JP7479512B2 - コイルに流れる電流の周波数を最適化させるエアロゾル生成装置及びその方法 - Google Patents

コイルに流れる電流の周波数を最適化させるエアロゾル生成装置及びその方法 Download PDF

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Description

本発明は、コイルに流れる電流の周波数を最適化させるエアロゾル生成装置及びその方法に係り、さらに具体的には、誘導加熱方式によってヒータを加熱するために、コイルを含むエアロゾル生成装置において、コイルに流れる電流の周波数を最適化させることができるエアロゾル生成装置及びその方法に関する。
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法を求める需要が増大している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではなく、シガレット内のエアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルが生成される方法を求める需要が増大している。それにより、加熱式シガレットまたは加熱式エアロゾル生成装置に係わる研究が活発に進められている。
エアロゾル生成装置のヒータを具現する方式は、さまざまがあり、そのうちには、コイルとサセプタとを利用し、ヒータを具現する方式も含まれる。具体的には、コイル及びサセプタとによってヒータを具現する方式は、固有のインダクタンスを有するコイルに交流電流を流せは、交流磁場が生じ、近くにあるサセプタに、渦電流(eddy current)が生ずるように誘導し、誘導された渦電流により、サセプタが加熱される原理を利用する。
コイルに流れる電流の周波数を最適化させれば、コイルに流れる電流の大きさが大きくなり、サセプタ(ヒータ)の加熱効率が大幅に上昇されるが、エアロゾル生成装置には、多様なハードウェアが含まれ、そのハードウェアが、互いに電気的に影響を与えることにより、最適化された周波数を効率的に求める方法の必要性がある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、誘導加熱方式によってヒータを具現するエアロゾル生成装置のコイルに流れる電流の最適化された周波数を求めることができるエアロゾル生成装置及びその方法を提供するところにある。
前記技術的課題を解決するための本発明の一実施形態による装置は、電流が流れるコイルと、前記電流に生成される磁場によって誘導加熱されるヒータと、前記電流を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、既設定の駆動周波数範囲内において、前記コイルに流れる電流の周波数を変更し、前記変更された周波数のうち1以上の周波数により、前記コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超える否かということを判断する。
前記技術的課題を解決するための本発明の他の一実施形態による方法は、既設定の駆動周波数範囲内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする段階と、前記コイルの電流の大きさが最大になる周波数を把握する段階と、前記把握された周波数における電流の大きさが臨界値を超えるか否かということを判断する段階と、を含む。
前記技術的課題を解決するための方法として、前述のところとはさらに異なる実施形態による方法は、既設定の第1周波数範囲内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする段階と、前記コイルの電流の大きさが最大になる第1周波数を把握する段階と、前記把握された周波数における電流の大きさが臨界値未満であるならば、第2周波数範囲を設定する段階と、前記第2周波数範囲内において周波数を変更しながら、前記コイルに流れる電流の大きさが最大になる第2周波数を把握する段階と、前記第2周波数における電流の大きさが前記臨界値を超えれば、前記第2周波数を前記コイルの電流の最適周波数として設定する段階と、を含む。
本発明の実施形態によれば、誘導加熱方式のエアロゾル生成装置がさまざまなハードウェアによって構成されても、コイルに流れる最適周波数を容易に求めることができる。
エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された例示を図示した図である。 エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された他の例示を図示した図である。 エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された他の例を図示した図である。 シガレットの一例を図示した図である。 シガレットの他の一例を図示した図である。 図3の装置で使用される二重媒質シガレットの一例を図示した図である。 液状カートリッジを含むエアロゾル生成装置の一例の斜視図である。 本発明の一実施形態によるエアロゾル生成装置の一例の斜視図である。 図8で説明した装置の側面図である。 エアロゾル生成装置に含まれる制御部の一例のブロック図を図示する。 本発明の一実施形態によるエアロゾル生成装置の周波数応答の一例のグラフを示している図である。 本発明の他の一実施例について説明するための周波数応答グラフを示す図である。 制御部が第2周波数範囲を決定するための方法の一例について説明するための図である。 本発明の実施形態による、温度センサが測定した温度値を多重的に補償する方法の一例をフローチャートで示した図である。 本発明の実施形態による、温度センサが測定した温度値を多重的に補償する方法の他の一例をフローチャートで示した図である。
1以上の実施形態によれば、エアロゾル生成装置が提供されうる。該エアロゾル生成装置は、流れる電流によって磁場を発生させるコイル、前記磁場によって誘導加熱されるヒータ、及び前記電流を制御する制御部を含むものでもある。前記制御部は、既設定の駆動周波数範囲(driving frequency range)内において、前記コイルに流れる電流の周波数を変更し、前記電流の前記変更された周波数のうち1以上の周波数により、前記コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超える否かということを判断するように構成される。
一実施形態によれば、前記制御部は、前記既設定の駆動周波数範囲内の最小周波数から、既設定の単位において、前記電流の周波数を順次に変更することができる。
一実施形態によれば、前記臨界値は、4Aでもある。
一実施形態によれば、前記制御部は、前記臨界値を超えながら、前記コイルに最大の大きさの電流が流れる時の最適化周波数を探知し、電源ボタンに対する入力が感知されることに基づき、前記最適化周波数において、電流が前記コイルに流れるように制御することができる。
一実施形態によれば、前記制御部は、前記エアロゾル生成装置に含まれたハードウェアを基に、前記既設定の駆動周波数範囲を決定することができる。
1以上の実施形態によれば、エアロゾル生成装置が提供されうる。該エアロゾル生成装置は、流れる電流によって磁場を発生させるコイル、前記磁場によって誘導加熱されるヒータ、及び前記電流を制御する制御部を含み、前記制御部は、既設定の第1周波数範囲内において、前記コイルに流れる電流の周波数を変更し、前記既設定の第1周波数範囲に属する周波数につき、前記コイルに流れる電流の大きさが臨界値未満であることに基づき、第2周波数範囲を設定し、前記第2周波数範囲に属する周波数につき、前記コイルに流れる電流の大きさが前記臨界値を超えるか否かということを判断することができる。
一実施形態によれば、前記制御部は、前記エアロゾル生成装置に含まれたハードウェアを基に、前記既設定の第1周波数範囲を決定することができる。
一実施形態によれば、前記臨界値は、4Aでもある。
一実施形態によれば、前記制御部は、前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの電流の大きさの比率に基づき、前記第2周波数範囲の最小周波数及び最大周波数を決定することができる。
一実施形態によれば、前記最小周波数は、前記既設定の第1周波数範囲にも含まれる。
一実施形態によれば、前記最大周波数は、前記最小周波数によっても決定される。
一実施形態によれば、前記最大周波数は、前記既設定の第1周波数範囲にも含まれる。
一実施形態によれば、前記最小周波数は、前記最大周波数によっても決定される。
1以上の実施形態によれば、エアロゾル生成装置のコイルに流れる電流の周波数を最適化させる方法が提供されうる。前記方法は、既設定の駆動周波数範囲内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする段階と、前記既設定の駆動周波数範囲内において、前記コイルの電流の大きさが最大になる周波数を把握する段階と、前記把握された周波数における電流の大きさが臨界値を超えるか否かということを判断する段階と、を含む。
一実施形態によれば、前記電流の大きさをモニタリングする段階は、前記既設定の駆動周波数範囲内において、既設定の単位周波数によって変更する段階を含むものでもある。
一実施形態によれば、前記方法は、電源ボタンに対する入力が感知されることに基づき、前記把握された周波数において、前記コイルに流れる電流を制御する段階をさらに含むものでもある。
一実施形態によれば、前記既設定の駆動周波数範囲は、前記装置に含まれたハードウェアを基に設定される範囲でもある。
