JP2020093502A - 濾過器、湿し水の循環システム、及び湿し水の循環方法 - Google Patents

濾過器、湿し水の循環システム、及び湿し水の循環方法 Download PDF

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Abstract

【課題】湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な濾過器を提供すること。【解決手段】濾過器10は、オフセット印刷の湿し水を循環する循環システム100に設けられる。濾過器10は、湿し水71を濾過するメラミン樹脂発泡体12を備え、湿し水を重力濾過する。濾過器10は、メラミン樹脂発泡体12を収容し、メラミン樹脂発泡体12の取り入れ及び取り出しを行う開口部を有する本体部と、開口部を覆う蓋部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、濾過器、湿し水の循環システム、湿し水の循環方法、メラミン樹脂発泡体及びその使用方法に関する。
オフセット印刷に用いられる湿し水は、通常、循環使用される。この湿し水には、印刷機の版から、紙粉、粉塵、油、パウダー等が混入する。このような湿し水を浄化するため、湿し水循環システムに電位吸着フィルタ装置を設ける技術が提案されている。このような技術によって、湿し水の入れ替え頻度を低減することが試みられている(例えば、特許文献1参照)。
一方、刷版の作製には、CTP(コンピュータ・トゥ・プレート)技術を用いて画像露光及び現像が行われる。最近は、作業効率向上のため、露光後、現像処理を行わずにそのまま印刷機に装着し、画像記録層(感光層)の不要部分の除去を、印刷機の湿し水で行う技術が知られている。このような事情から、湿し水の成分として、水溶性高分子等を含むものが検討されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−211625号公報 特開2011−51228号公報
オフセット印刷の湿し水には、従来からの紙粉及び粉塵等の異物のみならず、感光層に由来する樹脂成分等の異物が混入する頻度が増えている。このような異物が増えると、印刷の不具合の発生頻度、従来からの電位吸着フィルタの目詰まり頻度、及び交換頻度が増大する。
そこで、本開示は、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な濾過器を提供する。また、本開示は、上記濾過器を有することによって、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な湿し水の循環システム及び湿し水の循環方法を提供する。また、本開示は、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能なメラミン樹脂発泡体及びその使用方法を提供する。
本開示の濾過器は、オフセット印刷の湿し水を循環する循環システムに設けられる濾過器であって、湿し水を濾過するメラミン樹脂発泡体を備える。メラミン樹脂発泡体は、網目状の三次元架橋構造を有する。このメラミン樹脂発泡体は、湿し水を濾過すると、異物が網目状の三次元架橋構造中に捕捉される。メラミン樹脂発泡体は、吸水性に優れるうえに加工も取り扱いも容易であることから、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することができる。
上記濾過器には、シート状のメラミン樹脂発泡体が複数積層されていてもよい。シート状にすることによって、濾過面積を大きくすることができる。また、複数積層することによって、樹脂成分の通過を抑制し、樹脂成分を十分に捕捉することができる。
上記濾過器は、湿し水を重力濾過することが好ましい。メラミン樹脂発泡体は親水性が高いことから、湿し水を重力濾過することができる。これによって、加圧又は減圧ポンプ及びシール部等を設ける必要がなくなるため、湿し水の循環システムの構成をシンプルにすることができる。また、加圧又は減圧に伴うメラミン樹脂発泡体の変形が低減され、メラミン樹脂発泡体の破損を抑制することができる。
上記濾過器は、メラミン樹脂発泡体を保持する繊維の成形体を備えてよい。メラミン樹脂発泡体は大きく変形すると破断する場合がある。一方、繊維の成形体はメラミン樹脂発泡体よりも大きく変形することが可能であり、破断し難い。このため、メラミン樹脂発泡体が変形して破断しても、メラミン樹脂発泡体の形状が繊維の成形体によって保持されることなる。このため、破断後のメラミン樹脂発泡体がバラバラになってしまうことが抑制され、メラミン樹脂発泡体の濾過性能が大きく損なわれることを抑制できる。また、万一、メラミン樹脂発泡体の破断片が生じても、当該破断片が下流側に流出することを抑制できる。
