JP6753595B2 - 容器装着パネルとこれを用いた詰合せセット - Google Patents

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Description

本発明は、パウチ容器を立体的に保持する容器装着パネルに関するものであって、特に、化粧料、医薬品、健康食品、栄養補助食品、飲食物などの粉末状、液状、乳液状、クリーム状、固形状、ゲル状、ペースト状など、種々の形態のものを封入したパウチ容器を保持する容器装着パネルに関するものである。
従来、試供品の容器や店頭に展示する容器を保持する台紙として、折目線を利用して表面部の後方に背面部を重ね合せ、貼付片を台紙の余白部に貼付けて容器収納筒部を形成し、かつ表面部に容器の一部が突出できる大きさの切込窓を形成し下方が切込窓に連接され切込窓の切込みによって同時に形成された切込窓と同形状の舌片を背面側に押し込んで上方から容器を筒内に収納できるように形成した容器保持用台紙が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平01−042533号公報(特に、実用新案登録請求の範囲、第2図参照)
しかしながら、上述した従来の容器保持用台紙(特許文献1)は、台紙を折目線で重ね合せて貼付することによって形成した容器収納筒部が容器の外形よりも狭い切込窓の下方に連接された舌片によって容器収納部の下方の開口部に容器を支承する底を構成し、容器収納部の上方の開口部を容器収納筒部に容器を挿入するために使用しているため、容器を容器収納部に収納した状態で容器収納台紙を外箱に入れた後に輸送して陳列する際、容器保持用台紙の上方に設けられた開口部から容器が抜け出すことがあり、このような抜け出しを解消するために容器保持用台紙を箱内に保持して移動を制止するには、箱内の構造が複雑になって使い勝手が悪い過重包装になるという問題があった。
また、容器保持用台紙に貼付保持すると、ユーザの使用時に、貼付保持に用いた糊剤が容器や容器保持用台紙の汚れとなって表出し、見栄えが悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、パウチ容器を見栄え良く確実に装着して着脱自在に保持する容器装着パネルを提供することである。
本請求項1に係る発明は、内容物を封入する内容物収容部と該内容物収容部を封止するシール部とを備えたパウチ容器を挿着する上面パネルと該上面パネルに離間対置してパウチ容器の底部を支持する下面パネルとを組み合わせた容器装着パネルであって、前記上面パネルが、前記パウチ容器の内容物収容部を挿通する容器挿通孔と、前記容器挿通孔より後方のパネル後方領域の一部を切り欠いて起立させた状態でパウチ容器の上部を着脱自在に抱持する抱持爪とを有し、前記下面パネルが、前記容器挿通孔より前方のパネル前方領域の一部を切り欠いて起立させた状態で挿し込んだパウチ容器の底部に当て止め制止する容器制止片を有していることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項2に係る発明は、前記パウチ容器のシール部が、前記内容物収容部の少なくとも側縁の一部を封止するフランジ状シール部を有しており、前記容器挿通孔が、前記フランジ状シール部を挿通方向に案内するフランジ案内用スリットを設けられていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項3に係る発明は、前記パウチ容器のフランジ状シール部が、前記内容物収容部の少なくとも両側縁を封止しており、前記フランジ案内用スリットが、前記容器挿通孔の左右に設けられていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記パウチ容器のフランジ状シール部が、前記パウチ容器の内容物収容部に沿って形成されたシール胴部分と該シール胴部分の上側へ連続して形成されたシール頭部分と前記シール胴部分とシール頭部分との間に形成されて前記シール胴部分およびシール頭部分よりも幅狭のシールくびれ部分とで少なくとも構成されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記上面パネルが、前記パウチ容器を複数整列してそれぞれ挿着する複数の容器挿通孔を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記上面パネルと下面パネルが、1枚のブランクシートで形成されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記容器装着パネルが、板紙を素材としていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記パウチ容器が、前記内容物収容部の周囲をラミネート加工によって封止する2枚のシートからなることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記パウチ容器が、短冊状の偏平形状を呈していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項10に係る発明は、請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記パウチ容器が、前記内容物収容部を左右一対かつ一連一体に備えていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項11に係る発明は、請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載された容器装着パネルの構成に加えて、前記パウチ容器に封入する内容物が、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、ヘアケア化粧料、ボディー用洗浄料、酵素洗顔料、フレグランスの少なくとも1つであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項12に係る発明は、前記パウチ容器を装着する請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の容器装着パネルと、前記パウチ容器の内容物と併用する付属品と、前記容器装着パネルと付属品とを収容する包装箱とで構成されている詰合せセットであることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本発明の容器装着パネルは、内容物を封入する内容物収容部とこの内容物収容部を封止するシール部とを備えたパウチ容器を挿着する上面パネルとこの上面パネルに離間対置してパウチ容器の底部を支持する下面パネルとを組み合わせたことにより、パウチ容器を上面パネルに挿着して見栄え良く装着保持することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
本請求項1に係る発明の容器装着パネルによれば、上面パネルが、パウチ容器の内容物収容部を挿通する容器挿通孔と、容器挿通孔より後方のパネル後方領域の一部を切り欠いて起立させた状態でパウチ容器の上部を着脱自在に抱持する抱持爪とを有し、下面パネルが、容器挿通孔より前方のパネル前方領域の一部を切り欠いて起立させた状態で挿し込んだパウチ容器の底部に当て止め制止する容器制止片を有していることにより、パウチ容器を容器装着パネルに組み付けた際、パウチ容器の内容物収容部を容器挿通孔、パウチ容器の上部を抱持爪、パウチ容器の底部を容器制止片のそれぞれによって支持するとともに、前後方向への移動を容器挿通孔、左右方向への横ズレを容器挿通孔、後側斜め上方向への抜け出しを抱持爪、前側斜め下方向への潜り込みを容器制止片のそれぞれが分担して3方向への移動を制止しているため、輸送時のガタツキや陳列時の取り扱いなどに起因するパウチ容器の容器装着パネルからの移動による変形や破損を抑止して、パウチ容器を容器装着パネルへの組み付け当時の見栄えの良い状態を安定して確実に保持することができる。
また、パウチ容器の容器装着パネルから取り外す際、パウチ容器の上部を抱持爪からの取り外すだけでパウチ容器の保持が解除されるため、容器装着パネルからパウチ容器を簡便に抜き出すことができる。
本請求項2に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器のシール部が、内容物収容部の少なくとも側縁の一部を封止するフランジ状シール部を有しており、容器挿通孔が、フランジ状シール部を挿通方向に案内するフランジ案内用スリットを設けられていることにより、パウチ容器を容器装着パネルに挿通する際、フランジ案内用スリットがパウチ容器のフランジ状シール部を案内するため、パウチ容器を適切な装着位置に導くことができる。
また、パウチ容器を容器装着パネルに組み付けた際、パウチ容器のフランジ状シール部をフランジ案内用スリットが支持するため、パウチ容器を支持する力が分散されてパウチ容器の保持をより安定にすることができる。
本請求項3に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器のフランジ状シール部が、内容物収容部の少なくとも両側縁を封止しており、フランジ案内用スリットが、容器挿通孔の左右に設けられていることにより、パウチ容器を容器装着パネルに組み付けた際、パウチ容器のフランジ状シール部をフランジ案内用スリットで支持するとともに、左右方向への横ズレと前後方向への移動とをフランジ案内用スリットで確実に支持するため、輸送時のガタツキや陳列時の取り扱いなどに起因するパウチ容器の容器装着パネルからの移動による変形や破損を確実に抑止することができる。
本請求項4に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項2または請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器のフランジ状シール部が、パウチ容器の内容物収容部に沿って形成されたシール胴部分とこのシール胴部分の上側へ連続して形成されたシール頭部分とシール胴部分とシール頭部分との間に形成されてシール胴部分およびシール頭部分よりも幅狭のシールくびれ部分とで少なくとも構成されていることにより、パウチ容器に後側斜め上方向または前側斜め下方向への力が生じても、シールくびれ部分よりも幅広のシール頭部分とシール胴部分との間に移動が制限されるため、パウチ容器の後側斜め上方向への抜け出し移動や前側斜め下方向への潜り込み移動を制止してパウチ容器の位置を安定して確実に保持することができる。
本請求項5に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、上面パネルが、前記パウチ容器を複数整列してそれぞれ挿着する複数の容器挿通孔を有していることにより、上面パネルに装着されたパウチ容器の数量が一目瞭然となるため、必要に応じた数量のパウチ容器を簡便に取り扱うことができる。
本請求項6に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、上面パネルと下面パネルが、1枚のブランクシートで形成されていることにより、上面パネルに設けられた容器挿通孔およびフランジ案内用スリットおよび抱持爪と下面パネルに設けられた容器制止片とが同時に打ち抜き加工されるため、容器装着パネルの製作負担を大幅に軽減することができる。