1以上の実施形態によれば、エアロゾル生成装置のコイルに流れる電流の周波数を最適化させる方法が提供されうる。前記方法は、既設定の第1周波数範囲内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする段階と、前記既設定の第1周波数範囲内において、前記コイルの電流の大きさが最大になる第1周波数を把握する段階と、前記把握された第1周波数における電流の大きさが臨界値未満であることに基づき、第2周波数範囲を設定する段階と、前記第2周波数範囲内において周波数を変更しながら、前記コイルに流れる電流の大きさが最大になる第2周波数を把握する段階と、前記第2周波数における電流の大きさが前記臨界値を超えることに基づき、前記第2周波数を前記コイルの電流の最適周波数として設定する段階と、を含む。
一実施形態によれば、前記第2周波数範囲の最小周波数及び最大周波数は、前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの電流の大きさの比率でもっても決定される。
1以上の実施形態によれば、本発明の方法を実行させるためのプログラムを保存しているコンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供されうる。
本実施形態で使用される用語は、本発明における機能を考慮しながら、可能な限り、現在汎用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に携わる技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、任意に選定した用語もあり、その場合、該当する発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単なる用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むものでもあるということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによっても具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
以下においては、添付図面を参照し、本発明の実施形態につき、本発明が属する技術分野で当業者であるならば、容易に実施することができるように詳細に説明する。しかしながら、本実施形態は、さまざまに異なる形態にも具現され、ここで説明する実施例の例示に限定されるものではない。
以下においては、図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された例を図示した図面である。
図1及び図2を参照すれば、エアロゾル生成装置10は、バッテリ120、制御部110、ヒータ130及び蒸気化器180を含む。また、エアロゾル生成装置10の内部空間には、シガレット200が挿入されうる。
図1及び図2に図示されたエアロゾル生成装置10には、本実施形態と係わる構成要素が図示されている。ただし、図1及び図2に図示された構成要素以外に、他の汎用的な構成要素がエアロゾル生成装置10にさらに含まれるものでもあることは、本実施形態と係わる技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
また、図1及び図2には、エアロゾル生成装置10にヒータ130が含まれているように図示されているが、一実施形態により、ヒータ130は、省略されうる。
図1には、バッテリ120、制御部110、蒸気化器180及びヒータ130が一列に配されているように図示されている。また、図2には、蒸気化器180及びヒータ130が並列に配されているように図示されている。しかしながら、エアロゾル生成装置10の内部構造は、図1または図2に図示されているところに限定されるものではない。言い換えれば、エアロゾル生成装置10の設計により、バッテリ120、制御部110、蒸気化器180及びヒータ130の配置は、変更されうる。
シガレット200がエアロゾル生成装置10に挿入されれば、エアロゾル生成装置10は、蒸気化器180を作動させ、蒸気化器180からエアロゾルを発生させることができる。蒸気化器180によって生成されたエアロゾルは、シガレット200を通過してユーザに伝達される。蒸気化器180に係わる説明は、下記において、さらに詳細に行う。
バッテリ120は、エアロゾル生成装置10が動作するのに利用される電力を供給する。例えば、バッテリ120は、ヒータ130または蒸気化器180が加熱されうるように電力を供給することができ、制御部110が動作するのに必要な電力を供給することができる。また、バッテリ120は、エアロゾル生成装置10に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
制御部110は、エアロゾル生成装置10の動作を全般的に制御する。具体的には、制御部110は、バッテリ120、ヒータ130及び蒸気化器180だけではなく、エアロゾル生成装置10に含まれた他構成の動作を制御する。また、制御部110は、エアロゾル生成装置10の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置10が動作可能な状態であるか否かということを判断することもできる。
制御部110は、少なくとも1つのプロセッサを含む。該プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施例の制御部が属する技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
ヒータ130は、バッテリ120から供給された電力によっても加熱される。例えば、シガレットがエアロゾル生成装置10に挿入されれば、ヒータ130は、シガレットの外部に位置しうる。従って、加熱されたヒータ130は、シガレット内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させることができる。
ヒータ130は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ130には、電気伝導性トラック(track)が含まれ、該電気伝導性トラックに電流が流れことにより、ヒータ130が加熱されうる。しかしながら、ヒータ130は、前述の例に限定されるものではなく、希望温度まで加熱されうるものであるならば、制限なしに該当しうる。ここで、該希望温度は、エアロゾル生成装置10に既設定のものでもあり、ユーザによって所望され温度にも設定される。
一方、他例として、ヒータ130は、誘導加熱式ヒータでもある。具体的には、ヒータ130には、シガレットを誘導加熱方式によって加熱するための電気伝導性コイルを含むものでもあり、シガレットは、誘導加熱式ヒータによっても加熱されるサセプタを含むものでもある。
図1及び図2には、ヒータ130がシガレット200の外部に配されるように図示されているが、それに限定されるものではない。例えば、ヒータ130は、管型加熱要素、板型加熱要素、針型加熱要素または棒型加熱要素を含むものでもあり、加熱要素の形態により、シガレット200の内部または外部を加熱することができる。
また、エアロゾル生成装置10には、ヒータ130が複数個配されうる。そのとき、複数個のヒータ130は、シガレット200の内部に挿入されるようにも配され、シガレット200の外部にも配される。また、複数個のヒータ130のうち一部は、シガレット200の内部に挿入されるようにも配され、残りは、シガレット200の外部にも配される。また、ヒータ130の形状は、図1及び図2に図示された形状に限定されるものではなく、多様な形状にも作製される。
蒸気化器180は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、シガレット200を通過し、ユーザに伝達されうる。言い換えれば、蒸気化器180によって生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置10の気流通路に沿って移動することができ、該気流通路は、蒸気化器180によって生成されたエアロゾルが、シガレットを通過し、ユーザに伝達されるようにも構成される。
例えば、蒸気化器180は、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素を含むものでもあるが、それらに限定されるものではない。例えば、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素は、独立したモジュールとして、エアロゾル生成装置10にも含まれる。
該液体保存部は、液状組成物を保存することができる。例えば、該液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。該液体保存部は、蒸気化器180から/に脱着/付着されるようにも作製され、蒸気化器180と一体としても作製される。
例えば、液状組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤またはビタミン混合物を含むものでもある。該香料は、メントール、ペパーミント、スぺアミントオイル、各種果物香成分などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。該香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供することができる成分を含むものでもある。該ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち少なくとも一つが混合されたものでもあるが、そららに制限されるものではない。また、該液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含むものでもある。
