JP2011124004A - プラグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラグハウジング20と金属端子群21から成るプラグ2であって、金属端子群は一端が相手側ジャックのコンタクトと接触する嵌合電極部から成る嵌合電極群22と、他端が接続体の電極と接続する接続電極部から成る接続電極群23を絶縁性樹脂を間に介在させて配置し、嵌合電極部は、プラグの軸に対して同軸に配置され、接続電極部のうち少なくとも二つは、軸の周りに並べて配置することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
嵌合電極部(22A、22B、22C、22D)は、プラグ(2)の軸(P)に対して同軸に配置され、
接続電極部(23A、23B、23C、23D)のうち少なくとも二つは、軸(P)の周りに並べて配置することを特徴とする。
この後端の残存する部位を一の接続電極部とし、径が小さい方の前記内通部の後端にある他の接続電極部は、前記切り欠きに配置させ、
一の接続電極部と他の接続電極部は、それぞれ絶縁性樹脂の軸周り段差(20B)を介して配置されることを特徴とする。
最も径が大きい第一金属端子(21A)の後端である第一接続電極部(23A)は、接続電極群(23)の前端に配置され、
二番目に径が大きい第二金属端子(21B)は、後端の一部に切り欠きが設けられ、
この後端の残存する部位である第二接続電極部(23B)は、第一接続電極部(23A)より後側に配置され、
二番目に径が小さい第三金属端子(21C)の後端である第三接続電極部(23C)は、前記切り欠きに配置され、
最も径が小さい第四金属端子(21D)の後端である第四接続電極部(23D)は、接続電極群(23)の後端に露出され、
第二および第三の接続電極部(23B、23C)と第一接続電極部(23A)は軸方向段差(20A)を介して配置され、
第二と第三の接続電極部(23B、23C)は、軸周り段差(20B)を介して配置され、
第四接続電極部(23D)と第二および第三の接続電極部(23B、23C)は軸方向段差(20A)を介して配置されることを特徴とする。
接続電極群(23)は基板(4)の切欠(42)に収納され、
円筒の曲面を成す接続電極部(23A、23B、23C、23D)は、基板(4)の電極(41A、41B、41C、41D)に臨み、
前記曲面と前記平面を半田付けすることを特徴とする。
詳細には、軸方向に重なった部位の長さの分、長さを短くできるので、完全に重ねなくても、完全に重ねても、発明の効果を発揮することができる。
また、4つの接続電極部23A,23B,23C,23Dの間の絶縁性を担保することができる。
基板実装強度を担保することができる。
本発明に係るプラグは、多極コネクタ3を備えた複合コネクタ1に設けられている。
複合コネクタ1は、絶縁性樹脂から成るハワジング10と、ハウジング10に一体で成形されたプラグ2と、ハウジング10に組み込まれた多極コネクタ3とからなる。複合コネクタ3の相手側複合コネクタ(図示せず)は、プラグ2と嵌合するジャック(図示せず)と、多極コネクタ3と嵌合する多極ソケット(図示せず)と嵌合することで、複合コネクタ1及び相手側複合コネクタにそれぞれ接続された電子機器同士を接続させる。プラグ2は、前端には相手側のジャックと嵌合する嵌合電極群22、後端には電子機器に接続されたケーブル(図示せず)を接続させる基板4に半田付け等で接続する接続電極群23が配置されている。
プラグは、
複合コネクタ1のハウジング10の一部である絶縁性樹脂から成るプラグハウジング20と、
プラグハウジング20との一体成形によってプラグハウジング20に保持される4つの金属端子21A,21B,21C,21Dとから形成される。
第一から第四の金属端子21A,21B,21C,21Dは、プラグ2の嵌合電極群22として配置され、
嵌合相手のジャックのコンタクトと各々接続される第一から第四の嵌合電極部22A,22B,22C,22Dと、
各々の嵌合電極部22A,22B,22C,22Dに各々連続し、プラグハウジング20の内部に埋め込まれた第一から第四の内通部24A,24B,24C,24Dと、
各々の内通部24A,24B,24C,24Dに各々連続し、プラグ2の接続電極群23に配置され、基板4の対応する電極41A,41B,41C,41Dと各々接続すべく外部に露出する第一から第四の接続電極部23A,23B,23C,23Dとからなる。
