JP4814837B2 - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像形成装置に関し、特に、2値画像について領域判定を行う技術に関する。
従来から、2値画像について領域判定を行う画像処理装置が複写機等に適用されている(下記特許文献1参照)。この特許文献1に示される画像処理装置は、主走査方向に並ぶN×1サイズ分の判定対象領域において、主走査方向に並ぶ複数の画素の変化点数を算出し、当該算出された変化点数が閾値以上である場合には、当該判定対象領域を網点領域と判定する。
特開2004−112222号公報
しかしながら、従来の特許文献1に示される画像処理装置による、上記のように算出された変化点数が上記閾値以上か否かの判断では、万線領域を検出することができない。また、上記画像処理装置は、上記画素の変化点数の算出を主走査方向において行うので、原稿がスキャナに読み取られる際に傾いていたりすると、判定対象領域についての領域判定を正確に行うことができない場合がある。
本発明は、この点に鑑みてなされたものであり、万線領域の検出を正確に行えるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、2値画像の判定対象領域内において主走査方向に並ぶ画素の変化点数と、副走査方向に並ぶ画素の変化点数と、主走査方向に対して予め定められた角度を有する第1の斜め方向に並ぶ画素の変化点数と、当該第1の斜め方向に直交する第2の斜め方向に並ぶ画素の変化点数とをそれぞれ算出する変化点数算出手段と、
前記主走査方向の変化点数と前記副走査方向の変化点数の総和である第1総和合計と、前記第1の斜め方向の変化点数と前記第2の斜め方向の変化点数の総和である第2総和合計とをそれぞれ算出する総和合計算出手段と、
前記総和合計算出手段により算出された前記第1総和合計が第1総和合計用の第1の閾値以上である場合、又は前記第2総和合計が第2総和合計用の第1の閾値以上である場合には、当該判定対象領域を万線と判定する万線領域判定手段と
を備える画像処理装置である。
2値画像における判定対象領域が万線スクリーンである場合、例えば万線スクリーンをなす各線が当該判定対象領域における主走査方向又は第1斜め方向に平行であるならば、副走査方向又は第2斜め方向は、万線スクリーンをなす各線とは平行にならない。このため、万線スクリーンをなす各線と平行な方向においては画素の変化点数が少ないが、平行でない方向においては、平行な方向における場合よりも画素の変化点数が多く検出される。これに基づいて、本発明は、判定対象領域が万線スクリーンである場合における、主走査方向及び副走査方向の変化点数の総和である第1総和合計、第1斜め方向及び第2斜め方向の変化点数の総和である第2総和合計に着目し、万線領域判定手段が、第1総和合計が第1総和合計用の第1の閾値以上であるか、又は第2総和合計が第2総和合計用の第1の閾値以上であるか否かに応じて、判定対象領域が万線であるか否かを判定可能としている。これにより、万線スクリーンに対するモアレ除去処理等も可能になる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記変化点数算出手段により算出された前記主走査方向における変化点数が当該主走査方向における変化点数用の第2の閾値以上であり、前記副走査方向における変化点数が当該副走査方向における変化点数用の第2の閾値以上であり、前記第1の斜め方向における変化点数が当該第1の斜め方向における変化点数用の第2の閾値以上であり、前記第2の斜め方向における変化点数が当該第2の斜め方向における変化点数用の第2の閾値以上であるという全ての条件を満たした場合に、当該判定対象領域を網点と判定する網点領域判定手段を更に備えるものである。
この構成によれば、網点領域判定手段が、上記4方向における画素の変化点数を用いて、判定対象領域が網点か否かを判定するので、必要な構成を特に複雑にすることなく、従来の主走査方向における画素の変化点数のみに基づいて網点を判定する場合よりも、正確に網点を検出することができる。これにより、例えばスキャナの主走査方向に対する2値画像の角度に拘わらず、網点領域判定手段が、正確に網点を検出することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置であって、前記網点領域判定手段又は前記万線領域判定手段による判定を終えた前記判定対象領域に対して膨張処理を行う膨張処理手段を更に備えるものである。