該液体伝達手段は、液体保存部の液状組成物を加熱要素に伝達することができる。例えば、該液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックスのような芯(wick)にもなるが、それらに限定されるものではない。
該加熱要素は、液体伝達手段によって伝達される液状組成物を加熱するための要素である。例えば、該加熱要素は、金属熱線(wire)、金属熱板(plate)、セラミックヒータなどにもなるが、それらに限定されるものではない。また、該加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントによっても構成され、該液体伝達手段に巻かれる構造によっても配される。該加熱要素は、電流供給によっても加熱され、該加熱要素と接触された液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアロゾルが生成されうる。
例えば、蒸気化器180は、カトマイザ(cartomizer)または霧化器(atomizer)とも称されるが、それらに限定されるものではない。
一方、エアロゾル生成装置10は、バッテリ120、制御部110及びヒータ130以外に、汎用的な構成をさらに含むものでもある。例えば、エアロゾル生成装置10は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ、及び/または触覚情報の出力のためのモータを含むものでもある。また、エアロゾル生成装置10は、少なくとも1つのセンサ(パフ感知センサ、温度感知センサ、シガレット挿入感知センサなど)を含むものでもある。また、エアロゾル生成装置10は、シガレット200が挿入された状態においても、外部空気が流入されるか、あるいは内部気体が流出されうる構造にも作製される。
図1及び図2には、図示されていないが、エアロゾル生成装置10は、別途のクレードルと共に、システムを構成することもできる。例えば、該クレードルは、エアロゾル生成装置10のバッテリ120の充電にも利用される。または、該クレードルとエアロゾル生成装置10とが結合された状態において、ヒータ130が加熱されうる。
シガレット200は、一般的な燃焼型シガレットとと類似してもいる。例えば、シガレット200は、エアロゾル生成物質を含む第1部分と、フィルタなどを含む第2部分とに区分されうる。または、シガレット200の第2部分にも、エアロゾル生成物質が含まれるものでもある。例えば、顆粒またはカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第2部分にも挿入される。
エアロゾル生成装置10の内部には、第1部分全体が挿入され、第2部分は、外部に露出されうる。または、エアロゾル生成装置10の内部に、第1部分の一部だけ挿入され、また、第1部分、及び第2部分の一部が挿入されうる。ユーザは、第2部分を口にした状態でエアロゾルを吸入することができる。そのとき、該エアロゾルは、外部空気が第1部分を通過することによって生成され、生成されたエアロゾルは、第2部分を通過し、ユーザの口に伝達される。
一例として、外部空気は、エアロゾル生成装置10に形成された少なくとも1つの空気通路を介しても流入される。例えば、エアロゾル生成装置10に形成された空気通路の開閉、及び/または空気通路の大きさは、ユーザによっても調節される。それにより、霧化量、喫煙感などが、ユーザによっても調節される。他の例として、外部空気は、シガレット200の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を介してシガレット200の内部に流入されうる。
図3は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された他の例を図示した図面である。
図3のエアロゾル生成装置を、図1及び図2と係わって説明したエアロゾル生成装置と比較すれば、蒸気化器180が省略されていることが分かる。図3に図示されたエアロゾル生成装置に挿入される二重媒質シガレット300に蒸気化器180の機能を遂行する要素が含まれているので、図3によるエアロゾル生成装置は、図1及び図2に図示されたエアロゾル生成装置と異なり、蒸気化器180を含まない。
図3によるエアロゾル生成装置10は、二重媒質シガレット300が挿入されれば、二重媒質シガレット300を外部加熱することにより、二重媒質シガレット300からユーザが吸入可能なエアロゾルが生成されうるようにする。また、二重媒質シガレット300については、図6を参照して具体的に説明する。
以下、図4を参照し、シガレット200の一例について説明する。
図4は、シガレットの一例を図示した図面である。
図4を参照すれば、シガレット200は、タバコロッド210及びフィルタロッド220を含む。図1及び図2を参照して説明した第1部分は、タバコロッド210を含み、第2部分は、フィルタロッド220を含む。
図4には、フィルタロッド220が単一セグメントのように図示されているが、それに限定されるものではない。言い換えれば、フィルタロッド220は、複数のセグメントによっても構成される。例えば、フィルタロッド220は、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定成分をフィルタリングする第2セグメントを含むものでもある。また、一実施形態により、フィルタロッド220は、他の機能を遂行する少なくとも1つのセグメントをさらに含むものでもある。
シガレット200は、少なくとも1枚のラッパ240によっても包装される。ラッパ240には、外部空気が流入されるか、あるいは内部気体が流出される少なくとも1つの孔が形成されうる。一例として、シガレット200は、1枚のラッパ240によっても包装される。他の例として、シガレット200は、2枚以上のラッパ240によって重畳的にも包装される。例えば、第1ラッパにより、タバコロッド210が包装され、第2ラッパにより、フィルタロッド220が包装されうる。そして、個別ラッパによって包装されたタバコロッド210及びフィルタロッド220が結合され、第3ラッパにより、シガレット200全体がさらに包装されうる。もしタバコロッド210またはフィルタロッド220のそれぞれが、複数のセグメントによって構成されているならば、それぞれのセグメントが個別ラッパによっても包装される。そして、該個別ラッパによって包装されたセグメントが結合されたシガレット200全体が、他のラッパによってもさらに包装される。
タバコロッド210は、エアロゾル生成物質を含む。例えば、該エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに限定されるものではない。また、タバコロッド210は、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含むものでもある。また、タバコロッド210には、メントールまたは保湿剤のような加香液が、タバコロッド210に噴射されることによっても添加される。
タバコロッド210は、多様にも作製される。例えば、タバコロッド210は、シート(sheet)にも作製され、ストランド(strand)にも作製される。また、タバコロッド210は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。また、タバコロッド210は、熱伝導物質によっても取り囲まれる。例えば、該熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに限定されるものではない。一例として、タバコロッド210を取り囲む熱伝導物質は、タバコロッド210に伝達される熱を等しく分散させ、タバコロッドに加えられる熱伝導率を向上させることができ、それにより、タバコ味を向上させることができる。また、タバコロッド210を取り囲む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタとしての機能を行うことができる。そのとき、図面に図示されていないが、タバコロッド210は、外部を取り囲む熱伝導物質以外にも、追加のサセプタをさらに含むものでもある。
フィルタロッド220は、酢酸セルロースフィルタでもある。一方、フィルタロッド220の形状には、制限がない。例えば、フィルタロッド220は、円柱型(cylindrical type)ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ型(tube type)ロッドでもある。また、フィルタロッド220は、リセス型ロッドでもある。もしフィルタロッド220が、複数のセグメントで構成されている場合、複数のセグメントのうち少なくとも一つが、異なる形状にも作製される。
フィルタロッド220は、香味が生じるようにも作製される。一例として、フィルタロッド220に加香液が噴射され、該加香液が塗布された別途の繊維が、フィルタロッド220の内部にも挿入される。
また、フィルタロッド220には、少なくとも1つのカプセル230が含まれるものでもある。ここで、カプセル230は、香味を発生させる機能を遂行することもでき、エアロゾルを発生させる機能を遂行することもできる。例えば、カプセル230は、香料を含む液体を被膜で覆い包んだ構造でもある。カプセル230は、球形または円筒状の形状を有することができるが、それらに制限されるものではない。
もしフィルタロッド220に、エアロゾルを冷却するセグメントが含まれる場合、該冷却セグメントは、高分子物質または生分解性高分子物質によっても製造される。例えば、該冷却セグメントは、純粋なポリ乳酸のみによっても作製されるが、それに限定されるものではない。または、該冷却セグメントは、複数の孔があいた酢酸セルロースフィルタによっても作製されることができる。しかしながら、該冷却セグメントは、前述の例に限定されるものではなく、エアロゾルが冷却される機能を遂行することができるものであるならば、制限なしに該当しうる。
