JP2020092147A - パッケージデバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスチップをモールド樹脂で被覆した後の反りを抑制することができるパッケージデバイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】パッケージデバイスの製造方法は、インターポーザー基板の一方の面のデバイスチップ搭載領域にデバイスチップを搭載し、デバイスチップ搭載領域以外の領域にデバイスチップより厚い隙間埋め部材を供給するモールド樹脂の量を削減するために設置する搭載ステップST1と、搭載ステップST1実施後、インターポーザー基板の一方の面側の隙間埋め部材の間にモールド樹脂を供給し、デバイスチップをモールド樹脂で覆う樹脂モールドステップST2と、樹脂モールドステップST2実施後、インターポーザー基板の他方の面側を研削装置のチャックテーブルで保持し、隙間埋め部材とモールド樹脂を研削して平坦面を形成する研削ステップST3と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、パッケージデバイスの製造方法に関する。
半導体デバイスの処理速度の高速化に伴い、デバイスチップのパッケージ技術も進化している(例えば、特許文献1参照)。デバイスチップのパッケージ技術の中でも、デバイスチップの狭い電極を拡大させるファンアウト(Fun−Out)型のパッケージ技術を達成するために貫通電極が形成されるシリコンインターポーザー基板を用いたパッケージ技術の開発が進んでいる。
特開2015−46569号公報
前述したシリコンインターポーザー基板を用いたパッケージ技術は、シリコンインターポーザー基板にデバイスチップを搭載し、デバイスチップをモールド樹脂で被覆する。しかしながら、前述したシリコンインターポーザー基板を用いたパッケージ技術は、モールド樹脂の収縮によって基板全体が反るので、その後の膜形成、電極形成、薄化が困難になるという課題が残る。
本発明は、デバイスチップをモールド樹脂で被覆した後の反りを抑制することができるパッケージデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のパッケージデバイスの製造方法は、インターポーザー基板の一方の面の分割予定ラインに区画された領域にデバイスチップが配置され、該デバイスチップがモールド樹脂で覆われるパッケージデバイスの製造方法であって、インターポーザー基板の一方の面の、デバイスチップ搭載領域にデバイスチップを搭載するとともに、該デバイスチップ搭載領域以外の領域に、該デバイスチップより厚い隙間埋め部材を、供給するモールド樹脂の量を削減するために設置する搭載ステップと、該搭載ステップ実施後、該インターポーザー基板の一方の面側の該隙間埋め部材の間にモールド樹脂を供給し、該デバイスチップを該モールド樹脂で覆う樹脂モールドステップと、該樹脂モールドステップ実施後、該インターポーザー基板の他方の面側を研削装置のチャックテーブルで保持し、該隙間埋め部材と該モールド樹脂を研削して該隙間埋め部材と該モールド樹脂からなる平坦面を形成する研削ステップと、を備えることを特徴とする。
前記パッケージデバイスの製造方法において、該隙間埋め部材は、該インターポーザー基板と同径の部材に該デバイスチップ搭載領域に対応した貫通穴又は凹部を有しても良い。
前記パッケージデバイスの製造方法において、該研削ステップ実施後、該平坦面側を保持し、該インターポーザー基板の他方の面側から、該デバイスチップの電極と接続する貫通電極を形成する貫通電極形成ステップと、該貫通電極形成ステップ実施後、該平坦面側を保持し、該インターポーザー基板の他方の面側に配線層を形成する配線層形成ステップと、を備えても良い。
本願発明のパッケージデバイスの製造方法は、デバイスチップをモールド樹脂で被覆した後の反りを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法により製造されるパッケージデバイスの断面図である。 図2は、実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法の流れを示すフローチャートである。 図3は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて準備されるインターポーザー基板の要部の断面図である。 図4は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、接着剤層が形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。 図5は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、接着剤層上に隙間埋め部材が配置されたインターポーザー基板の要部の断面図である。 図6は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、接着剤層上に配置される隙間埋め部材を示す斜視図である。 図7は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、デバイス搭載領域上にデバイスチップが配置されたインターポーザー基板の要部の断面図である。 