JP2020091792A - 画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラム - Google Patents

画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像検査の対象から除外したい用紙中の画像を、より簡単な操作で設定することが可能な画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラムを提供する。【解決手段】画像検査装置は、用紙に画像が形成され用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定する設定部と、設定部の設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う画像検査部と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラムに関する。
トナー像を用紙上に形成する画像形成装置(複写機、プリンター、ファクシミリ、これらの複合機)では、予期せぬ要因等によって用紙に本来の画像が形成されない場合がある。このため、画像形成装置の後段に画像読取装置を配置し、画像読取装置で読み取った画像を、予め登録した正常な画像(基準画像)と比較して、用紙に印刷された画像の良否を判断する画像検査装置ないし画像検査システムが知られている。
一方、このような画像検査システムにおいても、画像の良否が正しく判断出来ない場合があることが課題として挙げられている。例えば、下記の特許文献1記載の技術では、網点等の微細な画像を含んだ画像は精度よく検査出来ないことが課題として挙げられており、このような微細な画像を検査対象から除外することが提案されている。
特開2008−219296号公報
ところで、顧客宛にダイレクトメールを印刷する場合のように、複数の印刷ページで同一の画像が印刷される共通画像領域と、複数の印刷ページで異なるバリアブル画像(例えば宛先の住所氏名等)が印刷されるバリアブル領域とが設定された画像データに基づいて、バリアブル印刷および画像検査を行う場合、以下のような問題がある。
すなわち、上記のようなバリアブル印刷を行う場合、一ページ毎に印刷内容が異なり、また、印刷枚数が膨大化する傾向にあるため、印刷する全てのページに対して画像検査を行おうとすると、上述した基準画像の登録数が膨大化し、RAM等の作業領域が圧迫されるおそれがある。また、基準画像の登録の方式によっては、宛先分の枚数だけ予め印刷する必要があり、工数やコストが肥大化する問題があった。
かかる問題を防止ないし抑制するため、バリアブル印刷の出力物を画像検査の対象とする場合には、バリアブル画像の領域を画像検査の対象外の領域(画像検査除外領域)として設定することにより、共通領域の画像だけを画像検査の対象とすることが考えられる。しかしながら、例えば、バリアブル画像である郵便番号を、共通画像である郵便番号枠から区分けして選択する場合のように、共通領域の画像だけを画像検査の対象とする設定とする(バリアブル画像だけを検査対象外に設定する)ことは、ユーザーにとって煩雑ないし困難な場合があった。
本発明の目的は、画像検査の対象から除外したい用紙中の画像を、より簡単な操作で設定することが可能な画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラムを提供することである。
本発明に係る画像検査装置は、
用紙に画像が形成され前記用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定する設定部と、
前記設定部の設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う画像検査部と、
を備える。
本発明に係る画像検査方法は、
用紙に画像が形成され前記用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定し、
設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う。
本発明に係る画像検査プログラムは、
コンピューターに、
用紙に画像が形成され前記用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定する処理と、
設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う処理と、
を実行させるための画像検査プログラムである。
本発明によれば、画像検査の対象から除外したい用紙中の画像を、より簡単な操作で設定することができる。
