JP2020105427A - ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法 - Google Patents

ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020105427A
JP2020105427A JP2018246687A JP2018246687A JP2020105427A JP 2020105427 A JP2020105427 A JP 2020105427A JP 2018246687 A JP2018246687 A JP 2018246687A JP 2018246687 A JP2018246687 A JP 2018246687A JP 2020105427 A JP2020105427 A JP 2020105427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
bonded magnet
particle size
magnetic powder
smfen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018246687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7223224B2 (ja
Inventor
貴士 麻田
Takashi Asada
貴士 麻田
秀一 多田
Shuichi Tada
秀一 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP2018246687A priority Critical patent/JP7223224B2/ja
Publication of JP2020105427A publication Critical patent/JP2020105427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7223224B2 publication Critical patent/JP7223224B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】磁気特性に優れたボンド磁石を作製できるボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体およびそれらの製造方法を提供する。【解決手段】レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:スパン=(D90−D10)/D50(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエンを含むボンド磁石用組成物に関する。【選択図】 なし

Description

本発明は、ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法に関する。
特許文献1には、磁性粉末と重合性モノマーからなるボンド磁石用組成物が開示されている。重合性モノマーとして、多種多様のモノマーが例示され、シクロペンタジエンも一例として記載されている。
しかしながら、シクロペンタジエンは単なる一具体例にすぎず、実施例でも使用されていない。また、磁性粉末としては、軟磁性フェライトしか開示されておらず、SmFeN系磁性粉末も開示されておらず、実施例で使用する磁性粉末の粒径は、最低でも17.9μmと非常に大きいものである。さらに、特許文献1には、磁性粉末の分散性、充填性に優れた磁性粉末を作製すべく、重合性モノマーとの混合前に、磁性粉末を真空化で、焼鈍処理するという発明が開示されており、どのような重合性モノマーであっても使用可能とされている。そのため、特定の重合性モノマーと特定の粒径等を有する異方性磁性粉末との組合せに着目するものではない。
特開2009−155545号公報
本発明は、磁気特性に優れたボンド磁石を作製できるボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれらの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかるボンド磁石用組成物は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエンを含む。
本発明の一態様にかかるボンド磁石成形体は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエンを含む。
本発明の一態様にかかるボンド磁石は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエン樹脂を含む。
本発明の一態様にかかるボンド磁石用組成物の製造方法は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する準備工程と、
前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程とを含む。
