JP2020101210A - シート貼付装置及びシート貼付方法 - Google Patents

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信吾 石原
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Abstract

【課題】リング形状部品のテーパ状の内周面にシートを効率良く貼り付けることができるシート貼付装置及びシート貼付方法を提供する。【解決手段】シート貼付装置1は、円錐台状に形成される台座6と、リング形状部品2及びシート5を保持する保持器7と、保持器7を台座6の小径側から大径側に押し込む圧入部8とを備え、保持器7は、リング状に形成される基部11と、基部11に径方向内方に出没可能に設けられリング形状部品2及びシート5をその軸方向両側から挟んで支持する爪部12と、基部11に設けられ爪部12を径方向内方に向けて付勢する径方向バネ13とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、リング形状部品のテーパ状の内周面にシートを貼り付けるシート貼付装置及びシート貼付方法に関する。
シンクロナイザリングの内周面はテーパ状に形成されている。また、シンクロナイザリングの内周面には、摩擦シートが全面に亘って貼り付けられている。
特開2002−235772号公報 特開2002−155356号公報 特開昭60−130429号公報 特開2014−151006号公報
ところで、シンクロナイザリングの内周面に摩擦シートを貼り付けて前述の状態にする場合、前記内周面に内周面よりも大きめの摩擦シートを貼り付ける貼付工程を行ったのち、前記内周面からはみ出した余分な摩擦シートを切り取る切取工程を行うことが考えられる。これは、内周面よりも大きめの摩擦シートを用いることで、内周面に対する摩擦シートの位置が多少ずれても内周面の全面に貼り付けることが可能だからである。
しかし、前述の切取工程は煩雑であり、切取工程を省略できれば作業効率は格段に向上する。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、シンクロナイザリング等のリング形状部品のテーパ状の内周面に摩擦シート等のシートを効率良く貼り付けることができるシート貼付装置及びシート貼付方法を提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
円錐台状又は円錐状に形成される台座と、
リング形状部品を保持すると共に、シートを前記リング形状部品の内周面に沿う位置に保持する保持器と、
前記保持器を前記台座の小径側から大径側に押し込む圧入部とを備え、
前記保持器は、
リング状に形成される基部と、
前記基部に径方向内方に出没可能に設けられ、前記リング形状部品及び前記シートをその軸方向両側から挟んで支持する爪部と、
前記基部に設けられ前記爪部を径方向内方に付勢する径方向バネと
を備えたことを特徴とするシート貼付装置が提供される。
好ましくは、前記爪部は、前記リング形状部品の一端面に当接される第1当接面を有する第1爪部と、前記リング形状部品の他端面に当接される第2当接面を有する第2爪部とを備え、前記第1当接面と前記第2当接面は平行に配置され、前記台座に当接する前記第1爪部の先端は、前記第1当接面の延長線上に形成され、前記台座に当接する前記第2爪部の先端は、前記第2当接面の延長線上に形成される。
好ましくは、前記第1爪部及び前記第2爪部の先端は、前記リング形状部品の内周に沿う弧状に形成される。
好ましくは、前記第1爪部と前記第2爪部は別体に形成され、前記基部は、前記リング形状部品の一端側と他端側とに分割可能に形成され、前記基部を分割したとき前記リング形状部品の一端側に位置される第1基部には、前記第1爪部が設けられ、前記基部を分割したとき前記リング形状部品の他端側に位置される第2基部には、前記第2爪部が設けられる。
好ましくは、前記第1爪部及び第2爪部のいずれか一方は、前記リング形状部品の軸方向に微動可能に設けられ、前記基部には、前記一方を他方に向けて付勢する軸方向バネが設けられる。
好ましくは、前記基部には、前記リング形状部品の外周面に当接するリング支持部が形成される。
また、本開示の他の態様によれば、
前記シート貼付装置を用いて前記リング形状部品に前記シートを貼り付けるシート貼付方法であって、
前記保持器に前記リング形状部品及び前記シートをセットする第1工程と、
前記台座の周囲に前記保持器を前記台座の小径側から嵌合させる第2工程と、