図8は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の樹脂モールドステップ後のインターポーザー基板の要部の断面図である。 図9は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の研削ステップを模式的に示す側面図である。 図10は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の研削ステップにおいて、隙間埋め部材とモールド樹脂を研削した後のインターポーザー基板の要部の断面図である。 図11は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の研削ステップにおいて、基板が研削された後のインターポーザー基板の要部の断面図である。 図12は、実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法により製造されるパッケージデバイスの断面図である。 図13は、実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法の流れを示すフローチャートである。 図14は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、他方の面側に絶縁体層が形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。 図15は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、絶縁体層上にマスクが形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。 図16は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、他方の面側からエッチングされた後のインターポーザー基板の要部の断面図である。 図17は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、貫通電極が形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。 図18は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の配線層形成ステップ後のインターポーザー基板の要部の断面図である。 図19は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の分割ステップ後のインターポーザー基板の要部の断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法により製造されるパッケージデバイスの断面図である。図2は、実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法の流れを示すフローチャートである。
実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法は、図1に示すパッケージデバイスを製造する方法である。実施形態1において、パッケージデバイス1は、図1に示すように、インターポーザー基板10と、デバイスチップ20と、隙間埋め部材30と、モールド樹脂40とを備える。
実施形態1において、インターポーザー基板10は、シリコンなどから構成された板状の基板11と、基板11の一方の面12に積層された配線層13とを備える。配線層13は、導電性を有する金属などから構成される導体部14と、絶縁性の絶縁部15とを備える。実施形態1では、絶縁部15は、SiOなどから構成されている。また、実施形態1では、インターポーザー基板10は、配線層13上即ち基板11の一方の面12側に接着剤層16が積層されている。
デバイスチップ20は、接着剤層16のインターポーザー基板10の一方の面12の分割予定ライン101により区画された領域のデバイス搭載領域102上の部分に配置されている。デバイス搭載領域102は、インターポーザー基板10の一方の面12のデバイスチップ20と重なる領域である。デバイスチップ20は、導体部14と電気的に接続する電極21を備えている。実施形態1では、デバイスチップ20は、例えば、LSI(Large Scale Integration)、又は受動部品などである。
隙間埋め部材30は、接着剤層16のインターポーザー基板10の一方の面12のデバイス搭載領域102以外の領域即ちデバイスチップ20が搭載されないデバイス非搭載領域103上の部分に配置されている。デバイス非搭載領域103は、インターポーザー基板10の一方の面12のデバイスチップ20と重ならない領域であり、分割予定ライン101を含んでいる。隙間埋め部材30は、デバイスチップ20よりも厚い板状に形成されている。実施形態1では、隙間埋め部材30は、シリコンなどモールド樹脂40よりも加熱や冷却時に膨張率や収縮率が少ない材料から構成されている。
モールド樹脂40は、合成樹脂などから構成され、デバイスチップ20を覆っている。実施形態1では、隙間埋め部材30間に供給されて、デバイス搭載領域102上に配置にされたデバイスチップ20を被覆している。実施形態1では、モールド樹脂40は、加熱されるなどして軟化された状態で隙間埋め部材30間に供給された後、硬化して、デバイスチップ20を被覆する。モールド樹脂40は、硬化する際に収縮する。
