JP2020089520A - ドリッパー - Google Patents

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Akiko Kawamoto
明子 河本
卓也 井上
Takuya Inoue
卓也 井上
辻本 隆亮
Takaaki Tsujimoto
隆亮 辻本
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【課題】支持体形状を開状態に固定するとともにロック感を得ることができ、かつ、フィルターと支持体との接触による支持体外への液漏れが生じないドリッパーを提供する。【解決手段】ドリッパー1は、袋状のフィルター2と、そのフィルター2が内部に位置する状態で折り畳み可能に形成された筒状の支持体3と、を有する。筒状の支持体3は、一方の開口7aを構成する第1開口部7と、他方の開口8aを構成する第2開口部8と、支持体形状を筒状の開状態に固定するロック構造20と、を有している。ロック構造20は、折り畳み状態にある支持体3の両側において第1開口部7から第2開口部8にかけて形成された第1の折り目M1と、第1の折り目M1に対して交差するように押し罫で形成された第2の折り目M2と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明はドリッパーに関するものであり、例えば、被抽出成分を有する内容物(例えば、レギュラーコーヒー粉,紅茶の葉,緑茶の葉等)を濾すときに使用するドリッパー、及び被抽出成分を有する内容物が予め収納されたドリッパーに関するものである。
レギュラーコーヒー粉を収納する袋状のフィルターと、そのフィルターをカップ上に位置させる筒状の支持体(スリーブ状の台紙)と、からなる使い捨てタイプのコーヒードリッパーが、従来より知られている。支持体は厚紙からなっていることが多く、使用前の支持体は内側にフィルターが取り付けられた状態で折り畳まれている。コーヒーを淹れる際には、支持体を折り畳まれた状態から筒状の開状態にした後、カップ上にドリッパーを載置して、フィルター内にレギュラーコーヒー粉を投入する。フィルター内にレギュラーコーヒー粉が予め封入されているタイプでは、フィルターを開封し、支持体を折り畳まれた状態から筒状の開状態にした後、カップ上にドリッパーを載置する。いずれの場合も、フィルター内に熱湯を注ぐと、抽出されたコーヒーがフィルターを通過してカップ内に溜まることになる。
上記のようなコーヒードリッパーは、廃棄の容易な使い捨てタイプでありながら、ドリップコーヒーを簡易に淹れることができて便利である。しかし、フィルター内に熱湯を注ぐためには、支持体を筒状の開状態に保持する必要がある。従来より様々なタイプのドリッパーが提案されているが、例えば特許文献1,2に記載のドリッパーは、両サイドに設けられたロック構造で、支持体形状を筒状の開状態に固定する構成になっている。また特許文献3に記載のドリッパーは、支持体の下部に設けられた脚部でカップを押さえ込んで、支持体形状を筒状の開状態に固定する構成になっている。
特開2004−711号公報 特開2010−99462号公報 特開2004−195198号公報
特許文献1,2に記載のドリッパーでは、ロック構造でドリッパーがカップに固定されるわけではないが、カップにドリッパーを固定したようなロック感を得ることが可能である。しかし、ロック構造の一部として穴やミシン目が支持体の両サイドに設けられているため、その部分にフィルターが接触するとコーヒーがドリッパー外に漏れるおそれがある。例えば、穴やミシン目から支持体にコーヒーが染み込んでドリッパーの外観が悪くなったり、ドリッパーを持った時に手がコーヒーで汚れたりするといった、液漏れの問題が発生する。
上記のような液漏れを防止するには、フィルターが支持体に接触しないようにフィルターを小型化することが必要になり、結果として、ドリッパーは小容量化するか又は大型化することになる。それに対し、特許文献3に記載のドリッパーでは、支持体に接触するまでフィルターを大型化することが可能である。しかし、ロック構造が無いため、支持体形状を開状態に固定してもロック感を得ることはできない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、支持体形状を開状態に固定するとともにロック感を得ることができ、かつ、フィルターと支持体との接触による支持体外への液漏れが生じないドリッパーを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明のドリッパーは、袋状のフィルターと、そのフィルターが内部に位置する状態で折り畳み可能に形成された筒状の支持体と、を有するドリッパーであって、
