JP2020089328A - 魚掴み器 - Google Patents

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Abstract

【課題】両掴み歯の大きな開き量を確保しやすく、使用者が両掴み歯の閉じ位置をイメージしやすい魚掴み器を提供する。【解決手段】魚の口を掴むための魚掴み器であって、可動歯であって魚の口を掴むべく開閉する第一及び第二の掴み歯2,3を備え、第一及び第二の掴み歯2,3の開閉動作は、互いに非対称であり、第一の掴み歯2の開閉動作における移動量は、第二の掴み歯3の開閉動作における移動量に比して小さく、第一の掴み歯2は、開閉時に主として前後方向に移動し、第二の掴み歯3は、開閉時に主として上下方向に移動する。【選択図】図12

Description

本発明は、魚の口を掴むための魚掴み器に関する。
下記特許文献1、2に記載された魚掴み器は、第一及び第二の掴み歯を備えている。第一及び第二の掴み歯はそれぞれ可動歯であり、互いに対称に開閉動作を行う。このような両歯可動の魚掴み器は、両掴み歯の大きな開き量を確保することが容易である。しかしながら、両掴み歯が互いに対称に開閉動作を行うので、両掴み歯が開いた状態で両掴み歯が魚の口を掴む位置を使用者がイメージしにくい。そのため、魚の上顎や下顎を掴み損ねる可能性がある。
これに対して、下記特許文献3〜6に記載された魚掴み器の第一の掴み歯は固定歯であり、第二の掴み歯が可動歯である。このような片歯可動の魚掴み器は、第一の掴み歯が閉じ位置となるため、第一の掴み歯を基準あるいは目安として魚の口を掴むことができる。しかしながら、第二の掴み歯のみが可動するため、両掴み歯の大きな開き量を確保することが容易ではない。
米国特許第05119585号 特開2011−30539号公報 実開平5−78号公報 特開2002−45098号公報 特開2008−283915号公報 特開2010−4816号公報
本発明は、両掴み歯の大きな開き量を確保しやすく、使用者が両掴み歯の閉じ位置をイメージしやすい魚掴み器を提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る魚掴み器は、魚の口を掴むための魚掴み器であって、可動歯であって魚の口を掴むべく開閉する第一及び第二の掴み歯を備え、第一及び第二の掴み歯の開閉動作は、互いに非対称であることを特徴とする。
この魚掴み器の第一及び第二の掴み歯は、何れも可動歯である。そのため、両掴み歯が大きく開くように設定することが容易である。また、第一及び第二の掴み歯の開閉動作は、互いに非対称であるので、第一及び第二の掴み歯のうちの一方を基準として魚の口を掴むことができる。例えば、第一の掴み歯を魚の口の中に入れて、第二の掴み歯で魚の口を外側から押すことができる。
特に、第一の掴み歯の開閉動作における移動量は、第二の掴み歯の開閉動作における移動量に比して小さいことが好ましい。この場合、第一の掴み歯を魚の口の中に入れて、第一の掴み歯を基準として魚の口を容易に掴むことができる。
更に、第一及び第二の掴み歯を開閉させるために第一軸方向に沿って操作される操作部材を備え、第一及び第二の掴み歯は、第一軸方向及び第一軸方向と直交する第二軸方向によって特定される平面内で開閉動作を行い、第一の掴み歯は、第二の掴み歯よりも、第二軸方向の移動量が小さいことが好ましい。この場合、第一の掴み歯を魚の口の中に入れて、第一の掴み歯を基準として魚の口を容易に掴むことができる。
また更に、第一の掴み歯は、開閉時に主として第一軸方向に移動し、第二の掴み歯は、開閉時に主として第二軸方向に移動することが好ましい。尚、主として第一軸方向に移動するとは、第一軸方向の移動量が第二軸方向の移動量よりも大きいことを意味する。主として第二軸方向に移動するとは、第二軸方向の移動量が第一方向の移動量よりも大きいことを意味する。この場合、第一の掴み歯が主として第一軸方向に移動するため、この第一の掴み歯を魚の口の中に入れて、第一の掴み歯を基準として魚の口を容易に掴むことができる。また、第二の掴み歯が主として第二軸方向に移動することによって、両掴み歯の大きな開き量を確保することができる。
また更に、第一及び第二の掴み歯は、魚掴み器の前端部に位置し、操作部材は、第一及び第二の掴み歯よりも後側に位置しており、第一軸方向は前後方向であって、第一の掴み歯は、閉じる時に主として前側に移動することが好ましい。第一の掴み歯が閉じる時に主として前側に移動するので、第一の掴み歯を魚の口の中に入れて魚を掴む際に、第一の掴み歯が魚の口の奥側へと移動しつつ閉じた状態となる。そのため、より一層確実に魚の口を掴むことができる。