前述した構成のパッケージデバイス1を製造する実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法は、図2に示すように、搭載ステップST1と、樹脂モールドステップST2と、研削ステップST3と、分割ステップST4とを備える。
(搭載ステップ)
図3は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて準備されるインターポーザー基板の要部の断面図である。図4は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、接着剤層が形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。図5は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、接着剤層上に隙間埋め部材が配置されたインターポーザー基板の要部の断面図である。図6は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、接着剤層上に配置される隙間埋め部材を示す斜視図である。図7は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の搭載ステップにおいて、デバイス搭載領域上にデバイスチップが配置されたインターポーザー基板の要部の断面図である。
搭載ステップST1は、インターポーザー基板10の一方の面12の、デバイス搭載領域102にデバイスチップ20を搭載するとともに、デバイス搭載領域102以外のデバイス非搭載領域103に、デバイスチップ20より厚い隙間埋め部材30を、供給するモールド樹脂40の量を削減するために設置するステップである。実施形態1において、搭載ステップST1では、まず、図3に示す基板11の一方の面12上に配線層13を積層しかつシリコンなどから構成された円板状のインターポーザー基板10を準備する。搭載ステップST1では、図4に示すように、配線層13上にデバイスチップ20及び隙間埋め部材30を固定するための接着剤を供給して、接着剤層16を形成する。
実施形態1において、搭載ステップST1では、図5に示すように、接着剤層16のインターポーザー基板10のデバイス非搭載領域103上の部分に隙間埋め部材30を配置し、固定する。実施形態1では、隙間埋め部材30は、図6に示すように、デバイスチップ20よりも厚くかつインターポーザー基板10と同径の円板状の部材31にデバイス搭載領域102に対応した貫通穴32を有するものを用いる。貫通穴32は、円板状の部材31を貫通している。実施形態1において、搭載ステップST1では、インターポーザー基板10上の接着剤層16上にインターポーザー基板10と同軸となる位置に隙間埋め部材30が配置される。即ち、本明細書では、デバイス搭載領域102に対応した貫通穴32とは、貫通穴32がインターポーザー基板10のデバイス搭載領域102と重なることを示している。
実施形態1において、搭載ステップST1では、図7に示すように、接着剤層16のデバイス搭載領域102上の部分にデバイスチップ20を配置して、デバイスチップ20を隙間埋め部材30の貫通穴32内に配置する。パッケージデバイスの製造方法は、デバイス搭載領域102にデバイスチップ20を配置すると、樹脂モールドステップST2に進む。なお、実施形態1において、搭載ステップST1では、インターポーザー基板10に隙間埋め部材30を固定した後に、デバイスチップ20を搭載したが、本発明は、インターポーザー基板10にデバイスチップ20を搭載した後に、隙間埋め部材30を固定しても良い。
(樹脂モールドステップ)
図8は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の樹脂モールドステップ後のインターポーザー基板の要部の断面図である。樹脂モールドステップST2は、搭載ステップST1実施後、インターポーザー基板10の一方の面12側の隙間埋め部材30の間である貫通穴32にモールド樹脂40を供給し、デバイスチップ20をモールド樹脂40で覆うステップである。
実施形態1において、樹脂モールドステップST2では、軟化したモールド樹脂40を貫通穴32内と隙間埋め部材30上とに供給して、モールド樹脂40を硬化させて、図8に示すように、モールド樹脂40でデバイスチップ20及び隙間埋め部材30全体を被覆する。パッケージデバイスの製造方法は、モールド樹脂40でデバイスチップ20及び隙間埋め部材30全体を被覆すると、研削ステップST3に進む。
(研削ステップ)
図9は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の研削ステップを模式的に示す側面図である。図10は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の研削ステップにおいて、隙間埋め部材とモールド樹脂を研削した後のインターポーザー基板の要部の断面図である。図11は、図2に示されたパッケージデバイスの製造方法の研削ステップにおいて、基板が研削された後のインターポーザー基板の要部の断面図である。