前記筒状の支持体が、一方の開口を構成する第1開口部と、他方の開口を構成する第2開口部と、支持体形状を筒状の開状態に固定するロック構造と、を有し、
前記ロック構造が、折り畳み状態にある前記支持体の両側において前記第1開口部から前記第2開口部にかけて形成された第1の折り目と、前記第1の折り目に対して交差するように押し罫で形成された第2の折り目と、を有することを特徴とする。
第2の発明のドリッパーは、上記第1の発明において、前記ロック構造が、前記第2の折り目の両側に隣り合って位置する切り込みで形成された第3の折り目を有することを特徴とする。
第3の発明のドリッパーは、上記第1又は第2の発明において、前記第2の折り目が前記支持体の外側に向かって谷折りに形成されることにより、前記支持体形状が筒状の開状態に固定されることを特徴とする。
第4の発明のドリッパーは、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記第2の折り目が前記第2開口部側に凸の曲線形状を有することを特徴とする。
第5の発明のドリッパーは、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記支持体を折り畳み状態から筒状の開状態にすると前記フィルターが開口するように、前記第1開口部に前記フィルターの開口部が取り付けられていることを特徴とする。
第6の発明のドリッパーは、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記支持体形状が筒状の開状態に固定された状態において、前記第2の折り目と前記フィルターとが接触した状態にあることを特徴とする。
第7の発明のドリッパーは、上記第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記支持体が折り曲げられた1枚のブランク板により形成されていることを特徴とする。
第8の発明のドリッパーは、上記第1〜第7のいずれか1つの発明において、前記フィルター内に被抽出成分を有する内容物が封入されていることを特徴とする。
本発明によれば、支持体形状を筒状の開状態に固定するロック構造が、第1の折り目に対して交差するように押し罫で形成された第2の折り目を有する構成になっているため、支持体形状を開状態に固定するとともにロック感を得ることができ、かつ、フィルターと支持体との接触による支持体外への液漏れの発生を防止することができる。
ドリッパーの一実施の形態を折り畳み状態で示す正面図。 図1のドリッパーを筒状の開状態で示す正面図。 図1のドリッパーを筒状の開状態で示す側面図。 図1のドリッパーを筒状の開状態で示す上面図。 図1のドリッパーを構成している支持体のブランク板を示す平面図。
以下、本発明の実施の形態に係るドリッパー等を、図面を参照しつつ説明する。図1にドリッパー1の外観を折り畳み状態で示し、図2〜図4にドリッパー1の外観を筒状の開状態で示す。図1及び図2はドリッパー1の正面図であり、図3はドリッパー1の側面図であり、図4はドリッパー1の上面図である。
ドリッパー1は、袋状のフィルター2と、そのフィルター2が内部に位置する状態で折り畳み可能に形成された筒状の支持体(スリーブ状の台紙)3と、を有する構成になっている。このドリッパー1は、支持体3が折り畳み可能であることから携帯に適しており、廃棄の容易な材料で構成可能な簡易構造を有することから使い捨てに適している。つまり、携帯可能な使い捨てタイプでありながら、例えばドリップコーヒーを簡易に淹れることができるという長所を有している。
被抽出成分を有する内容物18(図4;例えば、レギュラーコーヒー粉,紅茶の葉,緑茶の葉等)は、使用時にフィルター2内に収納されるか、あるいはフィルター2内に予め封入される。フィルター2の材料としては、袋状にする際の加工性を考慮して、熱接着性を素材に有するシート材料、片面(袋状にしたときの最内層)に熱接着性を有するシート材料等を用いることが好ましい。例えば、ポリオレフィン系(ポリエチレン,ポリプロピレン等),ポリエステル系等の材料からなる透水性不織布、ポリオレフィン系(ポリエチレン,ポリプロピレン等),ポリエステル系等の熱可塑性樹脂を片面(袋状にしたときの最内層)に含有する多層構造の濾紙等が挙げられる。袋状の加工は、上記シート材料を2つ折り又はガセット折りすることにより重ね合わせ、所定形状に熱接着し、裁断・型抜きすることにより行われる。