本請求項7に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、前記容器装着パネルが、板紙を素材としていることにより、パウチ容器の形状に応じた型抜き加工やパウチ容器の模様および色彩に応じたプリント加工が可能となるため、製品としての美観を向上させることができる。
本請求項8に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項7のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器が、前記内容物収容部の周囲をラミネート加工によって封止する2枚のシートからなることにより、内容物の成分に応じた封止幅やラミネート形態が設定可能となるため、パウチ容器として確実な封止構造が得られる。
本請求項9に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項8のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器が、短冊状の偏平形状を呈していることにより、パウチ容器に凹凸のない平坦な部分が生じるため、容器装着パネルの容器挿通孔およびフランジ案内用スリットへの挿し込みや抜き出しの際に平坦な部分を活用して簡便にハンドリングすることができる。
また、容器装着パネルに対して偏平形状を呈したパウチ容器が立体的に組み付けられていることにより、容器装着パネルへの組み付けた際にパウチ容器の奥行きが鮮明になるため、パウチ容器の立体感を増すことによってパウチ容器の見栄えを一層増すことができる。
本請求項10に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項9のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器が、内容物収容部を左右一対かつ一連一体に備えていることにより、併用する内容物を一連一体のパウチ容器として扱えるため、パウチ容器を使用する際の選別が不要となり、ユーザの利便性を増すことができる。
本請求項11に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項10のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器に封入する内容物が、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、ヘアケア化粧料、ボディー用洗浄料、酵素洗顔料、フレグランスの少なくとも1つであることにより、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、ヘアケア化粧料、ボディー用洗浄料、酵素洗顔料、フレグランスを封入したパウチ容器が容器装着パネルに確実に保持されているため、高価なスキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、ヘアケア化粧料、ボディー用洗浄料、酵素洗顔料、フレグランスを漏洩することなく、陳列や展示などの際に簡便に取り扱うことができる。
本請求項12に係る発明の容器装着パネルによれば、請求項1乃至請求項11のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、パウチ容器を装着する容器装着パネルと、パウチ容器の内容物と併用する付属品と、容器装着パネルと付属品とを収容する包装箱とで構成されていることにより、包装箱の内部にパウチ容器に封入された内容物の使用時に必要となる付属品を収容しているため、容器装着パネルに装着されたパウチ容器を販売する際に購入者などが必要となる付属品をパウチ容器とともに簡便に取り扱うことができる。
本発明の第1実施例である容器装着パネルの使用態様図。 図1に示す使用態様の分解組立図。 パウチ容器を正面斜め前方から見た概要図。 図3Aにおける符号3B−3Bで見た横断面図。 本発明の第1実施例である容器装着パネルの表面側から見た展開図。 本発明の第1実施例である容器装着パネルの組立動作図。 本発明の第1実施例である容器装着パネルにパウチ容器を装着開始状態図。 図6に示す符号7の部分拡大図。 図7に示す符号X1−X1から見た装着開始状態を示す端面図。 図7に示す符号X2−X2から見た装着開始状態を示す端面図。 図7に示す符号X1−X1から見た装着途中状態を示す端面図。 図7に示す符号X2−X2から見た装着途中状態を示す端面図。 図9Aに示す符号10の部分拡大図。 図7に示す符号X1−X1から見た装着終了状態を示す端面図。 図7に示す符号X2−X2から見た装着終了状態を示す端面図。 本発明の第1実施例である容器装着パネルにパウチ容器を装着終了した状態を示す部分拡大図。 本発明の第2実施例である容器装着パネルの表面側から見た展開図。 本発明の第2実施例である容器装着パネルに2連のパウチ容器を装着終了した状態を示す部分拡大図。
本発明の容器装着パネルは、内容物を封入する内容物収容部とこの内容物収容部を封止するシール部とを備えたパウチ容器を挿着する上面パネルとこの上面パネルに離間対置してパウチ容器の底部を支持する下面パネルとを組み合わせ、上面パネルが、パウチ容器の内容物収容部を挿通する容器挿通孔と、容器挿通孔より後方のパネル後方領域の一部を切り欠いて起立させた状態でパウチ容器の上部を着脱自在に抱持する抱持爪とを有し、下面パネルが、容器挿通孔より前方のパネル前方領域の一部を切り欠いて起立させた状態で挿し込んだパウチ容器の底部に当て止め制止する容器制止片を有していることにより、パウチ容器を容器挿通孔に挿通して見栄え良く装着保持するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