本実施の形態における画像検査システムの全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態における画像検査システムにおける制御系の主要部を示すブロック図である。 検品ジョブの処理の流れを説明するフローチャートである。 バリアブル画像と共通画像とを含む入力画像データを用いたバリアブル印刷ジョブを実行した場合の出力物の一部を抽出して示す図である。 図5Aおよび図5Bは、図4に示す出力物に対して画像検査対象の除外領域を設定する場合の従来の一設定例および該設定後の画像検査対象を説明する図である。 図4に示す出力物に対して画像検査対象の除外領域を設定する場合の従来の他の設定例を説明する図である。 図4に示す出力物に関し、本実施の形態における画像検査システムで登録される基準画像を説明する図である。 図4に対応する図であり、本実施の形態の画像検査システムで実際に印刷された出力物の一部を抽出して示す図である。 図5Aに対応する図であり、本実施の形態の画像検査システムにおいて画像検査の除外領域を設定する方法を説明する図である。 画像検査の除外領域および除外条件を設定した後の検査対象画像を図5Bと対比しいて説明する図である。 画像検査の対象の有無に関する領域および条件等を設定するための設定画面の一例を示す図である。 本実施の形態における印刷ジョブおよび検品ジョブで実行される処理の一例を説明するフローチャートである。 本実施の形態の画像検査システムにおいて画像検査領域を設定する方法の一例を説明する図である。 図14A〜図14Cは、共通画像がバリアブル画像と重なり合う場合の検査対象画像の生成方法を説明する図である。
以下、本実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像検査システム1の全体構成を概略的に示す図である。図2は、本実施の形態における画像検査システム1を構成する各装置間での信号の流れ等を説明するための制御系の主要部である。
図1および図2に示す画像検査システム1は、画像形成装置20によって用紙Sに画像を形成(出力)した後、当該用紙Sの画像を読み取り、当該読み取り結果に基づいて出力画像の品質の良否(画像不良の発生の有無)を検査し、該検査結果の表示等の処理を行うものである。
図1に示すように、画像検査システム1は、入力画像データに基づく画像を用紙Sに形成する画像形成装置20、画像形成装置20に用紙Sを給紙する給紙装置10、画像形成装置20から排紙された用紙Sの画像を読み取る画像読取装置30、複数の排紙トレイ(42,43)を有する後処理装置40を備える。
画像検査システム1では、用紙Sの搬送方向の上流側から、給紙装置10、画像形成装置20、画像読取装置30、および後処理装置40が順に接続される(装置本体同士が連結される)ことにより、用紙Sの搬送経路Pがこれら複数の装置間に連なって構成される。この搬送経路Pは、後処理装置40の仕分け部41によって、下方の排紙トレイ42に連なる経路Pと、上方の排紙トレイ43に連なる経路Pと、に分岐される。
簡明のため、図1では、画像形成装置20内の搬送経路Pを1本の線で示しているが、実際の画像形成装置20では、両面印刷のための両面搬送路が設けられている。また、簡明のため、図1では、後処理装置40内で分岐される経路をPおよびPの2本としたが、排紙トレイの数などに応じて、より多くの分岐経路を設けることができる。
給紙装置10は、種々のサイズや紙種の用紙Sを収容することができる。給紙装置10は、収容(積載)された用紙Sを1枚ずつ給紙するための給紙ローラー、給紙ローラーを駆動するモーターなどを有する。
画像形成装置20は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式の画像形成部21を有する。この例では、画像形成部21は、図示しない感光体ドラム上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト(図示せず)に一次転写し、中間転写ベルト上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Sに二次転写することにより、トナー像を形成する。また、用紙Sの搬送方向における画像形成部21の下流側には、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを加熱および加圧して、用紙Sにトナー像を定着させる定着部22が配置されている。これら画像形成部21および定着部22は、公知の構成であるため、詳細な説明を省略する。また画像形成装置20における画像形成の方式は、上記の方式に限られるものではなく、他の種々の方式が適用可能である。
画像形成装置20の装置本体には操作表示部25が備えられる。この操作表示部25は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部26及び操作部27として機能する。表示部26は、後述する制御部200から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部27は、テンキー、スタートキー等の各種操作キー(いわゆるハードウエアスイッチ)を備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部200に出力する。また、表示部26は、後述する各種画面において、カーソル(ポインタ)等で選択可能な種々のアイコン(いわゆるソフトウエアスイッチ)を表示し、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部200に出力する。
画像形成装置20は、図2に示すように、この画像形成装置20全体の制御を司る制御部200を備える。制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203等を備え、上述した画像形成部21、定着部22、および操作表示部25の他、画像形成装置20に備えられる各部の動作を制御する。すなわち、制御部200のCPU201は、ROM202から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM203に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成部21、定着部22、操作表示部25および画像形成装置20内の他のブロックの動作を集中制御する。
