JP2020090097A - ナノファイバシート及びその使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1及び2の化粧用シートは、肌に貼付すると、該化粧用シートが視認され得るため、自然な見た目に仕上げる点が不十分であった。特許文献3〜5は、肌に貼付されたナノファイバシートを視認され難くする技術を開示するものではない。
前記ナノファイバ層は、その周縁端の厚みが0.1μm以上10μm以下であり、且つ該周縁端から内方に向かって漸次厚みが増加するグラデーション領域を3mm以上有している、ナノファイバシートを提供するものである。
前記極薄シートは厚み5.1μm以上500μm以下であることが好ましい。
前記極薄シートは、該極薄シートが適用される部位に応じた輪郭形状を有していることが好ましい。
前記極薄シートは、その周縁端から内方に向かって厚みが漸次増加するテーパー状の周縁領域を有していることが好ましい。
前記基材層は、前記極薄シートの前記周縁端から外方に向かって延出する領域を有していることが好ましい。
ナノファイバシート10は、図1に示すように、基材層12と、高分子化合物のナノファイバを含むナノファイバ層11とを備えている。ナノファイバ層11の一方の面には基材層12が配置されている。
ナノファイバ層11は、その周縁端17の厚みD1が0.1μm以上10μm以下である。ナノファイバ層11において、その周縁端17の厚みD1が位置によって異なっている場合、該周縁端17の厚みの最小値及び最大値が上記の範囲内であることが好ましい。
前記周縁端17の厚みD1(図2参照)は、好ましくは0.3μm以上、より好ましくは0.5μm以上であり、また10μm以下、好ましくは9μm以下、より好ましくは8μm以下であり、また好ましくは0.3μm以上9μm以下、より好ましくは0.5μm以上8μm以下である。前記の周縁端17の厚みD1は、以下の〔ナノファイバ層の三次元形状の測定方法〕により、測定することができる。
ナノファイバ層11の周縁端17の厚みD1は、ナノファイバ層の第1面の表面の三次元形状を、レーザー式三次元形状測定システム(例えば、コムス社製、測定システムEMS2002AD−3D、及びキーエンス社製 変位センサLK−2000の組合せ)を用いることによって、測定される。先ず、基材層をオートステージ上に載置してナノファイバシートをセットする。次いで、オートステージをX軸方向に移動させながら、レーザー変位計を走査させ、所定の計測ピッチXPでナノファイバ層の第1面の表面の高さを計測する。そして、オートステージをX軸と直交するY軸方向に、計測ピッチYPずらして、オートステージをX軸方向に移動させながら、レーザー変位計を走査させ、所定の計測ピッチXPでナノファイバ層の第1面の表面の高さを計測する動作を繰り返すことにより、ナノファイバ層の第1面の表面形状データを得る。X軸方向の計測ピッチは0.235mmとし、Y軸方向の計測ピッチYPは0.350mmとし、高さ(Z軸)方向の分解能は0.1μmとする。また、測定範囲は、平面視、即ちX軸方向及びY軸方向においてナノファイバ層全体が含まれる範囲とし、対象物に応じて計測ピッチは適宜変更しても差し支えない。以上の測定を無荷重下にて行う。そして、測定された三次元形状データに基づいて、ナノファイバ層における周縁端の厚みの測定を行う。以下に前記周縁端との厚みの測定方法の詳細を説明する。特に断らない限り、以下の説明において「厚み」は、三次元形状データに基づいて測定した値のことを意味する。
先ず、平面視におけるナノファイバ層の輪郭形状を表す平面輪郭線を求める。平面輪郭線は、前記三次元形状データに基づいて取得してもよく、顕微鏡等を用いたナノファイバの拡大観察によって取得してもよい。ナノファイバを含むナノファイバ層は、表面から飛び出した繊維が存在すること、及び局所的に繊維の少ない部分や多い部分が形成されていることが一般的であるので、前記三次元形状データに基づいて得られる厚み等の測定値を位置ごとにプロットしたグラフ、具体的には平面輪郭線や後述する断面輪郭線又は80%厚み等高線がノイズを含んでいることがある。斯かるノイズを除去する観点から、平面輪郭線、断面輪郭線又は80%厚み等高線に対し、多項近似式による近似曲線化処理を行う。当該処理により複数の近似曲線が得られる場合は、三次元形状データに最も近い近似曲線を選択する。次いで、平面輪郭線を近似曲線化した平面輪郭曲線を三次元形状データに対応させ、該三次元形状データにおけるナノファイバ層の周縁端を特定し、該周縁端の厚みを測定する。
