JP2020095865A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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信晴 錦織
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朋之 金川
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将 笹川
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Abstract

【課題】加熱コイルを用いた誘導加熱装置において、加熱効率を高める。【解決手段】誘導加熱装置Aは、第1ノードN1に電力を供給するインバータ1と、インバータ1の電力供給を受けて加熱する加熱コイル3とを備えている。加熱コイル3は、第1ノードN1に対し巻線の巻回方向が互いに異なる第1加熱コイル31と第2加熱コイル32とを有する共振回路2を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱コイルを用いた誘導加熱装置に関するものである。
特許文献1には、共振回路を用いたインバータを備え、アルミニウム製などの非磁性の鍋の加熱に適用するための誘導加熱装置が開示されている。特許文献1のインバータにおける共振回路は、加熱コイルに直列に共振コンデンサを接続した第1の共振回路と、第1の共振回路と並列に接続される第2の共振コンデンサで構成される第2の共振回路と、第2の共振回路と直列に接続される共振用チョークコイルとを備えている。
特許文献2には、複数のスイッチング素子のオンオフ動作により交流信号を出力するインバータ回路と、複数のスイッチング素子を駆動制御する制御部と、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと共振コンデンサをそれぞれが含む複数の共振回路とを備える誘導加熱装置が示されている。
特開2018−32619号公報 国際公開第2011/70785号
しかしながら、特許文献1の技術では、第2の共振回路を構成する第2の共振コンデンサにも加熱コイルと同等の比較的大きな電流が流れるので、この第2の共振コンデンサにおいて損失が生じる。また、インバータのスイッチング素子に流れる電流を低減させるために、共振用チョークコイルにもある程度の電流を流す必要があり、共振用チョークコイルでも損失が生じる。特許文献2の技術では、加熱コイルに大きな電流を流すと、インバータにもその電流と同等の大きな電流が流れるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加熱コイルを用いた誘導加熱装置において、加熱効率を高めることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る誘導加熱装置は、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により第1ノードに電力を供給するインバータと、前記第1ノードを介して前記インバータの電力供給を受けて加熱する加熱コイルとを備える、前記加熱コイルは、それぞれの一端が前記第1ノードに接続され、前記第1ノードに対し巻線の巻回方向が互いに異なる第1加熱コイルと第2加熱コイルと、を有する共振回路を備えることを特徴とする。
上記態様によると、加熱コイルを分割することで得られた第1加熱コイル及び第2加熱コイルにより共振回路を構成するようにしている。すなわち、第1加熱コイル及び第2加熱コイルを共振回路のインダクタンス素子として兼用している。これにより、従来技術の構成と比較して、回路損失を低減することができる。例えば、特許文献1の構成では、共振回路に対して加熱コイルに加えて、共振用チョークコイルと、2つ共振コンデンサを用いており、それぞれで損失が発生するが、本願の構成にすることで、損失を低減し、加熱効率を高めることができる。
本発明の第2態様では、第1態様において、前記共振回路は、直列に接続された前記第1加熱コイルと第1コンデンサとが直列に接続された第1共振回路を有し、前記第2加熱コイルが前記第1共振回路と並列に接続されていることを特徴とする。
本発明の第3態様では、第1態様において、前記共振回路は、前記第1加熱コイル、前記第2加熱コイル及び第1コンデンサを直列に接続して形成された閉ループ回路であることを特徴とする。
第1加熱コイル、第2加熱コイル及び第1コンデンサで閉ループ回路を構成することで、インバータの出力電流を相対的に小さく抑制しつつ、閉ループ回路に相対的に大きな電流を流すことができる。
本発明の第4態様では、第2態様において、前記第1ノードは、前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとの一端同士を接続しかつ前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとを分割する、中間点を有することを特徴とする。