本発明の容器装着パネルは、上面パネルに対してパウチ容器を上方から挿着する、所謂、横置き状態として使用するものであるが、本発明の容器装着パネルを前に90度回動させて部品を前方向から出し入れする、所謂、縦置き状態としても使用することができることは言うまでもない。
例えば、本発明の容器装着パネルで用いる上面パネルと下面パネルとの具体的なパネルの素材については、上面パネルと下面パネルとを打ち抜き加工してパウチ容器挿入孔と抱持爪と容器制止片とを構成することが可能なパネルであれば、パネルに通常採用されている素材であれば如何なる素材であっても差し支えなく、例えば、コートボール紙、コート紙、ノーコート紙、気包紙、加工紙(パール紙、ホイル紙、蒸着紙など)のような板紙や段ボールなどがあげられ、また、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどの透明合成樹脂や不透明合成樹脂、これらの共重合物や積層したものをあげることができる。
さらに、これらのパネル素材には、着色、加飾、印刷、金属や金属酸化物などの蒸着や樹脂などの表面コーティング、エンボスなどの加工したものを用いてもよい。
パウチ容器は、例えば、1回使い切りのアンプル形容器や側面または上下面をシールしてあるラミネート体などの製品であり、パウチ容器で用いるシートの具体的な素材については、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、または、これらの延伸フィルム(例えば、特開2001−031111号公報)、複合フィルム(例えば、特開2003−252350号公報)であれば如何なるものであっても構わない。
また、パウチ容器の内容物収容部に封入された内容物は、パウチ容器に収容できるものであれば、例えば、化粧料、医薬品、健康食品、栄養補助食品、飲食物(コーヒー、バターなど)などであればよく、特に、化粧料としては、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パックなどのスキンケア化粧料、日焼け止め、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、白粉、頬紅、アイシャドウ、口紅などのメイクアップ化粧料、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアジェル、整髪剤などのヘアケア化粧料、ボディーソープなどのボディー用洗浄料、酵素洗顔料やフレグランスなどをあげることができる。
さらに、内容物の形状としては、粉末状、液状、乳液状、クリーム状、固形状、半固形状、ゲル状、ペースト状など、種々の形態のものをあげることができる。
なお、本発明の容器装着パネルを収容した詰合せセットを構成する場合、包装箱に換えて包装袋に収容するようにしても、透明もしくは半透明の包装用ラップフィルムで周囲を包装してもよい。
以下に、本発明の第1実施例である容器装着パネルについて、図1乃至図11に基づいて説明する。
本発明の第1実施例である容器装着パネル100は、図1および図2に示すように、化粧料容器として用いるパウチ容器MAを装着した後、外箱のあたる包装箱S10の中に順に組み込まれた底敷きパネルS20と付属品(内容物と併用する補材、例えば、化粧用補材)MBの上側に組み込まれて、化粧品セットとして用いる詰合せセットSを構成するものであって、1枚のブランクシートとして黒気包紙を用いたものである。
これにより、パウチ容器MAの形状に応じた型抜き加工やパウチ容器MAの模様および色彩に応じたプリント加工が可能となる。
ここで、本実施例の説明において、「右」、「左」は、組み立てられた容器装着パネル100の正面から見た場合を基準とした場合の「右」、「左」、すなわち、容器装着パネル100の上面パネル110からその裏面側に対面する下面パネル130を透視したときの「右」、「左」である。
本発明の第1実施例である容器装着パネル100に立体保持するパウチ容器MAは、具体的には、図3Aおよび図3Bに示すように、表シートMA1と裏シートMA2との2枚のシートを重ね合せて形成された容器であり、化粧料のような内容物を内部に封入する内容物収容部MA3と、この内容物収容部MA3の四方周縁をラミネート加工による熱融着によって封止するフランジ状シール部MA4から構成される。
これにより、内容物の成分に応じた封止幅やラミネート形態が設定可能となる。
パウチ容器MAの内容物収容部MA3は、短冊状の偏平形状に形成される。
これにより、凹凸のない平坦な部分が生ずる。
そして、容器装着パネルの容器挿通孔およびフランジ案内用スリットへの挿し込みや抜き出しの際に平坦な部分を活用して簡便にハンドリング可能となる。
なお、内容物収容部MA3の内部に封入された内容物は、通常、1回で使い切る量が封入されている。
さらに、パウチ容器MAは、少なくとも両側縁を封止するフランジ状シール部MA4があれば、1枚のシートを折り重ねて三方周縁をラミネート加工による熱融着によって封止した構造や、筒状シートの開口する二方をラミネート加工による熱融着によって封止した構造など、内容物収容部MA3の周囲を封止するものであれば、如何なる形状であっても構わない。
また、パウチ容器MAは、予め凹形状の内容物収容部MA3の形成されたシートを用い、このシートにおける凹形状の周囲を平坦なシートを用いてラミネート加工による熱融着によって封止する構造であっても構わない。
さらに、ラミネート加工による熱融着に換えて、バキュームや半バキュームによって封止する構造であっても構わない。