また、第一の掴み歯と第二の掴み歯とを互いに回動可能に連結する連結軸を備え、第一及び第二の掴み歯は、互いに連動して開閉動作を行うと共に、連結軸は、第一及び第二の掴み歯の開閉動作に伴って移動することが好ましい。この場合、第一及び第二の掴み歯は、それぞれ独立して開閉動作を行うのではなく、互いに連動して開閉動作を行う。そして、開閉動作に伴って連結軸が移動するので、第一及び第二の掴み歯の一方に魚の自重等によって閉じ方向の力が作用すると、連結軸を介して他方にも閉じ方向の力が作用することになる。そのため、魚が暴れたりした場合に、より一層確実に魚を掴むことができる。
以上のように、両歯可動であるため、片歯可動のものに比して、両掴み歯の大きな開き量を容易に確保できる。また、両掴み歯の開閉動作が互いに非対称であるため、両掴み歯のうちの一方を基準として魚の口を掴むことができ、使用者が両掴み歯の閉じ位置をイメージしやすい。
本発明の一実施形態における魚掴み器の閉状態の外観を示す正面図。 同魚掴み器の開状態の外観を示す正面図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 同魚掴み器の閉状態の内部構造を示す正面図。 同魚掴み器の開状態の内部構造を示す正面図。 同魚掴み器の閉状態の内部構造を示す要部正面図。 同魚掴み器の開く途中の状態の内部構造を示す要部正面図。 同魚掴み器の開く途中の状態の内部構造を示す要部正面図。 同魚掴み器の開く途中の状態の内部構造を示す要部正面図。 同魚掴み器の開状態の内部構造を示す要部正面図。 同魚掴み器の両掴み歯の開閉動作の軌跡を示す要部正面図。
以下、本発明の一実施形態に係る魚掴み器について図1〜図12を参酌しつつ説明する。本実施形態における魚掴み器は、本体1と、魚の口を掴むための第一及び第二の掴み歯2,3と、本体1に対して移動可能に設けられた操作部材4と、第一の掴み歯2と操作部材4とにそれぞれ回動可能に連結されたリンク5と、操作部材4に付勢力を付与するバネ6とを備えている。操作部材4は、魚の口を掴む際に操作される。操作部材4と第一及び第二の掴み歯2,3は、リンク5を介して連動する。
魚掴み器は、魚の口を掴む際に所定の可動平面に沿って移動する可動部と、該可動部を支持する固定部とを備えている。可動平面は仮想の平面である。魚の口を掴む際に、可動部は固定部に対して移動し、固定部は不動である。固定部は、可動部が摺動する部分を構成するインナー部と、該インナー部の外側に位置するアウター部とを備えている。可動部は複数の可動部材を備えている。本実施形態において、可動部は、金属製の可動部材と樹脂製の可動部材とを備えている。本実施形態において、本体1が固定部であり、第一及び第二の掴み歯2,3と操作部材4とリンク5が可動部材である。また、第一及び第二の掴み歯2,3とリンク5が金属製の可動部材であり、操作部材4が樹脂製の可動部材である。但し、全ての可動部材が金属製であってもよく、全ての可動部材が樹脂製であってもよい。
第一及び第二の掴み歯2,3は、魚掴み器の前端部に位置している。第一及び第二の掴み歯2,3で魚の口の下顎あるいは上顎を掴む。第一及び第二の掴み歯2,3は、可動平面に沿って開閉する。即ち、可動平面は、可動歯が可動する可動面である。図1は、第一及び第二の掴み歯2,3が閉じた状態即ち閉状態を示し、図2は、第一及び第二の掴み歯2,3が最大に開いた状態即ち開状態を示している。また、図5及び図6は、本体1の一部を取り外した内部構造を示しており、それぞれ図1、図2に対応している。
本体1は、全体として前後方向に長い。本体1の前端部に第一及び第二の掴み歯2,3が位置している。本体1は、後部に把持部7を有している。本体1の長手方向を前後方向とし、第一及び第二の掴み歯2,3が位置する側を前側、把持部7が位置する側を後側とする。前後方向は、操作部材4のスライド方向である。また、第一及び第二の掴み歯2,3の開閉方向を上下方向とし、可動平面の法線方向を左右方向とする。第一及び第二の掴み歯2,3が開閉する平面、即ち可動平面は、前後方向と上下方向の二方向により特定される。前後方向が第一軸方向であり、上下方向が第一軸方向と直交する第二軸方向であり、左右方向が第一軸方向及び第二軸方向と直交する第三軸方向である。後述するように、操作部材4は、両掴み歯2,3を開く際に後側に引く操作がされるトリガ41を有しており、該トリガ41は突出して延びている。トリガ41の突出方向を下側とし、それと反対側を上側とする。
<本体1>
