JP2020104918A - 包装袋 - Google Patents

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夕海 松島
Yumi Matsushima
夕海 松島
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Abstract

【課題】構造が簡単で、内容物の取り出しに手間が掛からず、製造工程の簡易化、廃棄処理の簡便化を図ることが可能な包装袋を提供することである。【解決手段】それ自体では自立することが困難な棒状の内容物Cが収納可能となる収納部12を有し、その上端側および/または下端側が開口可能に形成される袋本体14と、袋本体14内の上下方向の略中央部で、且つ、袋本体14の主面方向に見て、その左右方向の一端側から他端側に亘って配設され、袋本体14と協働して棒状の内容物Cを収納部12で起立状態に支持する支持部材16とを含み、袋本体14および支持部材16は、プラスチック材からなるシートまたはフィルムで形成され、支持部材16は、その中央部に棒状の内容物Cが挿入可能となる単一の貫通孔18を有することを特徴とする包装袋10である。【選択図】図6

Description

本発明は、包装袋に関し、例えば、マスカラ,アイライナー,リップスティック、その他の各種化粧品、筆記具,ハサミ,その他の各種文房具、フェイスシェーバー,まつ毛整形具,その他の各種理髪用具、あるいは比較的軽量の各種小型電気機器等を包装し、陳列することが可能な包装袋に関する。
本発明の背景となる従来技術には、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニール(PVC)およびポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明なプラスチックシートを素材とし、内容物が見える包装容器の一例として、たとえばクリアケースが利用されている。このクリアケースは、当該プラスチックシートを打ち抜いて形成したブランク(板材)を折り曲げることにより、前板、後板、左右の側板、底板、および蓋からなる直方体状、立方体状、円筒状の箱体を形成する組立式の包装容器となっている。
このクリアケースは、雑貨や化粧品、またコンビニエンスストアや家電量販店などにおいて、商品の陳列、管理が容易で且つ内容物も確認し易いために幅広く使われている。
ところが、従来のクリアケースでは、前板や後板等、箱体を構成する6つのブランクの他、複数の差込片(フラップ)や折曲片をさらに備えるものであるから、多くの折り曲げ作業が必要で組立が煩雑であるという問題を有している。さらに、このようなクリアケースの成形では、透明なプラスチックシートに印刷、打ち抜き、折り曲げ用罫線を設けて出荷時に組立てることが多いため、このプラスチックシートが長時間放置された場合に、経時変化により組立時に折り曲げ用罫線の部分からひび割れが発生するという問題も有している。
また、本発明の背景となる従来技術には、包装容器としてのたとえばブリスター容器が知られている。このブリスター容器は、歯ブラシ,乾電池、筆記用具、ホッチキス等の各種文房具、各種化粧品、フェイスシェーバーやまつ毛整形具などの小型電気機器など、各種の内容物(被包装物)の包装容器として広く用いられている。これらのブリスター容器は、外部から包装されている包装容器が目視されるので、展示効果に優れており、店頭に陳列した場合に顧客の被包装物に対する購買意欲を増進させる効果を望むことができる。
通常、ブリスター容器は、ブリスター部と台紙とにより構成されている。ブリスター部は透明なプラスチックで形成され、内容物(被包装物品)を収納するための膨出した収納部(ブリスタードームとも呼ばれる。)と、台紙に固定するための鍔部が形成されている。台紙は紙で形成され、その表面に商品名等の印刷が施されていて、且つ、その表面にはプラスチックフィルムが形成されている。さらに、収納部には内容物が装着され、ヒートシーラー等の適宜な加熱装置を用いてブリスター部の鍔部を台紙に形成されているプラスチックフィルムに熱融着することにより、内容物がブリスター容器に包装される。
しかし、このブリスター容器では、ブリスター部を台紙に固定するために、台紙の表面にプラスチックフィルムを形成する必要があり、その上、ブリスター部を台紙に固定するための熱融着処理を施す必要があるので、ブリスター容器の製造工程が複雑で製造コストが高く付くという問題を有している。
また、ブリスター容器には、内容物を収納した状態で、陳列用のフックに吊下げられた状態で陳列される吊下げ陳列用のものも知られている。この従来の吊下げ陳列用のブリスター容器においては、陳列時や取り扱い時に台紙が開放されスライドするのを防ぐために、例えば、ブリスター部と台紙の隣接部分に粘着テープを貼り付けて、あるいはブリスター部と台紙の重合部分をステープラーで綴じて、ブリスター部と台紙の相対移動を阻止する構造となっている。
しかし、この従来の吊下げ陳列用のブリスター容器では、ブリスター容器に収納された内容物を取り出す場合、粘着テープを剥離し、あるいは綴じ針を取り外して、内容物を取り出す必要があり、その手間が煩わしく、内容物が取り出し難いという問題を有している。
また、ブリスター容器には、ブリスター部に対して台紙をスライド可能に装着する構成とし、これにより内容物の取り出し性を向上させたブリスター容器も提案されている。
しかし、ブリスター部に対し台紙をスライド可能な構成としたブリスター容器では、ブリスター部と台紙との間にズレが発生する恐れがあるので、ブリスター部と台紙を位置決め固定する構成を別個に設ける必要があり、部品点数延いては製造工程が増加し、これまた製造コストが高くなるという問題を有している。
一方で、ブリスター容器によってパッケージした物品(内容物)を店頭で陳列したり、梱包箱内に収容したりする場合に、ブリスター容器の取り扱い性の向上から、自立できる構造のブリスター容器が要望されているが、上記した各ブリスター容器では、内容物を収納させた状態で自立させる機能を有するものとはなっていない。