この構成によれば、膨張処理手段によって、万線判定又は網点判定を終えた判定対象領域に含まれる雑音成分を除去することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置を備えた画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、万線であるか否かを判定することができる。これにより、万線スクリーンに対するモアレ除去処理等も可能になる。また、本発明は、上記各方向における変化点数の合計に基づいて万線か否かを判定するので、例えば原稿がスキャナに読み取られる際に傾いていたとしても、判定対象領域についての万線か否かの判定を正確に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、必要な構成を特に複雑にすることなく、従来の主走査方向における画素の変化点数のみに基づいて網点を判定する場合よりも、正確に網点を検出することができる。これにより、例えばスキャナの主走査方向に対する2値画像の角度に拘わらず、網点領域判定手段が、正確に網点を検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、万線判定又は網点判定を終えた判定対象領域に含まれる雑音成分を除去することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明が有する効果と同様の効果を奏する。
以下、本発明の一例として、プリンタ機能を備えた複合機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の一例である複合機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
また、複合機1のフロント部には、操作部47が設けられている。この操作部47には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、表示部473で設定された設定内容等をリセットするリセットキー474と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー475と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー477が備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部10(図2)へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部10へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
記録部40は、感光体ドラム43の表面から残留電荷を除電する除電装置421と、除電後の感光体ドラム43の表面を帯電させる帯電装置422と、スキャナ部51で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43表面を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する露光装置423と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像装置44K,44Y,44M,44Cと、感光体ドラム43に形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラム49と、転写ドラム49上のトナー像を用紙に転写させる転写装置41と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45とを備えている。なお、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対するトナーの供給は、図略のトナー供給容器(トナーカートリッジ)から行われる。また、記録部40を通過した記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等が設けられている。
記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
図2は、図1に示す複合機1の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機1は、装置全体の動作制御を司る制御部10を備えており、この制御部10は、スキャナ部51等からなる原稿読取部5、原稿搬送機構63等からなる原稿給送部6、現像装置44等からなる記録部40、スタートキー471、テンキー472等の操作キーや表示部473等からなる操作部47、画像メモリ7、HDD8、ネットワークI/F部9及び画像処理部11が接続されている。
画像メモリ7は、原稿読取部5によって読み取られた原稿(例えば網点原稿)の画像データ、あるいは、後述するネットワークI/F部9を介して図略の外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