本体1は、全体として、前後二つの部分に区画されている。本体1は、本体1の前部を構成するメインボディ10と、該メインボディ10の後側に位置し、本体1の後部を構成するホルダ11とを備えている。メインボディ10に、両掴み歯2,3、リンク5及び操作部材4が設けられ、ホルダ11に把持部7が設けられている。メインボディ10とホルダ11は、互いに別体の構成である。メインボディ10は、ホルダ11に対して前後方向に移動可能である。メインボディ10は、ホルダ11から前側に離れるように移動でき、また、ホルダ11に接近するように後側に移動できる。メインボディ10は、ホルダ11に対して出退自在である。ホルダ11は、前端部に格納孔12を有している。格納孔12は前側に開口している。メインボディ10の後端部が格納孔12に格納される。図1等はメインボディ10の後端部が格納孔12に格納された状態を示している。メインボディ10は、格納孔12の壁面をガイド面として前後方向にスライドする。
ホルダ11は内部に量り部13を備えている。量り部13は、バネばかりである。メインボディ10とホルダ11は量り部13を介して接続されている。メインボディ10は、量り部13のバネによって後側に付勢されていて、通常は、図1のようにメインボディ10の後端部は格納孔12に格納されている。両掴み歯2,3で魚の口を掴み、メインボディ10を下側にホルダ11を上側に位置するようにしてホルダ11を把持すると、メインボディ10が魚の重さによってホルダ11から下側に離れるように移動し、ホルダ11の量り部13によって魚の重さを測定できる。量り部13の目盛りは、ホルダ11の窓14から見ることができる。
メインボディ10は前後方向に沿って長い形状である。メインボディ10は上下方向の寸法よりも左右方向の寸法が小さい。即ち、メインボディ10は、左右方向に偏平した形状である。メインボディ10は、図3及び図4にも示しているように、内側ボディと、内側ボディの外側に位置する外側ボティとを備えている。本実施形態において内側ボディがインナー部であり、外側ボディがアウター部である。内側ボディと外側ボティは、互いに材質が異なっていることが好ましく、外側ボディは内側ボディよりも強度が大きいことが好ましい。
外側ボディは内側ボディよりも高剛性(高強度)の材質から構成されていることが好ましい。内側ボディは樹脂製であることが好ましい。内側ボディは例えばポリアセタール樹脂(POM)等の摺動性に優れたものであることが好ましい。外側ボディは樹脂よりも高剛性の材質、例えば金属製や繊維強化樹脂製であることが好ましい。外側ボディを金属製とする場合には、例えばステンレス鋼とすることができる。また、外側ボディを繊維強化樹脂製とする場合には、例えば強化繊維としてカーボン繊維を使用することができる。強化繊維は、数ミリ単位にカットされたものや数十ミリ単位にカットされたものの他、長繊維であってもよい。外側ボディは、各種のプリプレグから形成することができ、また、短繊維を含有する樹脂を射出成形することによって形成することもできる。プリプレグとしては、例えばカーボンUDプリプレグ等が使用できる。カーボン繊維の方向は例えば前後方向とすることができ、UDプリプレグを繊維の方向を変えて重ね合わせて使用してもよい。内側ボディを樹脂製とし、外側ボティを金属製とすれば、メインボディ10が金属製の部材と樹脂製の部材とが組み合わされたハイブリッド構造となり、樹脂製の部材が内側に配置され、金属製の部材が外側に配置されることになる。以下、内側ボディが樹脂製であって外側ボティが金属製である場合を例に説明する。
内側ボディは一つの部材から構成されていてもよいが、本実施形態では左右に分割された二つの部材から構成されている。内側ボディは、左側に位置する第一内側部材15と、右側に位置する第二内側部材16とを備えている。第一内側部材15と第二内側部材16は、互いに左右方向に対向している。内側ボディは、空洞部17を有している。該空洞部17は、第一内側部材15と第二内側部材16との間に形成されている。空洞部17に、両掴み歯2,3、リンク5、及び操作部材4が位置している。両掴み歯2,3、リンク5、及び操作部材4は、内側ボディと摺動し、外側ボディとは摺動しない。図3及び図4のように、空洞部17は下方に開口しており、内側ボディは、下方に開口した断面視コの字状である。第一内側部材15と第二内側部材16はそれぞれの上端部において互いに当接している。
外側ボディは一つの部材から構成されていてもよいが、本実施形態では左右に分割された二つの部材から構成されている。外側ボディは、左側に位置する第一外側部材18と右側に位置する第二外側部材19とを備えている。第一外側部材18は第一内側部材15の外側であって左側に位置し、第二外側部材19は第二内側部材16の外側であって右側に位置している。第一外側部材18は第一内側部材15よりも薄いことが好ましく、第二外側部材19は第二内側部材16よりも薄いことが好ましい。第一外側部材18及び第二外側部材19は、それぞれ金属板であることが好ましく、また、平板であることが好ましい。本実施形態において第一外側部材18及び第二外側部材19が板状のプレート部である。