本発明の一態様にかかるボンド磁石用成形体の製造方法は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する準備工程と、
前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程と、
前記ボンド磁石用組成物を圧縮しボンド磁石用成形体を得る圧縮工程と、
を含む。
本発明の一態様にかかるボンド磁石の製造方法は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する工程と、
前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程と、
前記ボンド磁石用組成物を圧縮しボンド磁石用成形体を得る圧縮工程と、
前記ボンド磁石用成形体を熱処理する熱処理工程と、
を含む。
磁気特性に優れたボンド磁石を作製できるボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれらの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について詳述する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例であり、本発明を以下のものに限定するものではない。なお、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本実施形態のボンド磁石用組成物は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエンを含むことを特徴とする。本実施態様の特定の磁性粉末とジシクロペンタジエンを含むボンド磁石用組成物を用いて得られたボンド磁石は、空隙率が小さいので、高い磁気特性を有し、また、熱硬化性であるジシクロペンタジエン樹脂を含むので、耐熱性が期待できる。
SmFeN系異方性磁性粉末とは、ThZn17型の結晶構造をもち、一般式がSmFe100−x−yで表される希土類金属Smと鉄Feと窒素Nからなる窒化物である。ここで、xは、8.1原子%以上10原子%以下、yは13.5原子%以上13.9原子%以下、残部が主としてFeとされることが好ましい。SmFeN系異方性磁性粉末は、特開平11−189811号公報、特開2004−115921号公報等に開示された方法により製造できる。
SmFeN系異方性磁性粉末の平均粒径は、2μm以上5μm以下であり、2.5μm以上4.8μm以下が好ましい。2μm未満では、ボンド磁石中の磁性粉末の充填量が小さくなるため磁化が低下し、5μmを超えると、ボンド磁石の保磁力が低下する傾向がある。ここで、平均粒径は、レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件で測定した粒径である。
SmFeN系異方性磁性粉末の粒径D10は、1μm以上3μm以下であり、1.5μm以下2.5μm以上が好ましい。1μm未満では、ボンド磁石中の磁性粉末の充填量が小さくなるため磁化が低下し、一方で3μmを超えると、ボンド磁石の保磁力が低下する傾向がある。ここで、D10とは、SmFeN系異方性磁性粉末の粒度分布の積算値が10%に相当する粒径である。
SmFeN系異方性磁性粉末の粒径D50は、2.5μm以上5μm以下であり、2.7μm以上4.8μm以下が好ましい。2.5μm未満では、ボンド磁石中の磁性粉末の充填量が小さくなるため磁化が低下し、5μmを超えると、ボンド磁石の保磁力が低下する傾向がある。ここで、D50とは、SmFeN系異方性磁性粉末の粒度分布の積算値が50%に相当する粒径である。
SmFeN系異方性磁性粉末の粒径D90は、3μm以上7μm以下であり、4μm以上6μm以下が好ましい。3μm未満では、ボンド磁石中の磁性粉末の充填量が小さくなるため磁化が低下し、7μmを超えると、ボンド磁石の保磁力が低下する傾向がある。ここで、D90とは、SmFeN系異方性磁性粉末の粒度分布の積算値が10%に相当する粒径である。
SmFeN系異方性磁性粉末の下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
は2以下であり、1.5以下が好ましい。2を超えると、保磁力の小さい微小な磁性粉末の割合が増えるので、保磁力が低下する傾向がある。
SmFeN系異方性磁性粉末の円形度は特に限定されないが、0.5以上が好ましく、0.6以上がより好ましい。0.5未満では、流動性が悪くなることで、成形時に粒子間で応力がかかるため磁気特性が低下する。ここで、円形度の測定には、3000倍で撮影したSEM画像を画像処理で二値化し、粒子1個に対して、円形度を求める。本発明で規定する円形度とは、1000個〜10000個程度の粒子を計測して求めた円形度の平均値を意味する。一般的に粒径が小さい粒子が多くなるほど円形度は高くなるため、1μm以上の粒子について円形度の測定を行う。円形度の測定においては定義式:円形度=(4πS/L)を用いる。但し、Sは、粒子の二次元投影面積、Lは二次元投影周囲長である。