HDD(Hard Disk Drive)8は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像の画像データ及び外部装置から送信されてきた画像データ並びに当該画像データに設定されている出力形式等が記憶される記憶装置である。
ネットワークI/F部9は、ネットワークインタフェース(例えば10/100Base-TX)等を用い、LANなどのネットワークを介して接続された外部パーソナルコンピュータ等との間における種々のデータの送受信を行うものである。
画像処理部(画像処理装置)11は、原稿読取部5による原稿の読み取りによって得られた原稿画像のデータ(画像データ)、又はネットワークI/F部9を介して外部のパーソナルコンピュータから得られた画像データに対する各種画像処理を行うものである。画像処理部11は、2値化処理部110と、判定対象領域選択部111と、変化点数算出部112と、総和合計算出部113と、網点領域判定部114と、万線領域判定部115と、フィルタ処理部118とを備える。
2値化処理部110は、原稿読取部5から得られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピュータから得られた画像データが多値のカラー画像データ又はグレースケール画像データからなる場合に、モノクロ画像印刷の必要に応じて、当該カラー画像を2値化して2値画像(モノクロ画像)を生成する。
判定対象領域選択部111は、画像処理の対象とする2値画像(上記2値化処理部110によって2値化された2値画像、或いは、原稿読取部5又は外部パーソナルコンピュータから2値画像が得られた場合は当該2値画像)について、当該2値画像が示す画像から、画像処理の判定対象とする一部領域(以下、判定対象領域)を選択する。判定対象領域は、例えば、n×n個の画素からなる領域である。後述する一連の画像処理は、判定対象領域選択部111によって選択される判定対象領域毎に、2値画像の全体について行われる。
変化点数算出部112は、上記判定対象領域内において主走査方向に並ぶ画素の変化点数と、副走査方向に並ぶ画素の変化点数と、第1の斜め方向に並ぶ画素の変化点数と、第2の斜め方向に並ぶ画素の変化点数とをそれぞれ算出する。この変化点数とは、当該各方向に並ぶ白及び黒の画素の白から黒への変化、及び黒から白への変化の数である。第1の斜め方向とは、例えば、主走査方向に対して時計回り方向に45度の角度となる方向である。第2の斜め方向とは、当該第1の斜め方向に略直交する方向である。但し、第1及び第2の斜め方向を、当該角度からなる方向に限定する意味ではない。
総和合計算出部113は、主走査方向の変化点数と副走査方向の変化点数の総和である第1総和合計と、第1の斜め方向の変化点数と第2の斜め方向の変化点数の総和である第2総和合計とをそれぞれ算出する。
万線領域判定部115は、総和合計算出部113により算出された第1総和合計が、当該第1総和合計用に予め定められた第1の閾値M1以上である場合、又は第2総和合計が、当該第2総和合計用に予め定められた第1の閾値M2以上である場合に、当該判定対象領域を万線と判定する。この第1の閾値M1,M2(万線検出用の値であって、第2の閾値N1乃至N4とは異なる)は、判定したい万線の程度や、判定対象領域の大きさに応じて、適宜変更して設定される。
網点領域判定部114は、変化点数算出部112により算出された主走査方向における変化点数が当該主走査方向における変化点数用の第2の閾値N1以上であり、前記副走査方向における変化点数が当該副走査方向における変化点数用の第2の閾値N2以上であり、前記第1の斜め方向における変化点数が当該第1の斜め方向における変化点数用の第2の閾値N3以上であり、前記第2の斜め方向における変化点数が当該第2の斜め方向における変化点数用の第2の閾値N4以上であるという全ての条件を満たした場合に、当該判定対象領域を網点と判定する。この第2の閾値N1乃至N4は、判定したい網点の細かさや、判定対象領域の大きさに応じて、適宜変更して設定される。また、網点領域判定部114は、網点領域判定部114による網点との判定、万線領域判定部115による万線との判定のいずれもが行われなかった判定対象領域を非網点領域(文字候補領域)と判定する。
フィルタ処理部(膨張処理手段)118は、画像処理の対象となる画像を構成する個々の画素に対し、周辺の画素との間で演算を行うことで画像に特殊効果を与える画像処理を行う。この画像処理は、例えば、ぼかし、エッジの強調、エッジ抽出、膨張処理又は縮小処理による雑音処理、モザイク処理、あるいはポスタリゼーション等である。
当該画像処理部11での上記画像処理を終えた画像データは、記録部40等に出力される。