第一外側部材18及び第二外側部材19は、一定の板厚を有している。第一外側部材18及び第二外側部材19は、可動平面に沿っている。第一外側部材18及び第二外側部材19は、互いに分離独立していて、互いに平行である。両掴み歯2,3、リンク5、及び操作部材4の左右両側にそれぞれ第一外側部材18と第二外側部材19が位置している。第一及び第二外側部材18,19は、メインボディ10の左右両側面のそれぞれ大部分を占めている。第一及び第二外側部材18,19は、前後方向に長い形状であり、メインボディ10に沿って延びている。第一及び第二外側部材18,19は、メインボディ10の前端部近傍からトリガガード45の後端部の上側位置までの範囲に位置している。即ち、第一及び第二外側部材18,19は、操作部材4が最も後まで移動した位置の外側位置まで延びている。第一及び第二外側部材18,19は、空洞部17の後端部の外側位置まで達しており、空洞部17の後端部を後側に越えた位置まで延びている。第一及び第二外側部材18,19の後部は、ホルダ11の内側に入り込む。
第一外側部材18及び第一内側部材15と、第二外側部材19及び第二内側部材16とは、連結スリーブ20と左右一対のネジ21,22とにより左右に連結されている。連結スリーブ20の内周面には図示しない雌ネジが形成されており、該雌ネジに左右のネジ21,22が螺合している。このようにメインボディ10は、樹脂製の内側ボディが左右一対の金属製の第一及び第二外側部材18,19によって挟まれたサンドイッチ構造である。
第一外側部材18及び第二外側部材19は、内側ボディに対して着脱自在である。第一外側部材18と第二外側部材19は、それぞれ第一内側部材15と第二内側部材16にネジ止めされており、第一内側部材15と第二内側部材16から容易に取り外すことができる。具体的には、第一外側部材18と第二外側部材19は、ネジ21,22の他、前端部と後端部の二箇所において第一内側部材15と第二内側部材16にネジ止めされている。前端部においてはネジ26により第一内側部材15と第二内側部材16に取り付けられており、後端部においても図示しないネジにより第一内側部材15と第二内側部材16に取り付けられている。従って、第一外側部材18と第二外側部材19は、それぞれ第一内側部材15と第二内側部材16から容易に取り外すことができる。また、第一外側部材18と第二外側部材19は、互いに分離独立した構成であるため、それぞれ個別に第一内側部材15と第二内側部材16から取り外すことができる。第一外側部材18と第二外側部材19を取り外すことにより、メインボディ10を軽量化できる。第一外側部材18と第二外側部材19を両方共に取り外したり、一方のみを取り外したりすることができる。対象魚が小型の場合には、強度よりも軽量化を優先させて第一外側部材18や第二外側部材19を取り外して使用してもよい。また、金属製の第一外側部材18や第二外側部材19に代えて、別途、樹脂製の第一外側部材18や第二外側部材19を準備しておけば、その樹脂製の第一外側部材18や第二外側部材19に交換して使用することもできる。
内側ボディは、左右両側面にそれぞれ内側に向けて凹んだ凹部23,24を有している。第一内側部材15と第二内側部材16は、それぞれの外面に凹部23,24を有している。凹部23,24にそれぞれ第一外側部材18と第二外側部材19が嵌り込んでいる。第一外側部材18の周縁部の端面18aの全周が第一内側部材15の凹部23の壁面23aによって覆われている。凹部23の壁面23aが第一外側部材18の端面18aを覆うカバー壁である。第二外側部材19の周縁部の端面19aの全周が第二内側部材16の凹部24の壁面24aによって覆われている。凹部24の壁面24aが第二外側部材19の端面19aを覆うカバー壁である。金属製の第一外側部材18及び第二外側部材19の端面18a,19aがそれぞれ樹脂製の第一内側部材15及び第二内側部材16のカバー壁によってカバーされるので、第一外側部材18及び第二外側部材19の端面18a,19aの処理の負担が軽減される。尚、メインボディ10の全体を例えば硬質の合成樹脂から成形により形成してもよい。その場合、メインボディ10の材質は、特に、繊維強化樹脂が好ましく、長さが1mm以下の短繊維を強化繊維とした繊維強化樹脂が好ましい。また、強化繊維としてはカーボン繊維が好ましい。
<掴み歯2,3>
第一の掴み歯2は、第二の掴み歯3の上側に位置している。第一及び第二の掴み歯2,3は、何れも本体1に対して移動する可動歯である。第一の掴み歯2は、前後方向に沿って上側に向けて湾曲した形状となっている。第一の掴み歯2の先部は、下側に向けて延びており、第一の掴み歯2の先端部2aは下側を向いている。第二の掴み歯3は、前後方向に沿って下側に向けて湾曲した形状となっている。第二の掴み歯3の先部は上側に向けて延びており、第二の掴み歯3の先端部3aは上側を向いている。第一の掴み歯2の先端部2aと第二の掴み歯3の先端部3aは互いに上下に対向している。閉状態において、第一の掴み歯2の先端部2aと第二の掴み歯3の先端部3aは互いに当接する。但し、閉状態において、第一の掴み歯2の先端部2aと第二の掴み歯3の先端部3aとの間に隙間が形成されてもよい。
