JP2020098893A - 導体の連結構造、及び、絶縁ブッシュ - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、絶縁素材からなる筒状のカラー及び絶縁ブッシュを用いることで、二つの導体(取り付け部)を電気的に絶縁した状態で連結する構造が開示されている。絶縁ブッシュは、筒状部と、その軸方向の一端に設けられて筒状部の外周から張り出す環状のフランジ部と、を有する。この構造では、二つの導体の間にカラーを挟み、絶縁ブッシュの筒状部を一方の導体側から一方の導体及びカラーに順番に挿入した上で、ねじを一方の導体側から絶縁ブッシュに挿通させ、ねじの先端を他方の導体に取り付けることで、二つの導体を連結する。二つの導体を連結した状態では、絶縁ブッシュのフランジ部が、ねじの頭部と一方の導体との間に介在する。すなわち、絶縁ブッシュのフランジ部によって、ねじの頭部と一方の導体との電気的な絶縁を図っている。
以下、図1〜5を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1,3に示すように、本実施形態に係る導体の連結構造は、各種の電気機器に含まれるものであり、二つの導体1,2を互いに間隔をあけた状態でねじ3によって相互に連結する構造である。
筒状部51の内径寸法は、ねじ3の軸部31の径寸法よりも大きく、かつ、ねじ3の頭部32の径寸法よりも小さい。このため、筒状部51には、ねじ3の軸部31が挿入されるが、ねじ3の頭部32は挿入されない。筒状部51の外径寸法は、第一導体1の貫通孔11の径寸法やカラー4の内径寸法よりも小さい。筒状部51の軸方向の長さは、第一導体1の貫通孔11の軸方向の長さよりも大きく、かつ、カラー4及び貫通孔11の軸方向の長さを足し合わせた長さ以下である。
内側フランジ部53は、筒状部51の第一端に接続される。内側フランジ部53の外径寸法は、第一導体1の貫通孔11の径寸法やねじ3の頭部32の径寸法よりも大きい。
軸方向における小径部531の厚みは、小径部531が軸方向においてねじ3の頭部32と第一導体1との間に挟まれても耐える程度に厚く形成されるとよい。
本実施形態の外側フランジ部54は、軸方向における厚みが内側フランジ部53の厚みよりも小さい板状に形成されている。外側フランジ部54の厚みは、筒状部51の径方向において一定である。本実施形態において、外側フランジ部54の厚みは、内側フランジ部53の小径部531や大径部532の厚みよりも小さい。
絶縁ブッシュ5の筒状部51は、第一導体1のうち対向面12と反対側に向く反対側面13から第一導体1の貫通孔11及びカラー4に順番に挿入される。ここで、絶縁ブッシュ5のフランジ部52の外径寸法は、貫通孔11の径寸法よりも大きい。このため、フランジ部52は、第一導体1の貫通孔11に挿入されない。この状態において、フランジ部52(内側フランジ部53及び外側フランジ部54)の対向面55,57は、第一導体1の反対側面13に対向する。また、筒状部51の軸方向の長さは、軸方向におけるカラー4及び貫通孔11の軸方向の長さを足し合わせた長さ以下である。このため、フランジ部52が第一導体1の反対側面13に押し付けられても、筒状部51の軸方向の第二端が第二導体2の対向面22に到達することはない。
以上のようにねじ3が設けられることで、二つの導体1,2が相互に連結される。
なお、導体の連結構造が絶縁板6を含まない場合、沿面距離をなす経路は、第一経路R1を含むが、第二経路R2を含まない。
なお、本実施形態の導体の連結構造が絶縁板6を含まない場合、沿面距離をなす経路は、第一経路R1及び第四経路R4を含むが、第二経路R2及び第五経路R5を含まない。この場合であっても、フランジ部52が外側フランジ部54を含まない図5の構成と比較して、第四経路R4の分だけ沿面距離を延長することができる。
したがって、本実施形態の導体の連結構造及び絶縁ブッシュ5によれば、絶縁ブッシュ5の製造に要する材料を少なく抑えながら、ねじ3の頭部32から第一導体1に至る絶縁距離を確保することができる。
例えば、外側フランジ部54が内側フランジ部53と同様に厚い絶縁ブッシュでは、外側フランジ部54を折り曲げることができない。このため、フランジ部52を第一導体1の反対側面13に配した状態では、外側フランジ部54が、第一導体1の反対側面13に沿う方向における第一導体1の端から突出してしまうことがある。この場合、電気機器の他の構成部品(例えば筐体の壁部など)を、第一導体1の端に対して間隔をあけて配置する必要がある。その結果として、電気機器の小型化を図ることができない。すなわち、絶縁ブッシュのフランジ部52が電気機器の小型化を阻害してしまう。
これに対し、外側フランジ部54の厚みが内側フランジ部53よりも小さい本実施形態の絶縁ブッシュ5では、外側フランジ54を折り曲げることができる。このため、外側フランジ部54のうち第一導体1の端から突出する部分を折り曲げて、第一導体1の端と電気機器の他の構成部品との隙間に挿入することができる。これにより、第一導体1と他の構成部品との間隔を小さくすることができる。その結果として、電気機器の小型化を図ることができる。
次に、図6,7を参照して本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
ただし、本実施形態の絶縁ブッシュ5B,5Cでは、外側フランジ部54B,54Cの対向面57が、筒状部51の軸方向において内側フランジ部53の対向面55よりも筒状部51や第一導体1から離れて位置する。内側フランジ部53の対向面55と外側フランジ部54B,54Cの対向面57とは、例えば筒状部51の軸方向において所定の間隔(例えば1mm以上)をあけて位置するとよい。
一方、図7に示す第二例の絶縁ブッシュ5Cでは、外側フランジ部54Cが、筒状部51の軸方向において内側フランジ部53の両端の間に位置する。このため、外側フランジ部54Cは、筒状部51の軸方向において、内側フランジ部53の対向面55及び反対側面56の両方に対して段差を有するように位置する。
