JP6265814B2 - 内視鏡用キャリングケース - Google Patents

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Description

本発明は、湾曲可能な挿入部を有する内視鏡を収納可能な内視鏡用キャリングケースに関する。
内視鏡は一般的に、操作部と、操作部から延びる挿入部と、を備えている。さらに挿入部は、操作部から延びかつ可撓性を有する可撓管部と、可撓管部よりも挿入部の先端側に位置する湾曲部と、を具備している。
湾曲部は、操作部に設けた湾曲操作レバーの回転操作に応じて湾曲する部位である。さらに操作部には、湾曲部の湾曲動作を許容又は規制する湾曲部ロック用ノブが回転可能に設けてある。この湾曲部ロック用ノブが「アンロック位置」に位置するときは、湾曲操作レバーを回転操作することにより湾曲部を湾曲させること、及び、湾曲操作レバーを操作せずに手等で湾曲部を直接湾曲させること(このときの湾曲部の湾曲動作に伴って湾曲操作レバーが回転する)が可能になる。一方、湾曲部ロック用ノブが「ロック位置」に位置するときは、湾曲操作レバーによる湾曲部の湾曲動作は可能となるが、湾曲操作レバーを操作せずに手等で湾曲部を直接湾曲させることは実質的に不可能となる。
さらに上記構造の内視鏡に、可撓管部の曲がり易さ(硬度)を調整するための硬度調整用ノブを回転可能に設けることがある。この硬度調整用ノブは「低硬度位置」と「高硬度位置」との間を回転可能である。硬度調整用ノブが「低硬度位置」に位置するとき可撓管部の硬度が低下し(曲がり易くなり)、「高硬度位置」に位置するとき可撓管部の硬度が高くなる(曲がり難くなる)。
また内視鏡を収納可能な内視鏡用キャリングケースが従来から知られている。
内視鏡用キャリングケースは一般的に、互いに開閉可能な第一開閉体と第二開閉体を具備しており、第一開閉体の第二開閉体との対向面には、湾曲部及び可撓管部を湾曲させた状態の内視鏡を収納可能な収納用凹部が形成してある。従って、第一開閉体及び第二開閉体を開状態にした上で収納用凹部に湾曲部及び可撓管部を湾曲させた状態の内視鏡を収納し、その後に第一開閉体及び第二開閉体を閉状態まで相対回転させて固定手段により当該閉状態を保持すれば、内視鏡を内視鏡用キャリングケース内に完全に収納することが可能である。
特許第3965163号公報
内視鏡をキャリングケースに収納する際には、予め湾曲部ロック用ノブと硬度調整用ノブを「アンロック位置」と「低硬度位置」のそれぞれに位置させておく必要がある。このようにしておけば、内視鏡をキャリングケースに収納した際に湾曲部及び可撓管部が収納用凹部(の内面)から外力を受けたときに、湾曲部及び可撓管部が収納用凹部の湾曲形状に沿って円滑に(無理なく)変形する。
しかし内視鏡をキャリングケースに収納する作業者(術者など)が、湾曲部ロック用ノブと硬度調整用ノブを「アンロック位置」と「低硬度位置」に位置させずに内視鏡をキャリングケースに収納してしまう可能性、例えば湾曲部ロック用ノブと硬度調整用ノブを「ロック位置」と「高硬度位置」にそれぞれ位置させたまま内視鏡をキャリングケースの収納用凹部に(無理矢理)収納する可能性がある。仮にこの状態で内視鏡を収納すると、湾曲部及び可撓管部に対して収納用凹部(の内面)から無理な力が掛かり湾曲部や可撓管部が破損するおそれがある。
本発明は、湾曲可能な挿入部に無理な力が掛かった状態で内視鏡を収納するのを効果的に防止できる内視鏡用キャリングケースを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡用キャリングケースは、湾曲可能な挿入部の湾曲を制御するための回転式ノブを有し、かつ、該回転式ノブが上記挿入部の湾曲を許容する第一位置と該第一位置と比べて湾曲の自由度を制限する第二位置との間を回転可能な内視鏡を収納可能なキャリングケースであって、上記挿入部が湾曲した状態の上記内視鏡を収納可能な収納用凹部と、上記回転式ノブを上記第一位置以外の位置に位置させた上記内視鏡を上記収納用凹部に収納しようとしたときに、上記回転式ノブに当接して該回転式ノブを上記第一位置へ強制的に回転させるノブ当接部と、を備えることを特徴としている。