なお、パウチ容器MAの断面形状は、偏平であっても、円形であっても、多角形であっても、内容物を封入可能なものであれば、如何なる形状であっても構わない。
また、パウチ容器MAの平坦な部分には、内容物の成分や用途などに代表される各種の物品情報が記載され、また、模様をプリントするなどして美観を向上させることも可能である。
さらに、容器装着パネル100から取り外してテーブルなどに仮置きされた際、パウチ容器MAの平坦な部分によって安定した状態で設置可能となり、ユーザの使い勝手が向上する。
内容物収容部MA3は、収容部本体MA3aと、ノズル部分MA3bと、ノズル延在部分MA3cとから形成されている。
収容部本体MA3aは、内容物の大部分を収容している。
ノズル部分MA3bは、収容部本体MA3aから上方に延在させた部分であり、収容部本体MA3aよりも幅狭に形成されている。
さらに、ノズル延在部分MA3cは、ノズル部分MA3bからさらに上方に延在させた部分であり、ノズル部分MA3bよりも幅狭に形成されている。
フランジ状シール部MA4は、内容物収容部MA3に沿って連続して形成されたシール胴部分MA4aと、シールくびれ部分MA4bと、シール頭部分MA4cとから少なくとも構成されている。
シール胴部分MA4aは、収容部本体MA3aの左右両側縁と底側縁と上側縁とを封止している。
シールくびれ部分MA4bは、ノズル部分MA3bの左右両側縁を封止している部分であり、シール胴部分MA4aとシール頭部分MA4cとの間に、シール胴部分MA4aおよびシール頭部分MA4cよりも幅狭に形成されている。
シール頭部分MA4cは、ノズル延在部分MA3cの左右両側縁と上側縁とを封止している部分であり、シール胴部分MA4aよりも幅狭でシールくびれ部分MA4bよりも幅広に形成されている。
さらに、シールくびれ部分MA4bには、シールくびれ部分MA4bの切断を簡便にするVカット形状のノッチMA4nやミシン目が設けられている。
シールくびれ部分MA4bを切断すると、収容部本体MA3aから延在したノズル部分MA3bが切断される。
これにより、ノズル部分MA3bを切断して形成された開口部分が、収容部本体MA3aに封止されていた内容物の注出口となって、内容物収容部MA3の内部に封入された内容物を簡便に注ぎ出される。
また、付属品MBには、例えば、内容物が化粧料の場合、化粧用補材としてフェイスマスクのようなシート状パックが封入されている。
本発明の第1実施例である容器装着パネル100は、1枚のブランクシートからなり、図4の表面側から見た展開図および図5の組立動作図に示すように、上面パネル110と、この上面パネル110の左側縁110Lに連接して山折りする左側パネル120と、この左側パネル120の左側縁120Lに連接して上面パネル110に離間対面するまで山折りする下面パネル130と、上面パネル110の右側縁110Rに連接して左側パネル120に離間対面するまで山折りする右側パネル140と、下面パネル130の前端縁130F連接して山折りする前側パネル150と、下面パネル130の後端縁130B連接して前側パネル150に離間対面するまで山折りする後側パネル160とからなる。
さらに、右側パネル140の右側縁140Rには、下面パネル130に接面するまで山折りする貼付片142が連接されており、この貼付片142が下面パネル130に貼付される。
なお、本実施例の説明で用いる「山折り」とは、パネルの表面側が山になる折り方を意味している。
また、山折りする部分には、凹状をした折目線や罫線が設けられても良い。
さらに、上面パネル110と下面パネル130とが離間対置した構造であれば、上面パネル110と下面パネル130との2枚のブランクシートからなる構造、上面パネル110と下面パネル130との間に左右側パネルを設けない構成など、如何なる形状であっても構わない。
なお、本発明の容器装着パネル100における貼付片142と下面パネル130との具体的な貼付は、双方を両面テープもしくは接着剤で貼り合わせるか、双方に凹凸を付けて嵌合させるなどにより貼付接面した状態にするのが好ましい。
また、前側パネル150の前端縁150Fには、山折りするつまみ片152が連接されている。
なお、つまみ片152は、指でつまめる大きさの形状であれば、長方形、三角形、半円形など、如何なる形状であっても構わない。
上面パネル110には、容器挿通孔112と、フランジ案内用スリット114と、抱持爪116が形成されている。
容器挿通孔112は、上面パネル110を板厚方向に貫通した部分であり、パウチ容器MAを上下方向に挿通させる。
また、容器挿通孔112は、図4に示すように、3行2列の6つが設けられており、複数のパウチ容器MAを整列した状態で、それぞれ挿着される。
なお、容器挿通孔112の数量は、1つ以上であれば、如何なる数量であっても構わない。
フランジ案内用スリット114は、容器挿通孔112の左右両側縁のそれぞれに設けられて左右方向に延在したスリットである。
容器挿通孔112は、パウチ容器MAの内容物収容部MA3が挿通可能な前後左右幅を有している。
これにより、パウチ容器MAを装着した後には、パウチ容器MAに後側方向または前側方向への力が生じても容器挿通孔112がパウチ容器MAの内容物収容部MA3の前後方向への移動と左右方向への横ズレとを制止する。
フランジ案内用スリット114は、パウチ容器MAを装着する際にパウチ容器MAにおけるシール胴部分MA4a部の左右側縁のそれぞれを上下方向に案内する。
これにより、フランジ案内用スリット114は、パウチ容器MAのフランジ状シール部MA4を案内した後、パウチ容器MAにおけるフランジ状シール部MA4の左右両側縁を支持しており、後側方向または前側方向への移動と左右方向への横ズレとを制止する。