メインボディ10は、前部の上部に第一の回動支軸30を備えている。第一の回動支軸30は、左右方向に沿って延びている。第二の掴み歯3の後端部(基端部)は、第一の回動支軸30に回動可能に支持されている。第二の掴み歯3は、第一の回動支軸30を中心として回動する。閉状態において、第二の掴み歯3の先端部3aは第一の回動支軸30に対して前側に位置する。閉状態において、第二の掴み歯3の先端部3aは第一の回動支軸30に対して下側に位置している。図7のように、閉状態において正面視で第一の回動支軸30と第二の掴み歯3の先端部3aとを結ぶ直線100は、第一の回動支軸30を通る前後方向に沿った水平線101に対して反時計回りに45度未満の角度θ1で傾斜している。図1及び図2のような正面視において、第二の掴み歯3は、反時計回りに回動しながら開く。
魚掴み器は、第一の掴み歯2と第二の掴み歯3とを互いに連結する第一の連結軸31を備えている。第一の連結軸31は、左右方向に沿って延びている。第一の掴み歯2は、第二の掴み歯3に第一の連結軸31を介して回動可能に連結されており、第一の掴み歯2は、第一の連結軸31を中心として回動する。第一の連結軸31は本体1に固定されておらず本体1に対して移動できる。第一の連結軸31は、第二の掴み歯3と一体に、第一の回動支軸30を中心として回動する。第一の連結軸31は、第二の掴み歯3の基端部と先端部3aとの間に位置し、第一の回動支軸30と第二の掴み歯3の先端部3aとの間に位置している。第一の連結軸31は、第一の掴み歯2の基端部と先端部2aとの間に位置している。閉状態において、第一の連結軸31は、第一の回動支軸30に対して前側且つ下側に位置している。閉状態において、第一の連結軸31は、第一の回動支軸30と第二の掴み歯3の先端部3aとを結ぶ直線100よりも下側に位置している。閉状態において、第一の掴み歯2の先端部2aと第二の掴み歯3の先端部3aは、第一の連結軸31よりも若干下側に位置している。第一の掴み歯2は、第一の連結軸31を中心として、正面視時計回りに回動しながら開く。
魚掴み器は、第一の掴み歯2とリンク5とを互いに連結する第二の連結軸32を備えている。第一の掴み歯2の基端部とリンク5の前端部(先端部)とが第二の連結軸32によって回動可能に連結されている。第二の連結軸32は本体1に固定されておらず本体1に対して移動できる。第二の連結軸32は左右方向に沿って延びている。第二の連結軸32は、第一の回動支軸30と前後方向の位置が略同じであって、第一の回動支軸30の略真下に位置している。第二の連結軸32は、閉状態において、第一の連結軸31よりも後側且つ下側に位置している。
メインボディ10は、後部に第二の回動支軸33を備えている。第二の回動支軸33は、左右方向に沿って延びている。第二の回動支軸33は、第一の回動支軸30よりも後側に位置しており、第一の回動支軸30よりも下側に位置している。リンク5は前後方向に長い形状である。リンク5の後端部(基端部)が第二の回動支軸33に回動可能に支持されている。リンク5は、第二の回動支軸33を中心として上下に回動する。リンク5は、閉状態から開状態にかけて第二の回動支軸33を中心として、正面視反時計回りに回動する。
<操作部材4>
操作部材4は、メインボディ10に対してスライド可能である。操作部材4のスライド方向は前後方向である。操作部材4は、第一及び第二の掴み歯2,3に対して接近離反する方向に沿ってスライドする。操作部材4は、前後方向に長い形状のスライダ40と、該スライダ40の後部下面から下方に突出するトリガ41とを有している。スライダ40は前後方向に延びるガイド孔43を有している。ガイド孔43はスライダ40を左右方向に貫通する貫通孔である。ガイド孔43を第二の回動支軸33が挿通している。操作部材4は本実施形態では樹脂製であるが金属製であってもよい。
使用者は、トリガ41の前面に指を掛けて引く操作を行う。トリガ41には例えば把持部7を把持する手の人差し指や中指が引っ掛けられる。メインボディ10は、後部の下部に、左右方向に貫通した指挿入孔42を有している。指挿入孔42にトリガ41が上側から突出している。指挿入孔42は、メインボディ10の内側ボディに形成されている。指挿入孔42は、第一内側部材15と第二内側部材16にそれぞれ形成されていて、第一内側部材15の指挿入孔と第二内側部材16の指挿入孔とが結合一体化して一つの指挿入孔42が構成されている。
