JP2020089948A - 袋除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器包装プラスチックのリサイクル設備において、大量の未破袋を効率良く処理可能な装置を提供する。【解決手段】袋除去装置100は、リサイクル設備において収集された袋を除去するための装置である。袋除去装置100は、袋を搬送するコンベア1と、コンベア1上の袋を撮影するカメラ2と、エンドエフェクタ5が先端に設けられたロボットアーム30と、カメラ2により撮影された画像に基づいて、ロボットアーム30の動作を制御する制御装置4と、を備える。制御装置4が、コンベア1上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識し、エンドエフェクタ5により、破れていない袋を除去する除去処理を行うようにロボットアーム30を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、容器包装プラスチックのリサイクル設備において使用される袋除去装置に関する。
一般に、ごみ処理、リサイクルプラントにおける容器包装プラスチックのリサイクル設備では、大量の収集袋を破袋するために破袋機が使用される。破袋機を使用した場合であっても一部の収集袋や収集袋内の小袋は処理されず、破れていない袋がコンベア上に残ってしまう。このため、現状では、作業者により破れていない袋を破く作業や、異物除去等の選別作業が行われる。従来から、粉粒体を内包した袋を自動で開袋する自動開袋装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開平10−152118号公報
しかし、人手による作業は、作業者の手を保護するために厚手の手袋をしなければならないため、選別作業と未破袋の袋除去作業、袋を破る作業は作業者に大きな負担がかかる。その結果、本来の異物除去作業に影響が出てしまい、リサイクル回収品の品質低下につながる。
また、特許文献1の従来技術は、開袋した際、袋の屑が粉粒体に混入しないように、開袋された袋が落下するようにローラ(搬送部)が2分割されて下に観音開きするように構成されている。このため、既存のリサイクル設備には適していない。
そこで、本発明は、容器包装プラスチックのリサイクル設備において、大量の未破袋を効率良く処理可能な装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のある態様に係る袋除去装置は、リサイクル設備において収集された袋を除去するための袋除去装置であって、袋を搬送するコンベアと、前記コンベア上の袋を撮影するカメラと、エンドエフェクタが先端に設けられたロボットアームと、前記カメラにより撮影された画像に基づいて、前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置が、前記コンベア上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識し、前記エンドエフェクタにより、前記破れていない袋を除去する除去処理を行うように前記ロボットアームを制御するものである。
上記構成によれば、まず、制御装置が、コンベア上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識する。次に、エンドエフェクタにより、破れていない袋を除去する除去処理を行うようにロボットアームを制御する。これにより、既存の容器包装プラスチックのリサイクル設備において、大量の未破袋を効率良く処理することができる。
ここで、前記エンドエフェクタが、櫛状に形成された一対の把持部材を有し、所定の間隔を空けて長手方向が互いに平行になるように形成された複数の切断刃と、前記コンベアの搬送路の直上の位置において前記複数の切断刃のそれぞれが上方を向いた状態で当該複数の切断刃を支持する支持部材と、を有する切断装置を更に備え、前記除去処理は、前記一対の把持部材により、前記コンベア上の破れていない袋を把持し、前記複数の切断刃の上方から、前記袋を把持した把持部材の櫛状部と、当該複数の切断刃の間隙とを噛合わせることにより、前記袋を破る処理であってもよい。ここで所定の間隔は、少なくとも把持部材の櫛状の凸部の幅よりも大きいサイズであればよい。
また、前記エンドエフェクタが、長手状の本体部と、この本体部の長手方向の一端が尖鋭に形成されるとともに他端方向に折れ曲がって形成された先端部とを有し、前記除去処理は、前記エンドエフェクタの先端部を、前記コンベア上において前記破れていない袋に突き刺し、当該先端部を前記破れていない袋に突き刺した状態で、前記コンベアの搬送路の近傍に設けられた所定のスペースまで袋を搬送する処理であってもよい。
その他、前記エンドエフェクタが、被切断部材を互いに協働して挟んで切断するように構成された一対の切断刃を有し、前記除去処理は、前記一対の切断刃により、前記コンベア上において前記破れていない袋を破る処理であってもよい。
