JP2020105728A - 基礎スラブ - Google Patents

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洋介 落合
Yosuke Ochiai
洋介 落合
山口 義弘
Yoshihiro Yamaguchi
義弘 山口
岩間 和博
Kazuhiro Iwama
和博 岩間
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【課題】基礎梁の断面積の大きさを抑える。【解決手段】基礎スラブ110は、地盤に設けられ第一基礎梁50と第二基礎梁60とに接合された布基礎部120と、布基礎部120から連続して設けられ第二基礎梁60にのみに接合され地盤と非接触とされると共に布基礎部120よりも低剛性の耐水版部130と、を備えている。基礎スラブ110における耐水版部130は、地盤と非接触とされると共に布基礎部120よりも低剛性であるので、布基礎部120よりも作用する地反力が小さく、第二基礎梁60に作用する応力が低減され、第二基礎梁60の断面積が抑えられる。【選択図】図1

Description

本発明は、基礎スラブに関する。
特許文献1には、ベタ基礎に関する技術が開示されている。この先行技術では、地中梁とマットスラブとからなるベタ基礎の地中梁若しくはマットスラブと支持地盤との間に部分的にクッション材を介在させている。
特許文献2には、不同沈下を低減化させることができる直接基礎構造物に関する技術が開示されている。この先行技術では、沈下量が相対的に小さい位置の基礎版と地盤との間に、ヤング率が当該位置における地盤のヤング率よりも小さな沈下増幅材を介装させている。
特許文献3には、床コンクリートと床コンクリートよりも下方に突出する直接基礎とを備えた建物下部を、床コンクリートの下面と掘削坑の底面との間を掘削土で埋め戻さずに、掘削坑内に設ける建物の不同沈下防止方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、掘削坑の掘削土よりも嵩比重が小さい軽量資材を底面側に敷設して、床コンクリートの下面を、軽量資材を介して、掘削坑の底面で支持可能に、建物下部を埋設している。
特開昭63−255423号公報 特開平11−200384号公報 特開2007−154603号公報
スパンが長い基礎梁等に地反力によって過大な応力が発生すると、基礎梁の断面積を大きくする必要があり、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を鑑み、基礎梁の断面積の大きさを抑えることが目的である。
第一態様は、地盤に設けられ、第一基礎梁と第二基礎梁とに接合された直接基礎部と、前記直接基礎部から連続して設けられ、前記第二基礎梁にのみに接合され、前記地盤と非接触とされると共に前記直接基礎部よりも低剛性の耐水版部と、を備えた基礎スラブである。
第一態様では、基礎スラブにおける耐水版部は、地盤と非接触とされると共に直接基礎部よりも低剛性であるので、直接基礎部よりも作用する地反力が小さい。よって、第二基礎梁に作用する応力が低減され、第二基礎梁の断面積が抑えられる。
第二態様は、前記第一基礎梁のスパンよりも前記第二基礎梁のスパンが長い、第一態様に記載の基礎スラブである。
第二態様では、スパンの長い第二基礎梁よりもスパンの短い第一基礎梁に地反力を多く負担させることができるので、合理的である。
第三態様は、前記耐水版部は、前記地盤上に敷設され、前記耐水版部よりも剛性が小さい敷設材の上に設けられている、第一態様又は第二態様に記載の基礎スラブ。
第三態様では、地盤上に敷設された剛性が小さい敷設材の上に耐水版部が設けられているので、耐水版部には地反力は殆ど作用しないで水圧のみが作用する。
本発明によれば、基礎梁の断面積の大きさを抑えることができる。
一実施形態の基礎スラブの平面図である。 図1の2−2線に沿った縦断面図である。 変形例の基礎スラブの平面図である。 図3の4−4線に沿った縦断面図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態の基礎スラブについて説明する。なお、水平方向の直交する二方向をX方向及びY方向とし、それぞれ矢印X及び矢印Yで示す。また、X方向及びY方向と直交する鉛直方向をZ方向とし、矢印Zで示す。
[構造]
先ず、本実施形態の基礎スラブの構造について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の建物10の基礎部100は、鉄筋コンクリート造の第一基礎梁50、第二基礎梁60及び基礎スラブ110を有している。第一基礎梁50及び第二基礎梁60は、地盤12(図2参照)上に設けられている。また、本実施形態の基礎スラブ110は、地盤12(図2参照)に設けられた直接基礎部の一例としての布基礎部120と耐水版部130とを有している。
図1に示すように、本実施形態の基礎部100では、第一基礎梁50の柱20の間隔よりも第二基礎梁60の柱20の間隔の方が広い。つまり、第一基礎梁50のスパンよりも第二基礎梁60のスパンの方が長い。