図1にある通り、プラグ2の中心軸を軸Pとする。
第二と第三の金属端子21B,21Cのそれぞれ内通部24B,24Cは、各々の嵌合電極部22B,22Cより径が小さい。
これらの金属端子21B,21Cの径を変化させる径方向に伸びた段が軸P方向に対する位置決めをし、各々固定されている。
第一金属端子21Aの内通部24Aは、嵌合電極部22Aより径が大きく、径を変化させる径方向に伸びた段をつば部10Aに張り出して固定されている。
第四金属端子21Dは、主に挽き物で形成される円筒形のものであって、前端に配置される第四嵌合電極部22Dと、第四嵌合電極部22Dの後端に嵌め殺しにされた金属棒とからなっており、第四嵌合電極部22Dの後端側の段差が軸P方向に対する位置決めをし、プラグハウジング20に固定されている。
互いに軸Pに垂直な方向において重なる部位においては、第一金属端子21Aが最も外方に配置されており、第二金属端子21Bは、第一金属端子21Aの次に径が大きい筒状であって、プラグハウジング20の樹脂を介在させて第一金属端子21Aのすぐ内側に位置し、第三金属端子21Cは、第二金属端子21Bの次に径が大きい筒状であって、プラグハウジング20の樹脂を介在させて第二金属端子21Bのすぐ内側に位置し、第四金属端子21Dは、最も径が小さい金属棒であって、プラグハウジング20の樹脂を介在させて第三金属端子21Cのすぐ内側に位置する。
第一接続電極部23Aは、軸Pに対して最も外部に位置する筒状の第一内通部24Aの端部を外部に露出するもので、4つの接続電極部23A,23B,23C,23Dの中で最も曲率が小さく、接続電極群23において最も前端側に配置されている。第一接続電極部23Aは、第一嵌合電極部22Aと同径のまま伸びた部位で、第一嵌合電極部22Aと同じ曲率であって、底面側の略中央に位置する一部をプラグハウジング20で覆われている。
第三接続電極部23Cは、軸P周りに第二接続電極部23Bと並んで配置し、第二続電極部23Bから軸P周りに約180度の位置に配置され、軸P方向に対してプラグ全体の長さを約1電極分削減することができる。
また、第一接続電極部23Aは軸P方向に隣接する第二、第三接続電極部23B,23Cより径が大きいので、第一接続電極部23Aより後端に、プラグハウジング20の軸方向段差20Aを設けることができ、隣接する第二、第三接続電極部23Cに対して絶縁することができる。
この時、基板4の厚み方向の中心に軸Pを位置させ、基板4の4つの電極41A,41B,41C,41Dとプラグ2の4つの対応する接続電極部23A,23B,23C,23Dがそれぞれ隣接するように位置するように、冶具(図示せず)を用いてそれぞれ接続電極群23と基板4の位置決めを行う。
第二接続電極部23Bは、基板4の背面(裏面)において平面側に配置した第二電極41Bに半田付けされている。
第三接続電極部23Cは、基板4の正面(表面)において底面側に配置した第三電極41Cに半田付けされている。
第四接続電極部23Dは、基板4の正面(表面)において平面側と左側面側に配置した第四電極41Dに半田付けされている。
また、第1、第四の接続電極部23A,23Dを正面側(表面)に半田付けをし、これらの接続電極部23A,23Dと軸P方向に隣り合う第二接続電極部23Bを背面側(裏面)で半田付けをすることで、第一、第二、第四の接続電極部23A,23B,23Dたがいに絶縁性を保つことができる。
また、作業性という点では実施例より劣るが、接続体として直接接続電極群23に半田付けしても、軸P方向の長さが削減できるという本願発明を用いることもできる。
10 ハウジング
10A つば部
2 プラグ
20 プラグハウジング
20A 軸方向段差
20B 軸周り段差
20C 絶縁部
21 金属端子群
21A 第一金属端子
21B 第二金属端子
21C 第三金属端子
21D 第四金属端子
22 嵌合電極群
22A 第一嵌合電極部
22B 第二嵌合電極部
22C 第三嵌合電極部
22D 第四嵌合電極部
23 接続電極群
23A 第一接続電極部
23B 第二接続電極部
23C 第三接続電極部
23D 第四接続電極部
24 内通部
24A 第一内通部
24B 第二内通部
24C 第三内通部
24D 第四内通部
P 軸
3 多極コネクタ
4 基板4(接続体)
41A 第一電極
41B 第二電極
41C 第三電極
41D 第四電極
42 切欠
Claims (8)