前記圧入部により前記保持器を前記台座の大径側に押圧する第3工程と、
とを備えたことを特徴とするシート貼付方法が提供される。
上記の態様によれば、リング形状部品のテーパ状の内周面にシートを効率良く貼り付けることができる。
本開示の一実施の形態に係るシート貼付装置の正面断面図である。 図1の要部拡大図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 シンクロナイザリングを保持する保持器の斜視断面図である。 保持器にシンクロナイザリング及び摩擦シートを保持させる状態の説明図である。 台座及び圧入治具に保持器をセットする状態の説明図である。 圧入治具で保持器を下方の台座に向けて押し込む状態の説明図である。 シンクロナイザリングと摩擦シートが圧着される状態の説明図である。 他の実施の形態を示すシート貼付装置の要部拡大図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右上下の各方向は、説明の便宜を図るためのものである。各部品における方向は、図1に示す姿勢を基準とする。実施の形態における各方向は、各部品の相対的な位置関係を表す。
図1は、本開示の実施形態に係るシート貼付装置1の正面断面図である。シート貼付装置1は、リング形状部品2のテーパ状の内周面3にシート5を貼り付けるための装置である。
図1、図2及び図4に示すように、リング形状部品2は、シンクロナイザリングで構成され、リング状に形成される。リング形状部品2は、テーパ状に形成される内周面3と、段状に形成される外周面4とを備える。外周面4の上端側(一端側)には、小径部4aが形成される。外周面の下端側(他端側)には、大径部4bが形成される。大径部4bは、スプライン部を構成する。内周面3は、上端側から下端側に向かうにつれて内径が大きくなるように形成される。
なお、リング形状部品2は、シンクロナイザリングに限るものではない。リング形状部品は、リング状に形成され、内周面がテーパ状に形成された他の部品で構成されてもよい。
シート5は、熱可塑性樹脂を染み込ませたガラス繊維(図示せず)に、摩擦係数が高いカーボン繊維(図示せず)を重ね合わせた摩擦シートで構成される。熱可塑性樹脂は、常温では粘着性がほとんどなく、加熱されることで粘着性が高まる性質を有する。すなわち、シート5のガラス繊維は、加熱されながら金属部品等に圧着されることでその金属部品等に接着される性質を有する。また、シート5は、リング形状部品2のテーパ状の内周面3を展開した帯形状に形成される。なお、シート5は、摩擦シートに限られない。シート5は、リング形状部品2に圧着可能な他の材料で構成されてもよい。
シート貼付装置1は、テーパ状に形成されリング形状部品2内に挿入される台座6と、リング形状部品2及びシート5を保持する保持器7と、保持器7を台座6に押し込む圧入部8とを備える。
台座6は、鋼鉄等の金属にて構成され、円錐台状に形成される。台座6は、小径側の端面を上方に向けて配置される。台座6の上端の外径は、リング形状部品2の内径より小さく形成される。台座6の下端の外径は、リング形状部品2の内径より大きく形成される。また、台座6には、圧入部8をガイドするためのガイド穴6aが形成される。ガイド穴6aは、台座6の上端面の中心から下方(軸方向)に延びて形成される。また、台座6は、図示しない熱源からの伝熱により加熱される。
なお、台座6は、円錐状に形成されてもよい。
圧入部8は、図示しない駆動装置によって昇降されるプレス部9と、台座6上に配置されプレス部9によって下方に押し込まれる圧入治具10とを備える。
圧入治具10は、円盤状に形成される天板部10aと、天板部10aの外周部から下方に延びて形成され保持器7の上端面に当接される当接部10bと、天板部10aの中心部から下方に延びて形成されガイド穴6aに嵌合されるガイドロッド部10cとを備える。
天板部10a、当接部10b及びガイドロッド部10cは、鋼鉄等の金属で一体に形成される。当接部10bは、筒状に形成される。当接部10bの内径は、台座6の上端の外径より大きく形成される。
プレス部9は、円盤状に形成され天板部10aの上面に当接される当接板部9aと、当接板部9aに一体に設けられ当接板部9aを下方に押圧する押圧ロッド部9bとを備える。当接板部9a及び押圧ロッド部9bは、鋼鉄等の金属で一体に形成される。押圧ロッド部9bは、図示しない油圧装置等によって下方に押圧される。また、押圧ロッド部9bは、図示しない熱源からの伝熱により加熱される。
図2、図3及び図4に示すように、保持器7は、リング状に形成される基部11と、基部11に径方向内方に出没自在に設けられる爪部12と、基部11に設けられ爪部12を径方向内方に付勢する径方向バネ13とを備える。