なお、図4には、図示されていないが、一実施形態によるシガレット200は、前端フィルタをさらに含むものでもある。該前端フィルタは、タバコロッド210において、フィルタロッド220に反対となる一側に位置する。該前端フィルタは、タバコロッド210が外部に離脱されることを防止することができ、喫煙中、タバコロッド210から液状化されたエアロゾルが、エアロゾル発生装置100(図1及び図)に流れることを防止することができる。
図5は、シガレットの他の一例を図示した図面である。
図5を参照すれば、シガレット200は、十字チューブ205、タバコロッド210、チューブ220a及びフィルタ220bが、最終ラッパ240aを含む複数のラッパ240によって覆い包まれる形態を有することが分かる。図5において、複数のラッパ240は、十字チューブ205、タバコロッド210、チューブ220a、フィルタ220bをそれぞれ覆い包む個別ラッパと、個別ラッパで覆い包まれた十字チューブ205、タバコロッド210、チューブ220a、フィルタ220bを一つに覆い包む最終ラッパ240aを含む。
図1及び図2を参照して説明した第1部分は、十字チューブ205及びタバコロッド210を含み、第2部分は、フィルタロッド220を含む。説明の便宜のために、以下においては、図1及び図2を参照して説明し、図4で説明したところと重複する説明は、省略されうる。
十字チューブ205は、タバコロッド210に連結される十字形態のチューブを意味する。
十字チューブ205は、シガレット200がエアロゾル生成装置に挿入されれば、タバコロッド210と共に、シガレット感知センサによってセンシングされる部分であり、タバコロッド210と同一の銅合紙ラッパによって覆い包まれ、シガレット感知センサが挿入されたシガレット200が、エアロゾル生成装置が支援する種類のシガレット(自社作製シガレット)であるか否かということを把握するのにも活用される。銅合紙ラッパについては、図7ないし図9を介して後述する。
タバコロッド210は、エアロゾル生成装置10のヒータ130によって加熱され、エアロゾルを生成させるエアロゾル生成基質を含む。
チューブ220aは、タバコロッド210のエアロゾル生成基質が、ヒータ130から十分な量のエネルギーを受けて加熱されるときに生成されるエアロゾルを、フィルタ220bに伝達させる機能を遂行する。チューブ220aは、酢酸セルローストウに、可塑剤であるトリアセチン(TA)を一定以上加え、円形に成形する方式によって製造されるチューブであり、十字チューブ205と比較すれば、形態が異なるだけではなく、タバコロッド210とフィルタ220bとを連結する点において、配置上の違いがある。
フィルタ220bは、タバコロッド210で生成されたエアロゾルが、チューブ220aを介して伝達されれば、エアロゾルを通過させることにより、ユーザがフィルタ220bによって濾過されたエアロゾルを吸入することができる機能を遂行する。フィルタ220bは、酢酸セルローストウを基にして作製された酢酸セルロースフィルタでもある。
最終ラッパ240aは、十字チューブ205、タバコロッド210、チューブ220a及びフィルタ220bをそれぞれ覆い包む紙であり、十字チューブラッパ240b、タバコロッドラッパ240c、チューブラッパ240d及びフィルタラッパ240eをいずれも含むものでもある。
図5において、十字チューブラッパ240bは、アルミニウム材質のラッパでもあり、チューブラッパ240dは、MFWラッパまたは24Kラッパでもあり、フィルタラッパ240eは、耐油ハードラッパまたはポリ乳酸材質の合紙でもある。タバコロッドラッパ240c及び最終ラッパ240aについては、以下において、さらに詳細に後述する。
タバコロッドラッパ240cは、タバコロッド210を覆い包むむラッパであり、ヒータ130によって伝達される熱エネルギーの効率性を極大化させるために、熱伝導性向上物質がコーティングされもする。例えば、タバコロッドラッパ240cは、銀箔紙(Ag)、アルミニウム箔紙(Al)、銅箔紙(Cu)、カーボン(carbon paper)、充填剤(filler)、セラミックス(AlN、Al)、シリコンカーバイド(silicon carbide)、クエン酸ナトリウム(Na citrate)、クエン酸カリウム(K citrate)、アラミド繊維(aramid fiber)、ナノセルロース(nano cellulose)、ミネラル紙(mineral paper)、グラシン紙(glassine paper)及びSWNT(Single-Walled Carbon Nanotube)うち少なくとも一つが、一般ラッパまたは異形原紙にコーティングされる方式によっても作製される。該一般ラッパは、周知のシガレットに適用されているラッパを意味し、手抄紙試験(water paper test)を経て、紙製造作業性及び熱伝導性が、いずれも一定値以上を超える検証された材質によって作製された多孔性ラッパを意味する。
また、本発明の実施形態において、最終ラッパ240aは、タバコロッドラッパ240cにコーティングされる多様な物質のうち、充填剤、セラミックス、シリコンカーバイド、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、アラミド繊維、ナノセルロース、SWNTのうち少なくとも一つが、MFW原紙にコーティングされる方式によっても作製される。
図1及び図2を参照して説明されたように、外部加熱式エアロゾル生成装置10に含まれるヒータ130は、制御部110によって制御される対象であり、タバコロッド210に含まれているエアロゾル生成基質を加熱させ、エアロゾルが生成されるようにし、このとき、タバコロッド210に伝達される熱エネルギーは、放射熱75%、対流熱15%、伝導熱10%の比率で構成される。一実施形態により、タバコロッド210に伝達される熱エネルギーを構成する放射熱、対流熱、伝導熱の比率は、異なりうる。
本発明の実施形態は、ヒータ130がエアロゾル生成基質に直接接触し、熱エネルギーを伝達することができない特性上、迅速なエアロゾルの生成が困難であることを克服するために、前述のように、タバコロッドラッパ240c及び最終ラッパ240aに熱伝導性向上物質をコーティングし、タバコロッド210のエアロゾル生成基質に、熱エネルギーが効率的に伝達されるように促進することにより、ヒータ130が十分に加熱される前の初期パフ時にも、ユーザに十分な量のエアロゾルを提供することができる。
一実施形態により、タバコロッドラッパ240cまたは最終ラッパ240aのうちいずれか一つについてのみ、熱伝導性向上物質がコーティングされ、前述の例だけではなく、事前に設定された値の熱伝導率を有する有機金属、無機金属、繊維、高分子素材が、タバコロッドラッパ240cまたは最終ラッパ240aにコーティングされる方式により、本発明の実施形態が具現されうる。
図6は、図3の装置で使用される二重媒質シガレットの一例を図示した図面である。
図6において、該二重媒質シガレットという名称は、図4及び図5で説明したシガレットと区別するための目的だけではなく、本発明の実施形態に係わる説明を簡潔にさせるために命名したものであり、一実施形態により、一般的なシガレットと同一にも呼称される。
図6を参照すれば、二重媒質シガレット300は、エアロゾル基材部310、媒質部320、冷却部330及びフィルタ部340が、最終ラッパ350によって覆い包まれる形態を有することが分かる。図6において、エアロゾル基材部310、媒質部320及びフィルタ部340は、個別ラッパによって覆い包まれ、最終ラッパ350は、個別ラッパを覆い包む。該個別ラッパは、第1ラッパ310a、第2ラッパ320a及び第3ラッパ340aを含むものでもある。
エアロゾル基材部310は、パルプ(pulp)基盤の紙に、保湿剤を含有させ、既設定の形態に成形した部分である。エアロゾル基材部310に入る保湿剤(基材)には、プロピレングリコール及びグリセリンがある。エアロゾル基材部310の保湿剤は、原紙重量対比で、一定重量比率を有するプロピレングリコール及びグリセリンが含まれる。エアロゾル基材部310は、二重媒質シガレット300が、図3のエアロゾル生成装置10に挿入されたとき、ヒータ130により、一定以上の温度に加熱されれば、保湿剤蒸気を生成する。
媒質部320は、シート、ストランド、タバコシートが細かく切られた刻みタバコのうち1以上を含み、ユーザに喫煙経験を提供するために、ニコチンを発生させる部分である。媒質部320は、二重媒質シガレット300が、図3のエアロゾル生成装置10に挿入されても、ヒータ130から直接加熱されず、加熱されるエアロゾル基材部310及び媒質部320を覆い包んでいる媒質部ラッパ(または、最終ラッパ350)から、伝導方式、対流方式及び輻射方式によって間接加熱されうる。本発明の実施形態においては、媒質部320に含まれる媒質が逹しなければならない温度が、エアロゾル基材部310に含まれた保湿剤が逹しなければならない温度よりさらに低い特性を考慮し、外部加熱式ヒータ130でもってエアロゾル基材部310を加熱した後、迂回的に媒質部320の温度が上昇されるようにする。媒質部320に含まれた媒質の温度が一定以上の温度に上昇されれば、媒質部320からニコチン蒸気が生成される。
一実施形態により、二重媒質シガレット300が、図3のエアロゾル生成装置10に挿入されたとき、媒質部320の一部がヒータ130と対向する方向になり、ヒータ130から加熱されうる。
冷却部330は、所定重量の可塑剤を含むチューブフィルタによって作製され、エアロゾル基材部310及び媒質部320から生成された保湿剤蒸気及びニコチン蒸気が混合され、エアロゾル化(aerosolization)され、冷却部330を通過しながら冷却されるが、エアロゾル基材部310、媒質部320及びフィルタ部340とは異なるように個別ラッパで覆い包まれない。
