JP2020106155A - 貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水路が庫外において上り勾配を有する状態で配された場合であっても、ドレン排水を適切に流すことが可能な貯蔵庫を提供する。【解決手段】貯蔵室14を有する箱状の貯蔵庫本体11と、貯蔵庫本体11の内部の水を排水する排水路50とを備え、その排水路50が、上流側の部分をなす上流部52と、下流側の部分をなして庫外まで延びる下流部60と、上流部52と下流部60とに連通し、上流部52の最下点Pから上方に向かって延びるとともに上方に開口する上方開口流路部61と、を有する構成とする。上方開口流路部61の上方から空気を排出する、あるいは、上方開口流路部61にも排水が溜まることで、空気を元々溜まっていた排水とともに、下流側から排出させることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、貯蔵庫に関する。
下記特許文献1には、貯蔵庫としての冷却庫が記載されている。一般的に、貯蔵庫は、冷却器からの水滴及び庫内の各部に付着した水滴を受けるドレン部が設けられ、そのドレン部の底から庫外にまで延びる排水路によって、ドレン部に落下する水滴が庫外に排出される。そして、下記特許文献1に記載の冷却庫は、排水トラップが詰まった場合であっても、排水経路における庫外に存在する部分においてドレン排水を溢れ出させることで、庫内にドレン排水が流れ出すことを防止する構成とされている。
特開2014−219142号公報
貯蔵庫の排水を流す排水管は、下流側の端部が、庫外に設けられた排水溝(排水口)に挿入され、ドレン排水を排水するように構成される。例えば、その庫外に設けられた排水口が、貯蔵庫が載置された床面より高い位置にあると、排水管は、床面から排水口まで上り勾配となってしまう。その状態においては、ドレン排水が、全て流れきらず、排水管における排水口の手前の部分に溜まってしまうことになる。そして、その後、ある程度の量のドレン排水がまとまって流れてくると、溜まっていた排水と、新たに流れてきた排水との間に、空気が圧縮された状態で留まって、溜まっていた排水を押し出せず、新たに流れてきた排水も流れずに、ドレン部や排水路の途中に存在する開口等から、排水が溢れてしまうという問題がある。特に、排水路を形成する管の内径が小さいほど、その問題は生じやすい。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、排水路が庫外において上り勾配を有する状態で配された場合であっても、ドレン排水を適切に流すことが可能な貯蔵庫を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の貯蔵庫は、
貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体の内部の水を排水する排水路と、を備えた貯蔵庫であって、
前記排水路が、上流側の部分をなす上流部と、下流側の部分をなして庫外まで延びる下流部と、前記上流部と前記下流部とに連通し、前記上流部の最下点から上方に向かって延びるとともに上方に開口する上方開口流路部と、を有することを特徴とする。
この構成の貯蔵庫は、庫外の排水口が床面より高く排水路が下流側において上り勾配となっている状態(以下、「上り勾配形成状態」と呼ぶ場合がある。)であっても、排水路内に溜まっていた排水と、新たな排水との間の空気は、上方開口流路部の上方から排出されやすくなっており、排水路内に空気が留まってしまうような事態を抑えることができる。また、この構成の貯蔵庫は、空気が上方開口流路部から排出されずに空気が留まってしまった場合であっても、上方開口流路部にも排水が溜まることで、留まってしまった空気に対して加わる排水させる方向の力が大きくなるため、溜まっていた排水とともに、下流側から排出させることが可能である。したがって、この構成の貯蔵庫によれば、上り勾配形成状態であっても、排水路内の排水を溢れさせることなく、適切に排出させることができる。
上記構成の貯蔵庫において、前記上方開口流路部の流路面積は、前記上流部の流路面積以上とされた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、上方開口流路部の流路面積が上流部の流路面積以上とされることで、上り勾配形成状態において、空気を排出しやすく、かつ、空気が排出できなかった場合に上方開口流路部に溜まる排水の量も多くなって留まっていた排水を押し出しやすくなる。