制御部10は、複合機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等を上記ROMから読み出して実行するマイクロ情報処理装置等からなり、操作部47において入力された指示情報や、複合機1の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行う処理を実行する。
なお、画像処理部11及び画像処理部11に備えられる、2値化処理部110と、判定対象領域選択部111と、変化点数算出部112と、総和合計算出部113と、網点領域判定部114と、万線領域判定部115と、フィルタ処理部118とは、それぞれ回路等からなるものでもよいが、制御部10が、HDD8等に記憶された画像処理プログラムに従って、画像処理部11及び上記各部として機能するものであってもよい。
次に、変化点数算出部112による変化点のカウントを説明する。図3は、変化点数算出部112による変化点のカウントを示す図である。上述した4つの各方向(主走査方向、副走査方向、第1の斜め方向、第2の斜め方向)に並ぶ2値の画素の変化点について説明する。変化点は、上述したように、当該4つの各方向に並ぶ白及び黒の画素の白から黒への変化、及び黒から白への変化の数である。図3では、黒丸と、黒四角と、左上がり斜め菱形と、右上がり斜め菱形との記号により、それぞれ、主走査方向の変化点と、副走査方向の変化点と、第1の斜め方向の変化点と、第2の斜め方向の変化点とを示している。なお、図3の判定対象領域の画像SIにおいて、例えば、黒画素(1)はハッチングで示し、白画素(0)はハッチングを付さずに示している。
画像SIは、主走査方向と副走査方向との互いに直交する2つの方向に、二次元的に画素が並んで構成されている。変化点数算出部112は、図3に示すように、判定対象領域の画像SIについて、上記4つの各方向における変化点数を算出する。総和合計算出部113は、変化点数算出部112によって算出された各方向における変化点数から、第1の総和合計(図3に示す主走査方向変化点合計と副走査方向変化点合計との和)と、第2の総和合計(図3に示す第1の斜め方向変化点合計と第2の斜め方向変化点合計との和)とを算出する。図3では、主走査方向変化点合計は14、副走査方向変化点合計は13、第1の斜め方向変化点合計は3、第2の斜め方向変化点合計は6であり、第1の総和合計は14+13=27、第2の総和合計は3+6=9である。
次に、複合機1における領域判定処理を説明する。図4は、複合機1における領域判定処理の流れを示すフローチャートである。画像処理部11の判定対象領域選択部111は、当該領域判定の対象となる2値画像の一部を、判定対象領域として選択する(S1)。続いて、変化点数算出部112が、当該判定対象領域の画像について、主走査方向に並ぶ画素の変化点数A1と、副走査方向に並ぶ画素の変化点数A2と、第1の斜め方向に並ぶ画素の変化点数B1と、第2の斜め方向に並ぶ画素の変化点数B2とをそれぞれ算出する(S2)。
続いて、総和合計算出部113が、主走査方向の変化点数A1と副走査方向の変化点数A2の総和である第1総和合計A1+A2と、第1の斜め方向の変化点数B1と第2の斜め方向の変化点数B2の総和である第2総和合計B1+B2とをそれぞれ算出する(S3)。
そして、万線領域判定部115は、第1総和合計A1+A2が第1総和合計用の第1の閾値M1以上であるか、又は第2総和合計B1+B2が第2総和合計用の第1の閾値M2以上であるかを判断する(S4)。万線領域判定部115は、第1総和合計A1+A2と、第2総和合計B1+B2の少なくともいずれか1つでも、第1の閾値M1又は第1の閾値M2以上であると判断した場合は(S4でYES)、当該判定対象領域が万線と判定する(S5)。
一方、万線領域判定部115によって、第1総和合計A1+A2と、第2総和合計B1+B2の両方ともが、それぞれの第2の閾値M1又はM2よりも小さいと判断された場合(S4でNO)、網点領域判定部114は、S2で算出された主走査方向に並ぶ画素の変化点数A1が主走査方向における変化点数用の第2の閾値N1以上であるか、副走査方向に並ぶ画素の変化点数A2が副走査方向における変化点数用の第2の閾値N2以上であるか、第1の斜め方向に並ぶ画素の変化点数B1が第1の斜め方向における変化点数用の第2の閾値N3以上であるか、第2の斜め方向に並ぶ画素の変化点数B2が第2の斜め方向における変化点数用の第2の閾値N4以上であるかを判断する(S10)。
網点領域判定部114は、A1≧N1、A2≧N2、B1≧N3、B2≧N4の全ての条件が満たされていると判断した場合(S10でYES)、当該判定対象領域を網点と判定する(S11)。
