JP2020100428A - ボトルクランパー及びホイール装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、この特許文献1には、フィンガー(グリップアーム)のボトル挟持面を平面視直線状で且つ略V字形状にして、口部や胴部の径が異なる容器を挟持することが開示されている。
一方、左右一対のフィンガーで胴部だけを挟持する場合には、挟持箇所が上下方向の一箇所且つ水平面で挟持することになるので、不安定な挟持になるという問題があった。
上下に設けた一方のグリップアームと他方のグリップアームとでボトル胴部を挟持するので、従来技術に比較して少ない数のグリップアームで且つ簡易な構成でボトルを挟持することができる。
一方のグリップアームと他方のグリップアームとは、上下方向において段違にしてあるから、ボトルを安定に挟持できると共にボトルクランパーを左右に隣り合わせに設けた場合でも一方のグリップアームと他方のグリップアームとが開いたときに干渉するのを防止できる。
特に、周方向に隣り合わせ設けたボトルクランパーにおいて、隣り合う一方のグリップアームと他方のグリップアームとが互いに干渉しないので、設置スペースを密にして配置できる。
本実施の形態は、図6(a)に示すように飲料を充填したボトル2に、図6(b)に示すようにシュリンクラベル3を仮装着する工程であって、図7に示すように、貫通コンベア5と、ラベラー本機7と、入口ホイール9と、出口ホイール(ホイール装置)11とを備えている。
ラベラー本機7でシュリンクラベル3が装着されたボトル2は、受取位置Vで出口ホイール11(ホイール装置)に受け渡された後、排出位置Wで出口ホイール(ホイール装置)11から貫通コンベア5に載せて受け渡される。貫通コンベア5ではその下流に設けたプレヒータ(図示せず)で熱を与え、シュリンクラベル3をボトル2に密着させる。
図1及び図2に示すように、各ボトルクランパー13は、上下に間隔をあけて設けた一方のグリップアーム15a、15bと、他方のグリップアーム17と、一方のアーム保持部19aと、他方のアーム保持部19bと、ベース18とを備えている。
一方のグリップアーム15aは、一方のアーム保持部19aに固定する固定部21と、他方のグリップアーム17側の面に形成したボトル挟持面23とを有し、ボトル挟持面23は、そのグリップアーム15aの延出方向に基端側面23aと、先端側面23bと、基端側面23aと先端側面23bとの間に位置する中間面23cとが形成されている。中間面23cはボトル2に接触しない非接触面である。固定部21には一方のアーム保持部19a側にボルト33(図3参照)の軸部が螺合するネジ孔21a(図3参照)が形成されている。
図1に示すように、基端側面23aと先端側面23bとは平面視直線状を成し且つ互いに角度を形成しており、各面23a、23bを含む延長線は略V字形状を成している。
また、基端側面23aと先端側面23bとには、それぞれパッド25が貼付されている。尚、図1には、中間面23cに設けたパッド25を省略しているが、図2に示すように、ボトル挟持面23には中間面23cを含む全面にパッド25が貼付されている。
他方のグリップアーム17でも、基端側面27aと先端側面27bとは平面視直線状を成し且つ互いに角度を形成しており、各面27a、27bを含む延長線は略V字形状を成している。
図2及び図3に示すように、一方のアーム保持部19aは、水平部29と、水平部29に連続すると共に水平部29に対して直角を成す垂直部31とを有し、垂直部31には、上下に間隔をあけてボルト挿通孔35が形成されている。
このボルト挿通孔35には、垂直部31の裏面側からボルト33の軸部が挿通されて、一方のグリップアーム15a、15bの固定部21に螺合することで、各一方のグリップアーム15a、15bが固定されている。
ストッパー37は、弾性体部37aと弾性体部37aから突出する雄ネジ部37bとを有し、雄ネジ部37bを一方のアーム保持部19aの水平部29に設けられた雌ネジ部39に螺合により取付けられている。ストッパー37は雄ネジ部37bのねじ込み量を調整することにより、一方のアーム保持部19aと他方のアーム保持部19bとの保持間隔を調整自在としてある。
図7に示すように、ラベラー本機7でシュリンクラベル3を仮止めしたボトル2(図6(b)参照)は、ラベラー本機7から出口ホイール11に受け渡される。このとき、図5に示すように、各ボトルクランパー13では、出口ホイール11の回転方向下流側に他方のグリップアーム17が位置しており、ボトル2の受取位置Vの手前でカム45(図2参照)が駆動されることで、一方のグリップアーム15a、15bと他方のグリップアーム17とは互い開いた状態(非挟持位置)から次第に閉じ状態(挟持位置)に移動する。