研削ステップST3は、樹脂モールドステップST2実施後、インターポーザー基板10の基板11の他方の面17側を研削装置200のチャックテーブル201で保持し、隙間埋め部材30とモールド樹脂40を図10の点線の位置から実線で示す位置まで研削して隙間埋め部材30とモールド樹脂40からなる平坦面50を形成するステップである。実施形態1において、研削ステップST3では、研削装置200は、図9に示すように、チャックテーブル201の保持面202にインターポーザー基板10の基板11の他方の面17を吸引保持する。
研削ステップST3では、研削装置200は、スピンドル203により研削ホイール204を軸心回りに回転しかつチャックテーブル201を軸心回りに回転しながら研削水を供給する。研削ステップST3において、研削装置200は、研削砥石205をチャックテーブル201に所定の送り速度で近づけることによってインターポーザー基板10上のモールド樹脂40を研削する。実施形態1では、研削ステップST3では、研削装置200は、図10に示すように、デバイス非搭載領域103上の隙間埋め部材30が露出するまでに、モールド樹脂40及び隙間埋め部材30を研削して、隙間埋め部材30とモールド樹脂40とからなる平坦面50を形成する。
実施形態1において、研削ステップST3では、研削装置200が平坦面50を形成した後、チャックテーブル201の保持面202に平坦面50を吸引保持し、スピンドル203により研削ホイール204を軸心回りに回転しかつチャックテーブル201を軸心回りに回転しながら研削水を供給する。研削ステップST3において、研削装置200は、研削砥石205をチャックテーブル201に所定の送り速度で近づけることによってインターポーザー基板10の他方の面17側を研削する。実施形態1では、研削ステップST3では、研削装置200は、図11に示すように、図11中の点線で示す位置から所定の仕上げ厚さ104になるまでインターポーザー基板10を薄化する。パッケージデバイスの製造方法は、平坦面50を形成し、所定の仕上げ厚さ104になるまでインターポーザー基板10を薄化すると、分割ステップST4に進む。
なお、実施形態1では、研削ステップST3では、研削装置200が隙間埋め部材30とモールド樹脂40とを研削して平坦面50を形成した。しかしながら、本発明では、研削装置200が研削した後に、図示しない研磨装置がチャックテーブルに他方の面17側を保持し、スピンドルにより研磨ホイールを軸心回りに回転しかつチャックテーブルを軸心回りに回転するとともにアルカリ性の研磨液を供給しながら研磨パッドをチャックテーブルに所定の送り速度で近づけることによって平坦面50を化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)しても良い。
また、実施形態1では、研削ステップST3では、研削装置200が、所定の仕上げ厚さ104になるまでインターポーザー基板10を薄化した。しかしながら、本発明では、研削装置200がインターポーザー基板10を薄化した後に、図示しない研磨装置がインターポーザー基板10の基板11の他方の面17をCMPしても良い。
(分割ステップ)
分割ステップST4は、インターポーザー基板10等を分割予定ライン101に沿って分割して、インターポーザー基板10、隙間埋め部材30及びモールド樹脂40を個々のパッケージデバイス1に分割するステップである。分割ステップST4では、切削装置又はレーザー加工装置等が平坦面50又は他方の面17側をチャックテーブルの保持面に保持し、分割予定ライン101に切削ブレードを切り込ませ又は分割予定ラインにレーザー光線を照射して、個々のパッケージデバイス1に分割する。パッケージデバイスの製造方法は、インターポーザー基板10、隙間埋め部材30及びモールド樹脂40を個々のパッケージデバイス1に分割すると終了する。
実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法は、搭載ステップST1において、隙間埋め部材30をデバイス搭載領域102以外のデバイス非搭載領域103に設置する。このために、パッケージデバイスの製造方法は、モールド樹脂40の量を削減することができ、モールド樹脂40の硬化する際の収縮量も削減することができる。その結果、パッケージデバイスの製造方法は、硬化のモールド樹脂40の収縮によるインターポーザー基板10等の反りを緩和でき、デバイスチップ20をモールド樹脂40で被覆した後の反りを抑制することができ、次工程でのインターポーザー基板10等の保持や搬送や次工程での材料の積層や搭載が容易になるという効果を奏する。
また、実施形態1に係るパッケージデバイスの製造方法は、隙間埋め部材30をインターポーザー基板10と同径の円板上の部材31として、この部材31にデバイス搭載領域102に対応した貫通穴32を有したものとしている。このために、パッケージデバイスの製造方法は、デバイス非搭載領域103に重なる位置にインターポーザー基板10に対して隙間埋め部材30を設置することが容易となる。