さらに、上記した各ブリスター容器では、ブリスター部と台紙との材質が異なるため、当該ブリスター容器を廃棄する場合には、ブリスター部と台紙を分別して廃棄する必要があり、廃棄処理が面倒であるという問題も有している。
他方で、内容物を収納させた状態で自立させる機能を有する従来技術が提案されている。すなわち、倒れやすい形状の被包装物を収納可能な収納部を有する自立補助袋と、該収納部に収納された被包装物とからなり、前記自立補助袋は、前記被包装物を所定の自立状態で支持して前記収納部に収納し、該被包装物を支持した状態で自立可能に構成されていることを特徴とする、包装品が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この包装品の自立補助袋は、特許文献1の図1および図2に示すように、一対の側壁フィルム3,4と一対の側壁フィルム3,4の下縁部33,43に接合される底壁フィルム5とからなり、一対の側壁フィルム3,4の上縁部31,41および両側縁部32,42が相互に接合されると共に、一対の側壁フィルム3,4の下縁部33,43のそれぞれと底壁フィルム5の縁部51,51とが接合されることにより、収納部2が形成されている。一対の側壁フィルム3,4および底壁フィルム5は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン(Ny)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のオレフィン系樹脂や、ポリ乳酸(PLA)のような生分解性樹脂等、またはそれらの組み合わせからなるフィルム材で形成されている。
この従来の包装品では、リップスティック、携帯用香料スプレー容器等の倒れやすい形状の商品(内容物)を自立補助袋の収納部に収納することができる。そのため、この包装品は、自立状態で陳列棚に陳列することができると共に、陳列棚において目立たせることができ、商品に関する表示(商標等)の面積を大きく確保することができる。また、この包装品は、自立補助袋がフィルム材で形成されているため、上記したブリスター容器のようにブリスター部と台紙を分別廃棄する必要がなく、廃棄処理も簡便なものとなっている。
特許第4086643号公報(図1、図2、図3、図4)
しかしながら、上記した従来の包装品では、特に、当該特許文献1の例えば図1および図2で示されるように、X−X断面視で略楕円形状の収納部2の幅狭部7により、被包装物C(内容物)を直立状態で自立補助袋1に支持できる構成となっていて、この幅狭部7は、一対の側壁フィルム3,4の内面が相互に、側壁フィルム3,4の接合部62における高さ方向中央部から連続する台形状の一対の幅狭接合部71で接合されることによって形成されている。収納部2に収納された被包装物C(内容物)は、台形状の一対の幅狭接合部71で規制された一対の側壁フィルム3,4の内面に強固に密着した状態となっている。
また、この自立補助袋1では、接合部61,62,63および幅狭接合部71が、ヒートシールにより形成された場合、たとえば接着剤で形成された場合よりも、熱収縮作作用によって、より一層強固に、一対の側壁フィルム3,4の内面に面接触された状態で密着されるものとなる。
そのため、この自立補助袋1の収納部2から被包装物C(内容物)を取り出す場合、強固に当該被包装物C(内容物)に密着している一対の側壁フィルム3,4を引き剥がすのに手間が掛かり、開封し辛いものとなっている。この内容物を取り出し難いという点では、他の多くのブリスター容器についても同じことが言えるものとなっている。
また、この自立補助袋1では、従来のブリスター容器のように、ブリスター部と台紙を分別廃棄する必要がなく廃棄処理が簡便なものとなっているとは言うものの、被包装物C(内容物)を収納する場合に、幅狭接合部71の形成が必要となり、しかも、ヒートシールおよび接着剤等の接合手段を施す際の接合面積が広いため、未だ、製造コストが高く付くものとなっている。そして、特に、接合手段としてヒートシールが採用された場合には、幅狭接合部71をヒートシールするための台形状を有する加熱シール板を用意する必要があるので、より製造コストが高く付くものとなっている。
さらに、この自立補助袋1では、接合部61,62,63および台形状の幅狭接合部71の接合面積が広く形成されているため、これらの接合部をヒートシールにより接合した場合、ヒートシールによる熱収縮作用によって、自立補助袋1に、例えば、シワ、突っ張り等の変形が生じる虞が多分にあり、自立補助袋1の外観美観性が損なわれるなどの問題点を有している。しかも、このヒートシールによる熱収縮作用は、接合部61,62,63および側幅狭接合部71のヒートシール形状により自立補助袋1の底壁フィルム5側に影響を及ぼし、当該自立補助袋1の自立性が低下するなどの問題点も有している。
すなわち、上述した各種の従来技術のいずれにおいても、未だに、部品点数が多く構造が複雑であり、製造工程が煩雑であることにより製造コストが高く付く点、使用後の分別廃棄の必要があり、廃棄処理が面倒である点、内容物(被包装物品)の取り出しに手間が掛かる点、内容物を収納した状態での自立性が低下する点、外観美観性が損なわれる点、などの問題点を有するものとなっていて、それらの問題点を解消するものは見当たらない。
それゆえに、本発明の主たる目的は、構造が簡単で、内容物の取り出しに手間が掛からず、製造工程の簡易化、廃棄処理の簡便化を図ることが可能な包装袋を提供することである。また、本発明の他の目的は、先の主たる目的に加えて、自立性および外観美観性を確保することが可能な包装袋を提供することである。
請求項1に係る本発明は、それ自体では自立することが困難な棒状の内容物が収納可能となる収納部を有し、その上端側および/または下端側が開口可能に形成される袋本体と、袋本体内の上下方向の略中央部で、且つ、袋本体の主面方向に見て、その左右方向の一端側から他端側に亘って配設され、袋本体と協働して棒状の内容物を収納部で起立状態に支持する支持部材とを含み、袋本体および支持部材は、プラスチック材からなるシートまたはフィルムで形成され、支持部材は、その中央部に棒状の内容物が挿入可能となる単一の貫通孔を有することを特徴とする、包装袋である。