そして、ボトルクランパー13はボトル2を挟持した状態で貫通コンベア5(図7参照)の位置へ搬送し、貫通コンベア5に立設状態でボトル2を乗せ、一方のグリップアーム15a、15bと他方のグリップアーム17を開いて、ボトル2を貫通コンベア5に受け渡す。
図1(a)はボトルクランパー13が胴径R1のボトルを挟持した状態を示し、図1(b)は胴径R2のボトル2を挟持した状態を示している。本実施の形態では、R1よりもR2が大きい。
胴径の差(R2−R1)は、特に限定されないが、実験の結果、胴径の差が7.6mmでも挟持できた。よって、約7.9mm以下が好ましく、より好ましくは4.9mm以下である。
即ち、本実施の形態にかかるボトルクランパー13は、4つの平面視直線を成す面でボトル2の周囲に当接することで、ボトル2を確実に4点で当接できるから、胴径が異なる場合でも、4点により確実に挟持できる。
一方及び他方のグリップアーム15a、15b、17の位置を変更するときには、ボルト33を脱着すれば良いので、簡易な構成で且つ容易に位置の変更ができる。
例えば、一方のグリップアーム15a、15b及び他方のグリップアーム17に装着するパッド25は、図1に示すように、少なくとも各基端側面23a、27a、先端側面23b、27bの4箇所にのみ設けても良い。
請求項に記載のホイール装置は、シュリンクラベル3をボトル2に仮装着するラベラー本機7の出口ホイール11に用いることに限らず、ボトル2を搬送するものであれば、他の工程で用いるホイール装置であっても良い。
3 シュリンクラベル
5 貫通コンベア(ベルトコンベア)
11 出口ホイール(ホイール装置)
13 ボトルクランパー
15a 上側の一方のグリップアーム
15b 下側の一方のグリップアーム
17 他方のグリップアーム
19a 一方のアーム保持部
19b 他方のアーム保持部
23 ボトル挟持面(一方のグリップアーム)
23a 基端側面
23b 先端側面
27 ボトル挟持面(他方のグリップアーム)
27a 基端側面
27b 先端側面
31 垂直部
33 ボルト
35 ボルト挿通孔
Claims (6)
- 上下に間隔をあけて設けた一方のグリップアームと、他方のグリップアームと、一方及び他方のグリップアームをボトル胴部の挟持位置と非挟持位置とに開閉するアーム保持部とを有するボトルクランパーであって、
一方及び他のグリップアームは互いに対向するボトル挟持面を有し、各ボトル挟持面は、グリップアームの延出方向に間隔をあけて設けた基端側面と先端側面とを有し、基端側面と先端側面とは平面視直線状を成し且つ互いに角度を形成しており、
他方のグリップアームは、上下の一方のグリップアーム間に対応した位置に設けてあることを特徴とするボトルクランパー。 - 前記アーム保持部は、各グリップアームの上下方向の取付け位置を変更自在としてあることを特徴とする請求項1に記載のボトルクランパー。
- 前記アーム保持部は、上下方向に延出する垂直部を有し、垂直部に上下方向に間隔をあけて複数のボルト挿通孔が形成されており、任意の位置のボルト挿通孔にボルトの軸部を挿通して各グリップアームにボルトの軸部を螺合により固定してあることを特徴とする請求項2に記載のボトルクランパー。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載のボトルクランパーを周方向に沿って複数並んで設けて、受取位置で受け取ったボトルを排出位置へ搬送するホイール装置であって、前記受取位置では他のホイール装置から搬送されてきたボトルを受け取ることを特徴とするホイール装置。
- 前記他方のグリップアームを搬送方向下流側に配置してあることを特徴とする請求項4に記載のホイール装置。
- 前記ボトルは飲料充填後の樹脂製ボトルであり、シュリンクラベルを仮装着したボトルを直線移送するベルトコンベアに乗せることを特徴とする請求項4又は5に記載のホイール装置。
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JP2018240538A JP7221043B2 (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | ボトルクランパー及びホイール装置 |
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