この構成の貯蔵庫によれば、より確実に排水路内の排水を溢れさせることなく排出させることができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記排水路は、第1排水管と、前記第1排水管の外径より大きな内径とされた第2排水管と、を含み、前記第2排水管は、上流側の端部が上方に向かって延びるとともに上方に開口する状態で前記貯蔵庫本体に取り付けられ、前記第1排水管は、下流側の端部が前記第2排水管の上流側の端部から挿入された状態で前記貯蔵庫本体に取り付けられており、前記第1排水管の外周面と前記第2排水管の内周面との間に形成された部分が、前記上方開口流路部として機能するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、上方開口流路部の形成するための排水路の構成を具体化した一態様である。この構成の貯蔵庫によれば、単純な構成で、上方開口流路部を形成することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記排水路は、前記上流部と前記下流部とが連結される部分から分岐して上方に向かって延びる補助排水管を含んで構成され、前記補助排水管が、前記上方開口流路部として機能するように構成することができる。
この構成の貯蔵庫は、メインの排水路をなす排水管に対し、上方開口流路部として別の排水管が設けられている。この構成の貯蔵庫によれば、径の大きな排水管を用いる必要がないため、庫内の比較的狭いスペースを挿通させるように、排水路を配することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記補助排水管は、前記排水路の上流側の端部より上方まで延びるものとされた構成とすることができる。
補助排水管は、庫内や庫外の人の目につかない場所に配されることが望ましい。そのため、その補助排水管から排水が溢れ出るような事態は回避することが望ましい。この構成の貯蔵庫によれば、補助排水管の上端が排水路の上端より高くされているため、排水が補助排水管から溢れ出ることを防止することができる。
また、上記構成の貯蔵庫において、前記排水路は、前記上流部をなす第1排水管と、前記下流部をなす第2排水管と、前記第1排水管,前記第2排水管および前記補助排水管がそれぞれ接続されるT字状の分岐継手と、を含み、前記第1排水管,前記第2排水管および前記補助排水管の各々は、前記第1排水管の下流側の端部が前記分岐継手の側方から接続され、前記第2排水管の上流側の端部が前記分岐継手の下方から接続され、前記補助排水管が前記分岐継手の上方から接続された状態で、前記貯蔵庫本体に取り付けられた構成とすることができる。
この構成の貯蔵庫は、排水路の構成を具体化した態様である。この構成の貯蔵庫は、補助排水管から第2排水管の上流側の部分までが、上下方向に直線的に延びる状態で配されているため、上り勾配形成状態において、空気が排出されなかった場合であっても、補助排水管に排水が入り込むことで、その排水の自重がほぼ全て排出させる方向の力となるなめ、より確実に排水路内の排水を溢れさせることなく排出させることができる。
本発明によれば、排水路が庫外において上り勾配を有する状態で配された場合であっても、ドレン排水を適切に流すことが可能な貯蔵庫を提供することができる。
本発明の第1実施例の貯蔵庫である急速冷却庫の正面図(開閉扉等を取り外した状態)である。 図1に示した急速冷却庫の平面断面図である。 図1に示した急速冷却庫が備える第1排水路を示す側面図である。 図1に示した急速冷却庫が備える第2排水路を示す側面図である。 図1に示した急速冷却庫が備える第2排水路を示す背面図である。 図4および図5に示した第2排水路を拡大して示す断面図である。 比較例の貯蔵庫における問題点を説明するための図である。 比較例の貯蔵庫における問題点を説明するための図であり、図7Aに示した状態から更に排水が流れてきた状態を示す図である。 本発明の第2実施例の貯蔵庫である急速冷却庫が備える第2排水路を示す側面図である。 本発明の第2実施例の貯蔵庫である急速冷却庫が備える第2排水路を示す背面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の第1実施例である貯蔵庫としての急速冷却庫10を図1および図2に示す。本急速冷却庫10は、ブラストチラーとも呼ばれるものであり、調理された高温の食品を+3℃などの低温に短時間で冷却するものである。本急速冷却庫10は、全体として縦長の長方形状をなしおり、前方に開口する箱状の筐体であるハウジング(貯蔵庫本体)11と、そのハウジング11の開口を開閉する開閉扉12(図2参照)と、ハウジング11の下方に配されている機械室13とを含んで構成される。
ハウジング11の内部に形成された空間、つまり、貯蔵室14には、ホテルパン等のトレイが前方から出し入れされる多段のトレイガイド15が設けられるとともに、貯蔵室14内を冷却するための冷却ユニット16が収容されている。多段のトレイガイド15が、貯蔵室14の右側に、冷却ユニット16が、貯蔵室14の左側に、それぞれ配されている。そして、冷却ユニット16は、図1および図2に示すように、貯蔵室14内における高さ方向および前後方向のほぼ中央に位置し、貯蔵室14の左側の壁、後側の壁、および、開閉扉12との間に所定の間隔を有する状態で配されている。