また、第二実施形態の絶縁ブッシュ5B,5C及び導体の連結構造によれば、外側フランジ部54B,54Cの対向面57が、筒状部51の軸方向において内側フランジ部53の対向面55よりも筒状部51や第一導体1から離れて位置する。このため、導体の連結構造が絶縁板6を含まない場合に、ねじ3の頭部32から第一導体1の反対側面13に至る沿面距離を延長することができる。
次に、図8を参照して本発明の第三実施形態について説明する。第三実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
また、第三実施形態の絶縁ブッシュ5D及び導体の連結構造によれば、筒状部51の軸方向における外側フランジ部54Dの厚みが、内側フランジ部53の外周から筒状部51の径方向に離れるにしたがって小さくなる。このため、第一実施形態のように外側フランジ部54(図1参照)が板状に形成される場合と比較して、内側フランジ部53と外側フランジ部54Dとの接続部分の強度を確保することができる。したがって、仮に外側フランジ部54Dに外力が作用して、内側フランジ部53と外側フランジ部54Dとの接続部分に応力がかかっても、当該接続部分に欠陥が生じることを抑制できる。
次に、図9を参照して本発明の第四実施形態について説明する。第四実施形態においては、第一、第三実施形態と同様の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
また、第四実施形態の絶縁ブッシュ5E及び導体の連結構造によれば、第二実施形態と同様に、外側フランジ部54Eの対向面57Eが、筒状部51の軸方向において内側フランジ部53の対向面55よりも筒状部51や第一導体1から離れて位置する。このため、導体の連結構造が絶縁板6を含まない場合に、ねじ3の頭部32から第一導体1の反対側面13に至る沿面距離を延長することができる。
2 第二導体
3 ねじ
31 軸部
32 頭部
4 カラー
5,5B,5C,5D,5E 絶縁ブッシュ
51 筒状部
52,52B,52C,52D,52E フランジ部
53 内側フランジ部
54,54B,54C,54D,54E 外側フランジ部
55 対向面
56 反対側面
57,57E 対向面
58,58D 反対側面
Claims (7)
- 二つの導体を互いに間隔をあけた状態でねじによって相互に連結する導体の連結構造であって、
電気的な絶縁性を有し、二つの導体の間に配される筒状のカラーと、
電気的な絶縁性を有し、第一導体及び前記カラーに順番に挿入されると共に前記ねじの軸部を前記第一導体側から挿通させる筒状部、及び、前記第一導体側に位置する前記筒状部の軸方向の第一端に一体に形成され、前記筒状部の外周よりも前記筒状部の径方向に張り出す環状のフランジ部を有する絶縁ブッシュと、を備え、
前記フランジ部は、前記筒状部の第一端に接続され、前記第一導体と共に前記ねじの頭部と前記カラーとの間に挟まれる内側フランジ部と、前記内側フランジ部の外周から前記径方向に張り出し、前記筒状部の軸方向における厚みが前記内側フランジ部よりも小さい外側フランジ部と、を備える導体の連結構造。 - 前記第一導体に対向する前記外側フランジ部の対向面が、前記第一導体に対向する前記内側フランジ部の対向面と同一平面をなす請求項1に記載の導体の連結構造。
- 前記第一導体に対向する前記外側フランジ部の対向面は、前記軸方向において前記第一導体に対向する前記内側フランジ部の対向面よりも前記第一導体から離れて位置する請求項1に記載の導体の連結構造。
- 前記外側フランジ部は、前記軸方向における厚みが前記内側フランジ部よりも小さい板状に形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の導体の連結構造。
- 前記軸方向における前記外側フランジ部の厚みが、前記内側フランジ部の外周から前記径方向に離れるにしたがって小さくなる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の導体の連結構造。
- 電気的な絶縁性を有する板状に形成され、前記第一導体と前記フランジ部との間に配されて前記径方向において前記フランジ部の外周よりも外側に延びる絶縁板を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の導体の連結構造。
- 電気的な絶縁性を有する絶縁ブッシュであって、
筒状部と、前記筒状部の軸方向の第一端に一体に形成され、前記筒状部の外周よりも前記筒状部の径方向に張り出す環状のフランジ部と、を備え、
前記フランジ部は、前記筒状部の第一端に接続された内側フランジ部と、前記内側フランジ部の外周から前記径方向に張り出し、前記軸方向における厚みが前記内側フランジ部よりも小さい板状に形成された外側フランジ部と、を備える絶縁ブッシュ。
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---|---|---|---|---|
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JPS58112719U (ja) * | 1982-01-27 | 1983-08-02 | 富士通株式会社 | ねじ取付け装置 |
JPH0743557U (ja) * | 1993-12-30 | 1995-08-22 | 竹内工業株式会社 | ボードスペーサ |
JP2015015367A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社明電舎 | 絶縁構造 |
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2018
- 2018-12-19 JP JP2018237420A patent/JP7262219B2/ja active Active
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