ジシクロペンタジエンとは、熱または熱と光で硬化させる熱硬化性樹脂である。ジシクロペンタジエンは、ジシクロペンタジエンの骨格を有し、炭化水素基で置換されたものであればよい。また、ジシクロペンタジエンのオリゴマーであっても良い。たとえば、トリシクロペンタジエン、シクロペンタジエン−メチルシクロペンタジエン共二量体、5−エチリデンノルボルネン、5−シクロヘキセニルノルボルネン、1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,4−メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、6−エチリデン−1,4−メタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−ヘキサヒドロナフタレン、及びエチレンビス(5−ノルボルネン)等が挙げられる。
ジシクロペンタジエンの粘度は100mPa・S以下が好ましく、10mPa・S以下がより好ましい。100mPa・Sを超えると、ボンド磁石用組成物の圧縮工程において磁性粉末間の隙間にジシクロペンタジエンが入り込みにくく空隙率が低下する傾向がある。
ジシクロペンタジエンの含有量は特に限定されないが、SmFeN系異方性磁性粉末100質量部に対して、3質量部以上9質量部以下が好ましく、4質量部以上8質量部以下がより好ましい。3質量部未満では、上述した圧縮工程において磁性粉末間の隙間にジシクロペンタジエンが入り込みにくく空隙率が低下することになり、9質量部を超えると、磁性粉末の含有量が減少するため残留磁束密度が低下する傾向がある。
ジシクロペンタジエンとともに、ジシクロペンタジエンの開始剤や硬化剤を配合することができる。開始剤としては、グラプス触媒、六塩化タングステン等の金属ハロゲン化物、タングステン塩素酸化物等の金属オキシハロゲン化物、酸化タングステン等の金属酸化物、オキシ有機タングステンハライド、トリドデシルアンモニウムモリブデート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデート等の有機金属酸アンモニウム塩等が挙げられる。開始剤の含有量は特に限定されないが、ジシクロペンタジエン100質量部に対して、1質量部以上10質量部以下が好ましく、2質量部以上5質量部以下がより好ましい。1質量部未満では、開始剤が不足することでとなり、十分に硬化させることができず、10質量部を超えると、開始剤が多すぎることで反応が早すぎてプレス前に硬化してしまう傾向がある。
本実施形態のボンド磁石用組成物の製造方法は、
レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
スパン=(D90−D10)/D50
(ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する準備工程と、
前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程とを含むことを特徴とする。本発明で使用する磁性粉末は、粒径が小さく、嵩高いため、充填率が低くなる傾向がある。ジシクロペンタジエンモノマーを含むボンド磁石用組成物を用いて得られたボンド磁石は、充填率が向上することにより、磁気特性が向上する。
使用するSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンは、前述した通りである。
<混合工程>
SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンモノマーを混合する方法は特に限定されず、乳鉢、ヘンシェルミキサー、ドラムブレンダー、タンブラーブレンダー、ボールミル、リボンブレンダー、V型混合機などで混合することができる。
本実施形態のボンド磁石用成形体は、ボンド磁石用組成物を圧縮して得られたものであることを特徴とする。
本実施形態のボンド磁石用成形体の製造方法は、ボンド磁石用組成物を圧縮しボンド磁石用成形体を得る圧縮工程を含むことを特徴とする。
<圧縮工程>
圧縮工程では、前述のボンド磁石用組成物を圧縮し、ボンド磁石用成形体成形体を得る。
圧縮工程では、磁気配向させるために外部磁場を印加することが好ましい。外部磁場の大きさは特に限定されないが、0.5T以上が好ましく、1T以上がより好ましい。0.5T未満では、磁粉の配向が不良となり、残留磁束密度が減少する傾向がある。
圧縮工程で使用する金型は特に限定されず、たとえば、外部金型、外部金型内に設置される内板、上下方向から印加するためのパンチで構成された金型が挙げられる。圧縮工程で、余分な熱硬化性樹脂が除去されやすいように、内板を有する金型が好ましい。金型の大きさは特に限定されないが、成形品の体積が0.1cm以上10cm以下となる程度の大きさが好ましい。
圧縮圧力の圧力条件は特に限定されないが、12トン/cm以下が好ましく、10トン/cm以下がより好ましい。12トン/cmを超えると、成形体に応力が加わりすぎて割れやすい傾向がある。圧力の下限も特に限定されないが、0.5トン/cm以上が好ましく、1トン/cm以上がより好ましい。0.5トン/cmを下回ると、成形品の充填率が減少し、残留磁束密度が減少する傾向がある。
本実施形態のボンド磁石は、ボンド磁石用成形体を熱硬化して得られたものであることを特徴とする。
ボンド磁石の体積充填率は特に限定されないが、69体積%以上が好ましく、70体積%以上がより好ましい。69体積%未満では、成形品の充填率が減少し、残留磁束密度が減少する傾向がある。