また、前記エンドエフェクタが、鋭利な先端部を有する一対の切断刃と、前記一対の切断刃を互いに接近又は離間させる駆動部を有し、前記除去処理は、前記一対の切断刃の先端部を互いに接近させた状態で、当該鋭利な先端部を、前記コンベア上において前記破れていない袋に突き刺し、前記鋭利な先端部を前記袋に突き刺した状態で、当該先端部を互いに離間させることにより、前記破れていない袋を破る処理であってもよい。
尚、前記制御装置が、前記ロボットアームの先端が、コンベアの搬送速度に同期するように、前記ロボットアームを制御するものであってもよい。上記構成によれば、コンベアの搬送速度に同期してロボットアームの先端が制御されるので、除去処理がし易くなる。
本発明によれば、容器包装プラスチックのリサイクル設備において、大量の未破袋を効率良く処理することができる。
本発明の第1実施形態に係る袋除去装置を示す図である。 図1のロボットの制御装置の構成を示すブロック図である。 制御装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ロボットの動作の様子を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る袋除去装置を示す図である。 図5のロボットの動作の様子を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る袋除去装置を示す図である。 図7のロボットの動作の様子を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る袋除去装置を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
ごみ処理、リサイクルプラントにおける容器包装プラスチックのリサイクル設備では、大量の収集袋を破袋するために破袋機が使用される。破袋機を使用した場合であっても一部の収集袋や収集袋内の小袋は処理されず、破れていない袋がコンベア上に残ってしまう場合がある。本実施形態の袋除去装置は、破袋機の下流に配置され、破袋されていない袋を破く作業を行う。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る袋除去装置を上から見た図である。図1に示すように、袋除去装置100は、袋を搬送するコンベア1と、コンベア1上の袋を撮影するカメラ2と、コンベア1の周囲に配置されたロボット3と、袋を破るために使用される切断装置10とを備える。
コンベア1は、リサイクル設備において収集された大量の袋を所定方向(図では右側から左側)に搬送する無端状のベルトコンベアである。本実施形態では、コンベア1の搬送経路は直線状に設けられているが、これに限られない。
カメラ2は、コンベア1上の袋を撮影するための装置である。本実施形態では、1台のカメラ2が、ロボット3の上流側に設置される。本実施形態では、カメラ2は、床に設置された保持アームの先端に取り付けられるが、コンベア1上の袋を撮影することができれば、天井等のその他の場所に設置されてもよい。
ロボット3は、例えば6軸の垂直多関節型のロボットアーム30を備えているが、水平多関節型のロボットアームを備えていてもよい。ロボット3のロボットアーム30の先端にはエンドエフェクタ5が取り付けられている。本実施形態では、エンドエフェクタ5は、櫛状に形成された一対の把持部材21を備える。把持部材21は、基部21aと、基部21aに沿って複数の凹部と凸部とを交互に配列して構成される櫛部21bとを有する。ここで一対の櫛部21bは互いに対向して配置される。櫛部21b同士が対向する側の面は袋を把持しやすくするため湾曲している(図4(B)参照)。基部21aには、一対の把持部材21を駆動するためのアクチュエータ(図示せず)が設けられる。これにより、一対の把持部材21により、コンベア1上の袋を把持することができる。
切断装置10は、長手状に形成された複数の切断刃11と、複数の切断刃11を支持する支持部材12と、を有する。複数の切断刃11は、所定の間隔を空けて長手方向が互いに平行になるように形成される。ここで所定の間隔は、少なくとも把持部材21の櫛部21bの凸部の幅よりも大きいサイズであればよい。支持部材12は、コンベア1の搬送路の直上の位置において複数の切断刃11のそれぞれが上方を向いた状態で複数の切断刃11を支持するように構成される。支持部材12は、平面視で矩形状のフレーム12aと、フレーム12aの四隅を下から支える支柱12bとを備える。支柱12bは床に設置されるが、天井等のその他の場所に設置されてもよい。
図2は、ロボット3の制御装置4の構成を示すブロック図である。制御装置4は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。図2に示すように、制御装置4は、CPU等の演算部4aと、ROM、RAM等の記憶部4bと、サーボ制御部4cと、入出力インタフェース及び通信インタフェース(図示せず)を備える。制御装置4はカメラ2により撮影された画像に基づいて、ロボット3(ロボットアーム30の動作)を制御するように構成されている。本実施形態では、制御装置4は、インターフェース(図示せず)を介して、ロボット3、及び、カメラ2と接続される。