また、実施形態1に係るパッケージ基板の製造方法は、インターポーザー基板10と隙間埋め部材30とを同じ材質(実施形態1では、例えば、シリコン)から構成しているので、モールド樹脂40硬化後の反りを抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法を図面に基づいて説明する。図12は、実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法により製造されるパッケージデバイスの断面図である。図13は、実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法の流れを示すフローチャートである。なお、本明細書は、実施形態2において、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法は、図12に示すパッケージデバイスを製造する方法である。実施形態1において、パッケージデバイス1−2は、図12に示すように、絶縁体層60と、貫通電極80と、配線層70と、他方の面17側に配置されるデバイスチップ20を備えること以外、実施形態1の図1に示すパッケージデバイス1と構成が同じである。
絶縁体層60は、絶縁体から構成され、インターポーザー基板10の基板11の他方の面17に積層されている。実施形態2では、絶縁体層60は、SiOから構成されている。貫通電極80は、導電性を有する金属などから構成され、所謂Through Silicon Via電極と呼ばれる電極であって、実施形態2では、接着剤層16、配線層70、基板11及び絶縁体層60を貫通して、一端がデバイスチップ20の電極21に接続している。
他方の面17側の配線層70は、導電性を有する金属などから構成される導体部71と、絶縁性の絶縁部72とを備える。導体部71の少なくとも一部は、貫通電極80の他端に接続している。他方の面17側のデバイスチップ20は、電極21が導体部71に接続している。
実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法は、図13に示すように、搭載ステップST1と、樹脂モールドステップST2と、研削ステップST3と、分割ステップST4とに加え、貫通電極形成ステップST10と、配線層形成ステップST11とを備える。
(貫通電極形成ステップ)
図14は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、他方の面側に絶縁体層が形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。図15は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、絶縁体層上にマスクが形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。図16は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、他方の面側からエッチングされた後のインターポーザー基板の要部の断面図である。図17は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の貫通電極形成ステップにおいて、貫通電極が形成されたインターポーザー基板の要部の断面図である。
貫通電極形成ステップST10は、研削ステップST3実施後、平坦面50側を保持し、インターポーザー基板10の他方の面17側から、デバイスチップ20の電極21と接続する貫通電極80を形成するステップである。貫通電極形成ステップST10では、研削ステップST3後インターポーザー基板10の平坦面50を保持し、図14に示すように、基板11の他方の面17に絶縁体層60を積層する。
貫通電極形成ステップST10では、絶縁体層60にフォトレジストを塗布し、フォトレジストを感光させるなどして、図15に示すように、貫通電極80が形成される位置の絶縁体層60を露出し、絶縁体層60の貫通電極80が形成される位置以外を覆うマスク90を形成する。貫通電極形成ステップST10では、平坦面50側を保持し、マスク90を通して他方の面17側にエッチング(実施形態2では、RIE:Reactive Ion Etching)をマスク90から露出した絶縁体層60が一定の厚みになるまで実施する。その後、マスク90を除去し、絶縁体層60に貫通電極80のうち深く掘る部分(エッチングされた部分の中央)以外にフォトレジストを塗布し、フォトレジストを感光させるなどして、マスク92(図16に示す)を形成する。その後、貫通電極形成ステップST10では、エッチング(実施形態2では、RIE又はボッシュ法(Bosch process))を実施して、図16に示すように、絶縁体層60、インターポーザー基板10、配線層70及び接着剤層16を貫通して、デバイスチップ20の電極21に到達する貫通孔91を形成する。
貫通電極形成ステップST10では、マスク92を除去した後、貫通孔91にシードメタル、銅メッキ埋め込みを行い、図17に示すように、貫通孔91内に一端がデバイスチップ20の電極21に接続した貫通電極80を形成する。パッケージデバイスの製造方法は、貫通電極80を形成すると、配線層形成ステップST11に進む。
(配線層形成ステップ)
図18は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の配線層形成ステップ後のインターポーザー基板の要部の断面図である。配線層形成ステップST11は、貫通電極形成ステップST10実施後、平坦面50側を保持し、インターポーザー基板10の他方の面17側に配線層70を形成するステップである。