上記内視鏡が、上記挿入部の一部をなしかつ湾曲可能な湾曲部、及び、回転することにより上記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバー、を備え、上記回転式ノブが、上記湾曲操作レバーを回転させずに上記湾曲部が湾曲するのを許容する上記第一位置と、上記湾曲操作レバーを回転させずに該湾曲部が湾曲するのを規制する上記第二位置と、に回転可能な湾曲部ロック用ノブであってもよい。
互いに開閉可能な第一開閉体と第二開閉体を具備し、上記第一開閉体の上記第二開閉体との対向面に上記収納用凹部を形成し、上記対向面に突設した当接用突起に、上記回転式ノブと当接可能な上記ノブ当接部を形成してもよい。
本発明の内視鏡用キャリングケースは、別の態様では、湾曲可能な挿入部の一部をなしかつ可撓性を有する可撓管部と、該可撓管部の可撓性を制御するための回転式の硬度調整用ノブとを有し、かつ、該硬度調整用ノブが上記可撓管部の可撓性を大きくする第一位置と該第一位置と比べて上記可撓性を小さくする第二位置との間を回転可能な内視鏡を収納可能なキャリングケースであって、上記挿入部が湾曲した状態の上記内視鏡を収納可能な収納用凹部と、上記硬度調整用ノブを上記第一位置以外の位置に位置させた上記内視鏡を上記収納用凹部に収納しようとしたときに、上記硬度調整用ノブに当接して該硬度調整用ノブを上記第一位置へ強制的に回転させるノブ当接部と、を備えることを特徴としている。
上記ノブ当接部は、上記硬度調整用ノブを上記可撓管部の硬度が最も低下する上記第一位置へ強制的に回転させるように構成してもよい。
互いに開閉可能な第一開閉体と第二開閉体を具備し、上記第一開閉体の上記第二開閉体との対向面に上記収納用凹部を形成し、上記対向面と上記収納用凹部の接続部に形成した角部によって、上記硬度調整用ノブと当接可能な上記ノブ当接部を構成してもよい。
本発明の内視鏡用キャリングケースは、回転式ノブを(挿入部の湾曲を許容する)第一位置以外の位置(例えば第二位置)に位置させた内視鏡を収納用凹部に収納しようとしたときに、回転式ノブに当接して回転式ノブを第一位置へ強制的に回転させるノブ当接部を備えている。
そのため、仮に内視鏡をキャリングケースに収納する作業者(術者など)が、回転式ノブを第一位置以外の位置に位置させたまま内視鏡を収納用凹部に収納しようとしても、キャリングケースのノブ当接部が回転式ノブを第一位置へ強制的に回転させる。
従って、挿入部に無理な力が掛かった状態で内視鏡をキャリングケースに収納するのを効果的に防止できる。
本発明の一実施形態のキャリングケースの全開状態の斜視図である。 全開状態のキャリングケースに内視鏡を収納したときの平面図である。 内視鏡の斜視図である。 UD湾曲部ロック用ノブとLR湾曲部ロック用ノブが共にアンロック位置に位置するときの操作部とその周辺部の拡大平面図である。 UD湾曲部ロック用ノブとLR湾曲部ロック用ノブが共にロック位置に位置するときの図4と同様の図である。 挿入部の後部と操作部の斜視図であり、(a)は硬度調整用ノブが低硬度位置に位置するときの図であり、(b)は硬度調整用ノブが高硬度位置に位置するときの図である。 UD湾曲部ロック用ノブとLR湾曲部ロック用ノブが共にロック位置に位置する内視鏡の操作部をキャリングケースの収納用凹部に接近させた状態を示す斜視図である。 内視鏡の操作部をキャリングケースの収納用凹部に収納したときの状態を示す斜視図である。 硬度調整用ノブが高硬度位置に位置する内視鏡をキャリングケースの収納用凹部に接近させた状態を示す図1のX−X矢線の位置で切断した断面図である。 図1のX−X矢線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。以下の説明中の前後方向は、内視鏡10の挿入部12の先端側を「前」、ユニバーサルチューブ13の先端側(コネクタ部14側)を「後」と定義している。また左右方向と上下方向は図中の矢印方向を基準としている。