ボンド磁石の空隙率は特に限定されないが、3体積%以下が好ましく、1体積%以下がより好ましい。3体積%を超えると、成形品の強度が著しく低下する傾向がある。
本実施形態のボンド磁石の製造方法は、ボンド磁石用成形体を熱処理する熱処理工程を含むことを特徴とする。
<熱処理工程>
熱処理温度は特に限定されないが、100℃以上150℃以下が好ましく、110℃以上 130℃未満がより好ましい。100℃未満では樹脂の硬化が十分に進行せずに強度不足となり、150℃を超えると樹脂の酸化が進行し強度不足となる傾向がある。熱処理時間は特に限定されないが、1分以上120分以下が好ましく、3分以上60分以下がより好ましい。1分未満では樹脂の硬化が十分に進行せずに強度不足となり、120分を超えると、樹脂の酸化が進行し強度不足となる傾向がある。
以下、実施例について説明する。なお、特に断りのない限り、「%」は質量基準である。
製造例1
SmFeN磁性粉末製造工程
<1.沈澱反応> 反応タンクに純水30リットル投入し、その中に97%HSOを520g加え、Smを484.8g仕込み溶解し、25%アンモニア水を加えてpHを中性付近に調整する。この水溶液にFeSO・7HO5200gを加えてそのFeSO・7HOを完全に溶解しメタル液とした。前述とは別のタンクに純水を12リットルに重炭酸アンモニウム2524gと25%アンモニア水1738gを混合した炭酸イオン溶解液を調製した。反応タンクを撹拌しながら、炭酸イオン溶解液を徐々に添加し、全量添加した最終のpHが8.0±0.5になるように、アンモニア水を添加し沈殿物を得た。攪拌を止め静置すると、生成物は容器底部に沈殿してくる。このときに得られた沈殿物を一部採って、顕微鏡観察すると、粒のそろった球状の粒子であった。フィッシャーサブシーブサイザー(FSSS)による沈殿物の平均粒径は1.4μmであった。
<2.ろ過洗浄> 沈澱生成物を濾紙上にとり、上部よりイオン交換水を供給しながら吸引した。ろ液の電気導電率が50μS/mを下回るまでこのデカンテーションを続けた。洗浄され、吸引濾過して得られる沈殿物ケーキを80℃の乾燥機中で乾燥した。
<3.大気焼成> 乾燥後、得られたケーキをアルミナのるつぼに入れ、1100℃の大気中で3時間焼成した。
<4.粒度調整> 焼成物を手でほぐした後、更にハンマーミルで粉砕した。この金属酸化物粉末の粒子径はフィッシャーサブシーブサイザー(FSSS)による平均粒径は1.3μmであった。
<5.水素還元> 粉砕粉末を鋼製のトレーに充填し、それを管状炉に入れ、純度100%の水素を20リットル/分で流通させながら700℃で10時間の熱処理を施した。得られた黒色粉末の酸素濃度は7.2wt%であった。
<6.還元拡散反応及び窒化反応> 前工程で得られた黒色粉末1000gと粒状Ca350.7gを混合し、鋼製のトレーに入れてアルゴンガス雰囲気炉にセットした。炉内を真空排気した後、アルゴンガスを通じながら1000℃、1時間加熱した。次いで、加熱を止め、引き続いてアルゴンガス中で450℃まで冷却し、以後この温度で一定に保持した。その後、炉内を再び真空排気した後、窒素ガスを導入した。大気圧以上の圧力で窒素ガスを通じながら5時間加熱した後、加熱を停止し放冷した。
<7.水洗> 得られた窒化物をイオン交換水5リットルに投入した。水中での撹拌、静置、上澄み液の除去を5回繰り返し、最後に2wt%酢酸水溶液5リットル中で洗浄した。続いて真空乾燥することでSmFe17磁性粉末を得た。平均粒径は3.36μmであった。
製造例2
SmFeN磁性粉末製造工程製造例1でできたSmFe17磁性粉末100gを5Lのステンレス容器に入れ、直径3mmのステンレスボール5kg充填し、100r.p.mの回転数で4時間回転ボールミルした後で、ステンレスボールを取り除き、平均粒径2.43μmのSmFe17磁性粉末を得た。
製造例3
SmFeN磁性粉末製造工程
製造例1の<6.還元拡散反応及び窒化反応>真空排気後の温度を1000℃から1050℃にその時間を1時間から16時間に変更した以外はすべて同様に作製した。得られたSmFe17合金粉末の平均粒径は5.47μmであった。
実施例1
混合工程
製造例1で作製したSmFeN磁性粉末1.0g(平均粒径3.36μm、スパン1.09、円形度係数0.7)とバインダ成分としてジシクロペンタジエンモノマー(粘度3mPa・s、密度1.02)0.065gと、反応開始剤としてジクロロ[1,3−ビス(2,6−イソプロピルフェニル)−2−イミダゾールジニリデン](2−イソプロピルフェニルメチレン)ルテニウム(III)0.002gを混合させたものを乳鉢にて混合しボンド磁石用組成物を得た。なお円形度係数は、SmFeN磁性粉末を3000倍で撮影したSEM画像について画像処理ソフト(住友金属テクノロジー株式会社粒子解析Ver3)により二値化して計算した。
圧縮工程
混合工程で得たボンド磁石用組成物をφ10mmの金型に充填した後、1Tの配向磁界を金型の上下方向に印加しながら、厚み2mmの位置までボンド磁石用組成物を圧縮するとともに余分なバインダ成分を排出し、ボンド磁石用成形体を得た。
熱処理工程
ボンド磁石用成形体をそのまま120℃で15分間加熱することで、バインダを固化させ、ボンド磁石を得た。
