憶部821には、設定情報8210が記憶される。図28に、設定情報8210の一例を示す。設定情報8210は、給電機能のON/OFFが格納される給電機能格納領域821aと、給電機能がONとなる条件が格納される給電条件格納領域821bと、を含んでいる。給電機能がONとなる条件とは、例えば、端末装置8の電力残量等が所定の値以下になった場合等が挙げられる。
次に、給電装置9について説明する。図29は、給電装置9の機能構成例を説明するためのブロック図である。給電装置9は受電側の端末装置8に給電を行える装置であればどのようなものでもよいが、利用者が端末装置8を利用して、情報の送受信を行う装置であることが望ましい。具体的には例えば、料金の支払い時等に利用される、駅やバス等に備えられる改札機、自動販売機や、店舗のレジスター等である。なお、情報の送受信の手段はどのようなものであってもよいが、例えば端末装置8側が予めリーダライタ機能を有するICチップ等を含み、アプリケーションによってこれらの動作を統括する等、公知の技術を用いることが可能である。このような構成の場合、端末装置8の備えるICは、給電装置9の発する電磁波を受けることで自らアクティブとなり、情報を発信することが可能となる。
給電装置9には、制御部910と、記憶部920と、通信部130と、伝送部140と、が含まれる。
制御部910には、給電処理部911と、履歴管理部912と、が含まれる。
給電処理部911は、端末装置8への給電処理を行う。具体的に、給電処理部911は、端末装置8からの給電リクエストを受け付けると、伝送部140を介して端末装置8への給電を実行する。なお、伝送部140の用いる給電の手法としては上記に挙げたどのようなものであってもよいが、ここではその性質上、非接触、かつ、端末装置8の利用者が待ち時間を生じないような短時間で充電可能な方法が望ましい。例えば、電磁誘導、振動、光、音、熱等の媒体を介し、非接触で送電可能な方法である。なお、給電量については特に制限されるものではなく、端末装置8に短時間な充電が可能であれば足りる。
履歴管理部912は、端末装置8への給電履歴を登録する。具体的に、履歴管理部912は、給電処理部911が端末装置8への給電を実行すると、当該給電の履歴を給電履歴9210(図30参照)として登録する。給電履歴には、例えば、端末装置8の給電リクエストに含まれる利用者IDや、給電の時刻、給電に使用した電力量、自装置を識別するための装置IDが含まれる。また、履歴管理部912は、登録された給電履歴をサーバ7へと随時送信する。
記憶部920には、給電履歴記憶部921が含まれる。
給電履歴記憶部921には、給電履歴9210が記憶される。図30に、給電履歴9210の一例を示す。給電履歴9210は、給電対象の端末装置8の利用者を識別するための利用者ID格納領域921aと、給電を行った時刻が格納される給電時刻格納領域921bと、給電に使用した電力量が格納される使用電力量格納領域921cと、給電を行った給電装置9を識別するための装置ID格納領域921dと、を含んでいる。
次に、サーバ7について説明する。図26に戻って、サーバ7には、制御部710と、記憶部720と、通信部330と、が含まれる。
制御部710には、情報管理部711と、請求処理部712とが含まれる。
情報管理部711は、予め登録された端末装置8の利用者の個人情報(図31参照)を管理する。個人情報とは、例えば、端末装置8の利用者IDと、当該端末装置8が給電装置9から給電を受けた際に発生する料金の請求先と、を関連付けた情報である。また、情報管理部711は、給電装置9から給電履歴9210の送信を随時受け付けて、給電履歴記憶部722へと格納する。
請求処理部712は、給電履歴記憶部722に格納される給電履歴9210の各レコードについて、利用者IDを参照し、個人情報7210から当該利用者IDの請求先を読み出す。そして、給電履歴9210の各レコードを、読み出した該当請求先へとそれぞれ送信する。なお、請求先とは、例えばクレジットカード会社、携帯電話キャリア、電子マネーの管理会社等、給電に伴う電力やサービス等の料金支払先である。
記憶部720には、個人情報記憶部721と、給電履歴記憶部722と、が含まれる。
個人情報記憶部721には、個人情報7210が記憶される。図31に、個人情報7210の一例を示す。個人情報7210には、端末装置8の利用者ID格納領域721aと、当該IDで識別される端末装置8における、給電時の請求先のアドレスが格納される請求先格納領域721bと、が含まれる。