先ず、前記三次元形状データにおいて、厚みが最大となる位置を頂点位置として特定し、該頂点位置におけるナノファイバ層の厚みを求める。次いで、前記三次元形状データに基づき、厚みが頂点位置の厚みの80%となる領域の輪郭を示す等高線(以下、「80%厚み等高線」ともいう)を求め、該等高線の位置を、前記平面輪郭曲線とともに前記三次元形状データに反映させる。例えば、図11に示すように、前記三次元形状データに平面輪郭曲線C0及び80%厚み等高線C80を反映させる。この80%厚み等高線は、前述した近似曲線化処理を行ったものを用いる。次いで、平面輪郭曲線上の任意の位置を第1のポイントとし、該平面輪郭曲線の周長を10等分する第1〜第10のポイントを該平面輪郭曲線上に設定する。図11に示す符号N1〜N10は、第1〜第10ポイントの一例である。次いで、第1〜第10のポイントそれぞれにおいて、前記三次元形状データにおけるナノファイバ層の断面輪郭線を求める。断面輪郭線は、平面視において平面輪郭曲線上の第1〜第10のポイントそれぞれと前記80%等高線とを最短距離で結ぶ線分に沿って、前記三次元形状データのナノファイバ層を切断したときの断面の輪郭線である。次いで、第1〜第10のポイントそれぞれにおける断面輪郭線に対し、前述した近似曲線化処理を行い、断面輪郭曲線を取得する。次いで、得られた各断面輪郭曲線に、これと対応する第1〜第10のポイントの位置を反映させて、断面輪郭曲線におけるナノファイバ層の周縁端の位置を特定する。次いで、得られた各断面輪郭曲線において、周縁端からナノファイバ層の内方に向かって漸次厚みが増加する領域であって、その幅が3mm以上の傾斜領域を特定する。当該幅は、断面輪郭曲線における、周縁端から頂点位置までの長さ、又は周縁端から後述する最大厚み部までの長さである。また、断面輪郭曲線において漸次厚みが増加するパターンとしては、例えば直線状に増加するパターンや、シグモイド曲線や指数関数曲線等のように曲線状に増加するパターン、多段的に増加するパターン等が挙げられる。そして、第1〜第10のポイントのうち、前記傾斜領域を有する断面輪郭曲線が確認されたポイントの数を計測する。計測した傾斜領域を有する断面輪郭曲線のポイント数を「n」としたとき、「(n/10)×100(%)」により、第1〜第10のポイントの合計10箇所に対する、傾斜領域を有する断面輪郭曲線の数の割合(%)を求めることができる。即ち、ナノファイバ層の周縁全長に対してグラデーション領域を何%有しているのかを判断することができる。例えば、第1〜第10のポイントのうち、5箇所で前記傾斜領域を有する断面輪郭曲線が確認された場合、測定対象のナノファイバ層は、該ナノファイバ層の周縁全長に対しグラデーション領域を50%有するものと判断することができる。
後述するグラデーション領域Gにおける最大厚み部15の厚みや傾斜角度等といった、グラデーション領域G及び内方領域Mの各寸法は、特に断りがない限り、前記傾斜領域を有する各ポイントの断面輪郭曲線から求められる測定値の算術平均値とする。
ナノファイバ層11の周縁全長に対するグラデーション領域Gが存在する部分の合計長さの割合は、測定の便宜上、前述した〔グラデーション領域の特定方法〕で求めた第1〜第10のポイントの合計10箇所に対する、傾斜領域を有する断面輪郭曲線の数の割合(%)として算出することができる。例えば、傾斜領域を有する断面輪郭曲線の数が「6」である場合、ナノファイバ層11の周縁全長に対するグラデーション領域Gが存在する部分の合計長さは「60%」となる。