上記濾過器は、メラミン樹脂発泡体を収容し、メラミン樹脂発泡体の取り入れ及び取り出しを行う開口部を有する本体部と、開口部を覆う蓋部と、を備え、蓋部は、湿し水を本体部に導入する導入口を有し、本体部は、メラミン樹脂発泡体によって濾過された湿し水を導出する導出口を下部に有してよい。このような濾過器は、蓋部を開放することによって開口部を通じてメラミン樹脂発泡体の交換作業が容易に行うことができる。
本開示は、上述の濾過器を有する湿し水の循環流路を有する、湿し水の循環システムを提供する。この循環システムは、循環流路に上述の濾過器を備えるため、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することができる。
この循環システムは、印刷機と、濾過器とは異なる、ゼータ電位の吸着作用を有する電位吸着フィルタと、を備え、循環流路を印刷機を起点としてみたときに、電位吸着フィルタよりも上流側に濾過器を備えてよい。このような電位吸着フィルタは、異物のうち、メラミン樹脂発泡体で捕捉され難いサイズの小さい異物(例えば、紙粉及び粉塵等の異物)を捕捉することができる。これによって、湿し水中の異物の量を一層低減し、印刷不良の発生をより確実に低減することができる。また、印刷機を基準として、電位吸着フィルタよりも上流側に濾過器を備えることから、サイズの大きい異物(例えば、樹脂成分)によって電位吸着フィルタが閉塞することを抑制できる。このため、メラミン樹脂発泡体よりも高価な電位吸着フィルタの交換頻度を低減することができる。
本開示は、湿し水を循環しながら印刷機に供給する湿し水の循環方法であって、メラミン樹脂発泡体で湿し水を濾過する工程を有する、湿し水の循環方法を提供する。この循環方法では、メラミン樹脂発泡体で湿し水を濾過することから、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することができる。
本開示は、オフセット印刷の湿し水の濾過用であるメラミン樹脂発泡体を提供する。メラミン樹脂発泡体は、網目状の三次元架橋構造を有する。このメラミン樹脂発泡体で湿し水を濾過すると、異物が網目状の三次元架橋構造中に捕捉される。メラミン樹脂発泡体は、吸水性に優れるうえに加工も取り扱いも容易であることから、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することができる。
本開示は、メラミン樹脂発泡体をオフセット印刷の湿し水の濾過に用いるメラミン樹脂発泡体の使用方法を提供する。この使用方法では、メラミン樹脂発泡体で湿し水を濾過することから、湿し水に含まれる樹脂成分を簡便に低減することができる。
本開示によれば、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な濾過器を提供することができる。また、本開示によれば、上記濾過器を有することによって、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な湿し水の循環システム及び湿し水の循環方法を提供することができる。また、本開示によれば、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能なメラミン樹脂発泡体及びその使用方法を提供することができる。
湿し水の循環システムの概要を示す図である。 メラミン樹脂発泡体の一例を示す斜視図である。 濾過器の一例を示す断面図である。
以下、場合により図面を参照して、本開示の実施形態を以下に説明する。ただし、以下の実施形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示を以下の内容に限定する趣旨ではない。
図1は、一実施形態に係る湿し水の循環システムの概要を示す図である。図1に示す湿し水の循環システム100は、水舟70を有する印刷機60と、水舟70に湿し水を循環供給する循環流路50と、を備える。循環流路50は、印刷機60の水舟70を起点としてみたときに、濾過器10、中間タンク20、第1ポンプ40、ダンプリングタンク22及びこれに接続されたフィルタ装置25、並びに、第2ポンプ42をこの順に備える。それぞれの機器の間は、配管で接続される。