得られたボンド磁石の密度、体積充填率、空隙率、保磁力を以下の方法により評価した。評価結果を、厚み2mmの位置になるのに要した成形圧力とともに、表1に示す。
<密度と体積充填率>
ボンド磁石の密度は寸法と重量測定により密度を算出した。密度をもとに、体積充填率を計算した。
<空隙率>
作製した磁石に対して、含浸させた面の中心をとおり、含浸させた面に垂直でかつ、切断した面積が最大となるように、磁石を切断した。その切断面はサンドペーパーを用いて研磨し、その面を光学顕微鏡にて2000倍で観察した。撮影した画はBMPEditを用いて明度を0〜255度までの範囲の中で107度以上、77度以上かつ107度未満、77度未満に3値化した。このうち明度77度未満の面積割合を空隙率として算出した。
<保磁力>
磁性粒子を、パラフィンワックスと共に試料容器に詰め、ドライヤーにてパラフィンワックスを溶融した後、2Tの配向磁場にてその磁化容易磁区を揃える。この磁場配向した試料を6Tの着磁磁場でパルス着磁し、最大磁場2TのVSM(振動試料型磁力計)を用いて、保磁力iHc(kA/m)を測定した。
比較例1
バインダ成分としてジシクロペンタジエンモノマーと反応開始剤を混合したものの代わりに、液体エポキシ樹脂(コニシ株式会社製ボンドE205、粘度/25℃:100mPa・s密度:1.10g・cc)0.042gと硬化剤(コニシ株式会社製、E206SS)0.015gを混合させたものを用いたこと以外は、実施例1と同様に行い、ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、空隙率、保磁力および厚み2mmの位置になるのに要した成形圧力の結果を表1に示す。
比較例2
バインダ成分としてジシクロペンタジエンモノマーと反応開始剤を混合したものの代わりに、結晶性エポキシ樹脂(新日鐵住金株式会社製YSLV−80XY、ペレット状、密度1.2g/cc)0.042gと硬化剤(ジアミノジフェニルスルホン、試薬グレード)0.015gのメチルエチルケトン飽和溶液を混合させたものを用いたこと以外は、実施例1と同様に行い、ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、空隙率、保磁力および厚み2mmの位置になるのに要した成形圧力の結果を表1に示す。
比較例3
バインダ成分としてジシクロペンタジエンモノマーと反応開始剤を混合したものの代わりに、液状フェノール樹脂(住友ベークライト株式会社製、PR−51107、粘度/25℃:200mPa・s、密度1.08g/cc)0.057gを混合させたものを用いたこと以外は、実施例1と同様に行い、ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、空隙率、保磁力および厚み2mmの位置になるのに要した成形圧力の結果を表1に示す。
比較例4
製造例1で作製したSmFeN磁性粉末を製造例2で作製したSmFeN磁性粉末に変更したこと以外は、実施例1と同様に行い、ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、空隙率、保磁力および厚み2mmの位置になるのに要した成形圧力の結果を表1に示す。
比較例5
製造例1で作製したSmFeN磁性粉末を製造例3で作製したSmFeN磁性粉末に変更したこと以外は、実施例1と同様に行い、ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、体積充填率、空隙率、保磁力および厚み2mmの位置になるのに要した成形圧力の結果を表1に示す。
Figure 2020105427
表1より、特定の磁性粉末とジシクロペンタジエンを含むボンド磁石用組成物を用いて得られたボンド磁石は、実施例1は比較例1から5と比べて保磁力が高くなることから磁気特性が向上することを確認した。
本発明のボンド磁石用組成物は、磁性粉末の含有量が高く、磁気特性に優れたボンド磁石を得ることができることから、モーター等の用途に好適に適用することができる。

Claims (14)

  1. レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
    スパン=(D90−D10)/D50
    (ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
    が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエンを含むボンド磁石用組成物。
  2. 前記SmFeN系異方性磁性粉末の円形度が0.5以上である請求項1に記載のボンド磁石用組成物。
  3. レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
    スパン=(D90−D10)/D50
    (ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
    が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエンを含むボンド磁石用成形体。
  4. 前記SmFeN系異方性磁性粉末の円形度が0.5以上である請求項3に記載のボンド磁石用成形体。