ナノファイバシート10は、グラデーション領域Gを有するナノファイバ層11の周縁端の厚みを0.1μm以上10μm以下とし、グラデーション領域Gの幅W1を3mm以上とすることにより、肌等の対象物に貼付した状態において、ナノファイバ層11の外縁が目立たず、該ナノファイバ層11を視認し難いものとなる。このようなナノファイバシート10のナノファイバ層11を肌に貼付することにより、例えば、肌のシミや皺を効果的に隠蔽することができ、しかもナノファイバ層11の存在が認識され難い。また、肌に貼付したナノファイバ層11の上からファンデーション等の化粧料を付着させても、ナノファイバ層11の外縁(周縁端)が目立ち難く、肌に馴染んだ見た目となり、自然な仕上がりとなる。
また、上記と同様の観点から、ナノファイバ層11の頂点位置における厚みは、前記最大厚み部15の厚みD3の好ましい範囲内であることが好ましい。
また、上記と同様の観点から、ナノファイバ層11の頂点位置における厚みは、周縁端17の厚みD1に対する比率が、前記D3/D1の好ましい範囲内であることが好ましい。
基材層12としては、例えばポリオレフィン系の樹脂やポリエステル系の樹脂を始めとする合成樹脂製のフィルムや、不織布等の繊維シートを用いることができる。基材層12を、ナノファイバ層11に対して剥離可能に積層する場合には、フィルムにおけるナノファイバ層11との対向面に、シリコーン樹脂の塗布やコロナ放電処理などの剥離処理を施しておくことが、剥離性を高める観点から好ましい。また、剥離性を高める観点から、合成樹脂製のフィルム等を基材層12として用いる場合、該フィルムの表面に、粉又は粒を散布させて形成される粉又は粒の層を設けることが好ましい。
ナノファイバ層11を肌に容易に貼付する観点から、基材層12は不織布であることが好ましい。
ナノファイバ層11がナノファイバに加えて他の成分を含んでいる場合には、ナノファイバ層11に占めるナノファイバの含有量は、好ましくは40質量%以上95質量%以下、より好ましくは70質量%以上90質量%以下である。
ナノファイバ層11における他の成分の含有量は、好ましくは5質量%以上60質量%以下、より好ましくは10質量%以上30質量%以下である。
また、ナノファイバ層11のシミや皺の隠蔽性を向上させる観点から、内方領域Mの凹部18における厚みD5(図5参照)が、好ましくは5.1μm以上、より好ましくは10μm以上、好ましくは500μm以下、より好ましくは400μm以下であり、また、好ましくは5.1μm以上500μm以下、より好ましくは10μm以上400μm以下である。内方領域Mの凹部18における厚みD5が凹部18毎に異なる場合、内方領域Mの凹部18における厚みD5の最小値が上記の範囲内であることが好ましい。
また、ナノファイバシートを肌に容易に貼付する観点から、ナノファイバシートは、対象物の表面に貼付け可能な粘着層13を備えることが好ましい。粘着層13は、ナノファイバ層11を肌等の対象物に取り付けるために用いられる。粘着層13は、基材層12とナノファイバ層11との間、即ちナノファイバ層11の第2面S2側に配されていてもよく、又はナノファイバ層11の基材層12とは反対側の面、即ちナノファイバ層11の第1面S1側に配されていてもよい。
粘着層13の粘着力を維持する観点から、図7に示すように、粘着層13はナノファイバ層11の第2面S2側に配されていることが好ましい。図7に示すナノファイバシート10cは、粘着層13と基材層12との層間を剥離した後、該粘着層13を肌に貼付して使用される。
粘着層13がナノファイバ層11の第1面S1側に配されたナノファイバシートは、基材層12とナノファイバ層11との層間を剥離した後、あるいは剥離する前に、粘着層13を肌に貼付して使用される。
ナノファイバシートが上述した粘着層を備える場合、ナノファイバ層11の粘着層側の面と対象物の表面とが対向するように、該粘着層を該表面に付着させる。即ち、ナノファイバシートが粘着層を備える場合、ナノファイバ層11は、粘着層13を介して対象物の表面に貼付される。