印刷機としては、オフセット印刷を行うオフセット輪転印刷機であってよいが、これに限定されるものではなく、枚葉印刷機、ビジネスフォーム輪転印刷機又はオフセット新聞輪転印刷機であってよい。一例である印刷機60は、例えば、版を巻き付ける版胴65と、版胴65に湿し水を供給する水ローラ61,62,63とを有する。印刷機60は、これらの部材の他に、インキローラ、版胴65に巻き付けられた刷版のインキを転写するブランケット銅、及び圧胴を有していてよい。刷版は、例えばCTP(Computer to Plate)によって製造されてもよい。例えば、樹脂を含む感光層が塗布されたPS版を露光し、画像記録層を形成することによって製造される。
印刷機60は、湿し水71を貯留する水舟70を有する。水ローラ61の一部は水舟70の湿し水71に浸漬しながら回転することで、その回転表面に湿し水71が付着する。付着した湿し水71は、水ローラ62及び水ローラ63を経由して、版胴65に巻き付けられた刷版に供給される。刷版に付着する紙粉、顔料、インキ等の樹脂成分、及び粉塵等の異物は、湿し水71に取り込まれ、水舟70まで流下する。また、刷版の湿式現像処理を行わない、現像レス(機上現像)の場合は、紙粉及び粉塵の他に、湿し水71には感光層に由来する樹脂成分が混入する。
紙粉及び粉塵等の他に樹脂成分を含む水舟70中の湿し水71は、水舟70に接続された配管30を流通して濾過器10に導入される。濾過器10は、湿し水71を濾過するメラミン樹脂発泡体12を備える。メラミン樹脂発泡体12は、網目状の三次元架橋構造を有しており、微細なセルで構成される。メラミン樹脂発泡体12は、通水性に優れつつも樹脂成分の捕捉に適したセルサイズに加工することが容易であるため、樹脂成分を含有する異物を含む湿し水の濾過用の濾材として好適に用いることができる。
セルの直径(セル径)は、例えば、10〜800μmであってよく、30〜600μmであってよく、50〜300μmであってよい。セル径は市販のマイクロスコープを用い、750倍の観察画像から求めることができる。異なる場所において任意に10個のセルを選択して測定し算術平均値として求めることができる。湿し水に含まれる異物のうち、サイズが小さい異物(例えば、紙粉及び粉塵等の樹脂成分とは異なる固形分)は、メラミン樹脂発泡体12を通過してもよい。これらの異物は、フィルタ装置25で除去することができる。
メラミン樹脂発泡体12の25%圧縮強度は、例えば2〜15kPaであってよく、3〜10kPaであってもよい。25%圧縮強度は、市販の測定装置を用い、JIS K 6400−2における「6.7 D法(25%定圧縮して20秒後の力を求める方法)」で求めることができる。
メラミン樹脂発泡体12は、主として湿し水71に含まれる樹脂成分を捕捉する。メラミン樹脂発泡体12の目開きは、フィルタ装置25で用いる電位吸着フィルタ等よりも大きくてよい。これによって、湿し水71に含まれるサイズの大きな異物(例えば、感光層に由来する樹脂成分等)を効率よく捕捉することができる。メラミン樹脂発泡体12において、異物の全てを捕捉しなくてよい。
メラミン樹脂発泡体12の密度は、例えば7〜11kg/mであってもよい。メラミン樹脂発泡体12は、軟質フォームであり、公知の方法で製造することができる。例えば、まずメラミンホルムアルデヒド縮合物及び発泡剤を含む樹脂組成物に、乳化剤及び硬化剤等の成分を添加して、発泡剤の沸点以上に加熱する。これによって発泡させて得られた発泡体を硬化させてメラミン樹脂発泡体12を得ることができる。メラミン樹脂発泡体12の製造方法はこれに限定されない。メラミン樹脂発泡体12は市販品であってもよい。例えば、BASF社のBasotect/バソテクト(登録商標)を用いることができる。
図2は、メラミン樹脂発泡体の一例を示す斜視図である。図2に示すように、メラミン樹脂発泡体はシート状であってよい。湿し水71の流通方向に沿ったメラミン樹脂発泡体の厚みは、湿し水中の異物を十分に捕捉する観点から、10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましい。厚みの上限は、例えば500mmであってよい。上述の厚みを有するシート状のメラミン樹脂発泡体を複数積層して濾過器10に設置してもよい。すなわち、濾過器10は、メラミン樹脂発泡体の積層体を備えていてもよい。
図3は、濾過器の一例を示す断面図である。図3の濾過器10は、メラミン樹脂発泡体12及び繊維の成形体13を収容する本体部10Aと、本体部10Aの上部の開口部を覆う蓋部10Bとを備える。蓋部10Bを開放すれば、本体部10Aの開口部からメラミン樹脂発泡体12及び繊維の成形体13の取り入れ及び取り出しを行うことができる。これによって、メラミン樹脂発泡体12及び成形体13の交換作業を簡便に行うことができる。蓋部10Bには開放作業を容易にするために一組の把持部16が取り付けられている。