すなわち、第1加熱コイルと第2加熱コイルとで並列回路を構成している。これにより、インバータの出力電流を相対的に小さく抑制しつつ、閉ループ回路に相対的に大きな電流を流すことができる。
本発明の第5態様では、第4態様において、前記第1加熱コイルの巻線数が前記第2加熱コイルの巻線数より多いことを特徴とする。
インバータの出力電流は、中間点から見た場合に、中間点を境にして第1コイル及び第2コイルの双方に流れようとするが、本態様のような構成にすることにより、第1コイルから第2コイルに戻る電流をインバータの出力電流より大きいエネルギーとすることができる。これにより、インバータの出力電流を相対的に小さく抑制しつつ、閉ループ回路に相対的に大きな電流を流すことができる。
本発明の第6態様では、第2態様において、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することにより前記加熱コイルを流れる電流の周波数を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記第1共振回路のインピーダンスの絶対値と、前記第2加熱コイルのインピーダンスの絶対値とが互いに等しくなるように、前記スイッチング素子を制御することを特徴とする。
上記態様の誘導加熱装置は、スイッチング素子に流れる電流を低減することができるので、加熱効率を高めることができる。
本発明の第7態様に係る誘導加熱装置は、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により第1ノードに電力を供給するインバータと、前記第1ノードを介して前記インバータの電力供給を受けて加熱する加熱コイルとを備え、前記加熱コイルは、それぞれの一端が前記第1ノードに接続され、前記第1ノードに対し巻線の巻回方向が互いに異なる第1加熱コイルと第2加熱コイルと、を有する共振回路を備え、前記共振回路では、前記第1加熱コイルと第1コンデンサとが直列に接続された第1共振回路と、前記第2加熱コイルと第2コンデンサとが直列に接続された第2共振回路とが並列に接続されていることを特徴とする。
上記態様によると、第1態様と同様に、誘導加熱装置において、第1加熱コイル及び第2加熱コイルを共振回路のインダクタンス素子として兼用している。これにより、従来技術の構成と比較して、回路損失を低減し、加熱効率を高めることができる。
本発明の第8態様では、第7態様において、前記第1共振回路のインピーダンスの絶対値と、前記第2共振回路のインピーダンスの絶対値とが互いに等しくなるように、前記スイッチング素子を制御して前記共振回路に流れる電流の周波数を制御する制御部を備えていることを特徴とする。
上記態様の誘導加熱装置は、スイッチング素子に流れる電流を低減することができるので、加熱効率を高めることができる。
本発明の第9態様では、第1態様または第7態様において、前記第1加熱コイルで発生する磁束の方向と前記第2コイルで発生する磁束の方向とが互いに等しいことを特徴とする。
上記態様によると、第1加熱コイルで発生する磁束と、第2加熱コイルで発生する磁束とが打ち消し合うことがないので、加熱効率の劣化を防ぐことができる。
本発明の第10態様では、第1態様において、前記第1加熱コイルは環状のコイルであり、当該第1加熱コイルの内側に前記第2加熱コイルが配置されていることを特徴とする。
これにより、誘導加熱装置をコンパクトに構成することができる。
本発明の第11態様では、第1態様において、前記第1ノードにインダクタが設けられている。
上記態様によると、軽負荷の場合における効率を向上させることができる。
本発明の第12態様では、第1態様において、前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとを直列に接続させて前記共振回路を直列共振回路とするか、前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとを並列に接続させて前記共振回路を並列共振回路とするかを切り替える切替部を備えることを特徴とする。
これにより、被加熱物の種類に応じて回路方式を選択することができ、被加熱物の種類に適した加熱方式を採用することができる。
本発明の第13態様では、第12態様において、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することにより前記加熱コイルを流れる電流の周波数を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記切替部を制御して前記共振回路を直列共振回路にしてから、前記加熱コイルで加熱する被加熱物の種類を判別する。
これにより、インバータのスイッチング素子に流れる電流を小さくすることができる。