フィルタ部340は、酢酸セルロースフィルタでもあるが、フィルタ部340の形状には、制限がない。フィルタ部340は、円柱型ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ型ロッドでもある。もしフィルタ部340が複数のセグメントで構成された場合、複数のセグメントのうち少なくとも一つが異なる形状にも作製される。フィルタ部340は、香味が生じるようにも作製される。一例として、フィルタ部340に加香液が噴射され、また該加香液が塗布された別途の繊維がフィルタ部340の内部に挿入されうる。
また、フィルタ部340には、少なくとも1つのカプセルが含まれるものでもある。ここで、該カプセルは、香味を発生させる機能を遂行することもできる。例えば、該カプセルは、香料を含む液体を被膜で覆い包んだ構造でもあり、球形または円筒状の形状を有することができるが、それらに制限されるものではない。
最終ラッパ350は、第1ラッパ310aによって覆い包まれたエアロゾル基材部310、第2ラッパ320aによって取り囲まれた媒質部320、冷却部330及び第3ラッパ340aによって取り囲まれたフィルタ部340を一つに覆い包む外被を意味しうる。
図7は、液状カートリッジを含むエアロゾル生成装置の一例の斜視図である。
さらに具体的には、図7は、エアロゾル生成物質を保有し、交換可能なカートリッジ750、及びそれを具備したエアロゾル生成装置700における結合関係を概略的に図示した分離斜視図である。図7に示された実施形態に係わるエアロゾル生成装置700は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ750と、カートリッジ750を支持する本体710と、を含む。
カートリッジ750は、内部にエアロゾル生成物質を収容した状態において、本体710に結合することができる。カートリッジ750の一部分が、本体710の収容空間に挿入されることにより、カートリッジ750が本体710に装着されうる。
カートリッジ750は、例えば、液体状態でもあり、固体状態でもあり、気体状態でもあり、ゲル(gel)状態でもあるというように、いずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質(エアロゾル生成基質)を保有することができる。該エアロゾル生成物質は、液状組成物を含むものでもある。例えば、該液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
該液状組成物は、例えば、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤及びビタミン混合物のいずれか1つの成分でもあり、それら成分の混合物を含むものでもある。該香料は、メントール、ペパーミント、スぺアミントオイル、各種果物香成分などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。該香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供することができる成分を含むものでもある。該ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち少なくとも一つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。また、該液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含むものでもある。
例えば、該液状組成物は、ニコチン塩が添加された任意の重量比のグリセリンとプロピレングリコールとの溶液を含むものでもある。該液状組成物には、2種以上のニコチン塩が含まれるものでもある。該ニコチン塩は、ニコチンに、有機酸または無機酸を含む適切な酸を添加することによっても形成される。ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンであり、該液状組成物の総溶液重量に対する任意の適切な重量の濃度を有することができる。
ニコチン塩の形成のための酸は、血中ニコチン吸収速度、エアロゾル生成装置700の作動温度、香味または風味、溶解度などを考慮し、適切に選択されうる。例えば、ニコチン塩の形成のための酸は、安息香酸、乳酸、サリチル酸、ラウリン酸、ソルビン酸、レブリン酸、ピルビン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、クエン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、フェニル酢酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、グルコン酸、サッカリン酸、マロン酸またはリンゴ酸によって構成された群のうちから選択される単独の酸、または前述の群のうちから選択される2以上の酸の混合にもなるが、それらに限定されるものではない。
カートリッジ750は、本体710から伝達される電気信号または無線信号などによって作動することにより、カートリッジ750内部のエアロゾル生成物質の相(phase)をガス相に変換し、エアロゾルを発生させる機能を遂行する。該エアロゾルは、エアロゾル生成物質から生じた蒸気化された粒子と空気とが混合された状態の気体を意味しうる。
例えば、カートリッジ750は、本体710から電気信号を供給され、エアロゾル生成物質を加熱するか、超音波振動方式を利用するか、あるいは誘導加熱方式を利用することにより、エアロゾル生成物質の相を変換することができる。他の例として、カートリッジ750が自体的な電力源を含む場合には、本体710からカートリッジ750に伝達される電気的な制御信号や無線信号により、カートリッジ750が作動することにより、エアロゾルを発生させることができる。
カートリッジ750は、内部に、エアロゾル生成物質を収容する液体保存部と、該液体保存部のエアロゾル生成物質をエアロゾルに変換する機能を遂行する霧化器と、を含むものでもある。
該液体保存部が、内部に「エアロゾル生成物質を収容する」というのは、該液体保存部が、器(container)の用途のように、エアロゾル生成物質を単に入れる機能を遂行すること、及び液体保存部の内部に、例えば、スポンジ(sponge)、綿、布地や多孔性セラミック構造体のようなエアロゾル生成物質を含侵(含有)する要素を含むということを意味する。
該霧化器は、例えば、エアロゾル生成物質を吸収してエアロゾルに変換するための最適の状態に維持する液体伝達手段(ウィック(wick))と、液体伝達手段を加熱し、エアロゾルを発生するヒータと、を含むものでもある。
該液体伝達手段は、例えば、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックスの少なくとも一つを含むものでもある。
ヒータは、電気抵抗によって熱を発生させることにより、液体伝達手段に伝達されるエアロゾル生成物質を加熱するために、銅、ニッケル、タングステンのような金属素材を含むものでもある。該ヒータは、例えば、金属熱線、金属熱板、セラミック発熱体などによっても具現され、ニクロム線のような素材を利用し、伝導性フィラメントによって具現されるか、あるいは液体伝達手段に巻かれたり、液体伝達手段に隣接するように配されたりもする。
霧化器は、また別途の液体伝達手段を使用せず、エアロゾル生成物質を吸収してエアロゾルに変換するための最適の状態に維持する機能と、エアロゾル生成物質を加熱し、エアロゾルを発生する機能と、をいずれも遂行するメッシュ形状(mesh shape)であったり、板形状(plate shape)であったりする発熱体によっても具現される。
カートリッジ750の内部に収容されたエアロゾル生成物質を、外部から視覚的に確認することができるように、カートリッジ750の液体保存部は、少なくとも一部が透明な素材を含むものでもある。該液体保存部は、本体710に結合するとき、本体710の溝に挿入されうるように、液体保存部から突出する突出窓を含む。マウスピース及び液体保存部の全体が透明なプラスチックやガラスのような素材によって作製されるか、あるいは液体保存部の一部分に該当する突出窓だけが透明な素材によっても作製される。
本体710は、収容空間の内側に配された接続端子を含む。本体710の収容空間にカートリッジ750の液体保存部が挿入されれば、本体710は、接続端子を介し、カートリッジ750に電力を提供するか、あるいはカートリッジ750の作動と係わる信号をカートリッジ750に供給することができる。
カートリッジ750の液体保存部の一側端部には、マウスピースが結合される。該マウスピースは、エアロゾル生成装置700のユーザの口腔に挿入される部分である。該マウスピースは、液体保存部内部のエアロゾル生成物質から生じたエアロゾルを外部に排出する排出孔を含む。
本体710には、スライダ730が、本体710に対して移動自在に結合される。スライダ730は、本体710に対して移動することにより、本体710に結合されたカートリッジ750のマウスピースの少なくとも一部を覆うか、あるいはマウスピースの少なくとも一部を外部に露出させる機能を遂行する。スライダ730は、カートリッジ750の突出窓の少なくとも一部を外部に露出させる長孔を含む。
スライダ730は、内部が空いており、両側端部が開放された筒形状を有する。スライダ730の構造は、図7に図示されているように、筒形状に制限されるものではなく、本体710の端に結合された状態を維持しながら、本体710に対して移動自在なクリップ形態の断面形状を有する曲折された板の構造でもあり、湾曲された円弧状の断面形状を有する曲がった半円筒形状のような構造を有することができる。