濾過器10の内部には、メラミン樹脂発泡体12として、4枚のシート状のメラミン樹脂発泡体12a,12b,12c,12dがこの順に積層されて設置されている。シート状のメラミン樹脂発泡体12a,12b,12c,12dは、それぞれ、例えば図2のような形状を有する。複数のメラミン樹脂発泡体を湿し水の流通方向に沿って積層することによって、湿し水71に含まれる異物を十分に捕捉することができる。シート状のメラミン樹脂発泡体の数は4枚に限定されず5枚以上であってもよいし、3枚以下であってもよい。異物を十分に捕捉する観点から、4枚以上積層することが好ましく、6枚以上積層することがより好ましい。
メラミン樹脂発泡体12のうち最下部にあるメラミン樹脂発泡体12dの下側には、メラミン樹脂発泡体12を保持する成形体13が設置されている。成形体13は、メラミン樹脂発泡体12とは異なる繊維で構成される。繊維としては、天然繊維であってもよいし、化学繊維であってもよい。天然繊維としては、綿又はウールが挙げられる。一方、化学繊維としては、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン、アクリル、アラミド、ビニロン、及びポリ塩化ビニル繊維等が挙げられる。
成形体13の厚みは、強度維持の観点から、10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましい。厚みの上限は、例えば500mmであってよい。
成形体13は繊維を圧縮成形して得られる圧縮成形体であってよい。このような成形体13は、メラミン樹脂発泡体12よりも大きく変形することができる。このため、メラミン樹脂発泡体12が変形して破損しても、バラバラにならずに成形体13でその形状が保持される。このため、濾過器10の濾過性能が大きく損なわれることを抑制できる。また、メラミン樹脂発泡体12の破片が濾過器10の下流側に流出することを抑制できる。
濾過器10は、成形体13の下側に支持体14を備える。支持体14は、例えば金属製のパンチングプレート、又は金属メッシュであってよい。支持体14によって、メラミン樹脂発泡体12及び成形体13の変形が抑制される。
濾過器10の蓋部10Bは、中央に湿し水71を導入する導入口18を有する。導入口18には図1の配管30が接続されてもよいし、図1の配管30の下端が挿入されていてもよい。湿し水71は、水舟70から重力で落下して導入口18から濾過器10に導入されてもよい。濾過器10は、湿し水71をポンプ等で加圧することなく、重力のみで濾過をすることができる(重力濾過)。濾過器10が湿し水71を重力濾過できるため、装置構成をシンプルにして、必要動力を低減することができる。また、メラミン樹脂発泡体12及び成形体13の変形及び破損を抑制し、濾過性能を長期間にわたって維持することができる。ただし、別の実施形態では、例えば配管30にポンプ等の加圧手段を設けて濾過をしてもよい。
濾過器10の本体部10Aは、側部上方に逃し管15を有する。これによって、湿し水が配管30に逆流することを抑制できる。逃し管15は、例えば中間タンク20又はダンプリングタンク22に接続されてよい。逃し管15からは、通常湿し水は流出しない。メラミン樹脂発泡体12が閉塞して湿し水が通過し難くなると、逃し管15から湿し水が流出する。このタイミングで、濾過器10の収容されているメラミン樹脂発泡体12及び必要に応じて成形体13を交換すればよい。
本体部10Aは、下部にメラミン樹脂発泡体12及び成形体13を通過した湿し水を導出する導出口19を有する。導出口19には図1の配管32が接続される。湿し水は、配管32を流通して中間タンク20に導入される。中間タンク20は、例えばバッファータンクとして機能する。中間タンク20の貯留される湿し水は、濾過器10で濾過される前の湿し水よりも樹脂成分の含有量が十分に低減されている。
中間タンク20に一旦貯留された湿し水は、第1ポンプ40によって中間タンク20から導出され配管34を流通し、ダンプリングタンク22に導入される。ダンプリングタンク22には、フィルタ装置25が接続されている。フィルタ装置25は、例えば、メラミン樹脂発泡体12よりも細かい異物を捕捉することが可能なフィルタであればよい。そのようなフィルタとしては、例えば、ゼータ電位の吸着作用を有する電位吸着フィルタであってよい。電位吸着フィルタによって、濾過器10では捕捉できない湿し水に含まれる小さい異物(紙粉及び粉塵等)を捕捉する。これによって、湿し水中の異物の量を一層低減し、印刷不良の発生をより確実に低減することができる。