本発明の第14態様では、第2態様において、前記インバータの出力電流、前記スイッチング素子に流れる電流、または、前記第1加熱コイル及び前記第2加熱コイルのそれぞれに流れる電流、の少なくともいずれか1つを取得する電流取得部と、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することにより前記加熱コイルを流れる電流の周波数を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記第1共振回路のインピーダンスの絶対値と、前記第2加熱コイルのインピーダンスの絶対値とを互いに近づくように、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させながら、前記電流取得部で取得される電流を減らす制御をすることを特徴とする。
これにより、制御の精度を高めることができる。
本発明によれば、加熱コイルを用いた誘導加熱装置において、損失を低減し、加熱効率を高めることができる。
第1実施形態に係る誘導加熱装置の構成の一例を示す図 図1の共振回路を拡大し、使用時の電流の流れを示す図 加熱コイルの構成例を示す平面図 図1において共振回路を等価回路に置き換えた図 図4の回路における各電流の波形及び位相の一例を示す図 図3の回路における各電流の位相ベクトルを示す図 本実施形態と従来技術との加熱効率の比較結果を示す図 第1実施形態に係る誘導加熱装置の他の構成例を示す図 第2実施形態に係る誘導加熱装置の構成の一例を示す図 図9において共振回路を等価回路に置き換えた図 図9の回路における各電流及び位相の周波数特性の一例を示す図 従来技術において、図10相当の各電流の波形及び位相の一例を示す図 第3実施形態に係る誘導加熱装置の構成の一例を示す図(磁性鍋の場合) 第3実施形態に係る誘導加熱装置の構成の一例を示す図(非磁性鍋の場合) 図13において共振回路を等価回路に置き換えた図 誘導加熱装置の周波数−電流特性を示す図
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る誘導加熱装置Aの構成の一例を示す図であり、図2は、共振回路2を拡大し、誘導加熱装置Aの使用時の電流の流れを示した図である。また、図3は、加熱コイルの構成例を示す平面図である。
図1に示すように、誘導加熱装置Aは、直流電源5から受けた直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ1と、インバータ1から電力供給を受けて加熱する加熱コイル3を含む共振回路2と、制御部6とを備えている。
インバータ1の回路構成は、特に限定されるものではなく、従来から知られている構成を適用することができる。例えば、図1では、2対のアーム11,12が並列接続されたブリッジ構成のインバータ1の例を示している。図1において、2対のアーム11,12では、それぞれ、2つのスイッチング素子13が直列接続されている。また、各スイッチング素子13は、トランジスタと、該トランジスタに並列かつ逆方向に接続されたダイオードとの並列回路になっている。そして、インバータ1では、各スイッチング素子13が、制御部6からの制御を受けてスイッチング動作をすることにより、直流電力が交流電力に変換されて出力される。以下の説明では、一方のアーム11の両スイッチング素子13の間の接続ノードを第1ノードN1と呼び、他方のアーム12の両スイッチング素子13の間の接続ノードを第2ノードN2と呼ぶものとする。
図2及び図3に示すように、加熱コイル3は、所定の一方向に向かって螺旋状に巻かれており、その中間に位置する中間点P1が、第1ノードN1に接続されている。すなわち、加熱コイル3は、中間点P1を境にして、第1加熱コイル31と第2加熱コイル32とに分割されている。第1加熱コイル31と第2加熱コイル32とは、第1ノードN1に対する巻線の巻回方向が互いに異なっている。
第1加熱コイル31は、環状のコイルであり、その第1加熱コイル31の内側に第2加熱コイルが配置されている。図3において、P2は、第1加熱コイル31の中間点P1と反対側の端部(第1コンデンサC1との接続点)を示し、P3は、第2加熱コイル31の中間点P1と反対側の端部(第2ノードN2との接続点)を示している。
なお、図1〜図3では、加熱コイル3は、螺旋状に巻かれている例を示しているが、加熱コイルの巻き方は、これに限定されるものではない。例えば、加熱コイル3として、同径の巻線を積み重ねて2層以上に構成したコイルを用いてもよい。また、2層以上で構成する場合に、層ごとに第1加熱コイル31と第2加熱コイル32とを分割するようにしてもよい。
図4は、図1の構成において、共振回路2を等価回路で示した図である。図2及び図4に示すように、共振回路2は、第1ノードN1と第2ノードN2との間に設けられ、前述の第1加熱コイル31及び第2加熱コイル32と、第1コンデンサC1とを含む。第1加熱コイル31と第1コンデンサC1とは、第1ノードN1と第2ノードN2との間に直列に接続されており、第1共振回路21(図4参照)を構成している。また、第1共振回路21には、第2加熱コイル32が並列に接続されている。換言すると、第1加熱コイル31、第1コンデンサC1及び第2加熱コイル32が直列に接続されて閉ループ回路22(図4参照)が形成されている。