請求項1に係る本発明では、上記した構成を有することによって、袋本体および支持部材で包装袋が構成されているので、当該包装袋は、構造が簡単で、製造工程の簡易化を容易とする。また、この包装袋では、支持部材の貫通孔に挿入された棒状の内容物が、貫通孔の周縁端の一部と袋本体の一部との協働作用によって、少なくとも2箇所以上の部位で支持される。そのため、棒状の内容物は、安定して、袋本体の略中央部に起立状態に収納可能となる。また、この包装袋では、袋本体の上端側および/または下端側を開口して、支持部材の貫通孔から棒状の内容物を引き抜くだけで容易に内容物を取り出すことが可能となる。さらに、この包装袋は、袋本体および支持部材は、プラスチック材からなるシートまたはフィルムで形成されているので、分別廃棄の必要がなく、廃棄処理が簡便なものとなる。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、袋本体の底部には、襠(マチ)部が配設されていることを特徴とする、包装袋である。
請求項2に係る本発明では、上記した構成を有することによって、請求項1に係る包装袋の作用・効果に加えて、さらに、襠(マチ)部により包装袋の自立性を確保することが可能となる。
請求項3に係る本発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、袋本体は、正面部材と、正面部材と略同形同大に形成され、互いに対向して配置される背面部材と、棒状の内容物が挿入される方向で見て、山折りにされた状態で袋本体内の底部に配置され、山折りにされた一方の外面が正面部材の内面と対向し、山折りにされた他方の外面が背面部材の内面と対向する底面部材とを含み、収納部は、正面部材の両側端縁部と背面部材の両側端縁部が固着されると共に、底面部材の一方の外面の両側端縁部と正面部材の内面の両側端縁部、底面部材の他方の外面の両側端縁部と背面部材の内面の両側端縁部、底面部材の一方の外面の下側端縁部と正面部材の内面の下側端縁部、底面部材の他方の外面の下側端縁部と背面部材の内面の下側端縁部、が、それぞれ、固着されることにより形成され、支持部材は、棒状の内容物が挿入される方向で見て、谷折りにされた状態で、且つ、谷折りにされた一方の外面が正面部材の内面の略中央部と対向し、谷折りにされた他方の外面が背面部材の内面の略中央部と対向するように、袋本体内に配置され、支持部材は、正面部材および背面部材の対向する内面の両側端縁部同士が固着されると共に、支持部材の一方の外面の両側端縁部と正面部材の内面の両側端縁部、支持部材の他方の外面の両側端縁部と背面部材の内面の両側端縁部、が、それぞれ、固着されることにより形成され、支持部材の貫通孔は、谷折りにされた折り目線を跨るように形成されていることを特徴とする、包装袋である。
請求項3に係る本発明では、上記した構成を有し、特に、支持部材の貫通孔が、谷折りにされた折り目線を跨るように形成されている。それによって、請求項1および請求項2に係る包装袋に比べて、棒状の内容物は、谷折りの折り目線をその間に挟む支持部材の内面に沿って案内される。そのため、当該棒状の内容物を支持部材の貫通孔に挿入し易いものとなる。
また、請求項3に係る発明では、たとえば特許文献1に示す従来技術と比べて、正面部材および背面部材の両側端縁部から袋本体の中央部に延設するような台形状の幅狭接合部71に相当する固着部位が配設されておらず、そのため、固着部位の面積も小さいものとなっている。したがって、本発明では、当該固着部位がたとえばヒートシールにより固着されても、ヒートシールによる熱収縮作用によって、袋本体にシワ、突っ張り等の変形が生じる虞がなく、袋本体の外観美観性が損なわれるなどの問題点を解消することが可能となる。また、このヒートシールによる熱収縮作用が、袋本体の固着部位以外の部位、特に底面側に影響を及ぼすこともなく、包装袋の自立性が低下するなどの問題点も解消する。
請求項4に係る本発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、袋本体は、正面部材と、正面部材と略同形同大に形成され、互いに対向して配置される背面部材とを含み、収納部は、正面部材と背面部材の対向する内面の両側端縁部同士と、正面部材と背面部材の対向する内面の上側端縁部同士または下側端縁部同士、が、それぞれ、固着されることにより形成され、支持部材は、棒状の内容物が挿入される方向で見て、谷折りにされた状態で、且つ、谷折りにされた一方の外面が正面部材の内面の略中央部と対向し、谷折りにされた他方の外面が背面部材の内面の略中央部と対向するように、袋本体内に配置され、支持部材は、正面部材および背面部材の対向する内面の両側端縁部同士が固着されると共に、支持部材の一方の外面の両側端縁部と正面部材の内面の両側端縁部、支持部材の他方の外面の両側端縁部と背面部材の内面の両側端縁部、が、それぞれ、固着されることにより形成され、支持部材の貫通孔は、谷折りにされた折り目線を跨るように形成されていることを特徴とする、包装袋である。
請求項4に係る本発明では、上記した構成を有するため、請求項3に係る包装袋と比べて、袋本体の底部に襠(マチ)部が配設されていない包装袋を構成しているが、請求項1に係る包装袋と同様の作用・効果を有するものとなっている。また、棒状の内容物は、当該内容物が挿入される方向となる袋本体の上側または下側から、支持部材の貫通孔に挿入される。そうすれば、棒状の内容物は、谷折りの折り目線をその間に挟む支持部材の内面に沿って案内され、当該棒状の内容物を支持部材の貫通孔に挿入し易いものとなる。
また、請求項4に係る発明では、請求項3に係る発明と同様に、特許文献1に示す従来技術と比べて、台形状の幅狭接合部71に相当する固着部位(当該特許文献1のたとえば図1参照。)が配設されておらず、そのため、固着部位の面積も小さいものとなっている。したがって、本発明では、当該固着部位がたとえばヒートシールにより固着されても、ヒートシールによる熱収縮作用によって、袋本体にシワ、突っ張り等の変形が生じる虞がなく、袋本体の外観美観性が損なわれるなどの問題点が解消することが可能となる。