画像形成装置20に備えられる他のブロックとしては、入力画像データに対して階調補正などの種々の補正を行う画像処理部、用紙Sを搬送する複数の搬送ローラーを駆動する用紙搬送部、通信ネットワーク等を通じて外部装置と通信する通信部などが挙げられる。また、画像形成装置20は、原稿画像を用紙Sに複写するコピー機としての構成、すなわち、ADF(Auto Document Feeder)などの自動原稿給紙装置および原稿画像走査装置(スキャナー)等を備える構成としてもよい。上述したこれらのブロックは、公知の構成であるため、図示および説明を省略する。
画像読取装置30は、図1および図2に示すように、画像形成装置20から排紙された用紙Sの画像(トナー像)を光学的に読み取る出力画像読取部31を有する。出力画像読取部31は、用紙Sを光学的に走査し、用紙Sからの反射光を図示しないCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させて、用紙Sの両面の画像を読み取り、読取結果に基づいて読取画像データを生成する。出力画像読取部31によって生成された読取画像データは、後述する画像検査装置50に入力される。
後処理装置40は、図1および図2に示すように、画像読取装置30によって画像を読み取られた用紙Sを搬送する搬送ローラー、かかる用紙Sを排出する複数の排紙トレイ42,43、および、用紙Sの排出先(搬送ルート)を切り替える仕分け部41を備える。簡明のため、図1では、2つの排紙トレイ42,43を備えた構成を例示するが、排紙トレイの数は任意であり、より多くの排紙トレイを設けてもよい。仕分け部41は、用紙Sの排出先(搬送ルート)を経路Pと経路Pのいずれかに切り替える切り替えゲート、切り替えゲートを駆動するソレノイド等の駆動源、画像形成装置20および画像検査装置50とデータの送受信を行うためのインターフェースなどを備える。
図2に示すように、画像検査システム1は、画像読取装置30によって生成された読取画像データに基づいて、当該用紙Sに形成(出力)された出力画像の品質の良否(画像不良の有無)を検査する画像検査装置50を備える。この画像検査装置50は、CPUなどのハードウェアプロセッサやROM、後述するデータ格納部51などを備え、ROMに格納されたプログラムをCPUが読み出して実行することにより、出力画像の品質の良否(画像不良の有無)を検査するジョブ(以下、検品ジョブという)を実行する。
本実施の形態では、画像検査装置50は、画像読取装置30によって生成された第1の読取画像に基づいて、画像検査を行うための基準画像(いわゆる正解画像)を生成して登録する機能を有する。また、画像検査装置50は、画像読取装置30によって生成された第2の読取画像と基準画像とを比較して画像不良の有無の検査を行う機能を有する。
さらに、画像検査装置50は、画像形成装置20によりバリアブル印刷を行う際の検品ジョブの実行に際しては、画像読取装置30によって生成された第2の読取画像から検査用画像を生成し、該生成された検査用画像と基準画像とを比較して画像不良の有無の検査を行う機能を有する。なお、画像検査装置50のこれら各機能の詳細については後述する。
画像検査装置50は、例えば、画像読取装置30や後処理装置40、さらには画像形成装置20等の筐体内に物理的に組み込まれることができ、または、これら装置とは物理的に独立した装置として構成することもできる。図2に示す例では、画像検査装置50は、前者すなわち画像形成装置20に設けられた画像検査専用のハードウェア構成(CPU等)となっており、画像形成装置20の後述する制御部200等に電気的に接続されている。
また、画像検査システム1は、入力画像データおよび印刷条件(印刷の方法や部数などの種々のユーザー設定値)のデータを出力するPC60を備える(図2参照)。図2に示す例では、PC60は、これらのデータを画像形成装置20の制御部200に供給する。なお、基準画像(正解画像)の生成方式によっては(例えば基準画像を入力画像データから直接生成する場合)、PC60は、上記のデータを画像形成装置20(制御部200)と画像検査装置50の両方に供給する構成としてもよい。
さらに、図2に示すように、画像検査システム1は、印刷ジョブおよび検品ジョブに関する各種データを格納するためのデータ格納部51を備える。データ格納部51は、例えば画像形成装置20の本体(筐体)内に設けられ、図示しないインターフェースを介して、制御部200および画像検査装置50のCPUに接続されている。データ格納部51は、印刷ジョブにおける上述した入力画像データや印刷条件のデータ、生成された基準画像のデータ、後述する操作表示部25を通じて設定された各種の設定データ、画像検査の結果を示すデータなど、種々のデータを格納する。データ格納部51は、HDDや半導体のメモリなど、各種のデータ記憶媒体を使用することができる。
次に、図3のフローチャートを参照して、画像検査装置50が実行する検品ジョブの処理の流れについて説明する。この例では、複数ページ(例えば用紙3枚)で一部数となる印刷物を片面印刷で複数の部数印刷し、印刷された複数部数の印刷物の画像の良否を検査する場合を前提とする。
ステップS10において、画像検査装置50(図2に示す画像検査装置50のCPU、以下同じ。)は、印刷ジョブの実行の際に、画像形成装置20により印刷され画像読取装置30により読み取られた一部数分の読取画像データを、基準画像のデータとして登録する。