基部11は金属で構成される。基部11は、リング形状部品2の上側(一端側)に配置される第1基部14と、第1基部14に着脱可能に設けられリング形状部品2の下側(他端側)に配置される第2基部15とを備える。すなわち、基部11は、リング形状部品2を境としてその上側と下側とに分割可能に形成される。第1基部14及び第2基部15は、ボルト16にて着脱可能に締結される。図中の符号32はボルト16を挿通させる挿通孔であり、符号33はボルト16と螺合されるナット孔である。なお、第1基部14と第2基部15を着脱可能に設ける手段はボルト16に限られない。第1基部14と第2基部15は、ボルト16以外の固定部材(図示せず)で着脱可能に固定されてもよい。固定部材は、例えば第1基部14及び第2基部15を上下から挟んで固定するクリップ等で構成されてもよい。
第1基部14には、後述する第1爪部25を径方向内方に突出可能に収容する第1収容部17が形成される。第1収容部17は、第1基部14の内周面に周方向に延びて形成される溝で構成される。第1収容部17は、第1基部14の上下方向(軸方向)の中央部に全周に亘って環状に形成される。また、第1基部14の外周面と第1収容部17との間には、第1ボルト18aを挿通させる第1ボルト挿通孔19が周方向に間隔を隔てて複数(本実施形態では4つ)形成される。
同様に、第2基部15には、後述する第2爪部26を径方向内方に突出可能に収容する第2収容部20が形成される。第2収容部20は、第2基部15の内周面に周方向に延びて形成される溝で構成される。第2収容部20は、第2基部15の上下方向の中央部に全周に亘って環状に形成される。また、第2基部15の外周面と第2収容部20との間には、第2ボルト18bを挿通させる第2ボルト挿通孔21が周方向に間隔を隔てて複数(本実施形態では4つ)形成される。
また、基部11には、リング形状部品2の外周面に当接するリング支持部22が形成される。リング支持部22は、第1基部14に形成される第1リング支持部23と、第2基部15に形成される第2リング支持部24とを備える。
第1リング支持部23は、第1基部14の下側(第2基部15側)に形成される。第1リング支持部23は、第1収容部17より下方の第1基部14の内径を、リング形状部品2の小径部4aの外径と同じに設定することで構成される。これにより、第1リング支持部23は、小径部4aの外周面に全周に亘って当接される。
第2リング支持部24は、第2基部15の上側(第1基部14側)に形成される。第2リング支持部24は、第2収容部20より上方の第2基部15の内径を、リング形状部品2の大径部4bの外径と同じに設定することで構成される。これにより、第2リング支持部24は、大径部4bの外周面に全周に亘って当接される。
なお、第1リング支持部23は、小径部4aの外周面に部分的に当接されてもよい。また、第2リング支持部24は、大径部4bの外周面に部分的に当接されてもよい。この場合、第1リング支持部23及び第2リング支持部24の少なくとも一方は、リング形状部品2の径方向の移動を規制するようにリング形状部品2の外周面4に3点以上の複数の点で当接されるとよい。
爪部12は、リング形状部品2を上下方向(リング形状部品2の軸方向)の両側から挟んで保持すると共に、シート5をリング形状部品2の内周面3に沿う位置に保持する。爪部12は、第1基部14に設けられリング形状部品2の上端面(一端面)に当接される第1爪部25と、第2基部15に設けられリング形状部品2の下端面(他端面)に当接される第2爪部26とを備える。
第1爪部25及び第2爪部26は、概ね断面矩形に形成されたリングを周方向に4等分した形状、すなわち、上面視円弧状に形成される。
第1爪部25は、周方向に複数(本実施の形態では4つ)配列した状態で第1収容部17に収容される。また、第1爪部25の内周面(先端面)25aは、上側(リング形状部品2とは反対側)を後退させるように傾斜される。これにより、第1爪部25の先端面25aの下端の稜線が第1爪部25の先端となって台座6の外周面6bに当接される。第1爪部25の先端は、リング形状部品2の上端内周に沿う弧状に形成される。また、第1爪部25の下面25bは、リング形状部品2に当接される第1当接面を構成する。第1爪部25の下面25bは、平面状に形成される。第1爪部25の先端は、下面25bの延長線上に形成される。