請求項5に係る本発明は、請求項3または請求項4に係る発明に従属する発明であって、支持部材は、さらに、支持部材の一方の外面の上側端縁部および/または下側端縁部が正面部材の内面に、支持部材の他方の外面の上側端縁部および/または下側端縁部が前記背面部材の内面に、それぞれ、固着されることを特徴とする、包装袋である。
請求項5に係る本発明では、上記した構成を有することによって、請求項3または請求項4に係る包装袋と比べて、正面部材および背面部材と、支持部材との固着強度が、より一層高くなる。
請求項6に係る本発明は、請求項3または請求項4に係る発明に従属する発明であって、支持部材は、さらに、支持部材の一方の外面の全面が正面部材の内面に、支持部材の他方の外面の全面が背面部材の内面に、それぞれ、固着されることを特徴とする、包装袋である。
請求項6に係る本発明では、上記した構成を有することによって、請求項3または請求項4に係る包装袋と比べて、正面部材および背面部材と、支持部材との固着強度が、さらにより一層高くなる。
上記した各包装袋において、適宜、袋本体の上側または下側に、包装袋を吊下げ可能にする吊下げ用孔を配設され得るものとなっている。
この包装袋では、上記した構成を有することによって、特に、上記した請求項1〜請求項6に係る包装袋と比べて、たとえば陳列用の吊下げ具としてのたとえばフックを吊り下げ用孔に挿通し、包装袋を吊り下げた状態で陳列することができる。
本発明に係る主たる包装袋よれば、構造が簡単で、内容物の取り出しに手間が掛からず、製造工程の簡易化、廃棄処理の簡便化を図ることができる。また、本発明に係る他の包装袋によれば、主たる包装袋の効果に加えて、自立性および外観美観性を確保することができる。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明にかかる包装袋の一例を示す正面図解図である。 図1の線A−Aにおける一部省略断面図解図である。 図1および図2に示す包装袋の分解斜視図解図である。 支持部材における貫通孔の態様を示す平面図解図である。 図1〜図4に示す包装袋への内容物の収納方法の一例を示す分解斜視図解図である。 図1〜図4に示す包装袋に内容物を収納した状態の一部切り欠き斜視図解図である。 図1〜図6に示す包装袋の変形例を示す正面図解図である。 本発明にかかる包装袋の他の例を示す正面図解図である。 図8の線B−Bにおける一部省略断面図解図である。 図8および図9に示す包装袋の分解斜視図解図である。 図8〜図10に示す包装袋への内容物の収納方法の一例を示す分解斜視図解図である。 図8〜図11に示す包装袋に内容物を収納した状態の斜視図解図である。 図8〜図12に示す包装袋の変形例を示す正面図解図である。 図1〜図13に示す包装袋の支持部材における奥行き方向の長さを規定する根拠を説明するための側面図解図である。 図1〜図13に示す包装袋の支持部材における折り方向の態様を規定する根拠を説明するための図であって、支持部材の作用・効果を説明するための側面図解図である。 図1〜図13に示す包装袋の支持部材および貫通孔の形成位置を規定する根拠を説明するための正面図解図である。
図1は、本発明にかかる包装袋の一例を示す正面図解図であり、図2は、図1の線A−Aにおける一部省略断面図解図である。図3は、図1および図2に示す包装袋の分解斜視図解図である。
包装袋10は、それ自体では自立することが困難な棒状の内容物C(例えば、図5および図6参照。)が収納可能となる収納部12を有し、たとえばその上端側が開口可能に形成される袋本体14を含む。袋本体14は、図1に示すように、たとえば正面視縦長矩形状に形成され、袋本体14内の上下方向の略中央部に、支持部材16が配設されている。支持部材16は、図1〜図3に示すように、その中央部に棒状の内容物Cが挿入可能となる単一の貫通孔18を有し、断面形状が逆V字状に2つ折りに折り込んだ状態で、袋本体14の主面方向(例えば、図1の正面視方向)で見て、たとえば横長矩形状に形成されている。この2つ折りにされた状態の支持部材16は、袋本体14の左右方向の一端側から他端側に亘って配設されている。
この2つ折りにされた状態の支持部材16は、袋本体14に棒状の内容物Cを収納したときに、2つ折りにされた折り目線36を基準にして、図5および図6に示すように、袋本体14の主面方向に直交する方向に広げられた状態となる。このとき、貫通孔18は、特に、図4に示すように、たとえば平面視円形状の態様を有するものとなっている。
この棒状の内容物Cが支持部材16の貫通孔18に挿通されたとき、当該内容物Cは、収納部12において、支持部材16と袋本体14との協働作用により、起立状態に支持されるものとなっている。また、この包装袋10では、袋本体14の底部に、適宜、襠(マチ)部20が形成され得るものとなっている。
袋本体14、支持部材16および襠(マチ)部20は、たとえば熱融着性を有するプラスチック材で形成されたシートまたはフィルムで形成されている。当該シートまたはフィルムは、たとえばシーラント層を含むことが可能で、その場合、当該シーラント層を外側にして2つ折りにして、袋本体14内の上下方向の略中央部で且つ袋本体14の左右方向の一端側から他端側に亘って配設される。
次に、袋本体14、支持部材16および襠(マチ)部20の構造について、特に、図1〜図6を参照しながら、以下、詳細に説明する。
袋本体14は、図3に示すように、たとえば正面視縦長矩形状の正面部材22、当該正面部材22と略同形同大に形成され、互いに間隔を隔てて対向して配置される背面部材24、および、棒状の内容物Cが挿入される方向で見て、この場合、袋本体14の平面視で見て、山折りにされた状態で、当該袋本体14内の底部に配置される底面部材26を含む。底面部材26は、袋本体14の平面視山折りにされ、袋本体14の正面視横長矩形状の態様を有し、当該袋本体14の下端側において、その左右方向の一端側から他端側に亘って配設されている。この場合、底面部材26は、特に、図2および図3に示すように、山折りにされた一方の外面28aが正面部材22の内面22aと対向し、山折りにされた他方の外面28bが背面部材24の内面24aと対向するように配置されている。
袋本体14の収納部12は、たとえば図1および図2に示すように、正面部材22、背面部材24および底面部材26の以下に示す部位が適宜な固着手段により固着されることによって、当該正面部材22、背面部材24および底面部材26に囲繞された範囲に形成される。