- プラグハウジング(20)と、金属端子群(21)から成るプラグ(2)であって、
金属端子群(21)は、一端が相手側ジャックのコンタクトと接触する嵌合電極部(22A、22B、22C、22D)から成る嵌合電極群(22)と、他端が接続体の電極と接続する接続電極部(23A、23B、23C、23D)から成る接続電極群(23)を絶縁性樹脂を間に介在させて配置し、
嵌合電極部(22A、22B、22C、22D)は、プラグ(2)の軸(P)に対して同軸に配置され、
接続電極部(23A、23B、23C、23D)のうち少なくとも二つは、軸(P)の周りに並べて配置することを特徴とするプラグ。 - 軸(P)の周りに並べて配置された少なくとも二つの前記接続電極部は、径が大きい方の金属端子群(21)の後端の一部に切り欠きを設け、
この後端の残存する部位を一の接続電極部とし、径が小さい方の金属端子群(21)の後端にある他の接続電極部は、前記切り欠きに配置させ、
一の接続電極部と他の接続電極部は、それぞれ絶縁性樹脂の軸周り段差(20B)を介して配置されることを特徴とする請求項1記載のプラグ。 - 第一、第二、第三の金属端子(21A、21B、21C)とから成るプラグ(2)であって、
嵌合電極群(22)の後方から前方に向かって第一、第二、第三の嵌合電極部(22A、22B、22C)が並んで配置され、
第一、第二の接続電極部(23A、23B)は、接続電極群(23)の前端の軸(P)周りに並んで配置され、
最も径が大きい第一金属端子(21A)は、後端の一部に切り欠きが設けられ、
この後端の残存する部位は、第一接続電極部(23A)であって、
二番目に径が大きい第二金属端子(21B)の後端である第二接続電極部(23B)は、前記切り欠きに配置され、
最も径が小さい第三金属端子(21C)の後端である第三接続電極部(23C)は、接続電極群(23)の後端に配置され、
第一と第二の接続電極部(23A、23B)は、絶縁性樹脂の軸周り段差(20B)を介して配置され、
第三接続電極部(23C)と、第一および第二の接続電極部(23A、23B)は、軸方向段差(20A)を介して配置されることを特徴とする請求項1乃至2記載のプラグ。 - 第一から第四の金属端子(21A、21B、21C、21D)とから成るプラグ(2)であって、
嵌合電極群(22)の後方から前方に向かって第一、第二、第三、第四の嵌合電極部(22A、22B、22C、22D)が並んで配置され、
最も径が大きい第一金属端子(21A)の後端である第一接続電極部(23A)は、接続電極群(23)の前端に配置され、
二番目に径が大きい第二金属端子(21B)は、後端の一部に切り欠きが設けられ、
この後端の残存する部位である第二接続電極部(23B)は、第一接続電極部(23A)より後側に配置され、
二番目に径が小さい第三金属端子(21C)の後端である第三接続電極部(23C)は、前記切り欠きに配置され、
最も径が小さい第四金属端子(21D)の後端である第四接続電極部(23D)は、接続電極群(23)の後端に露出され、
第二および第三の接続電極部(23B、23C)と第一接続電極部(23A)は軸方向段差(20A)を介して配置され、
第二と第三の接続電極部(23B、23C)は、軸周り段差(20B)を介して配置され、
第四接続電極部(23D)と第一および第二の接続電極部(23A、23B)は軸方向段差(20A)を介して配置されることを特徴とする請求項1記載のプラグ。 - 接続体は基板(4)であることを特徴とする請求項1乃至4記載のプラグ。
- 基板(4)は、切欠(42)と、切欠(42)の内面もしくは周囲に配置された平面を成す電極(41A、41B、41C、41D)が配置されており、
接続電極群(23)は基板(4)の切欠(42)に収納され、
円筒の曲面を成す接続電極部(23A、23B、23C、23D)は、基板(4)の電極(41A、41B、41C、41D)に臨み、
前記曲面と前記平面を半田付けすることを特徴とする請求項5記載のプラグ。 - 少なくとも一つの接続電極部(23A、23B、23C、23D)は、基板(4)の表裏両面に亘って軸(P)周りに伸びた形状であることを特徴とする請求項6記載のプラグ。
- 軸(P)方向に隣り合う接続電極部(23A、23B、23C、23D)は、基板(4)の表裏の異なる面で各々半田付けされることを特徴とする請求項6乃至7記載のプラグ。
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