スライダ730は、本体710とカートリッジ750とに対するスライダ730の位置を維持するための磁性体を含む。該磁性体は、永久磁石でもあり、鉄、ニッケル、コバルト、またはそれらの合金のような素材を含むものでもある。
該磁性体は、スライダ730の内部空間を挟み、互いに対向する2つの第1磁性体と、スライダ730の内部空間を挟み、互いに対向する2つの第2磁性体と、を含む。該第1磁性体と該第2磁性体は、スライダ730の移動方向、すなわち、本体710が延びる方向である本体710の長手方向に沿い、互いに離隔されるように配される。
本体710は、スライダ730が本体710に対して移動する間、スライダ730の第1磁性体8aと第2磁性体8bとが移動する経路上に配された固定磁性体を含む。本体710の固定磁性体も、収容空間を挟み、互いに対向するように二つが設けられうる。
スライダ730の位置により、該固定磁性体と第1磁性体8aとのうち一つ、または該固定磁性体と第2磁性体8とbのうち一つの間で作用する磁力により、スライダ730は、マウスピースの端部を覆ったり露出させたりする位置に安定して維持されうる。
本体710は、スライダ730が本体710に対して移動する間、スライダ730の第1磁性体8aのうち一つと、第2磁性体8bの1つとが移動する経路上に配される位置変化感知センサを含む。該位置変化感知センサは、例えば、磁場の変化を感知し、信号を発するホール効果(hall effect)を利用したホールセンサ(hall IC)を含むものでもある。
前述の実施形態に係わるエアロゾル生成装置700において、本体710、カートリッジ750及びスライダ730は、長手方向を横切る方向への断面形状が、ほぼ長方形であるが、本実施例は、そのようなエアロゾル生成装置700の形状によって制限されるものではない。エアロゾル生成装置700は、例えば、円形、楕円形、正方形でもあり、さまざまな形態の多角形の断面形状を有しうる。また、エアロゾル生成装置700が長手方向に延びるとき、必ずしも直線状に延びる構造に制限されるものではなく、ユーザが手に取りやすく、例えば、流線形に湾曲されたり、特定領域で事前に定められた角度に曲折されながら長く延びたりもする。
図8は、本発明の実施形態によるエアロゾル生成装置の一例の斜視図である。
図8を参照すれば、本発明の実施形態によるエアロゾル生成装置10は、制御部110、バッテリ120、ヒータ130及びシガレット200を含むということが分かる。図8は、説明の便宜のために、エアロゾル生成装置10の一部構成のみを目立たせて示しているので、本発明の範疇を外れずに、他の構成が追加されうるということは、該分野の当業者に自明であろう。
また、エアロゾル生成装置10の内部構造は、図8に図示されたところに限定されるものではなく、一実施形態や設計により、制御部110、バッテリ120、ヒータ130及びシガレット200の配置は、異なりうる。図8の各構成に係わる説明は、図1ないし図6ですでに説明したので、省略する。
図9は、図8で説明した装置の側面図である。
図9を参照すれば、本発明の実施形態によるエアロゾル生成装置10は、集積回路基板(PCB:printed circuit board)11、制御部110、バッテリ120、第1ヒータ130A、第2ヒータ130B、ディスプレイ150及びシガレット挿入空間160を含むということが分かる。以下においては、図1で説明した構成に係わる説明と重複する説明は、省略される。
PCB 11は、制御部110と通信しながら、エアロゾル生成装置10の情報を収集する各種構成要素を電子的に統合する機能を遂行し、PCB 11の表面には、制御部110及びディスプレイ150が固定されて装着され、PCB 11に連結された素子に電力を供給するためのバッテリ120が連結される。
ディスプレイ150は、エアロゾル生成装置10で生成される情報のうち、ユーザに情報が視覚的な情報として出力されるように制御する装置であり、制御部110から受信した情報を基にし、エアロゾル生成装置10の前面に具備されているLCDパネル(または、LEDパネル)に出力される情報を制御する。
シガレット挿入空間160は、シガレット200が挿入されるようにするために、エアロゾル生成装置10の内部に向けて一定深さに凹状に彫り込まれている空間を意味する。シガレット挿入空間160は、スティック状のシガレット200が安定して装着されるように、シガレット200のように筒状であり、シガレット挿入空間160の高さ(深さ)は、シガレット200において、エアロゾル生成物質が含まれた領域の長さによっても異なる。
例えば、シガレット挿入空間160に、図6を参照して説明した二重媒質シガレット300が挿入されるならば、シガレット挿入空間160の高さは、エアロゾル基材部310及び媒質部320の長さを合算した値と同じでもある。シガレット挿入空間160にシガレット200が挿入されれば、シガレット挿入空間160に隣接しているヒータ130が加熱されることにより、エアロゾルが生成されうる。
図10は、エアロゾル生成装置に含まれる制御部の一例のブロック図を図示する。
図10を参照すれば、エアロゾル生成装置10に含まれる制御部110は、周波数変更処理部111、臨界値超過判断部113及び駆動周波数再設定部115を含むということが分かる。図10の制御部110は、周波数変更処理部111、臨界値超過判断部113及び駆動周波数再設定部115を具現するための少なくとも1つのプロセッサ、または周波数変更処理部111、臨界値超過判断部113及び駆動周波数再設定部115は、それぞれの機能を具現するための少なくとも1つのプロセッサを含むものでもある。前述の少なくとも1つのプロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現されることもできる。また、図10の制御部110、周波数変更処理部111、臨界値超過判断部113及び駆動周波数再設定部115が、互いに異なる形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施例が属する技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
周波数変更処理部111は、既設定の駆動周波数範囲内において、コイルに流れる電流の周波数を変更する。そのとき、周波数が変更される単位は、事前に設定されている単位周波数値による。例えば、単位周波数が500Hzであるならば、周波数変更処理部111は、駆動周波数範囲を構成する最小周波数に、500Hzずつ加算しながら、コイルに流れる電流の周波数を、順次またはランダムに変更することができる。
臨界値超過判断部113は、周波数が特定されたとき、その特定された周波数の電流がコイルに流れる場合、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超える否かということを判断する機能を遂行する。
駆動周波数再設定部115は、既設定の駆動周波数範囲において、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超えるようにする周波数が検出されない場合、新たな駆動周波数範囲を設定する演算を行う。
前述の各モジュールの名称は、制御部110が遂行する機能を直観的に説明するためのものであり、一実施形態により、各モジュールの名称は、変更されうる。また、各モジュールが遂行する機能が、制御部110によって単独に具現されうるいうことは、該分野の当業者に自明であろう。それゆえに、以下においては、本発明のさまざまな実施形態について具体的に説明するが、説明の便宜のために特別に限定していないのであるならば、各機能を遂行する主体は、制御部110で見なす。
本発明の実施形態によるエアロゾル生成装置10は、コイル、ヒータ、及び該コイルの電流を制御し、各種制御信号を生成する制御部110を含む。本発明においてヒータは、サセプタとも混用され、該エアロゾル生成装置は、誘導加熱方式により、エアロゾルを生成する装置と見なす。
図11は、本発明の実施形態によるエアロゾル生成装置の周波数応答の一例のグラフを示している図面である。
本発明の実施形態によるエアロゾル生成装置は、抵抗、インダクタンスまたはキャパシタンスを有する多様なハードウェアを含むものでもある。例えば、該エアロゾル生成装置は、受動素子によって構成された抵抗、インダクタまたはキャパシタ(RLC)回路を含むものでもある。図11は、RLC回路における周波数応答を示し、x軸は、コイルに流れる周波数を示し、y軸は、そのコイルに流れる電流の大きさをそれぞれ示す。
周波数の変化による電流の大きさのグラフ1110を解析すれば、周波数の値が大きくなるにつれ、コイルに流れる電流の大きさもだんだんと大きくなる傾向があるが、周波数が共振周波数であるfに逹した後には、周波数の値が大きくなることにより、コイルに流れる電流は、かえって小さくなる傾向を示す。エアロゾル生成装置に含まれる各種ハードウェアを、受動素子、またはそれに対応するインピーダンスで構成すれば、知られた数式を介し、共振周波数を求めることができるが、該エアロゾル生成装置に含まれる消耗品(エアロゾル生成基質)、エアロゾル生成装置に脱着可能な部品、及びアクセサリにより、エアロゾル生成装置を構成するハードウェアの構成は、多様に変化し、そのたびに共振周波数fも、異なりうる。
図11で、fact1とfact2との周波数範囲は、「駆動周波数範囲」とも称され、fact1は、駆動周波数範囲内に属する周波数のうち最小周波数であり、fact2は、駆動周波数範囲内に属する周波数のうち最大周波数とそれぞれ称されうる。