  5. レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
    スパン=(D90−D10)/D50
    (ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
    が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末と、ジシクロペンタジエン樹脂を含むボンド磁石。
  6. 前記SmFeN系異方性磁性粉末の円形度が0.5以上である請求項5に記載のボンド磁石。
  7. レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
    スパン=(D90−D10)/D50
    (ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
    が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する準備工程と、
    前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程とを含むボンド磁石用組成物の製造方法。
  8. 前記SmFeN系異方性磁性粉末の円形度が0.5以上である請求項7に記載のボンド磁石用組成物の製造方法。
  9. レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
    スパン=(D90−D10)/D50
    (ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
    が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する準備工程と、
    前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程と、
    前記ボンド磁石用組成物を圧縮しボンド磁石用成形体を得る圧縮工程と、
    を含むボンド磁石用成形体の製造方法。
  10. 前記SmFeN系異方性磁性粉末の円形度が0.5以上である請求項9に記載のボンド磁石用成形体の製造方法。
  11. 前記圧縮工程の圧縮圧力が12トン/cm以下である請求項9または10に記載のボンド磁石用成形体の製造方法。
  12. レーザー回折式粒径分布測定装置を用いて乾式条件下で測定した平均粒径が2μm以上5μm以下、D10が1μm以上3μm以下、D50が2.5μm以上5μm以下、D90が3μm以上7μm以下であり、下記で定義されるスパン:
    スパン=(D90−D10)/D50
    (ここで、粒径D90、D10、D50とは、粒度分布の積算値が90%、10%、50%に相当する粒径である。)
    が2以下であるSmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを準備する工程と、
    前記SmFeN系異方性磁性粉末とジシクロペンタジエンを混合しボンド磁石用組成物を得る混合工程と、
    前記ボンド磁石用組成物を圧縮しボンド磁石用成形体を得る圧縮工程と、
    前記ボンド磁石用成形体を熱処理する熱処理工程と、
    を含むボンド磁石の製造方法。
  13. 前記SmFeN系異方性磁性粉末の円形度が0.5以上である請求項12に記載のボンド磁石の製造方法。
  14. 前記圧縮工程の圧縮圧力が12トン/cm以下である請求項12または13に記載のボンド磁石の製造方法。
JP2018246687A 2018-12-28 2018-12-28 ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法 Active JP7223224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246687A JP7223224B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246687A JP7223224B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020105427A true JP2020105427A (ja) 2020-07-09
JP7223224B2 JP7223224B2 (ja) 2023-02-16

Family

ID=71448266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018246687A Active JP7223224B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7223224B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022118614A1 (ja) * 2020-12-03 2022-06-09 Rimtec株式会社 重合性組成物及び樹脂含浸超電導コイル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11241104A (ja) * 1997-12-25 1999-09-07 Nichia Chem Ind Ltd Sm−Fe−N系合金粉末及びその製造方法