具体的には、画像検査装置50は、画像読取装置30により生成された一部数分(この例では用紙3枚分)の画像(読取画像データ)を、基準画像の候補としてRAM等に一時記憶する。また、実際の印刷物(3枚分)の画像がユーザーによって確認され、問題がない場合、表示部26に表示された図示しない基準画像登録画面での操作入力を通じて、一時記憶されたデータが、正式な基準画像のデータとして、データ格納部51に格納(登録)される。この後、画像形成装置20によって、第二部目からの印刷ジョブの実行が連続的に開始される。
ステップS20において、画像検査装置50は、画像形成装置20により印刷され画像読取装置30の出力画像読取部31によって生成された第二部目(この例では4枚目)からの読取画像データを取得する。一具体例では、画像検査装置50は、生成された読取画像データを画像読取装置30から直接受信する。
ステップS30において、画像検査装置50は、ステップS20で取得された読取画像データを、ステップS10で登録された対応する基準画像のデータと比較することによって、基準画像と読取画像の同一性を検査する。
ステップS40において、画像検査装置50は、読取画像データに画像不良があるか否かを判定する。かかる判定の処理は、基準画像と読取画像の一致度(画像不良の種類)に関する項目および合否の基準値(閾値)等によって異なるものとなり、これらは公知の手法と同様であるため、判定手法の詳述を省略する。
ここで、画像検査装置50は、読取画像データに画像不良がないと判定した場合(ステップS40、NO)、かかる印刷物の画像品質が合格であるとみなす。この場合、画像検査装置50は、この読取画像データに対応する用紙Sを、予め設定された第1トレイ(例えば図1の排紙トレイ42)に排出するように、後処理装置40に通知する。そして、画像検査装置50は、当該検品に関する印刷ジョブが完了するまでステップS20〜ステップS40の処理を繰り返し、かかる印刷ジョブが完了すると、処理を終了する。この場合、画像検査装置50は、例えば「全ての印刷ページで画像品質が合格した」旨を画像形成装置20の制御部200に通知する。
一方、画像検査装置50は、読取画像データに画像不良があると判定した場合(ステップS40、YES)、ステップS50に移行する。
ステップS50において、画像検査装置50は、例えば「100枚目の印刷ページで画像不良が発生した」等のメッセージを画像形成装置20の制御部200に送信する。このとき、画像検査装置50は、当該画像不良の種類、用紙S内における画像不良の位置などを併せて画像形成装置20の制御部200に送信する。また、画像検査装置50は、当該画像不良がある読取画像データに対応する用紙Sを、予め設定された第2トレイ(例えば図1の排紙トレイ43)に排出するように、後処理装置40に通知する。
画像検査装置50から画像不良の有無についての通知を受けた後処理装置40は、対象となる用紙Sを該当する排紙トレイ(42または43)に排出するように、仕分け部41の切り替えゲートを駆動する。
画像検査装置50は、検品ジョブが完遂されるまで、上述したステップS20〜ステップS50の処理を繰り返し行い、検品ジョブが完遂された場合、検品結果を画像形成装置20に送信して、検品ジョブを終了する。
ところで、顧客宛にダイレクトメールを印刷する場合のように、複数の印刷ページで同一の画像が印刷される共通画像領域と、複数の印刷ページで異なるバリアブル画像(例えば宛先の住所氏名等)が印刷されるバリアブル領域とが設定された画像データに基づいて、バリアブル印刷および画像検査を行う場合、以下のような問題がある。
すなわち、上記のようなバリアブル印刷を行う場合、一ページ毎に印刷内容が異なり、また、印刷枚数が膨大化する傾向にあるため、印刷する全てのページに対して画像検査を行おうとすると、上述した基準画像の登録数が膨大化し、RAM等の作業領域が圧迫されるおそれがある。また、図3で上述したような基準画像の登録方式の場合、宛先分の枚数だけ予め印刷する必要があり、工数やコストが肥大化する問題があった。
かかる問題を防止ないし抑制するため、バリアブル印刷の出力物を画像検査の対象とする場合には、バリアブル画像の領域を画像検査の対象外の領域(画像検査除外領域)として設定することにより、共通領域の画像だけを画像検査の対象とすることが考えられる。このような設定とすることができれば、基準画像の登録数も大幅に減らすことができ、工数やコストを抑えることができる。
しかしながら、例えば、バリアブル画像である郵便番号を、共通画像である郵便番号枠(一般に赤色の枠となる)から区分けして選択する場合のように、共通領域の画像だけを画像検査の対象とする設定とすること(バリアブル画像そのもの又はバリアブル画像の領域を検査対象外に設定すること)がユーザーにとって煩雑ないし困難となる場合があった。以下、この問題を、図4以下を参照して説明する。
図4は、バリアブル画像と共通画像とを含む入力画像データを用いたバリアブル印刷ジョブを実行した場合の出力物(用紙S)の一部を抽出して示す図である。図4に示す例では、共通画像CIとして、切手貼付用の欄(緑色)、赤色による「郵便はがき」の文字、および赤色による郵便番号記入用の枠が印刷され、バリアブル画像VIとして、7桁の郵便番号(この例では黒色による「123 4567」の数字が印刷されている。