冷却ユニット16は、図1に示すように、蒸発器ユニット20と、その蒸発器ユニット20の右側に配されたファンユニット21と、を主体として構成される。蒸発器ユニット20は、ケース20a内に収容された蒸発器、除霜用ヒータ、乾燥用ヒータ等を備えている。その蒸発器は、機械室13内に配された圧縮機から供給される冷媒と貯蔵室14内の空気との間で熱交換を行うことによって貯蔵室14内を冷却するものである。また、ファンユニット21は、ケース21a内に、上下に並んで配された2つの庫内ファンを備えており、蒸発器によって冷却された空気を貯蔵室14内に循環させるものである。
また、本急速冷却庫10は、貯蔵室14内の洗浄を行う洗浄装置22を備えており、その洗浄装置22は、ハウジング11の内部における天面に設けられている。洗浄装置22は、複数のノズル23,24,25と、それら複数のノズル23,24,25を回転させる回転軸26とを含んで構成され、回転軸26まわりに回転させられた複数のノズル23,24,25から種々の方向に洗浄液や水を噴射し、貯蔵室14の隅々まで洗浄可能なものとなっている。
本急速冷却庫10は、蒸発器ユニット20から出た水分や、上記の洗浄装置22の洗浄水を排水する排水機構が設けられている。その排水機構は、2つの排水路30,50を備えている。第1排水路30は、メインの排水路であり、ハウジング11の内部における底面のほぼ中央に設けられた排水口31から庫外に存在する庫外排水口DRまで延びるものである。そして、第1排水路30は、図3に示すように、貯蔵室の下側に配された貯水タンク32と、その貯水タンク32の下方から延び出して複数の部材が接続された排水パイプ33と、その排水パイプ33の途中に設けられた排水バルブ34およびチェックバルブ(逆止弁)35と、貯水タンク32内の水量が所定量を超えないようにするためのオーバーフロー管36と、を含んで構成される。なお、この第1排水路30は、チェックバルブ35より上流側に送風管37が接続されており、貯蔵室14内を乾燥させるためにブロアファン38からの送風を貯蔵室14内に送り込むことも可能な構成とされている。また、本急速冷却庫10は、洗浄水を循環させることが可能な構成とされており、貯水タンク32の下方にはポンプ39(図5参照)に接続するためのポンプ接続管40も接続されている。
また、第2排水路50は、ハウジング11と開閉扉12との隙間から漏れた水分を排水するためのものである。その第2排水路50が、本発明の貯蔵庫の特徴を有するものであり、以下に、図4〜図6をも参照しつつ、詳しく説明する。第2排水路50は、ハウジング11における開閉扉12の下方側に設けられて水滴を受けるドレンパン51と、そのドレンパン51が受けた水滴を流すための2本のホース52,53と、から構成される。
2本のホースのうちの一方である第1排水管としての第1ホース52は、一端がドレンパン51の下端に接続され、ハウジング11の内部を下方に向かいつつ前面側から背面側に向かって延びる状態で配されている。また、その第1ホース52は、機械室13の内部に設けられた棚板54の上面側を延びており、他端(下流側の端部)が、棚板54に形成された挿通孔55の上方側から差し込まれて、下方に向かって延び出した状態となっている。なお、挿通孔55には、グロメット56が取り付けられており、第1ホース52が損傷することが防止されるようになっている。
一方、2本のホースのうちの他方である第2排水管としての第2ホース53は、一端側(上流側)の部分が、上記の棚板54から下方に突出する状態で固定されたブラケット57に対して固定されている。そして、第2ホース53の他端側の部分が、ハウジング11に設けられた開口11aから延び出して、庫外に設けられた庫外排水口DRに差し込まれている。
本実施例においては、第1ホース52は、外径15mmで内径9mmのものとされ、比較的径の細いものが採用されている。それに対して、第2ホース53は、その内径が、第1ホース52の外径より大きくされている。具体的には、本実施例において、第2ホース53は、外径30mmで内径25.5mmのものとされている。そして、図6に示すように、第1ホース52の下流側の端部が、第2ホース53の上流側の端部から、約300mm程度挿入された状態とされている。つまり、第1ホース52の外周面と第2ホース53の内周面との間には隙間が形成されている。以上のような構成から、本急速冷却庫10においては、第1ホース52が、排水路の上流部として機能し、第2ホース53における第1ホース52の最下点Pより下流側の部分が、排水路の下流部60として機能し、第1ホース52の外周面と第2ホース53の内周面との間の空間が、上流部の最下点Pから鉛直上方に向かってのびるとともに、上方に開口する上方開口流路部61として機能するものとなっている。なお、上方開口流路部61の流路面積は、上流部である第1ホース52の流路面積より大きくされている。