配線層形成ステップST11では、インターポーザー基板10の平坦面50側を保持し、図18に示すように、少なくとも一部が貫通電極80に接続する導体部71と絶縁部72とを、絶縁体層60及び貫通電極80の他端上に形成して、配線層70を形成する。なお、貫通電極80に接続する導体部71は、導電性の金属の一例としてのアルミニウム合金から構成されている。パッケージデバイスの製造方法は、配線層70を形成すると、分割ステップST4に進む。
(分割ステップ)
図19は、図13に示されたパッケージデバイスの製造方法の分割ステップ後のインターポーザー基板の要部の断面図である。分割ステップST4は、実施形態1と同様に、インターポーザー等を個々のパッケージデバイス1に分割するステップである。
実施形態2において、分割ステップST4では、導体部71に電極21を接続して、他方の面17側にデバイスチップ20を設置した後に、実施形態1と同様に、図19に示すように、分割予定ライン101に沿ってインターポーザー基板10などを分割して、インターポーザー基板10等を個々のパッケージデバイス1に分割する。パッケージデバイスの製造方法は、インターポーザー基板10、隙間埋め部材30及びモールド樹脂40を個々のパッケージデバイス1に分割すると終了する。
実施形態2に係るパッケージデバイスの製造方法は、搭載ステップST1において、隙間埋め部材30をデバイス搭載領域102以外のデバイス非搭載領域103に設置する。このために、パッケージデバイスの製造方法は、モールド樹脂40の量を削減することができ、モールド樹脂40の効果する際の収縮量も削減することができる。その結果、パッケージデバイスの製造方法は、硬化のモールド樹脂40の収縮によるインターポーザー基板等の反りを緩和でき、デバイスチップ20をモールド樹脂40で被覆した後の反りを抑制することができ、次工程でのインターポーザー基板10等の保持や搬送が容易になるという効果を奏する。
また、パッケージデバイスの製造方法は、貫通電極形成ステップST10において、貫通電極80を形成するので、パッケージデバイス1−2のデバイスチップ20の実装密度を向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、前述した実施形態等では、隙間埋め部材30として、インターポーザー基板10と同径の円板状の部材31を用いたが、本発明では、隙間埋め部材30は、シリコン、ガラス、セラミックス、樹脂などから構成されたチップ状のものでも良い。この場合、隙間埋め部材30は、デバイスチップ20、パッケージデバイス1等と同様の大きさ等の種々の大きさのものが用いられても良い。また、本発明では、隙間埋め部材30は、貫通穴32の代わりに、インターポーザー基板10と同径の円板状の部材31にデバイス搭載領域102に対応した凹部を有しても良い。
1,1−2 パッケージデバイス
10 インターポーザー基板
12 一方の面
17 他方の面
20 デバイスチップ
30 隙間埋め部材
31 同径の部材
32 貫通穴(隙間埋め部材の間)
40 モールド樹脂
50 平坦面
70 配線層
80 貫通電極
101 分割予定ライン
102 デバイス搭載領域
103 デバイス非搭載領域(デバイス領域以外の領域)
200 研削装置
201 チャックテーブル
ST1 搭載ステップ
ST2 樹脂モールドステップ
ST3 研削ステップ
ST10 貫通電極形成ステップ
ST11 配線層形成ステップ

Claims (3)

  1. インターポーザー基板の一方の面の分割予定ラインに区画された領域にデバイスチップが配置され、該デバイスチップがモールド樹脂で覆われるパッケージデバイスの製造方法であって、
    インターポーザー基板の一方の面の、デバイスチップ搭載領域にデバイスチップを搭載するとともに、該デバイスチップ搭載領域以外の領域に、該デバイスチップより厚い隙間埋め部材を、供給するモールド樹脂の量を削減するために設置する搭載ステップと、
    該搭載ステップ実施後、該インターポーザー基板の一方の面側の該隙間埋め部材の間にモールド樹脂を供給し、該デバイスチップを該モールド樹脂で覆う樹脂モールドステップと、
    該樹脂モールドステップ実施後、該インターポーザー基板の他方の面側を研削装置のチャックテーブルで保持し、該隙間埋め部材と該モールド樹脂を研削して該隙間埋め部材と該モールド樹脂からなる平坦面を形成する研削ステップと、を備えるパッケージデバイスの製造方法。
  2. 該隙間埋め部材は、該インターポーザー基板と同径の部材に該デバイスチップ搭載領域に対応した貫通穴又は凹部を有する請求項1に記載のパッケージデバイスの製造方法。
  3. 該研削ステップ実施後、該平坦面側を保持し、該インターポーザー基板の他方の面側から、該デバイスチップの電極と接続する貫通電極を形成する貫通電極形成ステップと、
    該貫通電極形成ステップ実施後、該平坦面側を保持し、該インターポーザー基板の他方の面側に配線層を形成する配線層形成ステップと、を備える請求項1又は請求項2に記載のパッケージデバイスの製造方法。
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