また、それぞれの第1爪部25の外周部には、第1ボルト18aが螺合して設けられる。第1ボルト18aは、第1ボルト挿通孔19に径方向外方から挿通されて第1収容部17内に進入されている。また、第1収容部17内には、径方向バネ13を構成する第1径方向バネ27が各第1爪部25毎に設けられる。第1径方向バネ27は、コイルバネで構成され、第1ボルト18aの外周に配設される。第1径方向バネ27は、第1爪部25の外周面と第1収容部17の溝底との間に径方向に縮退可能且つ圧縮された状態で介在される。
第2爪部26も、周方向に複数(本実施の形態では4つ)配列した状態で第2収容部20に収容される。また、第2爪部26は、第2収容部20より軸方向の寸法を小さく形成され、第2収容部20内で軸方向に微動可能に構成される。また、第2爪部26の内周面(先端面)26aは、下側(リング形状部品2とは反対側)を後退させるように傾斜される。この傾斜の角度は、水平面に対する台座6の外周面の角度より大きく設定される。これにより、第2爪部26の先端面26aの上端の稜線が第2爪部26の先端となって台座6の外周面6bに当接される。第2爪部26の先端は、リング形状部品2の下端内周に沿う弧状に形成される。また、第2爪部26の上面26bは、リング形状部品2に当接される第2当接面を構成する。第2爪部26の上面26bは、平面状に形成される。第2爪部26の先端は、上面26bの延長線上に形成される。また、第1基部14と第2基部15がボルト16で固定されたとき、第1爪部25の下面25bと第2爪部26の上面26bは、平行となる。
また、それぞれの第2爪部26の外周部には、第2ボルト18bが螺合して設けられる。第2ボルト18bは、第2ボルト挿通孔21に径方向外方から挿通されて第2収容部20内に進入されている。また、第2収容部20内には、径方向バネ13を構成する第2径方向バネ28が各第2爪部26毎に設けられる。第2径方向バネ28は、第2爪部26の外周面と第2収容部20の溝底との間に径方向に縮退可能且つ圧縮された状態で介在される。
また、第2基部15には、第2爪部26を上方に向けて付勢する軸方向バネ29が設けられる。軸方向バネ29は、コイルバネで構成される。軸方向バネ29は、第2収容部20の下端を区画する第2基部15に下方に延びて形成されたバネ収容穴30に収容される。また、軸方向バネ29と第2爪部26との間には、摩擦を緩和するためのボール31が介在される。なお、軸方向バネ29、バネ収容穴30及びボール31は、第1基部14に配設されてもよい。この場合、軸方向バネ29は、第1爪部25を下方に向けて付勢するとよい。
つぎに、本実施の形態に係るシート貼付装置1を用いたシート貼付方法及びその作用について説明する。
リング形状部品2にシート5を貼り付ける場合、まず保持器7にリング形状部品2及びシート5をセットする。
図5に示すように、保持器7にリング形状部品2及びシート5をセットする場合、第1基部14を上下逆の姿勢で作業台等の上に載置し、第1基部14内にリング形状部品2を上下逆の姿勢で挿入する。これにより、リング形状部品2は第1爪部25上に載置され、小径部4aは第1リング支持部23に当接されて径方向の移動を規制される。この後、リング形状部品2の内周面3にシート5を重ね合わせて配置する。このとき、ガラス繊維がリング形状部品2に当接するようにシート5を配置する。常温のガラス繊維はほとんど粘性がない。このため、シート5はリング形状部品2に当接しただけではリング形状部品2に接着されない。このため、この段階でシート5の位置合わせを正確に行う必要はない。
しかるのち、第1基部14上に第2基部15を上下逆の姿勢で同軸状に配置し、第2基部15と第1基部14をボルト16で締結する。これにより、リング形状部品2及びシート5が第1爪部25と第2爪部26との間に挟まれて保持される。またこのとき、第2爪部26は、第2基部15に対して軸方向に微動可能に設けられ、軸方向バネ29によって第1爪部25側に付勢されている。このため、リング形状部品2及びシート5は、軸方向バネ29の付勢力で保持されることとなり、略一定の力で保持される。
リング形状部品2とシート5は同幅に形成されるが、第1爪部25と第2爪部26がリング形状部品2を挟んだと同時にシート5をリング形状部品2にはみ出さないよう軸方向に位置決めできる。このため、従来行っていた切取工程(リング形状部品2の内周面3からはみ出たシート5を切り取る工程)を省略することができ、作業効率が格段に向上する。そして、切取工程が不要になったことで、予め必要な形状・サイズに成形したシートを用いれば、歩留まり性が良くなる。
この後、図6に示すように、保持器7を上下反転させて第1基部14が第2基部15の上になる姿勢とし、台座6の周囲に保持器7を上方から嵌合させる。そして、台座6及び保持器7上に圧入治具10をセットする。このとき、圧入治具10のガイドロッド部10cはガイド穴6aに挿入される。これにより、圧入治具10は台座6に対して同軸にセットされる。