内側ボディは、指挿入孔42の周囲に、即ち、指挿入孔42の前方、下方、後方の三方を包囲する、トリガガード45を備えている。トリガガード45において第一内側部材15と第二内側部材16は互いに当接している。内側ボディは、下側に開口した開口部25を有している。その開口部25を介して空洞部17と指挿入孔42とは連通している。開口部25からトリガ41が下方に突出している。尚、開口部25は、前後方向に沿って延びたスリット状である。開口部25は、内側ボディの前端部まで延びていて、内側ボディの前端部における開口部25から第一及び第二の掴み歯2,3が前方に突出している。
バネ6は、例えばコイルバネ6であり、例えば圧縮バネ6である。バネ6は、操作部材4を前側に付勢している。バネ6が操作部材4を前側に付勢することにより、両掴み歯2,3は閉じ側に付勢されている。
魚掴み器は、操作部材4とリンク5とを互いに連結する第三の連結軸34を備えている。第三の連結軸34は、スライダ40の前端部に固定されている。第三の連結軸34は左右方向に沿って延びている。第三の連結軸34はスライダ40を左右方向に貫通している。メインボディ10は前後方向に延びるガイド溝50,51を有している。ガイド溝50,51は左右一対形成されている。左右のガイド溝50,51はそれぞれ第一内側部材15と第二内側部材16に形成されている。左右のガイド溝50,51はそれぞれ第一内側部材15と第二内側部材16を貫通している。第三の連結軸34の両端部はそれぞれ左右のガイド溝50,51に係合しており、第三の連結軸34は左右のガイド溝50,51に案内されながら前後方向にスライドする。第三の連結軸34がガイド溝50,51をスライドすることにより、操作部材4が前後にスライドする。
リンク5の前後方向の中間部には、長孔44が形成されている。該長孔44に第三の連結軸34が係合している。第三の連結軸34は、長孔44を移動する。長孔44は、前後方向に対して傾斜した方向に沿って延びている。長孔44の前端部は後端部に比して下側に位置している。操作部材4の後側へのスライドに伴って第三の連結軸34が後側にスライドすると、第三の連結軸34がリンク5を第二の回動支軸33を中心として正面視反時計回りに回動させる。
両掴み歯2,3は、操作部材4のトリガ41を後側に引くことにより、図7に示す閉状態から図11に示す開状態まで開いていく。図7〜図11に、両掴み歯2,3のそれぞれの先端部2a,3aの軌跡200,201を一点鎖線で示している。また、図7と図11には、第一の連結軸31の軌跡300と第二の連結軸32の軌跡301をそれぞれ一点鎖線で示している。また、図12には、両掴み歯2,3の開閉動作をコマ送り的に示している。図1,図2及び図12において、閉状態の両掴み歯2,3の先端部2a,3aを通る前後方向の直線を基準線102としたとき、両掴み歯2,3はその基準線102に対して上下に非対称に開く。
第一の掴み歯2は、開くとき、後側に移動しながら上側に移動するが、主として後側に移動する。即ち、第一の掴み歯2は、開くとき、後側への移動量が上側への移動量よりも大きい。第一の掴み歯2は、開閉する際、下側凸に湾曲した軌跡200を描きつつ移動する。第二の掴み歯3は、開くとき、後側に移動しながら下側に移動するが、主として下側に移動する。即ち、第二の掴み歯3は、開くとき、下側への移動量が後側への移動量よりも大きい。第二の掴み歯3は、開閉する際、前側凸に湾曲した軌跡201を描きつつ移動する。尚、図11のように、開状態において正面視で第一の回動支軸30と第二の掴み歯3の先端部3aとを結ぶ直線100と第一の回動支軸30を通る前後方向に沿った水平線101との間の角度θ2は、角度θ1よりも大きく、45度以下である。
このように本実施形態の魚掴み器は、両掴み歯2,3が何れも本体1に対して移動する可動歯であるため、両掴み歯2,3のうちの一方のみが可動歯であるものに比して、開状態において両掴み歯2,3の大きな開き量を容易に確保できる。そのため、開状態で例えば第一の掴み歯2を魚の口の中に入れやすい。そして、第二の掴み歯3を魚の口の外側に位置させて、両掴み歯2,3で魚の口の上顎や下顎を挟むことができる。また、第一及び第二の掴み歯2,3の開閉動作は互いに上下非対称であるため、魚の口を掴む際に、両掴み歯2,3のうちの一方を基準とすることが容易である。使用者は閉状態における両掴み歯2,3の閉じ位置、即ち、両掴み歯2,3の先端部2a,3a同士の当接位置あるいは最接近位置をイメージしやすい。第一の掴み歯2を魚の口の中に入れる場合、その第一の掴み歯2を基準として、両掴み歯2,3の閉状態をイメージしやすい。そのため、魚の口を両掴み歯2,3で確実に掴むことができる。