ここで、該駆動周波数範囲は、エアロゾル生成装置10を構成するハードウェアを制御部110が感知し、感知した結果によって決定される値の範囲でもある。例えば、制御部110は、エアロゾル生成装置10を構成する部品の種類及び個数を管理し、それにより、一連の数式を介し、駆動周波数範囲がどれほどであるかということを算出することができる。エアロゾル生成装置10に装着されたり、装着解除されたりする各種アクセサリも、伝導性物質や電子装置を含むものであるならば、エアロゾル生成装置10の総インピーダンスに変化を与えることになり、該駆動周波数範囲が変わることになる原因にもなる。該駆動周波数範囲がいったん決定されれば、エアロゾル生成装置10の動作の安定性を確保するために、コイルに流れる電流の周波数は、駆動周波数範囲内において選択された周波数にも限定される。
本発明の一実施形態によるエアロゾル生成装置は、電流が流れるコイル、電流に生成される磁場によって誘導加熱されるヒータ、及び電流を制御する制御部を含む。ここで、該制御部は、既設定の駆動周波数範囲内において、コイルに流れる電流の周波数を変更し、変更された周波数のうち1以上の周波数により、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超える否かということを判断することができる。
図11を参照して説明すれば、駆動周波数範囲は、fact1とfact2との範囲に既設定のものであり、制御部110は、駆動周波数範囲内において周波数を変更させながら、コイルに流れる電流の大きさが変わることをモニタリングする。図11において、臨界値が4Aであるならば、制御部110は、コイルに流れる電流の大きさが4Aを超えたとき、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超えたと判断することになる。次に、制御部110は、コイルに流れる電流の大きさが4Aを超える時の周波数を、エアロゾル生成装置が安定して動作するための周波数と設定することができ、特に、コイルに流れる電流の大きさが最も大きい時のその電流の周波数を、共振周波数として決定して使用することができる。以下において、該共振周波数は、最適化周波数とも別称される。
制御部110は、特定周波数において、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超える場合、エアロゾル生成装置10の加熱効率が正常であると判断することができる。一方、制御部110は、駆動周波垂範衛内のいかなる周波数においても、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超えない場合、その周波数におけるエアロゾル生成装置10の加熱効率が不良状態であると判断することができる。
以上のように、制御部110の判断は、エアロゾル生成装置10が動作するたびに、すなわち、エアロゾル生成装置10のヒータが加熱されるたびにになされうる。例えば、ユーザがエアロゾル生成装置10を介して吸煙するために、電源ボタンに入力を加えれば、制御部110は、電源ボタンに対する入力を感知し、最適化周波数による電流がコイルに流れるように制御することができる。そのとき、該最適化周波数は、前述の一連の過程を経て、駆動周波数範囲内で択一される周波数の値というは、すでに説明されている。
図12は、本発明の他の一実施例について説明するための周波数応答グラフを示す。
図12において、第1周波数応答1210は、エアロゾル生成装置10を作製する工程上において決定された周波数応答であり、エアロゾル生成装置10に他のハードウェアが装着されていない状態で算出される理想的なグラフである。第1周波数応答1210によれば、最適化周波数は、fであり、駆動周波数範囲は、△factになる。第1周波数応答1210において、臨界値|Ith|は、4Aであり、制御部110は、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超える場合、エアロゾル生成装置10の加熱効率が良好であると判断することができる。
図12において、第2周波数応答1230は、エアロゾル生成装置10にさらなるハードウェアが装着されるか、あるいはさまざまな要因により、ハードウェアに変化が生じ、最適化周波数が異なる状態における周波数応答である。図12を参照すれば、第2周波数応答1230において、臨界値|Ith|は、依然として4Aであるが、最適化周波数は、fc’であり、駆動周波数範囲は、△fact’に変わったことが分かる。さらに具体的には、第2周波数応答1230が算出される状態においては、コイルに流れる周波数がfであったとしても、コイルに流れる電流の大きさは、臨界値を超えず、駆動周波数範囲も異なる。すなわち、制御部110は、第2周波数応答1230が算出される状態において、エアロゾル生成装置10の加熱効率を、第1周波数応答1210のような状況に回復させる(recover)ために、新たな最適化周波数を、新たな駆動周波数範囲△fact’で求めなければならない。
制御部110は、既設定の第1周波数範囲内において、コイルに流れる電流の周波数を変更し、第1周波数範囲に属する周波数につき、コイルに流れる電流の大きさが臨界値未満であるならば、第2周波数範囲を設定する。制御部110は、第2周波数範囲に属する周波数につき、コイルに流れる電流の大きさが臨界値を超えるか否かということを判断し、臨界値を超えるならば、最適化周波数を求めたと見なし、エアロゾル生成装置10の加熱効率が良好であると判断することができる。
なお、制御部110が第2周波数範囲に属する全ての周波数についても、コイルに流れる電流の大きさが臨界値未満であると判断した場合、制御部110は、エアロゾル生成装置10が、制御部110の動作のようなソフトウェアだけでは、一定以上の加熱効率を確保することができない不良製品であると判断することができる。
図13は、制御部が第2周波数範囲を決定するための方法の一例について説明するための図面である。
制御部110は、コイルに流れる電流の周波数に対するコイルの電流の大きさの比率でもって、第2周波数範囲の最小周波数fact1’と最大周波数fact2’とを決定することができる。コイルに流れる電流の周波数に対するコイルの電流の大きさの比率は、図13において、第1地点1310及び第2地点1330に表示されている。図13を参照し、例えば、制御部110は、周波数fact1’において、コイルに流れる電流の大きさが|I|に変化する比率を探知し、探知された比率値が既設定の基準と一致すれば、fact1’を第2周波数範囲の最小周波数と決定することができ、それと類似した方式により、コイルに流れる電流の大きさが|I|であることに基づき、第2周波数範囲の最大周波数fact2’を決定することができる。
該第2周波数範囲は、第1周波数範囲と互いに異なる範囲であり、制御部110は、周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさを判断する探索時間(search time)を短縮させるために、既設定の周波垂範衛内においてのみ周波数を変更するが、該第1周波数範囲から該第2周波数範囲に探索領域が変更されることにより、該第1周波数範囲内においては探索されていない最適化周波数fc’が探知されうる。
図12及び図13に図示されたように、第2周波数範囲の最小周波数fact1’は、第1周波数範囲にも含まれ、このとき、該第2周波数範囲の最大周波数fact2’は、該第1周波数範囲に属さない。それと反対に、該第2周波数範囲の最大周波数fact2’は、第1周波数範囲にも含まれ、このとき、第2周波数範囲の最小周波数fact1’は、該第1周波数範囲に属さない。
また、実施形態により、制御部110は、演算量を最小化させるために、第2周波数範囲において、最小周波数または最大周波数のうちいずれ一つが決定されれば、その決定された周波数値に、一定オフセット(offset)を適用することにより、残り1つの周波数を決定し、第2周波数範囲を確定させることもできる。
本発明の一実施形態により、図11ないし図13で説明したように、誘導加熱式エアロゾル生成装置10において、コイルに流れる電流の周波数を最適化させる方法を提供する。具体的には、本発明の一実施形態による方法は、駆動周波数範囲を事前に設定し、臨界値よりさらに大きい電流の大きさが探知されるか否かということにより、駆動周波数範囲内において、さまざまな周波数を探索する。電流の大きさが臨界値を超えるようにする周波数が探索されれば、その周波数において最適化周波数を決定し、その周波数でもって、エアロゾル生成装置の加熱効率を極大化させることができる。
なお、本発明は、さらなる実施例として、一次的に設定された駆動周波数範囲内において、最適化周波数が探索されない場合、一連の過程を経て、駆動周波数範囲を二次的に再設定する方法をさらに提案する。本発明のさらなる実施形態によれば、エアロゾル生成装置10のハードウェア変更により、加熱効率を極大化させる共振周波数(最適化周波数)が変更されたとき、いち早く新たな駆動周波数範囲を設定し、その範囲内において新たな最適化周波数を探索し、エアロゾル生成装置10に対する良否判断を行うことができる。
図14は、本発明の一実施形態による、温度センサが測定した温度値を多重的に補償する方法の一例をフローチャートで示した図面である。
図14は、前述のエアロゾル生成装置10または制御部110によっても具現されるので、それを参照して説明することにし、以下においては、すでに説明した内容と重複する説明は、省略する。
制御部110は、既設定の駆動周波数内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする(S1410)。
制御部110は、電流の大きさが最大になる時を把握する(S1430)。
制御部110は、電流の大きさが最大である時の大きさが臨界値を超えるか否かということを判断し(S1450)、臨界値を超えるならば、電流の大きさが最大になる時の周波数を、コイルに流れる電流の周波数として設定する(S1470)。
制御部110は、電流の大きさが最大である時の大きさが臨界値未満であるならば、エアロゾル生成装置を不良状態と判定する(S1490)。