給電履歴記憶部722には、給電装置9から送信された給電履歴9210が記憶される。
次に、端末装置8が実行する受電処理、及び給電装置9が実行する給電処理について説明する。図32は、端末装置8及び給電処理9の実行する処理のフロー図である。
受電処理は、給電装置9との通信が可能になった場合に開始される。
まず、端末装置8の受電処理部812は、給電機能がONであるか否かを判断する(ステップS81)。具体的に、受電処理部812は、設定情報8210から、給電機能格納領域821aに格納されているステータスを読み出す。給電機能がONであれば(YES)、ステップS82へと進み、給電機能がOFFであれば(NO)、処理を終了する。
給電機能がONであった場合(ステップS81でYES)、受電処理部812は、給電リクエストを送信する(ステップS82)。具体的に、受電処理部812は、給電装置9へ利用者IDを含む給電リクエストを送信する。
そして、受電処理部812は、伝送部140を介して給電装置9から給電される電力を受電し(ステップS83)、処理を終了する。
次に、給電装置9の実行する給電処理の説明に移る。給電装置9は、給電リクエストを受信すると、当該処理を開始する。なお、給電装置9は、同時に料金支払等の他の処理についても、同時に実行していてもよい。
まず、給電装置9の給電処理部911は、端末装置8から給電リクエストを受信する(ステップS91)。
次に、給電処理部911は、伝送部140を介して給電を開始する(ステップS92)。
そして、給電処理部911は、端末装置8が離れたか否かを判断する(ステップS93)。具体的に、給電処理部911は例えば、端末装置8に応答要求を定期的に送信し、応答がなければ端末装置8が離脱したと判断する。端末装置8が離れたと判断した場合には(YES)、ステップS94へと進み、端末装置が離れたと判断しなかった場合には(NO)、本処理を繰り返す。
端末装置8が離れたと判断した場合には(ステップS93でYES)、給電処理部911は、給電を終了する(ステップS94)。
次に、履歴管理部912は、給電履歴を生成する(ステップS95)。具体的に、履歴管理部912は、ステップ91で受信した給電リクエストに含まれていた利用者IDを、利用者ID、給電時刻、給電に使用した電力量、自装置IDを、給電履歴9210にそれぞれ格納して、処理を終了する。
以上、端末装置8及び給電装置9の実行する処理について説明した。給電装置9は、適宜給電履歴9210をサーバ7へと送信し、サーバ7は、給電履歴9210の各レコードを、予め登録された請求先へと送信する。
なお、料金は必ずしも金銭(電子マネー含む)で支払われる必要はない。例えば、サーバ7や請求先が広告を端末装置8へと送信し、利用者にこれを視聴させることで支払に変えてもよい。
また、利用者は、設定情報8210に、予めどの給電装置9で給電を行うかについて設定可能な構成としてもよい。例えば、所定の駅の改札や、所定の場所の自動販売機等、詳細な設定を行うことで、希望する場所のみでの給電を行うことが可能である。
さらに、本実施の形態では給電に関する料金は、携帯電話のキャリア等から後ほど請求される形式となっているが、必ずしもこの限りではなく、端末装置8で管理される電子マネーにより、その場で支払が行われる構成としてもよい。その場合、端末装置8に予めチャージされる電子マネーの残高から給電に関する料金が差し引かれ、その場で清算される。
以上、第五の実施形態に係る充電支援システム500について説明した。このような充電支援システム500によれば、利用者は、特に意図することなく、日常的に頻繁な充電を行うことができる。またその料金は自動的に清算されるため、煩雑な支払の手間を生じることがない。
なお、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、各実施形態の構成は、他の実施形態に適用することができる。具体的に、第二の実施形態においても、第一の実施形態と同様に、受電依頼や給電申出の公開を行わず、サーバ3が自動的に選択した端末装置2に対して、リクエストを送信する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、プライベートリクエストやプライベートオファーはオープンリクエストやオープンオファーでの公開情報に基づいて送信されるものであるが、これに限らず、利用者がリクエスト/オファーを望む相手を利用者IDやニックネーム等で指定して、送信するような構成としてもよい。