記憶部4bには、袋除去処理用のロボット3の基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。画像処理部4dは、カメラ2により撮影された画像信号(又は映像信号)を取得し、画像処理を行う。本実施形態では、画像処理部4dは、画像信号に基づいて、コンベア1上を搬送される袋のうち、破れていない袋を識別し、袋に関するデータを演算部4aに出力する。尚、破れていない袋の識別には、公知の画像認識技術を用いることができる。演算部4aは、記憶部4bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、ロボット3の各種動作を制御する。本実施形態では、演算部4aは、画像処理部4dからのコンベア1上の破れていない袋に関するデータに基づいて、ロボット3の制御指令を生成し、これをサーボ制御部4cに出力する。サーボ制御部4cは、演算部4aにより生成された制御指令に基づいて、ロボットアーム30の関節等に対応するサーボモータの駆動を制御するように構成されている。これにより、ロボット3は、カメラ2の画像に基づいて、エンドエフェクタ5により、破れていない袋を除去する除去処理を行う。
次に、本実施形態の袋除去装置100の動作について、図面を用いて説明する。図3は、ロボット3の制御装置4の処理の一例を示すフローチャートである。図4は、ロボット3の動作の様子を示す模式図である。図4では、簡単のため、ロボット3のエンドエフェクタ5のみ示している。図4(B)の右側の図は、左側の図のB−B方向から見た側面図を示している。
まず、カメラ2により、図4(A)に示すように、コンベア1上を搬送されている袋Bが撮影される。制御装置4は、カメラ2により撮影された画像データを取得する(図3のステップS10)。次に、制御装置4は、画像データに基づいて、コンベア1上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識する(図3のステップS11)。そして、制御装置4は、破れていない袋の除去処理を実行する(図3のステップS12)。具体的には、制御装置4は、エンドエフェクタ5の一対の把持部材21,21により、コンベア1上の破れていない袋Bを把持するようにロボットアーム30を制御する。このとき、制御装置4は、ロボットアーム30の先端が、コンベア1の搬送速度に同期するように、ロボットアーム30を制御する。つまり、エンドエフェクタ5はコンベア1の搬送方向(図4(A)では左方向)に移動しながら、袋Bの把持動作が実行される。
さらに、制御装置4は、図4(B)に示すように、一対の把持部材21,21により破れていない袋Bを把持した状態で、複数の切断刃11の上方の所定の位置まで袋Bを搬送するようにロボットアーム30を制御する。そして、制御装置4は、図4(C)に示すように、一対の把持部材21,21により破れていない袋Bを把持した状態で、複数の切断刃11の上方から、把持部材21の櫛部21bの凸部と、当該複数の切断刃11の間隙とを噛合わせるようにロボットアーム30を制御する。複数の切断刃11により袋Bが破られ、袋Bの破片や袋Bの内容物がコンベア1上に落ちる。制御装置4は、上記ステップS10〜S12を繰り返し実行し、袋の除去処理が実行される。本実施形態の袋除去装置100によれば、既存のリサイクル設備において、大量の未破袋を効率良く処理することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態の袋除去装置の基本的な構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と共通する構成の説明は省略し、相違する構成についてのみ説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る袋除去装置100Aを上から見た図である。図5に示すように、本実施形態の袋除去装置100Aは、ロボット3のエンドエフェクタ5Aが、長手状の本体部23と、この本体部23の長手方向の一端が尖鋭に形成されるとともに他端方向に折れ曲がって形成された先端部24とを有する点が第1実施形態(図1)の構成と異なる。更に、本実施形態では、切断装置10(図1)の代わりに、コンベア1の搬送路の近傍に払い出し用の容器20が配置されている。容器20は、例えば床の上に配置される。
次に、本実施形態の袋除去装置100Aの動作について、図面を用いて説明する。図6は、ロボット3の動作の様子を示す模式図である。ここでも、簡単のため、ロボット3のエンドエフェクタ5Aのみ示している。