更に、第一の掴み歯2の移動量が第二の掴み歯3の移動量よりも小さく、特に、第一の掴み歯2は、第二の掴み歯3よりも、上下方向の移動量が小さいので、第一の掴み歯2を魚の口の中に入れて、第一の掴み歯2を基準として魚の口を容易に掴むことができる。第一の掴み歯2は、主として前後方向に移動して上下方向の移動量が小さいので、第一の掴み歯2を基準として閉状態を容易にイメージすることができる。更に、第一の掴み歯2は、閉じる時に前側に移動するので、魚の口の中に入れた第一の掴み歯2が魚の口の奥側に移動しつつ魚の口を掴むことができ、魚の口を確実に掴むことができる。一方、第二の掴み歯3は、主として上下方向に移動するので、閉状態における両掴み歯2,3の大きな開き量を確保することができる。
また、第二の掴み歯3は、本体1に対して位置が不変の第一の回動支軸30を中心として回動する一方、第一の掴み歯2は、本体1に対して位置が変わる第一の連結軸31によって第二の掴み歯3に回動可能に連結されている。魚を掴んで吊り下げた際、第二の掴み歯3に魚の自重が作用して第二の掴み歯3が前側に引っ張られると第二の掴み歯3には閉じ方向の力が作用する。その力によって第一の連結軸31が前側に移動し、第一の掴み歯2に閉じ方向の力が作用することになる。同様に、第一の掴み歯2に魚の自重が作用して第一の掴み歯2に閉じ方向の力が作用すると、第一の連結軸31が前側に移動して第二の掴み歯3に閉じ方向の力が作用することになる。そのため、魚が暴れたりした場合に、両掴み歯2,3が閉じ側に移動しようとするので、魚の口をより一層強固に掴むことができる。
魚の口を掴む際に、第一及び第二の掴み歯2,3と操作部材4とリンク5は可動平面に沿って移動する。その際、内側ボディが第一及び第二の掴み歯2,3と操作部材4とリンク5を左右両側から支持する。内側ボディが樹脂製であるため、内側ボディが金属製である場合に比して、第一及び第二の掴み歯2,3と操作部材4とリンク5がスムーズに動く。特に、金属製である第一及び第二の掴み歯2,3とリンク5が樹脂製の内側ボディと摺動するため、第一及び第二の掴み歯2,3とリンク5のスムーズな動きが得られる。内側ボディはメインボディ10の主要部分を構成しているが、その内側ボディが樹脂製であるため、複雑な形状であっても容易に形成することができる。特に、内側ボディを左右二分割の構成としているため、内側ボディが容易に形成でき、空洞部17の形成も容易である。
内側ボディの外側には金属製の部材である第一外側部材18及び第二外側部材19を備えているので、メインボディ10の主要部分である内側ボディが樹脂製であってもメインボディ10の強度を十分に確保することができる。第一外側部材18及び第二外側部材19は板状であるため、簡単な構造でメインボディ10の強度を確保することができる。しかも、第一外側部材18及び第二外側部材19は可動平面に沿った板状であるため、メインボディ10の外側に大きく膨出することを抑制できる。即ち、メインボディ10の左右方向の寸法を抑制することができる。そのため、魚の口を掴む際にメインボディ10が視界の邪魔になりにくく、魚の口を容易に確認しながら魚の口を掴むことができる。
第一外側部材18及び第二外側部材19は、可動部である第一及び第二の掴み歯2,3と操作部材4とリンク5から離れており、これらの可動部材とは接触しない。特に、第一外側部材18及び第二外側部材19は、金属製の可動部材である第一及び第二の掴み歯2,3とリンク5から離れていてこれらの金属製の可動部材とは摺動しないので、金属製の部材同士の摺動が抑制され、良好な摺動特性が得られる。操作部材4のスライダ40の左右両側に第一外側部材18及び第二外側部材19が配置されているので、スライダ40の左右両側におけるメインボディ10の剛性が高まり、スライダ40の移動がスムーズになる。そのため、魚の口を掴む際に、操作部材4をスムーズに操作することができる。リンク5の左右両側に第一外側部材18及び第二外側部材19が位置しているので、リンク5の動きがスムーズになり、スライダ40の動きを第一及び第二の掴み歯2,3に確実に伝達できる。そして、第一及び第二の掴み歯2,3の基部の左右両側に第一外側部材18及び第二外側部材19が位置しているので、第一及び第二の掴み歯2,3リンク5の動きがスムーズになり、魚を確実且つ容易に掴むことができる。
第一外側部材18及び第二外側部材19の端面18a,19aは、第一内側部材15及び第二内側部材16の凹部23,24の壁面23a,24aによってカバーされており、第一外側部材18及び第二外側部材19の端面18a,19aの露出が抑制されている。そのため、シャープエッジの露出を避けることができる。また、第一外側部材18及び第二外側部材19の端面18a,19aの露出が抑制されるので、第一外側部材18及び第二外側部材19の端面18a,19aを滑らかに加工処理する程度が少なくて済み、加工コストが削減される。