すなわち、正面部材22の左右方向の両側端縁部22a,22bと背面部材24の左右方向の両側端縁部24a,24bが固着される。さらに、それと共に、底面部材26の一方の外面28の両側端縁部28a,28bと正面部材22の内面22INの両側端縁部22INa,22INbが固着される。また、底面部材26の他方の外面30の両側端縁部30a,30bと背面部材24の内面24INの両側端縁部24INa,24INbが固着される。
また、底面部材26の一方の外面28の下側端縁部28cと正面部材22の内面22INの下側端縁部INcが固着される。また、底面部材26の他方の外面30の下側端縁部30cと背面部材24の内面24INの下側端縁部24INcが固着される。この場合、袋本体14の底部には、たとえば図1、図2、図5および図6に示すように、襠(マチ)部20が形成されるものとなっている。
支持部材16は、図1および図3に示すように、袋本体14内の上下方向の略中央部に、配置される。支持部材16は、特に、図3に示すように、棒状の内容物Cが挿入される方向で見て、谷折りにされた状態で、且つ、谷折りにされた一方の外面32が正面部材22の内面22INの略中央部と対向し、谷折りにされた他方の外面34が背面部材24の内面24INの略中央部と対向するように、袋本体14内に配置され、以下に示す部位が固着されることによって、形成される。
すなわち、支持部材16は、正面部材22および背面部材24の対向する正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INの両側端縁部同士が固着される。さらに、それと共に、支持部材16の一方の外面32の両側端縁部32a,32bと正面部材22の内面22INの両側端縁部22INa,22INbが固着される。また、支持部材16の他方の外面34の両側端縁部34a,34bと背面部材24の内面24INの両側端縁部24INa,24INbが固着される。この場合、支持部材16の単一の貫通孔18は、特に、たとえば図4に示すように、谷折りにされた折り目線36を跨るように、且つ、当該折り目線36の長さ方向の略中央部に配設されている。また、この貫通孔18の直径は、少なくとも、棒状の内容物Cの最大外径部分よりも大きく形成されていればよい。さらに、この貫通孔18は、平面視円形状の態様だけではなく、棒状の内容物Cの胴部Cbの態様、特に、断面形状によっては、たとえば平面視矩形状、平面視方形状、平面視3角形状、平面視楕円状等、それ以外の平面視形状も、適宜、採用され得る。
この谷折りにされた状態の支持部材16の上下方向の長さは、上記した山折りにされた状態の底面部材26の上下方向の長さと略同じか、それよりも、短く形成されている。言い換えるとすると、この谷折りにされた状態の支持部材16において、たとえば図6に示すように、棒状の内容物Cが貫通孔18に挿入され、袋本体14がその主面方向に広げられた状態の支持部材16の奥行き方向の長さは、底面部材26のそれと略同じか、それよりも、短く形成されている。
さらに言えば、襠(マチ)部20を有する底面部材26のとき、支持部材16の奥行き方向の長さは、襠(マチ)部20の奥行き方向の長さより大きく形成する必要がない。すなわち、支持部材16の奥行き長さは、底面部材26の奥行き長さ以上に開くことがないように形成されている。
何故ならば、袋本体14をその主面に直交する方向に広げると、たとえば図14の(A)に示すように、袋本体14の上側にいくにしたがって正面部材22および背面部材24間の距離(奥行き長さ)は、狭まっていく。そのため、支持部材16の奥行き方向の長さが大きいと、その余剰部分が邪魔をして、たとえば図14の(B)に示すように、支持部材16の部分が袋本体14の奥行き方向に膨出することになる。この場合、支持部材16と、正面部材22および背面部材24との、固着部位およびその近傍周辺部に歪みが生じ、当該固着部位より上側に膨出部分が発生する。したがって、袋本体14自体の外観が悪くなり、延いては、包装袋10の美観を損なう等の問題に繋がる。
さらに、この包装袋10では、図1および図2に示すように、支持部材16の一方の外面32の上側端縁部32cが、正面部材22の内面22INに、および、支持部材16の他方の外面34の上側端縁部34cが背面部材24の内面24INに、それぞれ、固着されている。この包装袋10では、固着手段として、たとえばヒートシールによる方法が採用されている。なお、固着手段としては、ヒートシール以外にも、たとえば接着剤による固着方法も適宜、採用され得るものとなっている。
この包装袋10では、その収納部12内に棒状の内容物Cを収納する場合、図5に示すように、先ず、袋本体14の正面部材22および背面部材24を、その主面に直交する方向に離間させて広げる。すると、谷折りされていた支持部材16の一方の外面32および他方の外面34が、それぞれ、正面部材22および背面部材24と共に、同方向に広げられる。このとき、支持部材16の単一の貫通孔18も同方向に広げられ、図4に示すように、平面視円形の態様となる。
次に、袋本体14の上端側の開口部38から、棒状の内容物Cが、その先端側から貫通孔18に挿入される。そして、当該内容物Cの先端部Ctは、底面部材26の内面部、すなわち、襠(マチ)部20の上面部40に当接される。その後、袋本体14の正面部材22および背面部材24の上側端縁部同士が、ヒートシールなどの固着手段により固着される。
このようにして、この包装袋10では、図6に示すように、棒状の内容物Cを袋本体14の収納部12内において起立した状態で収納することができる。
一方、この包装袋10から棒状の内容物C取り出す場合には、袋本体14の上端部を適宜な開封手段により開封し、支持部材16の貫通孔18から、棒状の内容物Cを取り出せばよい。開封手段としては、手動による開封が簡単に行えるように、袋本体14の上部で且つ、その左右方向の一方側および/または他方側に、たとえばV字形、U字形、半円形等のノッチ部を設けるようにしてもよい。また、開封手段としては、たとえばミシン目およびレーザ光線によるハーフカット等の開封補助ラインを配設するようにしてもよい。