図2及び図4では、電流の方向を矢印で示している。本開示の構成にすることで、閉ループ回路22にループ電流Ip(図4参照)が流れる。これにより、図2に示すように、第1加熱コイル31に流れる電流(以下、第1電流I1という)によって発生される磁束の方向と、第2加熱コイル32に流れる電流(以下、第2電流I2という)によって発生される磁束の方向とが同じになる。これにより、第1加熱コイル31で発生する磁束と第2加熱コイル32で発生する磁束とが打ち消し合って加熱効率が低下するのを防ぐことができる。なお、以下の説明では、第1ノードN1及び第2ノードN2に流れる電流を第3電流I3と呼ぶものとする。
制御部6は、CPUやメモリ等のハードウエアと、制御プログラム等のソフトウエアとで構成されており、誘導加熱装置Aの動作を総合的に制御する。
例えば、制御部6は、インバータ1のスイッチング素子13のスイッチング動作を制御することにより加熱コイル3(第1加熱コイル31及び第2加熱コイル32)に流れる電流の周波数Fを制御する機能を有する。
以下、具体的に説明する。
下式(1)は、第1共振回路21のインピーダンスZの式であり、下式(2)は、第2加熱コイル32のインピーダンスZの式である。
Figure 2020095865
Figure 2020095865
式(1),(2)において、ωは加熱コイル3に流れる電流の角周波数、Cは第1コンデンサC1の容量値、Lは第1加熱コイル31のインダクタンス値、Lは第2加熱コイル32のインダクタンス値である。
制御部6は、第1共振回路21のインピーダンスZの絶対値|Z|と第2加熱コイル32のインピーダンスZの絶対値|Z|とが互いに等しくなるように、スイッチング素子13を制御する。
ここで、インピーダンスZ,Zの絶対値が等しいとは、等しいことに加えて、実質的に等しい範囲(近傍値の範囲)まで含む概念である。すなわち、「制御部6が第1共振回路21のインピーダンスZの絶対値|Z|と、第2加熱コイル32のインピーダンスZの絶対値|Z|とが互いに等しくなるように、スイッチング素子13を制御する」とは、インピーダンスZの絶対値|Z|とインピーダンスZの絶対値|Z|とが等しい場合に加えて、両絶対値が実質的に等しいとみなせる所定の範囲(例えば、互いの絶対値の差が30%以内)に収まるように制御するものを含む概念である。以下の第2実施形態でも同様であり、インピーダンスZ,Zの絶対値が等しいとは、等しいことに加えて、実質的に等しい範囲(近傍値の範囲)まで含む概念であるものとする。
図5は、本実施形態の制御を行った場合における、第1電流I1(破線)、第2電流I2(一点鎖線)及び第3電流I3(実線)の波形例を示した図である。第1電流I1及び第2電流I2は、図5のI1、I2の電流方向において、ほぼ同相の電流である。図5に示すように、相対的に大きなループ電流Ipを閉ループ回路22に流した場合においても、インバータ1に流れる電流である第3電流I3を小さくすることができる。
式(1),(2)を用いて、インピーダンスZの絶対値|Z|とインピーダンスZの絶対値|Z|とが一致する周波数Foは、
Figure 2020095865
で示すことができる。
図6は、本実施形態の制御を行った場合における、各電流I1〜I3の位相ベクトルを示している。図6に示すように、本実施形態の制御を行うことにより、第1電流I1の位相ベクトルと第2電流I2の位相ベクトルとが互いに略反対方向の位相関係にある。図6からも、第1電流I1と第2電流I2の合成電流である第3電流I3の値を小さくすることができることがわかる。すなわち、第1ノードN1に流れる電流を相対的に小さな値に保ちつつ、閉ループ回路22に相対的に大きな電流を流すことができる。すなわち、誘導加熱装置Aを高効率で動作させることができる。
図7は、本実施形態の誘導加熱装置A(図7では「実施例」と記載)と、特許文献1に示されるような従来技術の誘導加熱装置(図7では「比較例」と記載)との効率の比較結果(実験データ)を示している。図7に示すように、本実施形態の構成にすることで、従来技術と比較して高効率の誘導加熱装置を実現することができる。
以上のように、本実施形態によると、加熱コイル3を分割することで得られた第1加熱コイル31及び第2加熱コイル32と第1コンデンサC1により共振回路2を構成するようにしている。すなわち、共振回路2を構成するインダクタンス素子を、分割した加熱コイル31及び第2加熱コイル32で兼用するようにしている。これにより、従来技術の構成と比較して、回路の構成要素、及び、回路損失を削減することができる。例えば、特許文献1の構成では、本願の閉ループ回路22に相当する場所に2つのコンデンサを用いており、それぞれで損失が発生するが、本願の構成にすることで、損失を大幅に低減することができる。さらに、コンデンサを削減することができるので、小型化が実現できると共に、コストの削減にも寄与する。特に、閉ループ回路22には、相対的に大きな電流が流れるので、より顕著な効果が得られる。