さらに、パウチ容器MAを容器装着パネル100に組み付けた際、パウチ容器MAのフランジ状シール部MA4を容器装着パネル100のフランジ案内用スリット114が支持する。
これにより、パウチ容器MAを支持する力がフランジ状シール部MA4からフランジ案内用スリット114にも分散され、パウチ容器MAの保持する点が増し、保持をより安定させている。
抱持爪116は、容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114より後方のパネル後方領域に位置する部分であり、上面パネル110の後方側に連接した部分を残して板厚方向に切込みを入れること、すなわち、一部を切り欠いて起立させることによって形成され、上側に山折りして起立させた起立舌片である。
抱持爪116は、左右両端のそれぞれから延在した後に先端部分を更に内向きに延在させて先端が向かい合う2つのL字型の内側にパウチ容器MAのシールくびれ部分MA4bを表シートMA1の側から抱き込むように抱持する形状を有している。
これにより、パウチ容器MAに後側斜め上方向または前側斜め下方向への力が生じても、抱持爪116が、シールくびれ部分MA4bよりも幅広のシール頭部分MA4cとシール胴部分MA4aとの間に移動が制限される。
さらに、パウチ容器MAの上部に左右方向への力が生じても、パウチ容器MAのシールくびれ部分MA4bを抱持している抱持爪116にパウチ容器MAのフランジ状シール部MA4が緩衝し、パウチ容器MAの左右方向への横ズレが確実に制止される。
下面パネル130は、容器制止片132を備えている。
容器制止片132は、上面パネル110に設けられた左右に隣接する3つの容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114の対向位置との間より前方のパネル前方領域に位置する部分であり、下面パネル130の前方側に連接した部分を残して板厚方向に切込みを入れること、すなわち、一部を切り欠くことによって形成され、上面パネル110に向かって上方に山折りして起立させた起立舌片である。
これにより、パウチ容器MAの底部に前側方向へ潜り込み移動する力が生じても、下面パネル130に起立して設けられた容器制止片132がフランジ状シール部MA4におけるシール胴部分MA4aの底側縁に緩衝し、パウチ容器MAの前方への移動を制止して、パウチ容器MAが上面パネル110と下面パネル130との間隙への潜り込むことを制止している。
なお、容器制止片132とパウチ容器MAとの緩衝は、1か所以上であって、パウチ容器MAが容器制止片132よりも前方に移動することを制止する形状であれば、長方形、三角形、半円形など、如何なる形状であっても構わない。
例えば、容器挿通孔112の数量が1つの場合、容器制止片132は、フランジ状シール部MA4におけるシール胴部分MA4aの底側縁の幅よりも狭い形状のものを容器挿通孔112に対向する位置に設けても、シール胴部分MA4aの底側縁を双方あるいは一方と緩衝する形状を用いる。
さらに、本発明の容器装着パネル100は、1枚のブランクシートを打ち抜き加工して上面パネル110と、左側パネル120と、下面パネル130と、右側パネル140と、前側パネル150と、後側パネル160を形成する際に、上面パネル110に設けられた容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114および抱持爪116と下面パネル130に設けられた容器制止片132を同時に打ち抜き加工することによって形成されている。
パウチ容器MAが、図6および図7の矢印で示すように、容器装着パネル100の後側斜め上方向から上面パネル110の容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114にパウチ容器MAの底部から挿入されて容器装着パネル100に装着される。
次に、本発明の第1実施例である容器装着パネル100へのパウチ容器MAの装着動作を、図7に示す符号X1−X1から見た端面図と符号X2−X2から見た端面図を用い、図8乃至図12に基づいて説明する。
パウチ容器MAが、図12に示すように容器装着パネル100に装着される際、図8Aおよび図8Bに示すように、パウチ容器MAの底部側に位置するフランジ状シール部MA4におけるシール胴部分MA4aの底側端を近接させる。
そして、パウチ容器MAの底部が容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114に達すると、パウチ容器MAは、図10に示す部分拡大図のようにシール胴部分MA4aの左右両側縁がフランジ案内用スリット114に案内されながらシール胴部分MA4aの底側端が下面パネル130に当接するまで挿入する。
その後、シール胴部分MA4aの底側端が下面パネル130に当接した後、更にパウチ容器MAを容器装着パネル100に挿入すると、図9Aおよび図9Bに示すように、シール胴部分MA4aの左右両側縁がフランジ案内用スリット114に案内されながらパウチ容器MAにおけるシール胴部分MA4aの底側端が下面パネル130の上表面に沿って前方に摺接移動(摺動)する。
そして、パウチ容器MAの上部側に位置するフランジ状シール部MA4におけるシール頭部分MA4cの上側端は、上面パネル110の抱持爪116に弧を描きながら移動して接近する。
その後、図11A、図11Bおよび図12に示すように、シール頭部分MA4cとシール胴部分MA4aとの間に位置するシールくびれ部分MA4bが上面パネル110の抱持爪116に抱持されるとともにシール胴部分MA4aの底側端が下面パネル130の容器制止片に当て止め制止される。
その結果、パウチ容器MAは、容器装着パネル100に立体保持された状態になる。