別の実施形態の湿し水の循環システムでは、フィルタ装置25を備えていなくてもよい。この場合でも、メラミン樹脂発泡体によって湿し水中の異物が捕捉されるため、印刷不良の発生を低減することができる。
湿し水の循環システム100は、印刷機60を基準として、電位吸着フィルタよりも上流側に濾過器10を備える。このため、サイズの大きな異物(例えば、樹脂成分)によって電位吸着フィルタが閉塞することを抑制できる。したがって、メラミン樹脂発泡体12よりも高価な電位吸着フィルタの交換頻度を低減することができる。なお、フィルタ装置25が電位吸着フィルタを有することは必ずしも必須ではなく、例えばプリーツ式のフィルタであってもよいし、フィルタプレスのようなものであってもよい。
フィルタ装置25によって異物が低減された湿し水は、第2ポンプ42によって、ダンプリングタンク22から導出され配管36を流通して印刷機60の水舟70に導入される。このようにして、湿し水は循環使用される。水舟70に導入される湿し水は、異物の含有量が十分に低減されていることから、印刷不良を十分に抑制することができる。なお、蒸発等によって湿し水の量が減少した場合には、例えば、ダンプリングタンク22又は中間タンク20等において湿し水を補給してもよい。
濾過器10は、複数のシート状のメラミン樹脂発泡体12を備えることは必須ではない。また、本実施形態の変形例では、繊維の成形体13を備えずに、支持体14によってメラミン樹脂発泡体12が直接支持されてもよい。メラミン樹脂発泡体12は、吸水性に優れるうえに加工も取り扱いも容易であることから、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することができる。
本実施形態の湿し水の循環システム100は、刷版における感光層(画像記録層とはならない部分)を湿し水で洗浄するタイプの印刷機である場合に特に有用である。このような湿し水には感光層に由来する樹脂成分が混入するため、従来の電位吸着フィルタのみで湿し水中の異物を除去すると電位吸着フィルタの交換頻度が増加する。しかしながら、本実施形態の湿し水の循環システム100は、濾過器10でメラミン樹脂発泡体を用いて湿し水を濾過しているため、比較体大きいサイズを有する異物である樹脂成分がメラミン樹脂発泡体の三次元架橋構造中に捕捉されることとなる。フィルタ装置25では、濾過器10で濾過された湿し水を電位吸着フィルタで濾過することから、電位吸着フィルタに吸着される樹脂成分は十分に低減され、樹脂成分による電位吸着フィルタの閉塞を抑制することができる。
次に、一実施形態に係る湿し水の循環方法を説明する。湿し水の循環方法は、湿し水の循環システム100を用いて行ってもよいし、他のシステムを用いて行ってもよい。本実施形態の湿し水の循環方法は、オフセット印刷の湿し水を循環する湿し水の循環方法であって、印刷機の水舟から導出される湿し水をメラミン樹脂発泡体で濾過する第1濾過工程と、メラミン樹脂発泡体で濾過された湿し水をゼータ電位の吸着作用を有する電位吸着フィルタで濾過する第2濾過工程と、電位吸着フィルタで濾過された湿し水を水舟に戻す循環工程とを有する。湿し水の循環方法には、上述の濾過器10及び湿し水の循環システム100の説明内容を適用することができる。
第1濾過工程は、重力濾過で湿し水を濾過してよい。これによって、メラミン樹脂発泡体の変形が抑制され、メラミン樹脂発泡体の破損が抑制される。また、運転操作を簡素化することができる。第1濾過工程では、メラミン樹脂発泡体によって湿し水に含まれる異物のうち、サイズの大きい異物(例えば樹脂成分)が網目状の三次元架橋構造中に捕捉される。
一方、樹脂成分よりも小さい紙粉及び粉塵等の硬質の固形分の大部分は捕捉されずにメラミン樹脂発泡体を通過してもよい。第2濾過工程の前に第1濾過工程を行うことによって樹脂成分で電位吸着フィルタが閉塞するのを抑制することができる。第1濾過工程は、例えば図3に示すようなメラミン樹脂発泡体が複数積層されている濾過器10を用いて行うことができる。濾過器10がメラミン樹脂発泡体を保持する繊維の成形体を備えていてもよいことは、上述したとおりである。
第2濾過工程では、メラミン樹脂発泡体で濾過された湿し水をゼータ電位の吸着作用を有する電位吸着フィルタで濾過する。電位吸着フィルタとしては市販のものを用いることができる。この電位吸着フィルタで、第1濾過工程で捕捉されなかった異物を吸着して湿し水における異物の含有量を低減する。このようにして、湿し水に含まれる樹脂成分を含む異物を効率よく低減することができる。