液状物は、20℃において液状の物質のことを意味する。液状物としては、例えば水、水溶液及び水分散液等の液体、増粘剤で増粘されたジェル状物、20℃で液体又は固体の油、該油を10質量%以上含有する油剤、及び、該油とノニオン性界面活性剤等の界面活性剤とを含む乳化物(O/Wエマルジョン、W/Oエマルジョン)などが挙げられる。
前記方法(1)において、液状物を適用して湿潤させた対象物の表面に、ナノファイバ層11を接触させると、ナノファイバ層11の毛管力によって、対象物の表面の液状物をナノファイバ層11に移行させることができる。
原料液の溶媒としては、水、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、1−ブタノール、イソブチルアルコール、2−ブタノール、2−メチル−2−プロパノール、テトラエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジベンジルアルコール、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−ヘキシルケトン、メチル−n−プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソブチルケトン、アセトン、ヘキサフルオロアセトン、フェノール、ギ酸、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、塩化メチル、塩化エチル、塩化メチレン、クロロホルム、o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジクロロプロパン、ジブロモエタン、ジブロモプロパン、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、酢酸、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロペンタン、o−キシレン、p−キシレン、m−キシレン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン等が挙げられる。これらの溶媒は単独で又は複数混合して用いることができる。
原料液供給路の供給端は、ノズル20の近傍に配置されていることが好ましく、例えばノズル20から10mm以内の範囲に供給端を配置することが好ましい。
原料液から生じた繊維の太さは例えば10nm以上とすることが好ましく、0.1μm以上とすることが更に好ましく、0.3μm以上とすることが一層好ましい。また原料液から生じた繊維の太さは、30μm以下とすることが好ましく、3μm以下とすることが更に好ましく、1μm以下とすることが一層好ましい。原料液から生じた繊維の太さは、特に、10nm以上30μm以下とすることが好ましく、0.1μm以上3μm以下とすることが更に好ましく、0.3μm以上1μm以下とすることが一層好ましい。
原料液に含まれる繊維の原料は、上述したナノファイバ層11を構成する原料と同様とすることができる。
原料液に含まれる粒子の原料は、ナノファイバを構成する原料と同様とすることができる。
<1>
基材層と、該基材層の一方の面側に配された高分子化合物のナノファイバを含むナノファイバ層とを備えるナノファイバシートであって、
前記ナノファイバ層は、その周縁端の厚みが0.1μm以上10μm以下であり、且つ該周縁端から内方に向かって漸次厚みが増加するグラデーション領域を3mm以上有している、ナノファイバシート。
前記周縁端の厚みは、0.3μm以上、好ましくは0.5μm以上であり、また9μm以下、好ましくは8μm以下であり、また0.3μm以上9μm以下、好ましくは0.5μm以上8μm以下である、前記<1>に記載のナノファイバシート。
<3>
前記グラデーション領域における内方端である最大厚み部の厚みD3は、好ましくは5.1μm以上、より好ましくは10μm以上であり、また好ましくは500μm以下、より好ましくは400μm以下であり、また好ましくは5.1μm以上500μm以下、より好ましくは10μm以上400μm以下である、前記<1>又は<2>に記載のナノファイバシート。