図4に示すように、庫外排水口DRが床面から上方に突出した形状のものである場合には、第2ホース53の下流側の部分に、上り勾配が形成されてしまうことになる。従来の貯蔵庫において、排水ホース80の下流側に上り勾配の部分が存在すると、排水を完全に排出させることができず、図7Aに示すように、排水Wが溜まってしまうことになる。その図7Aに示した状態のまま、貯蔵室14の洗浄等によって、比較的多くの量の排水Wが流れてくると、図7Bに示すように、溜まっていた排水Wと次の排水Wとの間に、空気ARが圧縮された状態で留まってしまう場合がある。この状態になると、元々溜まっていた排水Wを押し出して排出させることができず、排水ホース80がつまって、ドレンパン51から排水が溢れ出してしまう場合があった。特に、排水ホースが、比較的径の細いものである場合に、その問題が生じていた。
それに対して、本急速冷却庫10は、第2排水路50が上方開口流路部61を有しているため、溜まっていた排水Wの上流側に存在する空気ARは、その上方開口流路部61を通って上方から排出されやすくなっており、図7Bに示したような事態となることを抑制することができる。なお、空気ARを排出できずに圧縮された場合であっても、本急速冷却庫10においては、上方開口流路部61が上流部の最下点Pから上方に向かって延びているため、空気ARを排出できない場合には、その上方開口流路部61にも排水が溜まること、換言すれば、水位が上昇させられることになる。そのような状態になると、空気ARの上流側に溜まる排水Wの量が増え、空気ARに上流側から加わる力が大きくなるのである。そのため、その力によって、空気ARは溜まっていた排水Wとともに、第2ホース53の下流側の端部から排出されるのである。したがって、本急速冷却庫10は、図4に示すように、第2ホース53の下流側の部分に上り勾配が形成されてしまった状態であっても、ドレンパン51から排水を溢れさせることなく、適切に排出させることができる。
なお、本実施例の貯蔵庫である急速冷却庫10は、下流部を形成する第2ホース53の径が比較的大きくされるとともに、上方開口流路部61の流路面積は、上流部である第1ホース52の流路面積より大きくされているため、空気を排出しやすく、また、空気が排出できなかった場合における上方開口流路部61に溜まる排水の量も多くなって留まっていた排水Wを押し出しやすくなる。つまり、本急速冷却庫10によれば、より確実に第2排水路50内の排水を溢れさせることなく排出させることができる。
第2実施例の貯蔵庫である急速冷却庫100は、第1実施例の急速冷却庫10とほぼ同様の構成のものであり、第2排水路110の構成のみ、第1実施例の急速冷却庫10の第2排水路50の構成と異なる。そのため、第2実施例の急速冷却庫100の説明においては、第1実施例の急速冷却庫10と同じ構成要素のものについては、同じ符号を用い、その説明を省略する、あるいは、簡略に行うものとする。
第2実施例の急速冷却庫100が備える第2排水路110は、図8および図9に示すように、ドレンパン51と、3本のホース111,112,113と、それら3本のホース111,112,113を接続するT字上の分岐継手(チーズ)114と、を含んで構成される。第1排水管としての第1ホース111は、一端がドレンパン51の下端に接続され、ハウジング11の内部を下方に向かいつつ前面側から背面側まで延びる状態で配されている。そして、第1ホース111の他端(下流側の端部)は、ハウジング11の背面側において、チーズ114の1つの接続部114aに側方から接続されている。そして、チーズ114の残りの2つの接続部114b,114cは、それぞれ下方,上方を向いておいる。
チーズ114の下方側の接続部114bには、第2排水管としての第2ホース112が下方から接続されている。その第2ホース112は、ハウジング11の背面側を下方に延びてハウジング11の開口11aを挿通し、下流側の部分が庫外排水口DRまで延びて端部が庫外排水口DRに挿入されている。一方、チーズ114の上方側の接続部114cには、補助排水管としての第3ホース113が上方から接続されている。その第3ホース113は、鉛直上方に向かって延びている。なお、その第3ホース113は、ハウジング11の背面側に固定された配管カバー120の内部に入り込んだ状態となっている。また、その第3ホース113は、図8および図9に示すように、第2排水路50の上流側の端部であるドレンパン51の高さHDPより高い位置まで延びている。