一方、図5Aおよび図5Bは、図4に示す出力物に対して画像検査対象の除外領域を設定する場合の従来の一設定例および該設定後の画像検査対象を説明する図である。図5Aでは、バリアブル印刷された1枚目の用紙S上の画像を画像読取装置30で読み取って、該読み取られた画像を画像形成装置20の表示部26に表示した状態を抽出して示している。
ここで、バリアブル画像VIを検査対象から除外するための簡単な方法としては、図5Aに示すように、画像検査の対象から除外する領域を設定するための除外領域設定枠EFを、バリアブル画像VIとしての「123 4567」の全体を囲うように設定することが考えられる。
しかしながら、このような設定を行った場合、図5Bに示すように、共通画像CIの一部をなす郵便番号記入用の枠も、画像検査の対象から除外されてしまう問題が生じる。このため、共通画像CIとしての郵便番号記入用の赤枠を画像検査に含めようとする場合、除外領域設定枠EFを、図6に示すように、7つ設定する必要がある。すなわち、図6に示す例では、除外領域設定枠EFを、バリアブル画像VIの個々の数字毎に(「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」の各々に対して合計7つ)設定し、かつ、外側の赤枠に接触しないように設定する必要がある。しかしながら、図6に示すような設定方法は、ユーザーにとって非常に煩雑ないし困難であって、多くの手間および時間がかかるばかりでなく、設定操作時にミスが生じやすい問題がある。
そこで、本実施の形態の画像検査システム1では、画像検査の対象から除外したい用紙内の画像を、より簡単な操作で設定できるようにするために、以下のような構成とした。
画像検査システム1では、画像形成装置20により画像が印刷され画像読取装置30により読み取られた用紙Sの画像を表示部26の画面に表示して、画像の検査を行う対象から除外される画像検査除外領域、または画像の検査を行う対象となる画像検査領域を、ユーザーが任意に選択して設定できるようにする。
また、画像検査システム1では、選択(設定)された画像検査除外領域または画像検査領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定できるようにする。具体的には、画像検査除外領域または画像検査領域の選択ないし設定に際し、検査除外画像として扱われる画像の属性(色など)を、ユーザーが指定(追加条件として設定)できるようにする。
そして、画像検査システム1では、上記のような設定内容に基づいて、画像検査装置50により、用紙Sに形成された画像の検査を実行する。
図4で例示したバリアブル印刷物を画像検査する場合、以下のように設定するとよい。
まず、図7に示すように、共通画像のみを印刷した用紙Sを出力し、ユーザーが満足した画質のものを、一部数分の基準画像として登録する(図3のステップS10参照)。
続いて、図8に示すように、共通画像およびバリアブル画像(この例では「123 4567」)を印刷した用紙Sを1枚分出力し、かかる印刷時に画像読取装置30により読み取られた用紙Sの画像を表示部26の画面に表示する。このとき、ユーザーは、図9に示すように、画像検査の対象に関する領域設定枠AFを、バリアブル画像VI「123 4567」の全体を囲うように設定する。ここで、領域設定枠AFにより囲われた用紙内の領域は、本発明の「用紙内の選択された画像領域」に対応する。この領域設定枠AFを入力ないし指定する操作は、上述した図5Aの従来例と同様に行うことができるため、図6で例示した設定方法に比べて格段に容易に行うことができる。
続いて、ユーザーは、図9に示す領域設定枠AFを、画像検査の対象から除外する画像検査除外領域として指定するとともに、この領域設定枠AF(すなわち画像検査除外領域)の設定に際し、画像検査の除外対象となる画像(検査除外画像)の属性を追加条件として設定する。図示の例では、バリアブル画像VI「123 4567」の色である黒(ブラック)を追加条件(すなわち検査除外画像とする条件)として設定するとよい。
このような設定とすることにより、図10に示すように(適宜図5Bを参照)、画像検査装置50は、共通画像CIおよびバリアブル画像VIが実際に印刷された出力物から、バリアブル画像VIが除去された、共通画像CIに対応する画像を検査用画像として生成することができる。すなわち、図9に示す例では、画像検査装置50の解析対象となり、領域設定枠AF(画像検査除外領域)中に含まれる画像として、郵便番号記入用の枠(赤色の画像)、および郵便番号数字(黒色の画像)が含まれる。一方、この例では、画像検査の除外となる追加条件(画像の属性)として、ブラック(だけ)が設定されている。このため、画像検査装置50は、ブラック(黒色)の属性を有する郵便番号の数字の画像を検査除外画像として扱う。具体的には、画像検査装置50は、領域設定枠AF(画像検査除外領域)に含まれる画像のうち、黒色である数字の画像を除去した中間画像を作成し、当該除去された画像部分を用紙Sの地色(通常は白色)に置き換えるように中間画像を補間することにより、検査用画像を生成する(図10参照)。
本実施の形態では、図9で説明したような領域設定枠AFおよび追加条件の設定操作をユーザーが用紙Sの1枚に対して行うことで、画像検査装置50により、図10に示すような検査用画像をバリアブル画像VIが印刷された出力物(用紙S)毎に生成し、生成された検査用画像を図7に示す基準画像と比較して、検査用画像(この例では共通画像CI)の画像不良の有無を検査する。
したがって、本実施の形態の画像検査システム1によれば、画像検査の対象から除外したい用紙中の画像を、より簡単な操作で設定することができる。