図15は、本発明の一実施形態による、温度センサが測定した温度値を多重的に補償する方法の他の一例をフローチャートで示した図面である。
図15は、前述のエアロゾル生成装置10または制御部110によっても具現されるので、それを参照して説明することにし、以下においては、すでに説明した内容と重複する説明は、省略する。
制御部110は、既設定の駆動周波数内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする(S1510)。制御部110は、電流の大きさが最大になる時を把握し(S1520)、把握された電流の大きさが臨界値より小さければ(S1530)、電流の大きさを基に、駆動周波数範囲を新たに設定する(S1540)。
制御部110は、新たに設定された駆動周波数範囲(第2周波数範囲)内において、コイルに流れる電流の大きさが最大になる地点を把握する(S1550)。
把握された電流の大きさが臨界値を超えれば(S1560)、制御部110は、電流の大きさが最大になる時の周波数を、コイルに流れる電流の周波数として設定することができる(S1570)。図15に係わる図式的な説明は、図12及び図13ですでになされている。
以上で説明された本発明による実施例は、コンピュータ上において、多様な構成要素を介しても実行されるコンピュータプログラムの形態によっても具現され、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な媒体にも記録される。そのとき、該媒体は、ハードディスク、フロッピィーディスク及び磁気テープのような磁気媒体;CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)及びDVD(Digital Versatile Disc)のような光記録媒体;フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体(magneto-optical medium);及びROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリのような、プログラム命令語を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置;を含むものでもある。
なお、前述のコンピュータプログラムは、本発明の実施形態のために特別に設計されて構成されたものであり、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものでもある。該コンピュータプログラムの例には、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用し、コンピュータによって実行されうる高級言語コードも含まれる。
本発明で説明する特定実行は、一実施形態であり、いかなる方法によっても、本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、前記システムの他の機能的な側面の記載は、省略されうる。また、図面に図示された構成要素間の線の連結または連結部材は、機能的な連結、及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものであり、実際の装置においては、代替可能であったり、追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結、または回路の連結としても示される。また、「必須な」、「重要に」というような具体的な言及がなければ、本発明の実施例の適用のために、必ずしも必要な構成要素ではないものでもある。
本発明の明細書(及び、特許請求の範囲において、「前記」の用語、及びそれと類似した指示用語の使用は、単数及び複数のいずれもに該当しうる。また、本発明において、範囲(range)を記載した場合、前記範囲に属する個別的な値を適用した発明を含むものであり(それに反する記載がなければ)、発明の詳細な説明に、前述の範囲を構成する各個別的な値を記載した通りである。最後に、本発明による方法を構成する段階につき、具体的な順序のみを記載するか、あるいはそれに反対となる記載がなければ、前述の段階は、いかなる順序によっても実行されるのである。必ずしも前述の段階の記載順序により、本発明の実施形態が限定されるものではない。本発明において、全ての例または例示的な用語(例:など)の使用は、単に、本発明について詳細に説明するためのものであり、特許請求の範囲によって限定されるものではない以上、前述の例、または例示的な用語により、本発明の範囲が限定されるものではない。また、当業者であるならば、本発明及びその均等物の範疇内において、多様な修正、組み合わせ及び変更がなされうるということを知ることができるであろう。
本発明の一実施例は、次世代電子タバコを製造するのに活用されうる。

Claims (11)

  1. 流れる電流によって磁場を発生させるコイルと、
    前記磁場によって誘導加熱されるヒータと、
    前記電流を制御する制御部と、を含み、
    前記制御部は、
    既設定の第1周波数範囲内において、前記コイルに流れる電流の周波数を変更し、
    前記既設定の第1周波数範囲に属する周波数につき、前記コイルに流れる電流の大きさが臨界値未満であることに基づき、第2周波数範囲を設定し、
    前記第2周波数範囲に属する周波数につき、前記コイルに流れる電流の大きさが前記臨界値を超えるか否かということを判断し、
    前記第2周波数範囲は前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの大きさの比率が既設定の基準と一致する周波数に基づいて決定される、エアロゾル生成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記エアロゾル生成装置に含まれたハードウェアを基に、前記既設定の第1周波数範囲を決定する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  3. 前記臨界値は、4Aである、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  4. 前記第2周波数範囲の最小周波数は
    前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの電流の大きさの比率が 既設定の第1基準と一致する周波数値として決定され
    前記第2周波数範囲の最大周波数は、
    前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの電流の大きさの比率が 既設定の第2基準と一致する周波数値として決定される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  5. 前記最小周波数は、
    前記既設定の第1周波数範囲に含まれる、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
  6. 前記最大周波数は、
    前記最小周波数によって決定される、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
  7. 前記最大周波数は、
    前記既設定の第1周波数範囲に含まれる、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
  8. 前記最小周波数は、
    前記最大周波数によって決定される、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
  9. 既設定の第1周波数範囲内において周波数を変更しながら、コイルに流れる電流の大きさをモニタリングする段階と、
    前記既設定の第1周波数範囲内において、前記コイルの電流の大きさが最大になる第1周波数を把握する段階と、
    前記把握された第1周波数における電流の大きさが臨界値未満であることに基づき、第2周波数範囲を設定する段階と、
    前記第2周波数範囲内において周波数を変更しながら、前記コイルに流れる電流の大きさが最大になる第2周波数を把握する段階と、
    前記第2周波数における電流の大きさが前記臨界値を超えることに基づき、前記第2周波数を前記コイルの電流の共振周波数として設定する段階と、を含み、
    前記第2周波数範囲は前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの大きさの比率が既設定の基準と一致する周波数に基づいて決定される、エアロゾル生成装置のコイルに流れる電流の周波数を最適化させる方法。
  10. 前記第2周波数範囲の最小周波数
    前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの電流の大きさの比率が 既設定の第1基準と一致する周波数値として決定され、
    前記第2周波数範囲の最大周波数は、
    前記コイルに流れる電流の周波数に対する前記コイルの電流の大きさの比率が 既設定の第2基準と一致する周波数値として決定される、請求項9に記載のエアロゾル生成装置のコイルに流れる電流の周波数を最適化させる方法。
  11. 請求項9ないし10のうちいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラムを保存しているコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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