さらに、上記した開封手段以外にも、開閉可能なプラスチックファスナー部(図示せず)を配設するようにしてもよい。
さらに、ハサミ等で開封する際の目印として、袋本体14の上側に、開封補助ラインを印刷等により配設するようにしてもよい。
この包装袋10では、袋本体14および支持部材16で袋本体14が構成されているので、当該包装袋10は、その構造が簡単で、製造工程の簡易化を容易とすることができる。また、この包装袋10では、支持部材16の単一の貫通孔18に挿入された棒状の内容物Cが、貫通孔18の周縁端の少なくとも一部と袋本体14の一部との協働作用によって、すなわち、少なくとも2箇所以上の部位で起立状態可能に支持されている。そのため、棒状の内容物Cは、安定して、袋本体14の略中央部に起立状態に収納することができる。
また、この包装袋10では、底部に、襠(マチ)部20が形成されていることにより、袋本体14の自立性を確保することができる。すなわち、この包装袋10では、棒状の内容物Cを起立状態に収納部12内に収納し、且つ、その状態を保持したまま、当該包装袋10を適宜自立させた状態で、たとえば陳列台の上に載置することができる。
また、この包装袋10では、袋本体14の上端部を適宜な開封手段により開封した後、支持部材16の貫通孔18から棒状の内容物Cを引き抜くだけで容易に当該内容物Cを取り出すことができる。この場合、棒状の内容物Cの胴部Cbは、支持部材16の単一の貫通孔18の周縁端の一部と線接触に当接され、且つ、当該内容物Cの先端部Ctが襠(マチ)部20の上面部40に当接される。
すなわち、この包装袋10では、たとえば特許文献1に係る従来技術のように、幅狭接合部と内容物とが面接触されて接触面積が大きく、内容物を取り出す際の抵抗が大きくなっている従来の包装品と比べて、支持部材16と内容物Cとの接触面積が小さいので、内容物を取り出す際の抵抗が小さいものとなっている。そのため、支持部材16の貫通孔18から棒状の内容物Cを引き抜くだけで、支持部材14から簡単に取り出すことができる。
さらに、この包装袋10では、袋本体14および支持部材16が、プラスチック材からなるシートまたはフィルムで形成されているので、分別廃棄の必要がなく、廃棄処理が簡便なものとなる。
さらに、この包装袋10では、特に、支持部材16の単一の貫通孔18が、特に、図4に示すように、折り目線36を跨るように形成されている。すなわち、谷折りにされた折り目線36の中央を中心にして、貫通孔18は、折り目線36を基準線にして、支持部材16の左右方向および前後方向(奥行き方向)に対称となるように配置されている。
この場合、棒状の内容物Cは、たとえば図15の(A),(B)に示すように、谷折りの折り目線36をその間に挟む支持部材16の一方の内面42および他方の内面44に沿って、貫通孔18へと案内されるため、棒状の内容物Cを貫通孔18に挿入し易いものとなっている。
ところが、図15の(C)に示すように、たとえば内容物Cの挿入方向で見て、支持部材16が山折にされていると、棒状の内容物Cを貫通孔18に挿入しようとしても、山折りにされた折れ目線(稜線)の部位に、内容物Cが引っ掛かって貫通孔18からずれて、当該貫通孔18に正確に内容物Cを挿入することができない恐れがある。この場合、図15(D)に示すように、支持部材16の一方の外面32と正面部材22の内面との固着部位46および他方の外面34と背面部材24の内面との固着部位48に、それぞれ、山折り方向と反対方向の力が作用し、当該固着部位46および48に屈曲負荷が掛かる。そのため、支持部材16の一方の外面32の固着部位46およびその周辺部と、他方の外面34の固着部位48およびその周辺部とが、折損する可能性があり、延いては、支持部材16が正面部材22および背面部材24から外れてしまう恐れがある。
この包装袋10では、支持部材16が、袋本体14の上下方向の略中央部に配置されている。つまり、貫通孔18も、当該袋本体14の上下方向の略中央部に位置している。この場合、棒状の内容物Cを支持部材16の貫通孔18に挿入した場合に、特に、たとえば図6に示すように、当該内容物Cの貫通孔18から上側に突出する部位と下側に突出する部位との長さが略同じ態になり、支持部材16で当該内容物Cを支持するときのバランスが良いものとなっている。そのため、棒状の内容物Cは、袋本体14の収納部12において、安定して起立状態を保持することができる。
ところが、支持部材16の形成位置が、上記したように、袋本体14の上下方向の略中央部で、且つ、貫通孔18の形成位置が当該支持部材16の谷折りの折り目線36の長さ方向の略中央となる態様でないと、棒状の内容物Cは、たとえば図1の正面視で見て、袋本体14の左右方向および/または奥行き方向に傾倒するものとなって、当該内容物Cを安定して、略垂直に支持部材16により起立状態に支持することが困難なものとなる。
この場合、棒状の内容物Cは、たとえば図16に示すように、支持部材16の貫通孔18に対して、正面部材22側および背面部材24側へ傾倒するか、あるいは、袋本体14の一方の端縁側または他方の端縁側に傾倒するものとなり、延いては、当該内容物Cが支持部材16の貫通孔18から離脱してしまう恐れがある。
また、この包装袋10には、たとえば特許文献1に示す従来の包装品に示すような台形状の幅狭接合部71に相当する固着部位が配設されておらず、また、正面部材22および背面部材24と、支持部材16との固着部位の面積も小さいものとなっている。そのため、この包装袋10では、当該固着部位がたとえばヒートシールにより固着されていても、ヒートシールによる熱収縮作用によって、袋本体14にシワ、突っ張り等の変形が生じる虞がなく、袋本体14の外観美観性が損なわれることがない。また、このヒートシールによる熱収縮作用が、袋本体14の固着部位以外の部位、たとえば底面部材26側に影響を及ぼすこともないので、この包装袋10の自立性が低下することもない。
図7は、図1〜図6に示す包装袋の変形例を示す正面図解図である。