<4>
前記グラデーション領域の傾斜角度は、0.001°以上、好ましくは0.002°以上であり、また10°以下、好ましくは8°以下であり、また0.001°以上10°以下、好ましくは0.002°以上8°以下である、前記<1>〜<3>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<5>
前記グラデーション領域における内方端と前記周縁端との差が5μm以上である、前記<1>〜<4>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<6>
前記グラデーション領域における内方端と前記周縁端との厚みの差は、5μm以上、好ましくは10μm以上であり、また500μm以下、好ましくは400μm以下であり、また5μm以上500μm以下、好ましくは10μm以上400μm以下である、前記<1>〜<5>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<7>
前記グラデーション領域における内方端である最大厚み部の厚みD3の前記周縁端の厚みD1に対する比率(D3/D1)は、50以上、好ましくは100以上であり、また5000以下、好ましくは4000以下であり、また50以上5000以下、好ましくは100以上4000以下である、前記<1>〜<6>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<8>
前記ナノファイバ層の平面視形状が、曲率が異なる複数の曲線部分を輪郭に含む形状、複数の直線部分を輪郭に含む形状、又は該曲線部分と該直線部分とを輪郭に含む形状である、前記<1>〜<7>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<9>
前記ナノファイバ層が前記基材層に隣接して配置されており、前記基材層は通気性を有している、前記<1>〜<8>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<10>
前記ナノファイバ層が前記基材層に隣接して配置されており、前記基材層は、ナノファイバの繊維径よりも大きな幅の複数の凹部又は凸部を該ナノファイバ層と対向する面に有している、前記<1>〜<9>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<11>
前記基材層がスポンジである、前記<1>〜<10>の何れか1に記載のナノファイバシート。
前記ナノファイバ層は水不溶性である前記<1>〜<11>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<13>
前記ナノファイバ層に含まれる水不溶性高分子化合物は50質量%超、好ましくは80質量%以上であり、該ナノファイバ層に含まれる水溶性高分子化合物は好ましくは50質量%未満、より好ましくは20質量%以下である、前記<12>に記載のナノファイバシート。
<14>
前記ナノファイバ層がナノファイバに加えて他の成分を含み、該ナノファイバ層に占めるナノファイバの含有量が、40質量%以上95質量%以下、好ましくは70質量%以上90質量%以下であり、
前記ナノファイバ層における他の成分の含有量が、5質量%以上60質量%以下、好ましくは10質量%以上30質量%以下である、前記<1>〜<13>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<15>
前記ナノファイバ層は、前記グラデーション領域に囲まれた内方領域とを有し、該内方領域は凹部を有しており、
前記内方領域の前記凹部における厚みは、前記最大厚み部の厚みに対して、50%以上、好ましくは60%以上であり、また100%以下、好ましくは90%以下であり、また50%以上100%以下、好ましくは60%以上90%以下である、前記<1>〜<14>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<16>
