JP2020090022A - ブレーカープレート及び押出機 - Google Patents

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淳二 板倉
Junji Itakura
淳二 板倉
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Toyo Tire Corp
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Abstract

【課題】材料流動の抵抗を抑えることができるとともに、孔に詰まった被成型材料を容易に除去することができるブレーカープレートを提供する。【解決手段】被成型材料が通過する複数の第1透過孔52が形成された第1プレート53と、第1プレート53の材料押出方向の前方に重ねて設けられ、被成型材料が通過する複数の第2透過孔54が形成された第2プレート55とを備え、第2透過孔54の開口面積が第1透過孔52の開口面積より大きく、第2プレート55が第1プレート53と異なる材料で形成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、ブレーカープレート及び押出機に関する。
スクリュー式の押出機は、バレル内でスクリューによってゴムなどの被成型材料を混錬した後、バレルの先端に設けられた口金の押出口から混錬したゴムを押し出す。
例えば、タイヤの製造工程では、厚みの小さいシート状に成形したゴムを押出機から押し出すことがあるが、製造工程の途中で混入した異物が押出口に詰まって成形不良を起こすことがある。そこで、押出機のバレル内部にメッシュ状のストレーナーを設けて混入した異物を除去している。
バレル内部に設けられたストレーナーは、バレル内部の押し出し圧力を受けて破損しやすい。そこで、材料が通過できる孔が形成されたブレーカープレートによって、ストレーナーを補強してストレーナーの破損を防いでいる。
このようなブレーカープレートは、ストレーナーを補強する部材である一方で、バレル内部において材料流動の抵抗として働くため、強度を保ったまま流動抵抗を抑えることが望まれている。
そこで、ストレーナーを支持するブレーカープレートの背面側に、ブレーカープレートの開口率よりも大きな開口率を有するバックアッププレートを配設することで、強度確保のためにブレーカープレートの厚みを大きくする必要がないことが開示されている(下記特許文献1参照)。
特開2017−24194
ブレーカープレートを備えた押出機では、メンテナンス時や被成型材料の変更時にバレル内部からブレーカープレートを取り出した後、当該ブレーカープレートの孔に詰まった被成型材料を取り除く必要がある。
しかしながら、ブレーカープレートの孔に詰まった被成型材料は強く密着しており清掃は容易ではない。上記引用文献1では、ブレーカープレートに設けられた孔の大きさとブレーカープレートの板厚との関係について考慮されていないため、ブレーカープレートの孔に詰まった被成型材料がブレーカープレートに強く密着することがあり、これを除去するのに多大な時間と労力を要することがある。
また、ブレーカープレートの表面に被接着処理を施して清掃性を向上させることも考えられるが、ブレーカープレートは、高圧にさらされる部品のため非粘着処理を行ってもコーティングが剥がれやすく、また、剥がれたコーティングが異物として被成型材料へ混入するおそれがある。
そこで、ストレーナーを十分に補強しつつ材料流動の抵抗を抑えることができるとともに、孔に詰まった被成型材料を容易に除去することができるブレーカープレートを提供することを目的とする。
本発明のブレーカープレートは、押出機のスクリューの先端と押出口との間に設けられるブレーカープレートにおいて、被成型材料が通過する断面円形の第1透過孔が複数形成された第1プレートと、前記第1プレートの材料押出方向の前方に重ねて設けられ、被成型材料が通過する断面円形の第2透過孔が複数形成された第2プレートとを備え、前記第2透過孔の開口面積が前記第1透過孔の開口面積より大きく、前記第2プレートが前記第1プレートと異なる材料で形成されているものである。
本発明によれば、ストレーナーを十分に補強しつつ材料流動の抵抗を抑えることができるとともに、孔に詰まった被成型材料を容易に除去することができる。
本実施形態に係る押出機の断面図 図1の押出機におけるブレーカープレートの断面図 第1プレートの平面図 第2プレートの平面図 第1プレートと第2プレートを重ね合わせたブレーカープレートの平面図
本実施形態の押出機について図面に基づき説明する。なお本実施形態は例示であって、発明の範囲はこれに限定されない。また以下の説明において、前方とは材料押出方向の前方のことであり、後方とは材料押出方向の後方のことである。