さらに、第一の実施形態において、給電側の端末装置のみがダイレクトオファーを出力するような構成としてもよい。これは即ち、図5のフロー図のリクエストをオファーと読み替えるような処理を実行することで実現可能である。
なお、端末装置は必ずしも受電側、および給電側の両方として機能する必要はない。例えば、受電側としてのみ機能する場合、二次電池を備えている必要はなく、また、外部電源に接続されて動作する装置であってもよい。
逆に、給電側のみとして機能する場合としては、例えば、店頭等で顧客に給電サービスを提供するような給電用の装置が挙げられる。このような給電用の装置は、オープンリクエスト状況が常時OFF、オープンオファー状況が常時ONとすることで実現可能である。なお、このような装置では、利用者は、例えば上述のポイントを使用することにより受電が可能となるような構成としてもよい。また、利用する際に、端末装置側に広告等のデータ等を受け取らせる構成としてもよい。
なお、上記したように、伝送部140は電力の伝送に、あらゆる方法を利用することができる。その際、給電側の端末の支援処理部114及び314は、図33に示すようなユーザーインターフェイス画面1000を表示装置96に表示させてもよい。ユーザーインターフェイス画面1000には、矢印1002と、矢印1002の移動経路を示すレール1001と、が表示されている。伝送部140は、表示装置96を介して、利用者1003が矢印1002に触れたままレール1001上を矢示方向に動かす(フリック)する動きを感知すると、電力の伝送を開始する。
その際、支援処理部114及び314は、利用者に給電電力量を予め設定させて矢印1002の大きさを当該電力量に比例させてもよい。さらに、利用者のフリック動作の速さを認識し、その速さに比例して、電力量を決定してもよい。なお、このような電力量を表すシンボルは矢印形状に限らず、どのような形状のものであってもよい。また、電力の伝送開始のきっかけもこのような手法に限定されず、例えば、端末同士をぶつけて、その衝撃で受給電が開始されるような構成としてもよい。
また、給電側の端末の支援処理部114及び314は、利用者に給電可能な伝送量を通知してもよい。給電可能な伝送量は、充電までにかかる時間と、予めモニタされた普段の消費電力量とから算出することが可能である。例えば、支援処理部114及び314は、利用者に充電までにかかる時間(例えば、帰宅するまでにかかる時間)を入力させ、これに時間当たりの通常の消費電力量をかける。これにより、充電までに必要な電力量を予測して、表示装置96に表示させることが可能である。なお、GPSによる位置情報を利用し、自宅までの移動時間を自動的に算出しても良い。また、普段の消費電力量を時間帯ごとにモニタリングしておき、その時間帯ごとの消費電力量を用いて計算してもよい。
1・1a・1b・2・2a・2b・6・8:端末装置、3・4・5・7:サーバ、9:給電装置、100・200・300・400・500:充電支援システム、900:ダイレクトリクエスト表示画面、901:オープンオファーレポート画面、902:プライベートリクエストレポート画面、1000:ユーザーインターフェイス画面。

Claims (15)

  1. 他の端末装置へ電力供給を依頼するリクエストを生成する受電処理部と、
    他の端末装置へ電力供給を申し出るオファーを生成する給電処理部と、
    の少なくとも何れかと、
    前記リクエストまたはオファーを送信する通信部と、を備える
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記通信部は、前記リクエストまたは前記オファーを、前記他の端末装置へ直接送信する
    ことを特徴とする端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の端末装置であって、
    前記リクエストまたは前記オファーについて、前記他の端末装置との合意があった場合に、当該他の端末装置との合流をガイドする支援処理部を、さらに備える
    ことを特徴とする端末装置。
  4. 請求項1に記載の端末装置と、サーバと、を含み、
    前記端末装置の前記通信部は、前記リクエストを前記サーバへと送信し、
    前記サーバは、
    前記リクエストが特定の端末装置へのリクエストであった場合に、当該リクエストに関する情報を前記特定の端末装置へと送信する出力処理部を備える
    ことを特徴とする充電支援システム。
  5. 請求項4に記載の充電支援システムであって、