前記内方領域の前記凹部における厚みが、5.1μm以上、好ましくは10μm以上であり、また500μm以下、好ましくは400μm以下であり、また5.1μm以上500μm以下、好ましくは10μm以上400μm以下である、前記<15>に記載のナノファイバシート。
<17>
前記内方領域は、前記凹部として、前記グラデーション領域の内方端である最大厚み部よりも厚みが大きい部分を形成する浅凹部と、該最大厚み部よりも厚みが小さい部分を形成する深凹部とを有しており、
前記内方領域の前記浅凹部における厚みは、5.1μm以上、好ましくは10μm以上であり、また500μm以下、好ましくは400μm以下であり、また5.1μm以上500μm以下、好ましくは10μm以上400μm以下である、前記<15>又は<16>に記載のナノファイバシート。
<18>
前記深凹部における厚みが、5.1μm以上、好ましくは10μm以上であり、また500μm以下、より好ましくは400μm以下であり、また、5.1μm以上500μm以下、より好ましくは10μm以上400μm以下である、前記<17>に記載のナノファイバシート。
<19>
対象物の表面に貼付け可能な粘着層を備えており、
該粘着層が、前記基材層と前記ナノファイバ層との間、又は前記ナノファイバ層の前記基材層とは反対側の面に配されている、前記<1>〜<15>の何れか1に記載のナノファイバシート。
<20>
前記<1>〜<15>の何れか1に記載のナノファイバシートの使用方法であって、
対象物の表面に前記ナノファイバ層が貼付された状態において、該ナノファイバ層を湿潤させた状態で使用する、ナノファイバシートの使用方法。
<21>
対象物の表面を液状物で湿潤させた状態で、該表面に前記ナノファイバ層を付着させる、前記<20>に記載のナノファイバシートの使用方法。
<22>
対象物の表面に前記ナノファイバ層を付着させた状態で、該ナノファイバ層を液状物で湿潤させる、前記<20>に記載のナノファイバシートの使用方法。
<23>
前記ナノファイバ層を液状物で湿潤させた状態で、対象物の表面に前記ナノファイバ層を付着させる、前記<20>に記載のナノファイバシートの使用方法。
基材層と、該基材層の一方の面に配置された厚み5.1μm以上500μm以下の極薄シートとを備える積層シートであって、
前記極薄シートは、該極薄シートが適用される部位に応じた輪郭形状を有しており、
前記極薄シートは、その周縁端から内方に向かって厚みが漸次増加するテーパー状の周縁領域を有しており、
前記基材層は、前記極薄シートの前記周縁端から外方に向かって延出する領域を有している、積層シート。
<25>
前記極薄シートは、ヒトの身体の表面部位に応じた輪郭形状を有している、前記<24>に記載の積層シート。
<26>
前記極薄シートは、高分子化合物のナノファイバを含むナノファイバ層により形成されている、前記<24>又は<25>に記載の積層シート。
<27>
前記極薄シートの周縁端の厚みは、0.1μm以上10μm以下である、前記<24>〜<26>の何れか1に記載の積層シート。
<28>
前記テーパー状の周縁領域は、前記極薄シートの前記周縁端から内方に向かって幅5mm以内の領域に形成されている、前記<24>〜<27>の何れか1に記載の積層シート。
<29>
前記極薄シートの輪郭線は、該輪郭線の全長のうちの半分超の長さの部分が曲線によって構成されている、前記<24>〜<28>の何れか1に記載の積層シート。
図1に示すように、曲率の異なる複数の曲線部分が凹凸を形成する平面視形状のナノファイバ層をグラデーション領域の幅が3mm以上、または4mm以上になるように製造した。このナノファイバ層は、その平面視形状における最大長さが30mmであった。具体的には、上述した製造方法によりポリビニルブチラール(PVB;積水化学工業株式会社製、S−LEC B BM−1)のナノファイバからなるナノファイバ層を形成した。ナノファイバの太さは100nmであった。ナノファイバ層は、PVBを12%含み、エタノールを61.25%、1−ブタノールを26.25%、4級塩系界面活性剤(花王株式会社製、商品名「サニゾールC」)0.5%を含む原料液を用いて、エレクトロスピニング法によって形成した。