さらに、偏平形状を呈したパウチ容器MAが容器装着パネル100の奥行き方向に対して立体的に組み付けられている。
これにより、容器装着パネル100への組み付けた際にパウチ容器MAの奥行きが鮮明になる。
そして、パウチ容器MAの立体感が増すこととなりパウチ容器MAの見栄えを一層増している。
なお、パウチ容器MAのシールくびれ部分MA4bを上面パネル110の抱持爪116に抱持する際、パウチ容器MAのシールくびれ部分MA4bが、上面パネル110の抱持爪116に下方向への直線移動によって抱持させても良い。
これにより、パウチ容器MAは、内容物収容部MA3を容器挿通孔112、内容物収容部MA3の右両側縁に位置するフランジ状シール部MA4を上面パネル110のフランジ案内用スリット114、パウチ容器MAの上部を上面パネル110の抱持爪116、パウチ容器MAの底部を下面パネル130の容器制止片132がそれぞれ支持するとともに、前後方向への移動を容器挿通孔112、左右方向への横移動を容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114、後側斜め上方向への抜け出し移動を抱持爪116、前側斜め下方向への潜り込み移動を容器制止片132のそれぞれが分担して3方向への移動を制止する。
さらに、フランジ案内用スリット114のパウチ容器MAを保持する位置が、パウチ容器MAにおけるフランジ案内用スリット114への案内方向の略中央部分となるパウチ容器MAの重心位置になるように、容器装着パネル100の上面パネル110および下面パネル130の間隔と抱持爪116の高さとを設定すれば、容器装着パネル100に組み付けられたパウチ容器MAの保持の安定性をさらに増すことができる。
このようにして得られた本発明の第1実施例である容器装着パネル100は、内容物を封入する内容物収容部MA3とこの内容物収容部MA3の少なくとも両側縁を封止するフランジ状シール部MA4とを備えたパウチ容器MAを挿着する上面パネル110とこの上面パネル110に離間対置してパウチ容器MAの底部を支持する下面パネル130とを組み合わせ、上面パネル110が、パウチ容器MAの内容物収容部MA3を挿通する容器挿通孔112と、この容器挿通孔112の左右に設けてパウチ容器MAのフランジ状シール部MA4を挿通方向に案内するフランジ案内用スリット114と、容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114より後方のパネル後方領域の一部を切り欠いて起立させた状態でパウチ容器MAの上部を着脱自在に抱持する抱持爪116とを有し、下面パネル130が、容器挿通孔112およびフランジ案内用スリット114の対向位置より前方のパネル前方領域の一部を切り欠いて起立させた状態で挿し込んだパウチ容器MAの底部に当て止め制止する容器制止片132を有していることにより、パウチ容器MAを容器挿通孔112の上下方向に挿通して立体的に装着保持することができるばかりでなく、パウチ容器MAを適切な装着位置に導くことができるとともに、輸送時のガタツキや陳列時の取り扱いなどに起因するパウチ容器MAの容器装着パネル100からの移動による変形や破損を制止して、パウチ容器MAを容器装着パネル100への組み付け当時の見栄えの良い状態を安定して保持することができる。
また、抱持爪116が、パウチ容器MAの内容物収容部MA3のフランジ状シール部MA4のシール胴部分MA4aとこのシール胴部分MA4aの上側に位置するシール頭部分MA4cとの間に設けられてシール胴部分MA4aおよびシール頭部分MA4cよりも幅狭のシールくびれ部分MA4bを抱持していることにより、パウチ容器MAの後側斜め上方向への抜け出し移動や前側斜め下方向への潜り込み移動を制止してパウチ容器MAの位置を安定して保持するとともに、パウチ容器MAの左右方向への横ズレを確実に抑止することができるなど、その効果は甚大である。
続いて、本発明の第2実施例である容器装着パネル200について、図13および図14に基づいて説明する。
ここで、図13は、本発明の第2実施例である容器装着パネルの表面側から見た展開図であり、図14は、本発明の第2実施例である容器装着パネルに2連パウチ容器を装着終了した状態を示す部分拡大図である。
第2実施例の容器装着パネル200は、容器挿通孔212と、フランジ案内用スリット214と、抱持爪216と、容器制止片232とのそれぞれを、2つのパウチ容器MAにおけるフランジ状シール部MA4の少なくとも一方の側縁を一体に連結させた2連のパウチ容器MCを装着保持可能にする構造に変更したものである。
すなわち、容器挿通孔212の左右両側縁に設けられたフランジ案内用スリット214の離隔幅をパウチ容器MCの2つのシール胴部分MA4aの横幅に合わせ、抱持爪216にパウチ容器MCの2つのシールくびれ部分MA4bのそれぞれを抱持する2対の抱持爪216を設け、容器制止片232を2連のパウチ容器MCにおける底部分に合わせた構造としたものであって、その他のパネル構造については、本発明の第1実施例の容器装着パネル100と全く同一であるため、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとし、詳しい説明を省略する。
これにより、2つのパウチ容器MA、例えば、併用する内容物を一連一体にして装着している。
ここで、2連のパウチ容器MCを用いた場合、2つの内容物収容部MA3のそれぞれに封止される内容物としては、酵素洗顔料と美容液、シャンプーとコンディショナー、コーヒーとコーヒーミルクなどの一連で使用するものを簡単に組み合わせ可能となる。