内視鏡10は、硬質樹脂からなる操作部11と、操作部11の前方に位置する挿入部12と、操作部11から後方に延びるユニバーサルチューブ13と、ユニバーサルチューブ13の後端に固定したコネクタ部14と、を備えている。挿入部12は、可撓性を有する可撓管部15と、可撓管部15の前方に位置しかつ操作部11に設けたLR湾曲操作レバー11LRとUD湾曲操作レバー11UDの操作に応じて左右方向と上下方向に湾曲する湾曲部16と、湾曲部16より前方に位置する部分を構成する先端硬質部17と、を具備している。先端硬質部17は実質的に弾性変形不能な硬質樹脂材料(例えば、ABS、変性PPO、PSUなど)によって構成してある。先端硬質部17の平面からなる先端面には対物レンズ(観察レンズ)と照明レンズが設けてある。操作部11、挿入部12、ユニバーサルチューブ13、及びコネクタ部14の内部には、その前端が照明レンズに接続するライトガイドファイバ(図示略)が設けてある。さらに先端硬質部17の内部には対物レンズの直後に位置する撮像素子(図示略)が設けてあり、撮像素子から延びる画像信号用ケーブルの後端部は操作部11、挿入部12、及びユニバーサルチューブ13の内部を通ってコネクタ部14の内部まで延びている。
続いて湾曲部16の湾曲操作機構と可撓管部15の硬度調整機構について説明する。ただし、これらの機構は周知技術であるため、以下の説明は簡単なものにとどめる。
まず湾曲部16の湾曲操作機構について説明する。
湾曲部16の内部空間には筒状をなす複数の節輪(図示略)が挿入部12(湾曲部16)の軸線方向に並べて設けてある。隣接する節輪どうしは回転軸(図示略。回転軸の軸線方向は節輪1つおきに90°ずつずれている)によって互いに相対回転可能に接続してある。さらに各節輪の内周面の4箇所には周方向に等角度間隔で4つのワイヤガイドが突設してあり、各ワイヤガイドが計4本の上下用操作ワイヤと左右用操作ワイヤをそれぞれ相対スライド可能に支持している。一対の上下用操作ワイヤは挿入部12内の上下に位置しており、一対の左右用操作ワイヤは挿入部12内の左右に位置している。さらに各上下用操作ワイヤ及び左右用操作ワイヤの前端は最前部の節輪の各ワイヤガイドと一体化しているワイヤ固定部に固着してある。上下の上下用操作ワイヤの後端は、操作部11に回転可能に支持したUD湾曲操作レバー11UD(の操作部11の内部空間に位置する部位)に固定してある。一方、左右の左右用操作ワイヤの後端は、操作部11にUD湾曲操作レバー11UDと同軸状態で回転可能に支持したLR湾曲操作レバー11LR(の操作部11の内部空間に位置する部位)に固定してある。
従って、UD湾曲操作レバー11UDを回転操作すると、上下の上下用操作ワイヤの一方が前方に押され他方が後方に引かれることにより各節輪が上下方向に回転し、その結果、湾曲部16が上方または下方に湾曲する。一方、LR湾曲操作レバー11LRを回転操作すると、左右の左右用操作ワイヤの一方が前方に押され他方が後方に引かれることにより各節輪が左右方向に回転し、その結果、湾曲部16が左方または右方に湾曲する。