検査用画像の生成方法等に関するより具体的な例を、図11を参照して説明する。ここで、図11は、画像検査の対象の有無に関する領域(図9で例示した領域設定枠AF)および追加条件等を設定するための設定画面の一例を示す図である。図11に示す設定画面は、この例では、画像検査装置50の指示に基づいて、画像形成装置20の表示部26に表示されるようになっている。他の例として、かかる設定画面は、PC60などの外部装置の表示部に表示してもよい。
図11に示す設定画面の点線より上側のエリアは、画像検査の対象の有無に関する領域(領域設定枠AF)を設定するための領域指定部310である。かかる領域指定部310では、領域指定の「ON」ボタン311または「OFF」ボタン312の選択、および「ON」ボタン311を選択した場合には「領域指定範囲の設定」ボタン313を選択することにより、別画面で表示された用紙S中における領域設定枠AFの範囲指定(図9等参照)、および当該選択された領域設定枠AFを画像検査除外領域とするか、画像検査領域とするかの指定ができるようになっている。なお、領域指定部310で「ON」ボタン311または「OFF」ボタン312のいずれを選択した場合でも、後述する追加条件を設定することができる。また、簡明のため、以下は、領域設定枠AFを画像検査除外領域として設定した場合を前提として説明する。
図11中の設定画面の点線より下側のエリアは、画像検査の追加条件を設定できる追加条件設定部320である。画像検査装置50および追加条件設定部320は、本発明の「設定部」に対応する。かかる追加条件設定部320では、追加条件設定の「ON」ボタン321または「OFF」ボタン322の選択、および「ON」ボタン321を選択した場合には、具体的な追加条件(画像の属性)を指定するボタンとして、例えば「ブラック」325、「レッド系」326、「グリーン系」327、「ブルー系」328などの色指定、あるいは「文字領域」329などの画像の属性を指定することができる。図示しないが、追加条件(画像の属性)の他の例として、例えば「図形領域」、「写真領域」など、画像の種々の属性を指定できるようにしてもよい。
なお、図9に示す例において、図11の設定画面で追加条件として「文字領域」ボタン329が選択された場合、画像検査装置50は、検品ジョブに実行時に以下のように検査用画像を生成する。画像検査装置50は、画像から文字を抽出するOCR(Optical Character Recognition)などの手法を用いて、技術画像読取装置30により読み取られた画像を解析して、除外領域設定枠EF中に含まれる画像から、文字の部分を認識し、文字であると認識された画像を検査除外画像として設定する。そして、画像検査装置50は、当該設定された検査除外画像としての文字(この例では郵便番号の数字)の画像を除去した中間画像を生成し、当該除去した画像を用紙Sの地色に置き換えるように中間画像を補間することにより、検査用画像を生成する(図10参照)。このような「文字領域」ボタン329の選択は、領域設定枠AF中に含まれる共通画像CIとバリアブル画像VIとが同一色のような場合に有効である。
さらに、追加条件設定部320で「選択」ボタン323を選択すると、指定された上記の追加条件(この例では属性「ブラック」)を画像検査の対象とする条件として設定でき、逆に「除外」ボタン324を選択すると、当該追加条件(ブラックの属性)を画像検査の対象外としない条件(すなわち除外条件)として設定できる。
図11で示す例では、領域指定部310において「ON」ボタン311が選択されており、「領域指定範囲の設定」ボタン313を選択した後に、図9に示すような領域設定枠AFが画像検査除外領域として設定された場合を想定する。また、追加条件設定部320では、追加条件の設定において「ON」ボタン321が選択され、属性「ブラック(黒色)」325の画像を画像検査から除外する設定(「除外」ボタン324参照)となっている。
画像検査装置50は、ユーザーによって「OK」ボタン331が選択された場合、上述した領域指定部310および追加条件設定部320の設定内容を確定し、ユーザー設定情報としてデータ格納部51に格納する。一方、ユーザーによって「キャンセル」ボタン332が選択された場合、領域指定部310および追加条件設定部320の設定内容がリセットされる。
以下、図12のフローチャートを参照して、図9および図11の設定例に基づいて画像検査装置50が行う処理の一具体例について説明する。図12に示す処理は、印刷ジョブの開始時に実行される。
ステップS100において、画像検査装置50は、ユーザーにより設定された内容(ユーザー設定情報等)を参照して、検品ジョブの有無すなわち画像検査を実行するか否かを判定する。ここで、画像検査装置50は、画像検査を実行しない設定であると判定した場合(ステップS100、NO)、ステップS110〜ステップS140の処理を実行せずに処理を終了する。この場合、画像形成装置20による印刷のみが行われる。
一方、画像検査装置50は、画像検査を実行する設定であると判定した場合(ステップS100、YES)、ステップS110に移行する。ステップS110において、画像検査装置50は、追加条件設定がONであるか否かを判定する。ここで、画像検査装置50は、特定色の除外設定がONになっていない(すなわち図11のOFFボタン322が選択されている)と判定した場合(ステップS110、NO)、ステップS120〜ステップS140の処理を実行しない。この場合、画像検査装置50は、画像読取装置30で読み取られた用紙Sの全領域および全ての画像を画像検査の対象とする通常の検品ジョブを実行する。