この後、図7及び図8に示すように、プレス部9で圧入治具10を下方に押圧する。これにより、保持器7は下方に押圧されて下方に移動される。このとき、第1爪部25及び第2爪部26は径方向バネ13の付勢力に抗して径方向外方に押し込まれ、台座6がシート5をリング形状部品2に圧着する。またこのとき、シート5は台座6の外周面6b上を摺動する。しかし、シート5は、第1爪部25の先端に上縁を支持され、第2爪部26の先端に下縁を支持されている。すなわち、保持器7が下方に押し込まれているとき、シート5は上下両側を第1爪部25と第2爪部26に支持されている。また、リング形状部品2は、第1爪部25と第2爪部26の間に挟まれて支持されている。このため、シート5がリング形状部品2に対して上下方向にずれ動くことはない。
次に、リング形状部品2はプレス部9からの熱で加熱され、シート5は台座6からの熱で加熱される。これにより、シート5のガラス繊維中の熱可塑性樹脂の粘着性が高まる。ガラス繊維はリング形状部品2に圧接されている。このため、シート5はリング形状部品2に貼り付けられる。
この後、プレス部9を上昇させ、台座6から保持器7を取り外す。そして、保持器7を再び上下逆の姿勢で作業台等の上に載置し、ボルト16を取り外し、第1基部14から第2基部15を取り外す。この後、第2基部15からリング形状部品2を取り外す。
このように、シート貼付装置1は、円錐台状の台座6と、リング形状部品2及びシート5を保持する保持器7と、保持器7を台座6の小径側から大径側に押し込む圧入部8とを備え、保持器7は、基部11と、リング形状部品2及びシート5をその軸方向両側から挟んで支持する爪部12と、爪部12を径方向内方に向けて付勢する径方向バネ13とを備える。このため、リング形状部品2及びシート5を同じ相対位置に保持しつつ、台座6によりシート5をリング形状部品2の内周面3に圧着させることができる。そして、リング形状部品2のテーパ状の内周面3にシート5を効率良く貼り付けることができる。
また、第1爪部25の下面25bと第2爪部26の上面26bは平行に配置され、第1爪部25の先端は下面25bの延長線上に形成され、第2爪部26の先端は上面26bの延長線上に形成される。このため、第1爪部25及び第2爪部26の先端がシート5近傍まで後退させられた場合であっても、シート5をリング形状部品2に沿わせた位置に保持できる。
また、第1爪部25及び第2爪部26の先端は、リング形状部品2の内周に沿う弧状に形成される。このため、第1爪部25及び第2爪部26の先端がシート5近傍まで後退させられた場合であっても、第1爪部25及び第2爪部26を概ねシート5の周方向所定長さに亘って当接させることができ、シート5を安定して保持できる。
また、第1爪部25と第2爪部26は別体に形成され、第1基部14には、第1爪部25が設けられ、第2基部15には、第2爪部26が設けられる。このため、第1爪部25と第2爪部26を独立して台座6の外周面6bに沿わせることができ、第1爪部25及び第2爪部26の先端を安定して台座6の外周面6bに当接させることができる。
また、第2爪部26は、第2基部15にリング形状部品2の軸方向に微動可能に設けられ、第2基部15には、第2爪部26を第1爪部25に向けて付勢する軸方向バネ29が設けられる。このため、リング形状部品2及びシート5を一定の付勢力で安定して軸方向に保持できる。
また、基部11には、リング形状部品2の外周面に当接するリング支持部22が形成される。このため、リング形状部品2を径方向外方から支持しつつリング形状部品2にシート5を圧着させることができ、より強い力でリング形状部品2にシート5を圧着させることができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)第1基部14及び第2基部15は別体に形成されるものとしたが、一体に形成されてもよい。この場合、第2爪部26は、リング形状部品2の径方向外方まで後退可能に形成されるとよい。これにより、保持器7にリング形状部品2をセットする場合、第2爪部26の傾斜された先端面26aにリング形状部品2を軸方向に押し付けることで第2爪部26を径方向外方に後退させ、第1爪部25と第2爪部26との間にリング形状部品2をセットすることができる。
(2)第1爪部25及び第2爪部26は円弧状に形成されるものとしたが、これに限られない。例えば、第1爪部25及び第2爪部26は、径方向に延びるロッド状に形成されてもよい。
