JP2001213421A - 易解体紙製カップ - Google Patents

易解体紙製カップ

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JP2001213421A
JP2001213421A JP2000023095A JP2000023095A JP2001213421A JP 2001213421 A JP2001213421 A JP 2001213421A JP 2000023095 A JP2000023095 A JP 2000023095A JP 2000023095 A JP2000023095 A JP 2000023095A JP 2001213421 A JP2001213421 A JP 2001213421A
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JP
Japan
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cup
bottom plate
cutting line
easy cutting
paper cup
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JP2000023095A
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English (en)
Inventor
Minoru Nagae
実 永江
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙製カップ容器の廃棄処理において、カップ容
器の解体を容易にしてカップ廃棄物の嵩容積の減縮化を
容易に行うことができるようにする。 【解決手段】紙製カップ容器Aのカップ底板3に、連続
若しくは不連続のハーフカット又は押し罫又はミシン目
による易切断線を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙製のカップ容器
に関し、特に使用後のカップ廃棄処理における廃棄物の
嵩容積を減少させるために、カップの解体を容易にした
易解体紙製カップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、即席ラーメン、即席ヌードル、即
席みそ汁、スープなどの包装容器として、紙を主体とす
る紙製カップ容器が多用されるようになってきている。
【0003】この紙製カップ容器は、持ち易さや、持っ
た時の指に伝わる安定感を付与するために、材料の紙の
坪量を高くして、カップ容器に剛性を持たせるようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆に剛
性が高いために、カップ容器の特に底部が潰し難く、廃
棄時のカップ容器廃棄物の嵩の減縮化に支障が生じ、ご
みの嵩容積を増大させる原因となっている。
【0005】本発明は、紙製カップ容器の廃棄処理にお
いて、カップ容器の解体を容易にして、カップ廃棄物の
嵩容積の減縮化を容易に行うことができるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、紙製カップ容器のカップ底板に、連続若しくは
不連続のハーフカット又は押し罫又はミシン目による易
切断線を設けたことを特徴とする易解体紙製カップであ
る。
【0007】次に本発明の請求項2に係る発明は、上記
請求項1に係る発明の易解体紙製カップにおいて、前記
易切断線が、カップ底板の内面に設けたポリエチレンコ
ート層により被覆されている易解体紙製カップである。
【0008】次に本発明の請求項3に係る発明は、上記
請求項1又は請求項2に係る発明の易解体紙製カップに
おいて、前記易切断線が、カップ底板の全外周部又は一
部外周部に沿って設けられている易解体紙製カップであ
る。
【0009】次に本発明の請求項4に係る発明は、上記
請求項1又は請求項2に係る発明の易解体紙製カップに
おいて、前記易切断線が、カップ底板の全外周部又は一
部外周部に沿って設けられ、且つ該易切断線の一部に、
カップ底板の中央に向かう凹形状部が設けられている易
解体紙製カップである。
【0010】次に本発明の請求項5に係る発明は、上記
請求項1又は請求項2に係る発明の易解体紙製カップに
おいて、前記易切断線が、カップ底板の中心から外周方
向に向かって放射状に伸びる数本の易切断線により構成
されている易解体紙製カップである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の易解体紙製カップの発明
の実施の形態を、図1の全体斜視図、図2の底面図に従
って以下に詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、紙製カップ容器Aは、
筒状(又はテーパー筒状)の側板2と、その側板2の下
部に底板3を備え、側板2の上部に開口部1を備えてい
る。
【0013】図2(a)〜(c)の底面図に示すよう
に、底板3には、連続若しくは不連続のハーフカット又
は押し罫又はミシン目による易切断線4が設けられてい
る。
【0014】前記易切断線4は、図2(a)に示すよう
に、カップ底板3の全外周部に沿って設けられていても
よいし、カップ底板3の一部外周部に沿って設けられて
いてもよい。前記易切断線4に沿ってカップ底板3を破
断した後は、筒状の側板2を平坦状に容易に潰すことが
できる。
【0015】また、前記易切断線4は、図2(b)に示
すように、カップ底板3の全外周部又は一部外周部に沿
って設けられ、且つ該易切断線4の一部に、カップ底板
3の中央に向かう凹形状部5が設けられている。前記易
切断線4の凹形状部5を指先にて押してその部分の底板
3を破断して、底板3全体の破断のきっかけを作り、続
いて底板3の全体を易切断線4に沿って破断した後は、
筒状の側板2を容易に平坦状に潰すことができる。
【0016】また、前記易切断線4は、図2(c)に示
すように、カップ底板3の中心から外周方向に向かって
放射状に伸びる数本の易切断線4aにより構成されてい
てもよい。前記易切断線4の中心部を指先にて押して、
その部分の底板3を破断し、底板3全体の破断のきっか
けを作り、続いて底板3の全体を各々易切断線4に沿っ
て破断した後は、筒状の側板2を容易に平坦状に潰すこ
とができる。
【0017】本発明の上記易解体紙製カップは、易切断
線4aに沿ってカップ底板3を手指にて容易に破断する
ことができ、底板3を破断した後は、筒状の側板2を潰
し易くなるため、カップ容器の廃棄処理におけるカップ
廃棄物の嵩容積を極力最小に減縮することが可能とな
る。
【0018】図3は、紙製カップ容器の底部の部分側断
面図であり、紙製の側板2のカップ内面と紙製の底板3