なお、第2実施例では、2つのパウチ容器MAの一方の側縁を一体に連結させた2連のパウチ容器MCに対応する容器装着パネル200について説明したが、2連以上の複数のパウチ容器MAの側縁を一体に連結させた多連のパウチ容器MCであっても構わない。
さらに、多連のパウチ容器MCは、各の内容物収容部MA3の間にスリットや切込みなどを入れ、1つのパウチ容器MAに分離できるものであっても構わない。
このようにして得られた本発明の第2実施例である容器装着パネル200は、パウチ容器MCが、内容物収容部MA3を左右一対かつ一連一体に備えていることにより、パウチ容器MAを使用する際の選別が不要となり、ユーザの利便性を増すなど、その効果は甚大である。
100 、200 ・・・ 容器装着パネル
110 、210 ・・・ 上面パネル
112 、212 ・・・ 容器挿通孔
114 、214 ・・・ フランジ案内用スリット
116 、216 ・・・ 抱持爪
120 、220 ・・・ 左側パネル
130 、230 ・・・ 下面パネル
132 、232 ・・・ 容器制止片
140 、240 ・・・ 右側パネル
142 、242 ・・・ 貼付片
150 、250 ・・・ 前側パネル
152 、252 ・・・ つまみ片
160 、260 ・・・ 後側パネル
MA ・・・ パウチ容器
MA1 ・・・ 表シート
MA2 ・・・ 裏シート
MA3 ・・・ 内容物収容部
MA3a ・・・ 収容部本体
MA3b ・・・ ノズル部分
MA3c ・・・ ノズル延在部分
MA4 ・・・ フランジ状シール部(シール部)
MA4a ・・・ 容器胴部
MA4b ・・・ シールくびれ部分
MA4c ・・・ シール頭部分
MA4n ・・・ ノッチ(Vカット)
MB ・・・ 付属品(補材)
MC ・・・ 多連のパウチ容器(2連のパウチ容器)
S ・・・ 詰合せセット
S10 ・・・ 包装箱
S20 ・・・ 底敷きパネル

Claims (12)

  1. 内容物を封入する内容物収容部と該内容物収容部を封止するシール部とを備えたパウチ容器を挿着する上面パネルと該上面パネルに離間対置してパウチ容器の底部を支持する下面パネルとを組み合わせた容器装着パネルであって、
    前記上面パネルが、前記パウチ容器の内容物収容部を挿通する容器挿通孔と、前記容器挿通孔より後方のパネル後方領域の一部を切り欠いて起立させた状態でパウチ容器の上部を着脱自在に抱持する抱持爪とを有し、
    前記下面パネルが、前記容器挿通孔より前方のパネル前方領域の一部を切り欠いて起立させた状態で挿し込んだパウチ容器の底部に当て止め制止する容器制止片を有していることを特徴とする容器装着パネル。
  2. 前記パウチ容器のシール部が、前記内容物収容部の少なくとも側縁の一部を封止するフランジ状シール部を有しており、
    前記容器挿通孔が、前記フランジ状シール部を挿通方向に案内するフランジ案内用スリットを設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器装着パネル。
  3. 前記パウチ容器のフランジ状シール部が、前記内容物収容部の少なくとも両側縁を封止しており、
    前記フランジ案内用スリットが、前記容器挿通孔の左右に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容器装着パネル。
  4. 前記パウチ容器のフランジ状シール部が、前記パウチ容器の内容物収容部に沿って形成されたシール胴部分と該シール胴部分の上側へ連続して形成されたシール頭部分と前記シール胴部分とシール頭部分との間に形成されて前記シール胴部分およびシール頭部分よりも幅狭のシールくびれ部分とで少なくとも構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の容器装着パネル。
  5. 前記上面パネルが、前記パウチ容器を複数整列してそれぞれ挿着する複数の容器挿通孔を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  6. 前記上面パネルと下面パネルが、1枚のブランクシートで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  7. 前記容器装着パネルが、板紙を素材としていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  8. 前記パウチ容器が、前記内容物収容部の周囲をラミネート加工によって封止する2枚のシートからなることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  9. 前記パウチ容器が、短冊状の偏平形状を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  10. 前記パウチ容器が、前記内容物収容部を左右一対かつ一連一体に備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  11. 前記パウチ容器に封入する内容物が、スキンケア化粧料、メイクアップ化粧料、ヘアケア化粧料、ボディー用洗浄料、酵素洗顔料、フレグランスの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の容器装着パネル。
  12. 前記パウチ容器を装着する請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の容器装着パネルと、前記パウチ容器の内容物と併用する付属品と、前記容器装着パネルと付属品とを収容する包装箱とで構成されていることを特徴とする詰合せセット。
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