さらに、本実施形態では、制御部6が、第1共振回路21のインピーダンスZの絶対値|Z|と、第2加熱コイル32のインピーダンスZの絶対値|Z|とが等しくなるように、インバータ1のスイッチング素子13を制御している。これにより、第1ノードN1や第2ノードN2に流れる電流を小さくすることができる。すなわち、インバータ1に流れる電流を小さくすることができる。また、本願の構成では、制御の際に考慮すべき素子の数が少ないので、加熱効率の最大化のための制御がしやすくなるという特徴がある。
具体的に、本実施形態の構成では、第1加熱コイル31に流れる第1電流I1と、第2加熱コイル32に流れる第2電流I2とが同程度(実質的に等しく)になるように制御することにより、第1ノードに流れる第3電流I3を最小化することができる。すなわち、部品の発熱等に関し、第1コンデンサC1を考慮すればよいことになる。一方で、従来技術(例えば、特許文献1)では、第1ノードN1に相当するノードに設けられた共振用チョークコイルと、閉ループ回路22に相当する位置に設けられた2つの共振コンデンサの合計3個の素子を考慮する必要がある。具体的に、例えば、特許文献1では、共振用チョークコイルを流れる電流を最小化するために、2つの共振コンデンサに流れる電流を揃えるのが好ましい。しかしながら、例えば、加熱コイルと並列に接続されている共振コンデンサに相対的に大きな発熱が生じた場合に、その共振コンデンサの電流を減らす必要があり、そうすると、共振用チョークコイルの電流が増加することになる。このように、従来の構成では、回路バランスを取るのが非常に難しいが、本実施形態の構成ではそのようなことがない。
なお、上記実施形態において、図8に示すように、第1ノードN1にチョークコイル33を配置するようにしてもよい。この場合においても、上記実施形態と同様の制御により同様の効果を得ることができる。さらに、第1ノードN1にチョークコイル33を配置することにより、軽負荷において、各スイッチング素子13の電流を低減可能なため、さらなる効率効果が見込める。また、図示しないが、第1ノードN1にコンデンサを配置するようにしてもよい。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態に係る誘導加熱装置の構成の一例を示す図であり、図10は、図9の構成において、共振回路2を等価回路で示した図である。なお、図9及び図10において、図1と共通の構成について同一の符号を付しており、ここでは共通の構成についての説明を省略する場合がある。
図9では、図1の構成と比較して共振回路2の構成が異なっている。具体的に、本実施形態の共振回路2では、図1と共通の第1共振回路21と、第2共振回路23とが並列に接続された構成になっている。第2共振回路23は、前述の第2加熱コイル32と、第2コンデンサC2との直列回路である。換言すると、第1加熱コイル31、第1コンデンサC1、第2コンデンサC2及び第2加熱コイル32により閉ループ回路22(図10参照)が形成されている。
第1実施形態の場合と同様に、閉ループ回路22には、ループ電流Ip(図10及び図2参照)が流れており、第1加熱コイル31に流れる第1電流I1によって発生される磁束の方向と、第2加熱コイル32に流れる第2電流I2によって発生される磁束の方向とが同じになっている。これにより、第1加熱コイル31で発生する磁束と第2加熱コイル32で発生する磁束とが打ち消し合って加熱効率が低下するのを防ぐことができる。
次に、制御部6によるインバータ1のスイッチング素子13のスイッチング動作の制御について説明する。
第1共振回路21のインピーダンスZの式は前述の式(1)と同じである。また、下式(4)は、第2共振回路23のインピーダンスZの式である。
Figure 2020095865
式(4)において、ωは加熱コイル3に流れる電流の角周波数、Lは第2加熱コイル32のインダクタンス値、Cは第2コンデンサC2の容量値である。
そして、制御部6は、第1共振回路21のインピーダンスZの絶対値|Z|と第2共振回路23のインピーダンスZの絶対値|Z|とが互いに等しくなるように、スイッチング素子13を制御する。
図11は、上段が、本実施形態の制御を行った場合における、第1電流I1(破線)、第2電流I2(一点鎖線)及び第3電流I3(実線)の周波数特性を示した図であり、下段が第1〜第3電流I1〜I3の位相を示した図である。また、図12は、比較例を示しており、特許文献2相当の構成を有する誘導加熱装置を用いて、図11に対応する周波数で動作させた場合における振幅及び位相の周波数特性の一例を示している。
図11において、制御部6が、インピーダンスZの絶対値|Z|とインピーダンスZの絶対値|Z|とが等しくなるように制御した場合における周波数範囲を破線の矩形領域Q1で示している。図11に示すように、相対的に大きな第1電流I1及び第2電流I2を共振回路2に流した場合においても、インバータ1に流れる電流である第3電流I3を小さくすることができる。