のカップ内面には、それぞれポリエチレンコート層など
の合成樹脂コーティング層6を備えている。
【0019】側板2の下部はコの字型に折り曲げられ、
他方、底板3の外周端部は略直角にL字型に折り曲げら
れ、側板2のコの字型の下部が、底板3のL字型の外周
端部を挟み込むようにかしめられていて、その重ね合わ
せ面の合成樹脂コーティング層6が互いに熱融着されて
カップ底部が形成されている。
【0020】図3に示すように、底板3に設けられる前
記易切断線4がミシン目7である場合には、そのミシン
目7部分には紙製の底板3と合成樹脂コーティング層6
には断続的に孔設部が貫設されて、カップ容器に液体な
どを入れて使用した時には、そのミシン目7部分から液
体が漏れ出すため、本発明においては、そのミシン目7
による易切断線4を、合成樹脂コーティング層6によっ
て、カップ容器の内面から被覆されているものである。
【0021】ミシン目7部分に合成樹脂コーティング層
6を被覆形成して、孔設部から液体が漏れ出さないよう
に封止するには、合成樹脂コーティング層6を備えたカ
ップ底板3を形成するためのカップ原紙に対して、図2
(a)〜(c)に示すような形状にミシン目7を施して
から、そのミシン目7に沿ってカップ底板3の合成樹脂
コーティング層6側に、さらに合成樹脂コーティング層
6を被覆することによって、図3に示すように、底板3
における易切断線4のミシン目7部分に生じた孔設部を
埋設封止することができる。
【0022】また、図4に示すように、底板3に設けら
れる前記易切断線4がハーフカット8(又は押し罫)の
場合においては、底板3側からのハーフカット(又は押
し罫)加工によって、そのハーフカット8部分(又は押
し罫部分)の紙製の底板3はその厚さは薄くなるが、合
成樹脂コーティング層6はカットされない。したがっ
て、カップ容器に液体などを入れて使用した時のハーフ
カット8部分からの液体の漏れ出しは発生しない。
【0023】しかし、上記ハーフカット(又は押し罫)
加工によって、合成樹脂コーティング層6はカットされ
ないにしても、そのハーフカット8部分(又は押し罫部
分)の紙製の底板3は、その厚さが薄くなるので、ハー
フカット8(又は押し罫)部分からの液体の漏れ出しの
危険性を回避するために、そのミハーフカット8(又は
押し罫)による易切断線4に沿って、カップ底板3の合
成樹脂コーティング層6側に、さらに合成樹脂コーティ
ング層6を被覆することは可能である。
【0024】上記ハーフカットの深さは、底板厚さ:深
さ=8:5程度が適当である。例えば、底板3の紙厚が
240μm、合成樹脂コーティング層6の層厚が30μ
mの場合には、ハーフカットの深さは150μm程度が
適当である。
【0025】本発明の底板3に易切断線4を設けた易解
体紙製カップ容器と、易切断線4を設けない従来の紙製
カップ容器との比較値を、それぞれ表1(紙製カップ容
器その1)、表2(紙製カップ容器その2)に示す。な
お、表1、表2において、手で潰した場合の容積とはカ
ップ1個を手で潰した場合の容積であり、完全に潰すた
めの圧力とはカップ1個を圧縮機を用いて潰した場合の
厚み10mm程度の多少嵩容積を残して潰れた場合の圧
力である。 発明品1…カップ底板に図2(a)に示す易切断線4を
設けた場合 発明品2…カップ底板に図2(b)に示す易切断線4を
設けた場合 発明品3…カップ底板に図2(c)に示す易切断線4を
設けた場合 比較品1…カップ底板に易切断線4を設けない場合
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明の易解体紙製カップ容器は、カッ
プ底板に易切断線を設けたことによりカップ底板を容易
に破断して、あるいはカップ側板から容易に切り離し
て、筒状のカップ側板をより少ない応力にて偏平に容易
に潰すことができ、剛性が高く、潰し難いカップ容器で
も、廃棄処理時において、カップ容器廃棄物の嵩容積の
減縮化を少ない応力で円滑に実施でき、カップ容器廃棄
物によるごみの嵩容積を増大させずに容易に減縮化でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙製カップ容器を説明する全体斜視
図。
【図2】(a)〜(c)は本発明の紙製カップ容器の底
板を説明する底面図。
【図3】本発明の紙製カップ容器のミシン目を設けた底
板の部分側断面図。
【図4】本発明の紙製カップ容器のハーフカットを設け
た底板の部分側断面図。
【符号の説明】
A…紙製カップ容器 1…開口部 2…側板 3…底板 4…易切断線 5…
凹形状部 6…合成樹脂コーティング層 7…ミシン目 8…ハー
フカット 9…カップ底部融着部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙製カップ容器のカップ底板に、連続若し
    くは不連続のハーフカット又は押し罫又はミシン目によ
    る易切断線を設けたことを特徴とする易解体紙製カッ
    プ。
  2. 【請求項2】前記易切断線が、カップ底板の内面に設け
    たポリエチレンコート層により被覆されている請求項1
    記載の易解体紙製カップ。
  3. 【請求項3】前記易切断線が、カップ底板の全外周部又
    は一部外周部に沿って設けられている請求項1又は請求
    項2記載の易解体紙製カップ。
  4. 【請求項4】前記易切断線が、カップ底板の全外周部又
    は一部外周部に沿って設けられ、且つ該易切断線の一部
    に、カップ底板の中央に向かう凹形状部が設けられてい
    る請求項1又は請求項2記載の易解体紙製カップ。
  5. 【請求項5】前記易切断線が、カップ底板の中心から外
    周方向に向かって放射状に伸びる数本の易切断線により
    構成されている請求項1又は請求項2記載の易解体紙製
    カップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012082021A (ja) * 2012-02-03 2012-04-26 Dainippon Printing Co Ltd 二重カップ
JP2015044605A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 大日本印刷株式会社 断熱紙容器
JP2017128364A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 ヤマザキビスケット株式会社 破断構造を有する包装容器
JP2020089520A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 大日本印刷株式会社 ドリッパー

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