さらに操作部11の外面とUD湾曲操作レバー11UDの間にはUD湾曲操作レバー11UD及びLR湾曲操作レバー11LRと同軸をなすUD湾曲部ロック用ノブ18UD(回転式ノブ)が回転可能に支持してあり、LR湾曲操作レバー11LRの上面にはUD湾曲操作レバー11UD及びLR湾曲操作レバー11LRと同軸をなすLR湾曲部ロック用ノブ18LR(回転式ノブ)が回転可能に取り付けてある。UD湾曲部ロック用ノブ18UD及びLR湾曲部ロック用ノブ18LRは共に、図4に示すアンロック位置(第一位置)と、図5に示すロック位置(第二位置)との間を回転可能である。UD湾曲部ロック用ノブ18UD及びLR湾曲部ロック用ノブ18LRがアンロック位置に位置するときは、UD湾曲操作レバー11UDとLR湾曲操作レバー11LRを回転操作することにより湾曲部16を湾曲させること、及び、UD湾曲操作レバー11UDとLR湾曲操作レバー11LRを操作せずに手等で湾曲部16を直接湾曲させること(このときの湾曲部16の湾曲動作に伴って湾曲操作レバーUD湾曲操作レバー11UDとLR湾曲操作レバー11LRが回転する)が可能になる。一方、UD湾曲部ロック用ノブ18UD及びLR湾曲部ロック用ノブ18LRがロック位置に位置するときは、UD湾曲操作レバー11UDとLR湾曲操作レバー11LRによる湾曲部16の湾曲動作は可能なものの、UD湾曲操作レバー11UDとLR湾曲操作レバー11LRを操作せずに手等で湾曲部16を直接湾曲させることは実質的に不可能となる。
続いて可撓管部15の硬度調整機構について説明する。
操作部11と挿入部12の基端部の間には硬度調整用ノブ20(回転式ノブ)が挿入部12の軸線回りに回転可能として設けてある。図3、図9、図10から明らかなように硬度調整用ノブ20の断面形状は非円形形状である。即ち硬度調整用ノブ20は、円筒部21と円筒部21の外周部から外周方向に突出するツマミ部22とを一体的に備えている。硬度調整用ノブ20は、図6(a)及び図10に示す低硬度位置(第一位置)と、図6(b)及び図9に示す高硬度位置(第二位置)との間を操作部11に対して相対回転可能である。さらに硬度調整用ノブ20に対して回転方向の外力を付与しないとき、硬度調整用ノブ20はいずれの方向にも回転せず、そのときの回転位置に保持される。
可撓管部15の内部空間には、可撓管部15の軸線と平行方向に延びる金属製のコイル(図示略)が配設してある。さらに可撓管部15の内部空間にはコイルの内部をコイルの軸線に沿って貫通しかつ可撓性を有する金属製の硬度調整ワイヤが配設してある。コイルの前端部と硬度調整ワイヤの前端部は互いに固定してあり、さらに両者の前端部は最後部の上記節輪に固定してある。またコイルの後端部は操作部11の内部空間に固定状態で設けたストッパに対して前方から当てつけた状態で固定してある。硬度調整ワイヤの後端部はカム機構を介して硬度調整用ノブ20の内面に接続している。
硬度調整用ノブ20が低硬度位置に位置するとき上記コイルはその軸線方向長が最も長くなる。そのため可撓管部15の曲げに対するコイルの抵抗力が最も小さくなるので、可撓管部15は最も曲がり易い状態となる(硬度が最も低下する)。一方、硬度調整用ノブ20を低硬度位置から高硬度位置側に回転させると、上記硬度調整ワイヤの後端部が硬度調整用ノブ20側に牽引されるので、上記コイルの軸線方向長が徐々に短くなり、その結果、可撓管部15の曲げに対するコイルの抵抗力が徐々に増大する。そして硬度調整用ノブ20が高硬度位置まで回転すると、上記コイルの軸線方向長が最短になるため、可撓管部15の曲げに対するコイルの抵抗力が最も大きくなるので、可撓管部15は最も曲がり難い状態となる(硬度が最も大きくなる)。
続いて内視鏡10を着脱可能に収納可能なキャリングケース25の構造について説明する。
キャリングケース25は、内視鏡収納部26(第一開閉体)と、内視鏡収納部26に対して相対回転可能な蓋部38(第二開閉体)と、を具備している。