まず、カメラ2により、図6(A)に示すように、コンベア1上を搬送されている袋Bが撮影され、ここでも制御装置4は、カメラ2により撮影された画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、コンベア1上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識する。そして、本実施形態では、制御装置4は、図6(B)に示すように、エンドエフェクタ5Aの先端部24を、コンベア1上において破れていない袋Bに上方から突き刺すようにロボットアーム30を制御する。このとき、制御装置4は、ロボットアーム30の先端が、コンベア1の搬送速度に同期するように、ロボットアーム30を制御する。つまり、エンドエフェクタ5Aはコンベア1の搬送方向(図6では左方向)に移動しながら、袋の突き刺し動作が実行される。
さらに、制御装置4は、図6(C)に示すように、当該先端部24を破れていない袋に突き刺した状態で、コンベア1の搬送路の近傍に設けられた容器20(図5参照)まで袋を搬送するようにロボットアーム30を制御する。本実施形態では、作業者が容器20に払い出された袋Bの破袋作業や、それに続く異物除去等の選別作業を行う。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態の袋除去装置の基本的な構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と共通する構成の説明は省略し、相違する構成についてのみ説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る袋除去装置100Bを上から見た図である。図7に示すように、本実施形態の袋除去装置100Bは、ロボット3のエンドエフェクタ5Bが、ロボットアーム30の先端に取り付けられた基部25と、基部25に取り付けられた一対の切断刃26,26を有する点が第1実施形態(図1)の構成と異なる。ここで基部25には一対の切断刃26を駆動するためのアクチュエータ(図示せず)が内蔵されている。これにより、一対の切断刃26,26は、被切断部材を互いに協働して挟んで切断することができる。
次に、本実施形態の袋除去装置100Bの動作について、図面を用いて説明する。図8は、ロボット3の動作の様子を示す模式図である。ここでも、簡単のため、ロボット3のエンドエフェクタ5Bのみ示している。
まず、カメラ2により、図8(A)に示すように、コンベア1上を搬送されている袋Bが撮影され、ここでも制御装置4は、カメラ2により撮影された画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、コンベア1上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識する。そして、本実施形態では、制御装置4は、図8(B)に示すように、エンドエフェクタ5Bの一対の切断刃26により、コンベア1上において破れていない袋を破るようにロボットアーム30を制御する。このとき、制御装置4は、ロボットアーム30の先端が、コンベア1の搬送速度に同期するように、ロボットアーム30を制御する。つまり、エンドエフェクタ5Aはコンベア1の搬送方向(図8では左方向)に移動しながら、袋を破る動作が実行される。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態の袋除去装置の基本的な構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と共通する構成の説明は省略し、相違する構成についてのみ説明する。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る袋除去装置100Cの構成を示す図である。図9(A)に示すように、本実施形態の袋除去装置100Cは、エンドエフェクタ5Cが、鋭利な先端部を有する一対の切断刃51,51を有し、一対の切断刃51,51は互いに接近又は離間可能に構成される点が第1実施形態(図1)の構成と異なる。エンドエフェクタ5Cは、ロボットアーム30の先端に取り付けられた基部50と、基部50に取り付けられ、一対の切断刃51,51を互いに接近又は離間させる駆動部52とを備える。ここで駆動部52には一対の切断刃51,51を駆動するためのアクチュエータ(図示せず)が内蔵されている。ここで各切断刃51は、基端部51bと、基端部51bに取り付けられた複数の鋭利な先端部51aとを備える。本実施形態では5本の鋭利な先端部51aが基端部51bに取り付けられる。5つの先端部51aは、刃先がいずれも下方を向き、且つ、所定の間隔を空けて長手方向が互いに平行になるように形成される。ここで所定の間隔は、例えば対象となる袋の材質やサイズ等に応じて適宜設定される。
次に、本実施形態の袋除去装置100Cの動作について説明する。まず、カメラ2により、コンベア1上を搬送されている袋が撮影され、ここでも制御装置4は、カメラ2により撮影された画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、コンベア1上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識する。そして、制御装置4は、本実施形態では、図9(B)に示すように、エンドエフェクタ5Cの一対の切断刃51,51の先端部51a,51aを互いに接近させた状態で、当該鋭利な先端を、コンベア1上において破れていない袋に突き刺すようにロボットアーム30を制御する。このとき、制御装置4は、ロボットアーム30の先端が、コンベア1の搬送速度に同期するように、ロボットアーム30を制御する。つまり、エンドエフェクタ5Cはコンベア1の搬送方向に移動しながら、袋の突き刺し動作が実行される。