フィルター2を所定の形状に保ちながら、カップ17(図2〜図4)上にセットすることを可能としているのが、筒状の支持体3である。この支持体3は、図2〜図4に示すように、一方の開口7aを構成する第1開口部7と、他方の開口8aを構成する第2開口部8と、を有しており、支持体3を折り畳み状態(図1)から筒状の開状態(図2〜図4)にするとフィルター2が開口するように、第1開口部7にフィルター開口部9(図4)が取り付けられている。このフィルター2の取り付けは、支持体3内にフィルター2を挿入し、支持体3の第1開口部7の縁で外側へ折り返し、その折り返し部分を支持体3の外面に貼り着けることにより行われる。このようにフィルター2を取り付けると、使用時に支持体3を筒状の開状態(図2〜図4)にした際、フィルター2が大きく開口して注湯やドリップに適した状態となる。
支持体3は、図5に示す1枚のブランク板3Aの折り曲げ等により形成されている。図5は支持体3の展開図であり、ブランク板3Aは、板状のシート材料を展開図(図5)のように打ち抜くことにより形成される。ブランク板3Aの材質は特に限定されるものではないが、例えば、耐水カード紙,アイボリー紙等の厚紙や両面(特に支持体3の内側面)に樹脂(ポリエチレン等)が塗布された厚紙を、シート材料として用いることができる。なお、樹脂が塗布された厚紙でブランク板3Aを構成すると、支持体3に熱湯や湯気がかかっても、その剛性の低下を防止することができる。
ブランク板3A(図5)は、折り曲げ線L1を境界とする3つの部分、つまり前面板4と背面板5と糊代片6とで構成されている。前面板4と背面板5には、T字形状の切り込み14と、扇形状の孔16と、折り曲げ線L2,L3,L4,L5,L6と、凹部Nと、が左右対称にそれぞれ設けられている。切り込み14は、支持体3の第2開口部8(図1等)に相当する部分に位置しており、孔16は第1,第2開口部7,8に相当する部分の中間に位置している。
折り曲げ線L1,L2は押し罫で構成されており、折り曲げ線L3は切り込みで構成されている。折り曲げ線L1は押し罫から成ることが好ましいが、必要に応じて、ミシン罫等の罫線を採用してもよい。また、折り曲げ線L4〜L6は、部分的に繋ぎ部(刃止め部)が設けられた切り込みで形成されているが、必要に応じて、押し罫,ミシン罫等の罫線を採用してもよい。なお、支持体3内にフィルター2を取り付ける際、孔16を通してフィルター2を押さえることにより、支持体3に対するフィルター2の相対的な位置ズレを効果的に抑えることができる。
支持体3の第2開口部8(図1等)に相当する部分には、図5に示すように、突出部11と脚部13が複数形成されている。つまり、各折り曲げ線L1の位置とその貼り合わせ位置に突出部11が形成されており、2本の折り曲げ線L1の位置の中間に脚部13が形成されている。同一の切り込み14で2つの脚部13が形成されており、各脚部13の突出部11側には凹部Nが形成されている。この凹部Nと切り込み14との組み合わせによって、ブランク板3Aを形成する際のシート材料の無駄を抑えながら、脚部13が支持体3の第2開口部8側に屈曲した形状に形成されている。
支持体3を組み立てる際には、まず、前面板4と背面板5との境界の折り曲げ線L1に沿ってブランク板3Aを折り曲げて、前面板4と背面板5とが重なった状態にする。次に、前面板4と糊代片6との境界の折り曲げ線L1に沿ってブランク板3Aを折り曲げて、糊代片6が背面板5に重なった状態とする。その状態で背面板5に糊代片6を接着すると、ブランク板3Aは筒状となって折り畳み状態の支持体3が得られる。さらに、支持体3内にフィルター2を取り付けると、前述したように折り畳み状態のドリッパー1(図1)が得られる。
各折り曲げ線L1に沿ったブランク板3Aの折り曲げによって、各折り曲げ線L1の位置に折り目M1(図1)が形成される。折り畳み状態の支持体3(図1)に対して、左右の折り目M1を互いに近づく方向に押圧すると、各孔16の上端及び下端と折り目M1側頂点に力が集中する。このため、折り曲げ線L2〜L6に沿ってブランク板3Aを簡単に折り曲げることができる。
上記折り曲げにより、各折り曲げ線L2〜L6の位置に折り目M2〜M6(図2,図3)が形成されて、図4に示すように、支持体3の第1開口部7及び第2開口部8で略六角形の開口7a,8aが形成される。そして、支持体3が筒状の開状態(図2〜図4)になるとともに、フィルター開口部9においても略六角形の開口9aが形成される。なお、ドリッパー1を大容量化するために、図4中の折り目Mfで示すように、フィルター2の底部はガセット折りされている。
上記のようにして形成された折り目M1〜M6は、支持体3の形状を筒状の開状態に固定するロック構造として機能する。ロック構造の主要部は、折り畳み状態にある支持体3の両側において第1開口部7から第2開口部8にかけて形成された第1の折り目M1と、第1の折り目M1に対して交差するように押し罫で形成された第2の折り目M2である。前述したように左右の折り目M1を互いに近づく方向に押圧すると、第1の折り目M1と第2の折り目M2との交差点が支持体3の内側に向かって頂点を成すように、折り目M1,M2が折り曲がった状態となる。つまり、第1の折り目M1が略くの字形状に屈曲するとともに、第2の折り目M2が支持体3の外側に向かって谷折りに形成される。このときロック感が発生し、それと同時に支持体3の形状が筒状の開状態に固定される。