第2実施例の急速冷却庫100における第2排水路110においては、第1ホース111が排水路の上流部として、第2ホース112が下流部として、第3ホース113が、上方開口流路部として、それぞれ機能するものとなっている。つまり、第2実施例の急速冷却庫100も、第1実施例の急速冷却庫10と同様に、第2ホース112の下流側の部分に上り勾配が形成されてしまった状態であっても、溜まっていた排水Wの上流側に存在する空気ARは、その第3ホース113を通って上方から排出されやすくなっている。また、溜まっていた排水の上流側の空気を排出できずに圧縮された場合であっても、第3ホース113にも排水が溜まることで、空気を元々溜まっていた排水とともに、第2ホース112の下流側の端部から排出することができる。したがって、第2実施例の急速冷却庫100は、第2ホース112の下流側の部分に上り勾配が形成されてしまった状態であっても、ドレンパン51から排水を溢れさせることなく、適切に排出させることができる。
また、第2実施例における第2排水路100は、上方開口流路部である第3ホース113が、ドレンパン51の高さHDPより高い位置まで延びている。その第3ホース113は、人の目につかないように、ハウジング11の背面側に配されているが、第2排水路110が詰まった場合であっても、その第3ホース113から排水が溢れ出ることはなく、第2排水路110が詰まっていることを人が気づかないような事態を回避することができる。
<他の実施形態>
上記2つの実施例においては、上方開口流路部が、鉛直上方に延びるものとされていたが、鉛直方向に限定されず、斜め上方など、上方に向かって延びるように形成されればよい。また、上記2つの実施例では、貯蔵庫として急速冷却庫10を例示したが、これに限定されない。貯蔵庫として、冷蔵庫、冷凍庫及びショーケース等を例示することもできる。
10…急速冷却庫〔貯蔵庫〕、11…ハウジング〔貯蔵庫本体〕、14…貯蔵室、16…冷却ユニット、20…蒸発器ユニット、22…洗浄装置、50…第2排水路〔排水路〕、52…第1ホース〔上流部,第1排水管〕、53…第2ホース〔第2排水管〕、60…下流部、61…上方開口流路部、100…急速冷却庫〔貯蔵庫〕、110…第2排水路〔排水路〕、111…第1ホース〔上流部,第1排水管〕、112…第2ホース〔下流部,第2排水管〕、113…第3ホース〔上方開口流路部,補助排水管〕、114…チーズ〔分岐継手〕

Claims (6)

  1. 貯蔵室を有する箱状の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体の内部の水を排水する排水路と、を備えた貯蔵庫であって、
    前記排水路が、上流側の部分をなす上流部と、下流側の部分をなして庫外まで延びる下流部と、前記上流部と前記下流部とに連通し、前記上流部の最下点から上方に向かって延びるとともに上方に開口する上方開口流路部と、を有することを特徴とする貯蔵庫。
  2. 前記上方開口流路部の流路面積は、前記上流部の流路面積以上とされた請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前記排水路は、
    第1排水管と、前記第1排水管の外径より大きな内径とされた第2排水管と、を含み、
    前記第2排水管は、上流側の端部が上方に向かって延びるとともに上方に開口する状態で前記貯蔵庫本体に取り付けられ、前記第1排水管は、下流側の端部が前記第2排水管の上流側の端部から挿入された状態で前記貯蔵庫本体に取り付けられており、
    前記第1排水管の外周面と前記第2排水管の内周面との間に形成された部分が、前記上方開口流路部として機能するように構成された請求項1または請求項2に記載の貯蔵庫。
  4. 前記排水路は、前記上流部と前記下流部とが連結される部分から分岐して上方に向かって延びる補助排水管を含んで構成され、
    前記補助排水管が、前記上方開口流路部として機能するように構成された請求項1または請求項2に記載の貯蔵庫。
  5. 前記補助排水管は、前記排水路の上流側の端部より上方まで延びるものとされた請求項4に記載の貯蔵庫。
  6. 前記排水路は、
    前記上流部をなす第1排水管と、前記下流部をなす第2排水管と、前記第1排水管,前記第2排水管および前記補助排水管がそれぞれ接続されるT字状の分岐継手と、を含み、
    前記第1排水管,前記第2排水管および前記補助排水管の各々は、前記第1排水管の下流側の端部が前記分岐継手の側方から接続され、前記第2排水管の上流側の端部が前記分岐継手の下方から接続され、前記補助排水管が前記分岐継手の上方から接続された状態で、前記貯蔵庫本体に取り付けられた請求項4または請求項5に記載の貯蔵庫。
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