この包装袋10は、図1〜図6に示す包装袋10と比べて、特に、支持部材16の一方の外面32の上側端縁部32cおよび他方の外面34の上側端縁部34cが、正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INに固着される構成を有していない点で相違する。すなわち、図7に示す包装袋10では、支持部材16の一方の外面32の両側端縁部32a,32bおよび支持部材16の他方の外面34の両側端縁部34a,34bが、正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INに固着される構成となっている。
なお、この包装袋10では、支持部材16の一方の外面32の両側端縁部32a,32bおよび支持部材16の他方の外面34の両側端縁部34a,34bが、正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INに固着されると共に、支持部材16の一方の外面32の下側端縁部および他方の外面34の下側端縁部が、正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INに固着される構成としてもよい。
すなわち、支持部材16は、当該支持部材16の一方の外面32の上側端縁部32cおよび/または下側端縁部が正面部材22の内面22INに、そして、支持部材16の他方の外面34の上側端縁部34cおよび/または下側端縁部が背面部材24の内面24INに、それぞれ、固着され得るものとなっている。
この場合、上記した構成を有することによって、図1〜図6に示す包装袋10と比べて、正面部材22および背面部材24と、支持部材16との固着強度を、より一層高くすることができる。
さらに、この包装袋10では、支持部材16の一方の外面32の全面が正面部材22の内面22INに、そして、支持部材16の他方の外面34の全面が背面部材24の内面24INに、それぞれ、固着されるようにしてもよい。
この場合、上記した構成を有することによって、図1〜図6に示す包装袋10および図7に示す包装袋10と比べて、正面部材22および背面部材24と、支持部材16との固着強度を、さらにより一層高くすることができる。
図8は、本発明にかかる包装袋の他の例を示す正面図解図であり、図9は、図8の線B−Bにおける一部省略断面図解図であり、図10は、図8および図9に示す包装袋の分解斜視図解図である。
この包装袋10は、図1〜図6に示す包装袋10および図7に示す包装袋10と比べて、特に、袋本体14の底部に、襠(マチ)部20が設けられていない点で相違するものとなっている。この場合、袋本体14の収納部12は、例えば、正面部材22の内面22INの両側端縁部22INa,22INbと、背面部材24の内面24INの両側端縁部24INa,24INb、および、正面部材22の内面22INの上側端縁部22INdと、背面部材24の内面24INの上側端縁部24INd、が、それぞれ、固着されることにより形成され、袋本体14の下端側が開口可能に形成されている。そのため、棒状の内容物Cは、袋本体14の下端側の開口部39から挿入される。
さらに、この包装袋10は、図1〜図6に示す包装袋10および図7に示す包装袋10と比べて、特に、袋本体14の上下方向の一方側に、当該袋本体14を吊り下げるための吊り下げ用孔52を有する点で相違するものとなっている。この場合、包装袋10は、吊り下げ用孔52に、例えば、店舗の商品棚や壁等に設けられたフック部等の吊下げ具54を挿入することにより、図12に示すように、包装袋10を吊下げた状態で陳列することができる。
また、この包装袋10では、図1〜図6に示す包装袋10および図7に示す包装袋10と比べて、棒状の内容物Cが、袋本体14の下端側の開口部39から挿入されるため、特に、支持部材16が上下逆向きに配設されるものとなっている。つまり、支持部材16は、棒状の内容物Cが挿入される方向で見て、谷折りされた状態で袋本体14に配設されている。
なお、この包装袋10では、支持部材16が上下逆向きに配設されているので、図8〜図13では、便宜上、支持部材16の一方の外面32の「上側端縁部32c」を、「下側端縁部32c」と読み替え、また、支持部材16の他方の外面34の「上側端縁部34c」を、「下側端縁部34c」と読み替えるものとする。
図13は、図8〜図12に示す包装袋の変形例を示す正面図解図である。
この包装袋10は、図8〜図12に示す包装袋10と比べて、特に、支持部材16の一方の外面32の下側端縁部32cおよび他方の外面34の下側端縁部34cが、正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INに固着される構成を有していない点で相違する。すなわち、図13に示す包装袋10では、支持部材16の一方の外面32の両側端縁部32a,32bおよび支持部材16の他方の外面34の両側端縁部34a,34bが、正面部材22の内面22INおよび背面部材24の内面24INに固着される構成となっている。この点については、図7に示す包装袋10の支持部材16と同様である。
上述した各包装袋10では、図6および図12に示すように、例えば、正面部材22および背面部材24の四辺がヒートシールされて、袋本体14の収納部12内に、棒状の内容物Cを収納するものとなっている。この場合、正面部材22および背面部材24は、たとえば単一のラミネートフィルムを二つ折りにすることによって形成してもよく、その場合には、その二つ折りにされた折曲げ部を除く3つの周縁部を三方シールにより、ヒートシールするようにしてもよい。
なお、この包装袋10の袋本体14の外形は、たとえば正面視でみて、上記した縦長矩形状以外にも、例えば、横長矩形状、方形状、その他の多角形状の態様を有するものでもよく、その他、円形、楕円形、不規則な形状の態様を有するものであってもよく、棒状の内容物Cの態様、袋本体14の意匠性等に応じて適宜変更可能となっている。
10 包装袋
12 収納部
14 袋本体
16 支持部材
18 単一の貫通孔
20 襠(マチ)部
22 正面部材
22IN 正面部材の内面
22INa,22INb 正面部材の内面の両側端縁部
22INc 正面部材の内面の下側端縁部
22INd 正面部材の内面の上側端縁部
24 背面部材
24IN 背面部材の内面
24INa,24INb 背面部材の内面の両側端縁部
24INc 背面部材の内面の 下側端縁部