第3の折り目M3は、第2の折り目M2の左右両側に隣り合って位置し、かつ、切り込みで形成されている。押し罫から成る折り曲げ線L2よりも切り込みから成る折り曲げ線L3の方が折り曲げが容易であるため、前記折り目M1での押圧による第3の折り目M3の形成によって第2の折り目M2の形成が誘導され、結果として、第3の折り目M3によって支持体3の形状固定とロック感が強化される。なお、折り目M2〜M6は支持体3内のフィルター2からは接触しにくい位置にあるため、切り込みで形成されていても液漏れは生じにくい。
第2の折り目M2と第3の折り目M3が、第2開口部8側に凸の曲線形状(いわゆるリーフ形状)を有しているため、前記折り目M1での押圧による折り目M2,M3の形成を、折り曲げ線L2,L3に沿ってきれいに行うことができる。つまり、押し罫に対する押し込み易さの点で、第2の折り目M2はリーフ形状を有することが好ましく、第2の折り目M2と第3の折り目M3の両方がリーフ形状を有することが更に好ましい。なお、支持体3の形状固定とロック感に関しては、第2,第3の折り目M2,M3のうちの少なくとも一方が直線形状を有する場合でも、曲線形状の場合と同様の効果が得られる。
支持体3の形状が筒状の開状態に固定された状態において、第2の折り目M2とフィルター2とは接触した状態にある。支持体3とフィルター2とは支持体3の左右両側で最も近づくため、液漏れを防止するために支持体3とフィルター2との接触を避けようとすれば、支持体3を横長に大きくすることが通常必要となる。しかし、この支持体3では第2の折り目M2が押し罫で構成されているため、フィルター2と接触しても液漏れは生じない。つまり、フィルター2を支持体3と接触するまで大きくしても、コーヒーの滲み出し等を防止することができる。したがって、液漏れを防止すると同時に、ドリッパー1の小型化と大容量化とを両立させることができる。なお、流下方向に延びる切り込みからは液漏れが生じにくいので、第1の折り目M1をミシン目で形成した場合でも液漏れは生じにくい。
上述のようにして組み立てられた支持体3の第2開口部8には、図1〜図4に示すように、開口8aを介して対向する1対の突出部11と、開口8aを介して対向する2対の脚部13と、が形成されている。折り曲げ線L2〜L6に沿ったブランク板3Aの折り曲げにより、支持体3が筒状の開状態になると、突出部11と脚部13は、図2〜図4に示すように第2開口部8の所定位置に配置される。つまり、支持体3の折り畳み状態(図1)における両側の折り曲げ位置(折り目M1の形成位置)には突出部11が設けられ、2つの突出部11の間には脚部13が設けられる。突出部11と脚部13が支持体3の第2開口部8にバランス良く配置されるため、ドリッパー1は重心が全体的に低くなって安定化される。なお、脚部13が不用意に開いてしまうことを防止するため、切り込み14には部分的に繋ぎ部(刃止め部)を設けておくことが好ましい。
ドリッパー1の使用時、例えばコーヒーを淹れる際には、支持体3を折り畳み状態(図1)から筒状の開状態(図2〜図4)にしてフィルター2を開口させた後、カップ17上にドリッパー1を載置し、内容物18(図4)としてレギュラーコーヒー粉をフィルター2内に投入する。フィルター2内にレギュラーコーヒー粉が予め封入されているタイプでは、フィルター2を開封し、支持体3を折り畳まれた状態から筒状の開状態にした後、カップ17上にドリッパーを載置する。いずれの場合も、開口9aからフィルター2内に熱湯を注ぐと、抽出されたコーヒーがフィルターを通過してカップ内に溜まることになる。
上記のようにして、開口9aからフィルター2内に所定量の熱湯を注ぐことにより、フィルター2内の内容物18から所望の成分が抽出された飲料(コーヒー,紅茶,緑茶等)をカップ17内に得ることができる。なお、孔16からカップ17内の様子が見えるので、熱湯を注ぎながらカップ17内のコーヒー量を容易に確認することができる。
上記のように支持体3が筒状の開状態にあるドリッパー1をカップ17上に載置すると、図2〜図4に示すように、突出部11はカップ17の縁の内側に位置することになり、脚部13は第2開口部12よりも外側に位置することになり、脚部13の先端部分はカップ17の縁の外側に位置することになる。折り畳み状態(図1)に戻ろうとする支持体3の復元力によって、カップ17の内側に位置する突出部11と、カップ17の外側に位置する脚部1と、でカップ17の縁が内外から強く押さえ込まれるため、大容量のドリッパー1でも安定した状態に保持される。