なお、式(1),(4)を用いて、インピーダンスZの絶対値|Z|とインピーダンスZの絶対値|Z|とが一致する周波数Foは、
Figure 2020095865
で示すことができる。
図12では、特許文献2の記載に相当する動作周波数の範囲を破線の矩形領域Q2で示している。図12に示すように、従来の技術では、動作周波数の範囲において、第3電流I3は、第1電流I1及び第2電流I2よりも大きく、第1電流I1や第2電流I2を大きくすれば、第3電流I3も大きくなる。このため、インバータ1等での損失が大きくなり、効率が下がる。また、インバータの耐圧を向上させるために、回路規模が大きくなったり、高コストになるおそれがある。
以上のように、本実施形態によると、第1実施形態と同様に、加熱コイル3を分割することで得られた第1加熱コイル31及び第2加熱コイル32、並びに、第1及び第2コンデンサC1,C2により共振回路2を構成するようにしている。これにより、従来技術の構成と比較して、回路損失を削減し加熱効率を高めることができる。また、共振回路を構成するインダクタンス素子を、分割した加熱コイル3(第1及び第2加熱コイル31,32)で兼用するようにしているので、回路規模を削減することができる。
<第3実施形態>
図13及び図14は、第3実施形態に係る誘導加熱装置の構成の一例を示す図であり、図13と図14とでは、後述するスイッチ35〜37のオンオフ状態が異なっている。図13は、磁性鍋が検知された場合のスイッチ状態を示しており、図14は、非磁性鍋が検知された場合のスイッチ状態を示している。また、図15は、図13の構成において、共振回路2を等価回路で示した図である。なお、図13,図14において、図1と共通の構成について同一の符号を付しており、ここでは共通の構成についての説明を省略する場合がある。
図13及び図14では、図1の構成と比較して、スイッチ35〜37が追加されている。スイッチ35は、第1ノードN1に設けられている。スイッチ36は、第2ノードN2と第1コンデンサC1との間に設けられている。スイッチ37は、インバータ1とスイッチ35とを接続するノードと、第1コンデンサC1とスイッチ36とを接続するノードとの間を接続する第3ノードN3に設けられている。各スイッチ35〜37は、制御部6からの制御を受けて、線路の導通/遮断を切り替える機能を有している。以下の説明では、便宜上、それぞれのスイッチ35〜37がオンのときに線路が導通し、オフのときに線路が遮断されるものとする。
図13及び図15に示すようにスイッチ35,36がオフされ、スイッチ37がオンされると、直列共振回路として動作する。一方で、図14に示すように、スイッチ35,36がオンされ、スイッチ37がオフされると、並列共振回路として動作する。並列共振回路の構成は、図1の構成と実質的に同じである。以下の説明において、図13の回路状態にすることを、単に「直列共振回路にする」という場合がある。同様に、図14の回路状態にすることを、単に「並列共振回路にする」という場合がある。
また、本実施形態では、制御部6は、加熱コイル3上に置かれた被加熱物の種類(例えば、材質)を判別し、その種類(例えば、材質)に基づいてスイッチ35〜37の導通/遮断を制御する機能を有している。例えば、制御部6は、被加熱物が鍋の場合に、非磁性材料(例えば、アルミニウム、銅系)の鍋(以下、非磁性鍋という)と、磁性材料(例えば、SUS系製)の鍋(以下、磁性鍋という)とを判別し、スイッチ35〜37の導通/遮断を制御する。
以下、具体的に説明する。
まず、制御部6は、共振回路2を直列共振回路にし、インバータの駆動周波数を変化させ、電流ピークを持つ特性を有しているか否かを判断する。換言すると、共振周波数での電流値を測定することで、鍋の種類を判別する。
ここで、非磁性鍋は、インピーダンスが小さいため、図16の細実線で示すように、共振点における電流値(ピーク電流値)が非常に大きくなる。一方で、磁性鍋は、インピーダンスが大きく、共振点でも電流が小さい。したがって、制御部6は、インバータ1の周波数を変化させながら、加熱コイルに流れる電流を計測し、その電流が所定のしきい値Ithを超えるか否かで、鍋の種類の判別と、その共振周波数を判別することができる。
なお、並列共振回路においても、鍋の種類を判別することは可能ではある。並列共振回路における非磁性鍋の周波数特性は図11のようになるので、図11の領域Q1のように、インバータ電流が最小となる周波数を探索すると、そこが共振周波数となる。一方で、磁性鍋はインピーダンスが大きいため、共振周波数での加熱コイルの電流が小さいので、鍋の種類の判別が可能となる。ただし、インバータ1の駆動周波数を変化させた場合におけるインバータ1のスイッチング素子に流れる電流を小さくする観点に基づくと、直列共振回路で鍋の判別をするのが望ましい。
次に、制御部6は、鍋の種類に応じてスイッチ35〜37を制御する。