内視鏡収納部26の平面形状は略矩形であり、内視鏡収納部26の蓋部38との対向面は平面からなる対向面26aにより構成してある。内視鏡収納部26の外装部材(蓋部38との対向面側全体が開口する中空部材)は硬質樹脂により構成してあり、外装部材の内部に固定状態で充填した部位(対向面26aを含む)はスチロールからなる緩衝材26bにより構成してある(緩衝材26bの表面が対向面26a)。さらにこの対向面26aには全体が一つながりの凹溝からなる収納用凹部27が凹設してある。収納用凹部27は操作部収納部28、硬度調整用ノブ収納部29、挿入部収納部30、ユニバーサルチューブ収納部31、及びコネクタ部収納部32を一体的に具備している。さらに内視鏡収納部26の操作部収納部28近傍角部には対向面26aに突設した当接用突起34が設けてある。この当接用突起34は緩衝材26bと一体である(緩衝材26bと同材質である)。当接用突起34の周面の一部には共に平面からなるLRロック解除面35LR(ノブ当接部)とUDロック解除面35UD(ノブ当接部)が形成してある。さらに硬度調整用ノブ収納部29の内面と対向面26aの接続部は角部R(ノブ当接部。図9、図10参照)により構成してある。また内視鏡収納部26の外周面には取手36及びロック手段37が設けてある。
蓋部38の平面形状は内視鏡収納部26と略同一である。蓋部38の側縁部は内視鏡収納部26の側縁部に対して、これらの側縁部方向に延びる回転軸(図示略)を介して相対回転可能に接続している。蓋部38の外装部材(内視鏡収納部26との対向面側全体が開口する中空部材)は硬質樹脂により構成してあり、外装部材の内部に固定状態で充填した部位は柔軟材料(例えばスポンジ等)からなるクッション体39により構成してある。
内視鏡収納部26と蓋部38は、図1及び図2に示す全開位置と、内視鏡収納部26の対向面26a(緩衝材26b)に対して蓋部38のクッション体39が接触する全閉位置と、の間を相対回転可能である。内視鏡収納部26と蓋部38が全閉位置に位置するときに内視鏡収納部26に設けたロック手段37をロック状態保持位置に移動させると、内視鏡収納部26と蓋部38は全閉位置に保持される。一方、内視鏡収納部26と蓋部38が全閉位置に位置するときにロック手段37をロック状態解除位置に移動させると、内視鏡収納部26と蓋部38は相対回転可能(開放可能)になる。
続いてキャリングケース25の内部に内視鏡10を収納する要領及びその際のキャリングケース25の働きについて説明する。
まずキャリングケース25の内視鏡収納部26及び蓋部38を図1に示すように全開位置に位置させる。
次いで、LR湾曲部ロック用ノブ18LR及びUD湾曲部ロック用ノブ18UDがアンロック位置に位置しかつ硬度調整用ノブ20が低硬度位置に位置する内視鏡10を内視鏡収納部26の対向面26aに対して接近させる。そして、まずは操作部11と硬度調整用ノブ20を操作部収納部28と硬度調整用ノブ収納部29にそれぞれ収納(嵌合)する。すると当接用突起34のUDロック解除面35UDに対してUD湾曲部ロック用ノブ18UDが非接触状態で接近し(ただしUDロック解除面35UDに対してUD湾曲部ロック用ノブ18UDが接触してもよい)、かつ、当接用突起34のLRロック解除面35LRに対してLR湾曲部ロック用ノブ18LRが非接触状態で接近する(ただし、LRロック解除面35LRに対してLR湾曲部ロック用ノブ18LRが接触してもよい)。さらに硬度調整用ノブ20のツマミ部22の外面が硬度調整用ノブ収納部29の内面と対向面26aの間の角部Rと非接触状態で接近する(ただしツマミ部22と角部Rが接触してもよい)。ついでユニバーサルチューブ13をユニバーサルチューブ収納部31の湾曲形状に大まかに合わせて変形(湾曲)させながらユニバーサルチューブ収納部31に収納(嵌合)し、その後でコネクタ部14をコネクタ部収納部32に収納(嵌合)する。さらにその後に、挿入部収納部30の湾曲形状に大まかに合わせて変形(湾曲)させた可撓管部15及び湾曲部16を挿入部収納部30に対して収納(嵌合)する。
このように予めLR湾曲部ロック用ノブ18LR及びUD湾曲部ロック用ノブ18UDをアンロック位置に位置させかつ硬度調整用ノブ20を低硬度位置に位置させた場合は、可撓管部15及び湾曲部16は収納用凹部27(挿入部収納部30)の内面に接触したときに、収納用凹部27(挿入部収納部30)の内面から受ける反力(外力)によって円滑に挿入部収納部30の形状に対応した形状に変形するので、内視鏡10を収納用凹部27に完全に収納(嵌合)したときに可撓管部15及び湾曲部16に無理な力が掛かることはない。