エレクトロスピニング法の実施条件は、電圧30kV、ノズルの先端と対向電極との離間距離200mm、吐出量1ml/hとした。電界紡糸による繊維の堆積は、ノズルを平面方向に移動させながら行った。得られたナノファイバ層について、上述した測定方法により、ナノファイバ層の周縁端の厚みD1、グラデーション領域の幅W1、最大厚み部15の厚みD3を測定した。また、傾斜角度θはグラデーション領域Gにおける周縁端17と最大厚み部15との厚みの差D2と、グラデーション領域Gの幅W1とから算出した。測定結果及び計算結果を下記表1に示す。実施例1〜5における個々のナノファイバ層は、該ナノファイバ層の全域においてグラデーション領域の幅W1が目視で等しいものであった。また実施例6〜9における個々のナノファイバ層は、該ナノファイバ層の全域においてグラデーション領域の幅W1が目視で等しいものであった。また、何れの実施例においても、ナノファイバ層は、平面視における輪郭線の全長のうち曲線によって構成された部分が占める割合(%)が100%であった。即ち、ナノファイバ層は、平面視における輪郭線の全長が曲線によって構成されているものであった。
ナノファイバ層は、PVBを12%、エタノールを88.0%含む原料液を用いた点、及びナノファイバ層の周縁端の厚みを12μm又は15μmとした点、グラデーション領域Gの最大厚み部の厚みD3を15μm又は20μmとした点以外は実施例1と同様の条件でエレクトロスピニング法によって形成した。ナノファイバの太さは500nmであった。測定結果を下記表1に示す。
実施例及び比較例で得られたナノファイバ層について、肌に貼り付けた状態における、ナノファイバ層の視認性及びファンデーションを塗布したナノファイバ層の外観を以下の方法で評価した。それらの評価結果を下記表1に示す。
被験者の上腕内側部に、5mL/cm2の美容液(商品名:ライズ ローション II(さっぱり)、花王株式会社製)を付与して湿潤状態にし、その部位に、ナノファイバ層の第1面、即ち隆起した面を付着させた。次いで、貼付したナノファイバ層を目視し、その視認性の評価を以下の基準で行った。評価結果を表1に示す。
A:ナノファイバ層全体の透明度が高く、ナノファイバ層を視認し難くする点で非常に優れている。
B:ナノファイバ層の周縁端に透明度があり、ナノファイバ層を視認し難くする点で優れている。
C:ナノファイバ層の透明度が低く、容易に視認可能であり、ナノファイバ層を視認し難くする点で優れていない。
上記〔ナノファイバ層の視認性〕にて、肌に貼り付けたナノファイバ層の上から、0.71mg/cm2のパウダーファンデーション(商品名:ソフィーナ プリマヴィスタ パウダーファンデーション<モイストタッチ> ベージュオークル05、花王株式会社製)を塗布した。次いで、ナノファイバ層を目視し、その外観の評価を以下の基準で行った。評価結果を表1に示す。
A:ナノファイバ層が周囲の肌に馴染み、自然な仕上がりである。
B:ナノファイバ層の周縁が目立って周囲の肌に馴染まず、不自然な仕上がりである。
上記〔ファンデーションを塗布したナノファイバ層の外観〕と同様の方法により、肌のシミや皺のある部位に、ナノファイバ層を貼付し、その上からファンデーションを塗布した。次いで当該部位におけるシミや皺を目視し、その隠蔽性の評価を以下の基準で行った。
3:肌のシミや皺が見えなくなるほど隠蔽される。
2:肌のシミや皺がうっすらと見えるが、視認し難い。
1:肌のシミや皺が容易に視認可能である。
実施例1と同様の手順にて、頂点位置における厚みが41μmであるナノファイバ層を製造した。斯かるナノファイバ層は、平面視における輪郭が図1に示すものと同様のものであった。製造したナノファイバ層について、前述した方法で三次元形状データを取得し、これに基づいて断面輪郭曲線を示すグラフを求めた。得られたグラフのうち、図1のII−II線の位置に対応する断面の断面輪郭曲線を図10に示す。図10に、断面輪郭曲線とともに、ナノファイバ層の周縁端CP、グラデーション領域G、及び頂点位置CTを示す。図10に示す断面輪郭曲線において、周縁端の厚みD1は4.5μmであり、グラデーション領域は該周縁端CPから頂点位置までシグモイド曲線状に厚みが増加するものであった。