第一外側部材18と第二外側部材19を取り外すことで魚掴み器を軽量化することもできる。対象魚が小型の場合には第一外側部材18や第二外側部材19を取り外して使用することができる。対象魚が大型の場合には第一外側部材18や第二外側部材19を取り付けて使用することができる。また、樹脂製の第一外側部材18や第二外側部材19に交換してもよい。このように、第一外側部材18や第二外側部材19を釣り人の好みや対象魚に応じて種々交換して楽しむことができる。第一外側部材18と第二外側部材19が互いに分離独立した構成であるので、一方だけを樹脂製のものに代えたりして、強度や重量を調整することもできる。
尚、本実施形態では、第一外側部材18と第二外側部材19が互いに分離独立した構成であったが、第一外側部材18と第二外側部材19が連結一体化された構成であってもよい。例えば、内側ボディの上面の上側に、第一外側部材18と第二外側部材19とを連結する連結部を備えて、その連結部と第一外側部材18及び第二外側部材19とが一つの部材として構成されていてもよい。連結部は種々の形状であってよく、一例としては、板状であってよい。即ち、連結部も一つのプレート部としてよい。第一外側部材18や第二外側部材19を各種の板金によって構成することも好ましく、連結部と合わせて板金の折り曲げによって構成することも好ましい。
また、第一外側部材18と第二外側部材19が互いに分離独立した構成の場合には、第一外側部材18と第二外側部材19のうちの一方が着脱できる構成であってもよい。第一外側部材18と第二外側部材19のうちの一方が金属製で他方が樹脂製であってもよい。上記実施形態では、第一外側部材18と第二外側部材19の双方を備えた構成であったが、何れか一方のみを備えた構成としてもよい。また、メインボディ10の左右の側面にプレート部として第一外側部材18と第二外側部材19を備えていたが、例えばメインボディ10の上面にアウター部のプレート部を備える構成としてもよい。第一外側部材18や第二外側部材19は、メインボディ10の側面の大部分を占める構成には限られず、例えばメインボディ10の側面のうち前部のみであったり後部のみであったり中央部のみであったりしてもよい。
内側ボディの側面に凹部23,24を形成することによりその凹部23,24の壁面23a,24aからカバー壁を構成したが、内側ボディの側面に外側に向けて突条を形成してその突条の側面をカバー壁としてもよい。
1 本体(固定部)
2 第一の掴み歯(可動部)
2a 先端部
3 第二の掴み歯(可動部)
3a 先端部
4 操作部材(可動部)
5 リンク(可動部)
6 バネ
7 把持部
10 メインボディ(固定部)
11 ホルダ
12 格納孔
13 量り部
14 窓
15 第一内側部材(インナー部)
16 第二内側部材(インナー部)
17 空洞部
18 第一外側部材(アウター部、プレート部)
19 第二外側部材(アウター部、プレート部)
20 連結スリーブ
21 ネジ
22 ネジ
23 凹部
23a 壁面(カバー壁)
24 凹部
24a 壁面(カバー壁)
25 開口部
26 ネジ
30 第一の回動支軸
31 第一の連結軸
32 第二の連結軸
33 第二の回動支軸
34 第三の連結軸
40 スライダ
41 トリガ
42 指挿入孔
43 ガイド孔
44 長孔
45 トリガガード
50 ガイド溝
51 ガイド溝
100 直線
101 水平線
102 基準線
200 第一の掴み歯の先端部の軌跡
201 第二の掴み歯の先端部の軌跡
300 第一の連結軸の軌跡
301 第二の連結軸の軌跡

Claims (6)

  1. 魚の口を掴むための魚掴み器であって、
    可動歯であって魚の口を掴むべく開閉する第一及び第二の掴み歯を備え、
    第一及び第二の掴み歯の開閉動作は、互いに非対称であることを特徴とする魚掴み器。
  2. 第一の掴み歯の開閉動作における移動量は、第二の掴み歯の開閉動作における移動量に比して小さい請求項1記載の魚掴み器。
  3. 第一及び第二の掴み歯を開閉させるために第一軸方向に沿って操作される操作部材を備え、第一及び第二の掴み歯は、第一軸方向及び第一軸方向と直交する第二軸方向によって特定される平面内で開閉動作を行い、第一の掴み歯は、第二の掴み歯よりも、第二軸方向の移動量が小さい請求項2記載の魚掴み器。
  4. 第一の掴み歯は、開閉時に主として第一軸方向に移動し、第二の掴み歯は、開閉時に主として第二軸方向に移動する請求項3記載の魚掴み器。
  5. 第一及び第二の掴み歯は、魚掴み器の前端部に位置し、操作部材は、第一及び第二の掴み歯よりも後側に位置しており、第一軸方向は前後方向であって、第一の掴み歯は、閉じる時に主として前側に移動する請求項4記載の魚掴み器。
  6. 第一の掴み歯と第二の掴み歯とを互いに回動可能に連結する連結軸を備え、第一及び第二の掴み歯は、互いに連動して開閉動作を行うと共に、連結軸は、第一及び第二の掴み歯の開閉動作に伴って移動する請求項1乃至5の何れかに記載の魚掴み器。
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