上記処理において、判定対象領域が網点又は万線と判定された場合(S5,S11)、フィルタ処理部118が、当該判定対象領域を網点又は万線として、当該判定対象領域の画像に膨張処理を行う(S6)。この後、網点領域判定部114は、領域判定の対象となっている原画像の一部領域であって、当該膨張処理等が行われた領域を、網点領域(網目スクリーン)と判定する(S7)。
また、網点領域判定部114は、A1≧N1、A2≧N2、B1≧N3、B2≧N4ののうち1つでも条件を満たしていないと判断した場合には(S10でNO)、当該判定対象領域を、万線及び網点のいずれでもない非網点と判定する(S12)。そして、フィルタ処理部118が、当該判定対象領域の画像に膨張処理を行う(S13)。この後、網点領域判定部114は、領域判定の対象となっている原画像の一部領域であって、当該膨張処理等が行われた領域を、文字候補領域と判定する(S14)。
すなわち、S4で万線領域判定部115によって万線と判定されず、S10でも網点領域判定部114によって網点と判定されなかった領域が、網点領域判定部114により文字候補領域とされる。
S7及びS14の処理の後、判定対象領域選択部111は、当該領域判定処理の対象となっている2値画像に、上記各処理を行う判定対象領域とすべきデータ部分が残っているかを判断し(S8)、判定対象領域とすべきデータ部分が残っていると判断した場合は(S8でYES)、処理はS1に戻る。判定対象領域選択部111が、判定対象領域とすべきデータ部分が残っていないと判断した場合は(S8でNO)、処理は終了する。なお、当該領域判定処理を終えた原画像は、別の画像処理の対象とされるか、又は印刷のために記録部40に送られる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、複合機1の画像処理部11は、上記領域判定処理において、膨張処理を行っているが、この膨張処理を行わずに処理を終了するものとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る複合機を示す図である。 図1に示す複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。 変化点数算出部による変化点のカウントを示す図である。 複合機における領域判定処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
11 画像処理部(画像処理装置)
111 判定対象領域選択部
112 変化点数算出部(変化点数算出手段)
113 総和合計算出部(総和合計算出手段)
115 万線領域判定部(万線領域判定手段)
114 網点領域判定部(網点領域判定手段)
118 フィルタ処理部(膨張処理手段)

Claims (4)

  1. 2値画像の判定対象領域内において主走査方向に並ぶ画素の変化点数と、副走査方向に並ぶ画素の変化点数と、主走査方向に対して予め定められた角度を有する第1の斜め方向に並ぶ画素の変化点数と、当該第1の斜め方向に直交する第2の斜め方向に並ぶ画素の変化点数とをそれぞれ算出する変化点数算出手段と、
    前記主走査方向の変化点数と前記副走査方向の変化点数の総和である第1総和合計と、前記第1の斜め方向の変化点数と前記第2の斜め方向の変化点数の総和である第2総和合計とをそれぞれ算出する総和合計算出手段と、
    前記総和合計算出手段により算出された前記第1総和合計が第1総和合計用の第1の閾値以上である場合、又は前記第2総和合計が第2総和合計用の第1の閾値以上である場合には、当該判定対象領域を万線と判定する万線領域判定手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記変化点数算出手段により算出された前記主走査方向における変化点数が当該主走査方向における変化点数用の第2の閾値以上であり、前記副走査方向における変化点数が当該副走査方向における変化点数用の第2の閾値以上であり、前記第1の斜め方向における変化点数が当該第1の斜め方向における変化点数用の第2の閾値以上であり、前記第2の斜め方向における変化点数が当該第2の斜め方向における変化点数用の第2の閾値以上であるという全ての条件を満たした場合に、当該判定対象領域を網点と判定する網点領域判定手段を更に備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記網点領域判定手段又は前記万線領域判定手段による判定を終えた前記判定対象領域に対して膨張処理を行う膨張処理手段を更に備える請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置を備えた画像形成装置。
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