11 ナノファイバ層
12 基材層
13 粘着層
15 最大厚み部
17 ナノファイバ層の周縁端
G グラデーション領域
20 ノズル
30 対向電極
40 捕集部
100 電界紡糸装置
F 繊維
Claims (17)
- 基材層と、該基材層の一方の面側に配された高分子化合物のナノファイバを含むナノファイバ層とを備えるナノファイバシートであって、
前記ナノファイバ層は、その周縁端の厚みが0.1μm以上10μm以下であり、且つ該周縁端から内方に向かって漸次厚みが増加するグラデーション領域を3mm以上有している、ナノファイバシート。 - 前記グラデーション領域における内方端と前記周縁端との厚みの差が5μm以上である、請求項1に記載のナノファイバシート。
- 前記ナノファイバ層の平面視形状が、曲率が異なる複数の曲線部分を輪郭に含む形状、複数の直線部分を輪郭に含む形状、又は該曲線部分と該直線部分とを輪郭に含む形状である、請求項1又は2に記載のナノファイバシート。
- 前記ナノファイバ層が前記基材層に隣接して配置されており、前記基材層は通気性を有している、請求項1〜3の何れか1項に記載のナノファイバシート。
- 前記ナノファイバ層が前記基材層に隣接して配置されており、前記基材層は、ナノファイバの繊維径よりも大きな幅の複数の凹部又は凸部を該ナノファイバ層と対向する面に有している、請求項1〜4の何れか1項に記載のナノファイバシート。
- 前記ナノファイバ層は水不溶性である、請求項1〜5の何れか1項に記載のナノファイバシート。
- 対象物の表面に貼付け可能な粘着層を備えており、
該粘着層が、前記基材層と前記ナノファイバ層との間、又は前記ナノファイバ層の前記基材層とは反対側の面に配されている、請求項1〜6の何れか1項に記載のナノファイバシート。 - 請求項1〜7の何れか1項に記載のナノファイバシートの使用方法であって、
対象物の表面に前記ナノファイバ層を当接させ、且つ該ナノファイバ層を湿潤させた状態で使用する、ナノファイバシートの使用方法。 - 対象物の表面を液状物で湿潤させた状態で、該表面に前記ナノファイバ層を付着させる、請求項8に記載のナノファイバシートの使用方法。
- 対象物の表面に前記ナノファイバ層を付着させた状態で、該ナノファイバ層を液状物で湿潤させる、請求項8に記載のナノファイバシートの使用方法。
- 前記ナノファイバ層を液状物で湿潤させた状態で、対象物の表面に前記ナノファイバ層を付着させる、請求項8に記載のナノファイバシートの使用方法。
- 基材層と、該基材層の一方の面に配置された厚み5.1μm以上500μm以下の極薄シートとを備える積層シートであって、
前記極薄シートは、該極薄シートが適用される部位に応じた輪郭形状を有しており、
前記極薄シートは、その周縁端から内方に向かって厚みが漸次増加するテーパー状の周縁領域を有しており、
前記基材層は、前記極薄シートの前記周縁端から外方に向かって延出する領域を有している、積層シート。 - 前記極薄シートは、ヒトの身体の表面部位に応じた輪郭形状を有している、請求項12に記載の積層シート。
- 前記極薄シートは、高分子化合物のナノファイバを含むナノファイバ層により形成されている、請求項12又は13に記載の積層シート。
- 前記極薄シートの周縁端の厚みは、0.1μm以上10μm以下である、請求項12〜14の何れか1項に記載の積層シート。
- 前記テーパー状の周縁領域は、前記極薄シートの前記周縁端から内方に向かって幅5mm以内の領域に形成されている、請求項12〜15の何れか1項に記載の積層シート。
- 前記極薄シートの輪郭線は、該輪郭線の全長のうちの半分超の長さの部分が曲線によって構成されている、請求項12〜16の何れか1項に記載の積層シート。
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