本実施形態の押出機はゴムや合成樹脂等の流動性のある被成型材料を押し出し成型するものである。図1に示すように、押出機は、押出機本体10と、口金30と、ブレーカープレート50とを備える。
押出機本体10は横倒しにされた円筒状のバレル11を備える。バレル11の上部には被成型材料が投入されるホッパー14が接続されている。バレル11の内部には、バレル11の中心軸に沿ってスクリュー12が収容されている。スクリュー12は、バレル11の後方に設けられたモータ13が駆動することにより回転し、ホッパー14から投入された被成型材料を混錬しながら前方へ押し出す。バレル11は図示しないヒータによって温度調節可能となっている。
口金30は、押出機本体10の押し出し方向の先端に設けられている。口金30は前後方向に貫通する流路32を有し、被成型材料が流路32内を前方へ向かって流動する。流路32の前方の端部が押出口33である。
ブレーカープレート50は、バレル11の前端に開口する排出口11aを覆うように、スクリュー12の先端(前方)と口金30の押出口33との間に設けられている。図2に示すように、ブレーカープレート50は、ストレーナー51と、第1プレート53と、第2プレート55とを備える。ストレーナー51、第1プレート53、及び第2プレート55は、後方から前方へこの順番に重ねて設けられている。
ストレーナー51は、メッシュ状の部材からなり、被成型材料に含まれる異物を除去する。ストレーナー51の目開き及び開口率は、被成型材料の種類や除去対象の異物に応じたものを採用することができる。
第1プレート53は、後方側に前方へ向けて陥没する凹部56を備える。第1プレート53は、この凹部56の底部にストレーナー51が沿わせて設けられており、被成型材料から圧力を受けるストレーナー51を支持する。
この第1プレート53は、金属製、例えば、SUS304等のステンレスの板状体からなる。図3に示すように、第1プレート53には、被成型材料が通過する断面円形の第1透過孔52が複数個設けられている。複数の第1透過孔52は、全て同じ大きさの貫通孔であり、所定の開口率(排出口11aの断面積に対する第1透過孔52の開口面積の合計の比率)P1となるように、排出口11aに対して均等に配置されている。本実施形態では、複数の第1透過孔52が千鳥状に配置されている。
第1プレート53の厚さT1は、第1透過孔52の直径R1の2倍以上4倍以下に設定されている。第1プレート53の厚さT1が2倍以上であると第1プレート53の強度を確保することができ、第1プレート53の厚さT1が、4倍以下であると第1透過孔52に詰まった被成型材料の除去が容易となる。
第1プレート53の各種寸法について一例を挙げると、第1プレート53の開口率P1を45〜60%、第1透過孔52の直径R1を6〜8mm、第1プレート53の厚みT1を12〜32mm、好ましくは、19〜25mmに設定することができる。
第2プレート55は、第1プレート53の前方側に重ねて配置され、第1プレート53を支持するものである。この第2プレート55は、金属製の板状体からなり、不図示のボルトによって第1プレート53に固定される。第2プレート55は、第1プレート53と異なる金属材料で形成されていることが好ましく、JIS Z 2241:2011に準拠して評価される引張強さが、第1プレート53より大きい金属材料で形成されていることがより好ましい。本実施形態では、第2プレート55が、第1プレート53を構成するステンレスより引張強さの大きい材料、例えば、SHY685等の高張力鋼板から構成されている。
図4に示すように、第2プレート55には、被成型材料が通過する断面円形の第2透過孔54が複数個設けられている。第2プレート55に設けられた第2透過孔54は、開口面積の異なる複数種類(本実施形態では5種類)の第2透過孔54a、54b、54c、54d、54eを有しており、いずれの第2透過孔54a、54b、54c、54d、54eも第1透過孔52より開口面積が大きい。
複数の第2透過孔54は、第2プレート55の開口率(排出口11aの断面積に対する第2透過孔54の開口面積の合計の比率)P2が第1プレート53の開口率P1より大きくなるように、第2プレート55に設けられている。
第2プレート55の厚さT2は、第1プレート53の厚さT1より大きく設けられている。第2プレート55の厚さT2は、第1プレート53の厚さT1の1.2〜1.8倍に設定することが好ましい。また、第2プレート55の厚さT2は、第2透過孔54のうち最も開口面積の小さい第2透過孔54eの直径R2の2倍以上4倍以下に設定することが好ましい。