具体的に、制御部6は、被加熱物が磁性鍋の場合、共振回路2を直列共振回路にする。なお、直列共振回路の制御方法は、既存の技術となるため、ここではその詳細説明を省略する。
一方で、制御部6は、被加熱物が非磁性鍋の場合、共振回路2を並列共振回路にする。そして、制御部6は、最大効率で動作させる観点から、第3電流I3を最小化しつつ、ループ電流Ipが最大化するような制御を実行する。例えば、以下の1〜3のような制御を実行する。
1.制御部6は、インバータ1の駆動周波数を変動させながら、第3電流I3の電流が最小となるように、すなわち、共振回路2が共振周波数で動作するように、PI演算処理(比例積分演算処理)をおこなう。具体的には、第3電流I3が最小となる周波数で、インバータ1の出力を上げるように制御する。例えば、図14において、第2ノードN2に対する第1ノードN1の電圧実効値を上げるように制御する。
2.制御部6は、第1電流I1及び第2電流I2を取得し、PI演算処理等を用いて、それぞれの電流値の実効値ばらつきが30%以内の電流になるようにインバータ1の駆動周波数を制御する。
3.制御部6は、インバータ1の駆動周波数に対するインバータ1の出力回路のインピーダンスを予め演算しておき、インバータ1の出力に応じて、第1〜第3電流I1〜I3の電流が所定の範囲内に入るようにインバータ1の駆動周波数を変動させて制御する。
以上のように、本実施形態によると、第1実施形態と同様に、従来技術の構成と比較して、回路損失を削減し加熱効率を高めることができる。また、被加熱物の種類に応じて、直列共振回路と並列共振回路とを使い分けることができるようにしているので、被加熱物の種類に応じて回路方式を選択することができ、被加熱物の種類に適した加熱方式を採用することができる。
なお、上記1〜3の制御方法は、第1実施形態及び第2実施形態においても適用することが可能であり、各実施形態内で説明した制御方法に加えて、または、代えて用いるようにしてもよい。また、第3実施形態において、並列共振回路時の動作に、第1実施形態及び第2実施形態で説明した制御方法を適用するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、加熱コイルを用いた誘導加熱装置において、加熱効率を高めることが可能であるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
A 誘導加熱装置
1 インバータ
13 スイッチング素子
2 共振回路
21 第1共振回路
23 第2共振回路
3 加熱コイル
31 第1加熱コイル
32 第2加熱コイル
35,36,37 スイッチ(切替部)
4 第1コンデンサ
6 制御部
N1 第1ノード
N2 第2ノード

Claims (14)

  1. スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により第1ノードに電力を供給するインバータと、
    前記第1ノードを介して前記インバータの電力供給を受けて加熱する加熱コイルとを備え、
    前記加熱コイルは、それぞれの一端が前記第1ノードに接続され、前記第1ノードに対し巻線の巻回方向が互いに異なる第1加熱コイルと第2加熱コイルとを有し、該第1及び第2加熱コイルが共振回路を構成していることを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 請求項1に記載の誘導加熱装置において、
    前記共振回路は、直列に接続された前記第1加熱コイルと第1コンデンサとが直列に接続された第1共振回路を有し、前記第2加熱コイルが前記第1共振回路と並列に接続されていることを特徴とする誘導加熱装置。
  3. 請求項1に記載の誘導加熱装置において、
    前記共振回路は、前記第1加熱コイル、前記第2加熱コイル及び第1コンデンサを直列に接続して形成された閉ループ回路であることを特徴とする誘導加熱装置。
  4. 請求項2に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1ノードは、前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとの一端同士を接続しかつ前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとを分割する、中間点を有することを特徴とする誘導加熱装置。
  5. 請求項4に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1加熱コイルの巻線数が前記第2加熱コイルの巻線数より多いことを特徴とする誘導加熱装置。
  6. 請求項2に記載の誘導加熱装置において、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することにより前記加熱コイルを流れる電流の周波数を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1共振回路のインピーダンスの絶対値と、前記第2加熱コイルのインピーダンスの絶対値とが互いに等しくなるように、前記スイッチング素子を制御する