さらに、制御装置4は、図9(C)に示すように、一対の切断刃51,51の鋭利な先端部51a,51aを袋に突き刺した状態で、当該先端部51a,51aを互いに離間させるようにロボットアーム30を制御する。これにより、コンベア1上の破れていない袋を破ることができる。
尚、上記実施形態では、1台のロボット30により、袋の除去作業が行われたが、複数台のロボットが使用されてもよい。また、この場合は、ロボット30毎にカメラ2が設置される。
尚、上記実施形態では、ロボットの種類は限定されない。例えば6軸の垂直多関節型のロボットアーム30を備えているが、水平多関節型のロボットアームを備えていてもよい。双腕型のロボット3Aでもよいし、その他パラレルリンク型のロボットを含んでもよい。
尚、上記実施形態では、コンベア1は、無端状のベルトコンベアであったが、袋を搬送する機能を有していれば、ローラコンベアからなる回転テーブルであってもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、容器包装プラスチックのリサイクル設備に有用である。
1 コンベア
2 カメラ
3 ロボット
4 制御装置
4a 演算部
4b 記憶部
4c サーボ制御部
4d 画像処理部
5,5A,5B,5C エンドエフェクタ
10 切断装置
11 切断刃
12 支持部材
20 容器
21 把持部材
21a 基部
21b 櫛部
23 本体部
24 先端部
25 基部
26 切断刃
30 ロボットアーム
50 基部
51 切断刃
51a 先端部
51b 基端部
52 駆動部
100,100A,100B,100C 袋除去装置
B 袋

Claims (6)

  1. リサイクル設備において収集された袋を除去するための袋除去装置であって、
    袋を搬送するコンベアと、
    前記コンベア上の袋を撮影するカメラと、
    エンドエフェクタが先端に設けられたロボットアームと、
    前記カメラにより撮影された画像に基づいて、前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置が、
    前記コンベア上を搬送される袋のうち、破れていない袋を認識し、
    前記エンドエフェクタにより、前記破れていない袋を除去する除去処理を行うように前記ロボットアームを制御する、袋除去装置。
  2. 前記エンドエフェクタが、櫛状に形成された一対の把持部材を有し、
    所定の間隔を空けて長手方向が互いに平行になるように形成された複数の切断刃と、前記コンベアの搬送路の直上の位置において前記複数の切断刃のそれぞれが上方を向いた状態で当該複数の切断刃を支持する支持部材と、を有する切断装置を更に備え、
    前記除去処理は、
    前記一対の把持部材により、前記コンベア上の破れていない袋を把持し、
    前記複数の切断刃の上方から、前記袋を把持した把持部材の櫛状部と、当該複数の切断刃の間隙とを噛合わせることにより、前記袋を破る処理である、請求項1に記載の袋除去装置。
  3. 前記エンドエフェクタが、長手状の本体部と、この本体部の長手方向の一端が尖鋭に形成されるとともに他端方向に折れ曲がって形成された先端部とを有し、
    前記除去処理は、
    前記エンドエフェクタの先端部を、前記コンベア上において前記破れていない袋に突き刺し、
    当該先端部を前記破れていない袋に突き刺した状態で、前記コンベアの搬送路の近傍に設けられた所定のスペースまで袋を搬送する処理である、請求項1に記載の袋除去装置。
  4. 前記エンドエフェクタが、被切断部材を互いに協働して挟んで切断するように構成された一対の切断刃を有し、
    前記除去処理は、
    前記一対の切断刃により、前記コンベア上において前記破れていない袋を破る処理である、請求項1に記載の袋除去装置。
  5. 前記エンドエフェクタが、鋭利な先端部を有する一対の切断刃と、前記一対の切断刃を互いに接近又は離間させる駆動部を有し、
    前記除去処理は、
    前記一対の切断刃の先端部を互いに接近させた状態で、当該鋭利な先端部を、前記コンベア上において前記破れていない袋に突き刺し、
    前記鋭利な先端部を前記袋に突き刺した状態で、当該先端部を互いに離間させることにより、前記破れていない袋を破る処理である、請求項1に記載の袋除去装置。
  6. 前記制御装置が、前記ロボットアームの先端が、コンベアの搬送速度に同期するように、前記ロボットアームを制御する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の袋除去装置。

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