24INd 背面部材の内面の上側端縁部
26 底面部材
28 底面部材の山折りにされた一方の外面
28a,28b 底面部材の一方の外面の両側端縁部
28c 底面部材の一方の外面の下側端縁部
30 底面部材の山折りにされた他方の外面
30a,30b 底面部材の一方の外面の両側端縁部
30c 底面部材の他方の外面の下側端縁部
32 支持部材の一方の外面
32a,32b 支持部材の一方の外面の両側端縁部
32c 支持部材の一方の外面の上側端縁部
34 支持部材の一方の外面
34a,34b 支持部材の一方の外面の両側端縁部
34c 支持部材の他方の外面の上側端縁部
36 支持部材の谷折りにされた折り目線
38 袋本体の上端側の開口部
39 袋本体の下端側の開口部
40 底面部材の内面部[襠(マチ)部の上面部]
42 支持部材の谷折りの折り目線をその間に挟む一方の内面
44 支持部材の谷折りの折り目線をその間に挟む他方の内面
46 支持部材の一方の外面と正面部材の内面との固着部位
48 支持部材の他方の外面と背面部材の内面との固着部位
50 袋本体の下端側の開口部
52 吊下げ用孔
54 吊下げ具
C 棒状の内容物
t 内容物の先端部
b 棒状の内容物の胴部

Claims (6)

  1. それ自体では自立することが困難な棒状の内容物が収納可能となる収納部を有し、その上端側および/または下端側が開口可能に形成される袋本体、および
    前記袋本体内の上下方向の略中央部で、且つ、前記袋本体の主面方向に見て、その左右方向の一端側から他端側に亘って配設され、前記袋本体と協働して前記棒状の内容物を前記収納部で起立状態に支持する支持部材を含み、
    前記袋本体および前記支持部材は、プラスチック材からなるシートまたはフィルムで形成され、
    前記支持部材は、その中央部に前記棒状の内容物が挿入可能となる単一の貫通孔を有することを特徴とする、包装袋。
  2. 前記袋本体の底部には、襠(マチ)部が配設されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記袋本体は、
    正面部材、
    前記正面部材と略同形同大に形成され、互いに対向して配置される背面部材、および
    前記棒状の内容物が挿入される方向で見て、山折りにされた状態で当該袋本体内の底部に配置され、前記山折りにされた一方の外面が前記正面部材の内面と対向し、前記山折りにされた他方の外面が前記背面部材の内面と対向する底面部材を含み、
    前記収納部は、
    前記正面部材の両側端縁部と前記背面部材の両側端縁部が固着されると共に、
    前記底面部材の一方の外面の両側端縁部と前記正面部材の内面の両側端縁部、
    前記底面部材の他方の外面の両側端縁部と前記背面部材の内面の両側端縁部、
    前記底面部材の一方の外面の下側端縁部と前記正面部材の内面の下側端縁部、および
    前記底面部材の他方の外面の下側端縁部と前記背面部材の内面の下側端縁部、
    が、それぞれ、固着されることにより形成され、
    前記支持部材は、
    前記棒状の内容物が挿入される方向で見て、谷折りにされた状態で、且つ、前記谷折りにされた一方の外面が前記正面部材の内面の略中央部と対向し、前記谷折りにされた他方の外面が前記背面部材の内面の略中央部と対向するように、当該袋本体内に配置され、
    前記支持部材は、
    前記正面部材および前記背面部材の対向する内面の両側端縁部同士が固着されると共に、
    前記支持部材の一方の外面の両側端縁部と前記正面部材の内面の両側端縁部、および
    前記支持部材の他方の外面の両側端縁部と前記背面部材の内面の両側端縁部、
    が、それぞれ、固着されることにより形成され、
    前記支持部材の前記貫通孔は、前記谷折りにされた折り目線を跨るように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装袋。
  4. 前記袋本体は、
    正面部材、および
    前記正面部材と略同形同大に形成され、互いに対向して配置される背面部材を含み、
    前記収納部は、
    前記正面部材と前記背面部材の対向する内面の両側端縁部同士、および
    前記正面部材と前記背面部材の対向する内面の上側端縁部同士または下側端縁部同士、
    が、それぞれ、固着されることにより形成され、
    前記支持部材は、
    前記棒状の内容物が挿入される方向で見て、谷折りにされた状態で、且つ、前記谷折りにされた一方の外面が前記正面部材の内面の略中央部と対向し、前記谷折りにされた他方の外面が前記背面部材の内面の略中央部と対向するように、当該袋本体内に配置され、
    前記支持部材は、
    前記正面部材および前記背面部材の対向する内面の両側端縁部同士が固着されると共に、
    前記支持部材の一方の外面の両側端縁部と前記正面部材の内面の両側端縁部、および
    前記支持部材の他方の外面の両側端縁部と前記背面部材の内面の両側端縁部、
    が、それぞれ、固着されることにより形成され、
    前記支持部材の前記貫通孔は、前記谷折りにされた折り目線を跨るように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の包装袋。
  5. 前記支持部材は、さらに、
    前記支持部材の一方の外面の上側端縁部および/または下側端縁部が前記正面部材の内面に、および
    前記支持部材の他方の外面の上側端縁部および/または下側端縁部が前記背面部材の内面に、それぞれ、固着されることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の包装袋。
  6. 前記支持部材は、さらに、
    前記支持部材の一方の外面の全面が前記正面部材の内面に、および
    前記支持部材の他方の外面の全面が前記背面部材の内面に、それぞれ、固着されることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の包装袋。
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