本実施形態の湿し水の循環方法は、刷版(PS版)における樹脂を含む感光層を湿し水で洗浄するタイプの印刷機である場合(現像レス又は機上現像)に特に有用である。このような湿し水には感光層に由来する樹脂成分が混入するため、従来の電位吸着フィルタのみで湿し水中の異物を除去すると電位吸着フィルタの交換頻度が増加する。しかしながら、本実施形態の湿し水の循環方法では、第1濾過工程でメラミン樹脂発泡体を用いて湿し水を濾過しているため、サイズの大きい異物(例えば、樹脂成分)がメラミン樹脂発泡体の三次元架橋構造中に捕捉されることとなる。
第2濾過工程では、第1濾過工程で濾過された湿し水を電位吸着フィルタで濾過することから、電位吸着フィルタに吸着される樹脂成分は十分に低減され、樹脂成分による電位吸着フィルタの閉塞を抑制することができる。したがって、オフセット印刷の湿し水の循環方法として、極めて有用である。なお、第2濾過工程を行うことは必須ではなく、第1濾過工程を有していれば湿し水に含まれる異物を簡便に低減することができる。
一実施形態に係るメラミン樹脂発泡体をオフセット印刷の湿し水の濾過に用いるメラミン樹脂発泡体の使用方法は、上述の濾過器10又は湿し水の循環システム100を用いて行ってもよい。この使用方法は、上記第1濾過工程、又は上記第1濾過工程と第2濾過工程とを有していてもよい。メラミン樹脂発泡体の使用方法には、上述の濾過器10及び湿し水の循環システム100、並びに湿し水の循環方法の説明内容を適用することができる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、濾過器10は、複数のシート状のメラミン樹脂発泡体12a,12b,12c,12dの代わりに、一つのメラミン樹脂発泡体を有していてもよい。また、繊維の成形体13は有していなくてもよい。湿し水の循環システム100は、中間タンク20、ダンプリングタンク22及びフィルタ装置25の少なくとも一つを備えていなくてもよい。
実施例、及び比較例を用いて、本開示の内容をより詳細に説明するが、本開示は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図2に示すようなシート状のメラミン樹脂発泡体(BASF社製、商品名:BASOTECT*G+,縦×横×厚み=260mm×480mm×30mm)を8枚準備した。これらを厚み方向に沿って8枚積層し、図3に示すような濾過器を作製した。水に墨汁を配合して調製した原料液(不透明)を濾過器の導入口から落下させて重力濾過を行った。導出口から得られた濾液を透明グラス(約200ml)で採取して目視で確認したところ、濾液は若干黒色であったもののほぼ透明であった。このことから、墨汁の成分がメラミン樹脂発泡体によって十分に捕捉されたことが確認できた。
(比較例1)
実施例1のメラミン樹脂発泡体の代わりに、ポリエステル繊維を圧縮成形して得られた圧縮成形体を8枚準備した。この圧縮成形体は、実施例1のシート状のメラミン樹脂発泡体と同じサイズを有していた。これらを厚み方向に沿って8枚積層し、実施例1と同様にして濾過器を作製した。実施例1と同様にして原料液(不透明)の重力濾過を行い、導出口から得られた濾液を目視で確認した。その結果、濾液は原料液とほぼ同じ黒色であり、不透明であった。このことから、ポリエステル繊維の圧縮成形体のみでは、墨汁の成分を十分に捕捉できないことが確認された。
(比較例2)
実施例1のメラミン樹脂発泡体の代わりに、硬質ポリウレタンフォームを8枚準備した。硬質ポリウレタンフォームは、実施例1のシート状のメラミン樹脂発泡体と同じサイズを有していた。これらを厚み方向に沿って8枚積層し、実施例1と同様にして濾過器を作製した。実施例1と同様にして原料液(不透明)の重力濾過を試みたところ、硬質ポリウレタンフォームに原料液が殆ど浸み込まず、濾過ができなかった。
(実施例2)
印刷機として、株式会社 小森コーポレーション製の菊全判オフセット枚葉印刷機(現像レス、色数:8色、UVインキ仕様)を備える、図1に示すような湿し水の循環システムを用いて実機テストを行った。この湿し水の循環システムでは、濾過器10を2つ設けて、それぞれの濾過器10で4色分の水舟から導出される湿し水を濾過した。それぞれの濾過器10には、実施例1で用いたメラミン樹脂発泡体を3枚積層して収容した。フィルタ装置25には、ゼータ電位の吸着作用を有する電位吸着フィルタを設置した。