また、布基礎部120は、X方向に間隔をあけて設けられ、第一基礎梁50と第二基礎梁60とに接合されている。耐水版部130は、X方向に間隔をあけて設けられた布基礎部120と布基礎部120との間に、布基礎部120から連続して設けられている。そして、耐水版部130は、第二基礎梁60にのみに接合されている。
図2に示すように、耐水版部130は、地盤12に敷設されたシート状の弾力性を有するスチレンフォームで構成された敷設材140の上に設けられている。また、本実施形態では、布基礎部120における耐水版部130側の端部(最薄厚部位)122の版厚よりも耐水版部130の版厚の方が薄い。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
耐水版部130は、地盤12に直接、接しておらず、また地盤上に敷設されたシート状の弾力性を有するスチレンフォームで構成された敷設材140の上に設けられているので、剛性差により、耐水版部130には、地反力は殆ど作用しないで水圧のみが作用する。
また、布基礎部120は第一基礎梁50と第二基礎梁60とに接合され、耐水版部130は第二基礎梁60にのみに接合されている。
したがって、スパンが短い第一基礎梁50が地反力の大半を受けるので、スパンの長い第二基礎梁60に作用する応力を小さくすることができる。よって、第二基礎梁60の断面積が抑えられる。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
また、上記実施形態では、敷設材140はシート状のスチレンフォームで構成されていたが、これに限定されない。敷設材は、例えば弾力性を有する木毛板等や耐水版部130よりも低剛性の部材で構成されていればよい。
また、地盤12の上に敷設材が敷かれておらず、耐水版部130と地盤12との間は空洞であってもよい。
また、耐水版部130の方が布基礎部120よりも面積が広い場合は、布基礎部120の端部(最薄版厚部位)122の版厚と耐水版部130の版厚とが同じであってもよい。また、耐水版部13には地反力が殆ど作用せずに水圧のみが作用する場合は、耐水版部13の版厚を布基礎部120よりも厚くしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、スパンの短い第一基礎梁50が地反力を多く負担する構成であったが、これに限定されない。例えば、断面積が大きく耐力が大きい等の条件が良い第一基礎梁に、地反力を多く負担させる構成であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、基礎スラブ110は、耐水版部130と、直接基礎部の一例としての布基礎部120と、で構成されていたが、これに限定されない。
図3及び図4の変形例に示すように、耐水版部130と、直接基礎部の一例としてのべた基礎部121と、で構成された基礎スラブ111であってもよい。なお、本変形例では、べた基礎部121には、小梁55が設けられている。本変形例の場合も剛性差により、耐水版部130には、地反力は殆ど作用しないで水圧のみが作用する。よって、スパンが短い第一基礎梁50が地反力の大半を受けるので、スパンの長い第二基礎梁60に作用する応力を小さくすることができる。
なお、本変形例では、図4に示すように、べた基礎部121の上に小梁55が設けられているが、これに限定されない。べた基礎121内に小梁55の下端部が埋設された構成であってもよい。要は、べた基礎121と小梁55とが接合されていればよい。また、上記実施形態と同様に、耐水版部13の版厚は、べた基礎部121と同じであってもよいし、べた基礎12よりも厚くてもよい。
また、本発明が適用された基礎スラブは、布基礎部120とべた基礎部121との両方が設けられていてもよい。
更に、基礎スラブは、本発明が適用された範囲と、本発明が適用されていない範囲(例えば、耐水版部を有しない全面べた基礎で構成されている範囲)と、の両方を有していてもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。また、複数の実施形態及び変形例等は、適宜、組み合わされて実施可能である。
10 建物
12 地盤
20 柱
50 第一基礎梁
60 第二基礎梁
100 基礎部
110 基礎スラブ
111 基礎スラブ
120 布基礎部(直接基礎部の一例)
121 べた基礎部(直接基礎部の一例)
130 耐水版部
140 敷設材

Claims (3)

  1. 地盤に設けられ、第一基礎梁と第二基礎梁とに接合された直接基礎部と、
    前記直接基礎部から連続して設けられ、前記第二基礎梁にのみに接合され、前記地盤と非接触とされると共に前記直接基礎部よりも低剛性の耐水版部と、
    を備えた基礎スラブ。
  2. 前記第一基礎梁のスパンよりも前記第二基礎梁のスパンが長い、
    請求項1に記載の基礎スラブ。
  3. 前記耐水版部は、前記地盤上に敷設され、前記耐水版部よりも剛性が小さい敷設材の上に設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の基礎スラブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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