JP2009155545A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Nippon Zeon Co Ltd 磁性複合材料の製造方法及び成形体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11241104A (ja) * 1997-12-25 1999-09-07 Nichia Chem Ind Ltd Sm−Fe−N系合金粉末及びその製造方法
JP2009155545A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Nippon Zeon Co Ltd 磁性複合材料の製造方法及び成形体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022118614A1 (ja) * 2020-12-03 2022-06-09 Rimtec株式会社 重合性組成物及び樹脂含浸超電導コイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP7223224B2 (ja) 2023-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230268105A1 (en) Anisotropic magnetic powders
JP6851448B2 (ja) 軟磁性粉末の熱処理方法
WO1999033597A1 (fr) POUDRE D'ALLIAGE DE Sm-Fe-N ET PROCEDE DE PRODUCTION
JP5609783B2 (ja) 希土類−遷移金属系合金粉末の製造方法
JP6490259B2 (ja) Fe粉末又はFeを含む合金粉末の製造方法
JP3129593B2 (ja) 希土類・鉄・ボロン系燒結磁石又はボンド磁石の製造法
US11685654B2 (en) Secondary particles for anisotropic magnetic powder
JP2018186212A (ja) 軟磁性粉末及びその製造方法、軟磁性材料、並びに圧粉磁心の製造方法
JP7223224B2 (ja) ボンド磁石用組成物、ボンド磁石用成形体、ボンド磁石およびそれら製造方法
JP2015098623A (ja) 希土類−遷移金属−窒素系磁石粉末及びその製造方法
US20230162913A1 (en) Rare earth magnet and production method thereof
US5587024A (en) Solid resin-coated magnet powder and a method for producing an anisotropic bonded magnet therefrom
JP2023067693A (ja) 希土類磁石及びその製造方法
Kishimoto et al. Magnetic properties of sintered sendust alloys using powders granulated by spray drying method
JP5088277B2 (ja) 希土類−鉄−窒素系合金粉末の製造方法
US20230139716A1 (en) Rare earth magnet and production method thereof
WO2022259949A1 (ja) SmFeN系異方性磁性粉末およびボンド磁石、ならびにそれらの製造方法
WO2020090849A1 (ja) 軟磁性粉末、軟磁性粉末の熱処理方法、軟磁性材料、圧粉磁心及び圧粉磁心の製造方法
JP2000173810A (ja) 磁気異方性ボンド磁石およびその製法
JP4057562B2 (ja) 希土類焼結磁石用原料粉体の製造方法及び希土類焼結磁石の製造方法
CN111261351A (zh) 一种高矫顽力SmCo5/FeCo纳米复合永磁材料及其制备方法
Maehara et al. Development of Sm 2 Fe 17 N 3 magnetic powder doped with La, W, and Ti
JP2024054682A (ja) 希土類磁石の製造方法
JP2023123560A (ja) 異方性磁性粉末の製造方法および異方性磁性粉末
Kotunov et al. Highly Anisotropic Powders of Alloys of Nd-Fe-B System with Magnetic Energy of Up to 27 MG· Oe Obtained by the Method of Hydrogenation-Dehydrogenation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7223224

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151