(3)図9に示すように、第1爪部25及び第2爪部26は一体に形成されてもよい。この場合、第1爪部25及び第2爪部26は、リング形状部品2の径方向外方まで後退可能に形成されるとよい。
(4)台座6及びプレス部9は、加熱されているものとしたが、これに限られない。台座6及びプレス部9は、リング形状部品2にシート5を圧着させるとき、シート5の熱可塑性樹脂の粘着性が高まる温度になっていればよい。また、台座6及びプレス部9は、いずれか一方のみが前記温度になっていてもよい。
前述の各実施形態の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 シート貼付装置
2 リング形状部品
3 内周面
4 外周面
4a 小径部
4b 大径部
5 シート
6 台座
6a ガイド穴
6b 外周面
7 保持器
8 圧入部
9 プレス部
9a 当接板部
9b 押圧ロッド部
10 圧入治具
10a 天板部
10b 当接部
10c ガイドロッド部
11 基部
12 爪部
13 径方向バネ
14 第1基部
15 第2基部
16 ボルト
17 第1収容部
18a 第1ボルト
18b 第2ボルト
19 第1ボルト挿通孔
20 第2収容部
21 第2ボルト挿通孔
22 リング支持部
23 第1リング支持部
24 第2リング支持部
25 第1爪部
25a 先端面
25b 下面
26 第2爪部
26a 先端面
26b 上面
27 第1径方向バネ
28 第2径方向バネ
29 軸方向バネ
30 バネ収容穴
31 ボール
32 貫通孔
33 ナット孔

Claims (7)

  1. 円錐台状又は円錐状に形成される台座と、
    リング形状部品を保持すると共に、シートを前記リング形状部品の内周面に沿う位置に保持する保持器と、
    前記保持器を前記台座の小径側から大径側に押し込む圧入部とを備え、
    前記保持器は、
    リング状に形成される基部と、
    前記基部に径方向内方に出没可能に設けられ、前記リング形状部品及び前記シートをその軸方向両側から挟んで支持する爪部と、
    前記基部に設けられ前記爪部を径方向内方に付勢する径方向バネと
    を備えたことを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記爪部は、
    前記リング形状部品の一端面に当接される第1当接面を有する第1爪部と、
    前記リング形状部品の他端面に当接される第2当接面を有する第2爪部と
    を備え、
    前記第1当接面と前記第2当接面は平行に配置され、
    前記台座に当接する前記第1爪部の先端は、前記第1当接面の延長線上に形成され、
    前記台座に当接する前記第2爪部の先端は、前記第2当接面の延長線上に形成される
    請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記第1爪部及び前記第2爪部の先端は、前記リング形状部品の内周に沿う弧状に形成された
    請求項2に記載のシート貼付装置。
  4. 前記第1爪部と前記第2爪部は別体に形成され、
    前記基部は、前記リング形状部品の一端側と他端側とに分割可能に形成され、
    前記基部を分割したとき前記リング形状部品の一端側に位置される第1基部には、前記第1爪部が設けられ、
    前記基部を分割したとき前記リング形状部品の他端側に位置される第2基部には、前記第2爪部が設けられる
    請求項2又は3に記載のシート貼付装置。
  5. 前記第1爪部及び第2爪部のいずれか一方は、前記リング形状部品の軸方向に微動可能に設けられ、
    前記基部には、前記一方を他方に向けて付勢する軸方向バネが設けられた
    請求項4に記載のシート貼付装置。
  6. 前記基部には、前記リング形状部品の外周面に当接するリング支持部が形成された
    請求項1から5のいずれか一項に記載のシート貼付装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のシート貼付装置を用いて前記リング形状部品に前記シートを貼り付けるシート貼付方法であって、
    前記保持器に前記リング形状部品及び前記シートをセットする第1工程と、
    前記台座の周囲に前記保持器を前記台座の小径側から嵌合させる第2工程と、
    前記圧入部により前記保持器を前記台座の大径側に押圧する第3工程と、
    とを備えたことを特徴とするシート貼付方法。
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