第2プレート55の各種寸法について一例を挙げると、第2プレート55の開口率P2を70〜80%、最も開口面積の小さい第2透過孔54eの直径R2を10〜15mm、最も開口面積の大きい第2透過孔54aの直径を40〜45mm、第2プレート55の厚みT2を20〜60mmに設定することができる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、第2プレート55を第1プレート53に重ね合わせたときに、第2プレート55の第2透過孔54と前後に重なる位置に第1プレート53の第1透過孔52が設けられるとともに、第2透過孔54を区画形成するリブ部57と前後に重なる位置にも第1透過孔52が設けられている。
本実施形態では、第2プレート55が第1プレート53と異なる材料で形成されているため、被成型材料に応じてブレーカープレートの特性を変更することができる。しかも、本実施形態では、第1プレート53がステンレスで形成されているため、第1プレート53の表面に被接着処理等のコーティングを施すことなく、被成型材料と第1プレート53との接着力を抑え、第1透過孔52に詰まった被成型材料を更に容易に取り除くことができる。しかも、第2プレート55が第1プレート53を構成するステンレスより引張強さの大きい材料で形成されているため、第2プレート55の厚みを小さくすることができる。
本実施形態では、ブレーカープレート50が、第1透過孔52が形成された第1プレート53と、第1プレート53の前方側に重ねて配置され、第1透過孔52より大きな開口面積の第2透過孔54が形成された第2プレート55とを備える。そのため、第1プレート53の厚みを抑えつつブレーカープレート50の強度を確保することができる。
しかも、第1プレート53の厚みT1が、第1透過孔52の直径R1の2倍以上4倍以下であるため、第1透過孔52によって第1プレート53の強度が過度に低下することなく、しかも、第1透過孔52に詰まった被成型材料を容易に取り除くことができる。
本実施形態では、第2プレート55の開口率P2が、第1プレート53の開口率P1より大きいため、第2プレート55による被成型材料の流動抵抗を抑えることができ、被成型材料の過度の発熱や押し出し速度の低下を抑えることができる。
本実施形態では、開口面積の大きい第2透過孔54を設けた第2プレート55の厚さT2が、第1プレート53の厚さT1より大きいため、第2プレート55の強度を確保しつつ、第2プレート55の第2透過孔54に詰まった被成型材料を容易に取り除くことができる。
本実施形態では、開口面積の異なる複数種類の第2透過孔54a、54b、54c、54d、54eが第2プレート55に設けられているため、第2透過孔54a、54b、54c、54d、54eを密に配置することができ、第2プレート55の開口率を大きくすることができる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10…押出機本体、11…バレル、11a…排出口、12…スクリュー、13…モータ、14…ホッパー、30…口金、32…流路、33…押出口、50…ブレーカープレート、51…ストレーナー、52…第1透過孔、53…第1プレート、54…第2透過孔、55…第2プレート、56…凹部

Claims (8)

  1. 押出機のスクリューの先端と押出口との間に設けられるブレーカープレートにおいて、
    被成型材料が通過する断面円形の第1透過孔が複数形成された第1プレートと、
    前記第1プレートの材料押出方向の前方に重ねて設けられ、被成型材料が通過する断面円形の第2透過孔が複数形成された第2プレートとを備え、
    前記第2透過孔の開口面積が前記第1透過孔の開口面積より大きく、
    前記第2プレートが前記第1プレートと異なる材料で形成されている
    ブレーカープレート。
  2. 前記第1プレートがステンレスで形成され、前記第2プレートが前記第1プレートより引張強さの大きい材料で形成されている請求項1に記載のブレーカープレート。
  3. 前記第2プレートが、前記第1プレートより厚い請求項1又は2に記載のブレーカープレート。
  4. 前記第2プレートの開口率が、前記第1プレートの開口率より大きい請求項1〜3のいずれか1項に記載のブレーカープレート。
  5. 複数の前記第2透過孔は、開口面積が異なる複数種類の透過孔を有している請求項1〜4のいずれか1項に記載のブレーカープレート。
  6. 前記第1プレートの厚みが、前記第1透過孔の直径の2倍以上4倍以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載のブレーカープレート。
  7. 前記第1プレートの材料押出方向の後方に設けられたストレーナーを備える請求項1〜6のいずれか1項に記載のブレーカープレート。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のブレーカープレートを備えた押出機。
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