この後に蓋部38を全閉位置まで回転させた上でロック手段37をロック状態保持位置に移動させれば、キャリングケース25によって内視鏡10を完全に収納することができる。そのため取手36を手で掴んだ上で、キャリングケース25(内視鏡10)を様々な場所に持ち運ぶことが可能になる。
一方、内視鏡10をキャリングケース25に収納する作業者(術者など)が、予めLR湾曲部ロック用ノブ18LR及びUD湾曲部ロック用ノブ18UDをアンロック位置に位置させかつ硬度調整用ノブ20を低硬度位置に位置させるのを忘れたまま(アンロック位置以外の位置と低硬度位置以外の位置に位置させたまま)、内視鏡10をキャリングケース25に対して収納するときの収納要領について説明する。
例えば、図7及び図9に示すようにLR湾曲部ロック用ノブ18LR及びUD湾曲部ロック用ノブ18UDをロック位置に位置させかつ硬度調整用ノブ20を高硬度位置に位置させた状態で内視鏡10をキャリングケース25に収納させるようとする場合は、以下のようになる。
この場合に操作部11と硬度調整用ノブ20を操作部収納部28と硬度調整用ノブ収納部29にそれぞれ収納(嵌合)しようとすると(図7、図9参照)、図8に示すようにLR湾曲部ロック用ノブ18LRとUD湾曲部ロック用ノブ18UDが当接用突起34のLRロック解除面35LRとUDロック解除面35UDに対してそれぞれ接触し、LRロック解除面35LRとUDロック解除面35UDから受ける反力によってLR湾曲部ロック用ノブ18LRとUD湾曲部ロック用ノブ18UDが強制的にアンロック位置まで回転させられる(図8参照)。さらに硬度調整用ノブ20のツマミ部22が内視鏡収納部26の角部Rに対して接触し、角部Rから受ける反力によってツマミ部22(硬度調整用ノブ20)が強制的に低硬度位置まで回転させられる(図10参照)。
そのためこの後にユニバーサルチューブ13(コネクタ部14)と挿入部12をユニバーサルチューブ収納部31(コネクタ部収納部32)と挿入部収納部30にそれぞれ収納(嵌合)するときに、可撓管部15及び湾曲部16に対して無理な力を掛かることなく内視鏡10を収納用凹部27に完全に収納(嵌合)することが可能である。
従って、この後に蓋部38を全閉位置まで回転させた上でロック手段37をロック状態保持位置に移動させれば、キャリングケース25によって内視鏡10を完全に収納できる。
以上、上記実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば蓋部38の内視鏡収納部26との対向面に、内視鏡10の一部(蓋部38側の部位)を受け入れる凹部を形成してもよい。
LRロック解除面35LR、UDロック解除面35UD、及び角部Rのうちの少なくとも一つを省略してもよい。
当接用突起34を硬質樹脂製としてもよい。このようにすれば、LR湾曲部ロック用ノブ18LRとUD湾曲部ロック用ノブ18UDが当接用突起34に接触したときに、LR湾曲部ロック用ノブ18LRとUD湾曲部ロック用ノブ18UDをアンロック位置までより確実に回転させることが可能になる。
またキャリングケース25のLRロック解除面35LR、UDロック解除面35UD、及び角部Rとは異なる部位に「ノブ当接部」を形成してもよい。
さらに別のノブ(例えば挿入部12の湾曲部16とは異なる位置に設けた別の湾曲部の湾曲動作を許容又は規制するためのLR湾曲部ロック用ノブ18LR、UD湾曲部ロック用ノブ18UDとは別の湾曲部ロック用ノブ)を強制的に第一位置へ回転させるためのノブ当接部をキャリングケース25に設けてもよい。
10 内視鏡
11 操作部
11LR LR湾曲操作レバー