脚部13の屈曲した形状(例えば、屈曲位置での係止)により支持体3の移動がカップ17の縁で制限されるので、カップ17の存在無しにドリッパー1の位置が固定されることはない。つまり、カップ17の縁が第2開口部8から脚部13の屈曲位置までの範囲内にあれば、ドリッパー1の形状を開状態に保ちながら、ドリッパー1をカップ17上にセットすることができる。したがって、カップ17の多様性(様々なカップサイズやカップ形状等)に幅広く対応することが可能である。なお、カップサイズ・カップ形状に応じて、突出部11がカップ17の縁の外側に位置するようにドリッパー1をカップ17上にセットしてもよく、突出部11を省略して脚部13のみでドリッパー1をカップ17上にセットしてもよい。
前述したように、この実施の形態によれば、支持体3の形状を筒状の開状態に固定するロック構造20が、第1の折り目M1に対して交差するように押し罫で形成された第2の折り目M2を有する構成になっているため、支持体3の形状を開状態に固定するとともにロック感を得ることができ、かつ、フィルター2と支持体3との接触による支持体3外への液漏れの発生を防止することができる。
また、支持体3の第2開口部8に、突出部11とその間に位置する脚部13とが形成されているため、突出部11と脚部13でドリッパー1の重心が全体的に低くなって安定性が向上する。さらに、突出部11と脚部13とでカップ17の縁が内外から押さえ込まれることにより、カップ17に対するドリッパー1の装着状態が安定化される。したがって、大容量のドリッパー1でもカップ17にフィットさせることができ、抽出時に高い安定性を得ることができる。しかも、脚部13は支持体3の移動を制限するために屈曲した形状を有しているため、カップ17の縁を外側から押さえ込みながらカップ17に対しては固定されない状態となる。これにより、カップ17の縁に対する脚部13の配置の自由度が高くなるため、様々な口径サイズのカップに対応することが可能となる。
1 ドリッパー
2 フィルター
3 支持体
3A ブランク板
4 前面板
5 背面板
6 糊代片
7 第1開口部
8 第2開口部
9 フィルター開口部
7a,8a,9a 開口
11 突出部
13 脚部
14 切り込み
16 孔
17 カップ
18 内容物
20 ロック構造
L1,L2,L3,L4,L5,L6 折り曲げ線
M1,M2,M3,M4,M5,M6,Mf 折り目
N 凹部

Claims (8)

  1. 袋状のフィルターと、そのフィルターが内部に位置する状態で折り畳み可能に形成された筒状の支持体と、を有するドリッパーであって、
    前記筒状の支持体が、一方の開口を構成する第1開口部と、他方の開口を構成する第2開口部と、支持体形状を筒状の開状態に固定するロック構造と、を有し、
    前記ロック構造が、折り畳み状態にある前記支持体の両側において前記第1開口部から前記第2開口部にかけて形成された第1の折り目と、前記第1の折り目に対して交差するように押し罫で形成された第2の折り目と、を有することを特徴とするドリッパー。
  2. 前記ロック構造が、前記第2の折り目の両側に隣り合って位置する切り込みで形成された第3の折り目を有することを特徴とする請求項1記載のドリッパー。
  3. 前記第2の折り目が前記支持体の外側に向かって谷折りに形成されることにより、前記支持体形状が筒状の開状態に固定されることを特徴とする請求項1又は2記載のドリッパー。
  4. 前記第2の折り目が前記第2開口部側に凸の曲線形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のドリッパー。
  5. 前記支持体を折り畳み状態から筒状の開状態にすると前記フィルターが開口するように、前記第1開口部に前記フィルターの開口部が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドリッパー。
  6. 前記支持体形状が筒状の開状態に固定された状態において、前記第2の折り目と前記フィルターとが接触した状態にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のドリッパー。
  7. 前記支持体が折り曲げられた1枚のブランク板により形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のドリッパー。
  8. 前記フィルター内に被抽出成分を有する内容物が封入されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のドリッパー。
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