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  7. スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のスイッチング動作により第1ノードに電力を供給するインバータと、
    前記第1ノードを介して前記インバータの電力供給を受けて加熱する加熱コイルとを備え、
    前記加熱コイルは、それぞれの一端が前記第1ノードに接続され、前記第1ノードに対し巻線の巻回方向が互いに異なる第1加熱コイルと第2加熱コイルと、を有する共振回路を備え、
    前記共振回路では、前記第1加熱コイルと第1コンデンサとが直列に接続された第1共振回路と、前記第2加熱コイルと第2コンデンサとが直列に接続された第2共振回路とが並列に接続されている
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  8. 請求項7に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1共振回路のインピーダンスの絶対値と、前記第2共振回路のインピーダンスの絶対値とが互いに等しくなるように、前記スイッチング素子を制御して前記共振回路に流れる電流の周波数を制御する制御部を備えている
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  9. 請求項1または請求項7に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1加熱コイルで発生する磁束の方向と前記第2加熱コイルで発生する磁束の方向とが互いに等しい
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  10. 請求項1に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1加熱コイルは環状のコイルであり、当該第1加熱コイルの内側に前記第2加熱コイルが配置されている
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  11. 請求項1に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1ノードにインダクタが設けられている
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  12. 請求項1に記載の誘導加熱装置において、
    前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとを直列に接続させて前記共振回路を直列共振回路とするか、前記第1加熱コイルと前記第2加熱コイルとを並列に接続させて前記共振回路を並列共振回路とするかを切り替える切替部を備える
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  13. 請求項12に記載の誘導加熱装置において、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することにより前記加熱コイルを流れる電流の周波数を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記切替部を制御して前記共振回路を直列共振回路にしてから、前記加熱コイルで加熱する被加熱物の種類を判別する
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  14. 請求項2に記載の誘導加熱装置において、
    前記インバータの出力電流、前記スイッチング素子に流れる電流、または、前記第1加熱コイル及び前記第2加熱コイルのそれぞれに流れる電流、の少なくともいずれか1つを取得する電流取得部と、
    前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御することにより前記加熱コイルを流れる電流の周波数を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1共振回路のインピーダンスの絶対値と、前記第2加熱コイルのインピーダンスの絶対値とを互いに近づくように、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させながら、前記電流取得部で取得される電流を減らす制御をする
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
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