11UD UD湾曲操作レバー
12 挿入部
13 ユニバーサルチューブ
14 コネクタ部
15 可撓管部
16 湾曲部
17 先端硬質部
18LR LR湾曲部ロック用ノブ(回転式ノブ)
18UD UD湾曲部ロック用ノブ(回転式ノブ)
20 硬度調整用ノブ(回転式ノブ)
21 円筒部
22 ツマミ部
25 キャリングケース
26 内視鏡収納部(第一開閉体)
26a 対向面
26b 緩衝材
27 収納用凹部
28 操作部収納部
29 硬度調整用ノブ収納部
30 挿入部収納部
31 ユニバーサルチューブ収納部
32 コネクタ部収納部
34 当接用突起
35LR LRロック解除面(ノブ当接部)
35UD UDロック解除面(ノブ当接部)
36 取手
37 ロック手段
38 蓋部(第二開閉体)
39 クッション体
R 角部(ノブ当接部)

Claims (6)

  1. 湾曲可能な挿入部の湾曲を制御するための回転式ノブを有し、かつ、該回転式ノブが上記挿入部の湾曲を許容する第一位置と該第一位置と比べて湾曲の自由度を制限する第二位置との間を回転可能な内視鏡を収納可能なキャリングケースであって、
    上記挿入部が湾曲した状態の上記内視鏡を収納可能な収納用凹部と、
    上記回転式ノブを上記第一位置以外の位置に位置させた上記内視鏡を上記収納用凹部に収納しようとしたときに、上記回転式ノブに当接して該回転式ノブを上記第一位置へ強制的に回転させるノブ当接部と、
    を備えることを特徴とする内視鏡用キャリングケース。
  2. 請求項記載の内視鏡用キャリングケースにおいて、
    上記内視鏡が、上記挿入部の一部をなしかつ湾曲可能な湾曲部、及び、回転することにより上記湾曲部を湾曲させる湾曲操作レバー、を備え、
    上記回転式ノブが、上記湾曲操作レバーを回転させずに上記湾曲部が湾曲するのを許容する上記第一位置と、上記湾曲操作レバーを回転させずに該湾曲部が湾曲するのを規制する上記第二位置と、に回転可能な湾曲部ロック用ノブである内視鏡用キャリングケース。
  3. 請求項1または2記載の内視鏡用キャリングケースにおいて、
    互いに開閉可能な第一開閉体と第二開閉体を具備し、
    上記第一開閉体の上記第二開閉体との対向面に上記収納用凹部を形成し、
    上記対向面に突設した当接用突起に、上記回転式ノブと当接可能な上記ノブ当接部を形成した内視鏡用キャリングケース。
  4. 湾曲可能な挿入部の一部をなしかつ可撓性を有する可撓管部と、該可撓管部の可撓性を制御するための回転式の硬度調整用ノブとを有し、かつ、該硬度調整用ノブが上記可撓管部の可撓性を大きくする第一位置と該第一位置と比べて上記可撓性を小さくする第二位置との間を回転可能な内視鏡を収納可能なキャリングケースであって、
    上記挿入部が湾曲した状態の上記内視鏡を収納可能な収納用凹部と、
    上記硬度調整用ノブを上記第一位置以外の位置に位置させた上記内視鏡を上記収納用凹部に収納しようとしたときに、上記硬度調整用ノブに当接して該硬度調整用ノブを上記第一位置へ強制的に回転させるノブ当接部と、
    を備えることを特徴とする内視鏡用キャリングケース。
  5. 請求項4記載の内視鏡用キャリングケースにおいて、
    上記ノブ当接部は、上記硬度調整用ノブを上記可撓管部の硬度が最も低下する上記第一位置へ強制的に回転させるように構成されている内視鏡用キャリングケース。
  6. 請求項4または5記載の内視鏡用キャリングケースにおいて、
    互いに開閉可能な第一開閉体と第二開閉体を具備し、
    上記第一開閉体の上記第二開閉体との対向面に上記収納用凹部を形成し、
    上記対向面と上記収納用凹部の接続部に形成した角部によって、上記硬度調整用ノブと当接可能な上記ノブ当接部を構成した内視鏡用キャリングケース。
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