一方、画像検査装置50は、追加条件設定がONである(図11のONボタン321が選択されている)と判定した場合(ステップS110、YES)、ステップS120に移行する。ステップS120において、画像検査装置50は、画像検査に関する領域(図9の領域設定枠AF)が指定されているか否かを判定する。
ここで、画像検査装置50は、かかる領域(領域設定枠AF)が指定されていると判定した場合(ステップS120、YES)、ステップS130に移行する。ステップS130において、画像検査装置50は、検査画像の生成時に、ユーザー設定情報を参照して、領域設定枠AFの種別(この例では画像検査除外領域)および追加条件の設定内容(この例では属性「ブラック」の画像を「除外」)に応じた検査画像を生成し、該生成された検査画像を基準画像(図7参照)と比較して画像の品質を検査する。
具体的には、画像検査装置50は、実際に印刷され画像読取装置30で読み取られた用紙S上の画像(図8参照)から、画像検査除外領域として設定された領域設定枠AF内の当該設定された色の画像(黒色の数字)を検査除外画像として除外し、当該除外された特定色(数字部分)を用紙Sの地色と置き換えた画像を検査画像として生成し(図10参照)、該生成された検査画像を基準画像(図7参照)と比較して画像の品質を検査する。
かくして、本実施の形態の画像検査システム1によれば、画像検査除外領域(図9の領域設定枠AF)を設定したケースにおいて、設定された属性(この例では黒色)の画像のみを画像検査対象から除外することができるので、画像検査の対象から除外したい用紙中の画像ひいては除外したい画像のみの領域を、より簡単な操作で設定することができる。
一方、画像検査装置50は、画像検査に関する領域(領域設定枠AF)が指定されていないと判定した場合(ステップS120、NO)、ステップS140に移行する。ステップS140において、画像検査装置50は、検査画像の生成時に、実際に印刷され画像読取装置30で読み取られた用紙S上の画像から設定された色の画像(黒色の数字)を除外して、当該除外した特定色(数字部分)を用紙Sの地色と置き換えた画像を検査画像として生成し(図10参照)、該生成された検査画像を基準画像(図7参照)と比較して画像の品質を検査する。かくして、本実施の形態によれば、画像検査除外領域(図9の領域設定枠AF)を設定しない場合でも、ユーザーにより予め指定された属性(黒色)の画像のみを画像検査対象から除外することができるので、画像検査の対象から特定の属性を有する画像を除外することを所望するユーザーの操作の便宜が図られる。
図11に示す設定例では、共通画像CIの一部をなす郵便番号記入用の枠(赤色)およびバリアブル画像VI(黒色の数字)を囲った領域設定枠AFを画像検査の除外領域として設定した上で、バリアブル画像VI(黒色の数字)の部分のみを画像検査対象から除外する場合を説明した。他の設定例として、ユーザーは、図11に示す状態から「選択」ボタン323と「レッド系」ボタン326を選択する設定として「OK」ボタン331を選択してもよい。
この場合、画像検査装置50は、ステップS130において、実際に印刷され画像読取装置30で読み取られた用紙S上の画像(図8参照)から、領域指定された部分の当該特定された色(この場合はレッド系)の画像を抽出して、当該抽出された特定色の画像を検査画像として生成し(図10参照)、該生成された検査画像を基準画像(図7参照)と比較して画像の品質を検査する。
他の設定例として、図13に示すように、共通画像CIである切手貼付用の欄(緑色)、「郵便はがき」の文字(赤色)、および郵便番号記入用の枠(赤色)およびバリアブル画像VI(黒色の数字「123 4567」)の全体を囲った領域設定枠AFを、画像検査の対象となる画像検査領域として設定してもよい。この場合、上述したステップS130において、画像検査装置50は、図11に示す設定内容により黒色の数字「123 4567」の画像を上述と同様に検査画像から除外するとともに、領域設定枠AF以外の用紙S中の画像も検査画像から除外する(各々、検査除外画像として設定する)処理を行う。
なお、上述した領域設定枠AFは、1枚の用紙Sに対して複数指定(選択)できるようにしてもよい。この場合、画像検査装置50は、図11の設定画面における追加条件設定部320における上述した追加条件(画像の属性)を、指定(選択)された領域設定枠AF毎にユーザーが指定できるように表示部26に表示する。
上述した事例では、共通画像としての郵便番号欄(各々の矩形枠)内に数字が入ることを前提としており、共通画像CI(枠)とバリアブル画像VI(数字)とが重ならないケース(言い換えると、除外したバリアブル画像VIを用紙Sの地色で置き換えればよい事例)を想定して説明した。一方、実際のバリアブル印刷では、図14Aおよび図14Bに示すように、共通画像CIが薄い色(例えば水色)の「ご住所」の文字および模様で予め印刷されており、この共通画像CI(模様部分)の上に住所等のバリアブル画像VIが重ね刷りの形態で印刷される場合もある(図13B中の「●●●・・・」は、実際には黒色で「東京都・・・」等の文字が入る。)。