印刷機の運転条件は、24時間連続稼働であり、1日当たりの版替え回数は40〜50回、処理は12000〜15000枚/時間のスピードであった。このような運転条件で印刷を行い、フィルタ装置25における入口と出口の間の差圧の変化に基づいて、電位吸着フィルタの交換頻度を評価した。その結果、実施例2の湿し水の循環システムでは、約3ヶ月間、電位吸着フィルタ及びメラミン樹脂発泡体の交換を行わずに連続運転をすることができた。
(比較例3)
濾過器10を備えないこと以外は、実施例2と同じ構成を有する湿し水の循環システムを用い、実施例2と同じ運転条件で、電位吸着フィルタの交換頻度を評価した。その結果、比較例3の湿し水の循環システムでは、フィルタ装置25における差圧上昇が実施例2よりも早く、約3週間で、電位吸着フィルタの交換を行う必要性が生じた。このことから、比較例3は、実施例2よりも大幅なコストアップ及び作業負荷の増大が生じることが確認された。
実施例2では、濾過器10において湿し水に含まれる異物のうち、刷版(PS版)からの樹脂成分が濾過器10のメラミン樹脂発泡体によって効果的に除去することができた。その結果、フィルタ装置25における電位吸着フィルタのライフを長くして連続運転をすることが可能となり、コスト削減及び作業負荷の軽減を実現できることが確認された。また、メラミン樹脂発泡体では捕捉できないような小さい異物は電位吸着フィルタで捕捉することができた。このため印刷の不具合もまったく発生しなかった。
湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な濾過器を提供する。また、上記濾過器を有することによって、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能な湿し水の循環システム及び湿し水の循環方法を提供することができる。また、湿し水に含まれる異物を簡便に低減することが可能なメラミン樹脂発泡体及びその使用方法を提供することができる。
10…濾過器、10A…本体部、10B…蓋部、12,12a,12b,12c,12d…メラミン樹脂発泡体、13…成形体、14…支持体、15…逃し管、16…把持部、18…導入口、19…導出口、20…中間タンク、22…ダンプリングタンク、25…フィルタ装置、30,32,36…配管、40…第1ポンプ、42…第2ポンプ、50…循環流路、60…印刷機、61,62,63…水ローラ、65…版胴、70…水舟、71…湿し水、100…循環システム。

Claims (10)

  1. オフセット印刷の湿し水を循環する循環システムに設けられる濾過器であって、
    前記湿し水を濾過するメラミン樹脂発泡体を備える濾過器。
  2. シート状の前記メラミン樹脂発泡体が複数積層されている、請求項1に記載の濾過器。
  3. 前記湿し水を重力濾過する、請求項1又は2に記載の濾過器。
  4. 前記メラミン樹脂発泡体を保持する繊維の成形体を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の濾過器。
  5. 前記メラミン樹脂発泡体を収容し、前記メラミン樹脂発泡体の取り入れ及び取り出しを行う開口部を有する本体部と、前記開口部を覆う蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記湿し水を前記本体部に導入する導入口を有し、
    前記本体部は、前記メラミン樹脂発泡体によって濾過された前記湿し水を導出する導出口を下部に有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の濾過器。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の濾過器を有する湿し水の循環流路を備える、湿し水の循環システム。
  7. 印刷機と、前記濾過器とは異なる、ゼータ電位の吸着作用を有する電位吸着フィルタと、を備え、
    前記循環流路を前記印刷機を起点としてみたときに、前記電位吸着フィルタよりも上流側に前記濾過器を備える、請求項6に記載の湿し水の循環システム。
  8. オフセット印刷の湿し水を循環する湿し水の循環方法であって、
    メラミン樹脂発泡体で前記湿し水を濾過する工程を有する、湿し水の循環方法。
  9. オフセット印刷の湿し水の濾過用であるメラミン樹脂発泡体。
  10. メラミン樹脂発泡体をオフセット印刷の湿し水の濾過に用いるメラミン樹脂発泡体の使用方法。
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