    前記端末装置の前記通信部は、前記オファーを前記サーバへと送信し、
    前記出力処理部は、
    前記オファーが特定の端末装置へのオファーであった場合に、当該オファーに関する情報を前記特定の端末装置へと送信する
    ことを特徴とする充電支援システム。
  6. 請求項5に記載の充電支援システムであって、
    前記サーバは、
    記憶部と、
    前記オファーが不特定多数へのオファーであった場合に、当該オファーを前記記憶部に登録する情報管理部と、
    前記端末装置から前記不特定多数へのオファーの提示要求を受け付けると、前記記憶部に登録される前記オファーから、給電候補を特定する候補特定部と、を備え、
    前記出力処理部は、当該給電候補の前記オファーに関する情報を、前記オファーの提示要求送信元の端末装置へと送信する
    ことを特徴とする充電支援システム。
  7. 請求項4から6の何れか一項に記載の充電支援システムであって、
    前記情報管理部は、
    前記リクエストが不特定多数へのリクエストであった場合に、当該リクエストを前記記憶部に登録し、
    前記候補特定部は、
    前記端末装置から前記不特定多数へのリクエストの提示要求を受け付けると、前記記憶部に登録される前記リクエストから、受電候補を特定し、
    前記出力処理部は、当該受電候補の前記リクエストに関する情報を、前記提示要求送信元の端末装置へと送信する
    ことを特徴とする充電支援システム。
  8. 請求項6または7に記載の充電支援システムであって、
    前記給電候補および受電候補は、前記提示要求送信元の端末装置から、所定の範囲内に存在する端末装置から選択される
    ことを特徴とする充電支援システム。
  9. 請求項6から8の何れか一項に記載の充電支援システムであって、
    前記情報管理部は、利用者の属性に関する情報と、当該利用者が他の端末装置の利用者に希望する属性に関する情報と、を前記記憶部に予め登録し、
    前記給電候補および受電候補は、前記提示要求送信元の端末装置の利用者の前記希望に応じた属性の利用者の端末装置から選択される
    ことを特徴とする充電支援システム。
  10. 請求項6から9の何れか一項に記載の充電支援システムであって、
    前記受電処理部は、前記特定の端末装置の選択を、前記給電候補から受け付け、
    前記給電処理部は、前記特定の端末装置の選択を、前記受電候補から受け付ける
    ことを特徴とする充電支援システム。
  11. 請求項1に記載の端末装置と、サーバと、を含み、
    前記端末装置の前記通信部は、救助申請である前記リクエストを前記サーバへと送信し、
    前記サーバは、
    前記リクエストを受け付けると、所定の関連装置へ救助要請を発信する出力処理部を備える
    ことを特徴とする充電支援システム。
  12. 請求項1に記載の端末装置と、当該端末装置に給電を行う給電装置と、を含み、
    前記端末装置は、前記給電装置と通信可能な状態になった場合に、前記給電装置から給電を受ける
    ことを特徴とする充電支援システム。
  13. 請求項1から3の何れか一項に記載の端末装置であって、
    他の端末装置への給電を行う際に、給電電力の大きさに比例するシンボルを表示させる
    ことを特徴とする端末装置。
  14. 他の端末装置へ電力供給を依頼するリクエストを生成するステップと、
    他の端末装置へ電力供給を申し出るオファーを生成するステップと、
    の少なくとも何れかと、
    前記リクエストまたはオファーを前記他の端末装置へ送信するステップと、を実行する
    ことを特徴とする充電支援方法。
  15. コンピュータに、充電を支援させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、制御手段として機能させ、
    前記制御手段に、
    他の端末装置へ電力供給を依頼するリクエストを生成するステップと、
    他の端末装置へ電力供給を申し出るオファーを生成するステップと、
    の少なくとも何れかと、
    前記リクエストまたはオファーを前記他の端末装置へ送信するステップと、を実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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