このような場合、画像検査装置50は、図14Aに示す共通画像CIを基準画像として使用(登録)し、実際に印刷され画像読取装置30で読み取られた用紙S上の画像(図14B参照)から、ユーザーにより指定された属性(この例では黒)の画像を、検査除外画像として設定および除外して中間画像を生成し、当該除外された画像部分を、基準画像の対応する部分の画像(図14A参照)に置き換えて(補間して)、検査画像を生成するとよい。画像検査装置50は、上述したステップS130またはステップS140でこのような処理を行うことで、図14Cに示すように、図14Aに示す共通画像CIに対応する検査画像を生成することができる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、画像検査の対象から除外したい用紙S中の画像ひいては除外したい画像の領域を、より簡単な操作で設定することができる。また、本実施の形態によれば、バリアブル印刷を行った出力物に関し、バリアブル画像の部分を除外しつつ、画像検査領域をできるだけ広く確保できるようになる。
また、本実施の形態によれば、バリアブル画像以外にも画像検査の対象から除外したい領域や属性を設定できる。このため、例えば、網点等の微細な画像を含んだ画像、部分的に凹凸があり画像不良と判断されやすい用紙S上の領域などを、予め画像検査の対象から除外できるように、図11に示す設定画面の追加条件設定部320中の属性を指定するボタンを増やすことができる。かくして、本実施の形態によれば、精度よく検査出来ないことが予め分かっている部分を画像検査の対象から除外するように属性を指定することにより、例えば顔写真部分など、高い品質が求められる画像部分を重点的に検査する等の使い方もできる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像検査システム
10 給紙装置
20 画像形成装置
21 画像形成部
22 定着部
25 操作表示部
26 表示部
27 操作部
30 画像読取装置
31 出力画像読取部(画像読取部)
40 後処理装置
41 仕分け部
42,43 排紙トレイ
50 画像検査装置(設定部)
60 PC
51,52 データ格納部
200 画像形成装置の制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
310 領域指定部
311 ONボタン
312 OFFボタン
320 追加条件設定部(設定部)
321 ONボタン
322 OFFボタン
323 選択ボタン
324 除外ボタン
325 ブラックボタン
326 レッド系ボタン
327 グリーン系ボタン
328 ブルー系ボタン
329 文字領域ボタン
CI 共通画像
VI バリアブル画像
S 用紙
AF 領域設定枠(画像検査除外領域または画像検査領域)

Claims (11)

  1. 用紙に画像が形成され前記用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定する設定部と、
    前記設定部の設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う画像検査部と、
    を備える画像検査装置。
  2. 前記設定部は、前記用紙内の前記選択された前記領域を、前記検査を行う対象から除外される画像検査除外領域または前記検査を行う対象となる画像検査領域として設定する、
    請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記設定部は、前記検査除外画像として設定する前記属性を、前記用紙内の選択された前記領域毎に設定する、
    請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記設定部は、複数の印刷ページで共通となる共通画像と、前記複数の印刷ページで異なるバリアブル画像とが印刷されるバリアブル印刷のジョブが実行される場合に、前記検査除外画像を設定する、
    請求項1から3のいずれかに記載の画像検査装置。
  5. 前記属性は、前記画像の色である、
    請求項1から4のいずれかに記載の画像検査装置。
  6. 前記設定部は、ユーザーにより指定された色の画像を前記検査除外画像として設定する、
    請求項5に記載の画像検査装置。
  7. 前記属性は、前記画像が文字であることを含む、
    請求項1から6のいずれかに記載の画像検査装置。
  8. 前記設定部は、文字であると認識された前記画像を前記検査除外画像として設定する、
    請求項7に記載の画像検査装置。
  9. 前記画像検査部は、
    設定された前記検査除外画像を、画像読取装置により読み取られた画像から除外し、該除外された部分を、比較対象となる基準画像の対応する部分の画像に置き換えた検査用画像を生成し、
    生成された前記検査用画像について前記画像の検査を行う、
    請求項1から8のいずれかに記載の画像検査装置。
  10. 用紙に画像が形成され前記用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定し、
    設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う、
    画像検査方法。
  11. コンピューターに、
    用紙に画像が形成され前記用紙内の選択された領域に含まれる画像のうち特定の属性を有する画像を、画像の検査を行う対象から除外される検査除外画像として設定する処理と、
    設定内容に基づいて、用紙に形成された画像の検査を行う処理と、
    を実行させるための画像検査プログラム。
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